JP3196822B2 - 車椅子 - Google Patents

車椅子

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JP3196822B2
JP3196822B2 JP09455597A JP9455597A JP3196822B2 JP 3196822 B2 JP3196822 B2 JP 3196822B2 JP 09455597 A JP09455597 A JP 09455597A JP 9455597 A JP9455597 A JP 9455597A JP 3196822 B2 JP3196822 B2 JP 3196822B2
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有次 光野
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株式会社無限工房
有限会社サンサンすてっぷ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、足こぎが容易な
車椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車椅子において座フレームを回動
自在としたもの、あるいは背フレームを回動自在とした
ものは知られている(例えば、特許第2562764
号、特許第2571183号) しかしながら、これらは何れも背フレームをリクライニ
ングさせたときに姿勢が安定するように、背フレームと
共に座フレームを回動させるようにしたものであった。
そのため、座フレームは通常の使用状態よりも上側に向
けて回動するようになっていて、下側への回動は考慮さ
れていない。
【0003】ところで、車椅子は主輪を手で回転させて
推進するのが主な使用方法ではあるが、足でこぐ方が楽
な場合もある。しかしながら、従来足でこぐことに対す
る配慮はなされておらず、足でこごうとすると無理な前
傾姿勢をとって足を床面に届かせなければならばかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、足こぎを
容易とし、使用者が状況に応じて主輪の手による回転と
足こぎとを選択でき、無理な姿勢をとることなく、座面
に腰をあずけた状態で何れの方法による推進も行える車
椅子とすることを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するために手段】この発明の車椅子は、主
輪及び前後の補助輪が取り付けられた下部フレームの上
部に座フレームの取付座を設け、この取付座に座フレー
ムの基端を水平軸を介して回動可能に取り付け、前記座
フレームの基端に背フレームの基端を取り付け、前記座
フレームと下部フレームとの間に座フレームを支承する
高さ調整部材を介在して構成し、座フレームの先端側を
下降させたときに座フレームの先端が床面に近接して、
容易に足こぎできるようにしたものである。なお、高さ
調整部材は以下に例示するガスバネの他、ラックとピニ
オンの組み合わせ、その他のネジを用いた構造などとし
てもよい。請求項2の発明は、背フレームを座フレーム
に水平軸を介して回動可能に取り付けて構成し、座フレ
ームを下降させたときに背フレームがこれに追随して前
方傾斜となり得るようにしたものである。なお、以下の
例では背フレームを折り畳んだ後にも設定角度に自動復
帰するロック装置を設けたが、このような構造は必須で
はない。
【0006】
【作用】この発明において、座フレームが回動可能であ
りしかも下降位置において座フレームの先端が床面に近
接するので、足こぎが容易となる。また、座フレームは
下部フレームとの間に介在させた高さ調節部材を調節す
ることによって傾斜角度を調整できるので、主輪を操作
する手こぎと足こぎとを随時選択することができる。請
求項2の発明は、背フレームを回動自在としたので、座
フレームと座フレームと背フレームとの角度を任意に設
定できる。そして、足こぎをするときは、座フレームの
先端側を下降させるとそれに追随して背フレームも傾動
するので、座面と背もたれの角度を常時一体に保つこと
ができる。したがって、背もたれに身を委ねつつ足こぎ
をすることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】前方フレーム1と後方フレーム2
とで下部フレーム3が構成してあり、前記後方フレーム
2の基端は前方フレーム1の基端部に水平軸を介して回
動可能に取り付けてある。前記前方フレーム1の先端に
は、補助輪取付杆5の基端が傾動可能に取り付けてあ
り、この補助輪取付杆5の先端に前方補助輪6が取り付
けてある。前記後方フレーム2の先端には後方補助輪7
が取り付けてある。前記後方フレーム2は伸縮可能とし
てあり、使用者の体格に合わせて高さを調節できるよう
にしてある。そして、前記補助輪取付杆5は前後方向に
回動可能としてあり、後方フレーム2の高さに適応し、
前方フレーム1が常時水平を維持できるようにしてあ
る。
【0007】前記前方フレーム1の基端には主輪取付板
8が取り付けてあり、主輪取付板8に設けられた軸受け
孔9に主輪10の軸が着脱自在に装着してある。前記軸
受け孔9は複数設けてあり、主輪の取付位置を変更でき
るようにしてある。
【0008】前記主輪取付板8の上部には座フレームの
取付座11が一体的に設けてあり、この取付座11に座
フレーム12の基端が軸を介して回動自在に取り付けて
ある。そして、座フレーム11と前記前方フレーム1と
の間にガスバネ13が介在しており、ガスバネ13のロ
ッド13aの伸縮量を変化させることで座フレーム11
の傾動角度を調節することができる。そして、ガスバネ
13のロッド13aを最も後退させたときに座フレーム
12の先端が床面に近接し、使用者が容易に足こぎでき
るようにしてある(図2参照)。なお、前記ガスバネ1
3のロッド13aの調節は、調節ボタン(図示しない)
をガスバネ13に直接取り付けたり、調節ボタンをガス
バネ13とワイヤで連結して肘掛け25の先端下部或い
は座フレーム11などに取り付けるが、ガスバネを利用
することにより、座フレーム12の角度を無段階に設定
することができる。前記座フレーム12は逆L字状であ
って、先端には足載せ台14が跳ね上げ自在に取り付け
てある。
【0009】前記座フレーム12の基端には背フレーム
取付座15が設けてあり、取付座15に背フレーム16
の基端が水平な取付軸を介して回動自在に取り付けてあ
る。前記背フレーム16の下端と前記前方フレーム取付
座11との間に、背フレーム16の角度調節装置17が
介在している(図5、図6参照)。
【0010】前記角度調節装置17は、前記前方フレー
ム取付座11に設けられた支持板18と、背フレーム1
6に設けられたロック受け片19と、調節体20とで構
成してある。前記調節体20は、前記支持板18の透孔
(長孔とする)に上下のナット21で固定されるボルト
22の上部にロック体23を固着して構成し、前記ロッ
ク体23は、筒体23a内にロックピン23bを装着
し、このロックピン23bをスプリング23cでロック
受け片19側へ付勢して構成してあり、前記ロックピン
23bがロック受け片19に設けた受け穴19aに出し
入れ自在に挿入されるようにしてある。前記ロックピン
23bのロック受け片19と反対側端には、ワイヤー2
4の一端が取り付けてあり、このワイヤー24の他端は
対向側フレームのロックピン23bに連結し、ワイヤー
24を引っ張ることによって両側のフレームのロックピ
ン23bを内側(ロック受け片への挿入が解除される方
向)へ移動させることができるようにしてある。
【0011】前記背フレーム16には肘掛け25が跳ね
上げ自在に取り付けてある。また、符号26は背フレー
ム16に着脱自在に取り付けられたハンドルである。
【0012】以下、この発明の使用方法を説明する。座
フレーム12と背フレーム16との角度を調節する場合
は、ロックピン23bを受け穴19aに挿入し、次いで
ナット21を操作する。ナット操作によって支持板18
とロックピン23bとの距離が増減するので、その増減
にしたがって背フレーム16が傾動する。そして、所望
の角度が得られたときにナット21を締め付けて固定す
ると、座フレーム12と背フレーム16との角度は固定
される。
【0013】車椅子を折り畳む際に背フレーム16を座
フレーム12側へ大きく回動させるときは、ワイヤー2
4を引いてロックピン23bの受け穴19aへの挿入を
解除する。このとき背フレーム16は自由に回動するこ
とができるので、座フレーム12側へ大きく回動させる
ことができる。折り畳まれた背フレーム16を縦位置方
向へ回動させ、ロックピン23bを受け穴19aに挿入
すると(ロックピンは受け穴側へ付勢されているので、
位置があえば自動的に挿入される)、背フレーム16は
従前に調整された角度に復帰する。
【0014】足こぎする場合は、ガスバネ13を操作し
て座フレーム12の先端を下降させ(図2参照)、足載
せ台14を跳ね上げる。前記ガスバネの操作は使用者自
ら行うことができる。背フレーム16は座フレーム12
に角度が固定されているので、座フレーム12と共に背
フレーム16も前傾する。したがって、足を床面に近接
させつつ、背もたれに身を委ねて前傾姿勢をとることが
できるので、足こぎが容易であり、しかも負担が少な
い。また、前方補助輪6を設けてあるので、前傾姿勢に
よって重心が前に移動しても、安定した状態が保持さ
れ、転倒のおそれはない。なお、足載せ板は左右別体で
あるから、使用者の障害によっては、片足のみでこぐこ
ともできる。
【0015】折り畳むときは、主輪10を外し、前記の
ように背フレーム16を座フレーム12方向へ回動させ
ると共に、ガスバネを操作して座フレーム12を前方フ
レーム1に近接させる。また、後方フレーム2を上方へ
回動させて前方フレーム1に沿わせる(図3参照)。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、座フレームを高さ調
整部材で支持し、座フレームの先端側を下降させたとき
に先端が床面に近接するようにしたので、余裕を持って
足を着地させることができ、足こぎが容易である。ま
た、請求項2の発明によれば、座フレームと背フレーム
との角度を調節できるので、座フレームを下方傾斜の位
置としたときに背フレームも前方傾斜となるので、足こ
ぎ時に前屈みになる使用者の姿勢とに適合し、安定した
姿勢で足こぎをすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明実施形態の側面図である。
【図2】 同じく座面を前傾させた状態の側面図であ
る。
【図3】 同じく主輪を外した状態の斜視図である。
【図4】 同じく折り畳み状態の側面図である。
【図5】 同じく背フレーム取付部の拡大側面図であ
る。
【図6】 同じく背フレーム取付部の拡大正面図であ
る。
【符号の説明】
1 前方フレーム 2 後方フレーム 3 下部フレーム 5 補助輪取付杆 6 前方補助輪 7 後方補助輪 8 主輪取付板 9 軸受け孔 10 主輪 11 取付座 12 座フレーム 13 ガスバネ 14 足載せ台 15 取付座 16 背フレーム 17 角度調節装置 18 支持板 19 ロック受け片 20 調節体 23 ロック体 24 ワイヤー 25 肘掛け 26 ハンドル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主輪及び前後の補助輪が取り付けられた
    下部フレームの上部に座フレームの取付座が設けられ、 前記取付座に座フレームの基端が水平軸を介して回動可
    能に取り付けられ、 前記座フレームの基端に背フレームの基端が取り付けら
    れ、 前記座フレームと下部フレームとの間に前記座フレーム
    の傾動角度を調節可能にに支承する高さ調整部材が介在
    され、前記座フレームの 先端側を下降させたときに座フレーム
    の先端が床に近接し、容易に足こぎできるようにした、 車椅子
  2. 【請求項2】 背フレームは座フレームに水平軸を介し
    て回動可能に取り付けられ、 座フレームとの角度を固定する角度固定装置が備えられ
    た、 請求項1記載の車椅子
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