JP6317884B2 - 車両 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に関する。
車椅子等の車両は、身体障害者、高齢者及び負傷者等の歩行困難な人が移動するための手段として使用されており、例えば、使用者による自力走行又は介助者の手押しによって移動がなされる(例えば特許文献1参照)。このような車椅子は、例えば、車椅子が使用者又は介助者によって駆動及び操作される場合や、使用者又は介助者が車椅子を持ち上げたりする場合等に、楽に行なえるように、全体の重量を軽量化することが望まれている。
しかしながら、主に車椅子の後輪を制動するバンドブレーキが鉄等で形成されていて重量が大きいので、軽量化が困難である。また、後輪のハブに固定されたバンドブレーキのドラムを軽量な材料で形成したときには、バンドブレーキの耐久性や強度等が低下する虞がある。
更に、車椅子のフレーム部材を、鉄等で形成する代わりに、軽量な材料で形成して、車椅子の重量の軽量化を図ろうとした場合には、フレーム部材の剛性や強度等が低下する虞がある。
すなわち、車椅子等の車両において、重量の軽量化を実現しようとすると、耐久性や剛性や強度等が低下してしまうといった問題が起こる。
特許2004−242895号公報
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、耐久性や剛性や強度を維持又は向上させつつ、全体の重量の軽量化を図ることが可能なバンドブレーキ及び車椅子を提供することを目的とする。
本発明に係る車両は、背シートが取り付けられる背フレーム部材と、背フレーム部材の下端部に連結されて前方向に向けて直線状に延設され、前輪が前輪取付部を介して取り付けられる下部メインフレーム部材と、背フレーム部材の下端部近傍から前方向に延設された後に下方に湾曲されて下部メインフレーム部材の前端部と連結された上部メインフレーム部材と、下部メインフレーム部材と上部メインフレーム部材との間に亘って設けられ、前方に略くの字に湾曲した形状の湾曲部と、アームレストが取り付けられ、下端部が湾曲部上端部に直接連結されるアームサポート部材と、を備え、前輪取付部は、下部メインフレーム部材の湾曲部の下端部と隣接する位置に設けられる。
また、背フレーム部材に取り付けられ、背フレーム部材の下部フレーム部材に回転自在に取り付けられる後輪のハブに固定されたドラムの外周をバンドで締め付けて、後輪を制動するバンドブレーキを更に備え、ドラムの外周部には、ドラムを形成する第1の材料とは異なる第2の材料で形成された補強部材が設けられている
更に、第2の材料は、第1の材料よりも耐摩耗性が高い特性を有しているようにしても良い
また、第1の材料がアルミニウムであり、第2の材料が鉄であるようにしても良い
また、アームレストは、断面視で上面部から下面部に向かうに従って次第に幅寸法が小さくなる断面視逆台形状に形成されているようにしても良い。
本発明は、車両の車輪のハブに固定されたドラムの外周部に、ドラムを形成する第1の材料とは異なる第2の材料で形成された補強部材が設けられている。したがって、本発明は、ドラムを、例えば従来のドラムの材料よりも軽量な第1の材料で形成することで、従来品よりも全体の重量の軽量化を図ることができ、更に、補強部材を、例えば第1の材料よりも耐摩耗性や剛性や強度が高い特性を有する第2の材料で形成することで、耐久性や剛性や強度を維持又は向上させることができる。すなわち、本発明によれば、耐久性や剛性や強度を維持又は向上させつつ、全体の重量の軽量化を図ることができる。
また、本発明は、下部メインフレーム部材と上部メインフレーム部材との間に、下部メインフレーム部材と上部メインフレーム部材とに亘って、湾曲部が設けられている。したがって、本発明は、湾曲部によって、下部メインフレーム部材や上部メインフレーム部材に付加された衝撃を吸収することができる。よって、本発明は、各フレーム部材を、従来のフレーム部材よりも軽量な材料で形成して全体の重量の軽量化を図りつつも、耐久性や剛性や強度を維持又は向上させることができる。すなわち、本発明によれば、耐久性や剛性や強度を維持又は向上させつつ、全体の重量の軽量化を図ることができる。
本発明を適用した車椅子を示した斜視図である。 本発明を適用した車椅子を示した側面図である。 本体フレーム、クロスフレーム及びシートフレームを示した斜視図である。 本体フレーム、クロスフレーム及びシートフレームを示した側面図である。 後輪のハブを示した斜視図である。 本発明を適用したバンドブレーキを示した正面図である。 アームレストを示した縦断面図である。 背シート及び座シートの図柄を示した正面図である。
以下、本発明を適用した車両について、図面を参照しながら詳細に説明する。ここでは、バンドブレーキが搭載された車椅子を例に説明していく。なお、本発明は以下の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更可能である。更に、以下の順で説明を行う。
1.車椅子の構成の説明
1−1.本体フレーム
1−1−1.背フレーム部
1−1−2.メインフレーム部
1−1−3.サイドフレーム部
1−2.クロスフレーム
1−3.シートフレーム
1−4.シート
1−4−1.背シート
1−4−2.座シート
2.変形例
<1.車椅子の構成の説明>
図1及び図2に示すように、本発明を適用した車椅子1は、背シート2が取り付けられ、幅方向に相対する左右一対の本体フレーム10,10と、一対の本体フレーム10,10を幅方向に折り畳むクロスフレーム11と、クロスフレーム11の上端部に設けられ、座シート3が取り付けられるシートフレーム12とを備えている。なお、以下、背シート2及び座シート3をまとめて単にシート4とも言う。
<1−1.本体フレーム>
図3に示すように、本体フレーム10は、アルミニウムで形成された断面円形状や多角形状のパイプ等からなるフレーム部材で形成されている。具体的に、本体フレーム10は、側面視略L字状に形成された背フレーム部20と、背フレーム部20の下端部側に設けられ、後方に後輪34、前方に前輪35が取り付けられるメインフレーム部30と、背フレーム部20とメインフレーム部30とに亘って設けられ、アームレスト41が取り付けられるサイドフレーム部40とを有している。
<1−1−1.背フレーム部>
図3に示すように、背フレーム部20は、下部フレーム部材21と、背折れ金具22を介して下部フレーム部材21に対して後方に回動可能に支持された上部フレーム部材23とを有している。背フレーム部20は、使用時には上部フレーム部材23が背折れ金具22のロック機構よってロックされることで、下部フレーム部材21に対して折り畳み不可なロック状態とされる。その一方で、背フレーム部20は、背折れ金具22のロック機構のロック状態を解除することで、折り畳み可能な状態に設けられる。したがって、車椅子1は、使用者が例えば車椅子1を自動車等に乗せて移動する場合や出荷前の保存時等に、上部フレーム部材23を後方に折り畳むことで、小型化することができる。
更に、背折れ金具22は、使用者がシート4に座った際に使用者の背中に干渉しない位置に配置されている。例えば、背折れ金具22は、使用者の背中のくぼみに対応する高さに配置されている。したがって、車椅子1は、使用者がシート4に座った際に、背中に背折れ金具22が当たり難くなるので、乗り心地の向上を図ることができる。
また、図3に示すように、背フレーム部20は、全体が側面視略L字状となるように湾曲されて設けられている。具体的には、背フレーム部20は、上部フレーム部材23が後方に湾曲されるように設けられている。
更に、図4に示すように、後方に湾曲された背フレーム部20の上端部には、介助者が車椅子1を操作するときに把持するグリップ24が取り付けられる押手部25が設けられている。この押手部25は、背フレーム部20の上部フレーム部材23の上部を、使用者がシート4に座った状態での肩甲骨の位置よりも下部の位置から例えば8度後傾させた後に、後方に湾曲させるようにして、設けられている。
したがって、車椅子1は、車椅子1が使用者によって駆動及び操作される自走式の場合、駆動時に使用者の肘や肩甲骨周辺が背フレーム部20に干渉することを防止することができ、漕ぎ易い。また、車椅子1は、車椅子1が介助者によって駆動及び操作される介助式の場合、シート4に座っている使用者の肩甲骨周辺が背フレーム部20に干渉しないので、乗り心地の向上を図ることができる。
なお、押手部25は、上部フレーム部材23の上部を8度後傾することに限定されるものではなく、シート4に座っている使用者の肩甲骨周辺が背フレーム部20に干渉しない程度であれば良く、後傾する角度は適宜変更可能である。更に、後傾させずに、押手部25を設けるようにしても良い。
更に、押手部25は、地面に対して所定の角度下方に傾くように設けられている。ここでは、押手部25は、地面に対して10度下方に傾くように設けられている。したがって、押手部25は、介助者が力を掛けやすく、介助者が容易に車椅子1を押すことができる。なお、押手部25は、地面に対して平行又は所定の角度上方に傾くように設けても良い。
更に、図1に示すように、押手部25には、介助者が車椅子1の後輪34の回転を制動する後輪ブレーキであるバンドブレーキ60を作動させるための後輪ブレーキレバー26が取り付けられている。この後輪ブレーキレバー26は、車椅子1の後輪34に設けられたバンドブレーキ60にブレーキワイヤ27を介して連結されている。したがって、車椅子1は、介助者が後輪ブレーキレバー26を握ることによって、ブレーキワイヤ27を介してバンドブレーキ60が作動されて、後輪34の回転が制動されるようになっている。
下部フレーム部材21には、図1及び図2に示すように、幅方向の外側の面の下端部近傍に後輪34が回転自在に取り付けられている。図5に示すように、この後輪34のハブ50は、スポーク(不図示)が取り付けられる円盤状の一対のハブフランジ51a,51bと、一対のハブフランジ51a,51bを連結する円筒状のハブシェル52と、軸受(不図示)を介してハブシェル52内に配設されて一方のハブフランジ51aから外部に露出されて下部フレーム部材21に固定されるハブ軸53とを有している。ハブフランジ51a,51b、ハブシェル52及びハブ軸53は何れもアルミニウムで形成されている。更に、図1及び図2に示すように、後輪34には、後輪34を制動するバンドブレーキ60が設けられている。
バンドブレーキ60は、図6に示すように、一方のハブフランジ51aに固定された円筒状のドラム61の外周を円弧帯状のブレーキ帯(バンド)62で締め付けて制動するブレーキであり、ドラム61がアルミニウムで形成されている。また、バンドブレーキ60は、円弧帯状のバンド62の一端がドラム61やバンド62を覆いドラム61やバンド62を雨及び泥から保護するカバー部材64に固定され、他端が回転軸となるピン65aを中心にカバー部材64に回動自在に支持されたレバー65と連結されている。更に、ドラム61は、本体部61aの外周部に、全面に亘って、補強部材63が設けられている。この補強部材63は、ドラム61の本体部61aを形成する第1の材料よりも、耐摩耗性(硬度)や剛性や強度が高い第2の材料で形成されており、例えばスチール(鉄)で形成されている。そして、バンドブレーキ60は、押手部25の後輪ブレーキレバー26が作動されてレバー65に連結されたブレーキワイヤ27が引かれることによって、レバー65が回動し、レバー65に連結されたバンド62が補強部材63を介してドラム61を締め付けることで、後輪34を制動する。
したがって、車椅子1は、後輪34のハブ50をアルミニウムで形成することにより、ハブをスチール(鉄)等で形成する従来の車椅子よりも、軽量化を図ることができる。更に、車椅子1は、バンドブレーキ60のドラム61の本体部61aをアルミニウムで形成することにより、バンドブレーキのドラムをスチール(鉄)で形成する従来の車椅子よりも、軽量化を図ることができる。更に、車椅子1は、バンドブレーキ60のドラム61の本体部61aをアルミニウムで形成するとともに、本体部61aの外周部に、本体部61aを形成する第1の材料よりも耐摩耗性(硬度)や剛性や強度が高い第2の材料で形成された補強部材63を設けることにより、耐久性や剛性や強度を維持又は向上させつつ、車椅子1の軽量化を図ることができる。また、耐久性や剛性や強度の面から、ハブ軸53をスチール製としても良い。
更に、図1に示すように、後輪34には、外側に後輪34よりも一回り小さなリング状のハンドリム36が取り付けられている。このハンドリム36は、アルミニウムで形成されている。したがって、車椅子1は、樹脂製のハンドリムよりも軽量化を図ることができる。更に、ハンドリム36の表面には、縮み塗装が施されている。したがって、車椅子1は、単なるアルミニウム製のハンドリムよりも、滑り難く操作性が良く、更に、傷や汚れ等が目立ち難い。
なお、ハンドリム36は、表面に、縮み塗装が施されることに代えて、ビニールコーディングされるようにしても良い。また、ハンドリム36は、樹脂材料で形成されるようにしても良い。更に、ハンドリム36は、単なるアルミニウム製のものであっても良い。
また、図1に示すように、背フレーム部20には、上部フレーム部材23に背シート2が取り付けられている。なお、背シート2については、後述する。
<1−1−2.メインフレーム部>
メインフレーム部30は、図3に示すように、背フレーム部20の下部フレーム部材21の下端部に連結されて前方向に延設された下部メインフレーム部材31と、下部フレーム部材21の下端部近傍から前方向に延設された後に下方に湾曲されて、下部メインフレーム部材31の前端部と連結された上部メインフレーム部材32と、下部メインフレーム部材31と上部メインフレーム部材32とに亘って設けられた湾曲部材33とを有している。
下部メインフレーム部材31は、図3に示すように、背フレーム部20の下部フレーム部材21の下端部近傍に連結されるとともに、車椅子1の前方向に延設されている。この下部メインフレーム部材31は、直線状に設けられている。したがって、車椅子1は、曲げによる歪みを無くすことで、下部メインフレーム部材31に曲げ加工が施される場合よりも、耐久性を向上させることができる。更に、車椅子1は、曲げ加工が施される場合よりも耐久性を向上させることができるので、曲げ加工が施される場合よりも下部メインフレーム部材31を薄肉化することができ、従来の下部メインフレーム部材と同様の耐久性を維持又は向上させつつ、軽量化を図ることができる。更に、車椅子1は、下部メインフレーム部材31の加工が容易となるため、精度が向上し、生産効率も向上させることができる。
また、下部メインフレーム部材31の前方部には、図3に示すように、前輪35が取り付けられる前輪取付部31aが設けられており、この前輪取付部31aに下方向に向けて前輪35が回転自在に取り付けられている。この際、より好ましくは、前輪35と後輪34とが、平面視で位相が一致するように設ける。すなわち、左右それぞれの前輪35と後輪34は、互いに平行な略同一直線上に並ぶように設ける。これにより、車椅子1は、例えば段差部等に設けられたスロープの幅が狭いものであっても対応することができる。
上部メインフレーム部材32は、図3に示すように、上端部が背フレーム部20の下部フレーム部材21の下端部近傍に連結されるとともに、下部フレーム部材21の下端部近傍から車椅子1の前方向に下部メインフレーム部材31と略平行に延設された後に、下方に向けて湾曲されて、下端部が下部メインフレーム部材31の前端部よりも更に下方向に延設するように、下端部近傍が下部メインフレーム部材31の前端部に連結されている。
更に、図1に示すように、上部メインフレーム部材32の下端部には、例えば使用者が車椅子1に乗った際に足を支えるフットレスト37が上部メインフレーム部材32の軸線方向と略直交するように内側に向けて取り付けられている。このフットレスト37は、例えば、樹脂材料等で形成されている。更に、フットレスト37は、上方(外側)に回動させて、上部メインフレーム部材32に近接するように跳ね上げ可能に設けられている。更に、フットレスト37は、上部メインフレーム部材32に沿って上下方向に移動させて、高さ調整(位置変更)可能に設けられている。
更に、上部メインフレーム部材32には、図2に示すように、駐車時に使用する駐車ブレーキ38を取り付ける駐車ブレーキ取付フレーム部材39が設けられている。更に、駐車ブレーキ取付フレーム部材39に取り付けられる駐車ブレーキ38のグリップ部38aを従来品よりも小さく設けることで、サイドフレーム部40(後述する側板70)との隙間を大きく設けるようにしても良い。
なお、上部メインフレーム部材32には、下端部近傍のフットレスト37よりも上方に、足が後方へ落ちないように支える足ベルト(不図示)を更に設けるようにしても良い。この場合、足ベルトは、ヒールループ式にすることで、車椅子1を幅方向に折り畳む際に邪魔とならず、容易に折り畳むことができる。
湾曲部材33は、図3に示すように、下部メインフレーム部材31と上部メインフレーム部材32との間に、下部メインフレーム部材31と上部メインフレーム部材32とに亘って、下部メインフレーム部材31及び上部メインフレーム部材32と略直交するように設けられている。この湾曲部材33は、図4に示すように、前方に略くの字状に湾曲して設けられている。更に、湾曲部材33は、下端部が、下部メインフレーム部材31の前輪取付部31aと隣接するように、下部メインフレーム部材31の前端部近傍に設けられている。したがって、車椅子1は、湾曲部材33が略くの字状に湾曲して設けられているので、前輪35や下部メインフレーム部材31や上部メインフレーム部材32等に衝撃等が付加された際に、湾曲部材33が弾性変形することで、衝撃を吸収することができる。更に、車椅子1は、湾曲部材33が前輪取付部31aと隣接するように設けられているので、前輪35からの衝撃を効果的に吸収することができる。よって、車椅子1は、耐久性や剛性や強度の向上を図ることができる。なお、湾曲部材33は、略くの字状に湾曲して設けることに限定されるものではなく、湾曲して設けられ、弾性変形して衝撃を吸収することができるものであれば良く、例えば、円弧状、S字状、波状等に設けるようにしても良い。
<1−1−3.サイドフレーム部>
サイドフレーム部40は、図3及び図4に示すように、上方側にアームレスト41が取り付けられるアームサポート部材42で構成されている。
アームサポート部材42は、図3に示すように、上端部が背フレーム部20の背折れ金具22に連結されるとともに、背フレーム部20の背折れ金具22から車椅子1の前方向に下部メインフレーム部材31や上部メインフレーム部材32と略平行に延設された後に、下方に向けて湾曲されて、下端部が湾曲部材33の上端部の近傍に連結されている。したがって、車椅子1は、アームサポート部材42が湾曲部材33と連結されているので、アームサポート部材42(アームレスト41)からの衝撃を効果的に吸収することができる。よって、車椅子1は、耐久性や剛性や強度の向上を図ることができる。
更に、図2に示すように、アームサポート部材42の上方側には、使用者が肘を置いたり、座位のバランスを保持するためのアームレスト41が取り付けられている。このアームレスト41は、例えば、木材や樹脂材料等で形成され、柱状又は板状をなすように形成されている。アームレスト41は、木製の場合、樹脂材料で形成された場合よりも、軽量化を図ることができ、樹脂材料で形成された場合、木製の場合よりも洗浄等の際に傷み難く、メンテナンス性が高い。更に、図7に示すように、アームレスト41は、下面にアームサポート部材42が嵌合される溝41aが形成されている。このようなアームレスト41は、溝41aをアームサポート部材42に嵌合して、下方からボルト等の締結部材でアームサポート部材42に締結されることで、アームサポート部材42に取り付けられる。
更に、アームレスト41は、側面部41bに傾斜部41cが形成され、断面視で上面部41dから下面部41eに向かうに従って次第に幅寸法が小さくなるように設けられている。すなわち、アームレスト41は、断面視逆台形状に形成されている。したがって、車椅子1は、側面部41bに傾斜部41cを形成して断面視で上面部41dから下面部41eに向かうに従って次第に幅寸法が小さくなるように設けられているので、アームレスト41の上面部41dを、従来の断面視矩形状や台形状のアームレストの上面部と同じ面積(幅)となるように設けた場合、従来の断面視矩形状や台形状のアームレストと同様の使いやすさを確保しつつ、従来品よりも全体の体積を減らすことができるので、軽量化を図ることができる。
なお、アームレスト41は、上面部41dを従来のアームレストの上面部よりも幅寸法が大きくなるように設けるとともに、従来品よりも全体の体積を減らして又は同じ程度の体積となるように設けて、軽量化を図りつつ、より使いやすさの向上を図るようにしても良い。更に、アームレスト41は、上面部41dを従来のアームレストの上面部よりも幅寸法が小さくなるように設けて、従来品よりもより全体の体積を減らして、より軽量化を図るようにしても良い。
更に、図1及び図2に示すように、本体フレーム10には、後輪34から使用者を保護する側板70が取り付けられている。この側板70は、例えば木材や樹脂材料等で形成されている。そして、側板70は、本体フレーム10の幅方向の外側に配置されて、一方の側面部が背フレーム部20の下部フレーム部材21にボルトやリベット等の締結部材によって締結されて取り付けられ、他方の側面部がアームサポート部材42にボルトやリベット等の締結部材によって締結されて取り付けられている。なお、側板70は、ボルトによって締結することで、標準工具で交換することができ、容易に交換作業を行うことができる。
<1−2.クロスフレーム>
クロスフレーム11は、本体フレーム10と同様に、アルミニウムで形成された断面円形状や多角形状のパイプ等からなるフレーム部材で形成されている。このクロスフレーム11は、図3に示すように、上述したような構成を有する一対の本体フレーム10,10を、幅方向に折り畳み可能に連結するものである。具体的に、クロスフレーム11は、一対のクロスフレーム部材11a,11aを有している。この一対のクロスフレーム部材11a,11aは、下端部が連結ピンを介して下部メインフレーム部材31に回動可能に取り付けられているとともに、その中央部で回動軸によってX状に交差されて連結されており、この回動軸を支点に相互回動可能に設けられている。更に、クロスフレーム部材11aは、上端部にシートフレーム12が連結されている。
したがって、車椅子1を折り畳む場合には、先ず、一対の本体フレーム10,10を互いに近づける。すると、一対のクロスフレーム部材11a,11aの上端部が上方に回動され、シートフレーム12がメインフレーム部30の上部メインフレーム部材32上に設けられた受け具11bから離間されて、一対の本体フレーム10,10が幅方向に折り畳み可能な状態となる。次いで、一対の本体フレーム10,10を更に近づけることで、車椅子1を幅方向に折り畳むことができる。その一方で、車椅子1を折り畳まれた状態から元の使用状態に戻す場合には、一対の本体フレーム10,10を幅方向に離間させて、一対のクロスフレーム部材11a,11aの上端部を下方に回動させ、シートフレーム12を受け具11bに嵌合させる。
<1−3.シートフレーム>
シートフレーム12は、本体フレーム10及びクロスフレーム11と同様に、例えば、アルミニウムで形成された断面円形状や多角形状のパイプ等からなるフレーム部材で形成されている。具体的には、シートフレーム12は、図3に示すように、クロスフレーム11のクロスフレーム部材11a,11aの上端部に取り付けられている。更に、シートフレーム12には、図1に示すように、座シート3が取り付けられ、座シート3を介して使用者の臀部や大腿部を支持する。なお、座シート3については、後述する。
<1−4.シート>
<1−4−1.背シート>
背シート2は、図1に示すように、背フレーム部20,20間に配置され、ボルト等の締結部材によって背フレーム部20に締結される等して、背フレーム部20の上部フレーム部材23及び下部フレーム部材21に取り付けられ、主に使用者の背中を支持する背凭れとなる。更に、背シート2は、例えば、ポリアミドやポリエステル等の丈夫な合成繊維等で形成されており、背フレーム部20,20間の幅及び長さに対応するように、矩形状に設けられている。
更に、背シート2は、従来の背シートでは表面の布地とは別に表面の布地の間に芯地と呼ばれる表面の布地よりも硬いシートを入れていたが、芯地を用いずに、芯地と同じ強度の布地だけで形成されている。したがって、車椅子1は、背シート2の強度はそのままで、軽量化を図ることができる。更に、車椅子1は、背シート2を製造する工程において、芯地が無くなり作業工程が1つ減ったため、作業性の向上を図ることができる。更に、背シート2は、芯地と同じ強度の布地だけで形成されているので、表面の布地及び芯地等の複数の布地で構成されていた従来の背シートよりも、通気性の向上を図ることができる。
更に、背シート2は、表面に縦長の図柄が設けられている。例えば、背シート2の表面には、図8に示すように、菱形の図柄が全面に亘って複数個、より好ましくは菱形の長いほうの対角線が背シート2の長さ方向(図1中のL1方向)に沿うように配置されて、表面の全面に亘って複数個設けられている。したがって、車椅子1は、背シート2の表面に縦長の図柄が設けられているので、横長な図柄の場合よりも、全体的にスリム且つコンパクトに見える。
なお、背シート2の表面に設けられる図柄は、菱形に限定されるものではなく、縦長で背シート2を全体的にスリム且つコンパクトに見えるようにするものであれば如何なる形状であっても良く、例えば、長孔や長方形や背シート2の長さ方向(車椅子1の高さ方向)に沿った線などであっても良い。更に、図柄は縦長でなくても良い。また、背シート2の表面には、図柄が無くても良い。
<1−4−2.座シート>
座シート3は、図1に示すように、シートフレーム12,12間に配置され、ボルト等の締結部材によってシートフレーム12に締結される等して、シートフレーム12に取り付けられ、主に使用者の臀部や大腿部を支持する。更に、座シート3は、背シート2と同様に、ポリアミドやポリエステル等の丈夫な合成繊維等で形成されており、シートフレーム12,12間の幅及び長さに対応するように、矩形状に設けられている。
更に、座シート3は、従来の座シートでは表面の布地とは別に表面の布地の間に芯地と呼ばれる表面の布地よりも硬いシートを入れていたが、芯地を用いずに、芯地と同じ強度の布地だけで形成されている。したがって、車椅子1は、座シート3の強度はそのままで、軽量化を図ることができる。更に、車椅子1は、座シート3を製造する工程において、芯地が無くなり作業工程が1つ減ったため、作業性の向上を図ることができる。更に、座シート3は、芯地と同じ強度の布地だけで形成されているので、表面の布地及び芯地等の複数の布地で構成されていた従来の座シートよりも、通気性の向上を図ることができる。
更に、座シート3は、表面に縦長の図柄が設けられている。例えば、座シート3の表面には、図8に示すように、菱形の図柄が全面に亘って複数個、より好ましくは菱形の長いほうの対角線が座シート3の長さ方向(図1中のL2方向)に沿うように配置されて、表面の全面に亘って複数個設けられている。したがって、車椅子1は、座シート3の表面に縦長の図柄が設けられているので、横長な図柄の場合よりも、全体的にスリム且つコンパクトに見える。
なお、座シート3の表面に設けられる図柄は、菱形に限定されるものではなく、縦長で座シート3を全体的にスリム且つコンパクトに見えるようにするものであれば如何なる形状であっても良く、例えば、長孔や長方形や座シート3の長さ方向(車椅子1の前後方向)に沿った線などであっても良い。更に、図柄は縦長でなくても良い。また、座シート3の表面には、図柄が無くても良い。
<2.変形例>
なお、車椅子1は、後輪34の外側にハンドリム36が取り付けられ、使用者によって駆動及び操作される自走式に限定されるものではなく、後輪34の外側にハンドリム36が取り付けられておらず、介助者によって駆動及び操作される介助式であっても良い。
更に、車椅子1は、背フレーム部20の上部フレーム部材23が後方に折り畳み可能であることに限定されるものではなく、上部フレーム部材23と下部フレーム部材21とが一体に設けられていても良い。このような場合、車椅子1は、上述した様々な作用効果に加え、背折れ金具22を設けない分、構成を簡素化でき、部品点数を削減することができ、コストを低減することができる。
更に、車椅子1は、一対の本体フレーム10,10を幅方向に折り畳むことができることに限定されるものではなく、例えば、クロスフレーム11を設けずに、シートフレーム12を、メインフレーム部30の上部メインフレーム部材32の上面側に設けるようにしても良い。このような場合、車椅子1は、上述した様々な作用効果に加え、クロスフレーム11を設けない分、構成を簡素化でき、部品点数を削減することができ、コストを低減することができる。
更に、車椅子1は、本体フレーム10、クロスフレーム11及びシートフレーム12がアルミニウムで形成されることに限定されるものではなく、例えばスチールよりも軽量な、チタン、ステンレス等の金属材料やカーボン等で形成されるようにしても良い。また、スチールで形成されるようにしても良い。更に、一のフレームがアルミニウムで他の二つのフレームがステンレス等、異なる材料で形成されるようにしても良い。更に、本体フレーム10を構成する各種のフレームについても、異なる材料で形成されるようにしても良い。
更に、車椅子1は、バンドブレーキ60によって後輪34を制動することに限定されるものではなく、その他公知のブレーキを用いて後輪34を制動するようにしても良い。
更に、本発明を適用したバンドブレーキ60を備える車両は、車椅子1に限定されるものではなく、自転車等、他の車両であっても良い。
1 車椅子、2 背シート、3 座シート、4 シート、10 本体フレーム、11 クロスフレーム、11a クロスフレーム部材、11b 受け具、12 シートフレーム、20 背フレーム部、21 下部フレーム部材、22 背折れ金具、23 上部フレーム部材、24 グリップ、25 押手部、26 後輪ブレーキレバー、27 ブレーキワイヤ、30 メインフレーム部、31 下部メインフレーム部材、31a 前輪取付部、32 上部メインフレーム部材、33 湾曲部材、34 後輪、35 前輪、36 ハンドリム、37 フットレスト、38 駐車ブレーキ、38a グリップ部、39 駐車ブレーキ取付フレーム部材、40 サイドフレーム部、41 アームレスト、41a 溝、41b 側面部、41c 傾斜部、41d 上面部、41e 下面部、42 アームサポート部材、50 ハブ、51a ハブフランジ、51b ハブフランジ、52 ハブシェル、53 ハブ軸、60 バンドブレーキ、61 ドラム、61a 本体部、62 バンド、63 補強部材、64 カバー部材、65 レバー、65a ピン、70 側板

Claims (5)

  1. 背シートが取り付けられる背フレーム部材と、
    上記背フレーム部材の下端部に連結されて前方向に向けて直線状に延設され、前輪が前輪取付部を介して取り付けられる下部メインフレーム部材と、
    上記背フレーム部材の下端部近傍から前方向に延設された後に下方に湾曲されて上記下部メインフレーム部材の前端部と連結された上部メインフレーム部材と、
    上記下部メインフレーム部材と上記上部メインフレーム部材との間に亘って設けられ、前方に略くの字に湾曲した形状の湾曲部と、
    アームレストが取り付けられ、下端部が上記湾曲部上端部に直接連結されるアームサポート部材と、を備え、
    上記前輪取付部は、上記下部メインフレーム部材の上記湾曲部の下端部と隣接する位置に設けられることを特徴とする車両。
  2. 上記背フレーム部材に取り付けられ、上記背フレーム部材の下部フレーム部材に回転自在に取り付けられる後輪のハブに固定されたドラムの外周をバンドで締め付けて、該後輪を制動するバンドブレーキを更に備え、
    上記ドラムの外周部には、該ドラムを形成する第1の材料とは異なる第2の材料で形成された補強部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両。
  3. 上記第2の材料は、上記第1の材料よりも耐摩耗性が高い特性を有していることを特徴とする請求項2に記載の車両。
  4. 上記第1の材料がアルミニウムであり、上記第2の材料が鉄であることを特徴とする請求項3に記載の車両。
  5. 上記アームレストは、断面視で上面部から下面部に向かうに従って次第に幅寸法が小さくなる断面視逆台形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の車両。
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