JP6325737B1 - 支持体用シート及び包装資材セット - Google Patents

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【課題】本発明は、物品の水平回転を抑制できる支持体用シートを提供することを課題とする。【解決手段】本発明の一態様に係る支持体は、1枚のシート材から形成され、箱体の中に配置されて物品を保持するための支持体に組み立てられる支持体用シートであって、物品が挿入される平面視円形状の保持穴を形成する保持穴形成部を有する上面パネルを備え、上記上保持穴形成部が、上記保持穴の内縁の少なくとも一部を形成する直線状の複数の折曲容易線と、上記折曲容易線からそれぞれ延出し、上記保持穴に物品を挿入するときに下方に折り曲げられる複数の舌片とを有し、上記複数の折曲容易線が、その法線がその中心点と上記保持穴の重心とを結ぶ直線に対して傾斜し、且つその傾斜方向が互いに異なる2つの折曲容易線を含むことを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、支持体用シート及び包装資材セットに関する。
物品を箱体に収容する際、1枚のシート材から形成される支持体を箱体の中に配置することがある。このような支持体としては、箱体の底面と間隔を空けて保持される上面パネルに物品の下部を挿入する保持穴を設けたものが広く使用されている。このような支持体の中には、物品を保持する機能を向上するために、保持穴の内側に突出する舌片が設けられ、この舌片が保持穴への物品の挿入時に下方に折り曲げられて物品の側面に密着するよう構成されるものも少なくない。
上記のような支持体を用いても、物品の保持が十分とは言えない場合がある。例えば、物品の支持体に挿入する部分の平面形状が円形である場合、支持体の中で水平回転する可能性がある。このような水平回転による不都合としては、箱体の前部を開放して物品を展示する場合に見栄えが悪くなることや、物品の上部が部分的に側方に突出していつ場合にその突出部が箱体の内壁に接触して損傷する可能性があることが挙げられる。具体例としては、箱体に収容する物品が鉢植えである場合、その花や葉が保持穴に挿入される鉢から水平方向に非対称に突出し、特定の方向から観賞するようデザインされている可能性がある。
例えば特開2000−53181号公報には、鉢植えを箱体に収容するパッケージにおいて、鉢を挿入する保持穴を有する支持体(横ずれ規制部材)を使用すると共に、下端が鉢の中に突き刺され、上端が箱体の天井面に当接する上下動規制部材を使用することによって、鉢の上下動及び傾斜を防止することが提案されている。
上記公報には、鉢の水平回転についての言及はないが、その図に記載されている鉢植えが水平回転すると花が損傷し得ることは明らかである。なお、上記公報の上下動規制部材においても、例えば上端が天井面の対角線に沿って延びるようにすることで、鉢植えの水平回転を防止することは可能と思われる。しかしながら、このような上下動規制部材を差し込む作業は煩雑であり、上下動規制部材によって花の根を傷つけるおそれや展示する際の見栄えを損なうおそれがある。
特開2000−53181号公報
上記不都合に鑑みて、本発明は、物品の水平回転を抑制できる支持体用シート及び包装資材セットを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の一態様に係る支持体は、1枚のシート材から形成され、箱体の中に配置されて物品を保持するための支持体に組み立てられる支持体用シートであって、物品が挿入される平面視円形状の保持穴を形成する保持穴形成部を有する上面パネルを備え、上記上保持穴形成部が、上記保持穴の内縁の少なくとも一部を形成する直線状の複数の折曲容易線と、上記折曲容易線からそれぞれ延出し、上記保持穴に物品を挿入するときに下方に折り曲げられる複数の舌片とを有し、上記複数の折曲容易線が、その法線がその中心点と上記保持穴の重心とを結ぶ直線に対して傾斜し、且つその傾斜方向が互いに異なる2つの折曲容易線を含むことを特徴とする。
当該支持体用シートは、上記舌片の基端縁となる上記複数の折曲容易線が、その法線がその中心点と上記保持穴の重心とを結ぶ直線に対して傾斜していることによって、保持穴に物品を挿入したとき、舌片が傾斜して一方側の側縁を物品の側面に押し当てる。このように傾斜した舌片は、摩擦力が非対称となり、物品が側縁が接触しない側から接触する側に向かって回転することは許容するが、その反対側に回転することを抑制する。当該支持体用シートは、傾斜方向が互いに異なる2つの折曲容易線を有するので、物品の両方向の回転をいずれかの舌片によって防止することができる。
当該支持体用シートにおいて、上記折曲容易線の法線の傾斜角度が0.5°以上5.0°以下であることが好ましい。このように、上記折曲容易線の法線の傾斜角度を上記範囲内とすることによって、舌片による物品の回転抑制効果を向上しつつ、物品をしっかりと保持することができる。
当該支持体用シートにおいて、隣接する複数の上記折曲容易線の法線の傾斜方向が等しくてもよい。このように、隣接する複数の上記折曲容易線の法線の傾斜方向が等しいことにより、上記舌片による物品の回転抑制効果を隣接する舌片が阻害しないようすることができるので、物品の水平回転をより効果的に抑制することができる。
当該支持体用シートにおいて、上記舌片が上記保持穴の全周に亘って連続して配置されてもよい。このように、上記舌片が上記保持穴の全周に亘って連続して配置されることによって、より多くの舌片が物品の回転を抑制するので、物品の水平回転をさらに確実に抑制することができる。
本発明の別の態様に係る包装資材セットは、上記支持体用シートと、上記支持体用シートを組み立ててなる支持体を収容する箱体に組み立てられる箱用シートとを備える。当該包装資材セットを組み立ててなる包装体は、上記支持体用シートを組み立ててなる支持体が物品の水平回転を抑制するので、物品が水平回転して損傷することを防止することができると共に、物品が正面を向いた状態を保持することができるので、物品を展示する際の見栄えがよい。
ここで、「円形状」とは、外接円の半径と内接円の半径との差が外接円の半径の10%以下である形状を意味するものとする。
本発明の支持体用シート及び包装資材セットは、物品の水平回転を抑制できる支持体及び包装体を形成することができる。
本発明の一実施形態の包装資材セットを示す平面図(展開図)である。 図1の包装資材セットを組み立ててなる包装体の分解斜視図である。 図1の包装資材セットの支持体用シートの拡大平面図である。 図3とは異なる実施形態の支持体用シートの平面図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳説する。
[第一実施形態]
図1に、本発明の一実施形態に係る包装資材セットを示す。当該包装資材セットは、それ自体が本発明の別の実施形態である支持体用シート1と、箱用シート2とを備える。当該包装資材セットの支持体用シート1及び箱用シート2は、それぞれ1枚のシート材から形成される。
図2に示すように、支持体用シート1は、包装対象である物品Pを支持する支持体Sに組み立てられ、箱用シート2は、支持体Sを収容する箱体Bに組み立てられる。つまり、支持体用シート1を組み立ててなる支持体Sは、箱用シート2を組み立ててなる箱体Bの中に配置されて物品Pを保持するために使用される。
当該包装資材セットを用いて包装される物品Pとしては、例えば鉢植え等を想定することができる。
支持体用シート1及び箱用シート2を形成するシート材としては、例えば段ボールシート、プラスチックボード、ボール紙等を用いることができ、中でも段ボールシートが特に好適に用いられる。支持体用シート1を形成するシート材と箱用シート2を形成するシート材とは異なるものであってもよい。
上記段ボールシートとしては、1枚の中芯の両側を一対のライナーで挟み込んだものだけでなく、3枚のライナーの間にそれぞれ中芯が挟み込まれたいわゆるダブルフルートであってもよく、中芯の片側にのみライナーが貼着されたいわゆる片面段ボールであってもよい。
なお、図1において、太い実線はシート材を切断して形成されるエッジを示し、細い実線はシート材の裏面(組み立て状態で支持体Sの内側に配置される側の面及び箱体Bの内側に配置される側の面)に筋押しして形成される罫線を示す。
〔支持体用シート〕
支持体用シート1は、図3に詳しく示すように、方形状の上面パネル11と、上面パネル11の各側縁から等しい長さに延出する方形状の4つの側面パネル(一対の長辺側面パネル12及び一対の短辺側面パネル13)とを備える。
<上面パネル>
上面パネル11は、物品Pが挿入される平面視円形状の保持穴Hを形成する保持穴形成部14を有する。
保持穴形成部14は、上面パネル11の中心からオフセットして形成されてもよい。本実施形態では、保持穴形成部14は、長方形状の上面パネル11の一対の長辺及び一方の短辺から略等しい距離に配設され、他方の短辺までの距離が大きくなっている。これにより、保持穴Hに挿入される物品Pの下部(例えば植木鉢)から物品Pの上部(例えば植木鉢に植えられている植物の花や葉)が平面視で非対称に突出している場合にも、物品Pの上部が箱体Bの側壁に当接しないように位置決めして保持することができる。
(保持穴形成部)
保持穴形成部14は、保持穴Hの外縁の少なくとも一部を形成する直線状の複数の折曲容易線15と、この折曲容易線15からそれぞれ延出し、保持穴Hに物品Pを挿入するときに下方に折り曲げられる複数の舌片16とを有する。
本実施形態における保持穴Hの外縁は、複数(16本)の折曲容易線15とこの折曲容易線15の端部間を接続すると共に、舌片16の側縁を画定する切断線17の一部から形成されている。つまり、本実施形態において、舌片16は、保持穴Hの全周に亘って連続して配置されている。このように、複数の舌片16を保持穴Hの全周に亘って連続して配置することで、物品Pを水平方向に移動しないようしっかりと保持すると共に、物品Pの水平方向の回転をより確実に抑制することができる。
より詳しくは、本実施形態の支持体用シート1において、各折曲容易線15は、その法線Lnがその中心点Cと保持穴Hの重心Gとを結ぶ直線Lrに対して傾斜している。これにより、舌片16が直線Lrに対して傾斜し、一方側の側縁を物品Pに相対的に強く押し当てることで、舌片16と物品Pとの摩擦力が水平方向に非対称となる。これにより、舌片16は、折曲容易線15に傾斜方向に対応する一方向の物品Pの水平回転を抑制する。
また、各折曲容易線15の法線Lnの傾斜方向は、図3における左右で互いに異なっている。つまり、支持体用シート1において、複数の折曲容易線15は、保持穴Hの形状が左右対称となるよう、右側の8本の折曲容易線15が時計回りに傾斜し、左側の8本の折曲容易線15が反時計回りに傾斜している。
本実施形態のように、隣接する複数の折曲容易線15の法線Lnの傾斜方向が等しいことによって、隣接する舌片16が同じ側の側縁(隣り合わない側縁)を物品Pに強く圧接するので、圧接力が分散し難く、物品Pの回転を抑制する効果が大きくなる。
折曲容易線15の法線Lnの直線Lrに対する傾斜角度の下限としては、0.5°が好ましく、1.0°がより好ましい。一方、折曲容易線15の法線Lnの傾斜角度の上限としては、5.0°が好ましく、4.0°がより好ましい。上記折曲容易線15の法線Lnの傾斜角度が上記下限に満たない場合、寸法誤差や遊びによって舌片16の側縁を物品Pの側面に押し当てることができないことで物品Pの回転を十分に抑制できないおそれがある。逆に、上記折曲容易線15の法線Lnの傾斜角度が上記上限を超える場合、折曲容易線15の端部に圧力が集中してシート材が座屈することで物品を安定して保持できなくなるおそれがある。
本実施径形態において、各舌片16は、折曲容易線15と、保持穴Hの重心Gを通る直線上に形成される一対の切断線17と、保持穴Hの重心Gを中心とする円弧状に形成される先端縁18とによって画定される。
舌片16は、物品Pを保持穴Hに挿入する際に折曲容易線15において下方に折り曲げられ、物品Pの側面に当接する。この舌片16は、シート材の復元力(弾性力)により上方に跳ね上がろうとすることで、物品Pを保持穴Hの中心に向かって押圧する。これにより、支持体用シート1を組み立ててなる支持体Sは、物品Pを保持穴Hの中でガタつきなく保持する。
隣接する舌片16は、切断線17によって分離されている。この切断線17により画定される舌片16の直線状の側縁は、物品Pの円筒状又は円錐状の側面に連続して当接することができるので、舌片16と物品Pとの間の摩擦を増大して、物品Pの回転防止効果を向上し得る。
本実施形態では、複数の舌片16の先端縁18が連続して単一の円を描くよう形成されている。これにより、先端縁18を形成するためにシート材を切断する抜き型の製作が容易となる。
舌片16の数の下限としては、4が好ましく、6がより好ましい。一方、舌片16の数の上限としては、32が好ましく、24がより好ましい。舌片16の数が上記下限に満たない場合、物品Pの保持が不十分となるおそれがある。逆に、舌片16の数が上記上限を超える場合、個々の舌片16の物品に対する圧接力が小さくなることで、物品Pの回転を抑制する効果が不十分となるおそれがある。
舌片16の長さ(法線Ln上での長さ)の下限としては、10mmが好ましく、15mmがより好ましい。一方、舌片16の長さの上限としては、8cmが好ましく、5cmがより好ましい。舌片16の長さが上記下限に満たない場合、舌片16の側縁と物品Pの側面との間の摩擦が小さくなることで物品Pの回転を抑制する効果が不十分となるおそれがある。逆に、舌片16の長さが上記上限を超える場合、先端縁18が折曲容易線15から遠くなることで、物品Pに対する圧接力が小さくなり、物品Pの回転を抑制する効果が不十分となるおそれがある。
<側面パネル>
側面パネル12,13は、組み立て状態で上面パネル11を箱体Bの底面とから浮かせて支持し、上面パネル11の下側に空間を形成する。側面パネル12,13は、シート材の反力によって、箱用シート2を組み立ててなる箱体の側壁内面に密接することで、上面パネル11に対して直角に折り曲げられた状態を保持する。
側面パネル12,13の延出長さ、つまり支持体用シート1を組み立ててなる支持体Sの高さは、物品Pを保持する位置を適正化できるよう選択される。
〔箱用シート〕
箱用シート2は、物品Pを収容できる箱体Bに組み立てることができ、この箱体Bの内側底部に支持体用シート1を組み立ててなる支持体Sを収容可能に構成される。
本実施形態の箱用シート2は、横方向に連設され、組み立て状態で箱体Bの4つの側壁を構成する4つの側壁パネル(一対の長辺側壁パネル21及び一対の短辺側壁パネル22)と、長辺側壁パネル21の下縁から延出する一対の底外フラップ23と短辺側壁パネル22の下縁から延出する一対の底内フラップ24と、長辺側壁パネル21の上縁から延出する一対の蓋外フラップ25と短辺側壁パネル22の上縁から延出する一対の蓋内フラップ26と、4つの側面パネルを筒状に接続する継ぎしろ27とを備える。
この箱用シート2は、JIS−Z1507(2013)にコード番号201として規定され、一般にA式と呼ばれるものである。箱用シート2は、通常、継ぎしろ27によって4つの側壁パネル21,22を筒状に接続し、平坦に折り畳んだ状態でユーザーに提供される。
<利点>
当該包装資材セットの支持体用シート1は、舌片16の基端縁となる折曲容易線15が、その法線Lnがその中心点Cと保持穴Hの重心Gとを結ぶ直線Lrに対して傾斜していることによって、保持穴Hに物品Pを挿入したとき、舌片16が周方向一方側の側縁を物品Pの側面に押し当てるように傾斜する。この傾斜した舌片16は、物品Pが側縁を押し当てている方向に回転することは許容するが、その反対側に回転することを抑制する。支持体用シート1は、傾斜方向が互いに異なる2つの折曲容易線15を有するので、物品Pの両方向の回転をいずれかの舌片16によって防止することができる。
[第二実施形態]
図4に、本発明の図3とは異なる実施形態に係る支持体用シート1aを示す。この支持体用シート1aは、図3の支持体用シート1に替えて使用することができる。
支持体用シート1aは、1枚のシート材から形成される。図4の支持体用シート1aを形成するシート材としては、図3の支持体用シート1を形成するシート材と同様のものを用いることができる。
支持体用シート1aは、方形状の上面パネル11aと、上面パネル11の各側縁から等しい長さに延出する方形状の4つの側面パネル(一対の長辺側面パネル12及び一対の短辺側面パネル13)とを備える。図4の支持体用シート1aにおける側面パネル12,13は、図3の支持体用シート1における側面パネル12,13と同様の構成とすることができる。
<上面パネル>
上面パネル11aは、物品が挿入される平面視円形状の保持穴を形成する保持穴形成部14aを有する。
(保持穴形成部)
本実施形態の保持穴形成部14aは、周方向に間隔を空けて形成される複数(6つ)の舌片16aを有する。より詳しくは、保持穴形成部14aは、保持穴の内縁の少なくとも一部を形成する直線状の複数の折曲容易線15aと、この折曲容易線15aからそれぞれ延出し、保持穴に物品を挿入するときに下方に折り曲げられる複数の舌片16aと、隣接する折曲容易線15間を接続する接続線19とを有する。
各折曲容易線15aは、その法線がその中心点と保持穴の重心とを結ぶ直線に対して傾斜している。また、各折曲容易線15aの法線の傾斜方向は、隣接する折曲容易線15aの法線の傾斜方向と異なっている。
複数の接続線19は、シート材を切断したエッジから形成され、概略保持穴の重心を中心とする単一の仮想円上に延び、一方の端部が折曲容易線15aの傾斜分だけ屈曲している。
図4の支持体用シート1aを組み立ててなる支持体も、図3の支持体用シート1を組み立ててなる支持体Sと同様に、保持穴に挿入された物品を保持し、その回転を防止することができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
本発明に係る支持体用シートの舌片の側縁は、保持穴の重心を通る直線と交差する切断線により形成されてもよく、保持穴に挿入される物品の側面形状に合わせて湾曲していてもよい。
本発明に係る支持体用シートは、4つの側壁パネルとは異なる構成により、上面パネルを箱体の底面から浮かせて支持するものであってもよい。例として、本発明に係る支持体用シートは、箱体に設けられる支持構造に保持される上面パネルのみからなるものであってもよい。
当該包装資材セットにおける箱用シートの形態は任意であり、例えばJIS−Z1507(2013)に規定される他の形態のものであってもよく、複数のシートを組み合わせて1つの箱体を形成するものであってもよい。
本発明に係る支持体用シート及び包装資材セットは、鉢植えを包装するために特に好適に利用することができる。
1,1a 支持体用シート
2 箱用シート
11,11a 上面パネル
12 長辺側面パネル
13 短辺側面パネル
14,14a 保持穴形成部
15,15a 折曲容易線
16,16a 舌片
17 切断線
18 先端縁
19 接続線
21 長辺側壁パネル
22 短辺側壁パネル
23 底外フラップ
24 底内フラップ
25 蓋外フラップ
26 蓋内フラップ
27 継ぎしろ
B 箱体
C 中心点
G 重心
H 保持穴
Lr 直線
Ln 法線
P 物品
S 支持体

Claims (5)

  1. 1枚のシート材から形成され、箱体の中に配置されて円筒状又は円錐状の側面を有する物品を保持するための支持体に組み立てられる支持体用シートであって、
    物品が挿入される保持穴を形成する保持穴形成部を有する上面パネルを備え、
    上記保持穴の平面形状が、外接円の半径と内接円の半径との差が外接円の半径の10%以下の円形状であり、
    上記保持穴形成部が、
    上記保持穴の内縁の少なくとも一部を形成する直線状の複数の折曲容易線と、
    上記折曲容易線からそれぞれ延出し、上記保持穴に物品を挿入するときに下方に折り曲げられて、物品の円筒状又は円錐状の側面に押し当てられる複数の舌片と
    を有し、
    上記複数の折曲容易線が、上記舌片と上記物品との摩擦力を水平方向に非対称として一方向の物品の水平回転を抑制するようその法線がその中心点と上記保持穴の重心とを結ぶ直線に対して傾斜し、且つ上記法線の傾斜方向が互いに異なる2つの折曲容易線を含むことにより、上記物品の両方向の回転を抑制することを特徴とする支持体用シート。
  2. 上記折曲容易線の法線の傾斜角度が0.5°以上5.0°以下である請求項1に記載の支持体用シート。
  3. 隣接する複数の上記折曲容易線の法線の傾斜方向が等しい請求項1又は請求項2に記載の支持体用シート。
  4. 上記舌片が上記保持穴の全周に亘って連続して配置される請求項1、請求項2又は請求項3に記載の支持体用シート。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の支持体用シートと、
    上記支持体用シートを組み立ててなる支持体を収容する箱体に組み立てられる箱用シートとを備える包装資材セット。
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