JP6318767B2 - 地中浄化壁の形成工法 - Google Patents

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Description

本発明は、地下水に含まれる汚染物質を浄化する地中浄化壁の形成工法に関する。
汚染地盤に透水性の浄化壁を形成し、地下水と共に流れる汚染物質を浄化する地中浄化壁が知られている。特許文献1には、この地中浄化壁の施工法(形成方法)が記載されている。この施工法では、ウォータージェットで汚染地盤を切削し、注入部材を削孔に挿入して注入材を注入している。その後、削孔から離れた位置に掘削した複数の排土孔から、切削した汚染土壌を地上に排出させている。さらに、注入部材から浄化材を注入して注入材と置換することで浄化壁を形成している。
また、円筒状ケーシングを用いた別の施工法も知られている。この施工法では、まず、内径が500mm程度の円筒状ケーシングを地中に打設(圧入)した後に、ケーシング内の土砂を除去することで空洞を形成する。次に、形成された空洞に浄化壁用の資材を充填し、円筒状ケーシングを引き抜くことで円柱状の固化体を形成する。そして、この固化体を横並びに複数本形成することで浄化壁を形成している。
特開2003−74051号公報
ウォータージェットで汚染地盤を切削する方法、及び、円筒状ケーシングを打設してケーシング内の土砂を除去する方法の何れも、形成される地中浄化壁が大型になってしまい、大量の資材を必要としてしまう。また、大型の地中浄化壁を形成することから、狭隘な現場においては作業が困難になってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、地中浄化壁の形成に必要とされる資材の量を抑えることができ、狭隘な現場における作業性の向上を図ることにある。
前述の目的を達成するため、本発明に係る地中浄化壁の形成工法は、ベース板および該ベース板の下端部表面に接合される板状の補強部材を備える板状部材と、前記ベース板の表面に所定方向に沿って接合される配管とを、前記所定方向を上下に向けて地中へ打設し、前記板状部材を引き抜きながら、粉体状の浄化材及び砂を増粘剤が添加された水とともに混合して得られたスラリー状の資材を、当該板状部材の引き抜きに伴って形成される地中空間に対して前記配管を通じて圧送装置にて圧送注入することで、前記地中に透水性の浄化壁を形成することを特徴とする。
この形成工法によれば、板状部材の引き抜きに伴ってこの板状部材によって形成される板状空間に、スラリー状の資材が充填され、充填された資材によって地中浄化壁が形成される。これにより、形成に必要とされる資材の量を抑えることができる。また、板状部材を配管と共に地中へ打設し、その後に、配管から資材を注入しつつ板状部材を引き抜くことで地中浄化壁を形成できるので、狭隘な現場であっても作業が比較的容易である。
また、本発明に係る地中浄化壁の形成工法は、圧送装置に接続された配管が所定方向に沿って接合された板状部材を、前記所定方向を上下に向けて前記配管とともに地中へ打設し、前記板状部材を引き抜きながら、粉体状の浄化材及び砂を増粘剤が添加された水とともに混合して得られたスラリー状の資材を、当該板状部材の引き抜きに伴って形成される地中空間に対して前記配管を通じて注入することで、前記地中に透水性の浄化壁を形成する地中浄化壁の形成工法であって、前記板状部材は、ベース板と、前記ベース板における下端部分の表面に前記配管を避けて接合され、肉厚を増やすことで当該板状部材の下端部分における強度を高める板状の補強部材と、前記ベース板における幅方向の一端側に前記ベース板の厚さ方向に立設されると共に、前記ベース板の長手方向に沿って接合された流出防止リブを有することが好ましい。この方法では、地山からの土砂の混入を抑制しつつ地中空間へ資材を充填できる。
前述の形成方法において、前記浄化材が鉄粉であり、前記増粘材が生分解性増粘材であることが好ましい。この方法では、有害物質の一種であるヒ素を有効に浄化できる。
前述の形成方法において、前記生分解性増粘材として、キサンタンガムとグアガムの少なくとも一方を用いることが好ましい。この方法では、僅かな添加量であっても高い増粘効果が得られる。
前述の形成方法において、前記生分解性増粘剤の前記水に対する添加濃度を0.6%以上に定め、前記生分解性増粘剤が添加された前記水の、前記鉄粉及び前記砂への添加量を、前記鉄粉及び前記砂の材料分離が生じない範囲内に定めることが好ましい。この方法では、板状部材の引き抜きに伴って形成される地中空間に対し、スラリー状の資材を確実に注入することができる。
本発明の地中浄化壁の形成工法によれば、形成に必要とされる資材の量を抑えることができ、狭隘な現場における作業性の向上を図ることができる。
地中浄化壁を形成する際に用いられる板状部材の構成を説明する図である。 スラリー状の資材を貯留して圧送する装置を説明する概念図である。 (a)〜(d)は、地中浄化壁の形成工法を模式的に説明する図である。 (a)は、地中に4枚の板状部材を横並びに打設した状態を示す模式図である。(b)は、打設された右端の板状部材を引き抜きながら資材を注入している状態を示す模式図である。(c)は、右端の板状部材を引き抜きながら資材を注入すると共に、先に引き抜いた板状部材を再度、左端に打設している状態を説明する模式図である。 (a)は、地中に打設された板状部材の下端部分拡大図である。(b)及び(c)は、打設された板状部材を引き抜きぬきつつ資材を注入している状態を示す拡大図である。 形成された地中浄化壁による汚染水の浄化を模式的に説明する図である。 汚染物質の吸着確認試験で用いた試験装置を説明する図である。 吸着確認試験の試験結果を示すグラフである。 増粘剤適正配合試験の配合と試験ケースを説明する図である。 増粘剤としてキサンタンガムを用いた試験ケースにおける適正配合試験の試験結果を説明する図である。 図10の試験ケースにおける材料分離状況を示す写真である。 増粘剤としてグアガムを用いた試験ケースにおける適正配合試験の試験結果を説明する図である。 図12の試験ケースにおける材料分離状況を示す写真である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。地中浄化壁の形成工法に先立って、使用機材について説明する。まず、図1を参照し、地中浄化壁の形成に際して、地中に打設される打設鋼材、すなわち板状部材1及び配管2について説明する。
図1に例示した板状部材1は、ベース板11と、補強部材12(左側補強板13L,右側補強板13R)と、流出防止リブ14とを有している。なお、図1では、2枚の板状部材1が幅方向に並べられた状態を描いている。便宜上、図1における上側を前側(正面側)とし、図1における左右方向を幅方向(左右方向)として説明する。この場合、前後方向がベース板11の厚み方向に相当する。
ベース板11は、ハット形鋼矢板によって構成されている。このハット形鋼矢板は、ウェブ21、フランジ22、及びアーム23を有するハット形断面形状の鋼矢板である。ウェブ21は、ハット形鋼矢板における幅方向中央部に設けられた長尺な矩形状板部である。フランジ22は、ウェブ21の左右両側縁から左右斜め前方に向けて延出された一対の矩形状板部である。アーム23は、各フランジ22の左右両側縁から左右方向に向けて延出された狭幅の矩形状板部である。
なお、配管2は、ウェブ21の前面側であって幅方向の中央に、ベース板11の長手方向に沿って配置されている。そして、配管2は、溶接によってベース板11に接合されている。また、図示は省略したが、アーム23の左右両側縁に沿って、継手が設けられている。
このベース板11の幅(板状部材1の幅W)は、例えば900mmであり、厚さは11mm〜13mm程度であり、ウェブ21とアーム23の前後方向の間隔Hは230mm〜300mm程度である。なお、ベース板11の長さ(板状部材1の幅長さL)は、打ち込み長さに応じて定められる。
補強部材12は、ベース板11(鋼矢板)における下端部分の表面に、溶接によって接合された鋼板製の板材である。この補強部材12は、肉厚を増やすことで板状部材1の下端部分における強度を高めるものである。また、補強部材12によって浄化壁における必要な厚さを確保できる。本実施形態において、補強部材12の長さ(板状部材1の長手方向の長さ)は、300mm〜400mm程度に定められている。また、補強部材12の厚さdは、例えば50mm程度に定められている。
補強部材12は、左側補強板13Lと右側補強板13Rを有している。左側補強板13Lは、ベース板11における下端左側部分に溶接される鋼板である。また、右側補強板13Rは、ベース板11における下端右側部分に溶接される鋼板である。すなわち、これらの補強板13L,13Rは、ベース板11における下端部分の表面に配管2を避けて接合されている。本実施形態の配管2は鋼鉄製であり、その内径は1〜2インチ程度、長さはベース板11と同程度である。また、配管2の下端は開放されると共に補強部材12と面一とされ、上端は圧送チューブ33(図2参照)に接続されている。なお、本実施形態では、各補強板13L,13Rにおける幅方向中央側の端部と配管2の間も溶接によって接合されている。
そして、左側補強板13Lは、ベース板11の左側半部と同じ形状に屈曲されている。同様に、右側補強板13Rは、ベース板11の右側半部と同じ形状に屈曲されている。従って、本実施形態では、ベース板11における下端部分の肉厚が、各補強板13L,13Rの分だけ嵩上げされた状態になっている。
また、補強部材12(左側補強板13L,右側補強板13R)の上端部には、ベース板11から下側に向かう程に厚さが増すテーパー面12a(図5(a)参照)が形成されている。加えて、補強部材12の下端は、ベース板11の下端よりも所定寸法tだけ上側に位置している。このように、補強部材12をベース板11に取り付けることで、板状部材1の下端側に段差が形成される。この段差は、後述するように、地山(孔壁)の崩壊を防止する目的で形成している。
図1に示すように、流出防止リブ14は、ベース板11における幅方向の一端側にベース板11の厚さ方向に立設されると共に、ベース板11の長手方向に沿って設けられた板片である。本実施形態の流出防止リブ14は、左側のアーム23の前面左端部に、ベース板11の長手方向全体に亘って溶接されている。この流出防止リブ14の高さは、補強部材12の厚さdよりも多少大きく定められている。仮に、補強部材12の厚さdが50mm程度であった場合、流出防止リブ14の高さは60mm程度に定められる。この流出防止リブ14は、後述するように、資材の漏出を防止する目的で設けられている。
次に、図2を参照し、地中浄化壁の基となるスラリー状の資材Sを圧送する圧送装置3について説明する。この圧送装置3は、スラリー状の資材Sを貯留する貯留槽31と、資材Sを圧送するスラリーポンプ32と、貯留槽31とスラリーポンプ32の間、及び、スラリーポンプ32と配管2の間を、資材Sを供給可能に接続する圧送チューブ33とを有している。本実施形態において、貯留槽31に貯留される資材Sは、増粘剤が添加された水(以下粘性水という)を、砂及び浄化材としての鉄粉に加えて混合したものである。なお、このスラリー状の資材Sについては、後で詳しく説明する。
スラリーポンプ32は、標準的な市販品である。圧送チューブ33は、可撓性を有するチューブであるが、スラリー状の資材Sが圧送されるため、十分な耐圧性能を有する肉厚のゴム製チューブが好適に用いられる。圧送チューブ33の排出端は、配管2における上端部分に接続されている。このため、圧送されたスラリー状の資材Sは、配管2の内部を下方に向けて流下する。
次に、図3を参照し、地中浄化壁WPの形成工法について説明する。なお、図3(a)〜(d)において、図3(b)は、地下水GWの流れ方向に沿った方向から見た図である。他の図は、図3(b)とは90度角度を変えて見た図である。すなわち、図の左側が流れ方向の上流側、右側が流れ方向の下流側になっている。
地中浄化壁WPは、例えば図3(a)に示すような、難透水層G1の上に形成されている透水層G2に、ヒ素等の有害物質で汚染された地下水GWが流れている環境に形成される。この図において、地下水GWは、白抜きの矢印で示す方向に流れている。
地中浄化壁WPを形成するに際しては、図3(b)に示すように、前述した板状部材1を配管2とともに地中へ打設する。板状部材1は、継手同士を係合させた状態で横並びに複数枚を打設する。本実施形態では、4枚の板状部材1を打設している。ここで、打設に際しては、板状部材1の長手方向を上下に向けるとともに、板状部材1の前面を汚染地下水GWの上流側に向ける。また、2枚目以降の板状部材1を打設するに際しては、先に打設した板状部材1における流出防止リブ14が設けられた側に、次の板状部材1を打設する。
なお、本実施形態では、ベース板11として鋼矢板を用いているため、板状部材1の打設には、油圧式杭圧入引抜機(サイレントパイラー)41を用いることができる。また、他の種類の打設装置を用いてもよい。例えば、バイブロハンマー(振動式杭打機)をクレーンで吊り下げ、バイブロ工法によって板状部材1を打設してもよい。
必要数の板状部材1を横並びに打設したならば、圧送チューブ33の排出端を、引き抜き対象の板状部材1に対応する配管2に接続する。そして、図3(c)に示すように、板状部材1を引き抜く。また、板状部材1の引き抜きに伴ってスラリーポンプ32を作動させ、引き抜きに伴って形成される地中空間に対し、配管2を通じてスラリー状の資材Sを注入する。これにより、地中空間にスラリー状の資材Sが充填される。
そして、地下水GWの上端高さまで資材Sを注入したならば、資材Sの注入を止めて対象の板状部材1を引き抜く。その後、次の板状部材1に対する引き抜きと、引き抜いた板状部材1による新たな打設を同様に行う。そして、必要範囲に亘って資材Sを注入したならば、地下水GWの上端高さよりも高い部分の地中空間を埋め戻す。これにより、図3(d)に示すように、地中浄化壁WPが形成される。
ここで、板状部材1を用いた地中浄化壁WPの形成方法について詳しく説明する。図4(a)に示すように、この例では、4枚の板状部材1が、図の右側から左側へ向けて順番に打設される。その際、板状部材1は、図5(a)に示すように、補強部材12の底面が、難透水層G1に達する深さまで打設される。この打設により、ベース板11の下端(補強部材12の底面よりも下側の部分)が難透水層G1に圧入される。また、補強部材12の上方にはベース板11に沿って空隙が形成される。
なお、配管2の下端にはパッカー(図示せず)が設置され、打設中における配管2への土砂の侵入が防止される。そして、ここでの打設には、前述したように、油圧式杭圧入引抜機41が好適に用いられる。
次に、図4(b)に示すように、地中に打設した4枚の板状部材1のうち、最初に打設した図中右端の板状部材1を、バイブロ工法で徐々に引き抜きつつ配管2を通じて資材Sを注入する。ここでは、パッカーを外した後、配管2の上端部に圧送チューブ33を接続した後に板状部材1を引き抜く。そして、板状部材1の引き抜きにより、補強部材12よりも下側に形成された地中空間に対して、配管2を通じて資材Sを注入する。
このとき、図5(b)や図5(c)に示すように、補強部材12よりも下側に突出されたベース板11の下端が地山(孔壁)を押さえるので、引き抜きで生じた地中空間への土砂の侵入が抑制される。特に、地中に打設した板状部材1の引き抜き開始時における孔壁の崩壊を有効に抑制できる。従って、地中に打設した板状部材1の引き抜き開始時から、地中空間に対して資材Sを確実に充填でき、地中浄化壁WPに関して所望の厚さが確保できる。
また、本実施形態では、資材Sの注入量と、板状部材1の引き抜きで形成される地中空間の容積が釣りあうように、スラリーポンプ32の運転条件が設定されている。この場合、板状部材1の引き抜きを連続的に行ってもよいし、所定長さ単位での引き抜き動作を間欠的に行ってもよい。そして、間欠的に板状部材1を引き抜くようにすると、地中空間に対して必要な量を注入した後に次の所定長さの引き抜きが行えるため、この地中空間に対して資材Sを確実に注入できる。
また、補強部材12が設けられていることから、地山(孔壁)に対する接触面積を十分に確保できる。これにより、補強部材12の底面から上方への資材Sの漏出を抑制できる。同様に、図4(b)に一点鎖線で示す流出防止リブ14によっても資材Sの漏出を抑制できる。すなわち、この流出防止リブ14は、左隣りの板状部材1によって形成された空隙との仕切りとなっており、この空隙への資材Sの漏出を抑制できる。
1枚目の板状部材1を引き抜いたならば、図4(c)に示すように、引き抜いた板状部材1を、打設済みの板状部材1における左端の板状部材1に隣接させ、継手を係合させた状態で打設する。この打設には、油圧式杭圧入引抜機41が好適に用いられる。また、右端の板状部材1をバイブロ工法により徐々に引き抜きつつ、配管2を通じて資材Sを注入し、先に充填された資材Sに連続させて浄化壁を拡幅させる。そして、以上の手順を繰り返し行うことで、地中浄化壁WPが形成される。
以上説明したように、本実施形態の形成工法によれば、板状部材1の引き抜きに伴い、この板状部材1によって形成される板状空間にスラリー状の資材Sが充填され、充填された資材Sによって地中浄化壁WPが形成されるので、形成に必要とされる資材Sの量を抑えることができる。また、板状部材1を地中へ打設し、その後に、配管2から資材Sを注入しつつ板状部材1を引き抜くことで地中浄化壁WPを形成しているので、狭隘な現場であっても作業が比較的容易である。
また、形成された地中浄化壁WPは、図6に示すように、平面方向から見て波板形状に連続した壁部となる。この地中浄化壁WPに汚染地下水GWが接触することで、最初に増粘剤が汚染地下水GWに溶出して透水性が発揮される。なお、増粘剤としてキサンタンガムを用い、試験施工と同じ条件(砂200g,鉄粉20g,濃度0.9%の粘性水60g)で供試体を作製して透水試験を実施したところ、透水係数は2.12×10-4m/sであった。また、増粘剤としてグアガムを用い、試験施工と同じ条件(砂200g,鉄粉20g,濃度0.6%の粘性水65g)で供試体を作製して透水試験を実施したところ、透水係数は9.83×10-4m/sであった。このように、両ケースとも、目標の透水係数である10-4m/sオーダーを確保できることが確認された。
汚染された地下水GWは、地中浄化壁WPを通過する際に鉄粉に接触し、汚染物質(本実施形態ではヒ素)が鉄粉に吸着される。その結果、地中浄化壁WPを通過した後の地下水GWは、汚染物質が浄化された清浄なものになる。
ところで、この地中浄化壁WPは、従来よりも薄い形状に形成されている。本実施形態では30〜50mm程度の厚さに形成されている。このように、従来よりも薄い形状の地中浄化壁WPであることから、それでも十分な浄化効果が得られることを汚染物質の吸着確認試験で確認した。以下、この吸着確認試験について説明する。
図7は、吸着確認試験で用いた試験装置を説明する図である。この試験装置は、試料容器51と、定量ポンプ52と、カラム53と、処理液容器54とを有している。そして、これらの各部を、チューブ55(例えばシリコン製のチューブ)により、送液可能な状態で接続している。
試料容器51は、汚染地下水GWを模擬した汚染物質含有水SWが貯留される容器であり、例えばビーカーである。本実施形態では、汚染物質含有水SWとして濃度0.1mg/Lのヒ素溶液が試料容器51に貯留されている。定量ポンプ52は、試料容器51は、汚染物質含有水SWを一定速度で送出するためのポンプである。なお、本実施形態では、汚染物質含有水SWの送液速度を10cm3/minに設定した。定量ポンプ52を作動させると、試料容器51に貯留された汚染物質含有水SWがカラム53に供給され、カラム53から排出された処理水SW’(処理後の汚染物質含有水SW)が処理液容器54に貯留される。
カラム53は、地中浄化壁WPを模擬したものである。本実施形態では、内径100mmの円筒状カラムに対して、上流側のガラスビーズ53aを厚さ60mm、硅砂と鉄粉の混合物53b(比率10:1)を厚さ30mm、及び下流側のガラスビーズ53cを厚さ10mmで充填した。なお、図示は省略したが、硅砂と鉄粉の混合物と各ガラスビーズの間には透水性のスペーサを配置して、混合物の流出を防止した。このカラム53では、硅砂と鉄粉の混合物53bが地中浄化壁WPに相当し、ガラスビーズ53a,53cが透水層G2に相当する。
処理水SW’に含有される汚染物質(ヒ素)の分析は、予め定められた量の汚染物質含有水SWがカラム53に注入される毎に行った。サンプリングは、カラム53から排出された処理水SW’をチューブから分取することで行った。そして、環告46号に従ってヒ素の濃度を分析した。分析結果を図8に示す。
図8に示すように、今回の試験において、注入水量が1100000cm3を超えるまで、処理水SW’のヒ素濃度は環境基準である0.01mg/Lを超えなかった。この注入水量は、地下水GW実流速を23m/yとしたときに、30年程度の水量に相当する。そして、10年相当の水量では、処理水SW’のヒ素濃度は環境基準よりも1桁小さい0.001mg/Lであった。また、20年相当の水量であっても、処理水SW’のヒ素濃度は環境基準よりも十分に小さい0.003mg/L程度であった。従って、厚さが30mm程度の地中浄化壁WPであっても、20年以上の長期間に亘ってヒ素汚染水を浄化できるといえる。
また、地中浄化壁WPにおいては、高さ方向の全体に亘って汚染物質の浄化能力を発揮する必要がある。そのためには、地中空間に注入されたスラリー状の資材Sにおいて材料分離、すなわち砂や鉄粉(浄化材)が沈降しないで全体的に分散していることが求められる。砂や鉄粉を均等に分散させるためには、増粘剤を適正に配合する必要がある。そこで、増粘剤の適正な配合を確認すべく、増粘剤適正配合試験を行った。以下、この配合試験について説明する。
図9は、増粘剤適正配合試験の配合と試験ケースを説明する図である。図9に示すように、この試験では、硅砂を200g、鉄粉を硅砂の1/10である20gとし、これらを混合して用いた。また、増粘剤Aとしてキサンタンガムを用い、増粘剤Bとしてグアガムを用いた。これらの増粘剤を、濃度が0.3%,0.6%,0.9%,1.2%となるように上水に溶解し、濃度が異なる複数種類の粘性水を作製した。複数種類の粘性水のそれぞれを硅砂と鉄粉に投入して混合し、スラリー状の試験体を作製した。その際、粘性水の投入量を変えて複数種類の試験体を作製した。
具体的には、キサンタンガムについて、50g,55g,60g,65g,70g,75g,80g,85g,90g,100g,110g,120g,140g,180gの粘性水を、合計220gの硅砂及び鉄粉に投入して混合した。また、グアガムについては、50g,55g,60g,65g,70g,75g,80g,85g,90g,100g,110g,120g,180g,220gの粘性水を、合計220gの硅砂及び鉄粉に投入して混合した。
以上のように作製した各試験ケースのサンプルについて、テーブルフロー値と材料分離の有無を確認した。テーブルフロー値は、JASS 15M-103に即して測定した。テーブルフロー値に関し、この試験では18cm以上のサンプルを合格とした。テーブルフロー値が18cm以上であれば、市販の標準的なスラリーポンプであってもスラリー状の資材Sを十分に送出できるという観点による。また、材料分離の有無は、材料の混合後に静置し、1時間以内にブリージングが生じるか否かで判断した。具体的には、上澄みの高さがサンプル全体の高さの10%以上発生したものを、材料分離ありと判断した。
まず、増粘剤としてキサンタンガムを用いた場合の試験結果について説明する。図10に、増粘剤としてキサンタンガムを用いた各試験ケースにおける、テーブルフロー値と材料分離の有無を示す。また、図11に、混合から1時間経過後における各サンプルの状態を撮影した写真を示す。
テーブルフロー値について検討する。図10に示すように、増粘剤濃度が0.3%の粘性水を用いた試験ケースでは、220gの混合物に対して50〜60gの粘性水を加えても、テーブルフロー値は18cm未満であった。そして、65gの粘性水を加えるとテーブルフロー値は24cmになり、70gの粘性水を加えるとテーブルフロー値は26cmになって基準を満たした。
増粘剤濃度が0.6%の粘性水を用いた試験ケースでは、220gの混合物に対して55gの粘性水を加えても、テーブルフロー値は18cm未満であった。そして、60g以上の粘性水を加えると、テーブルフロー値は23cm以上になって基準を満たした。同様に、増粘剤濃度が0.9%,1.2%の粘性水を用いた試験ケースでも、60g以上の粘性水を加えると、テーブルフロー値は18cm以上になって基準を満たした。
材料分離の有無について検討する。図11(a)に示すように、増粘剤濃度が0.3%の粘性水を用いた試験ケースでは、220gの混合物に対して65gの粘性水を加えると、符号U1で示すように全体の高さの10%以上の高さの上澄みが発生した。同様に、70gの粘性水を加えても、符号U2で示すように全体の高さの10%以上の高さの上澄みが発生した。
図11(b)に示すように、増粘剤濃度が0.6%の粘性水を用いた試験ケースでは、220gの混合物に対して80g及び90gの粘性水を加えると、符号U3,U4で示すように全体の高さの10%以上の高さの上澄みが発生した。そして、図11(c)に示すように、増粘剤濃度が0.9%の粘性水を用いた試験ケースでは、220gの混合物に対して110gの粘性水を加えると、符号U5で示すように全体の高さの10%以上の高さの上澄みが発生した。なお、図11(d)に示すように、増粘剤濃度が1.2%の粘性水を用いた試験ケースでは、220gの混合物に対して180gの粘性水を加えても、上澄みは発生しなかった。
以上の結果を総括すると、増粘剤としてキサンタンガムを用いた試験ケースでは、図10に白地の枠で記載された試験ケースが基準を満たすこと、すなわち、テーブルフロー値の基準を満たしつつ材料分離が生じないケースであることが確認された。
具体的には、キサンタンガムの水に対する添加濃度を0.6%に定めた試験ケースにて、220gの混合物に対する粘性水の水量を60g,65g,70gに定めることで、基準を満たすことが確認された。また、添加濃度を0.9%に定めた試験ケースでは、粘性水の水量を60g,70g,80g,100gに定めることで、添加濃度を1.2%に定めた試験ケースでは、粘性水の水量を60g以上に定めることで、それぞれ基準を満たすことが確認された。
そして、これらの基準を満たすことにより、前述した地中浄化壁WPの形成工法において、板状部材1の引き抜きに伴って形成される地中空間に対し、スラリー状の資材Sを確実に注入することができるといえる。
次に、増粘剤としてグアガムを用いた場合の試験結果について説明する。図12に、増粘剤としてグアガムを用いた各試験ケースにおける、テーブルフロー値と材料分離の有無を示す。また、図13に、混合から1時間経過後における各サンプルの状態を撮影した写真を示す。
テーブルフロー値について検討する。図12に示すように、増粘剤濃度が0.3%の粘性水を用いた試験ケースでは、220gの混合物に対して60gの粘性水を加えても、テーブルフロー値は18cm未満であった。そして、65gの粘性水を加えるとテーブルフロー値は23cmになり、80gの粘性水を加えるとテーブルフロー値は24cmになって基準を満たした。
増粘剤濃度が0.6%の粘性水を用いた試験ケースでは、220gの混合物に対して60gの粘性水を加えても、テーブルフロー値は18cm未満であった。そして、65g以上の粘性水を加えると、テーブルフロー値は20cm以上になって基準を満たした。同様に、増粘剤濃度が0.9%の粘性水を用いた試験ケースでも、65g以上の粘性水を加えると、テーブルフロー値は19cm以上になって基準を満たした。
なお、増粘剤濃度が1.2%の粘性水についてはテーブルフロー値を測定していないが、増粘剤濃度が0.6%であって粘性水量が65gのテーブルフロー値が20cmであり、増粘剤濃度が0.9%であって粘性水量が65gのテーブルフロー値が19cmであることを考慮すると、増粘剤濃度が1.2%の粘性水では粘性水量を65gにすることで、テーブルフロー値が18cmになって基準を満たすと考えられる。
材料分離の有無について検討する。図13(a)に示すように、増粘剤濃度が0.3%の粘性水を用いた試験ケースでは、220gの混合物に対して65gの粘性水を加えると、符号U11で示すように全体の高さの10%以上の高さの上澄みが発生した。同様に、80gの粘性水を加えても、符号U12で示すように全体の高さの10%以上の高さの上澄みが発生した。
図13(b)に示すように、増粘剤濃度が0.6%の粘性水を用いた試験ケースでは、220gの混合物に対して80g,100g,120gの粘性水を加えると、符号U13,U14,U15で示すように全体の高さの10%以上の高さの上澄みが発生した。そして、図13(c)に示すように、増粘剤濃度が0.9%の粘性水を用いた試験ケースでは、220gの混合物に対して120g,180gの粘性水を加えると、符号U16,U17で示すように全体の高さの10%以上の高さの上澄みが発生した。なお、図13(d)に示すように、増粘剤濃度が1.2%の粘性水を用いた試験ケースでは、220gの混合物に対して120g,180g,220gの粘性水を加えても、上澄みは発生しなかった。
以上の結果を総括すると、増粘剤としてグアガムを用いた試験ケースでは、図12に白地の枠で記載された試験ケースが基準を満たすことが確認された。具体的には、キサンタンガムの水に対する添加濃度を0.6%に定めた試験ケースにて、220gの混合物に対する粘性水の水量を65g,70gに定めることで、基準を満たすことが確認された。また、添加濃度を0.9%に定めた試験ケースでは、粘性水の水量を65g,80g,100gに定めることで、添加濃度を1.2%に定めた試験ケースでは、粘性水の水量を65g以上に定めることで、それぞれ基準を満たすことが確認された。
そして、これらの基準を満たすことにより、前述した地中浄化壁WPの形成工法において、板状部材1の引き抜きに伴って形成される地中空間に対し、スラリー状の資材Sを確実に注入することができるといえる。
以上の実施形態の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれる。例えば、次のように構成してもよい。
地中に打設される板状部材1に関し、前述の実施形態ではハット形鋼矢板をベース板11としたものを例示したが、この構成に限定されるものではない。一般的な鋼矢板であればベース板11として用いることができる。また、補強部材12に関し、上端部をテーパー面12aとしたものを例示したが、下端部をテーパー面としてもよい。
増粘剤に関し、グアガムとキサンタンガムを混合して用いてもよい。また、CMCを用いてもよいし、プロピレングリコールを用いてもよい。
浄化材に関し、鉄粉に限らず粉体状のゼオライトを用いてもよい。そして、汚染物質もヒ素に限定されるものではない。例えば、クロムやカドミウム等の重金属を対象にしてもよい。
1…板状部材,2…配管,3…圧送装置,11…ベース板,12…補強部材,12a…テーパー面,13L…左側補強板,13R…右側補強板,14…流出防止リブ,21…ウェブ,22…フランジ,23…アーム,31…貯留槽,32…スラリーポンプ,33…圧送チューブ,41…油圧式杭圧入引抜機,51…試料容器,52…定量ポンプ,53…カラム,53a…上流側のガラスビーズ,53b…硅砂と鉄粉の混合物,53c…下流側のガラスビーズ,54…処理液容器,55…チューブ,S…スラリー状の資材,WP…地中浄化壁,GW…地下水,G1…難透水層,G2…透水層,SW…汚染物質含有水,SW’…処理水

Claims (5)

  1. ベース板および該ベース板の下端部表面に接合される板状の補強部材を備える板状部材と、前記ベース板の表面に所定方向に沿って接合される配管とを、前記所定方向を上下に向けて地中へ打設し、
    前記板状部材を引き抜きながら、粉体状の浄化材及び砂を増粘剤が添加された水とともに混合して得られたスラリー状の資材を、当該板状部材の引き抜きに伴って形成される地中空間に対して前記配管を通じて圧送装置にて圧送注入することで、前記地中に透水性の浄化壁を形成することを特徴とする地中浄化壁の形成工法。
  2. 圧送装置に接続された配管が所定方向に沿って接合された板状部材を、前記所定方向を上下に向けて前記配管とともに地中へ打設し、
    前記板状部材を引き抜きながら、粉体状の浄化材及び砂を増粘剤が添加された水とともに混合して得られたスラリー状の資材を、当該板状部材の引き抜きに伴って形成される地中空間に対して前記配管を通じて注入することで、前記地中に透水性の浄化壁を形成する地中浄化壁の形成工法であって、
    前記板状部材は、
    ベース板と、
    ベース板における下端部分の表面に前記配管を避けて接合され、肉厚を増やすことで当該板状部材の下端部分における強度を高める板状の補強部材と、
    前記ベース板における幅方向の一端側に前記ベース板の厚さ方向に立設されると共に、前記ベース板の長手方向に沿って接合された流出防止リブと、
    を有することを特徴とする地中浄化壁の形成工法。
  3. 前記浄化材が鉄粉であり、前記増粘材が生分解性増粘材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の地中浄化壁の形成工法。
  4. 前記生分解性増粘材として、キサンタンガムとグアガムの少なくとも一方を用いることを特徴とする請求項3に記載の地中浄化壁の形成工法。
  5. 前記生分解性増粘剤の前記水に対する添加濃度を0.6%以上に定め、
    前記生分解性増粘剤が添加された前記水の、前記鉄粉及び前記砂への添加量を、前記鉄粉及び前記砂の材料分離が生じない範囲内に定めたことを特徴とする請求項3又は4に記載の地中浄化壁の形成工法。
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