JP6420538B2 - 浴用剤組成物 - Google Patents
浴用剤組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6420538B2 JP6420538B2 JP2013258073A JP2013258073A JP6420538B2 JP 6420538 B2 JP6420538 B2 JP 6420538B2 JP 2013258073 A JP2013258073 A JP 2013258073A JP 2013258073 A JP2013258073 A JP 2013258073A JP 6420538 B2 JP6420538 B2 JP 6420538B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- mass
- less
- bath
- agent composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Description
(A)有機酸、
(B)炭酸塩、
(C)成分全体としてのHLBが1を超え11未満である非イオン界面活性剤、
(D)アニオン界面活性剤、及び
(E)増粘剤
を含有し、成分(C)及び成分(D)の合計量と成分(E)との質量比({(C)+(D)}/(E))が、200以下である浴用剤組成物に関する。
なお、本明細書において「泡」とは、浴水中において成分(A)有機酸及び成分(B)炭酸塩により発生し、成分(C)の非イオン界面活性剤、成分(D)のアニオン界面活性剤及び成分(E)の増粘剤により浴水面にもたらされる「泡」を意味し、単に成分(C)や成分(D)により浴水面で泡立てた際に生ずる泡を意味しない。
エーテル化度=(162×Y)/(10,000−80×Y)
トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリン、トリカプリル酸グリセリル等の脂肪酸トリグリセライド;
大豆油、ヌカ油、ホホバ油、アボガド油、アーモンド油、オリーブ油、カカオ脂、ゴマ油、パーシック油、ヒマシ油、ヤシ油、ミンク油、牛脂、豚脂等の天然油脂、これらの天然油脂を水素添加して得られる硬化油及びミリスチン酸グリセリド、2−エチルヘキサン酸グリセリド等のグリセリド;
流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、セレシン、スクワラン、スクアレン、ジオクチルシクロヘキサン、ブリスタン等の炭化水素油;
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ラノリン酸、イソステアリン酸等の高級脂肪酸;
ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、コレステロール、2−ヘキシルデカノール等の高級アルコール;
ハッカ油、ジャスミン油、ショウ脳油、ヒノキ油、トウヒ油、リュウ油、テレピン油、ケイ皮油、ベルガモット油、ミカン油、ショウブ油、パイン油、ラベンダー油、ベイ油、クローブ油、ヒバ油、バラ油、ユーカリ油、レモン油、タイム油、ペパーミント油、ローズ油、セージ油、メントール、シネオール、オイゲノール、シトラール、シトロネラール、ボルネオール、リナロール、ゲラーオール、カンファー、チモール、スピラントール、ピネン、リモネン、テルペン系化合物等の精油;
シリコーン油等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
[1]次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
(A)有機酸、
(B)炭酸塩、
(C)成分全体としてのHLBが1を超え11未満である非イオン界面活性剤、
(D)アニオン界面活性剤、及び
(E)増粘剤
を含有し、成分(C)及び成分(D)の合計量と成分(E)との質量比({(C)+(D)}/(E))が、200以下である浴用剤組成物。
[2]成分(A)が、好ましくはコハク酸、フマル酸、リンゴ酸、アジピン酸、酒石酸、安息香酸、クエン酸、ピロリドンカルボン酸、及びサリチル酸から選ばれる1種又は2種以上であり、より好ましくはコハク酸、フマル酸、リンゴ酸、アジピン酸、酒石酸、及びクエン酸から選ばれる1種又は2種以上であり、さらに好ましくはフマル酸である上記[1]の浴用剤組成物。
[3]成分(A)の含有量は、好ましくは10質量%以上であり、より好ましくは20質量%以上であり、さらに好ましくは30質量%以上であり、好ましくは80質量%以下であり、より好ましくは70質量%以下であり、さらに好ましくは60質量%以下である上記[1]又は[2]の浴用剤組成物。
[5]成分(A)と成分(B)の質量比((A)/(B))は、好ましくは0.3以上であり、より好ましくは0.5以上であり、さらに好ましくは0.8以上であり、好ましくは8以下であり、より好ましくは4以下であり、さらに好ましくは3以下である上記[1]〜[4]いずれか1の浴用剤組成物。
[7]成分(C)は、好ましくはポリオキシエチレンアルキルエーテル、及びソルビタン脂肪酸エステルから選ばれる1種又は2種以上である上記[1]〜[6]いずれか1の浴用剤組成物。
[8]成分(C)の含有量は、好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.5質量%以上であり、さらに好ましくは1.5質量%以上であり、好ましくは10質量%以下であり、より好ましくは8質量%以下であり、さらに好ましくは6質量%以下である上記[1]〜[7]いずれか1の浴用剤組成物。
[10]成分(D)の含有量は、好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.3質量%以上であり、さらに好ましくは0.5質量%以上であり、好ましくは10質量%以下であり、より好ましくは7質量%以下であり、さらに好ましくは5質量%以下である上記[1]〜[9]いずれか1の浴用剤組成物。
[12]成分(E)は、好ましくはセルロース誘導体であり、より好ましくはセルロースエーテル、セルロースエステル、並びにこれらのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩から選ばれる1種又は2種以上である上記[1]〜[11]いずれか1の浴用剤組成物。
[14]成分(C)及び成分(D)の合計量と成分(E)との質量比({(C)+(D)}/(E))は、好ましくは100以下であり、より好ましくは20以下であり、好ましくは0.01以上であり、より好ましくは0.1以上であり、さらに好ましくは2以上である上記[1]〜[13]いずれか1の浴用剤組成物。
[16]成分(F)は、好ましくはミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル及びパルミチン酸イソステアリルから選ばれる1種又は2種以上である上記[1]〜[15]いずれか1の浴用剤組成物。
[17]成分(F)の含有量は、好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.2質量%以上であり、さらに好ましくは0.3質量%以上であり、好ましくは5質量%以下であり、より好ましくは2.5質量%以下であり、さらに好ましくは1質量%以下である上記[15]又は[16]の浴用剤組成物。
[18]成分(C)及び成分(D)の合計量と成分(F)の質量比([(C)+(D)]/(F))は、好ましくは1以上であり、より好ましくは2以上であり、さらに好ましくは4以上であり、好ましくは40以下であり、より好ましくは20以下であり、さらに好ましくは15以下である上記[15]〜[17]いずれか1の浴用剤組成物。
表1〜2に示す処方にしたがって、各浴用剤を得た。
なお、形態が粉末のものについては、まず成分(A)、成分(E)及びぶどう糖を混合し、45℃まで昇温させた。これに、あらかじめ調製した成分(C)、成分(D)、成分(F)、及びPEG6000の混合物を65℃で添加し、混合した。次いで、ドームグラン(ダルトン製、φ0.8mmスクリーン、回転数40rpm)を用いて押出造粒を行い、冷却した後、カッターミル(φ3.0mm)で整粒して造粒物を得た。得られた造粒物、成分(B)、及びその他の成分を混合して粉末入浴剤を得た。
形態が錠剤のものについては、上記粉末入浴剤を打錠セルに入れ、成形圧を10MPaに設定して30秒間圧縮した。
小型錠剤については、1個あたりの重量を1gとした以外、上記錠剤と同様の方法により製造した。
得られた浴用剤を用い、以下に示す方法にしたがって各評価を行った。結果を表1〜2に示す。
150Lの浴水(40℃)に各浴用剤50gを投入し、完全に溶解してから5分後の浴水面の様子を目視により観察し、下記基準にしたがって泡立ちを評価した。
AA:泡が浴水面の95%以上を覆っている。
A:泡が浴水面の80%以上95%未満を覆っている。
B:泡が浴水面の60%以上80%未満覆っている。
C:泡が浴水面の60%未満覆っている。
上記浴水面における泡立ちを評価した後から10分経過した時点における浴水面の泡の様子を目視により観察し、下記基準にしたがって泡立ちの持続を評価した。
AA:泡が浴水面の95%以上を覆っている。
A:泡が浴水面の80%以上95%未満を覆っている。
B:泡が浴水面の60%以上80%未満覆っている。
C:泡が浴水面の60%未満覆っている。
5Lビーカーに5Lの浴水(40℃)を入れ、各浴用剤1.7gを投入した。次いで、専門パネラー5名により、発泡している最中に被験浴水に一方の腕を浸漬し、浸漬していない方の手のひらで浸漬している腕の部分の肌に触れたときの感触を、下記基準にしたがって評価した。
AA:肌に泡が滑らかにまとわりつき、肌がスベスベする。
A:肌に泡がやや滑らかにまとわりつき、肌がややスベスベする。
B:肌に泡があまりまとわりつかず、肌がスベスベしない。
C:肌に泡がまとわりつかず、肌にきしみ感がある。
※2:レオドールSP-S10V(花王(株)、HLB;4.7)
※3:レオドールSP-O10(花王(株)、HLB;4.3)
※4:レオドールSP-O30(花王(株)、HLB;1.8)
※5:エマール270J(花王(株))
※6:エマールO(花王(株))
※7:HECダイセルSE850(ダイセル化学工業(株) 、エーテル化度1.0〜1.3、数平均分子量148万)
※8:サンローズF35SH(日本製紙ケミカル(株) 、エーテル化度1.0〜1.15、数平均分子量15万)
※9:ソアギーナVX23(MRCポリサッカライド(株))、数平均分子量50万
※10:アルコックスE100(明成化学工業(株))、数平均分子量250万
※11:エキセパールIPP(花王(株))
※12:エキセパールOD-M(花王(株))
※13:K-PEG 6000LA(花王(株))、数平均分子量8600
Claims (8)
- 次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
(A)有機酸、
(B)炭酸塩、
(C)成分全体としてのHLBが1を超え11未満である非イオン界面活性剤、
(D)アニオン界面活性剤、及び
(E)増粘剤
を含有し、
成分(C)の含有量が、0.05質量%以上6質量%以下であり、成分(D)の含有量が、0.1質量%以上5質量%以下であり、且つ
成分(C)及び成分(D)の合計量と成分(E)との質量比({(C)+(D)}/(E))が、2以上200以下である浴用剤組成物。 - 成分(E)が、セルロース誘導体である請求項1に記載の浴用剤組成物。
- 成分(C)と成分(D)の質量比((C)/(D))が、0.01以上39.00以下である請求項1又は2に記載の浴用剤組成物。
- 成分(C)の含有量が、0.1質量%以上3.9質量%以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載の浴用剤組成物。
- 成分(D)の含有量が、0.3質量%以上3.95質量%以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載の浴用剤組成物。
- 成分(E)の含有量が、0.05質量%以上5質量%以下である請求項1〜5のいずれか1項に記載の浴用剤組成物。
- 成分(E)が、セルロースエーテル、セルロースエステル、並びにこれらのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩から選ばれる1種又は2種以上である請求項1〜6のいずれか1項に記載の浴用剤組成物。
- さらに、成分(F)の油剤を含有する請求項1〜7のいずれか1項に記載の浴用剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013258073A JP6420538B2 (ja) | 2013-12-13 | 2013-12-13 | 浴用剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013258073A JP6420538B2 (ja) | 2013-12-13 | 2013-12-13 | 浴用剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015113321A JP2015113321A (ja) | 2015-06-22 |
JP6420538B2 true JP6420538B2 (ja) | 2018-11-07 |
Family
ID=53527454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013258073A Active JP6420538B2 (ja) | 2013-12-13 | 2013-12-13 | 浴用剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6420538B2 (ja) |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0912443A (ja) * | 1995-06-30 | 1997-01-14 | Kao Corp | 固形状バブルバス組成物 |
JP2006219417A (ja) * | 2005-02-10 | 2006-08-24 | Kao Corp | 固形状発泡性入浴剤組成物 |
JP2012001469A (ja) * | 2010-06-16 | 2012-01-05 | Kao Corp | 入浴剤用造粒物の製造方法 |
JP5679752B2 (ja) * | 2010-09-29 | 2015-03-04 | 花王株式会社 | 浴用剤組成物 |
JP5727193B2 (ja) * | 2010-10-26 | 2015-06-03 | 花王株式会社 | 圧縮成形浴用剤 |
JP5883655B2 (ja) * | 2011-01-12 | 2016-03-15 | 花王株式会社 | 発泡性入浴剤組成物の製造方法 |
JP6194184B2 (ja) * | 2013-04-03 | 2017-09-06 | 花王株式会社 | 浴用剤組成物 |
JP3186879U (ja) * | 2013-08-02 | 2013-10-31 | 株式会社アートクライム | 炭酸パック |
-
2013
- 2013-12-13 JP JP2013258073A patent/JP6420538B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015113321A (ja) | 2015-06-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5534988B2 (ja) | 粒状浴用剤組成物 | |
JP5982664B2 (ja) | 発泡性ブリケット製剤 | |
JP2012131740A (ja) | 粒状浴用剤組成物 | |
JP6629652B2 (ja) | 発泡性錠剤型浴用組成物 | |
JP2002167325A (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JP6194184B2 (ja) | 浴用剤組成物 | |
JP4504729B2 (ja) | 二剤式浴用剤 | |
JP6320017B2 (ja) | 浴用剤組成物 | |
JP6420538B2 (ja) | 浴用剤組成物 | |
JP4313230B2 (ja) | 浴用剤組成物 | |
JP2009242356A (ja) | 洗浄料 | |
JP5894792B2 (ja) | 固形浴用剤 | |
JP6829620B2 (ja) | 固形入浴剤 | |
JP5894790B2 (ja) | 固形浴用剤 | |
JP3555908B2 (ja) | 発泡性錠剤型入浴剤 | |
JP6617064B2 (ja) | 浴用剤組成物 | |
JP6411779B2 (ja) | 浴用剤組成物 | |
JP7502086B2 (ja) | ブリケット型入浴剤 | |
JP5945133B2 (ja) | 浴用剤組成物 | |
JP4634064B2 (ja) | 人工炭酸泉製造システム | |
JP2005314298A (ja) | むくみ改善剤 | |
JP2005089358A (ja) | 錠剤型浴用剤 | |
JP6209323B2 (ja) | 発泡性圧縮製剤 | |
JP6705587B2 (ja) | 流動性を有した脂肪酸ナトリウム石鹸の製造方法 | |
JP7368830B2 (ja) | 発泡性入浴剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160908 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170801 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170728 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171002 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180320 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180521 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181002 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181012 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6420538 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |