JP6312985B2 - 液体組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄効果、消臭効果、植物の育成促進効果等に優れ、且つ安全性の高い液体組成物に関する。
生活水準が向上するに伴って、衛生状態の良い環境での生活が当たり前となり、人々の清潔志向がますます強くなりつつある。消費者はより洗浄効果の高い洗剤や、消臭効果の高い消臭剤を求める傾向があり、このようなニーズに対応するため、強力な洗浄作用、消臭作用を実現し得る材料の開発が行われてきた。しかし、人工的に開発された合成化合物によって洗浄効果を発揮し得る洗剤等は廃棄された場合の環境への負荷が大きいために環境破壊につながることが懸念されている。また、合成洗剤の強い洗浄力によって皮膚が炎症を起こす等の人体への悪影響も問題となっている。そこで、環境にも人体にも悪影響を及ぼしにくく、且つ洗浄効果を有する天然成分が注目されるようになってきた。また、消臭剤についても、人工的な強い香気で臭いをマスキングしたり、臭いの元となる雑菌の繁殖を抑えるために強い殺菌作用を有する化合物を用いるよりも、天然成分による消臭作用を利用した消臭剤に関心が高まりつつあった。
このような背景から、天然成分を利用して洗浄、消臭効果を発揮する組成物が開発されつつある。中には、食品として安全性が確保されている成分や自然界に存在する微生物が主な材料として使用されるものもあり、環境への負荷が軽減され、且つ人体にとっても安全性の高いものも提供されている。しかし、従来の食物成分、微生物等を用いた洗浄剤や消臭剤は、その効果が十分でなく、消費者を満足させることができないという問題があった。更に、微生物による代謝(発酵等)を利用して調製される洗浄用又は消臭用組成物は、当該組成物自体に独特の発酵臭を有するものもあった。また、このような組成物には、通常、微生物を生存させるための培地が含まれる。このような培地には糖質等の微生物が資化し得る材料が含まれることから、雑菌が混入し繁殖することによって腐敗する場合があった。従って、微生物の代謝を利用して得られた洗浄用又は消臭用の組成物は、その臭いや取扱いの点で消費者に受け入れられにくいというのが現状であった。
また、植物の育成促進や切り花の延命効果を期待して、肥料や延命用の薬剤を植物に与えることが一般的に行われている。しかし、このような肥料等は土壌や水に混入すると土中をとおって地下水に混入したり、下水から河川に流れ込むことがあり、水質汚染の原因となる可能性がある。このような問題を回避するためには、できる限り天然に存在する材料や、安全性が確立されている材料を用いて調製されているものが望ましいと考えられる。
以上のような背景から、環境汚染の可能性が低く、安全性の高い材料で調製され、且つ洗浄効果、消臭効果、更には植物の成長促進効果に優れた組成物が望まれていた。
本発明は、環境汚染や人体への悪影響等のおそれがなく、優れた洗浄効果、消臭効果を備えた液体組成物を提供することを主な目的とする。また、本発明は、植物の育成促進効果や延命効果等に優れ、且つ安全性の高い液体組成物を提供することを他の目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、乳酸菌、納豆菌、糖、乳成分及び水を含む培地をアルコール発酵酵母により発酵させて得られる液体組成物は、洗浄効果、消臭効果、防汚効果等に優れていることを見出した。また、当該液体組成物には切り花の持ちを良くする効果や防虫効果があることも見出した。本発明は、これらの知見に基づいて更に研究を重ねた結果完成されたものである。即ち、本発明は下記態様の液体組成物、及び当該液体組成物の製造方法を提供する。
項1.乳酸菌、納豆菌、糖、乳成分及び水を含む培地を、アルコール発酵酵母により発酵させて得られる液体組成物。
項2.アルコール発酵酵母がSaccharomyces cerevisiaeに属する清酒酵母である、項1に記載される液体組成物。
項3.前記乳酸菌がLactococcus lactis subsp. cremoris、Lactococcus lactis subsp. lactis、Leuconostoc mesenteroides subsp. cremoris、Lactococcus lactis subsp. diacetylactis、Streptococcus thermophilus、及びLactobacillus bulgaricusからなる群より選択される少なくとも1種である、項1又は2に記載される液体組成物。
項4.前記乳成分がヨーグルト又は脱脂粉乳である、項1〜3のいずれかに記載される液体組成物。
項5.洗浄用である、項1〜4のいずれかに記載される液体組成物。
項6.消臭用である、項1〜4のいずれかに記載される液体組成物。
項7.園芸用である、項1〜4のいずれかに記載される液体組成物。
項8.下記工程を含む液体組成物の製造方法:
(i)乳酸菌、納豆菌、糖、乳成分及び水を含む培地を調製する工程、及び
(ii)アルコール発酵酵母により前記培地を発酵させる工程。
本発明の液体組成物は優れた洗浄効果、防汚効果、漂白効果を有することから、洗浄用組成物として有用である。また、本発明の液体組成物は、油脂を多く含む汚れに対しても優れた洗浄効果を発揮することから、台所用洗剤や排水溝の清掃用の洗剤等として有用である。
また、本発明の液体組成物は、腐敗した食品や動物の糞尿といった不快な臭いに対して優れた消臭効果を有することから、消臭用組成物として使用することができる。更に、本発明の液体組成物は植物に対して優れた成長促進効果、延命効果を有する。また、本発明の液体組成物は、植物の害虫駆除や防虫にも優れた効果を奏するものである。
本発明の液体組成物の材料は、いずれも食品としての安全性が確立されたものであることから環境汚染等の問題がなく、人体にとっても非常に安全性の高いものである。また、本発明の液体組成物は、従来の微生物により発酵を利用して調製された洗浄用又は消臭用の組成物に比べて、不快な臭い(主に発酵臭)が低減されたものである。更に、本発明の液体組成物はアルコール発酵により得られることから、液中にアルコールが高濃度で含まれるため腐敗しにくいという利点がある。
実施例1〜6の液体組成物の洗浄効果に関する評価試験結果を示す写真である。 カレーがこびりついた鍋に対する液体組成物の洗浄効果を示す写真である。 油脂汚れを模した混合物に対する液体組成物の洗浄効果を示す写真である。 外壁汚れに対する液体組成物の洗浄効果を示す写真である。 切り花に対する液体組成物による延命効果を示す写真である。 液体組成物に浸漬し、水洗後乾燥させた濾紙を使用した場合の洗浄効果を示す写真である。 液体組成物に浸漬し、乾燥させた濾紙を使用した場合の洗浄効果を示す写真である。 液体組成物に浸漬し、乾燥させた布を使用した場合の洗浄効果を示す写真である。
1.液体組成物
本発明の液体組成物は、乳酸菌、納豆菌、糖、乳成分及び水を含む培地を、アルコール発酵酵母により発酵させて得られる。
乳酸菌(生菌)としては、従来公知のものからLactococcus lactis、Streptococcus、Leuconostoc mesenteroides等の乳酸発酵をし得る菌株から適宜選択して用いることができる。より具体的な菌株としては、Lactococcus lactis subsp.cremoris、Lactococcus lactis subsp.lactis、Lactococcus lactis subsp.diacetylactis、Leuconostoc mesenteroides subsp.cremoris、Streptococcus thermophilus、Lactobacillus bulgaricus等が例示される。本発明においては乳酸菌として、これらから1種を選択して用いてもよく、2種以上を組み合わせてもよい。
2種以上の乳酸菌を組み合わせて用いる場合、より洗浄効果等の高い液体組成物が得られるという観点より、例えば以下の組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない:
(x)Streptococcus thermophilus及びLactobacillus bulgaricusの組み合わせ;
(y)Lactococcus lactis subsp.cremoris、Lactococcus lactis subsp.lactis、Leuconostoc mesenteroides subsp.cremoris、及びLactococcus lactis subsp.diacetylactisの組み合わせ。
これらの乳酸菌については商業的に入手可能であり、本発明においては例えばFD−DVS−CHN−19、FD−DVS FRC−60等(いずれもChr.Hansen社製)を使用することができる。また、後述する乳成分として発酵乳を使用し、これに乳酸菌が含まれている場合には、乳酸菌を別途添加せずに本発明の液体組成物を調製してもよい。
乳酸菌の配合量としては、例えば、アルコール発酵酵母を含む培地の総量に対して0.005〜1重量%、好ましくは0.005〜0.1重量%、更に好ましくは0.005〜0.05重量%が挙げられる。
納豆菌(生菌)はBacillus subtilis var. nattoとして知られる。納豆菌は商業的に入手することが可能であり、本発明においては、例えば有限会社高橋祐蔵研究所製 バチルス納豆Bacillus nattoを使用することができる。納豆菌の配合量は、例えば、アルコール発酵酵母を含む培地の総量に対して0.005〜1重量%、好ましくは0.005〜0.1重量%、更に好ましくは0.005〜0.05重量%が挙げられる。
糖としては、乳酸菌が資化できるものであれば特に限定されるものではないが、例えば、スクロース、グルコース、トレハロース、ラクトース、キシロース、フラクトース、マルトース、パラチノース、ガラクトース、ガラクトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖、マルトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、キシロオリゴ糖等が挙げられる。また、これらの糖を水添した糖アルコールや麦芽エキス等を用いることもできる。本発明においては糖として、これらの中から1種を単独で用いてもよく、2以上を組み合わせて用いてもよい。本発明においてはスクロースが好ましいものとして例示される。
培地における糖の配合量としては、添加される乳酸菌の量に応じて適宜設定され得るが、例えばアルコール発酵酵母を含む培地の総量に対して0.5〜5重量%、好ましくは1〜20重量%、更に好ましくは1〜10重量%が挙げられる。
乳成分としては、例えば、牛乳(生乳、成分調整牛乳、低脂肪牛乳、無脂肪牛乳等を含む)、発酵乳(ヨーグルト等)、ホエイ(濃縮ホエイ、ホエイパウダーを含む)、脱脂粉乳、全粉乳、濃縮乳、クリーム等が挙げられる。本発明においては、例えばヨーグルト、脱脂粉乳、ホエイ、牛乳が好ましいものとして挙げられ、より好ましくはヨーグルト、脱脂粉乳が挙げられる。
乳成分の配合量は、その種類、状態(乾燥物、濃縮物)等によって異なるが、水分を含むもの(例えば、牛乳、ヨーグルト等)の場合には、例えばアルコール発酵酵母を含む培地の総量に対して0.5〜5重量%、好ましくは1〜20重量%、更に好ましくは1〜10重量%が挙げられる。また、乾燥物(例えば、脱脂粉乳、ホエイパウダー等)の場合には、例えばアルコール発酵酵母を含む培地の総量に対して0.05〜5重量%、好ましくは0.05〜1.5重量%、更に好ましくは0.05〜1重量%が挙げられる。
本発明において水としては特に限定されないが、例えば、水道水、精製水、蒸留水、イオン交換水等が挙げられる。水の配合量は、乳酸菌、乳成分、納豆菌及び糖以外の残部に相当するように調整される。
本発明の液体組成物は、上記材料を含む培地をアルコール発酵酵母によりアルコール発酵して得られる。本発明において使用されるアルコール発酵酵母は従来公知の株から適宜選択され得るが、例えば、Saccharomyces cerevisiaeに属する菌株が挙げられる。本発明においては、Saccharomyces cerevisiaeに属する菌株のうち、清酒酵母、ワイン酵母、シャンパン酵母等のいずれの菌株を使用してもよく、例えば清酒酵母がより好ましいものとして挙げられる。このようなアルコール発酵酵母は商業的に入手可能であり、本発明においては、例えばMAURI社製 MAURIAKEふじ(清酒用酵母)等を使用することができる。
また、アルコール発酵酵母の添加量としては、従来の酵母を用いたアルコール発酵において使用される量を参照して適宜設定され得るが、例えば培地の総量100重量部に対して0.0001〜0.001重量部、好ましくは0.0001〜0.00075重量部、更に好ましくは0.0001〜0.0005重量部が挙げられる。
本発明の液体組成物は、上記各成分を含む培地とアルコール発酵酵母の混合物をアルコール発酵させて得られる。アルコール発酵酵母及び前記培地を含む混合物の調製は、上記各成分を含む培地にアルコール発酵酵母を添加して行ってもよく、アルコール発酵酵母を含む全ての材料を一時に混合物として調製してもよい。混合は、必要に応じてブレンダー等を用いて撹拌することにより行われる。
発酵条件としては、アルコール発酵が行われ得る限り特に限定されず公知の条件に基づいて適宜設定され得るが、例えば、温度30〜45℃、好ましくは35〜45℃、更に好ましくは35〜40℃が挙げられる。また、発酵期間としては、例えば、1〜30日間、好ましくは5〜20日間、更に好ましくは5〜15日間が挙げられる。前記期間に亘って発酵を行うことにより、液体組成物中のアルコール濃度を高めることができ、得られる液体組成物に雑菌が繁殖して腐敗することを防止できる。アルコール発酵は通常嫌気的条件下で行われるが、例えばアルコール発酵酵母としてSaccharomyces cerevisiaeを用いる場合には、好気的条件下においてアルコール発酵を行うことも可能である。従って、本発明において発酵は静置発酵により行ってもよいが、必要に応じて撹拌等を行ってもよい。
アルコール発酵を行うことによって得られた液体組成物には培地残渣等が含まれることから、必要に応じて液体画分を分離してもよい。分離方法としては、濾過、遠心分離、沈降分離等の従来公知の手段から適宜選択することができる。
本発明の液体組成物は、調製後の原液をそのまま使用することもできるが、必要に応じて希釈して用いてもよい。例えば、植物に対して使用する場合には、0.5〜50%、好ましくは0.5〜30%、より好ましくは0.5〜15%の濃度となるように水で希釈して用いることができる。また、本発明の液体組成物を、真空濃縮、凍結濃縮、膜濃縮等の公知の方法によって所望の倍率に濃縮し、適宜希釈して使用することもできる。
また、本発明の液体組成物をデキストリン等の賦形剤を添加してスプレードライ等の公知の手法により顆粒状に調製することができ、当該顆粒を用時に水等の溶媒に溶解させて使用することができる。
また、本発明の液体組成物を吸水性高分子に含浸させて用いることもできる。吸水性高分子としては、従来公知のものから適宜選択することができ、例えばイソブチレン−マレイン酸共重合体の架橋高分子、ポリアクリル酸塩系の架橋高分子、カルボキシメチルセルロースの架橋高分子、澱粉−アクリロニトリルグラフト重合体ケン化物、澱粉−アクリル酸グラフト重合物等が挙げられる。吸水性高分子の形状としては、ビーズ状、ブロック状、多角形状等が挙げられるがこれらに限定されない。
また、本発明の液体組成物を織布、不織布等の繊維製品や濾紙等に含浸し、乾燥させて用いることもできる。本発明の液体組成物は、乾燥させた後でも水と接触することによって洗浄効果や消臭効果を発揮できることから、用時に水分と接触し得る用途に好適に使用される。また、乾燥させることによって、本発明の液体組成物自体の臭い(主にアルコール臭)を軽減させることができる。
2.液体組成物の製造方法
本発明は、下記工程を含む液体組成物の製造方法を提供する。
(i)乳酸菌、納豆菌、糖、乳成分及び水を含む培地を調製する工程、及び
(ii)アルコール発酵酵母により前記培地を発酵させる工程。
本発明の製造方法において、各材料及びアルコール発酵の条件等については、上記「1.液体組成物」の欄に記載される通りである。
3.液体組成物の用途
本発明の液体組成物は、その効果に基づいて以下に記載される種々の用途に使用され得る。
[洗浄用組成物]
本発明の液体組成物は優れた洗浄効果を奏することから、洗浄用組成物として用いることができる。洗浄効果は汚れの種類を問わず発揮され、例えば、汗、皮脂、唾液、食品のシミ等の布製品の汚れ;食器、排水溝の油脂汚れ;窓、外壁等の室外の汚れ等の洗浄に優れた効果を奏する。従って、本発明の液体組成物は、室内外を問わず使用することができ、台所用洗剤、浴室用洗剤、トイレ用洗剤、車用洗剤、外壁用洗剤、食器用洗剤、衣類洗剤等として有用である。洗浄用組成物として本発明の液体組成物を使用する場合、例えば、汚れの程度に応じて適量を対象物に塗布、噴霧等した後、必要に応じて放置し、又はスポンジ等を用いて汚れに擦り込んだ後、水等で洗い流すことにより汚れを除去することができる。
また、本発明の液体組成物は、紙、布等の線維性製品に対して優れた漂白効果を奏することから、これらの漂白用組成物としても好適に利用される。また、本発明の液体組成物は優れた防汚効果を有することから、例えば、予め繊維製品等に含浸させて乾燥させておくことによりシミ等を付きにくくすることができる。
[消臭用組成物]
本発明の液体組成物は、優れた消臭効果を奏することから、消臭用組成物として用いることができる。消臭用組成物として本発明の液体組成物を使用する場合には、液体組成物を臭いの元となっている対象物に噴霧するか、当該対象物を液体組成物中に浸漬させることにより消臭することができる。
また、本発明の液体組成物は一旦乾燥させても水と接触させることによって消臭効果を発揮し得ることから、水分と接触する用途に好適に使用される。このような用途としては、例えば、トイレ(簡易トイレ、ペット用トイレ等を含む)、生ごみ等が挙げられるがこれらに限定されない。また、例えば、顆粒状の本発明の液体組成物を水洗トイレに流し、トイレの消臭剤として用いることもできる。本発明の液体組成物は、環境汚染の問題のない成分で構成されていることから、そのまま下水に流しても環境負荷を懸念する必要がない。また、不織布に含浸、乾燥させた後、おしめ等の衛生用品の構成材料として水分と接触するように配置することによって、これらの衛生製品を使用した際の臭いを防止することができる。
[園芸用組成物]
本発明の液体組成物を植物に対して使用することができる。本発明の液体組成物を植物に適量を噴霧することにより育成促進効果や防虫効果が期待できる。本発明の液体組成物を植物に対して使用する場合、必要に応じて水に希釈して使用することができる。育成促進効果を期待する場合には、例えば5〜2000倍、好ましくは10〜1000倍、更に好ましくは10〜100倍に希釈して用いることができる。また、防虫効果を期待する場合には、例えば20〜1000倍、好ましくは50〜500倍、更に好ましくは50〜100倍に希釈して用いることができる。
また、切り花を本発明の液体組成物の希釈溶液に生けることによって延命効果を得ることができる。切り花等の延命効果を期待して本発明の液体組成物を使用する場合には、例えば0.1〜20%、好ましくは0.1〜15%、更に好ましくは1〜10%の溶液となるように本発明の液体組成物を水に希釈して用いることができる。
以下、実施例、比較例等を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
液体組成物の調製
下表1に示される組成の液体組成物を調製した。具体的には、各成分を混合して2Lのペットボトル容器に収容し、恒温槽中、嫌気的条件下(ペットボトルの蓋を閉めて静置した状態)で38℃にて7日間発酵を行い、実施例1〜6の液体組成物を得た。
評価試験1.
布の汚れに対する洗浄効果
容器に入れた布片(綿:約8cm×10cm)に濃口醤油(5ml)を滴下し、5分間放置した。その後、実施例1〜6の液体組成物(10ml)を入れ5分間浸漬し、液体組成物を捨てて水で洗浄した。洗浄は、別の容器に水を入れ、その中に布片を軽く通すことにより行った。更に5分間放置した後、再度布片を実施例1〜6の液体組成物(5ml)に15分間浸漬した。なお、比較例1として、液体組成物のかわりに水(10ml)を使用し、同様の評価を行った。
汚れ落ちに関し、比較例1の布片と、実施例1〜6の液体組成物により洗浄を行った布片を目視によって比較した。その結果、比較例1(水による洗浄)に比べ、実施例1〜6の液体組成物を用いた場合には明らかに洗浄効果が高いことが示された(図1(c)及び(f))。また、乳酸菌AとBを比較すると、乳酸菌Aを用いた液体組成物の方が更に洗浄効果が優れていることが示された(実施例3及び5)。また、乳成分についてみると、牛乳よりも脱脂粉乳を用いた液体組成物の方がより優れた洗浄効果を奏した(実施例2及び3)。
更に、乳酸菌Bと脱脂粉乳を用いた液体組成物(実施例3)は、液体組成物を添加した時点ですぐに醤油の色が薄くなりはじめ、実施例1〜6の中で最も高い洗浄効果を示した。各実施例の液体組成物又は比較例1を用いて洗浄を行った布片の代表写真を図1に示す。なお、図1中、実施例3については、組成は同じであるが異なる容器で調製したものを2種類使用して試験した結果を示す。
評価試験2.
(1)油汚れに対する洗浄効果
得られた実施例1の液体組成物を用いて、カレーがこびりついた鍋、又は油脂汚れを模した混合物を入れた容器に対する洗浄効果を評価した。
(1−1)カレーがこびりついた鍋に対する洗浄効果
実施例1の液体組成物を用いて、カレーがこびりついた鍋を洗浄したところ、優れた洗浄効果が確認された(図2を参照)。
(1−2)ラード及びカレー粉の混合物に対する洗浄効果
ラードとカレー粉の混合物を容器に入れて加熱溶解し、冷却して固化して脂質の多い汚れを模した混合物を調製した。この混合物に対して、水又は実施例1の液体組成物を用いて洗浄効果を評価したところ、液体組成物の優れた洗浄効果が確認された(図3を参照)。
(1−3)その他の汚れに対する洗浄効果
実施例1の液体組成物を用いて、ぬいぐるみ、ウースターソース又は焼き肉のたれの付いた絨毯の汚れに対する洗浄効果について評価を行ったが、いずれも水洗に比べて明らかに洗浄効果が高かった。
(2)外壁汚れに対する洗浄効果
実施例1の液体組成物を用いて、外壁汚れを拭き取ったところ、優れた洗浄効果が確認された(図4を参照)。また、実施例1の液体組成物を用いて室外の扉を洗浄したところ、これについても同様に優れた洗浄効果があった。
(3)植物に対する効果
(3−1)切り花に対する延命効果
水又は実施例1の液体組成物(水で1%、5%又は10%となるように希釈した)を入れた瓶にカーネーションを1輪ずつ挿し、10日間放置した。また、水を入れた瓶にカーネーションを挿し、実施例1の液体組成物(原液)を毎日1回、2〜3回スプレーで花に噴霧した。試験開始から6日間の代表写真を図5に示す。
切り花に対する延命効果を評価する試験を数回繰り返した結果、液体組成物を入れた瓶に挿したカーネーションは6日後も茎が伸び、花に生気があった。一方、水を入れた瓶に挿した場合には、3日目には花がしおれてしまった。10日後において、瓶の内容が10%希釈液である最も花の持ちがよかった。また、10%希釈液、5%希釈液、1%希釈液について比較すると、液体組成物の濃度が高い方が花の持ちが良かった。また、水を入れた瓶にカーネーションを挿し、液体組成物を噴霧した場合には、1%希釈液に挿した場合や水に挿した場合よりも花も持ちが良かった。
(3−2)植物に対する防虫効果
実施例1の液体組成物を植物(キュウリ又はスイカ)に噴霧し、室外に放置したものと、液体組成物を噴霧せずに室外に放置したものを比較した。液体組成物を噴霧しなかった植物にはウリムシが寄生していた。一方、液体組成物を噴霧したものにはウリムシは見当たらなかった。このような結果から、本発明の液体組成物は防虫効果を有していることが示された。
(4)液体組成物による防汚効果、洗浄効果及び漂白効果
(4−1)液体組成物に浸漬し、水洗後乾燥させた濾紙を使用した場合
濾紙(厚さ1.2mm、10cm×10cm)を実施例3の液体組成物に浸漬し、水洗いしたものを乾燥させたものを濾紙Aとした。前記濾紙Aを更に水洗いし乾燥させたものを濾紙Bとした。また、比較対照として新しい濾紙(濾紙C、D)を使用した。評価試験は以下の通り行った。
各濾紙に濃口醤油(1ml)をかけ、5分放置した。その後、濾紙A〜Cに水(10ml)をかけ、濾紙Dには液体組成物(10ml)をかけて5分放置した。その後、各濾紙を水洗いし、30分間放置して目視により汚れ落ちを確認した。図6に濾紙の写真を示す。
図6(3)に示されるように、濾紙A、B、Dは濾紙Cと比較すると明らかに汚れ落ちが良好であり、本発明の液体組成物による優れた洗浄効果が確認された。また、濾紙Bに比べ濾紙Aでは更に優れた洗浄効果が確認された。濾紙Aと濾紙Dは同程度の汚れ落ちであった。
評価試験において、濃口醤油(1ml)をかけた時のシミの大きさについて計測した。濾紙Aの場合3.75cm、濾紙C(新しい濾紙)の場合4.9cmであった(シミの大きさは10回行った平均値として表わされる)。また、濾紙Bの場合、4.0cm(シミの大きさは5回行った平均値として表わされる)であった。即ち、液体組成物に浸漬した濾紙の場合には、醤油のシミの広がりが小さくなり、汚れが浸み込みにくいことが示された。このような結果から、本発明の液体組成物によって防汚効果が得られることが示された。
また、評価試験前において濾紙Aは濾紙CやDと同程度の白さであった。これに対し、濾紙Bは濾紙A、C、Dと比較して明らかに白く、本発明の液体組成物は優れた漂白効果も備えることが示された。
(4−2)液体組成物を浸漬し、乾燥させた濾紙を使用した場合
濾紙(厚さ1.2mm、10cm×10cm)を実施例3の液体組成物に浸漬し、乾燥させたものを濾紙aとした。また、比較対照として新しい濾紙(濾紙b、c)を使用した。評価試験は以下の通り行った。
各濾紙に濃口醤油(1ml)をかけ、5分放置した。その後、濾紙a及びbに水(10ml)をかけ、濾紙cには液体組成物(5ml)をかけて5分放置した。その後、各濾紙を水洗いし、5分間放置して目視により汚れ落ちを確認した。図7に濾紙の写真を示す。
図7に示されるように、濾紙aは濾紙c及びdに比べて醤油をかけた時のシミの広がりが小さく(図7(1)を参照)、汚れが浸み込みにくいことが示された。更に、水洗後の各濾紙についてみると、濾紙a及びcは濾紙bに比べて明らかに醤油のシミが薄くなっていた。また、液体組成物に浸漬した濾紙aの方が、濾紙cに比べて汚れ落ちが更に顕著であった(図7(3)を参照)。
(4−3)液体組成物に浸漬し乾燥させた布を使用した場合
布(綿:12cm×18cm)を実施例3の液体組成物に浸漬し、乾燥させたものを布Aとした。前記布Aを水洗いし、再度乾燥させたものを布Bとした。また、比較対照として液体組成物に浸漬していない布(布C、D)を使用した。評価試験は以下の通り行った。
各布に濃口醤油(1ml)をかけ、5分間放置した。その後布A〜Cの容器に水(5ml)を入れ、布Dには液体組成物(5ml)をかけて5分間放置した後、各布を水洗いして30分間放置した。その後、24時間乾燥させ、目視により汚れ落ちを確認した。
また、醤油をかけた時のシミの大きさを計測したところ、布Aの場合4.3cm、布Bの場合8.1cm、布C及びD(新しい布)の場合それぞれ8.2cm及び7.2cmであった。これらの結果より、液体組成物に浸漬して乾燥させた布Aにおいては、シミの広がりが明らかに布B〜Dよりも小さく、本発明の液体組成物による防汚効果が示された。図8に布の写真を示す。
図8(3)に示されるように、布A、B、Dは布Cと比較すると明らかに汚れ落ちが良好であった。また、布Bに比べ布Aでは、本発明の液体組成物による更に優れた洗浄効果が確認された。
(5)消臭効果
(5−1)腐敗物又は動物の糞尿に対する消臭効果
容器a〜cに腐敗したサンマ(20g)を入れ、容器d、eに猫の糞(尿が付いたもの30g)を入れた。各容器の内容物に実施例3の液体組成物(10ml)を噴霧し24時間放置後の臭いを臭気計で計測した。その後、液体組成物(15ml:サンマ又は糞がかぶる位の量)を各容器に添加し、24時間放置後の臭いを臭気計で計測した。臭気の計測は、臭気計(ニオイセンサーXP−329m:新コスモス株式会社製)を使用して、対象物から5cmの距離で行った。結果を下表2に示す。なお、表2中、数値は相対値を表す。
表2に示されるように、液体組成物を噴霧した場合、又は液体組成物に腐敗物や糞を浸漬した場合のいずれでも、臭気が顕著に低減されていることが示された。更に、液体組成物15mlを添加した容器を夏に室外で数日間放置したが、腐敗臭等の臭いは感じられなかった。
(5−2)液体組成物に浸漬し乾燥させた布を用いた場合の消臭効果
実施例3の液体組成物に布片(12cm×18cm)を浸漬し、その後24時間乾燥させた。猫の糞(尿が付いたもの)を液体組成物に浸漬し乾燥させた布片に挟んで臭気を計測した。比較対照として液体組成物に浸漬する前の布片(12cm×18cm)を使用した。また、布片に挟んだ糞を容器に入れ、水20mlをかけた後、30分間放置して臭気を計測した。臭気の計測は前述の臭気計を使用し、対象物から5cmの距離で行った。結果を下表3に示す。なお、表3中、数値は相対値を表す。
前記(5−1)の表2に示されるように、評価試験開始前に測定された猫の糞の臭気は、194又は201であり、実際に強い臭いが嗅知された。発酵液に浸漬した布で包んだ場合には、比較対照の布で包んだ場合と同程度の結果となった。しかし、水をかけた場合には、発酵液に浸漬した布で包んだ方が明らかに臭気が低減されて低い値となった。また、実際に臭いを嗅いでみたところ、水をかけた後では、発酵液に浸漬した布で包んだ方は糞の臭いは嗅知されなかった。一方、比較対照の布で包んだ方では、試験開始前の状態よりは臭いは緩和されたものの、糞の臭いが感じられた。
また、上記(4)及び(5)に記載される評価結果より、本発明の液体組成物は布や濾紙等に浸漬させて乾燥させた後も、水と接触させることによって洗浄効果や消臭効果が得られることが示された。

Claims (3)

  1. 乳酸菌、納豆菌(但し、納豆または納豆粘液に含まれているものを除く。)、糖、乳成分及び水を含む培地を、アルコール発酵酵母により発酵させて得られ、前記乳酸菌が、Lactococcus lactis subsp. cremoris、Lactococcus lactis subsp. lactis、Leuconostoc mesenteroides subsp. cremoris、及びLactococcus lactis subsp. diacetylactisであり、前記乳成分が脱脂粉乳である、洗浄用液体組成物。
  2. アルコール発酵酵母がSaccharomyces cerevisiaeに属する清酒酵母である、請求項1に記載される液体組成物。
  3. 下記工程を含む、洗浄用液体組成物の製造方法:
    (i)乳酸菌、納豆菌(但し、納豆または納豆粘液に含まれているものを除く。)、糖、乳成分及び水を含む培地を調製する工程であり、前記乳酸菌が、Lactococcus lactis subsp. cremoris、Lactococcus lactis subsp. lactis、Leuconostoc mesenteroides subsp. cremoris、及びLactococcus lactis subsp. diacetylactisであり、前記乳成分が脱脂粉乳である、工程、及び
    (ii)アルコール発酵酵母により前記培地を発酵させる工程。
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