JP2013247547A - 電流モニタ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】チップ面積を小さくできる、電流モニタ回路を提供すること。
【解決手段】第1の半導体スイッチング素子(駆動出力メインMOS4)と、前記第1の半導体スイッチング素子と同一構造の第2の半導体スイッチング素子(基準電圧発生用MOS55)と、前記第2の半導体スイッチング素子に流れる定電流Irefに応じて前記第2の半導体スイッチング素子に発生する基準電圧Vrefを基準として、前記第1の半導体スイッチング素子に流れる電流(ドレイン電流ID)に応じて変化するアナログ電圧(両端電圧VDS)をAD変換するAD変換部(AD変換器6)とを備える、電流モニタ回路。
【選択図】図1

Description

本発明は、電流に応じて変化するアナログ電圧をAD変換するAD変換部を備える電流モニタ回路に関する。
特許文献1には、電流検出抵抗により負荷に流れる電流を監視し、その監視結果に基づいて負荷に流れる電流を制御する半導体素子を有する負荷駆動回路が開示されている。この負荷駆動回路は、電流検出抵抗の両端電圧を、電流検出抵抗と同一の材料とサイズの抵抗を用いて構成された差動増幅器に入力することによって、電流検出抵抗の温度変化による特性変動を相殺するものである。
特開2010−93339号公報
しかしながら、負荷を駆動するための大きな電流に耐えうるように大きな電流検出抵抗が必要な場合、上述の従来技術では、電流検出抵抗と同じ大きさの抵抗を複数要する差動増幅器がチップに占める面積が大きくなるため、チップ面積を小さくすることが容易ではない。そこで、本発明は、電流モニタ精度を高く、且つ、チップ面積を小さくできる、電流モニタ回路の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、
第1の半導体スイッチング素子と、
前記第1の半導体スイッチング素子と同一構造の第2の半導体スイッチング素子と、
前記第2の半導体スイッチング素子に流れる定電流に応じて前記第2の半導体スイッチング素子に発生する基準電圧を基準として、前記第1の半導体スイッチング素子に流れる電流に応じて変化するアナログ電圧をAD変換するAD変換部とを備える、電流モニタ回路の提供を目的とする。
本発明によれば、電流モニタ精度を高く、且つ、チップ面積を小さくできる、電流モニタ回路を構成することが可能となる。
一実施形態に係る電流モニタ回路の構成図である。 電流と電圧のモニタ波形である。 一実施形態に係る電流モニタ回路の構成図である。 電流と電圧のモニタ波形である。 MOSのドレイン電流とドレイン−ソース間電圧との相関特性図である。 一実施形態に係る電流モニタ回路の構成図である。 電流モニタの線形特性である。 一実施形態に係る電流モニタ回路の構成図である。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態である電流モニタ回路100の構成図である。電流モニタ回路100は、車両の電子制御ブレーキシステムでブレーキの油圧を制御するリニアソレノイド制御において、ブレーキの油圧を制御するためのソレノイド負荷2に流れる電流をモニタする回路である。そして、電流モニタ回路100は、ソレノイド負荷2に流れる電流のモニタ値とソレノイド負荷2に流すべき目標電流との誤差が零になるように、ソレノイド負荷2をPWM駆動するフィードバック制御を実行する。
電流モニタ回路100は、例えば、いわゆるECU(Electronic Control Unit)等の車載の電子制御装置に内蔵される基板に実装される。電流モニタ回路100は、例えば、中央演算処理装置(CPU)を搭載するマイクロコンピュータ(マイコン)8と、マイコン8との間で信号を送受可能なようにチップ上に形成された半導体集積回路(IC)とを含んで構成されている。電流モニタ回路100の半導体集積回路は、ローサイド駆動回路3と、駆動出力メインMOS4と、基準電圧生成回路5と、ΔΣ型のAD変換器6と、保護回路7とを含んで構成されている。なお、MOS(Metal−Oxide−Semiconductor)は、MOS電界効果トランジスタの略である。
端子9a,9b,9c,9d,9eは、半導体集積回路の外部との接続を可能にする電極パッドである。端子9aは、電子制御装置外部のソレノイド負荷2の下流側に接続され、端子9bは、電子制御装置のグランド(GND)に接続され、端子9cは、高精度の基準抵抗53を介してGNDに接続され、端子9dは、マイコン8の出力端子に接続され、端子9eは、マイコン8の入力端子に接続される。なお、マイコン8も半導体回路に集積化されてもよい。
以下、各部の構成について詳細に説明する。
電源1は、直流の電源電圧VBを供給する。電源1の具体例として、バッテリ、二次電池、DC−DCコンバータなどが挙げられる。
ソレノイド負荷2は、ブレーキ油圧を制御する誘導負荷である。電流モニタ回路100は、ソレノイド負荷2のような誘導負荷に流れる電流をモニタ可能なものであるが、抵抗負荷に流れる電流をモニタするものでもよい。
還流ダイオード21は、ソレノイド負荷2のような誘導負荷が使用される場合、駆動出力メインMOS4がオフしているときに、ソレノイド負荷2に流れるソレノイド電流(誘導負荷電流)を還流させる素子である。還流ダイオード21は、ソレノイド負荷2に並列に接続される。還流ダイオード21は、抵抗負荷が使用される場合、無くてよい。
ローサイド駆動回路3は、マイコン8から指令されるPWMデューティ比に従って、駆動出力メインMOS4をオン/オフ駆動する駆動部である。ローサイド駆動回路3は、駆動出力メインMOS4のゲートに供給されるゲート駆動電圧VGSを出力する。ゲート駆動電圧VGSは、駆動出力メインMOS4をオン/オフ駆動するための制御電圧である。ローサイド駆動回路3は、例えば、トランジスタを含む回路で構成されるとよい。
駆動出力メインMOS4は、ソレノイド負荷2に対して下流側に直列に接続されるNチャネル型の半導体スイッチング素子である。駆動出力メインMOS4のオン/オフ動作によって、ソレノイド負荷2に流れる電流が制御される。
基準電圧生成回路5は、AD変換器6で行われるAD変換の基準電圧Vrefを生成する回路である。基準電圧生成回路5は、バンドギャップ基準回路51と、バッファアンプ52と、高精度の基準抵抗53と、カレントミラー回路54と、基準電圧発生用MOS55とを有している。
バンドギャップ基準回路51は、半導体回路にて温度特性ばらつき及び製造ばらつきが非常に小さいバンドギャップ基準電圧VBGを生成する。基準電圧生成回路5は、バンドギャップ基準電圧VBGに基づいてバッファアンプ52から出力された電圧を、端子9cを介してICに外付けされる高精度の基準抵抗53に印加することで、定電流Irを生成する定電流回路を有する。
カレントミラー回路54は、トランジスタ52bを介して入力される定電流Irをカレントミラーして得られた定電流Iref(基準電流Irefと称してもよい)を、基準電圧発生用MOS55に印加する。定電流Irefが基準電圧発生用MOS55のドレイン−ソース間に流れることによって、AD変換器6がAD変換する際の基準電圧Vrefが、基準電圧発生用MOS55のドレイン−ソース間に、基準電圧発生用MOS55の両端電圧として発生する。基準電圧Vrefは、AD変換器6によってAD変換される対象である駆動出力メインMOS4の両端電圧VDSよりも大きい電圧値が生成されるように予め設定されているとよい。
基準電圧発生用MOS55は、駆動出力メインMOS4と同一チップ上で同一プロセスにより製造された同一構造(サイズ違いを含んでよい)のNチャネル型の半導体スイッチング素子である。このように製造されることにより、基準電圧発生用MOS55の製造ばらつきは、駆動出力メインMOS4と等しくなる。また、基準電圧発生用MOS55は、ローサイド駆動回路3によって、駆動出力メインMOS4をオンするゲート電圧と同一のゲート駆動電圧VGSrefで常時オンされるため、基準電圧発生用MOS55の素子特性(例えば、オン抵抗の温度特性)も、駆動出力メインMOS4と等しくなる。ただし、MOSのオーバードライブ電圧Vov(=Vgs−Vt)が十分高ければ、必ずしも同一電圧としなくても、十分等しい特性が得られる。
AD変換器6は、基準電圧発生用MOS55の両端電圧に応じた基準電圧VrefをAD変換基準として、駆動出力メインMOS4のドレイン−ソース間の両端電圧VDSをAD変換するAD変換部である。両端電圧VDSは、駆動出力メインMOS4のドレイン−ソース間に流れるドレイン電流IDに応じて変化するアナログ電圧である。AD変換器6は、例えば、ΔΣ変調器61と、デジタルフィルタ62とを有している。
ΔΣ変調器61は、駆動出力メインMOS4のドレイン−ソース間の両端電圧VDSを直接モニタする入力ポートVin+,Vin−を有している。駆動出力メインMOS4がオンしているときの両端電圧VDSを直接モニタする分解能及び精度を有していれば、AD変換器6のAD変換形式は、ΔΣ型に限らなくてもよい。また、ΔΣ変調器61は、基準電圧発生用MOS55の両端電圧である基準電圧Vrefが入力される入力ポートVref+,Vref−を有している。ΔΣ変調器61は、基準電圧Vrefに基づいて両端電圧VDSをAD変換し、両端電圧VDSをAD変換して得られた1ビットのデータ列を出力する。
デジタルフィルタ62は、PWM制御によって駆動出力メインMOS4のオン又はオフ時に流れる電流がPWM周期にて平均化されるように、ΔΣ変調器61から供給されるデータ列をデシメーションする。デジタルフィルタ62によりデシメーションして得られたデジタルデータは、AD変換器6による電流モニタ値として、AD変換器6からマイコン8にシリアル通信等の手段で送信される。
マイコン8は、AD変換器6による電流モニタ値とソレノイド負荷2の目標電流値とに基づいて、駆動出力メインMOS4がPWMデューティ比の指令値に従ってオン/オフするように、ローサイド駆動回路3の動作を制御する演算制御部である。マイコン8は、目標電流決定部81と、フィードバック制御部82とを有している。
目標電流決定部81は、ソレノイド負荷2に流すべき目標電流値を決定する。フィードバック制御部82は、目標電流決定部81によって決定された目標電流値とAD変換部6による電流モニタ値とを用いて、駆動出力メインMOS4のオン/オフのPWMデューティ比の指令値を決定する。
保護回路7は、駆動出力メインMOS4のオフ時のドレイン電圧が電源電圧VB(誘導負荷の場合、電源電圧VB+還流ダイオード21の順方向電圧VF)まで上昇するため、そのように上昇した高電圧からAD変換部6を保護する回路である。保護回路7は、例えば、クランプ回路7aと、遮断回路7bとを有している。
クランプ回路7aは、駆動出力メインMOS4の両端に発生するサージ電圧をクランプすることによって、サージ電圧がAD変換器6に入力されることを防ぐ。クランプ回路7aは、例えば、ダイオードが直列に接続された回路で構成されるとよい。遮断回路7bは、駆動出力メインMOS4がオフしているときに、駆動出力メインMOS4とAD変換器6との間の電圧モニタ経路をマイコン8からの指令信号等に基づいて遮断する。遮断回路7bは、例えば、電圧モニタ経路に直列に挿入されるMOSスイッチで構成されるとよい。
なお、保護回路7は、負荷、MOS、駆動回路、AD変換器などの回路に応じて、適宜構成されるとよい。
このように、電流モニタ回路100では、駆動出力メインMOS4自体のオン抵抗で発生するドレイン−ソース間の両端電圧VDSをモニタする構成を有している。そして、駆動出力メインMOS4と同一構造素子の基準電圧発生用MOS55に流れる定電流Irefに応じて基準電圧発生用MOS55に発生する基準電圧VrefをAD変換基準として、両端電圧VDSをAD変換する構成を有している。
このような構成を有することにより、両端電圧VDSをAD変換するときの温度特性及び製造ばらつきをキャンセルして電流モニタを高精度化でき、電流モニタ回路100を構成する半導体集積回路が形成されるチップの面積を容易に小さくできる。つまり、基準電圧発生用MOS55と駆動出力メインMOS4は、互いのサイズを等しくしなくても(例えば、基準電圧発生用MOS55が駆動出力メインMOS4よりも小さいサイズでも)、等しい特性が得られるため、チップの面積を容易に小さくできる。また、電流モニタ回路100の回路構成もシンプルにできる。
また、ΔΣ型のAD変換器6は、CMOSアナログ回路を用いて構成されるため、チップ回路面積を非常に小さく低コストに実現できる。また、微細な先端プロセスを使ったプロセスコストの高いマイコン内蔵のAD変換器を使用しなくてもよい。駆動出力メインMOS4と同じBCDMOSの汎用プロセスで構成可能なIC内蔵のAD変換器を使用できるため、システム全体のコストも低減できる。
また、電流モニタ回路100では、駆動出力メインMOS4の両端電圧VDSを直接AD変換することが可能なため、負荷に流れる電流の変化による誤差の影響を小さくできる。また、アナログ回路となる基準電圧生成回路5は、基準電圧Vrefを生成する動作点が1点であることから、AD変換器6によって行われる電流モニタに与える誤差の影響を小さくできる。また、もう一つのアナログ回路であるAD変換器6についても、ΔΣ変調器61でのアンプ入力オフセットやスイッチトキャパシタ積分器での誤差は非常に小さい。アナログからデジタルへの変換後の処理はデジタル演算のみのため、誤差は最小限に抑えることができる。また、AD変換される両端電圧VDSも基準電圧Vrefも差動入力のため、GND電位差の影響も最小限に抑えられる。以上の作用から、電流モニタ回路100によれば、温度特性や製造ばらつきなどに対する電流のモニタ精度を向上させることができる。
さらに、AD変換器6では、ΔΣ変調器61がPWM周期に同期してPWM周期よりも非常に短い時間でオーバーサンプリングすることで、後段のデジタルフィルタ62でPWM周期毎の平均化電流を算出できる。そのため、電流モニタの平均化処理が高速且つ精度良く実現できる。
<電流モニタ回路100の動作>
次に、電流モニタ回路100の動作について、図1,図2を参照して説明する。
ローサイド駆動回路3は、マイコン8から出力されるPWMデューティ比の指令値に基づいて、駆動出力メインMOS4をオン/オフ制御する。駆動出力メインMOS4がオンのときには、ソレノイド負荷2のインダクタンスに応じて、電源1からソレノイド負荷2及び駆動出力メインMOS4に電流が流れる。一方、駆動出力メインMOS4がオフのときには、ソレノイド負荷2に流れていた電流が還流ダイオード21を通って電源1に流れる。PWM駆動時のソレノイド負荷2に流れるソレノイド電流Isの波形は、図2の点線のように三角波となる。一方、駆動出力メインMOS4に流れるドレイン電流IDの波形は、図2の実線のように、駆動出力メインMOS4がオンしているときのみ流れる。
駆動出力メインMOS4がPWM駆動によりオンしている期間では、ドレイン電流IDが駆動出力メインMOS4に流れることにより駆動出力メインMOS4のオン抵抗に応じて発生する両端電圧VDSが、AD変換器6によってモニタされる。両端電圧VDSは、例えば数10〜数100mV程度である。駆動出力メインMOS4がオンしている期間では、保護回路7の遮断回路7bは、駆動出力メインMOS4とAD変換器6との間の電圧モニタ経路を遮断しない。
駆動出力メインMOS4がPWM駆動によりオフしている期間では、駆動出力メインMOS4には電流が流れず、ソレノイド電流Isは還流ダイオード21を通って電源1に流れる。そのため、両端電圧VDSは、「電源1の電源電圧VB+還流ダイオード21の順方向電圧VF」に上昇する。このため、駆動出力メインMOS4がオフしている期間では、保護回路7は、遮断回路7bで電圧モニタ経路を遮断することによって、AD変換器6を保護する。
基準電圧生成回路5は、常時動作してAD変換器6に基準電圧Vrefを供給する。バンドギャップ基準電圧VBGをバッファアンプ52で1倍した電圧が基準抵抗53に印加されることにより、定電流Irが生成される。カレントミラー回路54は、定電流Irをミラーして、基準電圧発生用MOS55に定電流Irefを流すことで、AD変換器6のAD変換用の基準電圧Vrefを生成する。ローサイド駆動回路3は、マイコン8によるPWM制御のオン/オフ指令に同期して動作し、基準電圧発生用MOS55にゲート駆動電圧VGSrefを常時印加し、駆動出力メインMOS4に同一電圧のゲート駆動電圧VGSをオン指令のときのみ印加して駆動出力メインMOS4をオンさせる。
AD変換器6は、駆動出力メインMOS4のオン時の両端電圧VDSを、基準電圧Vrefに基づいてAD変換する。駆動出力メインMOS4と基準電圧発生用MOS55は同じチップ上の同一構造の素子である。そのため、AD変換器6が基準電圧Vrefに対する両端電圧VDSの値をVDS/VrefにてAD変換する段階で、駆動出力メインMOS4と基準電圧発生用MOS55のそれぞれのオン抵抗の温度特性及び製造のばらつきは、キャンセルされる。
一方、AD変換器6は、PWM制御がオフ指令のときには、ΔΣ変調器61の外部又は内部のスイッチ等により、入力ポートVin+とVin−との間をショートする。これにより、AD変換器6は、PWM制御がオフ指令のとき、両端電圧VDSを零として、AD変換する。
ΔΣ変調器61は、PWM駆動のオン/オフ期間にかかわらずPWM周期中の両端電圧VDSをオーバーサンプリングし、ΔΣ変調器61の後段のデジタルフィルタ62は、オーバーサンプリングされた値S1のPWM周期T毎の平均値A1を算出する(A1=S1/T)。平均値A1は、駆動出力メインMOS4に流れるドレイン電流IDの1PWM周期の平均電流値に対応する値である。そこで、AD変換器6等のIC又はマイコン8は、PWM周期T及びPWM周期のデューティ比(TON/T)を用いて、ソレノイド電流Isの1PWM周期の平均電流値A2をデジタル処理にて算出する。
図2に示されるようにソレノイド電流Isが急激な変動をしていない安定状態での平均電流値A2は、ソレノイド電流Isが直線近似できるとして、
A2=A1×T/TON
に従って算出できる。なお、TONは、駆動出力メインMOS4のオン時間であり、TOFFは、駆動出力メインMOS4のオフ時間であり、PWM周期Tは、TONとTOFFの和である。
<第2の実施形態>
図3は、本発明の第2の実施形態である電流モニタ回路200の構成図である。上述の実施形態と同様の構成についての説明は省略又は簡略する。
電流モニタ回路200は、ソレノイド負荷2をハイサイド駆動とローサイド駆動で行う実施例である。ローサイドの駆動出力メインMOS41は常時オンされ、ハイサイド駆動MOS42は、PWM駆動制御でオン/オフされる。ローサイドの駆動出力メインMOS41が常時オンしていることにより、ハイサイド駆動MOS42のオン/オフにかかわらず、駆動出力メインMOS41で電流を常時モニタできるという利点がある。その結果、電流モニタの高精度化が可能である。
端子9aは、駆動出力メインMOS41のドレインをソレノイド負荷2の下流側に接続するための端子である。端子9gは、ハイサイド駆動MOS42のドレインをソレノイド負荷2の上流側及び還流ダイオード21のカソード側に接続するための端子である。端子9fは、ハイサイド駆動回路32をマイコン9の出力端子に接続するための端子である。
ハイサイド駆動MOS42は、駆動出力メインMOS41のドレインにソレノイド負荷2を介して接続されるドレインを有するPチャネル型の半導体スイッチング素子である。ハイサイド駆動MOS42のソースは、電源1に接続される。還流ダイオード21は、ハイサイド駆動MOS42のドレインとソレノイド負荷2との接続点に接続されるカソードと、駆動出力メインMOS41のソースに接続されるアノードとを有している。
<電流モニタ回路200の動作>
次に、電流モニタ回路200の動作について、図3,図4を参照して説明する。
マイコン8から出力されるPWMデューティ比の指令値に基づいて、ローサイド駆動回路31は、駆動出力メインMOS41を常時オンし、ハイサイド駆動回路32は、ハイサイド駆動MOS42をオン/オフ制御する。ハイサイド駆動MOS42がオンのときには、ソレノイド負荷2のインダクタンスに応じて、電源1からソレノイド負荷2及び駆動出力メインMOS4に電流が流れる。一方、ハイサイド駆動MOS42がオフのときには、GNDから還流ダイオード21を通ってソレノイド負荷2及び駆動出力メインMOS41に電流が流れる。PWM駆動時のソレノイド負荷2及び駆動出力メインMOS41に流れる電流の波形は、図4のように三角波となる。図4に示されるように、電流モニタ回路200の場合、ソレノイド負荷2に流れるソレノイド電流Isは、駆動出力メインMOS41に流れるドレイン電流IDに等しい。
マイコン8からの通電指示でローサイドの駆動出力メインMOS41が常時オンしている間、電圧モニタ経路は保護回路7の遮断回路7bのMOSスイッチのオンにより通電した状態になっている。この状態で、ハイサイドのハイサイド駆動MOS42のオン/オフによって、駆動出力メインMOS41のドレイン−ソース間にドレイン電流ID(ソレノイド電流Is)が流れる。ドレイン電流IDが駆動出力メインMOS41に流れることにより駆動出力メインMOS41のオン抵抗に応じて発生する両端電圧VDSが、AD変換器6によってモニタされる。
AD変換器6は、駆動出力メインMOS41の両端電圧VDSを、基準電圧Vrefに基づいてAD変換する。駆動出力メインMOS41と基準電圧発生用MOS55は同じチップ上の同一構造の素子である。そのため、AD変換器6が基準電圧Vrefに対する両端電圧VDSの値をVDS/VrefにてAD変換する段階で、駆動出力メインMOS41と基準電圧発生用MOS55のそれぞれのオン抵抗の温度特性及び製造のばらつきは、キャンセルされる。
ΔΣ変調器61は、PWM駆動のオン/オフ期間にかかわらずPWM周期中の両端電圧VDSをオーバーサンプリングし、ΔΣ変調器61の後段のデジタルフィルタ62は、オーバーサンプリングされた値S1のPWM周期T毎の平均値A3を算出する(A3=S1/T)。平均値A3は、ソレノイド電流Isの1PWM周期の平均電流値に対応する値である。
<第3の実施形態>
上述の実施形態では、駆動出力メインMOSのドレイン−ソース間の両端電圧VDSは、ソレノイド電流Is又はドレイン電流IDによって変化することを説明した。ところが、電流モニタ回路で使用されるMOSの線形領域(三極管領域:VDS≦飽和電圧VDSsat)におけるI−V特性(ドレイン電流IDとドレイン−ソース間の両端電圧VDSとの間の特性)は、下記の式(1)で示される2乗則に従っている(図5参照)。
これに対して、基準電圧発生用MOSには定電流Irefを流すことにより、基準電圧Vrefが生成されている(図5のA点)。基準電圧Vrefを基準として駆動出力メインMOS4の両端電圧VDSはAD変換される。そのため、ID/VDSの電流モニタ特性が、基準電圧Vrefが生成される動作点(Iref/Vref)と原点とを結んだ直線で表されるI−V特性に対して、ドレイン電流IDの電流値に応じて誤差成分を持っている。
次に、電流モニタ特性の線形特性からのずれ(誤差成分)について詳細に説明する。
MOSFETの線形領域(VDS≦VDSsat=VGS−Vth)の範囲において、ドレイン電流IDとドレイン−ソース間電圧VDSとの関係は、
Figure 2013247547
で表される。ただし、V1=VDSsat=VGS−Vthとする。VDSsatは、MOSFETの飽和電圧、VGSは、MOSFETのゲート−ソース間に印加されるゲート駆動電圧、Vthは、MOSFETのゲート閾値電圧である。
出力駆動メインMOSの両端電圧VDSとドレイン電流IDとの関係式、基準電圧Vrefと定電流Irefとの関係式は、式(1)より、
Figure 2013247547
で表される。
ドレイン電流ID/定電流Irefと、両端電圧VDS/基準電圧Vrefは、MOSのゲート幅とゲート長の比W/Lを同一比で構成すると、W/L=W/Lより、
Figure 2013247547
という関係式が成立する。
ここで、次の式(5)及び式(6)のように定義すると、
Figure 2013247547
Figure 2013247547
式(7)が得られる。すなわち、基準電圧発生用MOSに定電流Irefを印加して生成した基準電圧VrefをAD変換の基準とすると、Iref/Vrefの線形特性(図5のA点と原点を結ぶ直線)に対して、ID/VDSの電流モニタ特性は、式(7)の誤差成分αを持つ。
なお、実際には、基準電圧VrefはV1(=VDSsat)に対して小さい電圧に設定するため、D2は1よりも非常に小さい値であり、1/(2−D2)≒1/2と近似できるため、
ID/Iref=D1+D1*D2*(1−D1)/2
と表される。図5は、I−V特性を少し誇張して図示されている。そのため、例えば、Vref=0.3V,VDSsat=5Vとすると、誤差成分αが最大になる1/2*Vrefにおいては、0.75%程度の誤差となる。この程度の誤差が許容できるシステムであれば、上述の実施形態1,2の構成でも、温度特性及び製造ばらつきに対して十分対応可能な精度を有している。
図6は、本発明の第3の実施形態である電流モニタ回路300の構成図である。上述の実施形態と同様の構成についての説明は省略又は簡略する。電流モニタ回路300は、上述の誤差成分αを相殺するため、補正基準電圧発生用MOS91と、高精度の基準抵抗92と、補正用のΔΣ変調器63とを備えている。
補正基準電圧発生用MOS91は、駆動出力メインMOS4と同一チップ上で同一プロセスにより製造された同一構造(サイズ違いを含んでよい)のNチャネル型の半導体スイッチング素子である。このように製造されることにより、補正基準電圧発生用MOS91の製造ばらつきは、駆動出力メインMOS4と等しくなる。また、補正基準電圧発生用MOS91は、ローサイド駆動回路3によって、駆動出力メインMOS4をオンするゲート電圧と同一のゲート駆動電圧VGSrefで常時オンされるため、補正基準電圧発生用MOS91の素子特性(例えば、オン抵抗の温度特性)も、駆動出力メインMOS4と等しくなる。
AD変換器6は、補正基準電圧発生用MOS91の飽和電圧V1を基準に、基準電圧発生用MOS55の両端に発生する基準電圧VrefをAD変換した結果を用いて、基準電圧Vrefを基準に、駆動出力メインMOS4の両端電圧VDSをAD変換した結果を補正して出力する。AD変換器6は、例えば、ΔΣ変調器61と、補正用のΔΣ変調器63と、デジタルフィルタ62とを有している。補正用のΔΣ変調器63は、補正基準電圧発生用MOS91の飽和電圧V1を基準に、基準電圧VrefをAD変換する。
補正基準電圧発生用MOS91は、駆動出力メインMOS4及び基準電圧発生用MOS55と同一の電圧値のゲート駆動電圧VGSrefにてオンされることにより、ICに外付けされる高精度の基準抵抗92に定電流Iref1を印加する。補正基準電圧発生用MOS91は、ゲートとドレインがショートされているため、図5に示される飽和電圧V1が基準抵抗92の両端に発生する。飽和電圧V1は、ΔΣ変調器63によってAD変換される対象である基準電圧Vrefよりも大きい電圧値が生成されるように予め設定されているとよい。
ΔΣ変調器63は、飽和電圧V1を基準として基準電圧VrefをAD変換する。すなわち、ΔΣ変調器63は、飽和電圧V1に対する基準電圧Vrefの値をVref/V1にてAD変換することにより、上記の式(6)で示される補正値D2(=Vref/V1)を算出し、ΔΣ変調器61に対して出力する。
ΔΣ変調器61は、基準電圧Vrefに対する駆動出力メインMOS4の両端電圧VDSの値をVDS/VrefにてAD変換することにより、上記の式(5)で表される補正前AD変換値D1(=VDS/Vref)を算出する。したがって、ΔΣ変調器61は、D1及びD2の値を用いて、下記の式(8)に従って、デジタル演算処理にて線形特性からの誤差成分αの補正を行うことができる。
Figure 2013247547
つまり、誤差成分αが除去されたVDS/Vrefが算出される。式(8)内の補正値βは、誤差成分αを相殺する値である。
デジタルフィルタ62は、PWM制御によって駆動出力メインMOS4のオン又はオフ時に流れる電流がPWM周期にて平均化されるように、ΔΣ変調器61から供給されるデータ列をデシメーションする。
このような構成により、電流モニタの線形性が向上する。また、電流モニタの線形性が精度良く得られるため、電流モニタの高精度化が求められるシステムに適用することができる。例えば、予め電流を流すことにより実際のソレノイド電流と電流モニタ値との関係を定めた図7に例示されるようなマップを作成する際、特定の2点のデータを測定するだけで、1次直線にて全電流使用範囲の実電流Isolと電流モニタ値Imonとの相関が得られる。
<電流モニタ回路300の動作>
次に、電流モニタ回路300の動作について、図6を参照して説明する。電流モニタ回路300は、ソレノイド負荷2をローサイド駆動する実施例である。
ローサイド駆動回路3は、マイコン8から出力されるPWMデューティ比の指令値に基づいて、駆動出力メインMOS4をオン/オフ制御する。このときの動作は、図2と同様である。
基準電圧生成回路5は、常時動作してAD変換器6に基準電圧Vrefを供給する。バンドギャップ基準電圧VBGをバッファアンプ52で1倍した電圧が基準抵抗53に印加されることにより、定電流Irが生成される。カレントミラー回路54は、定電流Irをミラーして、基準電圧発生用MOS55に定電流Irefを流すことで、AD変換器6のAD変換用の基準電圧Vrefを生成する。ローサイド駆動回路3は、マイコン8によるPWM制御のオン/オフ指令に同期して動作し、基準電圧発生用MOS55にオン時のゲート駆動電圧VGSrefを常時印加し、駆動出力メインMOS4に同一電圧のゲート駆動電圧VGSをオン指令のときのみ印加して駆動出力メインMOS4をオンさせる。
AD変換器6は、駆動出力メインMOS4のオン時の両端電圧VDSを、基準電圧Vrefに基づいてAD変換する。駆動出力メインMOS4と基準電圧発生用MOS55は同じチップ上の同一構造の素子である。そのため、AD変換器6が基準電圧Vrefに対する両端電圧VDSの値をVDS/VrefにてAD変換する段階で、駆動出力メインMOS4と基準電圧発生用MOS55のそれぞれのオン抵抗の温度特性及び製造のばらつきは、キャンセルされる。
一方、AD変換器6は、PWM制御がオフ指令のときには、ΔΣ変調器61の外部又は内部のスイッチ等により、入力ポートVin+とVin−との間をショートする。これにより、AD変換器6は、PWM制御がオフ指令のとき、両端電圧VDSを零として、AD変換する。
ローサイド駆動回路3は、オン時の駆動出力メインMOS4及び基準電圧発生用MOS55と同一電圧値のゲート駆動電圧VGSrefで補正基準電圧発生用MOS91を常時オンさせて、IC外部の高精度の基準抵抗92に電流を流すことで、飽和電圧V1を生成する。ΔΣ変調器63は、飽和電圧V1をAD変換基準として、ΔΣ変調器61の基準電圧VrefをAD変換して補正値D2を算出する。この補正値D2はAD変換補正値としてΔΣ変調器61に出力され、ΔΣ変調器61は、デジタル演算にて、電流モニタの線形特性の補正を行う。
そして、上述の第1の実施形態と同様に、ΔΣ変調器61は、PWM駆動のオン/オフ期間にかかわらずPWM周期中の両端電圧VDSをオーバーサンプリングし、ΔΣ変調器61の後段のデジタルフィルタ62は、オーバーサンプリングされた値S1のPWM周期T毎の平均値A1を算出する(A1=S1/T)。平均値A1は、駆動出力メインMOS4に流れるドレイン電流IDの1PWM周期の平均電流値に対応する値である。そこで、AD変換器6等のIC又はマイコン8は、PWM周期T及びPWM周期のデューティ比(TON/T)を用いて、ソレノイド電流Isの1PWM周期の平均電流値A2をデジタル処理にて算出する。
<第4の実施形態>
図8は、本発明の第4の実施形態である電流モニタ回路400の構成図である。上述の実施形態と同様の構成についての説明は省略又は簡略する。電流モニタ回路400は、上述の誤差成分αを相殺するため、補正基準電圧発生用MOS91と、高精度の基準抵抗92と、補正用のΔΣ変調器63とを備えている。
電流モニタ回路400は、ソレノイド負荷2をハイサイド駆動とローサイド駆動で行う実施例である。ローサイドの駆動出力メインMOS41は常時オンされ、ハイサイド駆動MOS42は、PWM駆動制御でオン/オフされる。ローサイドの駆動出力メインMOS41が常時オンしていることにより、ハイサイド駆動MOS42のオン/オフにかかわらず、駆動出力メインMOS41で電流を常時モニタできるという利点がある。その結果、電流モニタの高精度化が可能である。
マイコン8から出力されるPWMデューティ比の指令値に基づいて、ローサイド駆動回路31は、駆動出力メインMOS41を常時オンし、ハイサイド駆動回路32は、ハイサイド駆動MOS42をオン/オフ制御する。このときの動作は、図4と同様である。
AD変換器6は、駆動出力メインMOS41の両端電圧VDSを、基準電圧Vrefに基づいてAD変換する。駆動出力メインMOS41と基準電圧発生用MOS55は同じチップ上の同一構造の素子である。そのため、AD変換器6が基準電圧Vrefに対する両端電圧VDSの値をVDS/VrefにてAD変換する段階で、駆動出力メインMOS41と基準電圧発生用MOS55のそれぞれのオン抵抗の温度特性及び製造のばらつきは、キャンセルされる。
ローサイド駆動回路31は、オン時の駆動出力メインMOS41及び基準電圧発生用MOS55と同一電圧値のゲート駆動電圧VGSrefで補正基準電圧発生用MOS91を常時オンさせて、IC外部の高精度の基準抵抗92に電流を流すことで、飽和電圧V1を生成する。ΔΣ変調器63は、飽和電圧V1をAD変換基準として、ΔΣ変調器61の基準電圧VrefをAD変換して補正値D2を算出する。この補正値D2はAD変換補正値としてΔΣ変調器61に出力され、ΔΣ変調器61は、デジタル演算にて、電流モニタの線形特性の補正を行う。
そして、上述の第2の実施形態と同様に、ΔΣ変調器61は、PWM駆動のオン/オフ期間にかかわらずPWM周期中の両端電圧VDSをオーバーサンプリングし、ΔΣ変調器61の後段のデジタルフィルタ62は、オーバーサンプリングされた値S1のPWM周期T毎の平均値A3を算出する(A3=S1/T)。平均値A3は、ソレノイド電流Isの1PWM周期の平均電流値に対応する値である。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、また、上述した実施例は、他の実施例の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形を加えることができる。
例えば、ブレーキの油圧制御に用いられるソレノイド負荷を介して流れる電流をモニタする場合に限らず、自動変速機に搭載されるソレノイド負荷を介して流れる電流をモニタする場合でもよい。
1 電源
2 ソレノイド負荷
3 ローサイド駆動回路
4 駆動出力メインMOS
5 基準電圧生成回路
6 AD変換器
7 保護回路
8 マイコン
32 ハイサイド駆動回路
41 駆動出力メインMOS
42 ハイサイド駆動MOS
51 バンドギャップ基準回路
52 バッファアンプ
53 基準抵抗
54 カレントミラー回路
55 基準電圧発生用MOS
61 ΔΣ変調器
62 デジタルフィルタ
63 補正用のΔΣ変調器
91 補正基準電圧発生用MOS
92 基準抵抗
100,200,300,400 電流モニタ回路

Claims (11)

  1. 第1の半導体スイッチング素子と、
    前記第1の半導体スイッチング素子と同一構造の第2の半導体スイッチング素子と、
    前記第2の半導体スイッチング素子に流れる定電流に応じて前記第2の半導体スイッチング素子に発生する基準電圧を基準として、前記第1の半導体スイッチング素子に流れる電流に応じて変化するアナログ電圧をAD変換するAD変換部とを備える、電流モニタ回路。
  2. 前記第1の半導体スイッチング素子及び前記第2の半導体スイッチング素子は、同じ制御電圧でオンされる、請求項1に記載の電流モニタ回路。
  3. 前記第1の半導体スイッチング素子は、前記第2の半導体スイッチング素子がオンされた状態でオン/オフされる、請求項1又は2に記載の電流モニタ回路。
  4. 前記AD変換部は、前記第1の半導体スイッチング素子がオフされた状態で、前記アナログ電圧を零としてAD変換する、請求項1から3のいずれか一項に記載の電流モニタ回路。
  5. 前記AD変換部は、前記第1の半導体スイッチング素子に発生する電圧をAD変換する、請求項1から4のいずれか一項に記載の電流モニタ回路。
  6. 前記AD変換部は、前記第1の半導体スイッチング素子の三極管領域で流れる電流に応じた電圧をAD変換する、請求項1から5のいずれか一項に記載の電流モニタ回路。
  7. 前記AD変換部のAD変換結果を用いて、前記第1の半導体スイッチング素子に接続される負荷に流れる電流値を算出する算出部を備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の電流モニタ回路。
  8. 前記算出部は、前記第1の半導体スイッチング素子のオン時間及びオフ時間を用いて、前記電流値を算出する、請求項7に記載の電流モニタ回路。
  9. 前記第1の半導体スイッチング素子に電流が流れるように、前記第1の半導体スイッチング素子がオンされた状態でオン/オフされる第3の半導体スイッチング素子を備える、請求項1又は2に記載の電流モニタ回路。
  10. 前記第1の半導体スイッチング素子と同一構造の第4の半導体スイッチング素子を備え、
    前記AD変換部は、前記第4の半導体スイッチング素子の飽和電圧を基準に前記基準電圧をAD変換した結果を用いて、前記アナログ電圧をAD変換する、請求項1から9のいずれか一項に記載の電流モニタ回路。
  11. 前記第4の半導体スイッチング素子は、前記第2の半導体スイッチング素子と同じ制御電圧でオンされる、請求項10に記載の電流モニタ回路。
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