JP6314181B2 - 電動機ユニット - Google Patents

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本発明は、2つの電動機を備えた、電動機ユニットに関する。
特許文献1には、少なくとも第1相巻線と、第1相巻線の外側に延出するように第1相巻線の一端側に設けられた第1相引出導体と、を有する固定子と、固定子と相対回転可能に配置される回転子と、を備える電動機本体と、電動機本体を収容する筐体と、筐体の内部の導体と外部の導体とを電気的に接続する内外接続導体と、筐体の内部に収容され、一端側が前記第1相引出導体に接続され、他端側が内外接続導体に接続される第1相中継導体と、をそれぞれ有する第1電動機と第2電動機とを備え、第1電動機の回転軸線と第2電動機の回転軸線とが同一直線上に配置された電動機ユニットが記載されている。
また、この電動機ユニットにおいて、第1電動機の内外接続導体と、第2電動機の内外接続導体とを、上記直線と直交し第1電動機本体と第2電動機本体との間に位置する中間面に対し略鏡対称となる位置に配置し、且つ、第1電動機の第1相引出導体と、第2電動機の第1相引出導体と、を中間面に対し非鏡対称となる位置に配置し、第1電動機の第1相中継導体と第2電動機の第1相中継導体との寸法を異ならせることで、内外接続導体を第1電動機と第2電動機とで鏡対称位置に配置しつつ、内外接続導体に対する第1相引出導体位置の差異を吸収して、その他の部材を可及的に共通化することが記載されている。
特許第5561704号公報
しかしながら、特許文献1では、中継導体の寸法を異ならせるため第1電動機と第2電動機とで中継導体を共通化できず、改善の余地があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、2つの電動機の構成要素を可及的に共通化することのできる電動機ユニットを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
少なくとも2相以上の巻線を有する固定子(例えば、後述の実施形態のステータS1、S2)と、該固定子と相対回転可能に配置される回転子(例えば、後述の実施形態のロータR1,R2)と、を備える電動機本体(例えば、後述の実施形態の電動機本体M1、M2)と、
該電動機本体を収容する筐体(例えば、後述の実施形態のケースH1、H2)と、
電気回路上で前記固定子よりも電力源側に配置される第1接続部材(例えば、後述の実施形態のステータ側端子台MC1、MC2)と、
前記電気回路上で前記第1接続部材よりも前記電力源側に配置される第2接続部材(例えば、後述の実施形態のバッテリ側端子台BC1、BC2)と、
前記巻線と前記第1接続部材とを相別に電気的に接続する複数の第1導体を有する第1導体群(例えば、後述の実施形態の引出導体群B1、B2)と、
前記第1接続部材と前記第2接続部材とを相別に電気的に接続する複数の第2導体を有する第2導体群(例えば、後述の実施形態の中継導体群L1、L2)と、をそれぞれ有する第1電動機(例えば、後述の実施形態の第1電動機MOT1)と第2電動機(例えば、後述の実施形態の第2電動機MOT2)とを含む電動機ユニット(例えば、後述の実施形態の電動機ユニット10)であって、
前記第1電動機の前記回転子の回転軸線と前記第2電動機の前記回転子の回転軸線とは同一直線(例えば、後述の実施形態の直線X)上に配置され、
前記第1電動機の前記第1導体群と前記第2電動機の前記第1導体群とは、前記直線と直交し前記第1電動機の前記電動機本体と前記第2電動機の前記電動機本体との間に位置する仮想垂直面(例えば、後述の実施形態の仮想垂直面VF)に対し、鏡対称となる位置に配置され、
前記第1電動機の前記第1接続部材と前記第2接続部材とは、該第1接続部材の端子並び方向に延びる第1仮想直線(例えば、後述の実施形態の第1仮想直線La)と該第2接続部材の端子並び方向に延びる第2仮想直線(例えば、後述の実施形態の第2仮想直線Lb)とが交差し、且つ、該第1仮想直線と該第2仮想直線とが成す角を中分する仮想中分線(例えば、後述の実施形態の仮想中分線Lm)に対し線対称となるよう配置され、
前記第2電動機の前記第1接続部材として、前記第1電動機の前記第2接続部材と同一寸法の部材が配置され、
前記第2電動機の前記第2接続部材として、前記第1電動機の前記第1接続部材と同一寸法の部材が配置され、
前記第2電動機の前記第2導体群として、前記第1電動機の前記第2導体群と同一寸法の部材が配置されている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加えて、
前記第1電動機の前記第1接続部材と前記第2接続部材とは、同一寸法の部材である。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加えて、
前記第1電動機と前記第2電動機とは、それぞれ前記第2接続部材に電気的に接続される制御装置(例えば、後述の実施形態のインバータIVT1、IVT2)を備え、
前記第1電動機及び前記第2電動機の前記制御装置は、互いに前記仮想垂直面に対し鏡対称となる位置に配置されている。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の構成に加えて、
前記第1電動機及び前記第2電動機の前記制御装置は、それぞれ前記第2接続部材に相別に電気的に接続するための複数の第3導体を有する第3導体群(例えば、後述の実施形態の接続導体)を有し、
前記第1電動機及び前記第2電動機の前記第3導体群は、前記直線と平行な方向においてそれぞれの前記制御装置の中央に配置されている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の構成に加えて、
前記第1電動機と前記第2電動機とは、前記第1接続部材に設けられた信号線接続部(例えば、後述の実施形態の接続部Z)と前記第2接続部材に設けられた信号線接続部(例えば、後述の実施形態の接続部Z)とを接続する信号線(例えば、後述の実施形態の信号線Q)を備え、
前記第1電動機及び前記第2電動機の前記信号線は、互いに前記仮想垂直面に対し鏡対称となる位置に配置されている。
また、請求項6に記載の発明は、
構成要素が同一の寸法を有する2つの電動機(例えば、後述の実施形態の第1電動機MOT1、第2電動機MOT2)を含む電動機ユニット(例えば、後述の実施形態の電動機ユニット10)であって、
前記構成要素は、少なくとも2相以上の巻線を有する固定子(例えば、後述の実施形態のステータS)と、該固定子と相対回転可能に配置される回転子(例えば、後述の実施形態のロータR)と、を備える電動機本体(例えば、後述の実施形態の電動機本体M)と、
電気回路上で前記固定子よりも電力源側に配置される第1接続部材(例えば、後述の実施形態のステータ側端子台MC1、MC2)と、
前記電気回路上で前記第1接続部材よりも前記電力源側に配置される第2接続部材(例えば、後述の実施形態のバッテリ側端子台BC1、BC2)と、
前記巻線と前記第1接続部材とを電気的に接続する第1導体群(例えば、後述の実施形態の引出導体群B)と、
前記第1接続部材と前記第2接続部材とを電気的に接続する第2導体群(例えば、後述の実施形態の中継導体群L)と、を含み、
前記2つの電動機は下記3つの関係性を有するように配置されている。
(第1の関係性)一方の電動機に対し、他方の電動機を180°反転させて前記一方の電動機の回転軸線と前記他方の電動機の回転軸線とが同一直線上に位置するように前記他方の電動機を前記一方の電動機に向かい合わせた関係性。
(第2の関係性)前記第1の関係性から、前記一方の電動機の前記第1導体群と前記他方の電動機の前記第1導体群とが、前記直線と直交し前記一方の電動機の電動機本体と前記他方の電動機の電動機本体との間に位置する仮想垂直面に対し、鏡対称となるように前記他方の電動機を前記直線回りに回転させた関係性。
(第3の関係性)前記第2の関係性から前記他方の電動機の構成要素のうち、前記第1導体群よりも前記電力源側の部材である、前記第1接続部材、前記第2導体群、及び前記第2接続部材を、前記一方の電動機の前記第2導体群と前記他方の電動機の前記第2導体群とが、前記仮想垂直面に対し鏡対称となる位置に配置されるように回転させた関係性。
請求項1に記載の発明によれば、第1電動機の第1導体群と第2電動機の第1導体群とは、直線と直交し第1電動機本体と第2電動機本体との間に位置する仮想垂直面に対し、鏡対称となる位置に配置されるので、第1電動機と第2電動機とで第1導体群を共通化できる。
また、第2電動機の第1接続部材として、第1電動機の第2接続部材と同一寸法の部材が配置され、第2電動機の第2接続部材として、第1電動機の第1接続部材と同一寸法の部材が配置され、第2電動機の第2導体群として、第1電動機の第2導体群と同一寸法の部材が配置されているので、第2電動機の第1接続部材と第1電動機の第2接続部材とを共通化でき、第2電動機の第2接続部材と第1電動機の第1接続部材とを共通化でき、第2電動機の第2導体群と第1電動機の第2導体群とを共通化できる。
また、第1電動機の第1接続部材と第2接続部材とは、第1接続部材の端子並び方向に延びる第1仮想直線と第2接続部材の端子並び方向に延びる第2仮想直線とが交差し、且つ、第1仮想直線と第2仮想直線とが成す角を中分する仮想中分線に対し線対称となるよう配置されるので、第1電動機と第2電動機の第1接続部材を仮想垂直面に対し鏡対称となる位置に配置でき、第1電動機と第2電動機の第2接続部材を仮想垂直面に対し鏡対称となる位置に配置でき、第1電動機と第2電動機とでより多くの部材の共通化が可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、第1電動機と第2電動機の4つの接続部材を共通化できる。
請求項3に記載の発明によれば、制御装置や制御装置を固定する筐体側固定部をも共通化することができ、電動機ユニットの更なる共通化につなげることができる。
請求項4に記載の発明によれば、制御装置や第3導体群をも共通化することができる。
請求項5に記載の発明によれば、信号線も共通化することができる。
請求項6に記載の発明によれば、電動機本体、第1接続部材、第2接続部材、第1導体群、及び第2導体群を共通化でき、第1電動機と第2電動機とでより多くの部材の共通化が可能となる。
本発明の一実施形態の電動機ユニットの概略構成図である。 2つの同一寸法の電動機の模式図である。 2つの同一寸法の電動機のうち、一方の電動機に対し他方の電動機を180°反転させて互いの回転軸線が同一直線上に位置するように他方の電動機を一方の電動機に向かい合うように隣接させた状態を示す模式図である。 図3の状態から他方の電動機を軸線回りに180°回転させた状態を示す模式図である。 図4の状態から他方の電動機の第1端子台、中継導体、及び第2端子台を時計回りに90°回転させた状態を示す模式図である。 本実施形態の電動機ユニットにおいて、(a)は一方の電動機に対し他方の電動機を反転且つ軸線回りに180°回転させた状態の端子台配置面の模式図であり、(b)は(a)から他方の電動機の第1端子台、中継導体、及び第2端子台を端子台配置面内で時計回りに90°回転させた状態の端子台配置面の模式図である。 比較例の電動機ユニットにおいて、(a)は一方の電動機に対し他方の電動機を反転且つ軸線回りに180°回転させた状態の端子台配置面の模式図であり、(b)は(a)から他方の電動機の第1端子台、中継導体、及び第2端子台を端子台配置面内で時計回りに90°回転させた状態の端子台配置面の模式図である。 第1変形例の電動機ユニットにおいて、(a)は一方の電動機に対し他方の電動機を反転且つ軸線回りに180°回転させた状態の端子台配置面の模式図であり、(b)は(a)から他方の電動機の第1端子台、中継導体、及び第2端子台を端子台配置面内で時計回りに90°回転させた状態の端子台配置面の模式図である。 第2変形例の電動機ユニットにおいて、(a)は一方の電動機に対し他方の電動機を反転且つ軸線回りに180°回転させた状態の端子台配置面の模式図であり、(b)は(a)から他方の電動機の第1端子台、中継導体、及び第2端子台を端子台配置面内で時計回りに90°回転させた状態の端子台配置面の模式図である。 第3変形例の電動機ユニットにおいて、(a)は一方の電動機に対し他方の電動機を反転且つ軸線回りに180°回転させた状態の端子台配置面の模式図であり、(b)は(a)から他方の電動機の第1端子台、中継導体、及び第2端子台を端子台配置面内で時計回りに90°回転させた状態の端子台配置面の模式図である。 インバータを搭載した第4変形例の電動機ユニットの概略構成図である。 インバータを搭載した第5変形例の電動機ユニットの概略構成図である。 インバータを搭載した第6変形例の電動機ユニットの概略構成図である。
本発明に係る電動機ユニットは、2つの電動機を備え、輸送機関の駆動装置に好適に用いられる。例えば、電動機ユニットが電動車両用駆動装置として用いられる場合、一方の電動機を左車輪用の駆動源として、他方の電動機を右車輪用の駆動源として用いることができる。以下、本発明の電動機ユニットの一実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、上下方向を鉛直方向として説明する。
電動機ユニット10は、第1電動機MOT1と第2電動機MOT2とを備える。
第1電動機MOT1は、少なくとも2相以上のコイル(本実施形態では、U相コイル、V相コイル、W相コイルの3相コイル)を有するステータS1と、ステータS1と相対回転可能に配置されるロータR1と、を備える電動機本体M1と、電動機本体M1を収容するケースH1と、電気回路上でステータS1よりもバッテリ側に配置されるステータ側端子台MC1と、電気回路上でステータ側端子台MC1よりもバッテリ側に配置されるバッテリ側端子台BC1と、コイルとステータ側端子台MC1とを相別に電気的に接続する複数の引出導体(B1u、B1v、B1w)を有する引出導体群B1と、ステータ側端子台MC1とバッテリ側端子台BC1とを相別に電気的に接続する複数の中継導体(L1u、L1v、L1w)を有する中継導体群L1と、を有する。
第1電動機MOT1のステータ側端子台MC1とバッテリ側端子台BC1とは、ステータ側端子台MC1の端子並び方向に延びる第1仮想直線Laとバッテリ側端子台BC1の端子並び方向に延びる第2仮想直線Lbとが直交し、且つ、第1仮想直線Laと第2仮想直線Lbとが成す角を中分する仮想中分線Lmに対し線対称となるよう配置されている。なお、「端子並び方向」は、ステータ側端子台MC1(MC2)及びバッテリ側端子台BC1(BC2)に設けられるU相端子U、V相端子V、W相端子Wの並び方向を意味している(以下の説明においても同様。)。
第2電動機MOT2は、少なくとも2相以上のコイル(本実施形態では、U相コイル、V相コイル、W相コイルの3相コイル)を有するステータS2と、ステータS2と相対回転可能に配置されるロータR2と、を備える電動機本体M2と、電動機本体M2を収容するケースH2と、電気回路上でステータS2よりもバッテリ側に配置されるステータ側端子台MC2と、電気回路上でステータ側端子台MC2よりもバッテリ側に配置されるバッテリ側端子台BC2と、コイルとステータ側端子台MC2とを相別に電気的に接続する複数の引出導体(B2w、B2v、B2u)を有する引出導体群B2と、ステータ側端子台MC2とバッテリ側端子台BC2とを相別に電気的に接続する複数の中継導体(L2w、L2v、L2u)を有する中継導体群L2と、を有する。
第1電動機MOT1及び第2電動機MOT2は、第1電動機MOT1のロータR1の回転軸線と第2電動機MOT2のロータR2の回転軸線とが同一の直線X上に位置するように隣接して配置されている。
また、第1電動機MOT1の引出導体群B1と第2電動機MOT2の引出導体群B2とは、直線Xと直交し第1電動機MOT1の電動機本体M1と第2電動機MOT2の電動機本体M2との間に位置する仮想垂直面VFに対し、鏡対称となる位置に配置されている。
第2電動機MOT2のステータ側端子台MC2として、第1電動機MOT1のバッテリ側端子台BC1と同一寸法、より好ましくは同一の諸元を有する部材が配置され、第2電動機MOT2のバッテリ側端子台BC2として、第1電動機MOTのステータ側端子台MC1と同一寸法、より好ましくは同一の諸元を有する部材が配置され、第2電動機MOT2の中継導体群L2として、第1電動機MOT1の中継導体群L1と同一寸法、より好ましくは同一の諸元を有する部材が配置されている。
これにより、第2電動機MOT2において、ステータ側端子台MC2を引出導体群B2に接続すると、第1電動機MOT1のステータ側端子台MC1と第2電動機MOT2のステータ側端子台MC2とは、仮想垂直面VFに対し鏡対称となる位置に配置され、第1電動機MOT1のバッテリ側端子台BC1と第2電動機MOT2のバッテリ側端子台BC2とは、仮想垂直面VFに対し鏡対称となる位置に配置され、第1電動機MOT1の中継導体群L1と第2電動機MOT2の中継導体群L2も、仮想垂直面VFに対し鏡対称となる位置に配置される。
また、第2電動機MOT2のステータ側端子台MC2とバッテリ側端子台BC2とは、ステータ側端子台MC2の端子並び方向に延びる第1仮想直線Laとバッテリ側端子台BC2の端子並び方向に延びる第2仮想直線Lbとが直交し、且つ、第1仮想直線Laと第2仮想直線Lbとが成す角を中分する仮想中分線Lmに対し線対称となるよう配置される。なお、第2電動機MOT2の仮想中分線Lmは、第1電動機MOT1の仮想中分線Lmに対し鏡対称となっている。
このように構成された電動機ユニット10では、引出導体群B1と引出導体群B2、ステータ側端子台MC1とバッテリ側端子台BC2、中継導体群L1と中継導体群L2、及びバッテリ側端子台BC1とステータ側端子台MC2がそれぞれ同一の寸法を有する部材から構成されている。
さらに、第1電動機MOT1のステータ側端子台MC1とバッテリ側端子台BC1とを、同一の寸法の端子台、より好ましくは同一の諸元を有する端子台から構成することで、第2電動機MOT2のステータ側端子台MC2とバッテリ側端子台BC2も共通の端子台から構成され、言い換えると、4つの端子台の全てを共通の端子台とすることができる。
なお、第1電動機MOT1と第2電動機MOT2とでは、必ずしも引出導体群B1と引出導体群B2、電動機本体M1と電動機本体M2がそれぞれ同一の寸法を有している必要はないが、製造コストの低減等の観点からは可及的に部品を共通化することが好ましく、引出導体群B1と引出導体群B2、電動機本体M1と電動機本体M2も同一の寸法を有していることが好ましい。即ち、第1電動機MOT1と第2電動機MOT2とは、同一の材料から同一の製造方法により区別無く製造されることが好ましい。
以下に第2電動機MOT2を第1電動機MOT1から流用する場合(より多くの部材を共通化する場合)のプロセス例について説明する。
先ず、図2に示すように、各構成要素が同一の寸法を有する2つの電動機MOTを想定する。電動機MOTは、少なくとも2相以上のコイル(本実施形態では、U相コイル、V相コイル、W相コイルの3相コイル)を有するステータSと、ステータSと相対回転可能に配置されるロータRと、を備える電動機本体Mと、電動機本体Mを収容するケースHと、電気回路上でステータSよりもバッテリ側に配置される第1端子台C1と、電気回路上で第1端子台C1よりもバッテリ側に配置される第2端子台C2と、コイルと第1端子台C1とを相別に電気的に接続する複数の引出導体(Bu、Bv、Bw)を有する引出導体群Bと、第1端子台C1と第2端子台C2とを相別に電気的に接続する複数の中継導体(L1u、L1v、L1w)を有する中継導体群Lと、を有する。
電動機MOTにおけるステータS1に対する引出導体群Bの相対配置態様は、上方から順にU相、V相、W相(Bu、Bv、Bw)となっている。
電動機MOTの第1端子台C1は、コイルの引き出し位置に対向するケースHの端子台配置面PにU相端子U、V相端子V、W相端子Wの並び方向が鉛直方向となるように電動機本体Mの高さ方向略中央に配置され、第2端子台C2は同じく端子台配置面PにU相端子U、V相端子V、W相端子Wの並び方向が水平方向となるように電動機本体Mの上方に配置されている。
電動機MOTの第1端子台C1と第2端子台C2とは、同一の寸法を有する部材から構成され、上方から下方に向かってU相端子U、V相端子V、W相端子Wがこの順に並ぶように第1端子台C1が配置され、右方から左方に向かってU相端子U、V相端子V、W相端子Wがこの順に並ぶように第2端子台C2が配置されている。
さらに、電動機MOTの第1端子台C1と第2端子台C2とは、ケースHの端子台配置面Pにおいて、第1端子台C1の端子並び方向(鉛直方向)に延びる第1仮想直線Laと第2端子台C2の端子並び方向(水平方向)に延びる第2仮想直線Lbとが直交し、且つ、第1仮想直線Laと第2仮想直線Lbとが成す角を中分する仮想中分線Lmに対し線対称となるよう配置されている。
本実施形態では、第1端子台C1の各端子と第2端子台C2の各端子とを電気的に接続する中継導体群Lが、第1端子台C1の各端子から水平に延びる水平導体部Lhと第2端子台C2の各端子から鉛直に延びる鉛直導体部Lpが仮想中分線Lm上で直交するように配置されている。
このように構成された2つの電動機MOTのうち一方の電動機MOTに対し、他方の電動機MOTを180°反転させて互いの回転軸線が同一直線X上に位置するように他方の電動機MOTを一方の電動機MOTに向かい合うように隣接させた状態が図3である。
図3において左側の電動機MOTを一方の電動機MOT、右側の電動機MOTを他方の電動機MOTとすると、互いのケースHの端子台配置面Pは対向する位置関係となっており、一方の電動機MOTの端子台配置面Pが輸送機関の進行方向前方を向いていると仮定すると、他方の電動機MOTの端子台配置面Pが後方を向いていることとなる。
続いて、一方の電動機MOTの引出導体群Bと他方の電動機MOTの引出導体群Bとが、直線Xと直交し一方の電動機MOTの電動機本体Mと他方の電動機MOTの電動機本体Mとの間に位置する仮想垂直面VFに対し、鏡対称となるように他方の電動機MOTを直線X回りに180°回転させた状態が図4である。
この状態では、両方の電動機MOTの端子台配置面Pが前方を向くものの、図6の(a)にも示すように、一方の電動機MOTでは第1端子台C1に対し第2端子台C2が斜め上方に位置し、他方の電動機MOTでは第1端子台C1に対し第2端子台C2が斜め下方に位置しているため、一方の電動機MOTと他方の電動機MOTとで第2端子台C2の高さが相違し、他方の電動機MOTの第2端子台C2に接続する部品を、一方の電動機MOTの第2端子台C2に接続する部品と仮想垂直面VFに対し鏡対称に配置することができず、それら部品の共通化を阻害する要因となる。
そこで、他方の電動機MOTのうち、引出導体群Bよりもバッテリ側の部材、即ち、第1端子台C1、中継導体群L、及び第2端子台C2を端子台配置面P内で時計回りに90°回転させる。即ち、仮想中分線Lmを同一平面上で時計回りに90°回転させる。図4の状態から他方の電動機MOTの第1端子台C1、中継導体群L、及び第2端子台C2を時計回りに90°回転させた状態が図5である。
これにより、図6の(b)に示すように、一方の電動機MOTの第1端子台C1と他方の電動機MOTの第2端子台C2とは、仮想垂直面VFに対し鏡対称となる位置に配置され、一方の電動機MOTの第2端子台C2と他方の電動機MOTの第1端子台C1とは、仮想垂直面VFに対し鏡対称となる位置に配置され、一方の電動機MOTの中継導体群Lと他方の電動機MOTの中継導体群Lとは、仮想垂直面VFに対し鏡対称となる位置に配置される。
電動機MOTの第1端子台C1と第2端子台C2とは、同一の寸法を有する部材から構成されているので、一方の電動機MOTの第1端子台C1と他方の電動機MOTの第2端子台C2とは同一の寸法を有する部材からそれぞれステータ側端子台MC1、MC2を構成し、一方の電動機MOTの第2端子台C2と他方の電動機MOTの第1端子台C1とはいずれも同一の寸法を有する部材からそれぞれバッテリ側端子台BC1、BC2を構成することとなる。即ち、4つの端子台の全てが同一の寸法を有する端子台から構成される。
このように、各構成要素が同一の寸法を有する2つの電動機MOTから電動機ユニットを構成でき、言い換えると、図1に記載の実施形態において、第2電動機MOT2を第1電動機MOT1から流用できる。
なお、ステータ側端子台MC1、MC2を構成する一方の電動機MOTの第1端子台C1と他方の電動機MOTの第2端子台C2とは、物理的に相違し、しかも一方の電動機MOTではU相端子U、V相端子V、W相端子Wが上方から下方に並ぶのに対し、他方の電動機MOTではU相端子U、V相端子V、W相端子Wが下方から上方に並ぶ点で電気的に相違するが、U相、V相、W相は電気的に等価で互いに可換であるので、物理的な相違は電気的な問題を生じない。また、バッテリ側端子台BC1、BC2を構成する一方の電動機MOTの第2端子台C2と他方の電動機MOTの第1端子台C1とも、物理的には相違するものの、同様に物理的な相違は電気的な問題を生じない。即ち、一方の電動機MOTと他方の電動機MOTとは、物理的に鏡対称に配置すると電気的には鏡対称とならないが、電気的な各相は互いに可換であるので、構成要素である、電動機本体M、引出導体群B、端子台(第1端子台C1、第2端子台C2)、及び中継導体群Lの共通化が実現される。
電動機ユニット10の組立は、共通化された電動機本体M、引出導体群B、端子台(第1端子台C1、第2端子台C2)、及び中継導体群Lを、仮想垂直面VFに対しそれぞれ鏡対称となるように組立てればよく、バッテリ側端子台BC1、BC2及びステータ側端子台MC1、MC2の位置は適宜設定することができる。
<比較例>
ここで比較例について説明する。
図7は、第1端子台C1と第2端子台C2とが、仮想中分線Lmに対し非線対称となるよう配置された比較例の電動機ユニットを示したものである。この電動機ユニットを用いて、一方の電動機MOTに対し他方の電動機MOTを反転且つ直線X回りに180°回転させた状態の端子台配置面Pの模式図が図7の(a)であり、さらに図7の(a)の状態から他方の電動機MOTの第1端子台C1、中継導体群L、及び第2端子台C2を端子台配置面P内で時計回りに90°回転させた状態の端子台配置面Pの模式図が図7の(b)である。
図7の(b)から明らかなように、一方の電動機MOTのバッテリ側端子台BC1である第2端子台C2と、他方の電動機MOTのバッテリ側端子台BC2である第1端子台C1の高さが相違し、第1端子台C1に接続する部品の共通化を阻害する要因となる。また、ケースHの端子台配置面Pの大きさによっては、他方の電動機MOTのバッテリ側端子台BC2である第1端子台C1がケースHの端子台配置面Pから突出し、ケースHに固定できない事態が生じ得る。
このように、一方の電動機MOTと他方の電動機MOTとでステータ側端子台とバッテリ側端子台の位置を仮想垂直面VFに対し鏡対称位置に配置してより多くの部材を共通化するためには、第1端子台C1と第2端子台C2とが、仮想中分線Lmに対し線対称に配置される必要がある。また、一方の電動機MOTと他方の電動機MOTとでステータ側端子台とバッテリ側端子台の位置を仮想垂直面VFに対し鏡対称位置に配置すれば、電気配線の接続作業を行う作業者の作業効率が良い。ただし、中継導体群Lは仮想中分線Lmに対し線対称である必要はなく、仮想中分線Lmに対し非線対称であってもよい。
<第1変形例>
図8は、第1端子台C1と第2端子台C2とを、仮想中分線Lmに対し線対称とし、中継導体群Lを仮想中分線Lmに対し非線対称となるよう配置した電動機ユニットを示したものである。この電動機ユニットを用いて、一方の電動機MOTに対し他方の電動機MOTを反転且つ直線X回りに180°回転させた状態の端子台配置面Pの模式図が図8の(a)であり、さらに図8の(a)の状態から他方の電動機MOTの第1端子台C1、中継導体群L、及び第2端子台C2を端子台配置面P内で時計回りに90°回転させた状態の端子台配置面Pの模式図が図8の(b)である。
図8の(b)から明らかなように、中継導体群Lを仮想中分線Lmに対し非線対称としても、一方の電動機MOTと他方の電動機MOTとでステータ側端子台とバッテリ側端子台の位置が仮想垂直面VFに対し鏡対称位置となり、より多くの部材の共通化が図れる。
<第2変形例>
図6では、第1端子台C1の端子並び方向に延びる第1仮想直線Laと第2端子台C2の端子並び方向に延びる第2仮想直線Lbとが直交し、且つ、第1仮想直線Laと第2仮想直線Lbとが成す角(90°)を中分する仮想中分線Lmに対し第1端子台C1と第2端子台C2とが線対称となるよう配置された場合を例示したが、図9は、第1端子台C1の端子並び方向に延びる第1仮想直線Laと第2端子台C2の端子並び方向に延びる第2仮想直線Lbとが直交せずに交差し、且つ、第1仮想直線Laと第2仮想直線Lbとが成す角(鈍角)を中分する仮想中分線Lmに対し第1端子台C1と第2端子台C2とが線対称となるよう配置した場合を示している。
この電動機ユニットを用いて、一方の電動機MOTに対し他方の電動機MOTを反転且つ直線X回りに180°回転させた状態の端子台配置面Pの模式図が図9の(a)であり、さらに図9の(a)の状態から他方の電動機MOTの第1端子台C1、中継導体群L、及び第2端子台C2を端子台配置面P内で時計回りに90°回転させた状態の端子台配置面Pの模式図が図9の(b)である。
図9の(b)から明らかなように、第1仮想直線Laと第2仮想直線Lbとが成す角を中分する仮想中分線Lmに対し第1端子台C1と第2端子台C2とが線対称となるように配置される限り、第1端子台C1の端子並び方向に延びる第1仮想直線Laと第2端子台C2の端子並び方向に延びる第2仮想直線Lbとが直交しなくても交差していれば、一方の電動機MOTと他方の電動機MOTとでステータ側端子台とバッテリ側端子台の位置が仮想垂直面VFに対し鏡対称位置に配置することが可能となり、より多くの部材の共通化が図れる。
<第3変形例>
図10は、図6の電動機ユニットの電動機MOTの第1端子台C1と第2端子台C2にU相、V相、W相の各端子に加えて信号線Qの接続部Zを設けたものである。信号線Qとしては、例えば、レゾルバ、温度センサ、油圧センサなどの各種センサ等の信号線を用いることができる。
この電動機ユニットを用いて、一方の電動機MOTに対し他方の電動機MOTを反転且つ直線X回りに180°回転させた状態の端子台配置面Pの模式図が図10の(a)であり、さらに図10の(a)の状態から他方の電動機MOTの第1端子台C1、中継導体群L、及び第2端子台C2を端子台配置面P内で時計回りに90°回転させた状態の端子台配置面Pの模式図が図10の(b)である。
図10の(b)から明らかなように、第1端子台C1と第2端子台C2にU相、V相、W相の各端子に加えて信号線Qの接続部Zを設けた場合、一方の電動機MOTと他方の電動機MOTとで信号線Qが仮想垂直面VFに対し鏡対称位置に配置することが可能となり、より多くの部品の共通化が図れる。
次にインバータを搭載した第4〜第6変形例の電動機ユニットについて説明する。
<第4変形例>
本変形例のインバータIVT1、IVT2には、バッテリ側端子台BC1、BC2に相別に電気的に接続するための複数の接続導体を有する接続導体群が設けられている。図11は、ケースHの上面にインバータIVT1、IVT2を設置し、インバータIVT1、IVT2からそれぞれ延びる接続導体群をバッテリ側端子台BC1、BC2に接続した状態を示す図である。このように、インバータIVT1、IVT2をケースH1、H2の上面に搭載することでケース側の固定構造を簡略化できる。また、バッテリ側端子台BC1、BC2の位置が仮想垂直面VFに対し鏡対称となる位置に配置されることで、ケース側の固定構造を第1電動機MOT1のケースH1と第2電動機MOT2のケースH2とで共通化でき、ケース自体の更なる共通化につなげることができる。
さらに、バッテリ側端子台BC1、BC2が同一寸法を有する部材から構成されるとともに、インバータIVT1、IVT2が互いに仮想垂直面VFに対し鏡対称となる位置に配置されることで、インバータIVT1、IVT2から延びる接続導体群及びインバータIVT1、IVT2も同一寸法を有する部材から構成することができる。このように本変形例によれば、インバータIVT1、IVT2から延びる接続導体群及びインバータIVT1、IVT2を共通化できる。
<第5変形例>
図12は、ケースHの前面にインバータIVT1、IVT2を設置し、インバータIVT1、IVT2をバッテリ側端子台BC1、BC2に直接接続した状態を示す図である。本変形例によってもバッテリ側端子台BC1、BC2が同一寸法を有する部材から構成されていることで、インバータIVT1、IVT2も同一寸法を有する部材から構成することができる。本変形例によれば、インバータIVT1、IVT2を共通化でき、さらに第4変形例のインバータIVT1、IVT2から延びる接続導体群を不要にすることができる。
<第6変形例>
図13は、第1電動機MOT1及び第2電動機MOT2の端子台配置面PをケースH1、H2の上面とし、且つケースHの上面にインバータIVT1、IVT2を設置し、インバータIVT1、IVT2をバッテリ側端子台BC1、BC2に直接接続した状態を示す図である。本変形例によれば、第5変形例における効果に加えて、端子台配置面PをケースH1、H2の上面としたことでインバータIVT1、IVT2をケースH1、H2の上面に搭載することができケース側の固定構造を簡略化できる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、第1及び第2電動機としては、三相交流電動機に限らず、2相以上の電動機であれば任意の電動機を採用することができる。
また、上記実施形態では、第1電動機MOT1及び第2電動機MOT2が隣接して配置されたが、第1電動機MOT1及び第2電動機MOT2が離間して配置されてもよい。
また、本発明に係る電動機ユニットは、車両に限らず他の輸送機関、例えば船舶や航空機の駆動装置に適用可能である。
10 電動機ユニット
S1、S2、S ステータ
R1,R2、R ロータ
M1、M2、M 電動機本体
H1、H2、H ケース(筐体)
MC1、MC2、MC ステータ側端子台(第1接続部材)
BC1、BC2、BC バッテリ側端子台(第2接続部材)
B1、B2、B 引出導体群(第1導体群)
L1、L2、L 中継導体群(第2導体群)
MOT1 第1電動機
MOT2 第2電動機
X 直線
VF 垂直面
La 第1仮想直線
Lb 第2仮想直線
Lm 仮想中分線
IVT1、IVT2 インバータ

Claims (6)

  1. 少なくとも2相以上の巻線を有する固定子と、該固定子と相対回転可能に配置される回転子と、を備える電動機本体と、
    該電動機本体を収容する筐体と、
    電気回路上で前記固定子よりも電力源側に配置される第1接続部材と、
    前記電気回路上で前記第1接続部材よりも前記電力源側に配置される第2接続部材と、
    前記巻線と前記第1接続部材とを相別に電気的に接続する複数の第1導体を有する第1導体群と、
    前記第1接続部材と前記第2接続部材とを相別に電気的に接続する複数の第2導体を有する第2導体群と、をそれぞれ有する第1電動機と第2電動機とを含む電動機ユニットであって、
    前記第1電動機の前記回転子の回転軸線と前記第2電動機の前記回転子の回転軸線とは同一直線上に配置され、
    前記第1電動機の前記第1導体群と前記第2電動機の前記第1導体群とは、前記直線と直交し前記第1電動機の前記電動機本体と前記第2電動機の前記電動機本体との間に位置する仮想垂直面に対し、鏡対称となる位置に配置され、
    前記第1電動機の前記第1接続部材と前記第2接続部材とは、該第1接続部材の端子並び方向に延びる第1仮想直線と該第2接続部材の端子並び方向に延びる第2仮想直線とが交差し、且つ、該第1仮想直線と該第2仮想直線とが成す角を中分する仮想中分線に対し線対称となるよう配置され、
    前記第2電動機の前記第1接続部材として、前記第1電動機の前記第2接続部材と同一寸法の部材が配置され、
    前記第2電動機の前記第2接続部材として、前記第1電動機の前記第1接続部材と同一寸法の部材が配置され、
    前記第2電動機の前記第2導体群として、前記第1電動機の前記第2導体群と同一寸法の部材が配置されている、電動機ユニット。
  2. 請求項1に記載の電動機ユニットであって、
    前記第1電動機の前記第1接続部材と前記第2接続部材とは、同一寸法の部材である、電動機ユニット。
  3. 請求項1又は2に記載の電動機ユニットであって、
    前記第1電動機と前記第2電動機とは、それぞれ前記第2接続部材に電気的に接続される制御装置を備え、
    前記第1電動機及び前記第2電動機の前記制御装置は、互いに前記仮想垂直面に対し鏡対称となる位置に配置されている、電動機ユニット。
  4. 請求項3に記載の電動機ユニットであって、
    前記第1電動機及び前記第2電動機の前記制御装置は、それぞれ前記第2接続部材に相別に電気的に接続するための複数の第3導体を有する第3導体群を有し、
    前記第1電動機及び前記第2電動機の前記第3導体群は、前記直線と平行な方向においてそれぞれの前記制御装置の中央に配置されている、電動機ユニット。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電動機ユニットであって、
    前記第1電動機と前記第2電動機とは、前記第1接続部材に設けられた信号線接続部と前記第2接続部材に設けられた信号線接続部とを接続する信号線を備え、
    前記第1電動機及び前記第2電動機の前記信号線は、互いに前記仮想垂直面に対し鏡対称となる位置に配置されている、電動機ユニット。
  6. 構成要素が同一の寸法を有する2つの電動機を含む電動機ユニットであって、
    前記構成要素は、少なくとも2相以上の巻線を有する固定子と、該固定子と相対回転可能に配置される回転子と、を備える電動機本体と、
    電気回路上で前記固定子よりも電力源側に配置される第1接続部材と、
    前記電気回路上で前記第1接続部材よりも前記電力源側に配置される第2接続部材と、
    前記巻線と前記第1接続部材とを相別に電気的に接続する複数の第1導体を有する第1導体群と、
    前記第1接続部材と前記第2接続部材とを相別に電気的に接続する複数の第2導体を有する第2導体群と、を含み、
    前記2つの電動機は下記3つの関係性を有するように配置されている。
    (第1の関係性)一方の電動機に対し、他方の電動機を180°反転させて互いの回転軸線が同一直線上に位置するように前記他方の電動機を前記一方の電動機に向かい合わせた関係性。
    (第2の関係性)前記第1の関係性から、前記一方の電動機の前記第1導体群と前記他方の電動機の前記第1導体群とが、前記直線と直交し前記一方の電動機の電動機本体と前記他方の電動機の電動機本体との間に位置する仮想垂直面に対し、鏡対称となるように前記他方の電動機を前記直線回りに回転させた関係性。
    (第3の関係性)前記第2の関係性から前記他方の電動機の構成要素のうち、前記第1導体群よりも前記電力源側の部材である、前記第1接続部材、前記第2導体群、及び前記第2接続部材を、前記一方の電動機の前記第2導体群と前記他方の電動機の前記第2導体群とが、前記仮想垂直面に対し鏡対称となる位置に配置されるように回転させた関係性。
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