JP6314882B2 - 電源システム - Google Patents
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Description
電圧変換器10は、4つのスイッチング素子31〜34のオン・オフ動作パターンを切換えることにより、第1、第2バッテリ20,23の電圧を昇圧して出力電路26に出力或いは出力電路26の電圧を降圧して第1、第2バッテリ20,23に充電するように、第1、第2バッテリ20,23のいずれか一方または両方と出力電路26との間で双方向に電圧変換を行うと共に、出力電路26に対する第1、第2バッテリ20,23の接続を直列と並列との間で切換え可能である。以下、図2〜図4を参照して第1、第2バッテリ20,23の接続を並列とした場合の電圧変換器10の基本動作について簡単に説明する。なお、以下の説明では、第1〜第4スイッチング素子31〜34は、S1(31),S2(32),S3(33),S4(34)と記載する。また、S1(31)〜S4(34)にそれぞれ逆並列に接続されている各ダイオード35〜38は、D1(35)〜D4(38)と記載する。同様に、第1バッテリ20、第2バッテリ23はそれぞれB1(20)、B2(23)と記載し、第1、第2コンデンサ21,24はそれぞれC1(21)、C2(24)と記載し、第1、第2リアクトル22,25はそれぞれ記号L1(22)、L2(25)と記載する。また、S1(31)〜S4(34)は、オンとなると図1の矢印の方向にのみ電流が流れ、矢印と反対方向には電流が流れないIGBT等の半導体素子であるが、図2〜5,12,13ではS1(31)〜S4(34)のオン・オフの状態が表示できるように単純なオン・オフスイッチとして図示する。
図2〜図5を参照して電圧変換器10におけるB1(20),B2(23)を並列接続した場合の昇降圧動作について説明する。
VH*=[1/(1−D1)]×VB1 ---------------- (式1)
となるように、S1(31)、S2(32)のペア(第1の等価的な上アーム素子)とS3(33)、S4(34)のペア(第1の等価的な下アーム素子)とをパルス幅変調制御(PWM制御)する。実際の制御では、VB1に代えてC1(21)の両端の電圧であるVL1を用いて、
VH*=[1/(1−D1)]×VL1 ---------------- (式2)
或いは、
D1=[1−(VL1/VH*)] ---------------- (式3)
となるように、S1(31)、S2(32)のペア(第1の等価的な上アーム素子)とS3(33)、S4(34)のペア(第1の等価的な下アーム素子)とをPWM制御する。このPWM制御の制御信号を第1PWM信号(PWM1)という。
VH*=[1/(1−D2)]×VB2 ---------------- (式4)
となるように、S1(31)、S4(34)のペア(第2の等価的な上アーム素子)とS2(32)、S3(33)のペア(第2の等価的な下アーム素子)とをパルス幅変調制御(PWM制御)する。実際の制御では、VB2に代えてC2(24)の両端の電圧であるVL2を用いて、
VH*=[1/(1−D2)]×VL2 ---------------- (式5)
或いは
D2=[1−(VL2/VH*)] ---------------- (式6)
となるように、S1(31)、S4(34)のペア(第2の等価的な上アーム素子)とS2(32)、S3(33)のペア(第2の等価的な下アーム素子)とをPWM制御する。このPWM制御の制御信号を第2PWM信号(PWM2)という。
次に、図6(a)〜図6(j)を参照しながら、PWM1とPWM2の生成及び、PWM1,PWM2に基づいてS1(31)〜S4(34)をオン・オフ動作させるスイッチング素子制御信号SS1〜SS4を生成する方法について、一例をあげて簡単に説明する。
SS1:(/PWM1)or(/PWM2) --------------(式7)
SS2:(/PWM1)or( PWM2) --------------(式8)
SS3:( PWM1)or( PWM2) --------------(式9)
SS4:( PWM1)or(/PWM2) --------------(式10)
電圧変換器10では、図2、図4に示すように、S3(33)はB1(20)からL1(22)に電力をチャージする際及びB2(23)からL2(25)に電力をチャージする際にオンとなって電流が流れる。また、図1、図3に示すように、S1(31)は、負荷からB1(20)に電力回生する場合にもB2(23)に電力回生する場合にもオンとなって電流が流れる。これに対してS2(32)、S4(34)はB1からL1或いはB2からL2に電力をチャージする際のいずれか一方の場合にのみオンとなり、電力回生の場合には負荷からB1(20)或いはB2(23)のいずれか一方に電力回生する場合にのみオンとなる。したがって、S3(33),S1(31)の方がS2(32),S4(34)よりも電流が集中して流れる。また、B1(20),B2(23)からL1(22),L2(25)に電力をチャージする場合の方が電力回生の場合よりも大きな電流が流れることが多いので、S1(31)〜S4(34)のうち、S3(33)が最も大きな電流が流れるスイッチング素子となる。このため、S3(33)は、4つのスイッチング素子の中で最も定常損失(電流が流れることによって発生する損失)が大きく、また、スイッチング動作する場合に発生するスイッチング損失もS3(33)が一番大きくなる。このため、S3(33)の定常損失、スイッチング損失を低減することが電源システム100の損失を低減する上で大きなポイントとなってくる。
まず、図7、図8を参照しながら、S3(33)のスイッチング損失をゼロとする方法について説明する。先に式9を参照して説明したように、S3(33)をオン・オフ動作させるスイッチング素子制御信号SS3は、(PWM1)or(PWM2)の論理式で表わされる。図7(a)、(b)に示すように、PWM1のハイレベル期間ΔTH1とPWM2のハイレベル期間ΔTH2の合計期間(ΔTH1+ΔTH2)が、PWM1のハイレベル期間ΔTH1とローレベル期間ΔTL1の合計期間或いは、PWM2のハイレベル期間ΔTH2とローレベル期間(ΔTL2=ΔTL2F+ΔTL2R)の合計期間であるデューティサイクル期間ΔTDよりも短い場合には、PWM1とPWM2の位相を調整して、PWM1の立下りとPWM2の立ち上がりのタイミングを時刻t7に合わせ、PWM1のハイレベル期間ΔTH1とPWM2のハイレベル期間ΔTH2とが連続するようにした場合でも、デューティサイクル期間ΔTDの間の時刻t11と時刻t12との間(位相角で30°の間)でPWM1,PWM2の両方がローレベル期間ΔTL2Rとなる状態が発生する。換言すると、PWM1のデューティ比D1(ΔTH1/ΔTD)とPWM2のデューティ比D2(ΔTH2/ΔTD)の合計が1未満の場合には、PWM1,PWM2の両方がローレベル期間ΔTL2Rとなる状態が発生する。このため、図7(c)に示すように、S3(33)のスイッチング素子制御信号SS3は、時刻t0〜t11までは、連続的にオン状態の信号となるが、時刻t11〜時刻t12の間(位相角で30°の間)はオフ状態の信号となり、時刻t11と時刻t12でS3(33)がスイッチング動作することになる。
ISW3−1=(1/L1)×VL1×(1/2)D1×(1/Fcnv)
+Ib10 ---------------------------------- (式11)
となる。
ISW3−2=Ib20+(1/L2)×(VL2−VH)×D1×(1/Fcnv)
+(1/L2)×VL2×(1/2)×(1−D1)×(1/Fcnv)
---------------------------------- (式12)
となる。
Psat_swa=(VCE/Fcnv)×[ISW3−1×D1+ISW3−2×(1−D1)]
---------------------------------- (式13)
となる。
式13を微分してD1について解くと定常損失Psat_swaが最小となる第1デューティ比D1´を求めることができる。また、定常損失sat_swaが最小となる第2デューティ比D2´は、(1−D1´)として求めることができる。
ゼロクロスが発生するのは、D1´が次の式14、15の範囲内にある場合である。
D1´≦−(Ib20×L2)/[(VL2−VH)×(1/Fcnv)]-- (式14)
D1´≧−[Ib10+(1/L1)×(VL1−VH)×(1/Fcnv)]
/[VL1×(1/Fcnv)/L1−(VL1−VH)×(1/Fcnv)/L1]
---------------------------------- (式15)
以上の式11〜式15が、S3(33)のスイッチング損失ゼロ、且つ、定常損失最小とするデューティ比の計算方法の基礎式である。
次に、図10から図12を参照して本実施形態の電源システム100の動作について説明する。図10のステップS101に示すように、図示しない他の制御装置から高電圧指令値VH*が入力されると、図10のステップS102に示すように、式3、式6に基づいて、第1デューティ比の初期値D11、第2デューティ比の初期値D21を算出する。各初期値D11,D21を計算したら、制御部60は、ステップS103に進み、D11とD21の数値の和が1未満かどうか、或いは、D11、D21の各ハイレベル期間の合計期間がデューティサイクル期間よりも短いかどうかを判断する。図10のステップS103でYESと判断した場合、制御部60は、D11,D12は、例えば、図7に示した様な状態で、S3(33)がオン・オフ動作する状態となっていると判断し、図10に示すステップS104に進む。一方、図10のステップS103でNOと判断した場合、制御部60は、D11,D12は、例えば、図8に示した様な状態で、S3(33)がオン・オフしない状態となっていると判断し、ステップS105,S106をスキップして図10に示すステップS107に進み、各デューティ比の初期値であるD11,D12を用いてPWM1,PWM2を生成する。
Claims (1)
- 第1バッテリと、
第2バッテリと、
第1バッテリまたは第2バッテリのいずれか一方または両方と出力電路との間で双方向に電圧変換を行うと共に、出力電路に対する第1バッテリおよび第2バッテリの接続を直列または並列に切換える複数のスイッチング素子を含む電圧変換器と、
複数のスイッチング素子をPWM制御に従ってオン・オフする制御部と、を含む電源システムであって、
出力電路は、第1の電路と第1の電路よりも電位の低い第2の電路とを含み、
複数のスイッチング素子は、第1の電路から第2の電路に向かって直列に設けられた第1、第2、第3、第4スイッチング素子を含み、
第1バッテリは、第3および第4スイッチング素子と並列に接続され、
第2バッテリは、第2および第3スイッチング素子と並列に接続され、
制御部は、第1バッテリの電圧値と出力電圧指令値とに基づいて算出される第1デューティ比によって第1バッテリと出力電路との間に形成される第1電圧変換回路の第1電圧変換を制御する第1PWM信号の第1ハイレベル期間と、第2バッテリの電圧値と出力電圧指令値とに基づいて算出される第2デューティ比によって第2バッテリと出力電路との間に形成される第2電圧変換回路の第2電圧変換を制御する第2PWM信号の第2ハイレベル期間との合計ハイレベル期間が、第1、第2PWM制御信号のデューティサイクル期間よりも短い場合に、第3スイッチング素子のスイッチング損失と定常損失の合計損失が第1PWM信号と第2PWM信号とを変更する前よりも小さくなるように第1PWM信号の第1デューティ比または第2PWM信号の第2デューティ比の少なくとも一方を大きくする電源システム。
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