JP6324642B1 - 厚さ測定装置、制御装置および厚さ測定方法 - Google Patents

厚さ測定装置、制御装置および厚さ測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】予め定めたワークの厚さ測定位置の厚さを適切に測定することができる簡素な構成の厚さ測定装置を提供する。【解決手段】ワークの厚さを測定するセンサーユニット12と、センサーユニット12を二次元方向に移動させる駆動部11と、駆動部11の駆動を制御するとともに、予め定めたワークの厚さ測定位置を特定し、センサーユニット12に厚さ測定位置におけるワークの厚さを測定させる制御部20と、を有し、制御部20は、駆動部11にワークの外周縁を跨ぐ方向にセンサーユニット12を移動させながら、前記センサーユニットにワークの厚さを連続して測定させる第1スキャンを実行し、前記第1スキャンの結果に基づいて、ワーク上の所定の特徴点を特定し、前記所定の特徴点に基づいて、予め定めた前記ワークの厚さ測定位置を特定する、厚さ測定装置。【選択図】図1

Description

本発明は、ウエハーなどのワークの厚さを測定する厚さ測定装置、制御装置および厚さ測定方法に関する。
従来、プレート上にウエハーを置いた状態で、ウエハーに接触することなく、ウエハーの厚さを測定する技術が知られている。たとえば、特許文献1では、プレートまたはウエハーまでの距離が一定となるように上下移動するマイクロエアノズルと、当該マイクロノズルの上下方向の変位量とを測定する変位計とを組み合わせて、プレート全域における変位量を測定することで、ウエハーの各位置における厚さを測定する技術が開示されている。
特開平6−201360号公報
しかしながら、従来技術では、複数のセンサー(たとえばマイクロエアノズルと変位計と)を組み合わせるため、装置が複雑となり製造コストが増大するという問題があった。また、ウエハーの研磨前後の厚さを、ウエハー上の特定の測定位置のみにおいて比較したい場合でも、従来技術では、プレート全体をスキャンする必要があり、測定に時間がかかるという問題があった。
本発明は、予め定めたワークの厚さ測定位置の厚さを適切に測定できる簡素な構成の厚さ測定装置、制御装置、および厚さ測定方法を提供することを目的とする。
本発明に係る厚さ測定装置は、ワークの厚さを測定するセンサーユニットと、前記センサーユニットを二次元方向に移動させる駆動部と、駆動部の駆動を制御するとともに、予め定めたワークの厚さ測定位置を特定し、前記センサーユニットに前記厚さ測定位置におけるワークの厚さを測定させる制御部と、を有し、前記制御部は、前記駆動部に前記ワークの外周縁を跨ぐ方向に前記センサーユニットを移動させながら、前記センサーユニットにワークの厚さを連続して測定させる第1スキャンを実行し、前記第1スキャンの結果に基づいて、ワークの外周縁上の位置を特定し、前記ワークの外周縁上の位置に基づいて、ワーク上の所定の特徴点を特定し、前記所定の特徴点に基づいて、予め定めた前記ワークの厚さ測定位置を特定する。
上記厚さ測定装置において、前記制御部は、前記ワークの外周縁上の位置に基づいて、前記所定の特徴点であるワークの中心位置を特定し、前記ワークの中心位置に基づいて、ワークの外周縁を特定し、前記駆動部に前記ワークの外周縁に沿って前記センサーユニットを移動させながら、前記センサーユニットにワークの厚さを連続して測定させる第2スキャンを実行し、前記第2スキャンの結果に基づいて、前記ワークの切り欠き部を特定し、前記ワークの切り欠き部から前記ワークの回転角度を特定し、ワークの位置情報と前記ワークの回転角度とに基づいて、予め定めた前記ワークの厚さ測定位置を特定し、前記センサーユニットに特定した前記ワークの厚さ測定位置における厚さを測定させるように構成してもよい。
上記厚さ測定装置において、前記ワークの位置情報は、基準とするワークの中心位置から実際のワークの中心位置のずれ量であるように構成してもよい。
上記厚さ測定装置において、単一のセンサーユニットのみを有することを特徴とするように構成してもよい。
上記厚さ測定装置において、前記制御部は、前記第1スキャンの結果に基づいて前記ワークの外周縁上の少なくとも3点の位置を特定し、前記ワークの外周縁上の少なくとも3点の位置に基づいて前記所定の特徴点を特定するように構成してもよい。
上記厚さ測定装置において、ワークを載せたプレートを載置する載置部をさらに有し、前記制御部は、ワークを載せたプレートを前記載置部に載置した場合に、ワークをプレートに載せたまま、前記ワークの厚さ測定位置の厚さを測定するように構成してもよい。
上記厚さ測定装置において、前記センサーユニットは、非接触でワークの厚さを測定する光学式変位計を含むセンサーユニットであるように構成してもよい。
上記厚さ測定装置において、前記センサーユニットは、赤外光干渉を用いた光学式変位計を含むセンサーユニットであるように構成してもよい。
本発明に係る制御装置は、ワークの厚さを測定するセンサーユニットの移動を制御するとともに、予め定めたワークの厚さ測定位置を特定し、前記センサーユニットに前記厚さ測定位置におけるワークの厚さを測定させる制御装置であって、前記ワークの外周縁を跨ぐ方向に、前記センサーユニットを移動させながら、前記センサーユニットにワークの厚さを連続して測定させる第1スキャンを行い、前記第1スキャンの結果に基づいて、ワークの外周縁上の位置を特定し、前記ワークの外周縁上の位置に基づいて、ワーク上の所定の特徴点を特定し、前記所定の特徴点に基づいて、予め定めた前記ワークの厚さ測定位置を特定する。
上記制御装置において、前記ワークの外周縁上の位置に基づいて、前記所定の特徴点であるワークの中心位置を特定し、前記ワークの中心位置に基づいて、ワークの外周縁を特定し、前記ワークの外周縁に沿って前記センサーユニットを移動させながら、前記センサーユニットにワークの厚さを連続して測定させる第2スキャンを実行し、前記第2スキャンの結果に基づいて、前記ワークの切り欠き部を特定し、前記ワークの切り欠き部から前記ワークの回転角度を特定し、ワークの位置情報と前記ワークの回転角度とに基づいて、予め定めた前記ワークの厚さ測定位置を特定し、前記センサーユニットに特定した前記ワークの厚さ測定位置における厚さを測定させるように構成してもよい。
本発明に係る厚さ測定方法は、ワークの厚さを測定するセンサーユニットを用いて、予め定めたワークの特定位置の厚さを測定するワークの厚さ測定方法であって、前記ワークの外周縁を跨ぐ方向に前記センサーユニットを移動させながら、前記センサーユニットにワークの厚さを連続して測定させる第1スキャンを実行し、前記第1スキャンの結果に基づいて、ワークの外周縁上の位置を特定し、前記ワークの外周縁上の位置に基づいて、ワーク上の所定の特徴点を特定し、前記所定の特徴点に基づいて、予め定めた前記ワークの厚さ測定位置を特定する。
上記厚さ測定方法において、前記ワークの外周縁上の位置に基づいて、前記所定の特徴点であるワークの中心位置を特定し、前記ワークの中心位置に基づいて、ワークの外周縁を特定し、前記ワークの外周縁に沿って前記センサーユニットを移動させながら、前記センサーユニットにワークの厚さを連続して測定させる第2スキャンを実行し、前記第2スキャンの結果に基づいて、前記ワークの切り欠き部を特定し、前記ワークの切り欠き部から前記ワークの回転角度を特定し、ワークの位置情報と前記ワークの回転角度とに基づいて、予め定めた前記ワークの厚さ測定位置を特定し、前記センサーユニットに特定した前記ワークの厚さ測定位置における厚さを測定させるように構成することができる。
本発明によれば予め定めたワークの厚さ測定位置の厚さを簡素な構成で適切に測定することができる。
本実施形態に係る厚さ測定装置の正面図である。 本実施形態に係る厚さ測定装置にウエハーをセットした状態を示す図である。 本実施形態に係る厚さ測定装置の構成を示すブロック図である。 ウエハーの厚さ測定位置の設定例を示す図である。 外周縁位置を特定する方法を説明するための図である。 (A)は基準となるウエハーと実際のウエハーのずれを説明するための図であり、(B)は切り欠き部の特定方法を説明するための図である。 ウエハーの厚さ測定位置を説明するための図である。 ウエハーの厚さ測定位置の特定方法を説明するための図である。 本実施形態に係る厚さ測定方法を示すフローチャートである。
以下に、本実施形態に係る厚さ測定装置を、図に基づいて説明する。なお、以下においては、ウエハーの厚さを測定する厚さ測定装置について例示するが、本発明において測定対象となるワークは、ウエハーに限定されず、フォトマスクなどのマスクや、石英ガラス基板、ハードディスクなどの基板なども測定対象とすることができる。
図1は本実施形態に係る厚さ測定装置1の斜視図であり、図2は、図1に示す厚さ測定装置1に測定対象のウエハーを載せたプレートを置いた状態を示す図である。また、図3は、本実施形態に係る厚さ測定装置1の構成を示すブロック図である。図1および図3に示すように、本発明に係る厚さ測定装置1は、測定装置10および制御装置20とから構成される。
測定装置10は、図1および図3に示すように、駆動装置11と、単一のセンサーユニット12と、プレート載置部13とを有する。図3においては、図2に示す例のように、複数のウエハーWが配置されたプレートPがプレート載置部13に載置されている状態を例示している。なお、図2,3においては、5枚のウエハーWがプレートP上に載せられている状態を例示しているが、プレートPに載せるウエハーの数は特に限定されず、たとえば1枚、3枚、8枚などとすることもできる。
プレートPは、ウエハーを研磨するために用いるプレートであり、専用の研磨装置において、ウエハーWを載せたまま研磨を行うことができる。なお、ウエハーWはワックスPを介してプレートP上に載せてもいいし、プレートPに直接載せてもよい。プレートPの形状は特に限定されないが、本実施形態では、直径100〜400mm、厚さ10〜30mmの円形状のプレートを用いている。また、ウエハーWは、種類は特に限定されず、たとえばSiウエハー、SiCウエハー、サファイアウエハー、化合物半導体ウエハーなどを用いることができる。
駆動装置11は、制御装置20の制御に基づいて動作し、センサーユニット12を2次元方向に移動させる。本実施形態において、駆動装置11は、図1に示すように、センサーユニット12をX軸方向(たとえば図1の左右方向)に移動させるX軸駆動部121と、センサーユニット12およびX軸駆動部121をY軸方向(たとえば図1の前後方向)に移動させるY軸駆動部122とを有する。駆動装置11は、X軸駆動部121およびY軸駆動部122によりセンサーユニット12を2次元方向に移動させることで、図2に示すように、プレート載置部13に載置されたプレート上のいずれの位置にも、センサーユニット12を移動させることができる。
センサーユニット12は、ウエハーWの厚さを測定するセンサーを備える。センサーユニット12は、ウエハーWの厚さを測定することができるものであれば特に限定されず、本実施形態においては、赤外光による光干渉を利用した非接触式の光学式変位計を用いる。このような光学式変位計としては、たとえば特開2009−270939号公報に開示されているような機器を用いることができる。そして、前記光学式変位計により測定されたウエハーWの厚さのデータは、制御装置20に送信される。
次いで、制御装置20について説明する。制御装置20は、駆動装置11の動作を制御するとともに、予め定めたウエハーWの厚さ測定位置を特定し、センサーユニット12に厚さ測定位置におけるウエハーWの厚さを測定させる。
制御装置20は、図1に示すように、ディスプレイ装置を備えたコンピューターで構成することができ、ウエハーWの厚さを測定するためのプログラムが格納されたROM(Read Only Memory)と、このROMに格納されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)と、アクセス可能な記憶装置として機能するRAM(Random Access Memory)と、を備える。そして、制御装置20は、ROMに記憶されたプログラムをCPUで実行することで、ウエハーWの厚さ測定位置を予め設定する厚さ測定位置設定機能と、ウエハーWの外周縁上の少なくとも3点の位置を特定する外周縁位置特定機能と、特定した外周縁位置に基づいてウエハーWの中心位置を特定する中心位置特定機能と、ウエハーWの中心位置に基づいてウエハーWの外周縁を特定する外周縁特定機能と、ウエハーWの外周縁における厚さを測定することでウエハーWの切り欠き部を特定する切り欠き部特定機能と、ウエハーWの切り欠き部の位置からウエハーWの回転角度を特定する回転角度特定機能と、ウエハーWの位置情報とウエハーWの回転角度とに基づいて予め定めたウエハーWの厚さ測定位置を特定する厚さ測定位置特定機能とを有する。以下に、制御装置20の各機能について説明する。
制御装置20の厚さ測定位置設定機能は、ウエハーWの厚さを測定する厚さ測定位置を予め定める。たとえば、作業者は、制御装置20を介して、ウエハーWの任意の位置に厚さ測定位置を設定することができる。たとえば、作業者は、図4(A)に示すように、ウエハーWの中心位置を厚さ測定位置として設置してもよいし、また、図4(B)に示すように、ウエハーWの中心位置と周縁近傍の4点を厚さ測定位置として設定してもよいし、さらに、図4(C)に示すように、中心位置を含まない、任意の位置に厚さ測定位置を設定することもできる。また、制御装置20は、作業者の設定によらず、予め厚さ測定位置を自動で設定しておく構成とすることもできる。
制御装置20の外周縁位置特定機能は、センサーユニット12がウエハーWの外周縁を跨ぐ方向に移動するように、駆動装置11の駆動を制御する。ここで、駆動装置11がセンサーユニット12を移動させる位置は、図5に示すように、XY座標で表される。本実施形態において、制御装置20は、図5に示すように、XY座標系において、プレートPが置かれる基準の位置、および、プレートP上でウエハーWが置かれる基準の位置と基準の回転角度との情報を予め設定しており、基準とするプレートPの中心位置の座標を(0,0)としている。作業者は、この基準位置に合わせて、プレートPおよびウエハーWを測定装置10に置くこととなるが、この際、実際に置かれたウエハーWの位置や角度と、基準となるウエハーWの位置や角度とに誤差が生じることとなる。そのため、このような誤差を考慮して、駆動装置11にセンサーユニット12を移動させる位置を予め決定しておけば、センサーユニット12をウエハーの外周縁を跨ぐ方向に移動するように、駆動装置11の駆動を制御することができる。本実施形態では、たとえば、プレートPの中央に置かれたウエハーWの外周縁位置を特定するために、図5に示すように、ウエハーWを跨ぐ座標Aから座標Bまでセンサーユニット12を移動させるように予め設定が行われている。これにより、外周縁位置特定機能は、指定した開始座標と終了座標とに基づいて、センサーユニット12がウエハーの外周縁を跨ぐ方向に移動するように、駆動装置11の駆動を制御することができる。なお、上述した実施形態では、作業者がプレートPおよびウエハーWを測定装置10に置き、作業者が、センサーユニット12の移動方法を設定する構成を例示したが、作業者を介さず、図示しない搬送装置が自動でプレートPおよびウエハーWを測定装置10に置き、制御装置20が予め定めた方法でセンサーユニット12の移動を制御する構成とすることもできる。
また、外周縁位置特定機能は、センサーユニット12がウエハーWの外周縁を跨ぐ方向に移動している間、一定の周期(たとえば0.1mm以上のピッチ)で、センサーユニット12にウエハーWの厚さを繰り返し連続して測定させる、第1スキャンを行う。これにより、ウエハーWの厚さが得られなかった位置に隣接する、ウエハーWの厚さが得られた位置が、ウエハーWの外周縁上の位置として特定することができる。そして、外周縁位置特定機能は、センサーユニット12をウエハーWの外周縁を跨ぐ方向に少なくとも2度移動させることで、ウエハーWの外周縁上の少なくとも3点の位置を特定することができる。たとえば、本実施形態では、図5に示すように、センサーユニット12が移動する軌跡が直交するように、駆動装置11にセンサーユニット12を移動させることで、4点の外周縁位置を特定する。
これにより、たとえば、図6(A)に示す例では、ウエハーWおよびプレートPを測定装置10に置く際に、ウエハーWの基準位置と実際のウエハーWの位置とにずれが生じているため、基準とするウエハーWの外周縁とは異なる、座標Edge1〜Edge4の4点が外周縁位置として特定される。なお、ウエハーWの厚さが得らえない位置とは、一般にウエハーWの厚さと判断できる一定の閾値範囲内の厚さデータを得られなかった位置とすることができる(以下においても同様。)。
制御装置20の中心位置特定機能は、外周縁位置特定機能により特定された、ウエハーWの外周縁上の少なくとも3点の位置に基づいて、ウエハーWの中心位置を特定する。たとえば、円の方程式x+y+ax+by+c=0または(x−a)+(y−b)=rに3点の座標(x,y)をそれぞれ代入して3つの方程式を得て、これを三元一次連立方程式により解くことで、円の中心座標をウエハーWの中心位置として算出することができる。また、ウエハーWの外周縁位置を結ぶ2本の線分の中点からそれぞれ延びる垂線の交点をウエハーWの中心位置として算出することもできる。たとえば、図6(A)に示す例において、Edge1からEdge2までの線分L1の中点から延びる線分L1の垂線と、Edge3からEdge4までの線分L2の中点から延びる線分L2の垂線との交点を、ウエハーWの中心位置として算出することができる。
制御装置20の外周縁特定機能は、外周縁位置特定機能により特定されたウエハーWの外周縁上の位置と、中心位置特定機能により特定されたウエハーWの中心位置とに基づいて、ウエハーWの外周縁を特定する。なお、外周縁特定機能は、ウエハーWの半径および直径のデータを予め有している場合には、これらデータと、ウエハーWの中心位置とに基づいて、ウエハーWの外周縁を特定することもできる。
制御装置20の切り欠き部特定機能は、センサーユニット12が、外周縁特定機能により特定されたウエハーWの外周縁(またはウエハーWよりもわずかに半径が小さい同心円の円弧。以下、単に外周縁ともいう。)に沿って移動するように、駆動装置11の駆動を制御する。また、切り欠き部特定機能は、センサーユニット12がウエハーWの外周縁に沿って移動している際に、センサーユニット12に一定の周期(たとえば0.1mm以上のピッチ)でウエハーWの厚さを測定させる、第2スキャンを行う。そして、切り欠き部特定機能は、第2スキャンにより測定されたウエハーWの厚さに基づいて、ウエハーWにおける切り欠き部(ノッチやオリフラを含む)の位置を特定する。具体的には、切り欠き部特定機能は、図6(B)に示すように、ウエハーWの外周縁に沿って第2スキャンを行い、ウエハーWの厚さが得られなかった位置に隣接する、ウエハーWの厚さが得られた位置を特定する。そして、切り欠き部特定機能は、ウエハーWの厚さが得られなかった部分を、切り欠き部として特定することができる。たとえば、図6(B)に示す例では、切り欠き部特定機能は、Edge5からEdge6までの部分を切り欠き部として特定することができる。
そして、制御装置20の回転角度特定機能は、切り欠き部特定機能により特定されたウエハーWの切り欠き部の位置から、ウエハーWの回転角度を特定する。たとえば、回転角度特定機能は、ウエハーWの中心位置から切り欠き部までの垂線を求め、当該垂線の傾きを求めることで、ウエハーWの回転角度を特定することができる。また、回転角度特定機能は、ウエハーWの外周縁よりもわずかに半径が小さい円弧と、切り欠き部の直線部とが交差する2つの座標位置(たとえば図4(B)のEdge5およびEdge6)を求め、当該2つの座標位置を通る直線の傾きθを、ウエハーWの回転角度として求めることもできる。
制御装置20の厚さ測定位置特定機能は、ウエハーWの位置情報とウエハーWの回転角度とに基づいて、予め定めたウエハーWの厚さ測定位置を特定する。たとえば、本実施形態においては、図7(A)に示すように、ウエハーWの厚さを測定する厚さ測定位置が予め決定されている。しかしながら、作業者が、プレートPをプレート載置部13に置く際や、プレートP上にウエハーWを載せる際に、図7(B)に示すように、ウエハーWが、予め定めた基準位置からずれる場合や、予め定めた基準の角度から回転してしまう場合があり、予め定めた厚さ測定位置で厚さを測定することができない場合がある。そこで、厚さ測定位置特定機能は、これまでに得たウエハーWの位置情報と、ウエハーWの回転角度とに基づいて、実際のウエハーWの位置における、厚さ測定位置を特定する。
たとえば、厚さ測定位置特定機能は、中心位置のずれ量と、ウエハーWの回転中心とを求める。そして、中心位置のずれ量、ウエハーWの回転中心、およびウエハーWの回転角度θに基づいて、実際のウエハーWの位置における厚さ測定位置を算出することができる。たとえば、図8に示す例において、基準となるウエハーWの中心位置が座標O(A,B)、厚さ測定位置が座標P(X,Y)であり、実際のウエハーWの中心位置が座標O(a,b)、厚さ測定位置が座標P(x,y)であり、さらに実際のウエハーWの回転角度がθである場合、厚さ測定位置特定機能は、実際のウエハーWの厚さ測定位置の座標P(x,y)のx,yを、以下の式で求めることができる。
x=(Xcosθ−Ysinθ)+a−A
y=(Xsinθ+Ycosθ)+b−B
次に、図9に基づいて、本実施形態に係るウエハーの厚さ測定方法について説明する。図9は、本実施形態に係るウエハーの厚さ測定方法を示すフローチャートである。
なお、本実施形態において、ウエハーWの厚さ測定方法を行う前には、制御装置20の厚さ測定位置設定機能により、事前設定作業が行われる。この事前設定作業には、ウエハーWの基準位置および基準の回転角度を設定する作業、図4(A)〜(C)に示すように、ウエハーWの厚さ測定位置を設定する作業、およびウエハーWの外周縁を特定するための第1スキャン開始座標および第1スキャン終了座標(たとえば図5の座標Aや座標B)を設定する作業が含まれる。
まず、ステップS101では、作業員により、図2に示すように、ウエハーWが載せられたプレートPがプレート載置部13に置かれる。なお、本実施形態において、作業者は、予め定めたウエハーWの厚さ測定位置を迅速に特定するために、予め定めた基準となるプレートPの位置、基準となるウエハーWの位置および回転角度に合わせて、プレートPおよびウエハーWを置くことが好ましい。そして、作業者により、測定装置10に設けられたスイッチ(不図示)が操作されることで、ウエハーの厚さ測定位置における測定が開始される。
ステップS102では、制御装置20の外周縁位置特定機能により、第1スキャンが行われる。具体的には、外周縁位置特定機能は、駆動装置11に、ウエハーWの外周縁を跨ぐ方向にセンサーユニット12を移動させながら、センサーユニット12に、ウエハーWの外周縁を跨ぐ方向における厚さを一定の周期で連続して計測させる、第1スキャンを実行する。また、外周縁位置特定機能は、少なくとも3点の外周縁位置を特定するために、少なくともセンサーユニット12がウエハーWの外周縁を3回跨ぐように、第1スキャンを実行する。
そして、ステップS103では、外周縁位置特定機能により、ステップS102の第1スキャンで得られたウエハーWの厚さのデータに基づいて、ウエハーWの外周縁上の少なくても3点の位置が特定される。たとえば、外周縁位置特定機能は、ウエハーWの厚さを得られなかった位置に隣接する、ウエハーWの厚さを得られた位置を、ウエハーWの外周縁位置として特定することができる。
ステップS104では、制御装置20の中心位置特定機能により、ステップS103で特定された3点以上の外周縁位置に基づいて、ウエハーWの中心位置の特定が行われる。そして、ステップS105では、制御装置20により、ウエハーWの中心位置のみが予め定めた厚さ測定位置であるか否かの判断が行われる。たとえば、図4(A)に示すように、ウエハーWの中心位置のみを厚さ測定位置と設定している場合には、ウエハーWの中心位置のみが予め定めた厚さ測定位置であると判断される。
予め定めた厚さ測定位置がウエハーWの中心位置のみである場合には、ステップS112に進み、制御装置20は、駆動装置11にセンサーユニット12を、ステップS104で特定したウエハーWの中心位置まで移動させ、センサーユニット12にウエハーWの中心位置の厚さを、予め定めた厚さ測定位置の厚さとして測定させる。
一方、ステップS105で、予め定めた厚さ測定位置がウエハーWの中心位置のみではない場合、たとえば厚さ測定位置が、図4(B)のように、ウエハーWの中心位置に加えて他の任意の位置も厚さ測定位置として設定した場合や、図4(C)のように、ウエハーWの中心位置を含まない任意の位置を厚さ測定位置として設定した場合には、ステップS106に進む。ステップS106では、制御装置20の外周縁特定機能により、ステップS103で特定した3点以上の外周縁位置、および、ステップS104で特定したウエハーWの中心位置に基づいて、ウエハーWの外周縁が特定される。
そして、ステップS107では、制御装置20の切り欠き部特定機能により、第2スキャンが行われる。具体的には、切り欠き部特定機能は、駆動装置11に、ステップS106で特定されたウエハーWの外周縁に沿ってセンサーユニット12を移動させながら、センサーユニット12に一定の周期で連続してウエハーWの厚さを測定させる、第2スキャンを行う。そして、ステップS108では、切り欠き部特定機能により、ステップS107の第2スキャンの結果に基づいて、ウエハーWの外周縁上の位置のうち、ウエハーWの厚さに応じた厚さデータを得られなかった位置が、ウエハーWの切り欠き部の位置として特定される。
ステップS109では、制御装置20の回転角度特定機能により、ステップS108で特定されたウエハーWの切り欠き部に基づいて、ウエハーWの回転角度が特定される。そして、ステップS110では、制御装置20の厚さ測定位置特定機能により、ウエハーWの位置情報(たとえば基準となるウエハーWの中心位置とステップS106で特定した実際のウエハーWの中心位置とのずれ量)と、ウエハーWの回転角度とに基づいて、予め定めたウエハーWの厚さ測定位置が特定される。そして、ステップS111では、制御装置20により、駆動装置11に、ステップS110で特定された厚さ測定位置までセンサーユニット12を移動させ、センサーユニット12に厚さ測定位置における厚さを測定させる。
以上のように、本実施形態に係るウエハーの厚さ測定装置は、ウエハーWの厚さを測定する単一のセンサーユニット12と、駆動装置11の駆動を制御するとともに、予め定めたウエハーWの厚さ測定位置を特定し、センサーユニット12に厚さ測定位置におけるウエハーWの厚さを測定させる制御装置20と、を有し、制御装置20は、ウエハーWの外周縁を跨ぐ方向にセンサーユニット12を移動させながら、センサーユニット12にウエハーWの厚さを連続して測定させる第1スキャンを実行し、第1スキャンの結果に基づいて、ウエハーの外周縁上の少なくとも3点の位置を特定し、ウエハーWの外周縁上の少なくとも3点の位置に基づいて、ウエハーWの中心位置を特定する。これにより、ウエハーWの中心位置が予め定めた厚さ測定位置である場合において、作業者がプレートP上にウエハーWを置く際やプレート載置部13にプレートPを置く際に、予め定めた基準のプレートPの位置または基準のウエハーWの位置からずれて、また予め定めた基準のウエハーWの角度からずれて、プレートPやウエハーWを置いてしまったことにより、ウエハーWの厚さ測定位置が予め定めた基準の位置からずれている場合でも、予め定めた厚さ測定位置(ウエハーWの中心位置)の厚さを正確に測定することができる。
また、本実施形態では、制御装置20が、ウエハーWの中心位置に基づいてウエハーWの外周縁を特定し、ウエハーWの外周縁に沿ってセンサーユニット12を移動させながら、センサーユニット12にウエハーの厚さを連続して測定させる第2スキャンを実行し、第2スキャンの結果に基づいて、ウエハーWの切り欠き部を特定し、ウエハーWの切り欠き部からウエハーWの回転角度を特定し、ウエハーWの位置情報とウエハーWの回転角度とに基づいて、予め定めたウエハーWの厚さ測定位置を特定する。これにより、本実施形態では、予め定めた厚さ測定位置がウエハーWの中心位置でない場合において、ウエハーWの厚さ測定位置が予め定めた基準の位置または角度からずれている場合でも、予め定めたウエハーWの厚さ測定位置の厚さを正確に測定することができる。
加えて、本実施形態では、単一のセンサーユニット12のみを用いて、ウエハーWの全面をスキャンすることなく基準の位置または角度からのずれを測定し、予め定めた厚さ測定位置の厚さを正確に測定することができるため、予め定めた厚さ測定位置を測定する時間を短縮することができるとともに、ウエハーWの厚さ測定装置1の構成を簡略化することができ、製造コストを低減することもできる。すなわち、従来では、基準の測定位置からずれた厚さ測定位置の厚さを測定するために、実際のウエハーWの位置を特定するためのセンサーユニット(たとえば、撮像カメラ)を、ウエハーWの厚さ測定のためのセンサーユニットとは別に設けて、予め定めた厚さ測定位置を特定するか、ウエハーWの全面をスキャンすることでウエハーWの実際の位置を特定し、予め定めた厚さ測定位置を特定する方法が行われた。しかしこれら従来技術では、センサーユニットが複数必要となるか、またはウエハーWの全面をスキャンすることとなるため、予め定めた厚さ測定位置を測定する時間が長くなるという問題や、ウエハーWの厚さ測定装置1の構成が複雑となり製造コストが増大するという問題があった。これに対して、本実施形態では、単一のセンサーユニット12のみを用いて、ウエハーWの全面をスキャンすることなく基準の位置または角度からのずれを測定するだけで、予め定めた厚さ測定位置の厚さを正確に測定することができるため、このような問題を解決することができる。
さらに、本実施形態に係る厚さ測定装置は、ウエハーWを載せたプレートPを載置するプレート載置部13を有し、制御装置20は、ウエハーWを載せたプレートPをプレート載置部13に載置した場合に、ウエハーWをプレートPに載せたまま、ウエハーWの厚さ測定位置の厚さを測定することができるため、ウエハーWの厚さを測定する度に、プレートPからウエハーWを取り外し、その後、ウエハーWの研磨のために、再度、ウエハーWをプレートPを載せるという手間を省くことができ、作業者の利便性を向上することができる。
また、本実施形態に係るウエハーの厚さ測定装置において、単一のセンサーユニット12は、非接触でウエハーの厚さを測定する光学式変位計とすることができ、これにより、ウエハーWを傷つけることなくウエハーWの厚さを測定することができる。加えて、本実施形態に係るウエハーの厚さ測定装置において、単一のセンサーユニット12を、赤外光干渉を用いた光学式変位計とすることができ、これにより、測定部位の振動の影響を抑制し、ウエハーWの厚さを適切に測定することができる。すなわち、本実施形態に係るウエハーの厚さ測定装置では、赤外光干渉を用いることで、ウエハーWの表面までの距離ではなく、ウエハーWの厚さ自体を図ることができるため、たとえセンサーユニット12の振動によりウエハーWの表面までの距離が変動する場合でも、ウエハーWの厚さを適切に測定することができる。また、従来では、センサーユニットの駆動によりセンサーユニットが振動してしまうとウエハーWの厚さを適切に測定することができないため、センサーユニットは動かさず、ウエハーW(またはウエハーWを載せた台)自体を動かすことで、ウエハーWの厚さを測定していた。これに対して、本実施形態では、ウエハーWの上方においてセンサーユニット12を移動させて、ウエハーWの厚さ測定位置の厚さを測定することができるため、ウエハーW(またはウエハーWを載せた台)自体を移動させる場合と比べて、作業スペースを有効に活用することができ、ウエハーWの厚さ測定装置1を省スペース化することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態例について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態の記載に限定されるものではない。上記実施形態例には様々な変更・改良を加えることが可能であり、そのような変更または改良を加えた形態のものも本発明の技術的範囲に含まれる。
たとえば、上述した実施形態では、ウエハーWの厚さ測定装置1として、測定装置10と制御装置20とが個別分離した装置を例示して説明したが、この構成に限定されず、測定装置10に制御装置20を組み込んで一体化させた装置とすることもできる。すなわち、本実施形態に係るウエハーの厚さ測定装置とは、測定装置10と制御装置20とが個別分離したものであってもよいし、測定装置10と制御装置20とが一体化したものであってもよい。
また、上述した実施形態では、単一のセンサーユニット12として、赤外光干渉を用いた非接触式の光学式変位計を用いた構成を例示したが、この構成に限定されず、たとえば、接触式の変位計も用いることができる。
さらに、上述した実施形態において、ウエハーWの厚さ測定装置1は、予め定めた厚さ測定位置における厚さを測定する構成を例示したが、この機能に加えて、ウエハーW全面の厚さを測定する機能を有する構成とすることができる。
加えて、上述した実施形態において、円形のウエハーWの厚さを測定する構成を例示したが、ウエハーWを含む測定対象物(ワーク)の形状は円形に限定されず、正三角形、正方形などの正多角形であっても、上述した方法により、予め定めたウエハーWの厚さ測定位置の厚さを測定することができる。たとえば、測定対象物がマスクである場合には形状を正方形とすることができる。また、上述した実施形態における「円形」にはノッチやオリフラなどを含む切り欠きを有する略円形のものも含まれる。
なお、上述した実施形態では、円形のウエハーWの「中心位置」を求める構成を例示したが、ワークの形状が正三角形、正方形などの多角形である場合には、面密度が略同一であるワークの「重心位置」を「中心位置」として求めることもできる。また、上述した実施形態では、中心位置または重心位置を特徴点として、特徴点のずれ量とウエハーWの回転角度から予め定めたウエハーWの測定位置を特定する構成を例示したが、特徴点は、中心位置または重心位置に限定されない。たとえば、ウエハーWの少なくとも3つの外周縁位置からウエハーWの外周縁を特定し、当該外周縁に沿って第2スキャンを行うことで、切り欠き部の始点と終点とを特定する。そして、切り欠き部の始点または/および終点を特徴点とし、当該特徴点のずれ量と、ワークの回転角度とに基づいて、予め求めたワークの厚さ測定位置を特定することもできる。
1…ウエハーの厚さ測定装置
10…測定装置
11…駆動装置
12…センサーユニット
13…プレート載置部
20…制御装置

Claims (12)

  1. ワークの厚さを測定するセンサーユニットと、
    前記センサーユニットを二次元方向に移動させる駆動部と、
    駆動部の駆動を制御するとともに、予め定めたワークの厚さ測定位置を特定し、前記センサーユニットに前記厚さ測定位置におけるワークの厚さを測定させる制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記駆動部に前記ワークの外周縁を跨ぐ方向に前記センサーユニットを移動させながら、前記センサーユニットにワークの厚さを連続して測定させる第1スキャンを実行し、
    前記第1スキャンの結果に基づいて、ワークの外周縁上の位置を特定し、
    前記ワークの外周縁上の位置に基づいて、ワーク上の所定の特徴点を特定し、
    前記所定の特徴点に基づいて、予め定めた前記ワークの厚さ測定位置を特定する、厚さ測定装置。
  2. 請求項1に記載の厚さ測定装置において、
    前記制御部は、
    前記ワークの外周縁上の位置に基づいて、前記所定の特徴点であるワークの中心位置を特定し、
    前記ワークの中心位置に基づいて、ワークの外周縁を特定し、
    前記駆動部に前記ワークの外周縁に沿って前記センサーユニットを移動させながら、前記センサーユニットにワークの厚さを連続して測定させる第2スキャンを実行し、
    前記第2スキャンの結果に基づいて、前記ワークの切り欠き部を特定し、
    前記ワークの切り欠き部から前記ワークの回転角度を特定し、
    ワークの位置情報と前記ワークの回転角度とに基づいて、予め定めた前記ワークの厚さ測定位置を特定し、
    前記センサーユニットに特定した前記ワークの厚さ測定位置における厚さを測定させる、厚さ測定装置。
  3. 請求項2に記載の厚さ測定装置であって、
    前記ワークの位置情報は、基準とするワークの中心位置から実際のワークの中心位置のずれ量である、厚さ測定装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の厚さ測定装置であって、
    単一のセンサーユニットのみを有することを特徴とする、厚さ測定装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の厚さ測定装置であって、
    前記制御部は、前記第1スキャンの結果に基づいて前記ワークの外周縁上の少なくとも3点の位置を特定し、前記ワークの外周縁上の少なくとも3点の位置に基づいて前記所定の特徴点を特定することを特徴とする、厚さ測定装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の厚さ測定装置であって、
    ワークを載せたプレートを載置する載置部を有し、
    前記制御部は、ワークを載せたプレートを前記載置部に載置した場合に、ワークをプレートに載せたまま、前記ワークの厚さ測定位置の厚さを測定する、厚さ測定装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の厚さ測定装置であって、
    前記センサーユニットは、非接触でワークの厚さを測定する光学式変位計を含むセンサーユニットである、厚さ測定装置。
  8. 請求項7に記載の厚さ測定装置であって、
    前記センサーユニットは、赤外光干渉を用いた光学式変位計を含むセンサーユニットである、厚さ測定装置。
  9. ワークの厚さを測定するセンサーユニットの移動を制御するとともに、予め定めたワークの厚さ測定位置を特定し、前記センサーユニットに前記厚さ測定位置におけるワークの厚さを測定させる制御装置であって、
    前記ワークの外周縁を跨ぐ方向に、前記センサーユニットを移動させながら、前記センサーユニットにワークの厚さを連続して測定させる第1スキャンを行い、
    前記第1スキャンの結果に基づいて、ワークの外周縁上の位置を特定し、
    前記ワークの外周縁上の位置に基づいて、ワーク上の所定の特徴点を特定し、
    前記所定の特徴点に基づいて、予め定めた前記ワークの厚さ測定位置を特定する、制御装置。
  10. 請求項9に記載の制御装置であって、
    前記ワークの外周縁上の位置に基づいて、前記所定の特徴点であるワークの中心位置を特定し、
    前記ワークの中心位置に基づいて、ワークの外周縁を特定し、
    前記ワークの外周縁に沿って前記センサーユニットを移動させながら、前記センサーユニットにワークの厚さを連続して測定させる第2スキャンを実行し、
    前記第2スキャンの結果に基づいて、前記ワークの切り欠き部を特定し、
    前記ワークの切り欠き部から前記ワークの回転角度を特定し、
    ワークの位置情報と前記ワークの回転角度とに基づいて、予め定めた前記ワークの厚さ測定位置を特定し、
    前記センサーユニットに特定した前記ワークの厚さ測定位置における厚さを測定させる、制御装置。
  11. ワークの厚さを測定するセンサーユニットを用いて、予め定めたワークの特定位置の厚さを測定する厚さ測定方法であって、
    前記ワークの外周縁を跨ぐ方向に前記センサーユニットを移動させながら、前記センサーユニットにワークの厚さを連続して測定させる第1スキャンを実行し、
    前記第1スキャンの結果に基づいて、ワークの外周縁上の位置を特定し、
    前記ワークの外周縁上の位置に基づいて、ワーク上の所定の特徴点を特定し、
    前記所定の特徴点に基づいて、予め定めた前記ワークの厚さ測定位置を特定する、ワークの厚さ測定方法。
  12. 請求項11に記載のワークの厚さ測定方法であって、
    前記ワークの外周縁上の位置に基づいて、前記所定の特徴点であるワークの中心位置を特定し、
    前記ワークの中心位置に基づいて、ワークの外周縁を特定し、
    前記ワークの外周縁に沿って前記センサーユニットを移動させながら、前記センサーユニットにワークの厚さを連続して測定させる第2スキャンを実行し、
    前記第2スキャンの結果に基づいて、前記ワークの切り欠き部を特定し、
    前記ワークの切り欠き部から前記ワークの回転角度を特定し、
    ワークの位置情報と前記ワークの回転角度とに基づいて、予め定めた前記ワークの厚さ測定位置を特定し、
    前記センサーユニットに特定した前記ワークの厚さ測定位置における厚さを測定させる、ワークの厚さ測定方法。
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