JP6323175B2 - 電子機器およびフィルタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器およびフィルタ装置に関する。
一般に、ストレージ装置等の情報処理装置においては、装置の動作時に生じる発熱を冷却ファンを用いた強制空冷により冷却している。このような冷却ファンを備える装置においては、冷却ファンにより生じる空気の流れに搬送された異物が装置内に侵入することを、例えばフロントベゼルに取り付けたフィルタで防いでいる。
しかし、装置の稼働時間の経過と共にフィルタに異物が溜って目詰まりが起こる。フィルタの目詰まりが起こると、冷却効率が低下し、温度上昇等の不具合が装置に発生するのでフィルタの定期的な清掃が必要である。
従来の情報処理装置においては、フィルタが目詰まりした場合に、保守作業者による手作業によってフィルタを交換もしくは清掃することで対処している。
特開2000−291999号公報 特開2001−182958号公報 特開2000−354720号公報
しかしながら、このような従来の情報処理装置においては、フィルタに目詰まりが起きた場合に、保守作業者が手作業でフィルタの交換や清掃を行なうので、必ずしも目詰まりの発生後、すぐに解消する為の作業ができるわけではない。従って、フィルタの目詰まりにより装置の温度上昇が生じるおそれがある。
また、容易に装置を停止させることができないミッションクリティカルな業務においても、ストレージ装置等の情報処理装置は使用されている。例えば、このようなミッションクリティカルな業務に用いられるストレージ装置においては、顧客のデータの読み出し、保存の動作を常時行なっている。
このような、ミッションクリティカルな業務に用いられるストレージ装置は、計算機室と呼ばれる特殊な環境に設置されることが多い。計算機室には、多数のサーバーやストレージ装置が設置される。これらの多数の装置を安定動作させるために、室内の空調は通常のオフィス環境に比較すると強く設定されており、計算機室の中は積極的に空気が循環するようになっている。しかし計算機室は半導体等を製造するクリーンルームとは異なり、塵埃対策は特に施されている訳ではなく、必然的に外部からのゴミやホコリが通常のオフィス環境よりも多くなってしまう。それにより装置内部へのゴミ、ホコリの侵入は避けられない状況にある。
このような計算機室に配置され、ミッションクリティカルな用途に用いられる情報処理装置においては、装置を稼働させた状態でフィルタの交換や清掃を行なうことになるが、保守作業者がフィルタを清掃している間はフィルタが未装着の状態となる。このようにフィルタ未装着の状態で装置を稼働させると装置内に異物が侵入し、装置の故障を招くおそれがある。
なお、フィルタ未装着の状態を短くすべく清掃時の時間を短縮する方法として、フロントベゼル毎交換する方法が考えられるが、フィルタが詰まった度にフロントベゼルを交換していては保守費用がかさんでしまうので実用的ではない。
1つの側面では、本発明は、装置を稼働させた状態で異物の侵入を阻止しながらフィルタを清掃することを目的とする。
このため、この電子機器は、開口が設けられた筐体と、前記筐体内に配置される被冷却物と、前記開口から前記筐体内に流入し、被冷却物へと流れる冷却風を生じさせる気流生成部と、前記冷却風に混入する異物を除く複数のフィルタと、前記複数のフィルタのうちの少なくとも1つの清掃対象フィルタを遮蔽する遮蔽部と、前記気流生成部を制御して前記冷却風の流量を増加させる流量増加制御部と、前記遮蔽部により遮蔽された前記清掃対象フィルタの一部を清掃する清掃処理部とを備える。
一実施形態によれば、装置を稼働させた状態で異物の侵入を阻止しながらフィルタを清掃することができる。
実施形態の一例としての電子機器の外観を模式的に示す斜視図である。 実施形態の一例としての電子機器の内部構成を模式的に示す分解斜視図である。 実施形態の一例としての電子機器の側面図である。 実施形態の一例としての電子機器におけるコントローラの機能構成を示す図である。 実施形態の一例としての電子機器に搭載されるフロントベゼルの外観を示す斜視図である。 実施形態の一例としての電子機器に搭載されるフロントベゼルの部品構成を説明するための展開図である。 (a),(b)は実施形態の一例としての電子機器のフロントベゼルにおけるシャッタの開閉を説明する図である。 (a),(b)は実施形態の一例としての電子機器のフロントベゼルにおけるシャッタの開閉を説明する図である。 実施形態の一例としての電子機器のフロントベゼルにおけるシャッタ開閉機構の構成を説明する図である。 実施形態の一例としての電子機器のフロントベゼルにおけるフィルタ振動機構の構成を示す分解斜視図である。 実施形態の一例としての電子機器のフロントベゼルにおけるフィルタ振動機構の構成を示す正面図である。 (a)〜(e)は実施形態の一例としての電子機器のフロントベゼルにおけるフィルタ振動機構の動作を説明する図である。 実施形態の一例としての電子機器におけるフィルタの清掃手法を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して本電子機器及びフィルタ装置に係る実施の形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、実施形態で明示しない種々の変形例や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、本実施形態を、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。又、各図は、図中に示す構成要素のみを備えるという趣旨ではなく、他の機能等を含むことができる。
(A)構成
図1は実施形態の一例としての電子機器1の外観を模式的に示す斜視図、図2はその内部構成を模式的に示す分解斜視図、図3はその側面図である。
電子機器1は、図1〜図3に示すように、箱状の筐体500を備え、この筐体500の内部に電子部品501や冷却ファン付ユニット502等が配置される。
電子部品501は、ハードディスクやその制御回路、およびこれらに電力を供給する電源装置等である。
以下、電子機器1が、電子部品501としてハードディスクを備えるストレージ装置である例について示す。ハードディスクや制御回路は電源装置から供給される電力により動作する。
本電子装置1は、容易に装置を停止させることができないミッションクリティカルな業務において用いられ、例えば、計算機室に設置される。計算機室には、多数のサーバーやストレージ装置が設置されている。これらの多数の装置を安定動作させるために、室内の空調は通常のオフィス環境に比較すると強く設定されており、計算機室の中は積極的に空気が循環するようになっている。しかし計算機室は半導体等を製造するクリーンルームとは異なり、塵埃対策は特に施されている訳ではなく、必然的に外部からのゴミやホコリが通常のオフィス環境よりも多くなってしまう。それにより装置内部へのゴミ、ホコリの侵入は避けられない状況にある。
ただし、電子機器1はストレージ装置に限定されるものではなく、電子部品501としてハードディスクおよびその制御回路以外の他の電子部品を備えてもよい。
また、電子部品501はその動作に伴い発熱するものであり、冷却ファン付ユニット502の冷却ファン510によって生じさせる冷却風により冷却される。すなわち、電子部品501が、筐体500内に配置される被冷却物に相当する。
筐体500の一面には開口5001が形成されており、この開口5001を塞ぐようにフロントベゼル(フィルタ装置)100が取り付けられる。フロントベゼル100は筐体500に着脱可能に構成されている。
以下、便宜上、筐体500におけるフロントベゼル100が取り付けられている側を、前側とし、筐体500におけるフロントベゼル100と対向する他端側を後側とする。
筐体500内の所定位置には流量センサ511が配設されている。流量センサ511は、空気の流量を測定するセンサであり、測定結果を、例えば冷却ファン付ユニット502のコントローラ512に送信する。なお、流量センサ511としては既知の種々のセンサを用いることができ、その詳細な説明は省略する。また、流量センサ511は、測定結果を、図示しないハードディスクの制御回路等の他の機能部に送信してもよい。
図3に示す例においては、筐体500内における前側と後側の2カ所にそれぞれ流量センサ511が配設されており、各流量センサ511がそれぞれ測定結果をコントローラ512等に送信する。
なお、筐体500内に配置される流量センサ511の数や位置は、これに限定されるものではなく、種々変形して実施することができる。
筐体500内においては、後述の如く、冷却ファン510を駆動することによって、フロントベゼル100を通過して筐体500の開口5001から風(冷却風)が流入する。また、筐体500内に流入した冷却風は、電子部品501の周囲を通過した後に、筐体500の後側に形成された図示しない開口から流出する。
後述の如く、フロントベゼル100には、通過する冷却風中の異物を除去するフィルタ103が備えられる。このフィルタ103が目詰まりすると、筐体500内に流入する冷却風の流量は低下し、流量センサ511による流量の測定値も低下する。従って、流量センサ511の測定結果に基づき、フィルタ103の目詰まりを検知することができる。
また、筐体500内においては、図3に示すように、前側に電子部品501が配置され、後側に冷却ファン付ユニット502が配置されている。ただし、筐体500内における電子部品501の配置はこれに限定されるものではなく、例えば、筐体500内の後側に電子部品501を配置する等、種々変形して実施することができる。
冷却ファン付ユニット502は、冷却ファン510とコントローラ512とを備える。冷却ファン510は送風を行なう装置であり、図示しないファン及びモータをそなえる。冷却ファン510は、例えば、多翼遠心式ファンであって、回転軸を中心に複数のブレードを放射状に配置して形成され、モータにより回転軸が回転駆動される。
そして、冷却ファン510においては、モータがファンを回転駆動することにより、フロントベゼル100を通過して筐体500の開口5001から流入する風(冷却風)が生じる。
また、この筐体500内に流入した冷却風は、電子部品501の周囲を通過して筐体500の後側に形成された図示しない開口から流出する。冷却風は、電子部品501の周囲を通過する際に、電子部品501から熱を奪って冷却する。
すなわち、冷却ファン510は、開口5001から筐体500内に流入し、被冷却物である電子部品501へと流れる冷却風を生じさせる気流生成部として機能する。
コントローラ512は、本電子機器1における電子部品501の冷却およびフロントベゼル100のフィルタ103の清掃を制御する。
図4は実施形態の一例としての電子機器1におけるコントローラ512の機能構成を示す図である。
コントローラ512は、電子部品501の冷却に関する各種制御を行なうものであり、図4に示すように、冷却制御部51およびクリーニング制御部52としての機能を備える。
冷却制御部51は、本電子機器1における電子部品501の冷却を制御する。冷却制御部51は、例えば、冷却ファン510のモータの回転速度を変更することで、冷却ファン510によって生成される冷却風の流量を増減させる制御を行なう。例えば、冷却制御部51は、冷却ファン510のモータの回転速度を増加させることで、冷却風の流量を増加させる。
冷却風の流量を増加させることで、筐体500内の温度を下げることができる。例えば、冷却制御部51は、筐体500内に配置された図示しない温度センサによって測定された温度が所定の閾値よりも高い場合に、冷却ファン510のモータの回転速度を増加させる制御を行なう。これにより、冷却制御部51は、筐体500内の温度が所定の閾値以下となるよう制御する。
また、コントローラ512は、筐体500内の温度が所定の閾値よりも低い場合には、冷却ファン510のモータの回転速度を低下させたり、モータの回転を一時的に停止させる制御を行なう。これにより、消費電力を低減することができる。
クリーニング制御部52は、フロントベゼル100に備えられたフィルタ103(図6等参照)を清掃する制御を行なう。
クリーニング制御部(検知部)52は、流量センサ511から通知される測定結果に基づき、フィルタ103の目詰まりを検知する。例えば、クリーニング制御部52は、流量センサ511による測定値が所定の閾値以下であることを検知した場合に、フィルタ103の目詰まりを検知する。なお、フィルタ103の目詰まりの検知手法は、これに限定されるものではなく種々変形して実施することができる。例えば、クリーニング制御部52は、流量センサ511により測定された流量の値を、それ以前に測定された流量の値と比較して、流量が所定の閾値以上低下したことを検知した場合に、フィルタ103の目詰まりを検知してもよい。また、クリーニング制御部52は、例えば、前回行なったフィルタ103の清掃時からの経過時間に基づいてフィルタの目詰まりを検知してもよい。
そして、クリーニング制御部52は、フィルタ103の目詰まりを検知するとフィルタユニット400のフィルタ103の清掃を開始する。
また、クリーニング制御部52は、フロントベゼル100に備えられた複数のフィルタユニット400について、個別に清掃を行なう。すなわち、クリーニング制御部52は、フロントベゼル100に備えられた2つのフィルタユニット400のうち、いずれか一方のフィルタユニット400を選択し、この選択したフィルタユニット400のフィルタ103の清掃を行なう。以下、清掃対象のフィルタユニット400を清掃対象フィルタユニット400という場合がある。また、清掃対象フィルタユニット400に備えられたフィルタ103を清掃対象フィルタ103という場合がある。
クリーニング制御部52は、図4に示すように、シャッタ開閉制御部53,フィルタ振動制御部54およびファン制御部55としての機能を備える。
シャッタ開閉制御部53は、後述するフロントベゼル100に備えられたシャッタ開閉機構300(図7(a),(b)等参照)を制御し、フィルタ103に沿って配設されたシャッタ104を開状態と閉状態とで切り替える。
シャッタ開閉機構300は、フィルタ103に沿って配設されたシャッタ104を移動(開閉)させる機構である。このシャッタ開閉機構300は、シャッタ104を開状態とすることで、冷却風がフィルタ103を通過して筐体500へ流入することを可能とし、また、シャッタ104を閉状態とすることで、冷却風がフィルタ103を通過して筐体500へ流入することを阻止する。なお、このシャッタ開閉機構300についての詳細は後述する。
本電子機器1に備えられるフロントベゼル100には複数(本実施形態では2つ;図6等参照)のフィルタ103が備えられ、これらのフィルタ103のそれぞれにシャッタ104が取り付けられている。
シャッタ開閉制御部53は、後述するフィルタ振動制御部54がフィルタ103を振動させて清掃する際に、その清掃対象のフィルタ103に対応するシャッタ104を閉状態にする。また、この際、シャッタ開閉制御部53は、清掃が行なわれない側(非清掃対象)のフィルタ103に対応するシャッタ104は開状態にする。
フィルタ振動制御部54は、後述するフロントベゼル100に備えられたフィルタ振動機構200(図10等参照)を制御し、フィルタユニット400を振動させることによりフィルタ103の清掃を行なう。
フィルタ振動機構200は、フィルタユニット400(フィルタ103)を所定方向(例えば上下方向)に沿って連続的に往復させる(振動させる)ことで、フィルタ103に付着したゴミやホコリ等の異物を落下させて除去する。
上述の如く、本電子機器1に備えられるフロントベゼル100には複数のフィルタ103が備えられ、フィルタ振動機構200は、これらの複数のフィルタ103を個別に振動させる。すなわち、フィルタ振動機構200は、清掃対象フィルタ103だけを振動させてクリーニングを行ない、清掃が行なわれない側(非清掃対象)のフィルタ103は振動させない。なお、このフィルタ振動機構200についての詳細は後述する。
ファン制御部55は、冷却ファン510のモータの回転速度を制御することで、冷却ファン510によって生成される冷却風の流量を増減させる制御を行なう。例えば、ファン制御部55は、上述したシャッタ開閉制御部53が清掃対象のフィルタ103に対応するシャッタ104を閉状態にしている間、冷却ファン510のモータの回転速度を増加させることで、冷却風の流量を増加させる。
すなわち、ファン制御部55は、上述したフィルタ振動制御部54がフィルタ103を振動させて清掃する際に、冷却ファン510のモータの回転速度を増加させることで、冷却風の流量を増加させる。
清掃対象フィルタ103に対応するシャッタ104を閉状態にすることで、このフィルタ103を介して冷却風が流入することができず、筐体500内へ流入する冷却風の流量が減少する。そこで、ファン制御部55は、清掃対象フィルタ103に対応するシャッタ104を閉状態にしている間、冷却ファン510のモータの回転速度を増加させることで、非清掃対象のフィルタ103を介して流入する冷却風の流量を増加させる。これにより、筐体500内に流入する冷却風の流量をフィルタ103の清掃前と同程度に維持し、電子部品501の冷却性能を維持する。
このように、ファン制御部55は、冷却ファン510のモータを制御して冷却風の流量を増加させる流量増加制御部として機能する。
なお、上述したコントローラ512としての各機能は、例えば、機能を実現するよう構成された回路部品(制御チップ)として搭載されてもよく、また、図示しないプロセッサ(コンピュータ)がプログラムを実行することにより実現してもよく、種々変形して実施することができる。
なお、上記コントローラ512としての各機能をプロセッサがプログラムを実行することによって実現する場合には、冷却制御部51およびクリーニング制御部52としての機能を実現するためのプログラムは、例えばフレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RW等),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD+R,DVD−RW,DVD+RW,HD DVD等),ブルーレイディスク,磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。そして、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し格納して用いる。又、そのプログラムを、例えば磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に記録しておき、その記憶装置から通信経路を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
冷却制御部51およびクリーニング制御部52としての機能を実現する際には、内部記憶装置(本実施形態では図示しないRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory))に格納されたプログラムがコンピュータのマイクロプロセッサ(CPU(Central Processing Unit))等によって実行される。このとき、記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータが読み取って実行するようにしてもよい。
次に、図5〜図8を参照して、シャッタ開閉機構300について説明する。
図5は実施形態の一例としての電子機器1に搭載されるフロントベゼル100の外観を示す斜視図、図6はフロントベゼル100の部品構成を説明するための展開図である。なお、これらの図5および図6においては、フロントベゼル100を筐体500側から見た状態(すなわち後側)を示す。
フロントベゼル100は、図5,図6に示すように、ケース101とステイ102との間に複数(図6に示す例では2つ)のフィルタユニット400a,400bを備える。
ケース101は、矩形の底面部1011を有し、この底面部1011の周囲四辺を折り曲げ立ち上がり部とするトレイ形状を有する。このケース101の底面部1011は筐体500の開口5001とほぼ同サイズもしくは若干大きいサイズの同形状を有する。
また、以下、便宜上、ケース101の底面部1011の長手方向を左右方向といい、短手方向を上下方向という。
ステイ102は、上述したケース101の底面部1011とほぼ同形状の底面部1020を有し、この底面部1020の周囲四辺のうち、長手方向の一辺を折り曲げ立ち上がり部とするトレイ形状を有する。
そして、これらのケース101の底面部1011と、ステイ102の底面部1020とで挟むように複数のフィルタユニット400a,400b(フィルタ103)が配置されている。
具体的には、ケース101の左右方向に沿って、板状に形成された2つのフィルタユニット400が、ケース101の底面部1011を均等に分割するように並べて配置されている。これにより、フロントベゼル100を筐体500の開口5001に取り付けた状態では、開口5001を2つのフィルタユニット400a,400bで案分して閉鎖する。
フィルタユニット400a,400bは同様の構成を備えている。以下、フィルタユニットを示す符号としては、複数のフィルタユニットのうち1つを特定する必要があるときには符号400a,400bを用いるが、任意のフィルタユニットを指すときには符号400を用いる。
フィルタユニット400は、フィルタ103とフィルタフレーム401とを備える。フィルタ103は、冷却風に混入した異物を除去し、異物の筐体500へ侵入を阻止するものであり、冷却風は通過させる一方で、この冷却風内に混入した埃等の所定サイズの異物の通過を阻止する。通過を阻止された異物は例えばフィルタ103に付着する。
フィルタ103は矩形の板形状を有し、その周囲をフィルタフレーム401により環囲されている。
ステイ102の底面部1020におけるフィルタ103と隣接する位置には開口1021が形成されている。図6等に示す例においては、開口1021として、底面部1020に上下方向に伸びるスリットが形成されており、このスリット状の開口1021が、底面部1020に左右方向に連続して形成されている。なお、これらの複数の開口1021は底面部1020において左右方向に等間隔に形成されている。
また、ケース101の底面部1011にも、フィルタ103を挟んでステイ102の底面部1020の開口1021と対向する位置に、開口が形成されている。図6に示す例においては、ケース101の底面部1011には、ステイ102の底面部1020に形成された各開口1021と対向するそれぞれの位置に、円形の穴を上下方向に並べることで形成された開口が配置されている。
これにより、フロントベゼル100において、ケース101の底面部1011に形成された各開口から流入した冷却風は、フィルタ103を通過して、ステイ102の底面部1020に形成された開口1021から流出する。
ただし、ケース101の底面部1011の開口や、ステイ102の底面部1020の開口1021の形状は、図6に示した形状に限定されるものではなく種々変形して実施することができる。例えば、ケース101の底面部1011の開口として、ステイ102の底面部1020の開口1021と同様のスリットを形成してもよく、また、ステイ102の底面部1020の開口1021として、ケース101の底面部1011の開口と同様に、円形の穴を上下方向に並べて開口を形成してもよい。
フロントベゼル100において、各フィルタユニット400とステイ102との間には、それぞれシャッタ104が配置される。
シャッタ104は、フィルタ103とほぼ同サイズの矩形の板状部材であり、ステイ102の底面部1020の開口1021と同様の開口1041が形成されている。シャッタ104は、フィルタユニット400とステイ102との間において、図示しないレール上に配置され、後述するシャッタ開閉機構300により左右方向に摺動可能に構成されている。そして、シャッタ開閉機構300がシャッタ104を左右方向に移動させることにより、シャッタ104は、フィルタユニット400とステイ102との間において、第1の位置と第2の位置とに択一的に配置される。
シャッタ104が第1の位置にある状態では、ステイ102の各開口1021とシャッタ104の開口1041とが連通して、フロントベゼル100冷却風が通過可能な状態となる。
また、シャッタ104が第2の位置にある状態では、ステイ102の各開口1021とシャッタ104における開口1041以外の部分とが対向して、各開口1021を閉鎖する。これにより、シャッタ104によりフロントベゼル100における冷却風の通過が阻止される。
シャッタ104においては、開口1041以外の部分が、ステイ102の開口1021を閉鎖する閉鎖部として機能する。なお、シャッタ104においては、その左右方向において、開口1041がステイ102に形成された開口1021と同じピッチで形成されている。
また、シャッタ104において、隣接する開口1041どうしの間隔は、ステイ102の底面部1020の開口1021の左右方向の長さ(幅)よりも広くなるように構成されている。
このように、ステイ102は、冷却風の流入経路上に配置され、開口1021を有する第1の遮蔽部材として機能する。また、シャッタ104は、冷却風の流入経路上に配置され、開口1041と閉塞部とを有する第2の遮蔽部材として機能する。
以下、シャッタ104が第1の位置にある状態をシャッタ104の開状態といい、シャッタ104が第2の位置にある状態をシャッタ104の閉状態という。
図7(a),(b)および図8(a),(b)はそれぞれ実施形態の一例としての電子機器1のフロントベゼル100におけるシャッタ104の開閉を説明する図であり、図7(a),(b)はフロントベゼル100を後側から見る図、図8(a),(b)はその側断面図である。また、図7(a)および図8(a)はシャッタ104の開状態を示し、図7(b)および図8はシャッタ104の閉状態を示す。
図7(a)および図8(a)に示すように、第1の位置(開状態)では、シャッタ104の各開口1041が、ステイ102の底面1020に形成された各開口1021と対向する。これにより、シャッタ104が第1の位置にある状態では、フロントベゼル100において、ケース101の底面部1011に形成された各開口と、ステイ102の底面部1020に形成された開口1021とシャッタ104の開口1041とが連通する。すなわち、フロントベゼル100において、ケース101の底面部1011に形成された各開口から流入した冷却風は、フィルタ103を通過して、ステイ102の底面部1020に形成された開口1021を通過し、さらに、シャッタ104の開口1041を通過して筐体500内に流入する。
シャッタ104が第1の位置にある状態において、図7(b)に示すようにモータ301を矢印A1方向に回転させると、図7(b)および図8(b)に示すように、シャッタ104は矢印A2方向に移動し、第2の位置(閉状態)に移動する。
図7(b)および図8(b)に示すように、第2の位置では、ステイ102の底面1020に形成された各開口1021は、シャッタ104における各開口1041が形成されていない面と対向し、これにより、各開口1021は、シャッタ104により閉鎖される。
すなわち、シャッタ104が第2の位置にある状態では、フロントベゼル100において、ケース101の底面部1011に形成された各開口から流入し、フィルタ103およびステイ102の開口1021を通過する冷却風は、シャッタ104により阻止され、筐体500内に流入できない。
このため、上述の如く、図7(b)に示すように、シャッタ104において、隣接する開口1041どうしの間隔は、ステイ102の底面部1020の開口1021の左右方向の長さ(幅)よりも広くなるように構成されている。
図9は実施形態の一例としての電子機器1のフロントベゼル100におけるシャッタ開閉機構300の構成を説明する図である。なお、この図9中においては、後述するフィルタ振動機構200の構成も示している。
シャッタ開閉機構300は、図9に示すように、モータ301およびリンク302を備える。モータ301は、モータ軸303をフロントベゼル100の前後方向に沿って配置し、このモータ軸303にはリンク302の一端が固定されている。また、リンク302の他端は、シャッタ104の端部にピン304を介して枢支されている。
これにより、モータ301を順方向および逆方向に回転させると、モータ軸303の回転に応じてリンク302の他端が回動して左右方向に移動し、シャッタ104が左右方向に移動する。すなわち、モータ301を回転させて任意の位置で停止させることで、シャッタ104を開状態と閉状態との任意の位置に配置することができる。モータ301の回転は、前述したシャッタ開閉制御部53により制御される。また、モータ301としては、例えばステッピングモータを用いることが望ましい。
また、シャッタ開閉機構300は、フィルタユニット400のそれぞれに備えられており、これにより、フロントベゼル100に備えられた2つのシャッタ104はそれぞれ独立してフィルタ103を開閉することができる。
シャッタ開閉制御部53は、フロントベゼル100に備えられた2つのシャッタ104のうち、フィルタ103の清掃を行なう側のフィルタユニット400のシャッタ104を閉状態にする制御を行なう。
次にフィルタ振動機構200の構成を説明する。
フィルタ振動機構200はフィルタユニット400を振動させ、これによりフィルタ103に付着した異物をフィルタ103から除去するフィルタ清掃を実現する。
図10は実施形態の一例としての電子機器1のフロントベゼル100におけるフィルタ振動機構200の構成を示す分解斜視図、図11はその正面図である。また、図9には、フィルタ振動機構200の側面図が示されている。
フィルタ振動機構200は、図9〜図11に示すように、モータ201,円盤204,リンク202およびアーム203を備える。
モータ201は、フィルタユニット400の左右いずれかの方向に隣接する位置において、モータ軸205をフロントベゼル100の左右方向に沿うように配置されている。また、そのモータ軸205には円盤204が同心状に固定されている。
円盤204には、その中心軸(モータ軸205)からずれた位置において、リンク202の一端(下方端)がピン206を介して枢支されている。すなわち、円盤204とリンク202とはクランクを構成している。
モータ201を順方向および逆方向のいずれかに回転させると、モータ軸205に固定された円盤204が回転する。円盤204にはピン206を介してリンク202の下方端が枢支されているので、これにより、リンク202の下方端はモータ201のモータ軸205をクランク回転軸とする回転運動をする。なお、モータ201の回転は、前述したフィルタ振動制御部54により制御される。
また、リンク202の他端(上方端)側にはピン206から遠ざかる方向に沿って長穴である連結穴2021が形成されている。
また、フィルタユニット400のフィルタフレーム401の左右方向の側面には、アーム軸207が突出し、このアーム軸207にアーム203の一端が固定されている。アーム203は、フィルタフレーム401の上下方向に沿って配置されており、その他端においては、連結突起2031が、左右方向に沿って突出している。
また、フィルタユニット400は、フロントベゼル100内において、その前後方向および左右方向の移動は抑止された状態で、上下方向には移動可能に構成されている。
そして、リンク202の連結穴2021に、この連結突起2031が挿入され、連結穴2021に案内された状態で摺動自在に構成されている。
上述の如く、モータ201の回転に従って円盤204が回転すると、円盤204にピン206を介して枢支されているリンク202の下端部は、モータ軸205をクランク軸として、回転運動を行なう。
一方、この際、リンク202の上端部は、連結穴2021内に連結突起2031を案内されながら、上下方向へ往復運動を行なう。
このように、リンク202における上方端は、上下方向に往復運動(ピストン運動)するよう構成されている。すなわち、フィルタ振動機構200は、ピストン・クランク機構を成す。
また、円盤204の回転により、ピン206が最上位置にある状態においては、リンク202も最上位置となる。この状態においては、連結穴2021の下端は、連結突起2031を押し上げる位置となる。
これにより、連結穴2021の下端が連結突起2031を押し上げ、これに応じて、アーム203およびアーム軸207を介してフィルタユニット400も上方に押し上げられる。
また、図10に示すように、フィルタフレーム401の上部には、複数の突起402が形成されている。これらの突起402は、フィルタユニット400をケース101とステイ102との間に取り付けた際に、フィルタ103がステイ102の各開口1021に面する各位置の上方位置に形成されている。すなわち、シャッタ104の開状態において、フィルタ103における冷却風が通過する部分(通過部位)の各上方位置に突起402が形成されている。フィルタ103においては、冷却風が通過するこれらの箇所に多く異物が付着する。
さらに、フロントベゼル100において、フィルタユニット400の各下方位置にはトレイ105が配置されている。これらのトレイ105の上面には、両面テープ等の粘着部材が配置されている。
後述の如く、フィルタ振動機構200によりフィルタユニット400を振動させることで、フィルタ103に付着していた異物がトレイ105上に落下し、トレイ105上に配置されている粘着部材に付着する。トレイ105上に落下した異物は、粘着部材に付着することにより、冷却風に等に飛ばされて筐体500内に侵入することが阻止される。
トレイ105は、フロントベゼル100から取り外し可能に構成され、粘着部材に付着する異物が多くなると、保守作業者がトレイ105もしくは粘着部材の交換等を行なう。
図12(a)〜(e)は実施形態の一例としての電子機器1のフロントベゼル100におけるフィルタ振動機構200の動作を説明する図である。
図12(a)および図12(e)はそれぞれピン206が最下端にある状態を示し、図12(c)はピン206が最上端にある状態を示す。また、図12(b)は、図12(a)に示す状態から図12(c)に示す状態への遷移途中の状態を示し、図12(d)は、図12(c)に示す状態から図12(e)に示す状態への遷移途中の状態を示す。
すなわち、図12(a)〜(e)に示す例においては、フィルタ振動機構200は、(a)、(b)、(c)、(d)、(e)の順に推移する。
図12(a)に示す状態において、モータ201により円盤204を矢印A3方向に回転させると、図12(b)に示すように、リンク202の下端がモータ軸205を軸に回転運動(クランク運動)を行ない、リンク202は上方へ移動する。
図12(b)に示す状態においては、リンク202の連結穴2021の下端にアーム203の連結突起2031が当接している。この状態から更にモータ201により円盤204を矢印A3方向に回転させると、リンク202が更に上方に移動し、アーム203およびフィルタユニット400を上方に持ち上げる。
図12(c)に示す状態において、ピン206が最上端の位置にあり、フィルタユニット400も最上位置にある。また、この状態において、フィルタフレーム401の上端に形成された突起402が、ステイ102に衝突する。
この衝突により生じる衝撃が、フィルタ103に伝わり、このフィルタ103に付着していた異物を振り落とす。
すなわち、突起402は、フィルタ103における冷却風の通過部位に対応する位置に、当該フィルタ103の振動に応じてフィルタ103に衝撃を付与する衝撃付与部として機能する。
さらに、モータ201により円盤204を矢印A3方向に回転させると、リンク202が下方に移動し、アーム203およびフィルタユニット400も下降する。
図12(d)に示す状態においては、フィルタユニット400が最下端に到達し、リンク202の連結穴2021の下端がアーム203の連結突起2031から離接を開始する。この状態から更にモータ201により円盤204を矢印A3方向に回転させると、リンク202が更に下方に移動し、図12(e)に示すように、ピン206が最下端の位置に到達する。すなわち、図12(a)に示す状態に移行し、以下、図12(a)〜(e)の状態を繰り返し行なう。
このように、フィルタ振動機構200においては、モータ201を回転させることにより、フィルタユニット400を上下に振動させる。これにより、フィルタ103に付着している異物がフィルタ103から振り落とされ、フィルタ103が清掃される。また、フィルタユニット400を振動させる際に、フィルタユニット400のフィルタフレーム401の上部に突出する突起が、ステイ102に衝突し、この際に生じる衝撃がフィルタ103に伝わることにより、フィルタ103からの異物の除去を効率的に行なうことができる。
なお、フィルタ103から落ちた異物は、フィルタ103の下部に配置されたトレイ105に落下する。トレイ105には両面テープ等の粘着部材を配置することで、落下した異物がこの粘着部材に付着し、冷却風等により飛散して筐体500内に侵入することを阻止することができる。
(B)動作
上述の如く構成された実施形態の一例としての電子機器1におけるフィルタ103の清掃手法を、図13に示すフローチャート(ステップS1〜S16)に従って説明する。
電子機器1の通常動作中においては、シャッタ開閉制御部53は、シャッタ開閉機構300を制御して、フロントベゼル100に備えらえた全てのシャッタ104を開状態にすることで、冷却風がフィルタ103を通過して筐体500へ流入することを可能とする。
この状態で、コントローラ512の冷却制御部51は冷却ファン510を制御して、筐体500内に冷却風を生じさせる。フロントベゼル100において、ケース101の底面部1011に形成された各開口から流入した冷却風は、フィルタ103を通過して、ステイ102の底面部1020に形成された開口1021を通過し、筐体500内に流入する。
筐体500内に流入した冷却風は、電子部品501の周囲を通過して筐体500の後側に形成された図示しない開口から流出する。冷却風は、電子部品501の周囲を通過する際に、電子部品501から生じる熱を奪い、冷却する。
外部から流入する冷却風に異物が混入している場合には、異物はフロントベゼル100内を通過する際にフィルタ103に引っ掛かり、筐体500内へ侵入することは阻止される。
フロントベゼル100に備えられたフィルタ103が目詰まりすると、流量センサ511によって測定される筐体500内の空気の流量が低下する。
ステップS1において、コントローラ512(クリーニング制御部52)が、流量センサ511の測定結果に基づき、冷却風の空気流量の減少を感知し、フィルタ103の目詰まりを検知する。
ステップS2において、コントローラ512は、フロントベゼル100に備えられた2つのフィルタユニット400のうち一方のフィルタユニット400(例えば、フィルタユニット400a)を清掃対象フィルタユニット400として選択する。そして、シャッタ開閉制御部53は、この清掃対象フィルタユニット400aに対応するシャッタ開閉機構300に対して、シャッタ104を閉状態にする指令を出す。
この指令に従い、シャッタ開閉機構300が清掃対象フィルタユニット400aに備えられたシャッタ104を閉状態にする。具体的には、シャッタ開閉制御部53が、シャッタ開閉機構300のモータ301を所定角度だけ回転させることで、シャッタ104を閉状態の位置に移動させる。
ステップS3において、ファン制御部55は、冷却ファン510のモータの回転速度を増加させる指令を出すことで、冷却風の流量を増加させる。これにより、一方のフィルタユニット400aのシャッタ104が閉状態となったことにより生じる冷却風の流量の低下を防ぐ。
ステップS4において、フィルタ振動制御部54が、フィルタ振動機構200に対して清掃対象フィルタユニット400aを振動させることで、フィルタ103を清掃させる。すなわち、モータ201を回転させることでフィルタ103を上下方向に振動させ、フィルタ103に付着したゴミ等の異物をトレイ105上に落下させる。また、この際、フィルタユニット400aが最上位置に到達した状態で、フィルタフレーム401の上部に形成された突起402がステイ102に衝突し、これにより生じる衝撃がフィルタ103に伝わり、フィルタ103に付着した異物を効率的に落下させる。
さらにこの際、清掃対象フィルタユニット400aに備えられたシャッタ104は閉状態となっているので、フィルタ103から落下した異物が筐体500内に侵入することは阻止される。 フィルタユニット400aの振動が所定時間継続して行なわれると、ステップS5において、フィルタ振動制御部54は、フィルタ振動機構200に対してフィルタユニット400aの振動を停止させる指令を出す。この指令に応じて、フィルタ振動機構200においてモータ201の回転が停止し、フィルタユニット400aの上下動が停止される。
ステップS6において、シャッタ開閉制御部53が、シャッタ開閉機構300に、清掃対象フィルタユニット400aのシャッタ104を開状態にする指令を出す。この指令に従い、シャッタ開閉制御部53が、シャッタ開閉機構300のモータ301を上述したステップS2とは逆方向に所定角度だけ回転させることで、シャッタ104を開状態の位置に移動させる。
ステップS7において、ファン制御部55は、冷却ファン510のモータの回転速度を低下させる指令を出し、ステップS3において増加させる前の回転速度に戻す。
ステップS8において、コントローラ512(クリーニング制御部52)が、流量センサ511から冷却風の流量の測定結果を取得し、この測定結果に基づき、冷却風の空気流量を確認する。
ステップS9において、測定された冷却風の流量が正常値であるか否かを確認する。例えば、コントローラ512は、測定された冷却風の流量が予め設定された閾値以上であるか否かを判断する。
確認の結果、測定された冷却風の流量が正常ではない場合、すなわち、測定された冷却風の流量が予め設定された閾値未満である場合には(ステップS9のNOルート参照)、ステップS2に戻り、ステップS2〜S8の処理を繰り返し行なう。
測定された冷却風の流量が正常である場合、すなわち、測定された冷却風の流量が予め設定された閾値以上である場合には(ステップS9のYESルート参照)、ステップS10に移行する。
ステップS10において、コントローラ512は、先の処理では清掃対象フィルタユニット400としなかった方(反対側)のフィルタユニット400bを、新たな清掃対象フィルタユニット400とする。シャッタ開閉制御部53は、この新たな清掃対処フィルタユニット400bに対応するシャッタ開閉機構300に対して、シャッタ104を閉状態にする指令を出す。
ステップS11において、ファン制御部55,フィルタ振動制御部54およびシャッタ開閉制御部53は、上述したステップS3〜S8の処理を繰り返し行なう。
その後、ステップS12において、測定された冷却風の流量が正常値であるか否かを確認する。確認の結果、測定された冷却風の流量が正常ではない場合、すなわち、測定された冷却風の流量が予め設定された閾値未満である場合には(ステップS12のNOルート参照)、ステップS10に戻る。
また、測定された冷却風の流量が正常である場合、すなわち、測定された冷却風の流量が予め設定された閾値以上である場合には(ステップS12のYESルート参照)、ステップS13に移行する。
ステップS13において、コントローラ512は、フィルタユニット400を振動させた回数をカウントし、ステップS14において、このカウント値が、所定の閾値以上であるか否かを確認する。
カウント値が閾値以下である場合には(ステップS14のYESルート参照)、ステップS15において、処理を正常終了する。また、カウント値が閾値より大きい場合には(ステップS14のNOルート参照)、ステップS16において、トレイ105の清掃を促すサインを通知して、処理を終了する。保守作業者は、この通知に従い、トレイ105の交換を行なう。なお、トレイ105を交換する代わりに、トレイ105の粘着部材の清掃もしくは交換を行なってもよい。また、この際、フィルタ103の交換を行なってもよい。
上述した処理において、フィルタ103の清掃を所定回数以上行なっても、冷却風の流量が正常にならない場合には、フィルタ103の清掃を停止させて、アラームを出力し、保守作業者にフィルタ103の交換を行なわせてもよく、種々変形して実施することができる。
(C)効果
このように、実施形態の一例としての電子機器1によれば、フロントベゼル100に複数のフィルタユニット400を備え、これらの複数のフィルタユニット400のうちの少なくとも一つを介して冷却風の吸入を行ないながら、他のフィルタユニット400のフィルタ103を清掃する。
これにより、電子機器1を稼働させ、筐体500内部の電子部品501を冷却しながらフィルタ103の清掃を行なうことができる。また、この際、筐体500内へ供給される冷却風はフィルタ103を介して吸入されるので、冷却風に混入した異物が筐体500内に侵入することを阻止することができる。
また、フィルタ103(清掃対象フィルタ103)の清掃を行なうに際して、シャッタ開閉制御部53がシャッタ開閉機構300を制御して、この清掃対象フィルタ103に取り付けられているシャッタ104を閉状態にする。これにより、清掃対象フィルタ103の清掃によりフィルタ103から離隔した埃等の異物が、筐体500内に侵入することを阻止できる。
フィルタ振動機構200が、フィルタユニット400を振動させることで、フィルタ103に付着した異物を取り除くことができる。また、この際、フィルタフレーム401の上部に形成された突起402をステイ102に衝突させることで、この衝突により生じる衝撃が、フィルタ103に伝わり、フィルタ103から異物を効率的に除去することができる。
また、これらの突起402を、フィルタフレーム401の上部位置であって、シャッタ104の開状態において、フィルタ103における冷却風が通過する部分の各上方位置に形成することで、フィルタ103における異物が多く付着する箇所に重点的に衝撃を与え、効率的に清掃することができる。
(D)その他
開示の技術は上述した実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。本実施形態の各構成及び各処理は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
例えば、上述した実施形態においては、流量センサ511が冷却風の流量の測定を行ない、この測定結果を受け取ったコントローラ512(クリーニング制御部52)が、測定結果に基づきフィルタ103の目詰まりを検知しているが、これに限定されるものではない。例えば、流量センサ511が冷却風の流量の低下を検知する機能を備え、流量の低下を検知すると、コントローラ512に通知することで、コントローラ512がフィルタ103の目詰まりを検知してもよい。
また、上述した実施形態においては、フロントベゼル100に2つのフィルタユニット400を備えているが、これに限定されるものではなく、3つ以上のフィルタユニット400を備えてもよい。
この場合、3つ以上のフィルタユニット400のうち、少なくとも一つのフィルタユニット400についてはフィルタ103を開状態にして冷却風を通過可能な状態にし、他のフィルタユニット400においてフィルタ103の清掃を行なう。また、この際、ファン制御部55は、同時に清掃を行なう清掃対象フィルタユニット400の数に応じて、冷却風の流量を増加させる。例えば、清掃対象フィルタユニット400の数に比例させて冷却風の流量を増加させる。
ただし、フロントベゼル100に備えるフィルタユニット400の数を増加すると、これらのフィルタユニット400の数に応じて、フィルタ振動機構200やシャッタ開閉機構300の数も増加し、また、これらを配置するためのスペースが必要となる。従って、製造コストや冷却風の流入効率等を鑑みると、フロントベゼル100には2つのフィルタユニット400を備えることが望ましい。
また、上述した実施形態においては、フィルタフレーム401の上部に突起402が形成されているが、これに限定されるものではない。すなわち、フィルタフレーム401に突起402を形成する代わりに、フィルタフレーム401が衝突するステイ102側に突起402を形成してもよい。
また、シャッタ104やシャッタ開閉機構300の構成は上述した実施形態に記載されたものに限定されるものではなく、種々変形して実施することができる。すなわち、フロントベゼル100に形成された開口1041および開口1021を解放する第1の状態と、これらの開口1041もしくは開口1021を閉鎖する第2の状態とを択一的に設定できればよい。
また、フィルタ振動機構200の構成は上述した実施形態に記載されたものに限定されるものではなく、種々変形して実施することができる。すなわち、フィルタ振動機構200として、フィルタユニット400を振動させる種々の機構を用いることができる。
(E)付記
(付記1)
開口が設けられた筐体と、
前記筐体内に配置される被冷却物と、
前記開口から前記筐体内に流入し、被冷却物へと流れる冷却風を生じさせる気流生成部と、
前記冷却風に混入する異物を除く複数のフィルタと、
前記複数のフィルタのうちの少なくとも1つの清掃対象フィルタを遮蔽する遮蔽部と、
前記気流生成部を制御して前記冷却風の流量を増加させる流量増加制御部と、
前記遮蔽部により遮蔽された前記清掃対象フィルタを清掃する清掃処理部と
を備えることを特徴とする、電子機器。
(付記2)
前記清掃処理部が、前記フィルタを振動させる振動機構を備えることを特徴とする、付記1記載の電子機器。
(付記3)
前記フィルタにおける前記冷却風の通過部位に対応する位置に、前記フィルタの振動に応じて前記フィルタに衝撃を付与する衝撃付与部を備える
ことを特徴とする、付記1又は2記載の電子機器。
(付記4)
前記遮蔽部が、
前記冷却風の流入経路上において、開口を有する第1の遮蔽部材と、開口と閉塞部とを有する第2の遮蔽部材とを備えるとともに、
前記第2の遮蔽部材を、前記第2の遮蔽部材の開口が前記第1の遮蔽部材の開口と連通する第1の位置と、前記第2の遮蔽部材の閉塞部が前記第1の遮蔽部材の開口と対向して前記開口を閉鎖する第2の位置とに択一的に配置させる移動機構
を備えることを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項に記載の電子機器。
(付記5)
電子機器の筐体に設けられた開口に対して着脱自在に取り付けられることで前記開口の奥に位置する、前記電子機器内の被冷却物へと流れる冷却風が通過することで当該冷却風から、当該冷却風に混入した異物を除く複数のフィルタと、
前記複数のフィルタのうち少なくとも1つの清掃対象フィルタを遮蔽する遮蔽部と、
前記遮蔽部により遮蔽された前記清掃対象フィルタを清掃する清掃処理部と
を備えることを特徴とする、フィルタ装置。
(付記6)
前記清掃処理部が、前記フィルタを振動させる振動機構を備えることを特徴とする、付記5記載のフィルタ装置。
(付記7)
前記フィルタにおける前記冷却風の通過部位に対応する位置に、前記フィルタの振動に応じて前記フィルタに衝撃を付与する衝撃付与部を備える
ことを特徴とする、付記5又は6記載のフィルタ装置。
(付記8)
前記遮蔽部が、
前記冷却風の流入経路上において、開口を有する第1の遮蔽部材と、開口と閉塞部とを有する第2の遮蔽部材とを備えるとともに、
前記第2の遮蔽部材を、前記第2の遮蔽部材の開口が前記第1の遮蔽部材の開口と連通する第1の位置と、前記第2の遮蔽部材の閉塞部が前記第1の遮蔽部材の開口と対向して前記開口を閉鎖する第2の位置とに択一的に配置させる移動機構
を備えることを特徴とする、付記5〜7のいずれか1項に記載のフィルタ装置。
1 電子機器
100 フロントベゼル
101 ケース
1011 底面部
102 ステイ(遮蔽部,第1の遮蔽部材)
1020 底面部
1021 開口
103 フィルタ
104 シャッタ(遮蔽部,第2の遮蔽部材)
105 トレイ
200 フィルタ振動機構
201 モータ
202 リンク
2021 連結穴
203 アーム
2031 連結突起
204 円盤
205 モータ軸
206 ピン
207 アーム軸
300 シャッタ開閉機構(遮蔽部)
301 モータ
302 リンク
303 モータ軸
304 ピン
400 フィルタユニット
401 フィルタフレーム
402 突起
500 筐体
5001 開口
501 電子部品(被冷却物)
502 冷却ファン付ユニット
510 冷却ファン(気流生成部)
511 流量センサ
512 コントローラ
51 冷却制御部
52 クリーニング制御部
53 シャッタ開閉制御部
54 フィルタ振動制御部
55 ファン制御部

Claims (5)

  1. 開口が設けられた筐体と、
    前記筐体内に配置される被冷却物と、
    前記開口から前記筐体内に流入し、被冷却物へと流れる冷却風を生じさせる気流生成部と、
    前記冷却風に混入する異物を除く複数のフィルタと、
    前記複数のフィルタのうちの少なくとも1つの清掃対象フィルタを遮蔽する遮蔽部と、
    前記気流生成部を制御して前記冷却風の流量を増加させる流量増加制御部と、
    前記遮蔽部により遮蔽された前記清掃対象フィルタを清掃する清掃処理部と
    を備えることを特徴とする、電子機器。
  2. 前記清掃処理部が、前記フィルタを振動させる振動機構を備えることを特徴とする、請求項1記載の電子機器。
  3. 前記フィルタにおける前記冷却風の通過部位に対応する位置に、前記フィルタの振動に応じて前記フィルタに衝撃を付与する衝撃付与部を備える
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の電子機器。
  4. 前記遮蔽部が、
    前記冷却風の流入経路上において、開口を有する第1の遮蔽部材と、開口と閉塞部とを有する第2の遮蔽部材とを備えるとともに、
    前記第2の遮蔽部材を、前記第2の遮蔽部材の開口が前記第1の遮蔽部材の開口と連通する第1の位置と、前記第2の遮蔽部材の閉塞部が前記第1の遮蔽部材の開口と対向して前記開口を閉鎖する第2の位置とに択一的に配置させる移動機構
    を備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 電子機器の筐体に設けられた開口に対して着脱自在に取り付けられることで前記開口の奥に位置する、前記電子機器内の被冷却物へと流れる冷却風が通過することで当該冷却風から、当該冷却風に混入した異物を除く複数のフィルタと、
    前記複数のフィルタのうち少なくとも1つの清掃対象フィルタを遮蔽する遮蔽部と、
    前記遮蔽部により遮蔽された前記清掃対象フィルタを清掃する清掃処理部と
    を備えることを特徴とする、フィルタ装置。
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