JP6314018B2 - グロー放電発光分析方法 - Google Patents

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Description

本発明は、非導電性の試料のグロー放電発光分析を行う方法に関する。
従来、試料に含まれる成分を分析するために、グロー放電を利用して成分の分析を行うグロー放電発光分析が行われている。グロー放電発光分析では、グロー放電管を用いる。グロー放電管は、円筒部を有する電極を備えており、分析対象の試料を円筒部に対向するように配置し、グロー放電管内へ不活性ガスを供給し、電極の円筒部と試料との間の空間でグロー放電を発生させる。グロー放電によって発生したイオンにより試料の表面はスパッタリングされ、スパッタリングによって試料から放出された原子等の粒子は励起されて発光する。発生した光を分光することにより、試料の成分分析が行われる。グロー放電を発生させるためには、電極の円筒部と試料との間の空間は減圧される必要がある。従来では、電極の円筒部に対向したグロー放電管の開口部を試料で塞ぐことで、減圧を可能にしていた。グロー放電管の開口部を塞ぐためには、試料は電極の円筒部の内径より大きい必要がある。
グロー放電管の開口部を塞ぐことができない微小試料は、そのままではグロー放電発光分析を行うことができない。そこで、グロー放電管の開口部を塞ぐ大きさを有し、電極の円筒部に対向するように試料を内部で保持することができる蓋状の試料ホルダが利用されている。また、特許文献1には、インジウム等の柔らかい金属で試料を包埋することにより、グロー放電管の開口部を塞ぐことができるように試料のサイズを大きくする方法が開示されている。また、多孔質試料は、グロー放電管の開口部を塞いだとしても、減圧ができないことがあるので、グロー放電発光分析を行うことができない場合がある。蓋状の試料ホルダを用いることで、多孔質試料のグロー放電発光分析を行うことも可能となる。
特許第4189290号公報
蓋状の試料ホルダで保持した微小試料が非導電性である場合、電界が微小試料を避けて発生し、試料ホルダ内の空間で放電が発生しやすくなる。また、金属で包埋した微小試料が非導電性である場合、金属部分の電位と微小試料の電位との間に大きな差異が生じ、放電が金属部分に集中することになる。いずれの場合においても、微小試料に対するスパッタリングは継続しにくい。また、スパッタリングが起こったとしても、スパッタリングは不均一かつ不安定であり、再現性のあるグロー放電発光分析は不可能である。多孔質試料が非導電性である場合でも、同様の問題が発生する。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、非導電性の試料に対して精度の良いグロー放電発光分析を行うことができるグロー放電発光分析方法を提供することにある。
本発明に係るグロー放電発光分析方法は、筒状の端部を有する電極を備え、前記端部に対向する位置に開口部が設けられたグロー放電管を用いて、前記開口部を塞ぐように非導電性の試料を配置し、前記電極と前記試料との間に電圧を印加してグロー放電を発生させ、前記試料のグロー放電発光分析を行う方法であって、流体の状態から硬化させることができる非導電材が流体である状態で、該非導電材により非導電性試料を包埋し、前記非導電材を硬化させることにより、前記開口部よりも大きく前記非導電性試料が包埋された包埋試料を作成し、前記開口部を塞ぐように前記包埋試料を配置し、グロー放電発光分析を行い、前記非導電性試料は多孔質であり、流体状態の前記非導電材は、多孔質の前記非導電性試料の内部へ侵入することができないような粘度を有することを特徴とする。
本発明においては、非導電性試料を樹脂等の非導電材で包埋した包埋試料を作成し、グロー放電管の電極の端部に対向した開口部を塞ぐように包埋試料を配置し、グロー放電発光分析を行う。非導電性試料及び非導電材は共に非導電性であり、また、グロー放電が発生する部分には非導電性の物質を避ける空間が無いので、グロー放電は均一にしかも安定的に発生する。
本発明においては、多孔質の非導電性試料を非導電材で包埋して包埋試料を作成する。非導電材によって空気が包埋試料を通過することができなくなっているので、包埋試料が開口部を塞ぐことでグロー放電管内の減圧が可能となり、多孔質の非導電性試料に対するグロー放電発光分析が可能となる。また、流体状態の非導電材は高粘度であり、非導電性試料の内部に非導電材が侵入することはない。
本発明に係るグロー放電発光分析方法は、固体の前記非導電材及び前記非導電性試料は導電率がほぼ一致していることを特徴とする。
本発明に係るグロー放電発光分析方法は、筒状の端部を有する電極を備え、前記端部に対向する位置に開口部が設けられたグロー放電管を用いて、前記開口部を塞ぐように非導電性の試料を配置し、前記電極と前記試料との間に電圧を印加してグロー放電を発生させ、前記試料のグロー放電発光分析を行う方法であって、流体の状態から硬化させることができる非導電材が流体である状態で、該非導電材により非導電性試料を包埋し、前記非導電材を硬化させることにより、前記開口部よりも大きく前記非導電性試料が包埋された包埋試料を作成し、前記開口部を塞ぐように前記包埋試料を配置し、グロー放電発光分析を行い、固体の前記非導電材及び前記非導電性試料は導電率が所定範囲内で一致していることを特徴とする。
本発明においては、非導電性試料及び非導電材の導電率がほぼ一致している。このため、グロー放電及びスパッタリングは均一に発生する。
本発明に係るグロー放電発光分析方法は、前記非導電性試料は前記開口部よりも小さいことを特徴とする。
本発明においては、グロー放電管の開口部を塞ぐことができない微小な非導電性試料を非導電材で包埋して、開口部を超過する大きさの包埋試料を作成する。包埋試料は開口部を塞ぐことができるので、グロー放電管の内部を減圧し、微小な非導電性試料に対するグロー放電発光分析が可能となる。
本発明に係るグロー放電発光分析方法は、前記非導電性試料の一部を前記包埋試料の表面に露出させ、前記非導電性試料の露出部分が前記端部に対向するように前記包埋試料を配置することを特徴とする。
本発明においては、包埋試料の表面に非導電性試料を露出させ、露出部分が電極の端部に対向するように包埋試料を配置する。グロー放電に伴うスパッタリングが非導電性試料に対して行われ、非導電性試料に対するグロー放電発光分析が行われる。
本発明に係るグロー放電発光分析方法は、前記包埋試料を、所定の厚み以下の厚みを有する板状に形成することを特徴とする。
本発明においては、包埋試料を所定の厚み以下の厚さの板状にする。グロー放電を発生させるために包埋試料と電極との間に印加する高周波電圧の減衰が抑制され、グロー放電が安定する。
本発明にあっては、包埋試料中の非導電性試料に対するスパッタリングが均一にかつ安定的に発生し、非導電性試料に対して精度の良いグロー放電発光分析を行うことが可能となる。安定的なスパッタリングの状態を再現することが容易となり、グロー放電発光分析の再現性が高くなる等、本発明は優れた効果を奏する。
グロー放電発光分析装置の構成を示すブロック図である。 グロー放電管の内部構成を示す断面図である。 実施の形態1における包埋試料を作成する方法を示す模式的断面図である。 実施の形態2における包埋試料を示す模式的断面図である。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は、グロー放電発光分析装置の構成を示すブロック図である。グロー放電発光分析装置は、グロー放電を発生させるグロー放電管1、グロー放電により発生する光を分光して強度を測定する分光器2、グロー放電を発生させるための高周波電圧を発生させる電源部3、及びグロー放電発光分析装置の全体的な制御を行う制御部4を備えている。板状の包埋試料7は、押圧電極30でグロー放電管1に押圧して配置されている。包埋試料7は、分析対象の試料が樹脂(非導電材)で包埋されたものである。押圧電極30は、ブロック状に構成されており、電源部3に接続されている。
またグロー放電発光分析装置は、グロー放電管1の内部を減圧する真空ポンプ等の減圧装置5と、減圧後にグロー放電管1の内部へアルゴンガスを供給するためのガス供給部6とを備えている。減圧装置5とグロー放電管1との間には、減圧用の配管が配置されている。ガス供給部6は、アルゴンガスを充填したボンベを含んでおり、ガス供給部6からグロー放電管1まで、アルゴンガスを供給するための配管が配置されている。ガス供給部6は、アルゴンガスの流量を調整するための電磁弁を具備している。
制御部4は、コンピュータを用いてなり、演算を行う演算部、メモリ、データを記憶する記憶部、及び情報を表示する表示部を備えている。分光器2、電源部3及びガス供給部6は、制御部4に接続されている。制御部4は、分光器2、電源部3及びガス供給部6の動作を制御する。
図2は、グロー放電管1の内部構成を示す断面図である。グロー放電管1は短円柱状のランプボディ11、陽極12、セラミック部材13、及び押圧ブロック15が組み合わされて構成されている。陽極12は、本発明における電極に相当する。
ランプボディ11は、押圧ブロック15が組み合わされる端面11aの中心箇所に陽極12を取り付けるための窪部11bが凹設されており、窪部11bの中心部に中心孔11cが穿設されている。また、ランプボディ11には、周壁部11dから中心へ向けて減圧用の吸引孔11e、11fが複数設けられている。一部の吸引孔11eは中心孔11cと連通しており、他の吸引孔11fは窪部11b側に連通している。吸引孔11e、11fには、減圧装置5に連結した配管が連結されている。また、ランプボディ11には、周壁部11dから中心へ向けてアルゴンガス供給用のガス供給孔11gを中心孔11cと連通するように形成されている。ガス供給孔11gには、ガス供給部6に連結した配管が連結されている。更に、ランプボディ11は、アース線が接続されてアース電位となっている。
ランプボディ11の窪部11bに収められる陽極12は、円板部12aの中心から円筒部(端部)12bを突出した形状になっている。円筒部12bの内部から円板部12aを貫通する貫通孔12cが穿設されている。また、円板部12aにも穴12dが形成されている。陽極12がランプボディ11の窪部11bに取り付けられた状態では、ランプボディ11の中心孔11cと貫通孔12cとは実質的に同軸に連通している。陽極12は、ランプボディ11の窪部11bに取り付けられると、ランプボディ11を介してアース電位になる。また陽極12がランプボディ11に取り付けられた状態では、円筒部12bがランプボディ11の端面11aから突出した状態となる。陽極12が収められた状態でランプボディ11の中心孔11c及び陽極12の貫通孔12cの密閉性を維持するために、Oリングがランプボディ11及び陽極12の間に取り付けられている。
ランプボディ11の中心孔11cの、陽極12の貫通孔12cに連通した端とは逆の端には、光を透過させる窓16が備えられている。窓16の外側には、分光器2が連結されている。分光器2は、窓16を透過して分光器2内へ入射した光を回折格子等を用いて分光し、分光した各波長の光の強度を光電子増倍管等を用いて測定する。分光器2は、制御部4に動作を制御されると共に、測定結果を制御部4へ入力する。
陽極12を被うように配置されるセラミック部材13は、絶縁性のセラミックで構成されている。セラミック部材13は、厚みのある円板状に形成されてあり、陽極12の円板部12aを被うフランジ部13dを有している。セラミック部材13の中心となる箇所には、陽極12の円筒部12bを挿通させる挿通孔13cが形成されている。セラミック部材13は、陽極12の円板部12aに対向して配置され、円板部12aとの間には密閉性維持のためにOリングが取り付けられている。セラミック部材13が配置された状態では、挿通孔13cと陽極12の円筒部12bとの間に所定の隙間が形成されている。
陽極12及びセラミック部材13をランプボディ11に固定するための押圧ブロック15は、絶縁性の材料で環状に形成された部材である。押圧ブロック15は、内周縁側の突出部15aでセラミック部材13のフランジ部13dをランプボディ11側へ押圧するようにしている。押圧ブロック15自体は、ボルトによりランプボディ11の端面11aに取り付けられている。押圧ブロック15はランプボディ11の端面11aから突出して取り付けられており、押圧ブロック15の内側にセラミック部材13と陽極12の円筒部12bとが配置された構成となっている。セラミック部材13の端面13aには、挿通孔13cが開口しており、挿通孔13cの中に陽極12の円筒部12bが配置されている。挿通孔13cの開口端は、グロー放電管1の開口部13bであり、開口部13bは円筒部12bの先端12eに対向した位置にある。
セラミック部材13の端面13aには、開口部13bを囲繞したOリング17が配置されている。包埋試料7は、Oリング17に表面が当接するように配置される。包埋試料7の裏面には押圧電極30が押し当てられ、包埋試料7がグロー放電管1へ押圧される。押圧電極30は、図示しない所定の係止手段により、包埋試料7をグロー放電管1へ押圧している。このようにして、包埋試料7は開口部13bを塞ぐように配置され、包埋試料7の表面は、陽極12の円筒部12bの先端12eに対向する。減圧装置5がグロー放電管1の内部を減圧することで、包埋試料7は固定される。
図3は、実施の形態1における包埋試料7を作成する方法を示す模式的断面図である。微小試料71は、分析対象となる非導電性試料であり、開口部13bを塞ぐことができない大きさである。微小試料71の導電率は、体積抵抗率で表した場合に10の8乗(Ω・cm)以上である。例えば、微小試料71はガラスの小片である。図3Aに示すように、試料台81の上面に微小試料71を載置し、微小試料71を囲むように筒状枠体82を載置する。このとき、筒状枠体82の中央位置に微小試料71が配置されるようにする。例えば、筒状枠体82は円筒形状であり、内径はOリング17の外径を超過している。次に、図3Bに示すように、液体から硬化することができる樹脂72を、液体の状態で筒状枠体82の内側に注入する。例えば、樹脂72は、主剤及び硬化剤を混合することによって硬化させることができる樹脂であり、主剤及び硬化剤を混合した後でまだ液体状態の樹脂72を筒状枠体82の内側に注入する。次に、図3Cに示すように、液体の樹脂72で筒状枠体82の内側を充填する。このとき、樹脂72を上から押圧して、筒状枠体82の内側に樹脂72を充填させるようにしてもよい。この時点で、微小試料71は液体の樹脂72で包埋される。微小試料71の試料台81に接している部分は、樹脂72に覆われていない。
10分等の時間が経過した後は、液体の樹脂72は硬化し、固体の樹脂73となる。樹脂73が十分に硬化した後、試料台81及び筒状枠体82から樹脂73を取り外す。図3Dに示すように、微小試料71は固体の樹脂73に包埋されている。次に、研磨又は切削により所定の厚み以下になるように厚みを調整し、包埋試料7が作成される。図3Eに示すように、作成された包埋試料7は、板状に形成され、微小試料71が固体の樹脂73で包埋されている。なお、樹脂72の量を調節するか、又は液体の樹脂72を図示しない蓋で押圧する等の方法で、研磨又は切削の加工を行わずに包埋試料7の厚みを調整してもよい。
包埋試料7の大きさは、Oリング17の外径を超過する大きさである。包埋試料7の厚みは、グロー放電時の高周波電圧の減衰を可及的に防止することができるように、所定の厚み以下であり、例えば10mm以下である。また、包埋試料7を作成する際には、表面に微小試料71が露出するように作成することが望ましい。樹脂73は、非導電性であり、導電率は体積抵抗率で表した場合に10の8乗(Ω・cm)以上である。微小試料71及び樹脂73の導電率は、所定範囲内で一致していることが望ましい。例えば、微小試料71及び樹脂73の導電率のオーダーが同一であればよい。また、樹脂73は、スパッタリング時に発生する熱に耐えられる耐熱性を有している。例えば、樹脂73は200℃以上の耐熱性を有していることが望ましい。樹脂73の例はエポキシ系樹脂である。より具体的には、樹脂73は、二液混合型のエポキシ系接着剤である。なお、樹脂73は、エポキシ系樹脂以外の樹脂であってもよい。また、樹脂73は、二液混合以外の方法で液体から硬化する樹脂であってもよい。例えば、樹脂73は、液体の樹脂72に熱を加えることで硬化する樹脂であってもよく、液体の樹脂72に特定の光を照射することで硬化する樹脂であってもよい。また、粉末状の樹脂で筒状枠体82の内部を充填し、加熱することで樹脂を流体状にし、流体状の樹脂72を冷ますことで硬化させて、包埋試料7を作成してもよい。なお、包埋試料7を少なくとも開口部13bを塞ぐことができる大きさに形成すれば、本実施の形態を実現することが可能である。
作成した包埋試料7を、図2に示す如くグロー放電管1に配置する。このとき、微小試料71が陽極12の円筒部12bの先端12eに対向するように、包埋試料7を配置する。包埋試料7の表面に露出した微小試料71が先端12eに対向するように包埋試料7を配置することが望ましい。包埋試料7の大きさはOリング17の外径を超過する大きさであるので、開口部13bは塞がれ、グロー放電管1内の減圧が可能である。開口部13bを塞ぐように包埋試料7を配置した状態で、グロー放電管1の内部を減圧装置5で減圧する。次に、ガス供給部6がグロー放電管1の内部へアルゴンガスを供給する。次に、制御部4の制御に従って、電源部3は押圧電極30に高周波電圧を供給する。陽極12の円筒部12bの先端12eと包埋試料7の表面との間の空間にはアルゴンガスが随時供給され、包埋試料7を押圧している押圧電極30に高周波電圧が供給されることにより、陽極12と包埋試料7との間に電圧が印加され、アルゴンガスの雰囲気中で陽極12と試料Sとの間でグロー放電が発生する。グロー放電が発生することにより、アルゴンガス中でアルゴンイオンが生成する。生成したアルゴンイオンは電圧によって貫通孔12c内で加速し、円筒部12bの先端12eに対向した包埋試料7の表面へアルゴンイオンが衝突し、スパッタリングが行われる。スパッタリングにより、包埋試料7の表面では包埋試料7の構成物質が粒子となって飛び出す。飛び出した粒子は、グロー放電によって励起され、粒子に含まれる元素に固有の波長の光を放出する。放出された光は窓16を透過して分光器2へ入射され、分光器2は入射された光を分光し、各波長の光の強度を測定し、測定結果を制御部4へ入力する。制御部4は、分光器2から入力された測定結果に基づいて、包埋試料7に含まれる成分を分析するグロー放電発光分析の処理を行う。
円筒部12bの先端12eに微小試料71が対向しているので、主に微小試料71に対してスパッタリングが行われ、主に微小試料71のグロー放電発光分析が行われる。樹脂73のグロー放電発光分析も行われるものの、先端12eの正面から外れた樹脂73に対するスパッタリングの程度は小さく、微小試料71の分析結果に対する影響は小さい。また、樹脂73のみの分析結果は予め取得しておくこともできるので、制御部4は、分析結果から、微小試料71に対するグロー放電発光分析の結果を抽出することもできる。また、微小試料71が包埋試料7の表面に露出していない場合であっても、スパッタリングにより微小試料71を覆う樹脂73が除去されるので、微小試料71のグロー放電発光分析は可能である。また、制御部4は、微小試料71に対するグロー放電発光分析の結果を表示部で表示することもできる。このようにして、微小試料71に対するグロー放電発光分析が行われる。
以上詳述したごとく、本実施の形態においては、非導電性の微小試料71を樹脂73で包埋した包埋試料7を作成することにより、微小試料71に対するグロー放電発光分析が可能となる。液体の樹脂72で微小試料71を包埋してから樹脂72を硬化させることで包埋試料7を作成するので、包埋試料7を作成する作業が容易である。陽極12の円筒部12bと押圧電極30との間には、包埋試料7を経由しない空間は存在しないので、蓋状の試料ホルダを用いた場合のようにグロー放電時に電界が包埋試料7を避けて発生することは無い。また、微小試料71及び樹脂73は共に非導電性であり、包埋試料7内の電位に大きな差異が発生することは無いので、放電が一部に集中することは無い。このため、陽極12と包埋試料7との間でグロー放電は均一にしかも安定的に発生する。従って、スパッタリングは均一にかつ安定的に発生し、微小試料71に対して精度の良いグロー放電発光分析を行うことが可能となる。スパッタリングの発生が安定的であるので、スパッタリングの状態を再現することが容易となり、グロー放電発光分析の再現性が高くなる。微小試料71及び樹脂73の導電率がほぼ一致する場合は、グロー放電及びスパッタリングはより均一となり、微小試料71のグロー放電発光分析の精度がより向上する。更に、包埋試料7の厚みは、グロー放電時の高周波電圧の減衰を可及的に防止することができる厚みに調整されているので、グロー放電の安定性が増す。また、グロー放電発光分析の電力効率の低下が防止される。
(実施の形態2)
図4は、実施の形態2における包埋試料7を示す模式的断面図である。包埋試料7は、分析対象となる非導電性の多孔質試料74が樹脂73で包埋された構造になっている。多孔質試料74は、空気の通過が可能であるので、グロー放電管1の開口部13bを塞ぐことができる大きさがあっても、グロー放電管1内の減圧を困難にさせる。多孔質試料74の導電率は、体積抵抗率で表した場合に10の8乗(Ω・cm)以上である。包埋試料7を作成する方法は、実施の形態1と同様である。即ち、試料台81の上面に多孔質試料74を囲むように載置した筒状枠体82の内側に液体の樹脂72を注入して充填し、液体の樹脂72で多孔質試料74を包埋させる。液体の樹脂72は、多孔質試料74の内部に浸入することがない高粘度の樹脂である。
樹脂72の粘度は時間経過に伴って変化するが、多孔質試料74を包埋するときの樹脂72の粘度の最小値は、多孔質試料74表面の孔から多孔質試料74内へ侵入することが粘性のためにできない液体の粘度以上の値である。多孔質試料74を包埋するときの樹脂72の粘度は、例えば、45000mPa・s(ミリパスカル秒)程度である。なお、1mPa・s=1cP(センチポアズ)である。多孔質試料74を包埋するための樹脂72の粘度の上限は、100000mPa・s程度である。また樹脂72が液体である状態は、樹脂72を筒状枠体82の内側に充填させる作業に要する時間以上の時間保たれる必要がある。例えば、樹脂72は主剤及び硬化剤の混合後に2分以内で硬化し、240000mPa・s程度の粘度になる。
実施の形態1と同様に、樹脂72を硬化させ、研磨又は切削により厚みを調整して、多孔質試料74が固体の樹脂73で包埋された板状の多孔質試料74を作成する。包埋試料7の表面には多孔質試料74を露出させることが望ましい。包埋試料7の厚み及び大きさは実施の形態1と同様である。また、樹脂73の性質は実施の形態1と同様である。なお、実施の形態1と同様に、樹脂73は二液混合以外の方法で硬化する樹脂であってもよい。この場合でも、硬化する前の樹脂72の粘度は、多孔質試料74内へ侵入することが粘性のためにできない液体の粘度以上である。
グロー放電発光分析装置の構成は、実施の形態1と同様である。作成した包埋試料7を、実施の形態1と同様にグロー放電管1に配置する。このとき、多孔質試料74が陽極12の円筒部12bの先端12eに対向するように、包埋試料7を配置する。包埋試料7の表面に露出した多孔質試料74を先端12eに対向させることが望ましい。多孔質試料74が樹脂73で包埋されており、多孔質試料74が有する孔は樹脂73で塞がれているので、空気が包埋試料7を通過することはできない。従って、グロー放電管1の開口部13bを塞ぐように包埋試料7を配置することで、グロー放電管1内の減圧が可能となる。グロー放電発光分析装置は、実施の形態1と同様にグロー放電発光分析の処理を行う。実施の形態1と同様に、多孔質試料74に対するグロー放電発光分析が行われる。
以上詳述したごとく、本実施の形態においては、非導電性の多孔質試料74を樹脂73で包埋した包埋試料7を作成することにより、多孔質試料74に対するグロー放電発光分析が可能となる。実施の形態1と同様に、グロー放電時に電界が包埋試料7を避けて発生することは無く、放電が一部に集中することは無いので、スパッタリングは均一にかつ安定的に発生し、多孔質試料74に対して精度の良いグロー放電発光分析を行うことが可能となる。また、液体の樹脂72は多孔質試料74の内部に侵入することができない粘度を有するので、多孔質試料74内には樹脂73が含まれない。このため、グロー放電発光分析時に樹脂73に含まれる成分が多孔質試料74内の成分として分析されてしまうことが防止され、高精度に多孔質試料74のグロー放電発光分析を行うことが可能となる。また、実施の形態1と同様に、グロー放電発光分析の再現性が高くなる。
なお、実施の形態1及び2においては、アルゴンガスを利用してグロー放電発光分析を行う形態を示したが、本発明は他のガスを用いる形態であってもよい。例えば、本発明はアルゴンガス以外の希ガスをグロー放電管1へ供給する形態であってもよく、アルゴンガス又は他の希ガスを含む複数種類のガスをグロー放電管1へ供給する形態であってもよい。また、実施の形態1及び2においては、非導電性試料を包埋するための非導電材として樹脂を用いた形態を示したが、流体の状態から硬化させることができる非導電性の材料であれば、非導電材は純粋な樹脂以外の材料であってもよい。例えば、非導電材は、樹脂を主成分とし、樹脂以外の成分が添加された材料であってもよく、樹脂以外の物質が主成分となった材料であってもよい。また、実施の形態1及び2においては、筒状枠体82を利用して包埋試料7を作成する形態を示したが、本発明は、筒状枠体82を利用せずに包埋試料7を作成する形態であってもよい。
1 グロー放電管
12 陽極(電極)
12b 円筒部(端部)
13b 開口部
2 分光器
3 電源部
4 制御部
5 減圧装置
6 ガス供給部
7 包埋試料
71 微小試料(非導電性試料)
72、73 樹脂
74 多孔質試料(非導電性試料)

Claims (6)

  1. 筒状の端部を有する電極を備え、前記端部に対向する位置に開口部が設けられたグロー放電管を用いて、前記開口部を塞ぐように非導電性の試料を配置し、前記電極と前記試料との間に電圧を印加してグロー放電を発生させ、前記試料のグロー放電発光分析を行う方法であって、
    流体の状態から硬化させることができる非導電材が流体である状態で、該非導電材により非導電性試料を包埋し、
    前記非導電材を硬化させることにより、前記開口部よりも大きく前記非導電性試料が包埋された包埋試料を作成し、
    前記開口部を塞ぐように前記包埋試料を配置し、グロー放電発光分析を行い、
    前記非導電性試料は多孔質であり、
    流体状態の前記非導電材は、多孔質の前記非導電性試料の内部へ侵入することができないような粘度を有すること
    を特徴とするグロー放電発光分析方法。
  2. 固体の前記非導電材及び前記非導電性試料は導電率がほぼ一致していること
    を特徴とする請求項1に記載のグロー放電発光分析方法。
  3. 筒状の端部を有する電極を備え、前記端部に対向する位置に開口部が設けられたグロー放電管を用いて、前記開口部を塞ぐように非導電性の試料を配置し、前記電極と前記試料との間に電圧を印加してグロー放電を発生させ、前記試料のグロー放電発光分析を行う方法であって、
    流体の状態から硬化させることができる非導電材が流体である状態で、該非導電材により非導電性試料を包埋し、
    前記非導電材を硬化させることにより、前記開口部よりも大きく前記非導電性試料が包埋された包埋試料を作成し、
    前記開口部を塞ぐように前記包埋試料を配置し、グロー放電発光分析を行い、
    固体の前記非導電材及び前記非導電性試料は導電率が所定範囲内で一致していること
    を特徴とするグロー放電発光分析方法。
  4. 前記非導電性試料は前記開口部よりも小さいこと
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のグロー放電発光分析方法。
  5. 前記非導電性試料の一部を前記包埋試料の表面に露出させ、
    前記非導電性試料の露出部分が前記端部に対向するように前記包埋試料を配置すること
    を特徴とする請求項1乃至のいずれか一つに記載のグロー放電発光分析方法。
  6. 前記包埋試料を、所定の厚み以下の厚みを有する板状に形成すること
    を特徴とする請求項1乃至のいずれか一つに記載のグロー放電発光分析方法。
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