JP6817065B2 - 繊維柔軟剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、繊維柔軟剤組成物に関する。
繊維柔軟剤は、衣類に発生する静電気を防止し、繊維の柔軟性を付与するために家庭で広く使用しており、その使用量が次第に増加している傾向にある。最近、消費者の生活水準が向上し、衛生及び清潔に対する欲求が増加し、より快適な衣生活を追求しようとするにつれて、衣類に発生し得る微生物の増殖防止及び悪臭除去に対する関心が増えている。
一般的に、繊維に発生する湿っぽい臭いは、汗の臭い等の成分である有機化合物が、皮膚常在菌が分解されて生成された不飽和低級脂肪酸及びアンモニア等の揮発性有機化合物と反応するか、洗濯洗剤または繊維柔軟剤の残留成分と反応して発生し得る。特に、梅雨時の場合、室内乾燥時に、乾燥時間が遅延されるため、悪臭菌であるMorxella asloensisに起因して湿っぽい臭いがさらに発生しているものと知られている。
このような湿っぽい臭い等を除去するために、従来、抗菌剤を含む繊維柔軟剤組成物を使用したが、従来の繊維柔軟剤に含まれる抗菌剤は、人体に有害である。最近、合成抗菌剤の使用時に、人体に有害であるという内容が報道され、このような抗菌剤の使用が忌避されていることが現況である。
また、繊維柔軟剤は、1950年代に全世界的に商用化された後、60年以上柔軟成分として陽イオン界面活性剤を使用している「韓国公開特許第10−2007−0090861号」。しかし、近年、このような陽イオン界面活性剤の人体有害性が明らかにされ、これを忌避しようとする欲求が増加している。
本発明は、従来の繊維柔軟剤組成物に柔軟成分として含まれた陽イオン界面活性剤を使用せず、繊維内に残存する洗剤不溶性成分である炭酸カルシウムの溶解及び除去効果に優れた繊維柔軟剤組成物を提供することを目的とする。
また、本発明は、従来の繊維柔軟剤組成物に柔軟成分として含まれた陽イオン界面活性剤を使用せず、繊維内に残存する洗剤不溶性成分であるゼオライトの溶解及び除去効果に優れた繊維柔軟剤組成物を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、従来の繊維柔軟剤組成物に柔軟成分として含まれた陽イオン界面活性剤を使用せず、環境マークEL306の試験方法による洗い及びすすぎを終えた繊維の摩擦係数が2〜25を有することによって、前記乾燥した被検体がぬるぬるせず、さらさらした感じを与えることができる繊維柔軟剤組成物を提供することをさらに他の目的とする。
また、本発明は、従来の繊維柔軟剤組成物に柔軟成分として含まれた陽イオン界面活性剤を使用せず、ゴアテックスアウトドア衣類の撥水/透湿効果に優れた繊維柔軟剤組成物を提供することをさらに他の目的とする。
また、本発明は、従来の繊維柔軟剤組成物に柔軟成分として含まれた陽イオン界面活性剤を使用せず、有機酸を添加し、洗濯後に湿っぽい臭いを除去できる繊維柔軟剤組成物を提供することをさらに他の目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、pH調節剤を含み、陽イオン性界面活性剤を含まず、環境マークEL306の試験方法による洗い及びすすぎを終えた繊維内に残存する炭酸カルシウムの含量が90ppm以下である繊維柔軟剤組成物を提供する。
また、本発明は、pH調節剤を含み、陽イオン性界面活性剤を含まず、環境マークEL306の試験方法による洗い及びすすぎを終えた繊維内に残存するゼオライトの含量が20ppm以下である繊維柔軟剤組成物を提供する。
また、本発明は、pH調節剤を含み、陽イオン性界面活性剤を含まず、環境マークEL306の試験方法による洗い及びすすぎを終えた繊維の摩擦係数が2〜25である繊維柔軟剤組成物を提供する。
また、本発明は、pH調節剤を含み、陽イオン性界面活性剤を含まず、環境マークEL306による使用量ですすぎ/脱水を5回繰り返した後、撥水度4級以上を有する繊維柔軟剤組成物を提供する。
また、本発明は、有機酸を含み、陽イオン界面活性剤を含まず、環境マークEL306によって洗濯完了後に乾燥温度30℃、相対湿度80%の条件で24時間放置時に湿っぽい臭いの5点尺度の官能評価が4点以上である繊維柔軟剤組成物を提供する。
本発明による繊維柔軟剤組成物は、繊維内に残存する洗剤不溶性成分である炭酸カルシウムの溶解及び除去、洗剤不溶性成分であるゼオライトの溶解及び除去に非常に優れている。
また、本発明による繊維柔軟剤組成物を利用して環境マークEL306の試験方法による洗い及びすすぎを終えた繊維の摩擦係数が2〜25の数値を有することによって、前記乾燥した被検体は、ぬるぬるせず、さらさらした感じを与えることができる。
また、本発明による繊維柔軟剤組成物は、人体に有害な陽イオン性界面活性剤の代わりに、pH調節剤を使用して、人体に有害でなく、既存の陽イオン性界面活性剤を使用した繊維柔軟剤よりゴアテックスアウトドア衣類の撥水/透湿効果を向上させることができる。
また、本発明による繊維柔軟剤組成物は、陽イオン界面活性剤を使用せず、有機酸を使用して、洗濯後に湿っぽい臭いを効果的に除去できる。
本発明は、pH調節剤を含み、陽イオン性界面活性剤を含まず、環境マークEL306の試験方法による洗い及びすすぎを終えた繊維内に残存する炭酸カルシウムの含量が90ppm以下である繊維柔軟剤組成物(以下、第1繊維柔軟剤組成物という)に関する。
前記EL306の試験方法は、EL306内の試験方法のうち柔軟性試験方法によって洗い及びすすぎを行うことができる。
本発明においてpH調節剤は、洗剤残渣の除去役目を行うことができる。また、前記有機酸は、柔軟剤本然の(布を柔らかくし、触感を良好にする)役目を行うことができる。
前記pH調節剤は、有機酸であることができる。このような有機酸の種類は、特に制限されず、例えば、クエン酸、酢酸、酒石酸、コハク酸、リンゴ酸及び乳酸よりなるグループから選択された1つ以上を含むことができる。
前記pH調節剤の含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して1〜30重量%、5〜20重量%、または8〜15重量%で含まれることができる。前記範囲内で優れた炭酸カルシウム除去効果を示すことができる。pH調節剤の含量が30重量%を超過しても、優れた炭酸カルシウム除去効果を示すが、pH調節剤の含量が高くなるほど、すすぎ水のpHが低くなるので、30重量%以下で使用することが良い。
本発明による繊維柔軟剤組成物は、陽イオン界面活性剤を含まなくても、洗剤残渣の除去効果に優れたので、繊維柔軟剤として容易に使用できる。
一具体例において、本発明において環境マークEL306の試験方法による洗い及びすすぎを終えた繊維内に残存する炭酸カルシウムの含量は、90ppm以下、65ppm以下、50ppm以下、45ppm以下、40ppm以下、37ppm以下または0ppmであることができる。
また、本発明において環境マークEL306の試験方法による洗い及びすすぎを終えた繊維内に残存する炭酸カルシウムを5〜300ppm、10〜250ppm、または30〜200ppm除去できる。
また、本発明は、pH調節剤を含み、陽イオン性界面活性剤を含まず、環境マークEL306の試験方法による洗い及びすすぎを終えた繊維内に残存するゼオライトの含量が20ppm以下である繊維柔軟剤組成物(以下、第2繊維柔軟剤組成物という)に関する。
前記EL306の試験方法は、EL306内の試験方法のうち柔軟性試験方法によって洗い及びすすぎを行うことができる。
本発明においてpH調節剤は、洗剤残渣、具体的にゼオライトの除去役目を行うことができる。また、前記有機酸は、柔軟剤本然の(布を柔らかくし、触感を良好にする)役目を行うことができる。
前記pH調節剤は、有機酸であることができる。このような有機酸の種類は、特に制限されず、例えば、クエン酸、酢酸、酒石酸、コハク酸、リンゴ酸及び乳酸よりなるグループから選択された1つ以上を含むことができる。
前記pH調節剤の含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して1〜30重量%、5〜20重量%、または8〜15重量%で含まれることができる。前記範囲内で優れたゼオライト除去効果を示すことができる。pH調節剤の含量が30重量%を超過しても、優れたゼオライト除去効果を示すが、pH調節剤の含量が高くなるほど、すすぎ水のpHが低くなるため、30重量%以下で使用することが良い。
本発明による繊維柔軟剤組成物は、陽イオン界面活性剤を含まなくても、洗剤残渣の除去効果に優れているので、繊維柔軟剤として容易に使用できる。
一具体例において、本発明は、環境マークEL306の試験方法による洗い及びすすぎを終えた繊維内に残存するゼオライトの含量は、20ppm以下、10ppm以下8ppm以下、7ppm以下、3ppm以下または0ppmであることができる。
また、環境マークEL306の試験方法による洗い及びすすぎを終えた繊維に残存するゼオライトを5〜300ppm、10〜250ppm、または30〜200ppm除去できる。
また、本発明は、pH調節剤を含み、陽イオン性界面活性剤を含まず、環境マークEL306の試験方法による洗い及びすすぎを終えた繊維の摩擦係数が2〜25である繊維柔軟剤組成物(以下、第3繊維柔軟剤組成物という)に関する。
前記EL306の試験方法は、EL306内の試験方法のうち柔軟性試験方法によって洗い及びすすぎを行うことができる。
本発明においてpH調節剤は、洗剤残渣の除去役目を行うことができる。また、前記有機酸は、柔軟剤本然の(布を柔らかくし、触感を良好にする)役目を行うことができる。
前記pH調節剤は、有機酸であることができる。このような有機酸の種類は、特に制限されず、例えば、クエン酸、酢酸、酒石酸、コハク酸、リンゴ酸及び乳酸よりなるグループから選択された1つ以上を含むことができる。
前記pH調節剤の含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して1〜30重量%、5〜20重量%、または8〜15重量%で含まれることができる。前記範囲内で優れた炭酸カルシウム除去効果を示すことができる。pH調節剤の含量が30重量%を超過しても、優れた炭酸カルシウム除去効果を示すが、pH調節剤の含量が高くなるほど、すすぎ水のpHが低くなるため、30重量%以下で使用することが良い。
本発明による繊維柔軟剤組成物は、陽イオン界面活性剤を含まなくても、洗剤残渣の除去効果に優れているので、繊維柔軟剤として容易に使用できる。
一具体例において、本発明による繊維柔軟剤組成物を利用して環境マークEL306の試験方法による洗い及びすすぎを終えた繊維の摩擦係数は、2〜25、10〜25、または20〜23であることができる。前記摩擦係数範囲で乾燥した被検体は、ぬるぬるせず、さらさらした感じを与えることができる。ここで、前記被検体は、衣類等の繊維柔軟剤の対象になるものであることができる。
また、本発明は、pH調節剤を含み、陽イオン性界面活性剤を含まず、環境マークEL306による使用量ですすぎ/脱水を5回繰り返した後、撥水度4級以上を有する繊維柔軟剤組成物(以下、第4繊維柔軟剤組成物という)に関する。
本発明による繊維柔軟剤組成物は、前述したように、pH調節剤を含む。
本発明においてpH調節剤は、ゴアテックスアウトドア衣類の撥水/透湿役目を行う。前記pH調節剤は、有機酸であることができる。また、前記有機酸は、柔軟剤本然の(布を柔らかくし、触感を良好にする)役目を行う。このような有機酸の種類は、特に制限されず、例えば、クエン酸、酢酸、酒石酸、コハク酸、リンゴ酸及び乳酸よりなる群から選択された1つ以上を含むことができる。特に、クエン酸は、原材料費のコストが低いため、有機酸として使用するに適している。
前記pH調節剤の含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して0.01〜30重量%、0.1〜20重量%または1〜15重量%で含まれることができる。前記範囲内で優れたゴアテックスアウトドア衣類の撥水/透湿効果を示すことができる。有機酸の含量が30重量%以上でも、優れたゴアテックスアウトドア衣類の撥水/透湿効果を示すが、有機酸の含量が高くなるほど、すすぎ水のpHが低くなるため、30重量%以下で使用することが良い。
前述した本発明による組成物は、陽イオン界面活性剤を含まなくても、ゴアテックスアウトドア衣類の撥水/透湿効果に優れていて、繊維柔軟剤として容易に使用できる。
一具体例において、本発明による繊維柔軟剤組成物は、環境マークEL306による使用量ですすぎ/脱水を5回繰り返した後、撥水度4級以上を有する。
また、本発明は、有機酸を含み、陽イオン界面活性剤を含まず、環境マークEL306によって洗濯完了後に乾燥温度30℃、相対湿度80%の条件で24時間放置時に湿っぽい臭いの5点尺度官能評価が4点以上である繊維柔軟剤組成物(以下、第5繊維柔軟剤組成物という)に関する。
本発明の繊維柔軟剤組成物は、陽イオン界面活性剤の代わりに、有機酸を使用して、洗濯後に湿っぽい臭いを除去したことを特徴とする。
本発明において有機酸は、洗剤残渣、具体的に炭酸カルシウムの除去役目を行う。また、前記有機酸は、柔軟剤本然の(布を柔らかくし、触感を良好にする)役目を行う。
前記有機酸は、例えば、クエン酸、酢酸、酒石酸、コハク酸、リンゴ酸または乳酸等を1つ以上使用できるが、これに特に制限されるものではない。好ましくは、有機酸は、クエン酸であることができる。前記クエン酸は、原材料費のコストが低いため、繊維柔軟剤組成物の生産コストを節減できる。
前記有機酸の含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して1〜30重量%、さらに具体的に、2〜25重量%で含まれることができる。前記範囲内で優れた炭酸カルシウム除去効果を示すことができる。有機酸の含量が30重量%を超過する場合でも、優れた炭酸カルシウム除去効果を示すが、有機酸の含量が高くなるほど、すすぎ水のpHが低くなるため、30重量%以下で使用することが良い。
本発明の繊維柔軟剤組成物は、陽イオン界面活性剤の代わりに、有機酸を使用することによって、環境マークEL306によって洗濯完了後に乾燥温度30℃、相対湿度80%の条件で24時間放置時に湿っぽい臭いの5点尺度官能評価が4点以上を示し、効果的に湿っぽい臭いを除去できる。したがって、繊維柔軟剤として容易に使用できる。
本発明による繊維柔軟剤組成物は、前述した有機酸以外に、粘度調節のための増粘用ポリマーをさらに含むことができる。
前記増粘用ポリマーとして、カルシウム−カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース/ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カーボポール934(carbopol 934)、カーボポール941(carbopol 941)、キサンタンガム、アルギン酸ナトリウム、グアガム、カラギナン、ペクチン、アクリル系ポリマー等を使用できる。好ましくは、アクリル酸ポリマー類及びアクリルコポリマー、アクリル化シリコン系よりなる群から選択された1つ以上のアクリル系ポリマーが良い。
前記増粘用ポリマーの含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して0.01〜1.2重量%、より具体的に、0.05〜1重量%で含まれることができる。
本発明の繊維柔軟剤組成物(第1、第2、第3、第4または第5繊維柔軟剤組成物)に酢が追加に使用され得る。
酢は、主成分として酢酸を含有し、酸っぱくて、少し甘味がある調味料であって、酢酸、クエン酸及び各種アミノ酸等、数十種類の有機酸が入っていて、新陳代謝を活発にさせ、体内老廃物を無くすのに役立つだけでなく、強力な防腐剤であり且つ強力な殺菌剤としての役目を行う。また、酢は、洗剤残渣の除去役目を行うことができる。
前記酢の含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して0.1〜10重量%、0.5〜5重量%または1〜3重量%で含まれることができる。前記範囲内で殺菌効果及び洗剤残渣を除去する効果を有する。
本発明による繊維柔軟剤組成物( 第1、第2、第3、第4または第5繊維柔軟剤組成物)は、前述した組成成分以外に、強力な脱臭の役目を担当する花発酵酢をさらに含むことができる。
前記花発酵酢は、花びらを水洗及び乾燥し、過量の酢及び糖水と混合し、3日〜7日間発酵させて得たものであることができる。
前記酢は、市販の醸造酢であることができ、花びら1重量部に対して5〜30重量部使用することが好ましい。また、前記糖水をブドウ糖、砂糖、果糖、オリゴ糖、または水飴等各種糖を含むものであることができる。前記糖水は、花抽出物をアルコール発酵させる役目をし、花びら1重量部に対して5〜30重量部を使用することが好ましい。
または、前記花発酵酢は、花の原物を滅菌し、100〜150℃で10〜30分間熱水抽出した後、前記の熱水抽出物と種酢及び糖水を混合した後、20〜40℃で72〜96時間発酵過程を経て得ることができる。
前記種酢は、伝統方式で製造された異味や異臭がない醸造酢から分離した野生酢菌を増殖させて発酵させたものを言い、前記種酢は、野生酢酸菌アセトバクター菌(Acetobacter sp.)によって製造され得るものであれば、すべて使用され得る。この際、前記種酢の添加量は、花熱水抽出物100重量%に対して5〜30重量%で添加され得る。前記種酢の添加量が5重量%未満の場合、前記熟成された花熱水抽出物の酢発酵を誘導しにくく、30重量%を超過する場合、添加量に比べて、酢発酵の効率がこれ以上増加しない。
前記糖水をブドウ糖、砂糖、果糖、オリゴ糖、または水飴等各種糖を含むものであることができる。前記糖水は、花熱水抽出物をアルコール発酵させる役目をし、花熱水抽出物100重量%に対して5〜30重量%で添加され得る。
前記方法を通じて製造された花発酵酢は、pHが2.70〜3.30、酸度は、3〜7を有することができる。
前記花発酵酢の製造に使用する花の種類は、制限なしに使用できる。一例として、桃の花、杏の花、アカシアの花、カモミールの花、ジャスミンの花または蓮の花等を使用できる。
前記花発酵酢の含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して0.001〜10重量%、0.05〜5重量%または0.1〜2重量%で含まれることができる。前記範囲内で殺菌作用及び臭いを除去する効果を有する。
また、本発明による繊維柔軟剤組成物(第1、第2、第3、第4または第5繊維柔軟剤組成物)は、内容物の相安定性のためにエタノールをさらに含むことができる。
前記エタノールの含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して0.1〜10重量%、0.5〜8重量%または1〜7重量%で含まれることができる。前記範囲内で優れた内容物の相安定性効果を有する。
また、本発明による繊維柔軟剤組成物(第1、第2、第3、第4または第5繊維柔軟剤組成物)は、香料を追加に使用できる。前記香料は、例えば、フロラール系香料、シトラス系香料等を含むことができるが、その他、繊維柔軟剤として使用できるものであれば、本発明の効果を阻害しない範囲内で制限なしに使用され得る。前記香料の含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して0.01〜5重量%または0.1〜3重量%で含まれることができる。
また、本発明による繊維柔軟剤組成物(第1、第2、第3、第4または第5繊維柔軟剤組成物)は、香可溶化剤を追加に使用でき、香可溶化剤は、発酵酢等による酢臭いを緩和させて、繊維柔軟剤の香り満足度を向上させる。その含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して0.1〜10重量%または1〜7重量%で含まれることができる。
また、本発明による繊維柔軟剤組成物(第1、第2、第3、第4または第5繊維柔軟剤組成物)は、酢臭い等の悪臭除去効果を向上させるために、植物抽出物をさらに含むことができる。前記植物抽出物は、柿の葉、緑茶及び陳皮よりなるグループから選択された1つ以上を含むことができる。
また、本発明による繊維柔軟剤組成物(第1、第2、第3、第4または第5繊維柔軟剤組成物)には、本発明の目的範囲内で少量の添加剤がさらに含まれることができる。前記添加剤としては、抗菌効果をさらに向上させるための抗菌成分であることができ、その他、色素、防腐剤、酸化防止剤、消泡剤等であることができる。添加剤の含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して0.01〜5重量%または0.1〜3重量%で含まれることができる。
また、本発明の組成物(第1、第2、第3、第4または第5繊維柔軟剤組成物)は、それぞれの剤形に前記記載した成分以外に、一般的に繊維柔軟剤に配合される油分、水、界面活性剤、保湿剤、低級アルコール、増粘剤、キレート剤、色素、防腐剤等を必要に応じて適宜配合して使用できる。その含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して55〜90重量%または60〜85重量%で含まれることができる。
本発明による組成物(第1、第2、第3、第4または第5繊維柔軟剤組成物)は、当業界に公知された方法を利用して、粉末化や顆粒化して使用でき、液体状態で製造して使用できる。
実施例1〜9
下記表1の含量(重量%)構成を有する繊維柔軟剤組成物を製造した。
まず、精製水に有機酸、酢、花発酵酢を入れ、30分間撹拌した後、これにエタノール、香料、香可溶化剤及び消泡剤を溶解した溶液を投入し、30分間撹拌し、繊維柔軟剤組成物を製造した。
pH調節剤としては、有機酸のうちクエン酸、酢酸、リンゴ酸、酒石酸、コハク酸または乳酸を使用した。
酢は、醸造酢(天然食品)を使用した。
また、花発酵酢は、ジャスミンの花びらを水洗して乾燥した後、花びら1重量部に対して酢15重量部及び糖水15重量部を前記乾燥した花びらと混合し、約7日間自然発酵過程を経て得たものを使用した。
比較例1
繊維柔軟剤組成物の代わりに、水を使用した。
比較例2
繊維柔軟剤組成物の代わりに、指標繊維柔軟剤を使用した。
前記指標繊維柔軟剤は、LG生活健康社のTEA Ester Quaternaryであって、韓国環境産業技術院の環境標識認証基準のうちEL306(繊維柔軟剤)内の試験方法によって製造した。
比較例3
下記表1の含量(重量%)構成を有する繊維柔軟剤組成物を製造した。
陽イオン界面活性剤は、TEA Ester Quaternary(INCI Name:dihydrogenated palmoylethyl hydroxyethylmonium methosulfate、active 90%)を使用した。
Figure 0006817065
実験例1;洗濯後に衣類内の残存炭酸カルシウムの含量測定
前述した実施例及び比較例により製造された繊維柔軟剤組成物を使用して、洗い/すすぎ後に衣類内の残存する炭酸カルシウムの含量を測定した。
衣類は、KS K 0905に規定された白色標準綿布(10×10cm)3枚を使用し、洗濯洗剤は、市中で容易に購入可能な炭酸カルシウムが含有された粉末洗剤(LG生活健康社、テック)を使用した。
洗濯は、韓国環境産業技術院の環境標識認証基準のうちEL306(繊維柔軟剤)内の試験方法に準じ、最後のすすぎ時に繊維柔軟剤組成物の使用量は、0.67mL/Lであった。
洗い/すすぎ後に衣類内の炭酸カルシウム残留量に対する分析は、洗い/すすぎが完了した綿布を0.5g分取し、塩酸/フッ酸/硝酸/ホウ酸の混合液で酸処理した後、24時間抽出して、ICP(高周波誘導結合プラズマ)を利用して分析した。
前記衣類内の残存炭酸カルシウム含量(ppm)測定結果を下記表2及び表3に示した。
Figure 0006817065
Figure 0006817065
水または指標繊維柔軟剤ですすいだ比較例1及び2の場合、洗濯洗剤不溶成分である炭酸カルシウムを除去しないため、衣類内の残存量が多かった。しかし、有機酸を含む繊維柔軟剤組成物ですすいだ実施例では、前記繊維柔軟剤組成物が炭酸カルシウムを溶解させて、衣類内の炭酸カルシウムの残存量が顕著に低くなることを確認できた。
また、有機酸のうちクエン酸を利用した繊維柔軟剤組成物の炭酸カルシウム除去能力に優れており、有機酸と同量の陽イオン界面活性剤を使用した比較例3では、炭酸カルシウムの除去効果がないことを確認できた。
実験例2:洗濯後に衣類内の残存ゼオライトの含量測定
前述した実施例及び比較例により製造された繊維柔軟剤組成物を使用して洗い/すすぎ後に衣類内の残存するゼオライトの含量を測定した。
衣類は、KS K 0905に規定された白色標準綿布(10×10cm)3枚を使用し、洗濯洗剤は、市中で容易に購入可能なゼオライトが含有された粉末洗剤(LG生活健康社、テック)を使用した。
洗濯は、韓国環境産業技術院の環境標識認証基準のうちEL306(繊維柔軟剤)内の試験方法に準じ、最後のすすぎ時に繊維柔軟剤組成物の使用量は、0.67mL/Lであった。
洗い/すすぎ後、衣類内のゼオライト残留量に対する分析は、洗い/すすぎが完了した綿布を0.5g分取して、塩酸/フッ酸/硝酸/ホウ酸の混合液で酸処理した後、24時間抽出し、ICP(高周波誘導結合プラズマ)を利用して分析した。
前記衣類内の残存ゼオライト含量(ppm)測定結果を下記表4及び表5に示した。
Figure 0006817065
Figure 0006817065
水または指標繊維柔軟剤ですすいだ比較例1及び2の場合、洗濯洗剤不溶成分であるゼオライトを除去しないため、衣類内に残存量が多かった。しかし、有機酸を含む繊維柔軟剤組成物ですすいだ実施例では、前記繊維柔軟剤組成物がゼオライトを溶解させて、衣類内のゼオライトの残存量が顕著に低くなることを確認できた。また、有機酸のうちクエン酸を利用した繊維柔軟剤組成物のゼオライト除去能力に優れており、有機酸と同量の陽イオン界面活性剤を使用した比較例3では、ゼオライトの除去効果がないことを確認できた。
実施例10〜15
下記表6の含量(重量%)構成を有する繊維柔軟剤組成物を製造した。
まず、精製水にセルロース系の増粘用ポリマーを入れ、溶解時まで充分に撹拌し、有機酸、酢、花発酵酢を入れ、30分間撹拌した後、これにエタノール、香料、香可溶化剤及び消泡剤を溶解した溶液を投入し、30分間撹拌し、繊維柔軟剤組成物を製造した。
pH調節剤としては、有機酸のうちクエン酸を使用した。
酢は、醸造酢(天然食品)を使用した。
また、花発酵酢は、ジャスミンの花びらを水洗して乾燥した後、花びら1重量部に対して酢15重量部及び糖水15重量部を前記乾燥した花びらと混合し、約7日間自然発酵過程を経て得たものを使用した。
比較例4
下記表6の含量(重量%)構成を有する繊維柔軟剤組成物を製造した。
60℃の精製水に陽イオン界面活性剤を入れ、20分間撹拌し、繊維柔軟剤組成物を製造した。
この際、陽イオン界面活性剤は、TEA Ester Quaternary(INCI Name:dihydrogenated palmoylethyl hydroxyethylmonium methosulfate、active90%)を使用した。
Figure 0006817065
実験例3:洗濯後の衣類の摩擦係数測定
前述した実施例及び比較例により製造された繊維柔軟剤組成物を使用して洗い/すすぎ後の衣類の摩擦係数を測定した。
衣類は、KS K 0905に規定された白色標準綿布(10×10cm)3枚を使用し、洗濯洗剤は、韓国環境産業技術院の環境標識認証基準のうちEL306(繊維柔軟剤)内の試験方法のうち指標洗剤を使用した。
洗濯は、韓国環境産業技術院の環境標識認証基準のうちEL306(繊維柔軟剤)内の試験方法に準じ、最後のすすぎ時に繊維柔軟剤組成物の使用量は、0.67mL/Lであった。
洗濯後の衣類の摩擦係数の測定条件は、移動速度25cm/min、ウェイトの重さ160g、使用パフは、NBR(Nitrile Butadiene Rubber)を使用して測定した。測定は、テスト板に処理された標準綿布を載置し、ウェイトを載置した後、一定速度でウェイトを移動させるときに発生する負荷を測定した。
ぬるぬる指数は、専門モニター要員10人に対して官能評価で進行し、5点が最もぬるぬるしたものと評価した。
前記衣類の摩擦係数及びぬるぬる指数を測定し、その結果を下記表7に示した。
Figure 0006817065
水だけですすいだ比較例1は、摩擦係数が増加し、表面が非常に荒い一方で、指標繊維柔軟剤ですすいだ比較例2及び陽イオン界面活性剤を含む繊維柔軟剤ですすいだ比較例3は、ぬるぬるがひどいものと現われた。陽イオン界面活性剤を使用せず、pH調節剤、すなわち有機酸を使用した実施例の繊維柔軟剤組成物を使用した場合、衣類があまり荒くなく、あまりぬるぬるせず、さらさらした感じを与えた。
実施例16〜21
下記表8の組成及び含量を有する繊維柔軟剤組成物を製造した。
まず、精製水にクエン酸、酢、花発酵酢を入れ、30分撹拌した後、これにエタノール、香可溶化剤及び消泡剤を溶解させた溶液を投入し、30分撹拌し、繊維柔軟剤組成物を製造した。
また、pH調節剤としては、有機酸のうちクエン酸0.1〜20重量%を使用した。
また、酢は、醸造酢(天然食品)を使用した。
また、花発酵酢は、ジャスミンの花びらを水洗し乾燥した後、花びら1重量部に対して酢15重量部及び糖水15重量部を前記乾燥した花びらと混合し、約7日間自然発酵過程を経て得たものを使用した。
比較例5
下記表8の組成及び含量を有する繊維柔軟剤組成物を製造した。
まず、精製水に陽イオン界面活性剤を入れて30分撹拌した後、これにエタノール、香可溶化剤及び消泡剤を溶解させた溶液を投入し、30分撹拌し、繊維柔軟剤組成物を製造した。
陽イオン性界面活性剤は、TEA Ester Quaternary(INCI Name:dihydrogenated palmoylethyl hydroxyethylmonium methosulfate、active 90%)を使用した。
Figure 0006817065
実験例4:ゴアテックスアウトドア衣類の撥水も測定
前記製造された実施例及び比較例の繊維柔軟剤組成物を使用してゴアテックスアウトドア衣類の撥水度を測定した。
試験に使用したゴアテックスは、市中に販売するゴアテックス素材の衣類「ISUKAのGORE−TEX cover」を直接購入して使用し、洗濯洗剤は、LG生活健康社のテックを使用した。
撥水度の判定基準は、AATCC(米国繊維化学染色者協会)基準であり、5級(表面に付着または湿潤がないもの)、4級(表面に少しの付着または湿潤を示すもの)、3級(水が落ちた部位に湿潤を示すもの)、2級(全表面にわたって部分的湿潤を示すもの)、1級(表面が完全に湿潤されたもの)と表示した。
前記ゴアテックスアウトドア衣類の撥水度測定結果を下記表9に示した。
Figure 0006817065
前記表9に示されたように、陽イオン界面活性剤を使用した比較例5の場合には、ゴアテックス素材に陽イオン界面活性剤が吸着され、水の接触角を低減し、撥水機能が顕著に低下し、指標繊維柔軟剤を使用した比較例2の場合にも、撥水度が顕著に低下したが、水だけを使用した比較例1の場合や陽イオン界面活性剤を使用しない実施例16〜21の場合には、撥水機能が低下しないことを確認できた。
実施例22〜26
下記表10の組成及び含量を有する繊維柔軟剤組成物を製造した。
まず、精製水に増粘用ポリマーを入れ、完全溶解時まで撹拌した後、これにクエン酸、酢、花発酵酢を入れた後、30分間撹拌し、これにエタノール、香料、添加剤をあらかじめ溶解した溶液を投入し、30分撹拌して製造した。
前記添加剤として、香可溶化剤(5重量%)と消泡剤(0.05重量%)の混合を使用し、増粘用ポリマーとしては、アクリルコポリマー(BASF社のRheovis FRC)を使用し、有機酸としてクエン酸を使用した。
酢は、醸造酢(天然食品)を使用した。
花発酵酢は、ジャスミンの花びらを水洗し乾燥した後、花びら1重量部に対して酢15重量部及び糖水15重量部を前記乾燥した花びらと混合し、約7日間自然発酵過程を経て得たものを使用した。
比較例6
下記表10の含量(重量%)構成を有する繊維柔軟剤組成物を製造した。
繊維柔軟剤組成物の製造過程は、クエン酸の代わりに、陽イオン界面活性剤を添加することを除いて、前記実施例の過程と同一に行った。
陽イオン界面活性剤は、DOW Chemical社のPolymer LR30Mを使用した。
Figure 0006817065
実験例5:洗濯後の官能評価
前記製造された実施例及び比較例の繊維柔軟剤組成物を使用して洗濯後の官能評価を行った。
洗濯衣類としてKS K 0905に規定された白色標準綿布(10×10cm)2枚を使用し、使用された洗濯洗剤は、LG生活健康社のテックを使用した。
洗濯実験条件は、韓国環境産業技術院の環境標識認証基準のうちEL306(繊維柔軟剤)内の試験方法に準じ、最後のすすぎ時に組成物の使用量は、0.67mL/Lであった。
前記洗濯実験条件で進行された洗濯衣類を乾燥温度30℃、相対湿度80%恒温恒湿条件で24時間放置した後、10人の専門モニター要員を通じて湿っぽい臭いについて5点尺度官能評価を行い、1点は、湿っぽい臭い除去力がほとんどない場合であり、5点が最も湿っぽい臭い除去力に優れていることを示す。
Figure 0006817065
表11に示されたように、柔軟剤を使用しないか、指標繊維柔軟剤を使用するか、陽イオン界面活性剤が含有された繊維柔軟剤組成物では、湿っぽい臭いの除去力の官能評価4点以下と良くないが、クエン酸及び/または花発酵酢が含有された組成物では、湿っぽい臭いの除去力が官能評価4点以上と優れていた。
陽イオン界面活性剤が含有された組成物では、香料が使用された組成物であるため、微弱に湿っぽい臭いが一部マスキングされるものと判断された。

Claims (16)

  1. 有機酸及び花発酵酢を含み、陽イオン性界面活性剤を含まず、
    環境マークEL306の試験方法による洗い及びすすぎを終えた繊維内に残存する炭酸カルシウムの含量が90ppm以下である、繊維柔軟剤組成物(但し、陰イオン性界面活性剤を含む組成物を除く)。
  2. 有機酸及び花発酵酢を含み、陽イオン性界面活性剤を含まず、
    環境マークEL306の試験方法による洗い及びすすぎを終えた繊維内に残存するゼオライトの含量が20ppm以下である繊維柔軟剤組成物(但し、陰イオン性界面活性剤を含む組成物を除く)。
  3. 有機酸及び花発酵酢を含み、陽イオン性界面活性剤を含まず、
    環境マークEL306の試験方法による洗い及びすすぎを終えた繊維の摩擦係数が2〜25である繊維柔軟剤組成物(但し、陰イオン性界面活性剤を含む組成物を除く)。
  4. 有機酸及び花発酵酢を含み、陽イオン性界面活性剤を含まず、
    環境マークEL306による使用量ですすぎ/脱水を5回繰り返した後、撥水度4級以上を有する繊維柔軟剤組成物(但し、陰イオン性界面活性剤を含む組成物を除く)。
  5. 有機酸は、クエン酸、酢酸、酒石酸、コハク酸、リンゴ酸及び乳酸よりなる群から選択された1つ以上である、請求項1〜4のいずれかに記載の繊維柔軟剤組成物。
  6. 有機酸は、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して0.01〜30重量%で含まれる請求項1〜4のいずれかに記載の繊維柔軟剤組成物。
  7. 有機酸及び花発酵酢を含み、陽イオン界面活性剤を含まず、環境マークEL306によって洗濯完了後、乾燥温度30℃、相対湿度80%の条件で24時間放置時に湿っぽい臭いの5点尺度官能評価が4点以上である繊維柔軟剤組成物(但し、陰イオン性界面活性剤を含む組成物を除く)。
  8. 有機酸は、クエン酸、酢酸、酒石酸、コハク酸、リンゴ酸及び乳酸よりなるグループから選択される1つ以上を含む、請求項7に記載の繊維柔軟剤組成物。
  9. 有機酸は、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して1〜30重量%で含まれる、請求項7に記載の繊維柔軟剤組成物。
  10. 増粘用ポリマーをさらに含む、請求項7に記載の繊維柔軟剤組成物。
  11. 増粘用ポリマーは、カルボキシメチルセルロースカルシウム塩、メチルセルロースヒドロキシプロピルメチルセルロースのポリマー、ヒドロキシエチルセルロース、キサンタンガム、アルギン酸ナトリウム、グアガム、カラギナン、ペクチン及びアクリル系ポリマーよりなるグループから選択される1つ以上を含む、請求項10に記載の繊維柔軟剤組成物。
  12. 増粘用ポリマーは、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して0.01〜1.2重量%で含まれる、請求項10に記載の繊維柔軟剤組成物。
  13. 花発酵酢は、桃の花、杏の花、アカシアの花、カモミールの花、ジャスミンの花及び蓮の花よりなるグループから選択された1つ以上の花びらを水洗及び乾燥し、酢及び糖水と混合し、3日〜7日間発酵させて得たものである、請求項1、2、3、4または7に記載の繊維柔軟剤組成物。
  14. 花発酵酢は、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して0.001〜10重量%で含まれる、請求項1、2、3、4または7に記載の繊維柔軟剤組成物。
  15. 酢をさらに含む、請求項1、2、3、4または7に記載の繊維柔軟剤組成物。
  16. 酢は、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して0.1〜10重量%で含まれる、請求項15に記載の繊維柔軟剤組成物。
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