JP6320017B2 - 浴用剤組成物 - Google Patents

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本発明は、浴用剤組成物に関する。
従来より、有機酸と炭酸塩を配合した浴用剤は、浴水中で炭酸ガスが発生するため、かかる炭酸ガスによって血行が促進されて温まり感が増強される等の効果が得られることから、優れた浴用剤として広く知られている。また、こうした浴用剤に界面活性剤を配合することによって、炭酸ガスの発生とともに界面活性剤による泡を浴水面で発生させる、いわゆる「バブルバス」というカテゴリーの商品として、快適感の向上を図る試みもなされている。
例えば、特許文献1には、起泡性界面活性剤、有機酸及び水溶性高分子を含む造粒物と、特定の炭酸塩を含有する粉末バブルバス組成物が開示されており、炭酸ガスの泡を微細化することで浴水面での泡持続性を高め、良好な使用感等を付与することを課題としている。
また、特許文献2には、炭酸塩及び酸を特定量で含有しつつ、特定の界面活性剤及び油性成分を特定の量比で含有し、表面に凹部や貫通孔を設けた錠剤に成形し得る固形状バブルバス組成物が開示されており、浴湯面での泡の感触を高めるとともに、浴後の肌にしっとり感を付与することを課題としている。
特開2012−131739号公報 特開平9−12443号公報
しかしながら、従来のバブルバスに関する技術は、泡立ちを良くし、洗浄性能を発揮させるために界面活性剤を高配合しており、その結果入浴後の肌が過乾燥になりがちであった。当該課題を解決するため、例えば、特許文献1の組成物では、発生する泡を細かくするという手法を採っているが、浴水面において十分な量の泡を発生させる点で課題があることが判明した。また、特許文献2の組成物では、特定の油性成分と界面活性剤を特定比率で配合するという手法を採っているが、泡が粗く、保存時の安定性の点でも課題がある。
したがって、本発明は、浴水面において微細な泡を十分に発生させて、その泡を良好に保持するとともに、保存安定性をも高めることのできる浴用剤組成物に関する。
そこで本発明者らは、有機酸を造粒することなく粒子のまま用い、これを炭酸塩、非イオン界面活性剤、特定のポリエチレングリコール及び増粘剤を含む造粒物と混合すると、泡の改質に極めて有用であり、浴水面において極めて微細な泡を十分な量で発生させ、かつその泡を良好に保持することができるだけでなく、保存安定性をも高めることのできる浴用剤組成物が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、次の成分(A)、並びに(B):
(A)有機酸、並びに
(B)炭酸塩(b1)、非イオン界面活性剤(b2)、数平均分子量が1500以上20000以下のポリエチレングリコール(b3)、及び増粘剤(b4)を含む造粒物
を含有する浴用剤組成物に関する。
本発明の浴用剤組成物によれば、浴水面において微細な泡を十分に発生させ、その泡を良好に保持することができるとともに、高い保存安定性をも得ることが可能である。
以下、本発明について詳細に説明する。
なお、本明細書において「泡」とは、浴水中において成分(A)有機酸及び成分(B)中の炭酸塩(b1)により発生し、成分(b2)の非イオン界面活性剤及び成分(b4)の増粘剤により浴水面にもたらされる「泡」を意味し、単に成分(b2)により浴水面で泡立てた際に生ずる泡を意味しない。
本発明の浴用剤組成物は、成分(A)の有機酸を含有する。成分(A)を造粒することなく粒子のまま後述する成分(B)の造粒物とともに含有することにより、成分(A)が成分(B)の間隙に多数混在することとなって、成分(B)に含まれる炭酸塩(b1)と相まって浴水中に炭酸ガスを発生させながら、微細な泡を十分な量で発生させることができ、良好な温まり感を付与することが可能となり、また保存安定性を効果的に高めることができる。かかる有機酸としては、例えば、コハク酸、フマル酸、リンゴ酸、アジピン酸、酒石酸、安息香酸、クエン酸、ピロリドンカルボン酸、サリチル酸、マレイン酸、フタル酸、グルタル酸、シュウ酸等が挙げられ、これらを1種又は2種以上組み合わせて用いることができる。なかでも、保存安定性を確保する観点から、コハク酸、フマル酸、リンゴ酸、アジピン酸、酒石酸、安息香酸、クエン酸、ピロリドンカルボン酸、及びサリチル酸から選ばれる1種又は2種以上が好ましく、コハク酸、フマル酸、リンゴ酸、アジピン酸、酒石酸、及びクエン酸から選ばれる1種又は2種以上がより好ましく、コハク酸、リンゴ酸、及びフマル酸から選ばれる1種又は2種以上がさらに好ましい。
成分(A)の平均粒径は、成分(B)の間隙に効率よく混在させ、微細な泡の発生を確保する観点から、好ましくは100〜1000μmであり、より好ましくは120〜800であり、さらに好ましくは150〜700μmである。
成分(A)の含有量は、炭酸ガス発生量を確保して良好な温浴効果を発揮する観点から、本発明の浴用剤組成物中に、好ましくは10質量%以上であり、より好ましくは20質量%以上であり、さらに好ましくは30質量%以上であり、好ましくは80質量%以下であり、より好ましくは70質量%以下であり、さらに好ましくは60質量%以下である。また、成分(A)の含有量は、本発明の浴用剤組成物中に、好ましくは10〜80質量%であり、より好ましくは20〜70質量%であり、さらに好ましくは30〜60質量%である。
本発明の浴用剤組成物は、成分(B)の造粒物を含有し、かかる成分(B)は、炭酸塩(b1)、非イオン界面活性剤(b2)、数平均分子量が1500以上20000以下のポリエチレングリコール(b3)、及び増粘剤(b4)を含む。すなわち、予めこれら成分(b1)〜(b4)を造粒して成分(B)の造粒物を得て、これを成分(A)の有機酸と混合することにより、本発明の浴用剤組成物を得る。
成分(b1)の炭酸塩としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、及び炭酸カリウム等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。なかでも、より良好な発泡性を付与する観点から、炭酸ナトリウム、及び炭酸水素ナトリウムから選ばれる1種又は2種以上が好ましく、保存安定性の観点から炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウムを併用するのがより好ましい。また、炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウムを併用する場合、本発明の浴用剤組成物中のこれらの質量比(炭酸ナトリウム/炭酸水素ナトリウム)は、0.2〜50とするのが好ましく、0.3〜30とするのがより好ましく、0.4〜3とするのがさらに好ましい。
成分(b1)の含有量は、成分(A)とも相まって炭酸ガス発生量を確保し、良好な温浴効果を発揮する観点から、本発明の浴用剤組成物中に、好ましくは10質量%以上であり、より好ましくは15質量%以上であり、さらに好ましくは20質量%以上であり、好ましくは70質量%以下であり、より好ましくは60質量%以下であり、さらに好ましくは50質量%以下である。また、成分(b1)の含有量は、本発明の浴用剤組成物中に、好ましくは10〜70質量%であり、より好ましくは15〜60質量%であり、さらに好ましくは20〜50質量%である。
本発明の浴用剤組成物中の成分(A)と成分(b1)の質量比((A)/(b1))は、適度な炭酸ガス発生量を確保する観点及び温まり感を持続させる観点から、好ましくは0.3以上であり、より好ましくは0.5以上であり、さらに好ましくは0.8以上であり、また、好ましくは8以下であり、より好ましくは4以下であり、さらに好ましくは3以下である。さらに、本発明の浴用剤組成物中の成分(A)と成分(b1)の質量比((A)/(b1))は、好ましくは0.3〜8であり、より好ましくは0.5〜4であり、さらに好ましくは0.8〜3である。
成分(B)の造粒物は、非イオン界面活性剤(b2)を含む。成分(b2)としては、具体的には、例えば、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルケニルエーテル、及びポリオキシプロピレンアルキルエーテルから選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
なかでも、成分(b2)として、浴水中において成分(A)及び成分(b1)により発生した泡を微細にしつつ、かかる泡を浴水面において十分な量で存在させることにより、泡の肌への密着性(まとわりつき)を高め、入浴中においてスベスベした良好な肌感触をもたらす観点から、成分(b2)全体としてのHLBが11以上である非イオン界面活性剤であるのが好ましい。HLBは、Griffinの式により求められる値であり、成分(b2)として1種単独の非イオン界面活性剤を用いる場合はそのもの単独のHLBの値を意味し、2種以上の非イオン界面活性剤を組み合わせて用いる場合は、Griffinの式及び各々の含有量を元に求められるこれら複数の非イオン界面活性剤全体でのHLBの値を意味する。成分(b2)の、成分全体としてのHLBは、微細な泡を実現する観点、及び泡の肌への密着性を高めて良好な肌感触をもたらす観点から、好ましくは11以上であり、より好ましくは12以上であり、さらに好ましくは13以上である。成分(b2)の、成分全体としてのHLBは、入浴後における肌のかさつきを抑制して良好な肌感触を実現する観点から、好ましくは20以下であり、より好ましくは19.5以下であり、さらに好ましくは18以下であり、さらに好ましくは16.5以下である。
上記HLBを満たす成分(b2)としては、具体的には、例えば、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、及びショ糖脂肪酸エステルから選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。これらのうち、EO鎖を持つ非イオン界面活性剤が好ましく、なかでも、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油から選ばれる1種又は2種以上が好ましい。
EO鎖を持つ非イオン界面活性剤を用いる場合、エチレンオキサイド付加モル数は、好ましくは4〜250であり、より好ましくは20〜160であり、さらに好ましくは20〜80である。また、非イオン界面活性剤の脂肪酸部分及びアルキル部分の炭素数は、好ましくは8〜24であり、より好ましくは12〜22である。
成分(b2)の含有量は、微細な泡を浴水面に一定時間保持する観点、及び泡の肌への密着性を高める観点から、本発明の浴用剤組成物中に、好ましくは0.5質量%以上であり、より好ましくは1質量%以上であり、さらに好ましくは1.5質量%以上であり、またさらに好ましくは2質量%以上である。成分(b2)の含有量は、微細な泡を浴水面に一定時間保持する観点、及び入浴後における肌のかさつきを抑制し、潤いのある肌を実感できる観点から、本発明の浴用剤組成物中に、好ましくは10質量%以下であり、より好ましくは8質量%以下であり、さらに好ましくは6質量%以下である。また、成分(C)の含有量は、本発明の浴用剤組成物中に、好ましくは0.5〜10質量%であり、より好ましくは1〜10質量%であり、さらに好ましくは1.5〜8質量%であり、またさらに好ましくは2〜6質量%である。
成分(B)の造粒物は、ポリスチレンを標準としたGPC法で、数平均分子量が1500以上20000以下のポリエチレングリコール(b3)を含む。かかる特定の数平均分子量を有するポリエチレングリコール(b3)を成分(B)中に含むことにより、浴水面の泡をより微細なものとしつつ良好な保形性を確保することができるので、保存安定性を高めることができる。成分(b3)の数平均分子量は、保存安定性を高める観点から、好ましくは3000〜15000であり、より好ましくは4000〜10000であり、さらに好ましくは5000〜9500である。
成分(b3)の含有量は、微細な泡の発生を確保しつつ保存安定性を高める観点から、本発明の浴用剤組成物中に、好ましくは3質量%以上であり、より好ましくは4質量%以上であり、さらに好ましくは5質量%以上であり、好ましくは20質量%以下であり、より好ましくは17質量%以下であり、さらに好ましくは15質量%以下である。また、成分(b3)の含有量は、本発明の浴用剤組成物中に、好ましくは3〜20質量%であり、より好ましくは4〜17質量%であり、さらに好ましくは5〜15質量%である。
成分(b1)と成分(b3)の質量比((b3)/(b1))は、微細な泡の発生を実現する観点から、好ましくは0.05以上であり、より好ましくは0.07以上であり、さらに好ましくは0.1以上である。成分(b1)と成分(b3)の質量比((b3)/(b1))は、保存安定性を高める観点から、好ましくは0.3以下であり、より好ましくは0.28以下であり、さらに好ましくは0.27以下である。成分(b1)と成分(b3)の質量比((b3)/(b1))は、好ましくは0.05以上0.3以下であり、より好ましくは0.07〜0.28であり、さらに好ましくは0.1〜0.27である。
成分(B)の造粒物は、増粘剤(b4)を含む。かかる成分(b4)は成分(b3)以外の成分であり、これを成分(B)中に含むことにより、微細な泡を実現しつつ肌への密着性(まとわりつき)を高め、入浴中における肌にスベスベ感をもたらすとともに、その他の成分とも相まって入浴後における肌感触の向上を図ることができ、また保存安定性を高めることにも寄与する。成分(b4)としては、具体的には、例えば、セルロース誘導体、アルキルグリセリルエーテルやスルホアルキルで修飾された多糖類、アルキル酸メタクリル酸アルキル共重合体、グアーガム、ヒドロキシエチルグアーガム、メチルグアーガム、エチルグアーガム、カラギーナン、数平均分子量が2万を超える高重合ポリエチレングリコール及びスターチ等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。なかでも、発泡性の向上及び肌感触の向上の観点から、セルロース誘導体など糖の構造を有するものが好ましい。かかるセルロース誘導体とは、セルロースが有する水酸基の少なくとも一部が置換された化合物であり、これらの塩をも含む意味である。セルロース誘導体としては、セルロースエーテル、セルロースエステル、及びこれらのナトリウムやカリウム等のアルカリ金属塩やアンモニウム塩等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
上記セルロースエーテルとしては、具体的には、例えば、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、カルボキシメチルエチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ベンジルセルロース及びこれらのナトリウム塩等の塩から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。また、上記セルロースエステルとしては、具体的には、例えば、硝酸セルロース、硫酸セルロース、酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、酪酸セルロース、及びその他高級脂肪酸セルロースから選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。なかでも、微細な泡を実現しつつ肌への密着性を高める観点から、セルロースエーテルが好ましく、ヒドロキシエチルセルロース及びカルボキシメチルセルロースがより好ましく、ヒドロキシエチルセルロースがさらに好ましい。
さらに、セルロースエーテルのエーテル化度(グルコース単位あたりの置換度)は、微細な泡を実現しつつ肌への密着性を高める観点から、好ましくは0.1〜2.8であり、より好ましくは0.6〜1.6である。なお、エーテル化度は、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウムの場合、CMC工業会分析法(灰化法)に従って得られる値である。具体的には、カルボキシメチルセルロースナトリウム1gを精秤し、磁性ルツボに入れて600℃で灰化し、灰化によって生成した酸化ナトリウムをN/10硫酸でフェノールフタレインを指示薬として滴定し、カルボキシメチルセルロースナトリウム1gあたりの滴定量YmLを次式に入れて計算し、求めたエーテル化度を示すことができる。
エーテル化度=(162×Y)/(10,000−80×Y)
セルロース誘導体の数平均分子量は、他の成分とも相まって浴水への溶解性又は分散性を確保しつつ、微細でクリーミィな泡を実現する観点から、ポリエチレンオキシドを標準としたGPC法で、好ましくは5千〜500万であり、より好ましくは10万〜200万である。
成分(b4)の含有量は、微細な泡を十分に発生させて良好な泡立ちを確保する観点、微細な泡を浴水面に一定時間保持する観点、及び保存安定性を高める観点から、本発明の浴用剤組成物中に、好ましくは0.05質量%以上であり、より好ましくは0.25質量%以上であり、さらに好ましくは0.5質量%以上である。成分(b4)の含有量は、微細な泡を発生させて良好な泡立ちを確保する観点、及び泡の肌への密着性を高めて肌での泡感触の向上を図る観点に加え、浴水への良好な溶解性又は分散性を確保する観点から、本発明の浴用剤組成物中に、好ましくは20質量%以下であり、より好ましくは5質量%以下であり、さらに好ましくは3質量%以下である。また、成分(b4)の含有量は、本発明の浴用剤組成物中に、好ましくは0.05〜20質量%であり、より好ましくは0.25〜5質量%であり、さらに好ましくは0.5〜3質量%である。
成分(b2)と成分(b4)の質量比((b2)/(b4))は、肌上での泡感触を高める観点、微細な泡を浴水面に一定時間保持する観点、及び入浴後における良好な肌感触をも確保する観点から、好ましくは200以下であり、より好ましくは40以下であり、さらに好ましくは15以下である。成分(b2)と成分(b4)の質量比((b2)/(b4))は、浴水への溶解性又は分散性を高めて微細でクリーミィな泡を実現する観点から、好ましくは0.3以上であり、より好ましくは1以上であり、さらに好ましくは2以上である。また、成分(b2)と成分(b4)の質量比((b2)/(b4))は、好ましくは0.3〜200であり、より好ましくは1〜40であり、さらに好ましくは2〜15である。
成分(B)の造粒物は、成分(b5)として、さらに油剤を含んでもよい。かかる成分(b5)を成分(B)中に含むことにより、成分(b2)とも相まって、微細な泡を実現しつつ泡の肌への密着性(まとわりつき)を高め、入浴中における肌のスベスベ感を高めるとともに、入浴後における肌のかさつきを抑制して潤いに満ちた肌感触を実感することができ、また泡の持続性をも高めることが可能となる。かかる成分(b5)としては、具体的には、例えば、オクタン酸セチル、イソオクタン酸セチル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソステアリル、アジピン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、イソノナン酸イソトリデシル、オレイン酸デシル、イソステアリン酸コレステロール等の脂肪酸エステル;
トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリン、トリカプリル酸グリセリル等の脂肪酸トリグリセライド;
大豆油、ヌカ油、ホホバ油、アボガド油、アーモンド油、オリーブ油、カカオ脂、ゴマ油、パーシック油、ヒマシ油、ヤシ油、ミンク油、牛脂、豚脂等の天然油脂、これらの天然油脂を水素添加して得られる硬化油及びミリスチン酸グリセリド、2−エチルヘキサン酸グリセリド等のグリセリド;
流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、セレシン、スクワラン、スクアレン、ジオクチルシクロヘキサン、ブリスタン等の炭化水素油;
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ラノリン酸、イソステアリン酸等の高級脂肪酸;
ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、コレステロール、2−ヘキシルデカノール等の高級アルコール;
ハッカ油、ジャスミン油、ショウ脳油、ヒノキ油、トウヒ油、リュウ油、テレピン油、ケイ皮油、ベルガモット油、ミカン油、ショウブ油、パイン油、ラベンダー油、ベイ油、クローブ油、ヒバ油、バラ油、ユーカリ油、レモン油、タイム油、ペパーミント油、ローズ油、セージ油、メントール、シネオール、オイゲノール、シトラール、シトロネラール、ボルネオール、リナロール、ゲラーオール、カンファー、チモール、スピラントール、ピネン、リモネン、テルペン系化合物等の精油;
シリコーン油等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
成分(b5)は、成分(b2)と相まって、微細な泡を実現しつつ、泡の肌への密着性を高め、入浴後における肌のかさつきを抑制しながら良好な肌感触をもたらす観点から、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル及びパルミチン酸イソステアリルから選ばれる1種又は2種以上が好ましい。
成分(b5)の含有量は、入浴後に肌がかさつかず、肌に潤いを与える観点、及び泡の肌への密着性を高めて良好な肌感触を実現する観点から、本発明の浴用剤組成物中に、好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.2質量%以上であり、さらに好ましくは0.3質量%以上である。成分(b5)の含有量は、浴水への良好な溶解性及び分散性を確保する観点から、本発明の浴用剤組成物中に、好ましくは5質量%以下であり、より好ましくは2.5質量%以下であり、さらに好ましくは1質量%以下である。また、成分(E)の含有量は、本発明の浴用剤組成物中に、好ましくは0.1質量%以上5質量%以下であり、より好ましくは0.2〜2.5質量%であり、さらに好ましくは0.3〜1質量%である。
成分(b2)と成分(b5)の質量比((b2)/(b5))は、泡の肌への密着性(まとわりつき)を高め、肌でスベスベ感等の良好な泡の感触を実感することができる観点から、好ましくは1以上であり、より好ましくは2以上であり、さらに好ましくは4以上である。成分(b2)と成分(b5)の質量比((b2)/(b5))は、良好な泡立ちを確保する観点、及び泡の微細化を促進する観点から、好ましくは40以下であり、より好ましくは20以下であり、さらに好ましくは15以下である。また、成分(b2)と成分(b5)の質量比((b2)/(b5))は、好ましくは1〜40であり、より好ましくは2〜20であり、さらに好ましくは4〜15である。
成分(B)の造粒物には、その他上記成分以外の成分として、ケイ酸カルシウム、ブドウ糖等の賦形剤;硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、酸化マグネシウム、ポリ燐酸ナトリウム、燐酸ナトリウム等の成分(b1)以外の無機塩である崩壊助剤;生薬等の薬効成分;色素;香料等を含有させることができる。
成分(B)の造粒物の含有量は、泡の微細化を促進しつつ泡の持続性を高める観点から、本発明の浴用剤組成物中に、好ましくは20質量%以上であり、より好ましくは30質量%以上であり、さらに好ましくは35質量%以上である。成分(B)の造粒物の含有量は、良好な肌感触を確保する観点、及び高い保存安定性を確保する観点から、本発明の浴用剤組成物中に、好ましくは80質量%以下であり、より好ましくは70質量%以下であり、さらに好ましくは60質量%以下である。成分(B)の造粒物の含有量は、本発明の浴用剤組成物中に、好ましくは20〜80質量%であり、より好ましくは30〜70質量%であり、さらに好ましくは35〜60質量%である。
成分(B)の造粒物の平均粒径は、良好な崩壊性及び浴水への溶解性を確保する観点、及び微細な泡の発生を確保する観点から、好ましくは100〜2000μmであり、より好ましくは200〜2000であり、さらに好ましくは300〜2000μmである。
本発明の浴用剤組成物には、上記成分以外のその他の成分として、通常浴用剤に用いられる成分を適宜含有させてもよい。かかる成分としては、例えば、アニオン界面活性剤及び両性界面活性剤の、成分(b2)以外の界面活性剤;塩化カリウム、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、塩化アンモニウム、硫酸鉄、リン酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム等の、上記成分(b1)以外の無機塩;ケイ酸カルシウム、ブドウ糖等の賦形剤;エタノール、ステアリルアルコール、イソプロピルアルコール、セチルアルコール、ヘキサデシルアルコール等のアルコール;生薬等の薬効成分;色素;香料等が挙げられる。なお、成分(b2)以外の界面活性剤の含有量は、泡の肌への密着性、肌上での良好な泡感触の観点から、本発明の浴用剤組成物中に5質量%以下であることが好ましく、1質量%以下であることがより好ましく、0.1質量%以下であることがさらに好ましい。
本発明の浴用剤組成物は、通常の造粒手段、すなわち成分(B)の造粒物に用いる各成分を適宜混合した後に押出造粒機や転動造粒機にて造粒することにより、予め成分(B)の造粒物を製造し、さらに、粒状の成分(A)、及び必要に応じて上記その他の成分を混合することにより製造することができる。
本発明においては、粒状の成分(A)及び造粒物である成分(B)がそれぞれ独立の粒子状態で存在するものである。ここで「独立の粒子状態で存在する」とは、それぞれ独立した別個の粒子状態の成分(A)及び成分(B)が混在した状態で存在することを意味するものであり、本発明の浴用剤組成物全体としては、粒子状とは一般的に粉状や顆粒状と呼ばれるものである。
本発明の浴用剤組成物は、適宜、袋状包材に包装されて保存される。この場合、本発明に用いる袋状包材の材質の水蒸気透過度は、40℃、90%RHの条件下で0.6g/m2・day以下であり、好ましくは0.3g/m2・day以下であり、さらに実質的に水蒸気を透過しないものが最も好ましい。このような水蒸気透過度を示す袋状包材の材質としては、厚さ5〜10μmのアルミによる積層フィルムなどが挙げられ、ガラス蒸着処理したPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム等の透明性を有したものも、好ましい袋状包材の材質として挙げられる。本発明の浴用剤組成物は良好な保存安定性を有するため、こうした袋状包材に包装された状態で保存している間にも、かかる袋状包材の膨れを有効に防止することができる。
上述した実施態様に関し、本発明はさらに以下の浴用剤組成物を開示する。
[1]次の成分(A)、並びに(B):
(A)有機酸、並びに
(B)炭酸塩(b1)、非イオン界面活性剤(b2)、数平均分子量が1500以上20000以下のポリエチレングリコール(b3)、及び増粘剤(b4)を含む造粒物
を含有する浴用剤組成物。
[2]成分(A)が、好ましくはコハク酸、フマル酸、リンゴ酸、アジピン酸、酒石酸、及びクエン酸から選ばれる1種又は2種以上であり、より好ましくはコハク酸、リンゴ酸、及びフマル酸から選ばれる1種又は2種以上である上記[1]の浴用剤組成物。
[3]成分(A)の含有量は、好ましくは10質量%以上であり、より好ましくは20質量%以上であり、さらに好ましくは30質量%以上であり、好ましくは80質量%以下であり、より好ましくは70質量%以下であり、さらに好ましくは60質量%以下である上記[1]又は[2]の浴用剤組成物。
[4]成分(b1)の含有量は、浴用剤組成物中に、好ましくは10質量%以上であり、より好ましくは15質量%以上であり、さらに好ましくは20質量%以上であり、好ましくは70質量%以下であり、より好ましくは60質量%以下であり、さらに好ましくは50質量%以下である上記[1]〜[3]いずれか1の浴用剤組成物。
[5]成分(A)と成分(b1)の質量比((A)/(b1))は、好ましくは0.3以上であり、より好ましくは0.5以上であり、さらに好ましくは0.8以上であり、また、好ましくは8以下であり、より好ましくは4以下であり、さらに好ましくは3以下である上記[1]〜[4]いずれか1の浴用剤組成物。
[6]成分(b2)の、成分全体としてのHLBは、好ましくは11以上であり、より好ましくは12以上であり、さらに好ましくは13以上であり、好ましくは20以下であり、より好ましくは19.5以下であり、さらに好ましくは18以下であり、さらに好ましくは16.5以下である上記[1]〜[5]いずれか1の浴用剤組成物。
[7]成分(b2)の含有量は、浴用剤組成物中に、好ましくは0.5質量%以上であり、より好ましくは1質量%以上であり、さらに好ましくは1.5質量%以上であり、またさらに好ましくは2質量%以上であり、好ましくは10質量%以下であり、より好ましくは8質量%以下であり、さらに好ましくは6質量%以下である上記[1]〜[6]いずれか1の浴用剤組成物。
[8]成分(b3)の数平均分子量は、好ましくは3000〜15000であり、より好ましくは4000〜10000であり、さらに好ましくは5000〜9500である上記[1]〜[7]いずれか1の浴用剤組成物。
[9]成分(b3)の含有量は、好ましくは3質量%以上であり、より好ましくは4質量%以上であり、さらに好ましくは5質量%以上であり、好ましくは20質量%以下であり、より好ましくは17質量%以下であり、さらに好ましくは15質量%以下である上記[1]〜[8]いずれか1の浴用剤組成物。
[10]成分(b1)と成分(b3)の質量比((b3)/(b1))は、好ましくは0.05以上であり、より好ましくは0.07以上であり、さらに好ましくは0.1以上であり、好ましくは0.3以下であり、より好ましくは0.28以下であり、さらに好ましくは0.27以下である上記[1]〜[9]いずれか1の浴用剤組成物。
[11]成分(b4)は、好ましくは糖の構造を有するものであり、より好ましくはセルロース誘導体であり、さらに好ましくはセルロースエーテル、セルロースエステル、並びにこれらのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩から選ばれる1種又は2種以上である上記[1]〜[10]いずれか1の浴用剤組成物。
[12]成分(b4)の含有量は、浴用剤組成物中に、好ましくは0.05質量%以上であり、より好ましくは0.25質量%以上であり、さらに好ましくは0.5質量%以上であり、好ましくは20質量%以下であり、より好ましくは5質量%以下であり、さらに好ましくは3質量%以下である上記[1]〜[11]いずれか1の浴用剤組成物。
[13]成分(b2)と成分(b4)の質量比((b2)/(b4))は、好ましくは200以下であり、より好ましくは40以下であり、さらに好ましくは15以下であり、好ましくは0.3以上であり、より好ましくは1以上であり、さらに好ましくは2以上である上記[1]〜[12]いずれか1の浴用剤組成物。
[14]成分(B)の造粒物は、好ましくは成分(b5)の油剤を含む上記[1]〜[13]いずれか1の浴用剤組成物。
[15]成分(b5)の含有量は、浴用剤組成物中に、好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.2質量%以上であり、さらに好ましくは0.3質量%以上であり、好ましくは5質量%以下であり、より好ましくは2.5質量%以下であり、さらに好ましくは1質量%以下である上記[1]〜[14]いずれか1の浴用剤組成物。
[16]成分(b2)と成分(b5)の質量比((b2)/(b5))は、好ましくは1以上であり、より好ましくは2以上であり、さらに好ましくは4以上であり、好ましくは40以下であり、より好ましくは20以下であり、さらに好ましくは15以下である上記[1]〜[15]いずれか1の浴用剤組成物。
[17]成分(B)の造粒物の含有量は、本発明の浴用剤組成物中に、好ましくは20質量%以上であり、より好ましくは30質量%以上であり、さらに好ましくは35質量%以上であり、好ましくは80質量%以下であり、より好ましくは70質量%以下であり、さらに好ましくは60質量%以下である上記[1]〜[16]いずれか1の浴用剤組成物。
以下、本発明について、実施例に基づき具体的に説明する。なお、表中に特に示さない限り、各成分の含有量は質量%を示す。
[実施例1〜16]
表1に示す処方にしたがって、各浴用剤を得た。
なお、形態が粉末のものについては、まず成分(b1)、及び成分(b4)を混合し、45℃まで昇温させた。これに、あらかじめ調製した成分(b2)、成分(b3)、及び成分(b5)の混合物を65℃で添加し、混合した。次いで、ドームグラン(ダルトン製、φ0.8mmスクリーン、回転数40rpm)を用いて押出造粒を行い、冷却した後、カッターミル(φ3.0mm)で整粒して成分(B)の造粒物(平均粒径800μmに調整)を得た。得られた造粒物、成分(A)、及びその他の成分を混合して浴用剤を得た。
得られた浴用剤を用い、以下に示す方法にしたがって各評価を行った。結果を表1に示す。
[比較例1〜3]
表2に示す処方にしたがって、各浴用剤を得た。
なお、比較例1は、すべての成分を造粒することなく混合するのみで浴用剤を得た。比較例2は、成分(b2)、成分(b3)、及び成分(b5)とともに成分(A)を用いてこれらの混合物とした以外、実施例1と同様にして、すべての成分を造粒した浴用剤を得た。比較例3は、成分(b1)の代わりに成分(A)を用いるとともに、成分(A)の代わりに成分(b1)を用い、成分(b4)を用いなかった以外、実施例1と同様にして、浴用剤を得た。
得られた浴用剤を用い、以下に示す方法にしたがって各評価を行った。結果を表2に示す。
《浴水面における泡立ち》
150Lの浴水(40℃)に各浴用剤50gを投入し、完全に溶解してから5分後の浴水面の様子を目視により観察し、下記基準にしたがって泡立ちを評価した。
AA:泡が浴水面の95%以上を覆っている。
A:泡が浴水面の80%以上、95%未満を覆っている。
B:泡が浴水面の60%以上80%未満覆っている。
C:泡が浴水面の60%未満覆っている。
《保存安定性》
各浴用剤50gをアルミピロー(凸版印刷製、6cm×18cm)に入れて密封した後、50℃に設定したインキュベーターの中に配置し、配置後10日経過した時点でのアルミピローの外観を目視により観察し、膨れの有無を評価した。
Figure 0006320017
※1:レオドール440V(花王(株)、40E.O./HLB;11.8)
※2:レオドールTW-S120V(花王(株)、20E.O./HLB;14.9)
※3:レオドール460V(花王(株)、60E.O./HLB;13.8)
※4:エマノーンCH-80(花王(株)、80E.O./HLB;15.0)
※5:エマルゲン2025G(花王(株)、HLB;15.7)
※6:エマルゲン123P(花王(株)、HLB;16.9)
※7:レオドールSP-S10V(花王(株)、HLB;4.7)
※8:K-PEG 6000LA(花王(株))、数平均分子量8600
※9:HECダイセルSE850(ダイセル化学工業(株) 、エーテル化度1.0〜1.3、数平均分子量148万)
※10:HECダイセルSE400(ダイセル化学工業(株) 、エーテル化度1.0〜1.3、数平均分子量25万)
※11:サンローズF35SH(日本製紙ケミカル(株) 、エーテル化度1.0〜1.15、数平均分子量15万)
※12:ソアギーナVX23(MRCポリサッカライド(株))、数平均分子量50万
※13:アルコックスE100(明成化学工業(株))、数平均分子量250万
※14:エキセパールIPP(花王(株))
※15:エキセパールOD-M(花王(株))
Figure 0006320017
※1〜15:表1と同じ
表1〜2の結果によれば、成分(A)を造粒することなく粒子のまま、成分(B)の造粒物とともに含有する実施例1〜15は、比較例1〜3に比して、浴水面における泡立ちが良好であり、かつ高い保存安定性を有することがわかる。

Claims (6)

  1. 次の成分(A)、並びに(B):
    (A)有機酸、並びに
    (B)炭酸塩(b1)、非イオン界面活性剤(b2)、数平均分子量が1500以上20000以下のポリエチレングリコール(b3)、及びセルロース誘導体である増粘剤(b4)を含む造粒物
    を含有し、成分(A)が造粒されていない粒子であり、かつ成分(A)及び(B)が各々独立の粒子状態で存在する浴用剤組成物。
  2. 成分(B)が、さらに油剤(b5)を含有する請求項1に記載の浴用剤組成物。
  3. 浴用剤組成物中における成分(b2)の含有量が、0.5質量%以上10質量%以下である請求項1又は2に記載の浴用剤組成物。
  4. 浴用剤組成物中における成分(b5)の含有量が、0.2質量%以上5質量%以下である請求項に記載の浴用剤組成物。
  5. 成分(b2)と成分(b4)の質量比((b2)/(b4))が、0.3以上200以下である請求項1〜のいずれか1項に記載の浴用剤組成物。
  6. 成分(b2)と成分(b5)の質量比((b2)/(b5))が、1以上40以下である請求項2又は4に記載の浴用剤組成物。
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