JP6216430B1 - トレー - Google Patents

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JP6216430B1
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Abstract

【課題】 折曲片が板に対して折り曲げられた状態で安定して維持することができる技術を提供する。【解決手段】 トレー100は、短側板12の上端辺に回動可能に連結されている第1折曲片22と、短側板12の両側のそれぞれに隣接する長側板16,18の上端辺に回動可能に連結されている第2折曲片26,28と、第1折曲片22と第2折曲片26,28とを連結する連結片62,66と、を備える。トレー100は、延伸状態と折曲状態とに変形可能であり、連結片62,66は、延伸状態では、第1折曲片22及び第2折曲片26,28とともに底板10の周方向に並んで配置され、折曲状態では、第1折曲片22の端辺から下方に延びて第2折曲片26,28の長側板16,18と反対側に重なって配置される。【選択図】 図4

Description

本明細書は、トレーに関する。
特許文献1には、底板と、底板の各辺から延びる側板と、を有するトレーが開示されている。このトレーは、側板の上辺から上方に延びる強化片を有する。強化片は、トレーの内方に折り曲げられることによって、側板が補強される。これにより、トレーを安定して保持することができる。
特開2009−29457号公報
上記のトレーでは、強化片は、側板に対して単に折り曲げられる構成であるため、強化片を折り曲げた状態で維持することが難しい場合がある。本明細書では、折曲片が板に対して折り曲げられた状態で安定して維持することができる技術を提供する。
本明細書で開示される技術は、トレーに関する。トレーは、底板と、前記底板の各辺に連結されており、前記底板の周囲を囲む複数枚の側板と、前記複数枚の側板のうち、第1側板の上端辺に回動可能に連結されている第1折曲片と、前記第1側板の両側のそれぞれに隣接する第2側板の上端辺に回動可能に連結されている第2折曲片と、前記第1折曲片の前記第2折曲片側の端辺と前記第2折曲片の前記第1折曲片側の端辺とを連結する連結片と、を備える。トレーは、前記第1折曲片が前記第1側板に対して上方に延びており、前記第2折曲片が前記第2側板に対して上方に延びている延伸状態と、前記第1折曲片が前記底板に対向して配置されており、前記第2折曲片が前記第2側板の内面又は外面に対向して配置されている折曲状態と、に変形可能である。前記連結片は、前記延伸状態では、前記第1折曲片及び前記第2折曲片とともに前記底板の周方向に並んで配置され、前記折曲状態では、前記第1折曲片の端辺から下方に延びて前記第2折曲片の前記第2側板と反対側に重なって配置される。
上記の構成によれば、折曲状態では、第1折曲片は、連結片によって第1側板に対して回動することが抑制されている。また、折曲状態では、連結片は、第2折曲片によって、第1折曲片の下方に拘束されている。これにより、第1折曲片が第1側板に対して折り曲げられた状態で安定して維持することができる。この結果、第1折曲片を第1側板に対して折り曲げた状態で、安定して、トレーの撓みを抑制することができる。
前記第2側板と前記第2折曲片との境界は、部分的に切断されていてもよい。この構成によれば、延伸状態と折曲状態との間で変形させる際に、第2折曲片を第2側板に対して容易に回動させることができる。
前記第1折曲片と前記連結片とは、前記連結片から前記第1折曲片の内面側に延びる接着片によって接着されていてもよい。前記接着片は、前記第1折曲片の前記内面から前記第1側板の内面まで連続的に接着されていてもよい。前記接着片に重複する前記第1側板と前記第1折曲片との境界には、切欠きが配置されていてもよい。この構成によれば、接着片を第1側板と第1折曲片との広範囲に亘って接着することができる。このため、連結片と第1折曲片とを強固に連結することができる。また、切欠きを配置することによって、延伸状態と折曲状態との間で変形させる際に、接着片の折り曲げ部分が第1側板と第1折曲片との境界に干渉することを抑制することができる。これにより、第1折曲片を第1側板に対して容易に回動させることができる。
前記底板は、4辺で構成されていてもよい。前記複数枚の側板は、互いに対向する一対の前記第1側板と、前記一対の前記第1側板の両端に位置する一対の前記第2側板と、で構成されていてもよい。この構成によれば、折曲状態では、一対の第1側板のそれぞれを第1折曲片によって補強し、一対の第2側板のそれぞれを第2折曲片によって補強することができる。また、第1側板と第2側板との連結部分を、第1折曲片と第2折曲片との連結によって補強することができる。この結果、トレーのどの側板を把持しても、トレーを安定して保持することができる。
前記折曲状態では、前記一対の前記第1側板に連結されている一対の前記第1折曲片の間隔が、前記底板の長手方向の長さよりも短くてもよい。この構成によれば、折曲状態の複数個のトレーを重ねて配置することができる。
前記延伸状態では、前記連結片は、前記第1側板と前記第2側板との間の角部の延長線上で屈曲していてもよい。前記折曲状態では、前記連結片と前記第1折曲片との境界、及び、前記連結片と前記第2折曲片との境界のそれぞれが屈曲していてもよい。
前記第1折曲片は、開口を有していてもよい。この構成によれば、例えば、開口に容器等の対象物を挿入することによって、トレーに対象物を固定することができる。
第1実施例のトレーの折曲状態の正面斜視図を示す。 第1実施例のトレーの折曲状態の平面図を示す。 第1実施例のトレーの折曲状態の正面図を示す。 第1実施例のトレーの展開図を示す。 第1実施例のトレーの延伸状態の正面斜視図を示す。 第1実施例のトレーの延伸状態の平面図を示す。 第1実施例のトレーの折曲状態と延伸状態との変形途中の中間状態の正面斜視図を示す。 第1実施例の延伸状態のトレーを積み重ねた場合の正面斜視図を示す。 第1実施例の折曲状態のトレーを積み重ねた場合の正面斜視図を示す。 第2実施例のトレーの折曲状態の正面斜視図を示す。 第2実施例のトレーの延伸状態の正面斜視図を示す。 第2実施例のトレーの展開図を示す。 第3実施例のトレーの折曲状態の正面斜視図を示す。 第3実施例のトレーの延伸状態の正面斜視図を示す。 第3実施例のトレーの展開図を示す。 第4実施例のトレーの折曲状態の正面斜視図を示す。 第4実施例のトレーの折曲状態の平面図を示す。 第4実施例のトレーの延伸状態の正面斜視図を示す。 第4実施例のトレーの延伸状態の平面図を示す。 第4実施例のトレーの展開図を示す。 変形例のトレーの折曲状態の正面斜視図を示す。 変形例のトレーの延伸状態の正面斜視図を示す。
(第1実施例)
図1はトレー100の折曲状態の正面斜視図を、図2はトレー100の折曲状態の平面図を、図3はトレー100の折曲状態の正面図を、図4はトレー100の展開図を、それぞれ示す。なお、展開図では、折曲線は破線で表されている。トレー100は、主に果実やお菓子等の食品を収容するために用いられる。なお、トレー100は、食品以外の対象物を収容してもよい。図4に示すように、トレー100は、1枚の平板状の紙製(例えば厚紙、段ボール紙等)ブランクBL1から作製される。なお、実施例では、説明を容易にするために、上下前後左右方向が定義されている。
トレー100は、底板10と、一対の短側板12,14と、一対の長側板16,18と、一対の第1折曲片22,24と、一対の第2折曲片26,28と、を備える。底板10は、四角形の平板形状を有する。
底板10の一対の短辺のそれぞれには、一対の短側板12,14が直接的に連結されている。一対の短側板12,14は、互いに対向している。各短側板12,14は、台形の平板形状を有する。各短側板12,14は、左右方向の長さが上方に向かって長くなるように配置されている。各短側板12,14は、底板10に対して、鈍角に接続されている。このため、一対の短側板12,14の間隔は、上方に向かって広くなる。
底板10の一対の長辺のそれぞれには、一対の長側板16,18が直接的に連結されている。一対の長側板16,18は、互いに対向している。長側板16の前端辺には短側板12の左端辺が連結されている。長側板16と短側板12とは、接着片32によって連結されている。接着片32は、長側板16の前端辺に直接的に連結されている。接着片32は、短側板12の内面に接着剤(図4の接着片32内の斜線部分)によって接着されている。長側板16の後端辺には短側板14の左端辺が連結されている。長側板16と短側板14とは、接着片34によって連結されている。接着片34は、長側板16の後端辺に直接的に連結され、短側板14の内面に接着剤(図4の接着片34内の斜線部分)によって接着されている。
長側板18の前端辺には短側板12の右端辺が連結されている。長側板18と短側板12とは、接着片36によって連結されている。接着片36は、長側板18の前端辺に直接的に連結されている。接着片36は、短側板12の内面に接着剤(図4の接着片36内の斜線部分)によって接着されている。長側板18の後端辺には短側板14の右端辺が連結されている。長側板18と短側板14とは、接着片38によって連結されている。接着片38は、長側板18の後端辺に直接的に連結され、短側板14の内面に接着剤(図4の接着片38内の斜線部分)によって接着されている。
各長側板16,18は、台形の平板形状を有する。各長側板16,18は、前後端の短側板12,14の傾斜に合わせて、前後方向の長さが上方に向かって長くなるように配置されている。各長側板16,18は、短側板12,14の左右両端辺に沿って、底板10に対して、鈍角に接続されている。一対の長側板16,18の間隔は、上方に向かって広くなる。
4枚の側板12,14,16,18は、底板10の周囲を連続的に一巡して、底板10を囲む。側板12,14,16,18で囲まれる領域の上下方向に垂直な断面の面積は、上方に向かって徐々に大きくなる。このため、トレー100の上端開口は、底板10よりも広い。
短側板12の上端辺には、第1折曲片22が直接的に連結されている。第1折曲片22は、短側板12に対して回動可能に接続されている。第1折曲片22と短側板12との境界52には、その左右両端に、切欠き52aが配置されている。切欠き52aは、境界52近傍の第1折曲片22と短側板12とを貫通する。切欠き52aは、左右方向に延びている。第1折曲片22は、平板形状を有する。第1折曲片22では、左右方向の中央部分における前後方向の長さが、左右方向の両端における前後方向の長さよりも短い。
短側板14の上端辺には、第1折曲片24が直接的に連結されている。第1折曲片24は、短側板14に対して回動可能に接続されている。第1折曲片24と短側板14との境界54には、その左右両端に、切欠き54aが配置されている。切欠き54aは、境界54近傍の第1折曲片24と短側板14とを貫通する。切欠き54aは、左右方向に延びている。第1折曲片24は、第1折曲片22と同一形状を有する。
長側板16の上端辺には、第2折曲片26が直接的に連結されている。第2折曲片26は、長側板16に対して回動可能に接続されている。第2折曲片26と長側板16との境界56には、前後方向の中間位置に、2個のスリット56aが配置されている。スリット56aは、境界56から長側板16側にずれた位置で、長側板16を貫通している。スリット56aは、前後方向に延びている。2個のスリット56aは、互いに離間している。これにより、第2折曲片26と長側板16との境界56は、前後方向において、部分的に切断されている。
長側板18の上端辺には、第2折曲片28が直接的に連結されている。第2折曲片28は、長側板18に対して回動可能に接続されている。第2折曲片28と長側板18との境界58には、前後方向の中間位置に、2個のスリット58aが配置されている。スリット58aは、スリット56aと同様に、長側板18を貫通している。第2折曲片28と長側板18との境界58は、前後方向において、部分的に切断されている。
第2折曲片26は、前端において、連結片62を介して、第1折曲片22に連結されている。連結片62は、第2折曲片26の前端辺に回動可能に直接的に連結されている。連結片62は平板形状を有する。連結片62は、第1折曲片22の左端辺まで延びている。連結片62の第1折曲片22側の端辺には、接着片72が回動可能に直接的に連結されている。接着片72は、第1折曲片22の内面に接着剤(図4の接着片72内の斜線部分)によって接着されている。
第2折曲片26の後端には、連結片62及び接着片72と同様の連結片64及び接着片74が配置されている。第2折曲片26は、後端において、連結片64を介して、第1折曲片24に連結されている。
第2折曲片28の前端には、連結片62及び接着片72と同様の連結片66及び接着片76が配置されている。第2折曲片28は、前端において、連結片66を介して、第1折曲片22に連結されている。第2折曲片28の後端には、連結片62及び接着片72と同様の連結片68及び接着片78が配置されている。第2折曲片28は、後端において、連結片68を介して、第1折曲片24に連結されている。
接着片72は、下方に位置する接着片32と一体的に連続している。接着片32と接着片72とは、境界52の切欠き52aを跨いで連続している。同様に、接着片74は、下方に位置する接着片34と、切欠き52aを跨いで一体的に連続しており、接着片76は、下方に位置する接着片36と、切欠き54aを跨いで一体的に連続しており、接着片78は、下方に位置する接着片38と、切欠き54aを跨いで一体的に連続している。
次いで、トレー100の延伸状態と折曲状態とについて説明する。図5はトレー100が延伸状態である場合の正面斜視図であり、図6はトレー100が延伸状態である場合の平面図である。使用者は、トレー100を、延伸状態と折曲状態とに変形可能である。トレー100が延伸状態である場合には、第1折曲片22,24のそれぞれが、短側板12,14のそれぞれの上方に延びて、短側板12,14のそれぞれに対して同一平板上に位置する。同様に、第2折曲片26,28のそれぞれが、長側板16,18のそれぞれの上方に延びて、長側板16,18のそれぞれに対して同一平板上に位置する。なお、トレー100の各部の撓みによって、厳密に同一平板上に位置しない場合もあり得る。
このとき、連結片62は、下方に位置する短側板12と長側板16との境界の角部82の延長線上の屈曲線62aで屈曲している。同様に、連結片64は、短側板12と長側板18との境界の角部84の延長線上の屈曲線64aで屈曲しており、連結片66は、短側板14と長側板16との境界の角部86の延長線上の屈曲線66aで屈曲しており、連結片68は、短側板14と長側板18との境界の角部88の延長線上の屈曲線68aで屈曲している。
トレー100を延伸状態から折曲状態に変形させる場合、使用者は、第1折曲片22,24のそれぞれを、短側板12,14のそれぞれに対して、トレー100の内側に倒れるように境界52,54を回転軸にして回動させる。これとともに、第2折曲片26,28のそれぞれを、長側板16,18のそれぞれに対して、トレー100の外側に倒れるように境界56,58を回転軸にして回動させる。この結果、図7に示すように、第1折曲片22,24が、長側板16,18に近接するように折り曲げられる。図7の中間状態では、連結片62,64,66,68は、屈曲線62a,64a,66a,68aで屈曲されずに延びており、第2折曲片26,28との境界で折り曲げられている。図7に示す状態から、さらに、第2折曲片26,28のそれぞれを長側板16,18のそれぞれに対して回動させることによって、図1に示す折曲状態に変形される。
折曲状態では、第2折曲片26,28のそれぞれは、長側板16,18のそれぞれに対して、トレー100の外側に折り返して配置されている。第2折曲片26は、長側板16の外面に対向して配置されており、第2折曲片28は、長側板18の外面に対向して配置されている。連結片62は、第1折曲片22との境界、即ち、接着片72との境界で第2折曲片26に沿って折り曲げられている。この結果、連結片62は、第1折曲片22から下方に延びて、第2折曲片26の外側で第2折曲片26に重複している。同様に、連結片64は、第1折曲片24との境界、即ち、接着片74との境界で第2折曲片26に沿って折り曲げられ、第1折曲片24から下方に延びて、第2折曲片26の外側で第2折曲片26に重複している。連結片66,68のそれぞれは、第1折曲片22,24との境界、即ち、接着片76,78のそれぞれの境界で第2折曲片28に沿って折り曲げられている。この結果、連結片66,68は、第1折曲片22,24から下方に延びて、第2折曲片28の外側で第2折曲片28に重複している。
第1折曲片22,24は、短側板12,14に対して屈曲して配置されている。第1折曲片22は、接着片72を介して、長側板16の上辺に当接し、接着片76を介して、長側板18の上辺に当接している。これにより、第1折曲片22は、長側板16,18によって支持されている。第1折曲片24も同様に、接着片74を介して、長側板16の上辺に当接し、接着片78を介して、長側板18の上辺に当接している。これにより、第1折曲片24は、長側板16,18によって支持されている。
この構成によれば、折曲状態では、第1折曲片22,24によって、短側板12,14が撓むことを抑制することができる。また、長側板16,18は、第2折曲片26,28が重複して配置されているため、一枚で配置されている場合と比較して、撓みにくい。これにより、トレー100を安定して維持することができる。さらに、第1折曲片22,24と第2折曲片26,28の連結構造によって、短側板12,14と長側板16,18の角部82,84,86,88が拡がることを抑制することができる。
また、第1折曲片22は、連結片62,66及び第2折曲片26,28に連結されることによって、短側板12に対して上方に回動することが抑制されている。第1折曲片24も同様に、短側板14に対して上方に回動することが抑制されている。また、第1折曲片22,24のそれぞれは、長側板16,18に当接することによって、短側板12,14のそれぞれに対して下方に回動することが抑制されている。これにより、トレー100を安定して折曲状態に維持することができる。
また、第1折曲片22,24のそれぞれが、短側板12,14のそれぞれから離間するのに従って左右方向の長さが短くなるように、左右端辺が傾斜している。このため、第2折曲片26,28が延伸状態から折曲状態に折り曲げられる際に、第2折曲片26,28が、第1折曲片22,24の左右端辺の形状に合わせて、トレー100の内側に湾曲した状態で折り曲げられる。これにより、第2折曲片26,28が、長側板16,18に対して上方に回動することを抑制することができる。
また、トレー100が延伸状態である場合、図8に示すように、複数個のトレー100を積み重ねたときに、上側のトレー100が下側のトレー100内に収容される。これにより、積み重ねたときの高さを低くすることができる。一方で、トレー100が折曲状態である場合には、底板10の前後方向(即ち長手方向)の長さが、第1折曲片22,24の前後方向の間隔よりも長い。このため、図9に示すように、複数個のトレー100を積み重ねて配置することができる。このとき、第2折曲片26,28の上端にスリット56a,58aによる突起56b、58bが形成されている。これにより、上段に積み重ねられたトレー100が左右方向にずれることを抑制することができる。
この構成では、例えば、食品をトレー100に収容して出荷する状況において、トレー100に食品を収容する前では、トレー100を延伸状態で重ねておくことによって、食品収容前のトレー100を省スペースで配置することができる。また、トレー100を延伸状態から折曲状態に変形させて、食品を収容した後、折曲状態のトレー100を重ねておくことによって、食品収容後のトレー100を平面上に並べて配置せずに済む。
(第2実施例)
第2実施例のトレー200について、第1実施例のトレー100と異なる点を説明する。なお、トレー100と対応する箇所には、第1実施例と同一の符号を付して説明を省略する。図10はトレー200の折曲状態の正面斜視図を、図11はトレー200の延伸状態の正面斜視図を、図12はトレー200の展開図を、それぞれ示す。トレー200では、第1折曲片222が、トレー100の第1折曲片22よりも短側板12に離間する方向に長い。第1折曲片222は、開口222aを有する。開口222aは、円形を有している。開口222aの半分は、フラップ222bによって閉じられている。なお、フラップ222bは、開口222aが容易に全開するように、配置されている。
折曲状態では、第1折曲片222が底板10に対して平行に配置される。折曲状態では、開口222aに飲物等の容器を配置することができる。これにより、第1折曲片222の開口222aに飲物を配置し、第1折曲片24側に食べ物を配置するように、異なる2種類の対象物を配置することができる。
なお、各境界52,54,56,58には、折り曲げ易いように、スリットが形成されている。スリット56a,58aのそれぞれは、境界56,58のそれぞれの上に位置する。同様に、折曲線上には、折り曲げ易いように、スリットが形成されている場合がある。
(第3実施例)
第3実施例のトレー300について、第2実施例のトレー200と異なる点を説明する。なお、トレー100と対応する箇所には、第1実施例と同一の符号を付して説明を省略する。図13はトレー300の折曲状態の正面斜視図を、図14はトレー300の延伸状態の正面斜視図を、図15はトレー300の展開図を、それぞれ示す。
トレー300では、第1折曲片322は、左右方向に並ぶ2個の開口322aを有する。開口322aは、円形を有している。この構成によれば、飲物の容器を2個並べて配置することができる。
(第4実施例)
第4実施例のトレー400について、第1実施例のトレー100と異なる点を説明する。トレー100と対応する箇所には、第1実施例と同一の符号を付して説明を省略する。図16はトレー400の折曲状態の正面斜視図を、図17はトレー400の折曲状態の平面図を、図18はトレー400の延伸状態の正面斜視図を、図19はトレー400の延伸状態の平面図を、図20はトレー400の展開図を、それぞれ示す。
トレー400は、折曲状態では、トレー100と同様の形状を有する。一方、延伸状態では、トレー400は、平面視で略八角形形状を有する。具体的には、長側板16は、前後方向の端部のそれぞれにおいて、屈曲線16bによって屈曲している。この結果、延伸状態では、長側板16の前後両端に略三角形の部分板16aが画定される。長側板18も同様に、屈曲線18bで屈曲し、部分板18aが画定される。
第2折曲片26は、屈曲線16bの延長線上の屈曲線26bを有する。これにより、延伸状態では、第2折曲片26の前後両端に略三角形の部分片26aが画定される。第2折曲片28は、屈曲線18bの延長線上の屈曲線28bを有する。これにより、延伸状態では、第2折曲片28の前後両端に略三角形の部分片28aが画定される。
延伸状態では、前側の部分片26aは、連結片62と同一平面上に位置し、後側の部分片26aは、連結片64と同一平面上に位置する。同様に、延伸状態では、前側の部分片28aは、連結片66と同一平面上に位置し、後側の部分片28aは、連結片68と同一平面上に位置する。延伸状態では、連結片62,64,66,68は、屈曲されずに平板形状で維持されている。
延伸状態から折曲状態に変形される場合には、長側板16,18を屈曲された状態から平板形状に変形させるとともに、第2折曲片26,28を屈曲させた状態から平板形状に変形させる。その状態で、トレー100と同様に、第1折曲片22,24及び第2折曲片26,28を折り曲げることによって、延伸状態から折曲状態に変形することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
(1)上記の実施例では、折曲状態において、第2折曲片26,28のそれぞれは、長側板16,18のそれぞれの外面に対向している。しかしながら、図21に示すように、第2折曲片26,28のそれぞれを、長側板16,18のそれぞれの内面に対向して配置してもよい。この場合、トレー100の外側に位置する長側板16,18の上方に突起56b,58bが位置するように、スリット56a,58aを第2折曲片26,28側に配置してもよい。この構成によれば、折曲状態において、トレー100の外面の上端に凹状の切欠きが配置されない。これにより、例えば、トレー100の外面に色や模様を印刷する際に、切欠きによって色や模様が途切れてしまう事態を回避することができる。
上記の変形例では、図22に示すように、連結片62,64,66,68が、第1実施例のトレー100と比較して小さくされていてもよい。この構成によれば、延伸状態と折曲状態との間で変形させる際に、連結片62,64,66,68を変形させ易くすることができる。
(2)上記の各実施例では、第1折曲片22,24は、短側板12,14のそれぞれに連結されている。しかしながら、第1折曲片22,24のいずれか一方のみであってもよい。この場合、第2折曲片26,28は、トレー100等の前後方向の全長に亘って配置されていなくてもよい。例えば、第1折曲片22のみが配置されている場合、第2折曲片26,28は、トレー100等の前端部分にのみ配置されていてもよい。
(3)上記の各実施例では、第2折曲片26,28は、トレー100等の前後方向の全長に亘って配置されている。しかしながら、第2折曲片26,28は、前後方向の端部のみに配置されていてもよい。即ち、第2折曲片26,28のそれぞれは、トレー100等の前後方向の端部のそれぞれに配置されていてもよい。
(4)上記の各実施例では、トレー100等の底板10は、四角形形状を有する。しかしながら、五角形以上の多角形形状を有していてもよい。例えば、底板10は、ホームベース形状を有していてもよい。この場合、互いに直角に位置する三枚の側板のうちの中央の第1側板の上端に第1折曲片を配置し、第1側板の両端に連結されている第2側板の上端に第2折曲片を配置してもよい。
(5)トレーの材料は、紙に限定されない。プラスチック等の樹脂製であってもよい。また、紙と樹脂等の異なる材料が重なり合う材料で作製されていてもよい。
(6)上記の各実施例では、接着剤によって、各接着片が接着されている。しかしながら、接着片と側板との接合は、接着剤以外に、接着テープ等によって接合されていてもよい。
(7)上記の各実施例では、短側板12,14に第1折曲片22,24が連結され、長側板16,18に第2折曲片26,28が連結されている。しかしながら、長側板16,18に内側に折り曲げられる第1折曲片が連結されており、短側板12,14に第2折曲片が連結されていてもよい。本変形例では、長側板16,18が「第1側板」の一例であり、短側板12,14が「第2側板」の一例である。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10 :底板
12,14:短側板
16,18:長側板
22,24:第1折曲片
26,28:第2折曲片
32,34,36,38:接着片
52a,54a:切欠き
56a,58a:スリット
62,64,66,68:連結片
72,74,76,78:接着片
100,200,300,400:トレー
BL1 :ブランク

Claims (7)

  1. 底板と、
    前記底板の各辺に連結されており、前記底板の周囲を囲む複数枚の側板と、
    前記複数枚の側板のうち、第1側板の上端辺に回動可能に連結されている第1折曲片と、
    前記第1側板の両側のそれぞれに隣接する第2側板の上端辺に回動可能に連結されている第2折曲片と、
    前記第1折曲片の前記第2折曲片側の端辺と前記第2折曲片の前記第1折曲片側の端辺とを連結する連結片と、を備え、
    前記第1折曲片が前記第1側板に対して上方に延びており、前記第2折曲片が前記第2側板に対して上方に延びている延伸状態と、前記第1折曲片が前記底板に対向して配置されており、前記第2折曲片が前記第2側板の内面又は外面に対向して配置されている折曲状態と、に変形可能であり、
    前記連結片は、前記延伸状態では、前記第1折曲片及び前記第2折曲片とともに前記底板の周方向に並んで配置され、前記折曲状態では、前記第1折曲片の端辺から下方に延びて前記第2折曲片の前記第2側板と反対側に重なって配置される、トレー。
  2. 前記第2側板と前記第2折曲片との境界は、部分的に切断されている、請求項1に記載のトレー。
  3. 前記第1折曲片と前記連結片とは、前記連結片から前記第1折曲片の内面側に延びる接着片によって接着されており、
    前記接着片は、前記第1折曲片の前記内面から前記第1側板の内面まで連続的に接着されており、
    前記接着片に重複する前記第1側板と前記第1折曲片との境界には、切欠きが配置されている、請求項1又は2に記載のトレー。
  4. 前記底板は、4辺で構成されており、
    前記複数枚の側板は、互いに対向する一対の前記第1側板と、前記一対の前記第1側板の両端に位置する一対の前記第2側板と、で構成されている、請求項1から3のいずれか一項に記載のトレー。
  5. 前記折曲状態では、前記一対の前記第1側板に連結されている一対の前記第1折曲片の間隔が、前記底板の長手方向の長さよりも短い、請求項4に記載のトレー。
  6. 前記延伸状態では、前記連結片は、前記第1側板と前記第2側板との間の角部の延長線上で屈曲しており、
    前記折曲状態では、前記連結片と前記第1折曲片との境界、及び、前記連結片と前記第2折曲片との境界のそれぞれが屈曲している、請求項1から5のいずれか一項に記載のトレー。
  7. 前記第1折曲片は、開口を有する、請求項1から6のいずれか一項に記載のトレー。
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