JP6320006B2 - ブロック共重合体の製造方法およびトナーの製造方法 - Google Patents

ブロック共重合体の製造方法およびトナーの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ブロック率の高いブロック共重合体の製造方法に関する。
ブロック共重合体の用途は多岐にわたり、可塑剤、相溶化剤、粘着剤、電子写真トナー用バインダー樹脂等の分野で広く用いられている。ブロック共重合体は、一般的に製造の際に、ブロック化していないホモポリマーが生成してしまう。これにより、実質的に有効なブロックポリマーの割合(ブロック率)が低下し、それが性能を低下させてしまう。そのため、性能向上のためには高いブロック率を有するブロック共重合体の製造方法が求められている。
近年、種々の精密重合法が開発されブロック率の高いブロック共重合体の製造が可能になっている。しかしながら、精密重合法はいずれも原材料や生産設備にコストがかかり生産性が低く、工業化は難しい。
一方、工業的な合成法によるブロック共重合体の合成例としては、例えば、末端にカルボン酸基を有するポリスチレンと末端に水酸基を有する結晶性ポリエステルとをp−トルエンスルホン酸を触媒としてブロック化させる方法が提案されている(特許文献1参照)。しかしながら、この方法で得られたブロック共重合体はブロック率が低く、十分な性能が得られない。
特開昭62−273574号公報
本発明が解決しようとする課題は、ポリエステルブロックとビニルポリマーブロックを含有するブロック共重合体の製造方法であって、生産性が高い、ブロック率の高いブロック共重合体の製造方法を提供することである。
前記課題は下記の本発明によって解決される。
即ち本発明は、ブロック共重合体を含有する結着樹脂及び着色剤を含有するトナー粒子を有するトナーの製造方法であって、
該ブロック共重合体が、ジカルボン酸とジオールのみから生成されたポリエステルブロックと、モノマーとしてスチレンモノマーのみを用いて生成されたビニルポリマーブロックと、を含有し、
下記工程1により、該ブロック共重合体を生成する工程、及び
該ブロック共重合体を含有する該トナー粒子を得る工程、
を有する。
工程1:片末端または両末端がカルボン酸またはカルボン酸エステルである該ビニルポリマーブロックに、溶解パラメータ(SP値)が7.6乃至12.2である有機溶媒の存在下、該ポリエステルブロックを生成するジカルボン酸及びジオールを縮合反応させ、ブロック共重合体を生成する工程であり、
該有機溶媒が、オクタン、ジヘキシルエーテル、シクロヘキサン、メチルイソブチルケトン、エチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジ−(2−メトキシエチル)エーテル、キシレン、トルエン、クロロベンゼン、2−メチルシクロヘキサノン、シクロヘキサノン、o−ジクロロベンゼン、シクロペンタノン、N−メチル−2−ピロリドン、またはジメチルホルムアミドである。
また本発明は、ジカルボン酸とジオールのみから生成されたポリエステルブロックと、モノマーとしてスチレンモノマーのみを用いて生成されたビニルポリマーブロックと、を含有するブロック共重合体の製造方法であって、下記工程1を有する。
工程1:片末端または両末端がカルボン酸またはカルボン酸エステルである該ビニルポリマーブロックに、溶解パラメータ(SP値)が7.6乃至12.2である有機溶媒の存在下、該ポリエステルブロックを生成するジカルボン酸及びジオールを縮合反応させ、ブロック共重合体を生成する工程であり、
該有機溶媒が、オクタン、ジヘキシルエーテル、シクロヘキサン、メチルイソブチルケトン、エチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジ−(2−メトキシエチル)エーテル、キシレン、トルエン、クロロベンゼン、2−メチルシクロヘキサノン、シクロヘキサノン、o−ジクロロベンゼン、シクロペンタノン、N−メチル−2−ピロリドン、またはジメチルホルムアミドである。
本発明により、ポリエステルブロック、特に結晶性ポリエステルブロックとスチレンモノマーを主成分とするビニルモノマーから生成されたビニルポリマーブロックを含有するブロック共重合体の製造方法であって、生産性が高い、ブロック率の高いブロック共重合体の製造方法が提供される。
以下に、本発明の製造方法を更に詳細に説明する。
本発明者らは、前記した従来技術の課題を解決すべく鋭意検討の結果、下記工程1を有することによりブロック率が向上することを見出して、本発明に至った。
工程1:片末端又は両末端がカルボン酸又はカルボン酸エステルである、スチレンモノマーを主成分とするビニルモノマー原料から生成されたビニルポリマーブロック及び溶解パラメータ(SP値)が7.6乃至12.2である有機溶媒の存在下、ポリエステルブロックを生成するジカルボン酸及びジオールを主成分とするモノマーを縮合反応させてブロック共重合体を生成する工程。
本発明のビニルポリマーブロックはスチレンモノマーを主成分とする。副成分として、スチレン以外のビニルモノマーを使用することができる。副成分として使用できるビニルモノマーは、前記工程1における縮合反応を阻害しないものであれば特に限定されるものではないが、例えば、α−メチルスチレン、α−エチルスチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、p−フェニルスチレン、p−クロロスチレン、3,4−ジクロロスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、p−n−ブチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチレン、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル、ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、メチルイソプロペニルケトン、ビニルナフタリン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、又は、アクリルアミド等を挙げることができる。
片末端又は両末端がカルボン酸又はカルボン酸エステルのビニルポリマーブロックは公知の方法により導入することができる[官能基含有開始剤を用いる方法としては、例えば、Koji Ishizu、「Journal of Polymer Science Part A:Polymer Chemistry」、(米国)、John Wiley&Sons、1990年、第28巻、1887−1894頁。官能基含有連鎖移動剤を用いる方法としては、例えば、Toshiro Uchida、外4名、「Journal of Polymer Science Part A:Polymer Chemistry」、(米国)、John Wiley&Sons、2000年、第38巻、3052−3058頁。]。
本発明では、ブロック率を向上させるためにSP値が7.6乃至12.2の有機溶媒を使用しなければならない。上記SP値は、公知の方法によって求めることができる。本発明におけるSP値δは、Hansenらによって提唱された下記式(1)(C.M.Hansen著、J.PaintTechnol.39巻505号104乃至117ページ1967年発行や、C.M.Hansen著、J.PaintTechnol.39巻511号505乃至510ページ1967年発行やC.M.Hansenand、K.Skaarup著、J.PaintTechnol.39巻511号511乃至514ページ、1967年発行)で計算されたものを採用した。
δ2=δd 2+δp 2+δh 2(式1)
ここで、δdはSP値の分散力項[ml/mol]、δpはSP値の双極子間力項[ml/mol]、δhはSP値の水素結合力[ml/mol]であり、それぞれの定数は、Steven Abbott、外3名、「Hansen Solubility Parameters in Practice Complete with software,data and examples 3rd Edition」、(米国)、Hansen−Solubility.comに記載の値を採用した。
本発明において使用できる有機溶媒は、前記SP値範囲のもので、前記工程1における縮合反応を阻害しないものであれば特に限定されるものではないが、例えば、オクタン(7.6)、ジヘキシルエーテル(8.1)、シクロヘキサン(8.2)、メチルイソブチルケトン(8.3)、エチレングリコールジブチルエーテル(8.3)、ジエチレングリコールジブチルエーテル(8.4)、ジ−(2−メトキシエチル)エーテル(8.9)、キシレン(8.9)、トルエン(8.9)、クロロベンゼン(9.6)、2−メチルシクロヘキサノン(9.7)、シクロヘキサノン(10.0)、o−ジクロロベンゼン(10.0)、シクロペンタノン(10.8)、N−メチル−2−ピロリドン(11.3)、ジメチルホルムアミド(12.2)等が挙げられる。
SP値が7.6未満となると、ビニルポリマーブロックとポリエステルブロックを生成するジカルボン酸及びジオールを主成分とするモノマーの相溶性の低下や縮合反応速度の低下によりブロック率が低下する。SP値が12.2を超えても、ブロック化は低下してしまう。これは、相溶性の低下の他に、縮合反応速度が向上することでポリエステルが単独で成長してしまいビニルポリマーブロックとの縮合反応が起こりにくくなったためと考えられる。ブロック率向上の点からSP値のより好ましい範囲は8.3乃至11.0である。また、前記工程1における縮合反応は通常100℃乃至250℃の温度範囲で行われるため、有機溶媒の沸点は100℃乃至250℃、さらには100℃乃至200℃が好ましい。
また、上記溶媒は、2種以上を混合して用いることもできる。上記溶媒の使用量は、任意に定めることができるが、ブロック率の点で全ブロック共重合体成分に対し0.25乃至20質量倍の範囲が好ましく、0.5乃至4質量倍の範囲がより好ましい。
本発明におけるポリエステルブロックは脂肪族ジカルボン酸及び脂肪族ジオールを主成分とするモノマーから構成される。
ジカルボン酸としては、例えばアルカンジカルボン酸(例えば、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸、オクタデカンジカルボン酸、デシルコハク酸、ドデシルコハク酸、オクタデシルコハク酸など)、アルケンジカルボン酸(例えば、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、メサコン酸、ドデセニルコハク酸、ペンタデセニルコハク酸、オクタデセニルコハク酸、ダイマー酸など)、芳香族ジカルボン酸(例えば、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸およびナフタレンジカルボン酸など)などが挙げられる。これらは、酸無水物およびアルキルエステルの形で用いても良い。
ジオールとしては、アルキレングリコール(例えば、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,12−ドデカンジオール、1,14−テトラデカンジオール、ネオペンチルグリコール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、水素添加ビスフェノールAおよびスピログリコールなど)、アルキレンエーテルグリコール(例えば、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコールなど)、ビスフェノール類(ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、ビスフェノールA・エチレンオキサイド2モル付加物、ビスフェノールA・プロピレンオキサイド2.5モル付加物など)などが挙げられる。
これらのジカルボン酸及びジオールのうち、結晶性ポリエステルを生成するアルカンジカルボン酸、アルキレングリコールが好ましい。その理由は次のとおりである。近年、電子写真トナー用の樹脂として、低温定着性と耐熱性の両立の観点から結晶性ポリエステルブロックを有するブロックポリマーが好ましいことが開示されており、性能向上のためにブロック率の向上が課題となっている。ポリエステルブロックの中でも、特にアルカンジカルボン酸及びアルキレングリコールから生成する結晶性ポリエステルブロックとビニルポリマーブロックとのブロック共重合体はブロック率向上が難しい。
ブロック共重合体におけるポリエステルブロックとビニルポリマーブロックの比率は、仕込み量から任意に調整することができる。その際、縮合反応の反応速度とブロック共重合体の重量平均分子量を調整する目的で、ジオールに由来する水酸基と、ジカルボン酸及びビニルポリマーブロックに由来するカルボン酸基との当量比[水酸基]/[カルボン酸基]の値を調整する必要がある。この当量比は、通常は1.0乃至2.0の範囲で調整され、1.0に近いほど縮合反応の反応速度は速くなり、ブロック共重合体の重量平均分子量は大きくなる。
縮合反応には、必要に応じて公知のエステル化触媒を用いても良い。
縮合反応後半から又は終了後、蒸留により溶媒を留去することでブロック共重合体を得ることができる。また、溶媒及び不純物を除去するために、必要に応じて公知の精製方法(例えば、デカンテーション、再沈澱、カラムクロマト法、吸着法、ソックスレー抽出などを含む抽出、限外濾過、透析等など)を用いても良い。
前記工程1は、さらに下記工程2及び工程3から成るのがブロック率向上の点で好ましい。
工程2:該ビニルポリマーブロックに該ジオールのみを加え、該ビニルポリマーブロックと該ジオールとを反応させる工程。
工程3:工程2に引き続き、さらにジカルボン酸を加え、縮合し、ブロック共重合体を生成する工程。
工程1が工程2及び3から成ることでブロック率が向上するメカニズムは定かではないが、工程2でビニルポリマーブロックの片末端又は両末端にジオールが導入されることにより、工程3で、ビニルポリマーブロックが反応中心炭素としてのみならず求核体としても振舞うこと、局所的にビニルポリマーブロックとジカルボン酸とが相溶しやすくなっていることなどが考えられる。
工程2の反応は通常、10分乃至10時間の範囲で行われ、より好ましくは1乃至5時間の範囲で行われる。エステル化触媒は工程2で添加しても良いし、工程3で添加しても良いし、両工程で添加しても良い。
ブロック共重合体の重量平均分子量は20000乃至50000が好ましい。本発明の製造方法で製造されたブロック共重合体は、ポリエステルブロックとビニルポリマーブロックがランダムに形成されるため、重量平均分子量が20000未満だと、ブロック共重合体としての特性(例えばミクロ相分離構造の生成など)が十分に発現されない。また、重量平均分子量が50000を超えると、蒸留による溶媒やモノマー等の低分子量成分の除去が困難になり生産性低下につながる。
本発明の製造方法により製造されたブロック共重合体は、前記のように、可塑剤、相溶化剤、粘着剤、電子写真トナー用バインダー樹脂などに用いることができる。本発明の製造方法により製造されたブロック共重合体は、ポリエステルまたはビニルポリマーとブレンドすることで、溶融時には可塑し成形性を向上させ、凝固時にはミクロ相分離構造を形成し耐熱性低下を抑制するという効果が高いことから電子写真トナー用バインダー樹脂としてより好ましく用いられる。このような用途に用いる際、前記効果が高いという点で、ポリエステルブロックとビニルポリマーブロックの質量比は30:70乃至70:30が好ましい。
次に本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。尚、文中の「部」は特に断りのない限り質量基準である。
[ビニルポリマー(1)の製造]
まず、キシレン100部を窒素置換しながら加熱し、液温140℃以上で還流させた。該溶液へスチレン100部、Dimethyl 2,2’−azobis(2−methylpropionate)9部を混合したものを3時間かけて滴下し、滴下終了後、溶液を3時間撹拌した。その後、160℃、1hPaにて、キシレン及び残存スチレンを留去しビニルポリマー(1)を得た。
[ビニルポリマー(1)の分析]
(1)分子量測定
ビニルポリマー(1)の分子量を、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)によって、ポリスチレン換算で算出した。SECによる分子量の測定は以下に示すように行った。
サンプル濃度が5g/Lになるようにサンプルを下記溶離液に加え、室温で24時間静置した溶液を、ポア径が0.45μmの耐溶剤性メンブレンフィルターで濾過したものをサンプル溶液とし、以下の条件で測定した。
装置:高速GPC装置「HLC−8220GPC」[東ソー(株)製]
カラム:LF−604の2連
溶離液:THF
流速:0.6ml/min
オーブン温度:40℃
試料注入量:0.020ml
また、試料の分子量の算出にあたっては、標準ポリスチレン樹脂[東ソー(株)製TSK スタンダード ポリスチレン F−850、F−450、F−288、F−128、F−80、F−40、F−20、F−10、F−4、F−2、F−1、A−5000、A−2500、A−1000、A−500]により作成した分子量校正曲線を使用した。
ビニルポリマー(1)の分子量は、数平均分子量(Mn)=4000、重量平均分子量(Mw)=8000であった。
(2)組成分析
ビニルポリマー(1)の構造決定を、1H−NMRによって行った。
装置:日本電子(株)製JNM−EX400
溶剤:重クロロホルム
核磁気共鳴分光分析(1H−NMR)[400MHz、CDCl3、室温(25℃)]の結果:
δ[ppm]=7.40−6.20(50.0H、br)、3.30−2.90(1.5H、br)、2.60−1.10(30.0H、br)、1.10−0.75(3.0H、br)
[ビニルポリマー(2)の製造]
前記ビニルポリマー(1)の製造において、キシレン100部をプロピレングリコールモノメチルエーテル100部に、Dimethyl 2,2’−azobis(2−methylpropionate)90部を4,4’−Azobis−4−cyanovaleric acid11部に変更した以外は同様の操作を行い、ビニルポリマー(2)を得た。得られたビニルポリマー(2)は、Mn=3900、Mw=7900であった。
[ビニルポリマー(3)の製造]
前記ビニルポリマー(1)の製造において、Dimethyl 2,2’−azobis(2−methylpropionate)90部をDimethyl 2,2’−azobis(2−methylpropionate)0.44部、β−メルカプトプロピオン酸2.8部に変更した以外は同様の操作を行い、ビニルポリマー(3)を得た。得られたビニルポリマー(3)は、Mn=7100、Mw=12000であった。
<実施例1>
[ブロック共重合体(1)の製造]
ビニルポリマーブロックとしてビニルポリマー(1)105部、有機溶媒としてキシレン120部、ジオールとして1,10−デカンジオール67部にエステル化触媒としてチタン(IV)イソプロポキシド0.43部を加えて、窒素雰囲気下、150℃で4時間反応させた。その後、ジカルボン酸としてセバシン酸63部を加えて150℃で3時間、180℃で4時間反応させた。その後、更に180℃、1hPaで所望のMwとなるまで反応させてブロック共重合体(1)を得た。
[ブロック共重合体(1)の分析結果]
(1)分子量測定
前記ビニルポリマー(1)と同様の方法でブロック共重合体(1)の分子量を測定したところ、Mn=11500、Mw=36500であった。
(2)組成分析
前記ビニルポリマー(1)と同様の方法でブロック共重合体(1)の構造決定を行った。
核磁気共鳴分光分析(1H−NMR)[400MHz、CDCl3、室温(25℃)]の結果:
δ[ppm]=7.40−6.20(166H、br)、4.05(37.8H、t)、3.70−3.30(4.1H、br)、2.28(40.0H、t)、2.20−1.10(383H、br)、1.10−0.75(12.6H、br)
また、積分値からポリエステルブロックとビニルポリマーブロックの質量比は54/46と算出された。
<実施例2>
[ブロック共重合体(2)乃至(21)の製造]
実施例1において、ビニルポリマーブロック、有機溶媒、ジオール、エステル化触媒、ジカルボン酸を表1のように変更してブロック共重合体(2)乃至(21)を製造した。分析結果は表1に示す。
<実施例3>
[ブロック共重合体(22)の製造]
ビニルポリマーブロックとしてビニルポリマー(1)105部、有機溶媒としてキシレン120部、ジオールとして1,12−ドデカンジオール59部、ジカルボン酸としてセバシン酸48部にエステル化触媒としてチタン(IV)イソプロポキシド0.33部を加えて、窒素雰囲気下、150℃で5時間反応させた。その後、180℃で6時間反応させた。その後、更に180℃、1hPaで所望のMwとなるまで反応させてブロック共重合体(22)を得た。分析結果は表1に示す。
<実施例4>
[ブロック共重合体(23)及び(24)の製造]
実施例3において、ビニルポリマーブロック、有機溶媒、ジオール、エステル化触媒、ジカルボン酸を下記表1のように変更してブロック共重合体(23)及び(24)を製造した。分析結果は表1に示す。
<比較例1>
[ブロック共重合体(25)乃至(30)の製造]
実施例1において、ビニルポリマーブロック、有機溶媒、ジオール、エステル化触媒、ジカルボン酸を表1のように変更してブロック共重合体(25)乃至(30)を製造した。分析結果は表1に示す。
<比較例2>
[ブロック共重合体(31)の製造]
ジオールとして1,12−ドデカンジオール59部、ジカルボン酸としてセバシン酸48部にエステル化触媒としてジブチル錫オキサイド0.20部を加えて、窒素雰囲気下、140℃で5時間反応させた。その後、180℃で5時間反応させた。更に180℃、1hPaで4時間反応させてポリエステルブロック用のポリエステルを得た。前記ビニルポリマー(1)と同様の方法で該ポリエステルの分子量を測定したところ、Mn=10100、Mw=19800であった。引き続き、ビニルポリマーブロックとしてビニルポリマー(2)105部、有機溶媒としてキシレン120部を加えて、窒素雰囲気下、180℃で5時間反応させた。その後、更に180℃、1hPaで所望のMwとなるまで反応させてブロック共重合体(31)を得た。分析結果は表1に示す。
Figure 0006320006
<実施例5>
本発明で得たブロック共重合体(1)乃至(24)のブロック率を下記の方法で評価した。
カラムクロマトグラフィによりブロック共重合体(1)乃至(24)をポリエステルブロック、ビニルポリマーブロック及びブロック共重合体に分取し、分取したブロック共重合体溶液を溶媒留去、減圧加熱乾燥した後、固形分の質量を秤量して、仕込み量に対する質量百分率を算出しブロック率とした。
カラムクロマトグラフィ条件
充填剤:シリカゲル120(球状)RP−18(関東化学株式会社製)
展開溶媒:THF/MeOH
減圧加熱乾燥条件
減圧度:1hPa
温度:40℃
時間:24時間
ブロック共重合体のブロック率を下記のように評価した。
A:ブロック率が70%以上
B:ブロック率が60%以上70%未満
C:ブロック率が50%以上60%未満
D:ブロック率が30%以上50%未満
E:ブロック率が30%未満
評価結果を表2に示した。ブロック率が50%以上であれば良好なブロック共重合体であると判断した。
<比較例3>
比較用ブロック共重合体(25)乃至(31)のブロック率を実施例5と同じ方法で評価した。評価結果を表2に示した。
<実施例6>
本発明で得たブロック共重合体(1)乃至(24)中の残留溶媒量を下記のように評価した。
ブロック共重合体中の残留溶媒量をガスクロマトグラフィー(GC)により、以下のようにして測定した。
ブロック共重合体約500mgを精秤しサンプルビンに入れる。これに精秤した約10gのTHFを加えてフタをした後、よく混合し、発振周波数42kHz、電気的出力125Wの卓上型超音波洗浄器(例えば、商品名「B2510J−MTH」、ブランソン社製)にて超音波を30分間照射する。その後、ポア径が0.2μmの耐溶剤性メンブランフィルター「マエショリディスク」(東ソー社製)を用いて濾過を行い、濾液2μlをガスクロマトグラフィーで分析する。そして、予め該溶媒を用いて作成した検量線により、残留溶媒の量を算出する。
測定装置及び測定条件は、下記の通りである。
GC:HP社 6890GC
カラム:HP社 INNOWax(200μm×0.40μm×25m)
キャリアーガス:He(コンスタントプレッシャーモード:20psi)
オーブン:(1)50℃で10分ホールド、(2)10℃/分で200℃まで昇温、(3)200℃で5分ホールド
注入口:200℃、パルスドスプリットレスモード(20→40psi、until0.5分)
スプリット比:5.0:1.0
検出器:250℃(FID)
ブロック共重合体の残留溶媒量を下記のように評価した。
A:残存溶媒量が100ppm未満
B:残存溶媒量が100ppm以上500ppm未満
C:残存溶媒量が500ppm以上
評価結果を表2に示した。残存溶媒量が500ppm未満であれば良好なブロック共重合体であると判断した。
<比較例4>
比較用ブロック共重合体(25)乃至(31)の残存溶媒量を実施例6と同じ方法で評価した。評価結果を表2に示した。
<実施例7>
本発明で得たブロック共重合体(1)乃至(24)の溶融時成形性を下記のように評価した。
まず、下記のようにブロック共重合体含有の樹脂粒子を作製した。
温度60℃に加温したイオン交換水1300.0部に、リン酸三カルシウム9.0部を添加し、TK式ホモミキサー(特殊機化工業製)を用いて、撹拌速度15,000rpmにて撹拌し、水系媒体を調製した。
また、下記の結着樹脂材料をプロペラ式撹拌装置にて撹拌速度100rpmで撹拌しながら、混合して混合液を調製した。
・スチレン 50.0部
・n−ブチルアクリレート 15.0部
・ブロック共重合体 35.0部
・極性樹脂 5.0部
(スチレン−2−ヒドロキシエチルメタクリレート−メタクリル酸−メタクリル酸メチル共重合体、酸価10mgKOH/g、Tg=80℃、Mw=15,000)
その後、混合液を温度65℃に加温した後にTK式ホモミキサー(特殊機化工業製)にて、撹拌速度10,000rpmにて撹拌し、溶解、分散し、重合性単量体組成物を調製した。
続いて、上記水系媒体中に上記重合性単量体組成物を投入し、重合開始剤としてパーブチルPV(10時間半減期温度54.6℃(日本油脂製))6.0部を加え、温度70℃にてTK式ホモミキサーを用いて、撹拌速度15,000rpmで20分間撹拌し、造粒した。
プロペラ式撹拌装置に移して撹拌速度200rpmで撹拌しつつ、温度85℃で5時間、重合性単量体組成物中の重合性単量体であるスチレン及びn−ブチルアクリレートを重合反応させ、樹脂粒子を含むスラリーを製造した。重合反応終了後、該スラリーを冷却した。冷却されたスラリーに塩酸を加えpHを1.4にし、1時間撹拌することでリン酸カルシウム塩を溶解させた。その後、スラリーの10倍の水量で洗浄し、ろ過、乾燥によってブロック共重合体含有のスチレンアクリル樹脂粒子を得た。
次に、ホットステージ(Linkam TH−600PM)を備えた光学顕微鏡(KEYENCE VH−Z500)を用いて、樹脂粒子を25℃から100℃まで10℃/分で昇温させたときの溶融挙動を倍率2000倍にて観察した。昇温前25℃における樹脂粒子の粒径をL25、昇温後100℃到達時の樹脂粒子の粒径をL100、溶け広がり率=L100/L25と定義し、各樹脂粒子サンプルにおいて、無作為に選んだ10個において溶け広がり率を算出し、その平均値を下記のように評価した。なお、100℃到達時に樹脂粒子中のブロック共重合体が相分離して染み出した場合は、染み出したブロック共重合体の領域は含めずに、粒径を測定した。
A:溶け広がり率が2.20以上
B:溶け広がり率が2.00以上2.20未満
C:溶け広がり率が1.80以上2.00未満
D:溶け広がり率が1.80未満
評価結果を表2に示した。溶け広がり率が2.00以上であれば溶融時成形性が良好なブロック共重合体であると判断した。
<比較例5>
比較用ブロック共重合体(25)乃至(31)の溶融時成形性を実施例7と同じ方法で評価した。評価結果を表2に示した。
<実施例8>
本発明で得たブロック共重合体(1)乃至(24)の耐熱性を下記のように評価した。
前記実施例7で得たブロック共重合体含有のスチレンアクリル樹脂粒子5gを50ccポリカップに取り、温度50℃/湿度10%RHで3日間放置し、凝集塊の有無を調べ下記のように評価した。
A:凝集塊発生せず
B:軽微な凝集塊が発生、軽く指で押すと崩れる
C:凝集塊が発生、軽く指で押しても崩れない
D:完全に凝集
評価結果を表2に示した。Bレベル以上であれば耐熱性が良好なブロック共重合体であると判断した。
<比較例6>
比較用ブロック共重合体(25)乃至(31)の耐熱性を実施例8と同じ方法で評価した。評価結果を表2に示した。
Figure 0006320006
表2より、本発明の製造方法を用いることで生産性が高く、ブロック率の高い、ポリエステルブロック及びビニルポリマーブロックから成るブロック共重合体が得られることが確認された。また、溶融時成形性や耐熱性に優れることも確認された。
<実施例9>
下記方法で本発明のブロック共重合体を用いたトナーを作製し、画像評価を行った。
温度60℃に加温したイオン交換水1300.0部に、リン酸三カルシウム9.0部を添加し、TK式ホモミキサー(特殊機化工業製)を用いて、撹拌速度15,000rpmにて撹拌し、水系媒体を調製した。
また、下記の結着樹脂材料をプロペラ式撹拌装置にて撹拌速度100rpmで撹拌しながら、混合して混合液を調製した。
・スチレン 50.0部
・n−ブチルアクリレート 15.0部
・ブロック共重合体(1) 35.0部
次に上記溶解液に、
・シアン着色剤(C.I.ピグメントブルー15:3) 6.5部
・負荷電制御剤(ボントロンE−88、オリエント化学社製) 0.5部
・炭化水素ワックス(Tm=78℃) 9.0部
・負荷電性制御樹脂1 0.7部
・極性樹脂 5.0部
(スチレン−2−ヒドロキシエチルメタクリレート−メタクリル酸−メタクリル酸メチル共重合体、酸価10mgKOH/g、Tg=80℃、Mw=15,000)
を加え、その後、混合液を温度65℃に加温した後にTK式ホモミキサー(特殊機化工業製)にて、撹拌速度10,000rpmにて撹拌し、溶解、分散し、重合性単量体組成物を調製した。
続いて、上記水系媒体中に上記重合性単量体組成物を投入し、重合開始剤としてパーブチルPV(10時間半減期温度54.6℃(日本油脂製))6.0部を加え、温度70℃にてTK式ホモミキサーを用いて、撹拌速度15,000rpmで20分間撹拌し、造粒した。
プロペラ式撹拌装置に移して撹拌速度200rpmで撹拌しつつ、温度85℃で5時間、重合性単量体組成物中の重合性単量体であるスチレン及びn−ブチルアクリレートを重合反応させ、トナー粒子を含むスラリーを製造した。重合反応終了後、該スラリーを冷却した。冷却されたスラリーに塩酸を加えpHを1.4にし、1時間撹拌することでリン酸カルシウム塩を溶解させた。その後、スラリーの10倍の水量で洗浄し、ろ過、乾燥の後、分級によって粒子径を調整してトナー粒子を得た。トナー粒子中には、スチレン−アクリル樹脂が65.0部、ブロックポリマーが35.0部、シアン着色剤が6.5部、ワックスが9.0部、負荷電性制御剤が0.5部、負荷電性制御樹脂1が0.7部、極性樹脂5.0部含まれていた。
上記トナー粒子100.0部に対して、外添剤として、シリカ微粉体に対して20質量%のジメチルシリコーンオイルで処理された疎水性シリカ微粉体(1次粒子径:7nm、BET比表面積:130m2/g)1.5部をヘンシェルミキサー(三井三池社製)で撹拌速度3000rpmで15分間混合して、トナーを得た。
画像評価は、市販のカラーレーザープリンタ〔HP Color LaserJet 3525dn]を一部改造して評価を行った。改造は一色のプロセスカートリッジだけの装着でも作動するよう改造した。また、定着器を任意の温度に変更できるように改造した。
このカラーレーザープリンタに搭載されていたブラックトナー用のプロセスカートリッジから中に入っているトナーを抜き取り、エアーブローにて内部を清掃した後、プロセスカートリッジに各トナー(300g)を導入し、トナーを詰め替えたプロセスカートリッジをカラーレーザープリンタに装着し、画像評価として低温定着性の評価を下記のように行った。
転写材にベタ画像(トナーの載り量:0.9mg/cm2)の画像を定着温度を変えて評価した。なお、定着温度は定着ローラー表面を非接触の温度計を用いて測定した。転写材は、LETTERサイズの普通紙(XEROX 4200、XEROX社製、75g/m2)を用いた。その結果、上記トナーは100℃でもオフセットが見られなかった。

Claims (5)

  1. ブロック共重合体を含有する結着樹脂及び着色剤を含有するトナー粒子を有するトナーの製造方法であって、
    該ブロック共重合体が、ジカルボン酸とジオールのみから生成されたポリエステルブロックと、モノマーとしてスチレンモノマーのみを用いて生成されたビニルポリマーブロックと、を含有し、
    下記工程1により、該ブロック共重合体を生成する工程、及び
    該ブロック共重合体を含有する該トナー粒子を得る工程、
    を有することを特徴とするトナーの製造方法。
    工程1:片末端または両末端がカルボン酸またはカルボン酸エステルである該ビニルポリマーブロックに、溶解パラメータ(SP値)が7.6乃至12.2である有機溶媒の存在下、該ポリエステルブロックを生成するジカルボン酸及びジオールを縮合反応させ、ブロック共重合体を生成する工程であり、
    該有機溶媒が、オクタン、ジヘキシルエーテル、シクロヘキサン、メチルイソブチルケトン、エチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジ−(2−メトキシエチル)エーテル、キシレン、トルエン、クロロベンゼン、2−メチルシクロヘキサノン、シクロヘキサノン、o−ジクロロベンゼン、シクロペンタノン、N−メチル−2−ピロリドン、またはジメチルホルムアミドである。
  2. ジカルボン酸とジオールのみから生成されたポリエステルブロックと、モノマーとしてスチレンモノマーのみを用いて生成されたビニルポリマーブロックと、を含有するブロック共重合体の製造方法であって、
    下記工程1を有することを特徴とするブロック共重合体の製造方法。
    工程1:片末端または両末端がカルボン酸またはカルボン酸エステルである該ビニルポリマーブロックに、溶解パラメータ(SP値)が7.6乃至12.2である有機溶媒の存在下、該ポリエステルブロックを生成するジカルボン酸及びジオールを縮合反応させ、ブロック共重合体を生成する工程であり、
    該有機溶媒が、オクタン、ジヘキシルエーテル、シクロヘキサン、メチルイソブチルケトン、エチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジ−(2−メトキシエチル)エーテル、キシレン、トルエン、クロロベンゼン、2−メチルシクロヘキサノン、シクロヘキサノン、o−ジクロロベンゼン、シクロペンタノン、N−メチル−2−ピロリドン、またはジメチルホルムアミドである。
  3. 該有機溶媒が、キシレン、メチルイソブチルケトン、トルエン、シクロペンタノン、オクタン、またはジメチルホルムアミドであることを特徴とする請求項2に記載のブロック共重合体の製造方法。
  4. 該工程1が、下記工程2及び3から成る、請求項2または3に記載のブロック共重合体の製造方法。
    工程2:該ビニルポリマーブロックに該ポリエステルブロックのモノマーとして該ジオールのみを加え、該ビニルポリマーブロックと該ジオールとを反応させる工程。
    工程3:工程2に引き続き、さらにジカルボン酸を加え、縮合し、ブロック共重合体を生成する工程。
  5. 該ポリエステルブロックが、モノマーとして脂肪族ジカルボン酸脂肪族ジオールのみを縮合反応させて得られる結晶性ポリエステルであることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のブロック共重合体の製造方法。
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