JP5945133B2 - 浴用剤組成物 - Google Patents

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本発明は、浴用剤組成物に関する。
従来より、炭酸塩と有機酸を配合した浴用剤は、浴水中で炭酸ガスの泡を発生し、かかる炭酸ガスによって血行促進効果が得られることから、優れた浴用剤として広く知られている。また、こうした浴用剤にさらに油性成分を配合すると、温浴効果やスキンケア効果をもたらすこともできる。
例えば、特許文献1には、炭酸塩及び有機酸に油性成分及びノニオン界面活性剤を組み合わせた入浴剤組成物が開示されており、これによって油性成分に炭酸ガスを溶解させ、高濃度の炭酸ガスを皮膚に供給してあたたまり感を高めるものである。また、特許文献2には、有機酸として酒石酸やリンゴ酸等を用い、発生する炭酸ガスの泡を微細化して、浴水への炭酸ガスの溶解を高める浴用剤が開示されている。さらに、特許文献3には、炭酸ガスが溶解した浴水に油剤を含ませることで、スキンケア効果の向上を図る技術が開示されている。
このように、浴用剤の一成分として油性成分を用いる場合、かかる成分を浴水中で良好に分散させるには、併用する界面活性剤の種類や組み合わせ、及びその配合量等を考慮しなければならず、こうした浴用剤の多くに界面活性剤としてアニオン界面活性剤が用いられている。ところが、炭酸塩と有機酸を配合した浴用剤の場合には、アニオン界面活性剤を用いても、その作用を十分に享受するのは困難である。
一方、浴用剤に炭酸塩と有機酸を配合する場合、有機酸は比較的溶解に時間を要するために浴水面での浮遊物となりやすく、炭酸ガス発生量が低減するおそれや浴水面の外観が損なわれるおそれがあることも考慮しなければならない。これらのおそれを回避する上で、ノニオン界面活性剤としてテトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビットを用いることが有効であることは、例えば特許文献4にて知られている。
特開2005−97238号公報 特開2011−16752号公報 特開2009−263311号公報 特開2012−001469号公報
しかしながら、従来のような炭酸塩及び有機酸に油性成分を組み合わせた入浴剤において、単にテトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビットを配合し、またその配合量を増大させても、乳化粒子径が十分に微細化されずに浴水に濁りが生じやすくなることを、本発明者は今般、知見した。
したがって、本発明の課題は、炭酸塩、有機酸及び油性成分にテトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビットを組み合わせて用い、有機酸の溶解を促進させることで炭酸ガスを有効に発生させ、かつ油性成分を良好に分散させて透明性の高い浴水にすることができる浴用剤組成物を提供することにある。
そこで本発明者は、種々検討したところ、炭酸塩、有機酸及び油性成分にテトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビットを組み合わせることで有機酸の溶解を促進させて炭酸ガスの発生を促し、これに特定のアニオン界面活性剤を併用することで浴水中での乳化粒子径を微細化して、浴水に高い透明性を付与することのできる浴用剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
(A)炭酸塩、
(B)有機酸、
(C)油性成分、
(D)テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット、及び
(E)ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩又はO−アシルカルボン酸塩
を含有する浴用剤組成物を提供するものである。
本発明の浴用剤組成物を浴水に投入すれば、有機酸の溶解を促進して浴水面での浮遊物の発現を抑制し、炭酸ガスを良好に発生させて温まり感を増大させることができるだけでなく、浴水中では極めて微細な乳化粒子となって高い透明性を付与することができる。また、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビットの含有量を増大させても、油性成分の分散性が損なわれるおそれがなく、浴水の高い透明性を良好に保持することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の浴用剤組成物は、炭酸塩(A)を含有する。炭酸塩(A)は、本発明の浴用剤組成物を浴水に投入したときに、後述する有機酸(B)とともに炭酸ガスを発生させて、温まり感をもたらすことができる。かかる成分(A)としては、炭酸ナトリウムや炭酸カリウム等の炭酸ジアルカリ金属塩、炭酸水素ナトリウム等の炭酸水素塩;炭酸カルシウム等の二価以上の金属の炭酸塩が挙げられる。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。なかでも、温まり効果の点から、炭酸ジアルカリ金属塩としては炭酸ナトリウムが好ましく、炭酸水素塩としては炭酸水素ナトリウムが好ましい。また、炭酸ガス発生量を確保する点から、少なくとも炭酸ジアルカリ金属塩を用いるのが好ましい。この際、成分(A)の炭酸塩中の炭酸ジアルカリ金属塩の含有量は、好ましくは75〜100質量%であり、より好ましくは80〜100質量%であり、さらに好ましくは85〜100質量%である。
成分(A)の含有量は、炭酸ガス発生量を確保する点及び保存安定性の点から、本発明の浴用剤組成物中に、好ましくは20〜60質量%であり、より好ましくは25〜50質量%である。
本発明の浴用剤組成物は、有機酸(B)を含有する。かかる成分(B)としては、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、マレイン酸、コハク酸、フタル酸、フマル酸、グルタル酸、アジピン酸、安息香酸、サリチル酸及びシュウ酸等の室温(25℃)で固体の有機酸が好ましい。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。なかでも、フマル酸、リンゴ酸及び酒石酸が好ましい。
成分(B)の含有量は、炭酸ガス発生量を確保し、かつ浴水のpHを弱酸性とする点から、本発明の浴用剤組成物中に、好ましくは30〜70質量%であり、より好ましくは40〜65質量%であり、さらに好ましくは50〜60質量%である。
本発明の浴用剤組成物は、油性成分(C)を含有する。かかる成分(C)が炭酸ガスの泡とともに皮膚に接触することにより、皮膚への吸着量及び浸透量が顕著に増加して、炭酸ガスの皮膚からの吸収を促進しながら温まり感を増大させるとともに、入浴後の皮膚に対してしっとり感を著しく持続させ、優れたスキンケア効果をも発揮することができる。
かかる成分(C)としては、オクタン酸セチル、イソオクタン酸セチル、ラウリン酸ブチル、ラウリン酸イソアミル、ミリスチン酸メチル、ミリスチン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸エチル、ステアリン酸ブチル、イソノナン酸イソトリデシル、イソノナン酸イソノニル、リノール酸イソプロピル、イソステアリン酸イソプロピル、オレイン酸メチル、オレイン酸エチル等の脂肪酸エステル;ミリスチン酸グリセリル、2−エチルヘキサン酸グリセリル等のグリセリド;トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリン、トリカプリル酸グリセリル等の脂肪酸グリセリド;イソステアリン酸ポリグリセリル−2、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2等の脂肪酸ポリグリセリド;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ラノリン酸、イソステアリン酸等の高級脂肪酸;ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、コレステロール、2−ヘキシルデカノール等の高級アルコール;流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、セレシン、スクワラン、スクアレン、ジオクチルシクロヘキサン、ブリスタン等の炭化水素油;大豆油、ヌカ油、ホホバ油、アボガド油、アーモンド油、オリーブ油、カカオ脂、ゴマ油、パーシック油、ヒマシ油、ヤシ油、ミンク油、牛脂、豚脂等の天然油脂、これらの天然油脂を水素添加して得られる硬化油;ハッカ油、ジャスミン油、ショウ脳油、ヒノキ油、トウヒ油、リュウ油、テレピン油、ケイ皮油、ベルガモット油、ミカン油、ショウブ油、パイン油、ラベンダー油、ベイ油、クローブ油、ヒバ油、バラ油、ユーカリ油、レモン油、タイム油、ペパーミント油、ローズ油、セージ油、メントール、シネオール、オイゲノール、シトラール、シトロネラール、ボルネオール、リナロール、ゲラーオール、カンファー、チモール、スピラントール、ピネン、リモネン、テルペン系化合物等の精油;シリコーン油等が挙げられる。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。なかでも、温まり感を増大させるとともに、優れたスキンケア効果をも発揮することができるのみならず、乳化粒子径を微細化する点から、オクタン酸セチル、イソオクタン酸セチル、ラウリン酸ブチル、ラウリン酸イソアミル、ミリスチン酸メチル、ミリスチン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸エチル、ステアリン酸ブチル、イソノナン酸イソトリデシル、イソノナン酸イソノニル、リノール酸イソプロピル、イソステアリン酸イソプロピル、オレイン酸メチル、オレイン酸エチル等の脂肪酸エステルが好ましい。
成分(C)の含有量は、乳化粒子径の微細化の点、油浮きやぬるつきを防止する点及び温まり感を付与する点から、本発明の浴用剤組成物中に、好ましくは0.01〜7質量%、より好ましくは0.05〜5質量%であり、さらに好ましくは0.2〜3質量%である。
本発明の浴用剤組成物は、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット(D)を含有する。かかる成分(D)は、成分(A)の有機酸の浴水への溶解を促進して、浴水面の浮遊物等の発現を抑制しながら炭酸ガス発生量を確保することができる。また、成分(C)の油性成分とともに、温まり感を増大させる効果も発揮することができる。
成分(D)のエチレンオキシ基の平均付加モル数は、有機酸の溶解を促進させる点及び入手容易性の点から、好ましくは10〜100であり、より好ましくは30〜80である。
成分(D)の含有量は、有機酸の溶解を促進して温まり感をも増大させる点から、本発明の浴用剤組成物中に、好ましくは1質量%以上であり、より好ましくは1〜15質量%であり、さらに好ましくは2〜10質量%である。
成分(C)と成分(D)との質量比((C)/(D))は、本発明の浴用剤組成物を浴水に投入したときに、かかる組成物が良好に溶解・分散してより微細な乳化粒子径を形成し、浴水に良好な透明感を付与する点、及び温まり感を増大させる点から、好ましくは0.5以下であり、より好ましくは0.005〜0.4であり、さらに好ましくは0.05〜0.3である。
本発明の浴用剤組成物は、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩又はO−アシルカルボン酸塩(E)を含有する。かかる成分(E)を含有することにより、本発明の浴用剤組成物を浴水に投入したときに乳化粒子径を微細化しながら、高い透明感を付与することができる。また、成分(D)のテトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビットの含有量を増大させても、成分(C)の油性成分等の分散性の低下が防止され、浴水中の乳化粒子の微細化を十分に図ることができる。
ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩のアルキルエーテル基は、直鎖であっても分岐鎖であってもよく、その炭素数は、乳化粒子径を微細化しつつ、高い透明感を付与する点から、好ましくは12〜22であり、より好ましくは14〜20である。また、ポリオキシエチレン基の平均付加モル数は、好ましくは1〜12であり、より好ましくは3〜10である。カルボン酸塩としては、好ましくは炭素数2〜4のカルボン酸の塩が挙げられ、具体的には、例えば、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、乳酸ナトリウム、乳酸カリウムが挙げられる。なかでも、酢酸ナトリウムが好ましい。具体的には、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレントリデシルエーテル酢酸ナトリウムが挙げられる。
O−アシルカルボン酸塩のO−アシル基は、飽和又は不飽和脂肪酸由来のものであり、その炭素数は、乳化粒子径を微細化しつつ、高い透明感を付与する点から、好ましくは12〜22であり、より好ましくは14〜20である。また、カルボン酸塩としては、好ましくは炭素数2〜4のカルボン酸の塩が挙げられ、具体的には、例えば、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、乳酸ナトリウム、乳酸カリウムが挙げられる。なかでも、乳酸ナトリウムが好ましい。具体的には、例えば、ラウロイル乳酸ナトリウム、イソステアロイル乳酸ナトリウム、ステアロイル乳酸ナトリウムが挙げられる。
成分(E)の含有量は、浴水面における浮遊物等の発生を効果的に抑制しつつ、浴水に良好な透明感を付与する点から、本発明の浴用剤組成物中に、好ましくは0.005〜0.8質量%であり、より好ましくは0.008〜0.5質量%であり、さらに好ましくは0.02〜0.25質量%である。
成分(E)と成分(D)との質量比((E)/(D))は、浴水面における浮遊物等の発生を効果的に抑制する点、及び本発明の浴用剤組成物を浴水に投入したときに、かかる組成物が溶解・分散してより微細な乳化粒子径を形成する点から、好ましくは0.001〜0.3であり、より好ましくは0.005〜0.2であり、さらに好ましくは0.01〜0.08である。
本発明の浴用剤組成物は、さらに水溶性バインダーを含有してもよい。水溶性バインダーの含有量は、保存安定性に優れ、成型時における染み出し等を抑制して良好な外観を呈することができる観点、及び肌の感触の低下を抑制する点から、本発明の浴用剤組成物中に、好ましくは1〜20質量%であり、より好ましくは3〜15質量%である。水溶性バインダー(D)は熱可塑性であり、水溶液でないことが好ましい。このような水溶性バインダー(D)としては、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンフェノールエーテルが好ましく、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールがさらに好ましい。また、水溶性バインダーの数平均分子量は、製剤化の観点から、ポリスチレンを標準としたGPC法で4000〜20000が好ましく、6000〜13000がより好ましく、7000〜9000がさらに好ましい。水溶性バインダーとしてポリエチレングリコールを測定する場合には、溶媒として水/エタノールを用いる。また、これらの水溶性バインダーを用いる場合には、数平均分子量の異なる水溶性バインダーを2種類以上組み合わせて用いてもよい。
本発明の浴用剤組成物は、保存安定性に優れ、成型時における染み出し等を抑制して良好な外観を呈することができる観点、浴水面での浮遊物等の抑制効果の向上を図る点から、さらにケイ酸カルシウム、ブドウ糖等の賦形剤を含有してもよい。賦形剤の含有量は、保存安定性に優れ、成型時における染み出し等を抑制して良好な外観を呈することができる観点、及び浴水面での浮遊物等の抑制効果の向上を図る点から、本発明の浴用剤組成物中に、好ましくは0.1〜7質量%であり、より好ましくは0.2〜5質量%である。
本発明の浴用剤組成物には、その他上記成分以外の成分として、通常浴用剤に用いられる成分を適宜含有させてもよい。かかる成分としては、例えば、上記成分(A)に用いられ得る炭酸塩以外の無機塩、薬効成分、色素、香料等が挙げられる。
本発明の浴用剤組成物は、押出造粒等の圧縮造粒方法や、プレス打錠機やブリケットマシーンを用いた圧縮成形法等の常法に従って製造することができ、その形態は粉末、顆粒、粒状、ブリケット錠、錠剤等のいずれであってもよく、また成分の一部を予め造粒あるいは成型して、その余の成分と混合した後に成形した形態であってもよい。この場合、例えば、成分(B)、成分(C)、成分(D)及び成分(E)を含む造粒物としたものと、成分(A)の炭酸塩とを含有する粒状の浴用剤とするのが好ましい。
本発明の浴用剤組成物は、浴水に投入したとき、炭酸ガスを発生させながら浴水面における浮遊物等の発生を効果的に抑制するとともに、浴水に高い透明感をもたらすことができる。具体的には、本発明の浴用剤組成物を浴水に溶解・分散させた後に形成される乳化粒子径の平均値は、メジアン径で好ましくは5〜150nm、より好ましくは10〜130nmである。
以下、本発明について、実施例に基づき具体的に説明する。なお、表中に特に示さない限り、各成分の含有量は質量%を示す。
[実施例1〜19、比較例1〜15]
表1〜3に示す成分(C)、(D)及び(E)を混合し、成分(B)及びポリエチレングリコールと共に押出造粒機を用いて造粒した。得られた造粒物と成分(A)及びその他の成分とを混合し、浴用剤組成物を調製した。
なお、浴水の状態の評価及び乳化粒子径の測定は、以下の方法にしたがって行った。
《浴水面の状態の評価》
得られた浴用剤組成物50gを40℃150Lの浴水に投入し、湯かき棒にて撹拌して発泡させ、発泡終了後の浴水面の状態を下記基準にしたがって、目視により評価した。結果を表1〜3に示す。
◎:浴水面に浮遊物がない。
○:浴水面に浮遊物がほとんどない。
×:浴水面に浮遊物がある。
《浴水の状態の評価》
得られた浴用剤組成物50gを40℃150Lの浴水に投入し、湯かき棒にて撹拌して発泡させ、発泡終了後の浴水の状態を下記基準にしたがって、目視により評価した。結果を表1〜3に示す。
◎:浴水の濁りが全くなく透明である。
○:わずかに浴水の濁りが生じているが、透明である。
×:浴水に濁りが生じ、不透明である。
《乳化粒子径》
表1〜3に示す成分(C)、(D)及び(E)を表中の質量比にしたがって混合し、40〜50℃に加温した45μLと、成分(A)0.2g及び成分(B)0.3gを混合した粉末0.5gとを40℃の浴水200mLに同時に投入した。次いで、スターラーを用いて撹拌して発泡させ、発泡終了後に5Cタイプのろ紙を用いてろ過し、ろ液を得た。動的光散乱式粒径分布測定装置(LB−550、堀場製作所製)を用い、得られたろ液の乳化粒子径の平均値としてメジアン径を測定した。結果を表1〜3に示す。
Figure 0005945133
Figure 0005945133
Figure 0005945133
表1〜3の結果によれば、実施例1〜19は、比較例1〜15に比して、浴水面で浮遊物等が発生することなく、油性成分を浴水中に良好に分散させて微細な乳化粒子とすることができ、浴水の透明性を高めることができる。

Claims (2)

  1. 次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
    (A)炭酸塩、
    (B)有機酸、
    (C)油性成分、
    (D)テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット 1質量%以上、及び
    (E)アルキルエーテル基が炭素数12〜22であるポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩又はO−アシル基が炭素数12〜22であるO−アシルカルボン酸塩
    を含有し、かつ成分(C)と成分(D)との質量比((C)/(D))が0.005〜0.5ある浴用剤組成物。
  2. 成分(E)と成分(D)との質量比((E)/(D))が、0.001〜0.3である請求項に記載の浴用剤組成物。
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