JP6629220B2 - 繊維柔軟剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、繊維柔軟剤組成物に関する。
繊維柔軟剤は、衣類に発生する静電気を防止し、繊維の柔軟性を付与するために家庭で広く使用しており、その使用量が次第に増加している傾向にある。最近、消費者の生活水準が向上し、衛生及び清潔に対する欲求が増加し、より快適な衣生活を追求しようとするにつれて、衣類に発生し得る微生物の増殖防止及び悪臭除去に対する関心が増えている。
一般的に、繊維に発生する湿っぽい臭いは、汗の臭い等の成分である有機化合物が、皮膚常在菌が分解されて生成された不飽和低級脂肪酸及びアンモニア等の揮発性有機化合物と反応するか、洗濯洗剤または繊維柔軟剤の残留成分と反応して発生し得る。特に、梅雨時の場合、室内乾燥時に、乾燥時間が遅延されるため、悪臭菌であるMorxella asloensisに起因して湿っぽい臭いがさらに発生しているものと知られている。
このような湿っぽい臭い等を除去するために、従来、抗菌剤を含む繊維柔軟剤組成物を使用したが、従来の繊維柔軟剤に含まれる抗菌剤は、人体に有害である。最近、合成抗菌剤の使用時に、人体に有害であるという内容が報道され、このような抗菌剤の使用が忌避されていることが現況である。
また、繊維柔軟剤は、1950年代に全世界的に商用化された後、60年以上柔軟成分として陽イオン界面活性剤を使用している「韓国公開特許第10−2007−0090861号」。しかし、近年、このような陽イオン界面活性剤の人体有害性が明らかにされ、これを忌避しようとする欲求が増加している。
本発明は、従来の繊維柔軟剤組成物に柔軟成分として含まれた陽イオン界面活性剤を使用せず、殺菌/脱臭効果、静電気防止効果及び洗剤残渣の除去効果に優れた繊維柔軟剤組成物を提供することを目的とする。
また、本発明は、陽イオン界面活性剤を使用せず、有機酸と発酵酢が含有された繊維柔軟剤に香料を可溶化して透明相を維持し、酢臭いを緩和させて、香り満足度が高い繊維柔軟剤組成物を提供することを目的とする。
また、本発明は、pKa値が3〜5であり、カルボキシル基を含有する有機酸を含むむら除去用繊維柔軟剤組成物を提供することを目的とする。
また、本発明は、従来の繊維柔軟剤組成物に花発酵酢を使用して脱臭力が改善された繊維柔軟剤組成物を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明においては、有機酸及び酢を含む繊維柔軟剤組成物であり、前記繊維柔軟剤組成物で洗濯するとき、洗い/すすぎ水の濁度(NTU)が0.05〜9である繊維柔軟剤組成物を提供する。
また、本発明においては、有機酸、発酵酢及び可溶化剤を含み、前記可溶化剤は、エチレンオキシドが付加された脂肪酸及びエチレンオキシドが付加された脂肪アルコールを含む繊維柔軟剤組成物を提供する。
また、本発明においては、陽イオン界面活性剤を含まず、pKa値が3〜5であり、カルボキシル基を含有する有機酸を含むむら除去用繊維柔軟剤組成物を提供する。
また、本発明は、花発酵酢を含む繊維柔軟剤組成物を提供する。本発明の繊維柔軟剤組成物において、花発酵酢は、桃の花、杏の花、アカシアの花、カモミールの花、ジャスミンの花及び蓮の花よりなるグループから選択された1つ以上の花びらを水洗及び乾燥し、酢及び糖水と混合し、3日〜7日間発酵させて得たものであることができる。
本発明による繊維柔軟剤組成物を使用した衣類等は、油っこい(greasy、oily)感じではなく、日差しに乾かしたようにさらさらした感じを与え、臭いの原因菌の殺菌で湿っぽさがなく、鮮やかな香りを有する。また、前記繊維柔軟剤組成物は、洗濯洗剤残渣の除去に非常に効果的である。
本発明による繊維柔軟剤組成物は、陽イオン界面活性剤を使用せず、有機酸及び発酵酢とともに可溶化剤を使用して、透明相を維持し、酢臭いを緩和させて、香り満足度に優れている。
また、本発明による繊維柔軟剤組成物は、人体に有害な陽イオン界面活性剤の代わりに、pKa値が3〜5であり、カルボキシル基を含有する有機酸を使用して、人体に有害でなく、既存の陽イオン界面活性剤を使用した繊維柔軟剤よりむら除去を向上させることができる。
また、本発明による繊維柔軟剤組成物は、花発酵酢を使用してアンモニア、メチルメルカプタンの脱臭力に優れている効果がある。
本発明は、有機酸及び酢を含む繊維柔軟剤組成物であり、前記繊維柔軟剤組成物で洗濯するとき、洗い/すすぎ水の濁度(NTU)が0.05〜9である繊維柔軟剤組成物(以下、第1繊維柔軟剤組成物という)に関する。
本発明による繊維柔軟剤組成物は、前述したように、有機酸及び酢を含む。また、本発明による繊維柔軟剤組成物は、陽イオン界面活性剤を含まない。
本発明において有機酸は、脱臭剤及び洗剤残渣の除去の役目を行う。また、前記有機酸は、柔軟剤本然の(布を柔らかくし、触感を良好にする)役目を行うことができる。
このような有機酸の種類は、特に制限されず、例えば、クエン酸、酢酸、酒石酸、コハク酸、リンゴ酸及び乳酸よりなるグループから選択された1つ以上を含むことができる。
前記有機酸は、酸度が高いほど、優れた脱臭力を示し、pKa値が低いほど水溶液上のpHが低いため、pKa値が低い有機酸を使用することが、繊維柔軟剤の脱臭力を高めることができる。前記クエン酸のpKaは、3.1、リンゴ酸は、3.4及び酢酸は、4.8であるため、本発明においては、有機酸としてクエン酸を使用することが有利である。特に、クエン酸は、原材料費のコストが低いため、有機酸として使用するに適している。
前記有機酸の含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して7.5〜20重量%、8〜19重量%または9〜18重量%で含まれることができる。前記範囲内で優れた脱臭力を示し、洗剤残渣の除去に効率的である。有機酸の含量が20重量%以上でも、優れた脱臭力を示すが、有機酸の含量が高くなるほど、すすぎ水のpHが低くなるため、20重量%以下で使用することが良い。
本発明において酢は、殺菌作用、臭い除去及び洗剤残渣の除去の役目を行う。
酢は、主成分として酢酸を含有し、酸っぱくて、少し甘味がある調味料であって、酢酸、クエン酸及び各種アミノ酸等、数十種類の有機酸が入っていて、新陳代謝を活発にさせ、体内老廃物を無くすのに役立つだけでなく、強力な防腐剤であり且つ強力な殺菌剤としての役目を行う。
本発明において酢は、花発酵酢を含むことができ、具体的に、酢及び花発酵酢を一緒に含むことができる。
この際、酢は、具体的に洗剤残渣の除去役目を行うことができる。
このような酢の含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して0.1〜10重量%、0.5〜5重量%または1〜3重量%で含まれることができる。前記範囲内で殺菌効果及び洗剤残渣を除去する効果を有する。
また、花発酵酢は、強力な脱臭の役目を担当できる。
前記花発酵酢は、花びらを水洗及び乾燥し、過量の酢及び糖水と混合し、3日〜7日間発酵させて得たものであることができる。
前記酢は、市販の醸造酢であることができ、花びら1重量部に対して5〜30重量部使用することが好ましい。また、前記糖水をブドウ糖、砂糖、果糖、オリゴ糖、または水飴等各種糖を含むものであることができる。前記糖水は、花抽出物をアルコール発酵させる役目をし、花びら1重量部に対して5〜30重量部を使用することが好ましい。
または、前記花発酵酢は、花の原物を滅菌し、100〜150℃で10〜30分間熱水抽出した後、前記の熱水抽出物と種酢及び糖水を混合した後、20〜40℃で72〜96時間発酵過程を経て得ることができる。
前記種酢は、伝統方式で製造された異味や異臭がない醸造酢から分離した野生酢菌を増殖させて発酵させたものを言い、前記種酢は、野生酢酸菌アセトバクター菌(Acetobacter sp.)によって製造され得るものであれば、すべて使用され得る。この際、前記種酢の添加量は、花熱水抽出物100重量%に対して5〜30重量%で添加され得る。前記種酢の添加量が5重量%未満の場合、前記熟成された花熱水抽出物の酢発酵を誘導しにくく、30重量%を超過する場合、添加量に比べて、酢発酵の効率がこれ以上増加しない。
前記糖水は、ブドウ糖、砂糖、果糖、オリゴ糖、または水飴等各種糖を含むものであることができる。前記糖水は、花熱水抽出物をアルコール発酵させる役目をし、花熱水抽出物100重量%に対して5〜30重量%で添加され得る。
前記方法を通じて製造された花発酵酢は、pHが2.70〜3.30、酸度が、3〜7であることができる。
前記花発酵酢の製造に使用する花の種類は、制限なしに使用できる。一例として、桃の花、杏の花、アカシアの花、カモミールの花、ジャスミンの花または蓮の花等を使用できる。
前記花発酵酢の含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して0.001〜10重量%、0.05〜5重量%または0.1〜2重量%で含まれることができる。前記範囲内で殺菌力に優れており、臭いを容易に除去できる。
本発明において酢の全体使用量は、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して0.001〜20重量%であることができる。
本発明による繊維柔軟剤組成物を利用して洗濯するとき、洗い/すすぎ水の濁度(NTU)は、0.05〜9であることができる。前記範囲で洗い/すすぎ水が目視で透明に見られ、消費者に満足感を付与できる。具体的に、前記洗い/すすぎ水の濁度は、0.1〜9または0.1〜8であることができる。
前記洗い/すすぎ水の濁度を測定するための実験条件は、韓国環境産業技術院の環境標識認証基準のうちEL306(繊維柔軟剤)内の試験方法を利用でき、試料の使用量は、0.67mL/Lであることができる。また、濁度(NTU)は、HACH社の2100AN Turbidimeterを利用して測定できる。
また、本発明による繊維柔軟剤組成物を利用して洗濯するとき、洗い/すすぎ水のpHは、4.5以上であることができる。
また、本発明は、有機酸、発酵酢及び可溶化剤を含み、前記可溶化剤は、エチレンオキシドが付加された脂肪酸及びエチレンオキシドが付加された脂肪アルコールを含む繊維柔軟剤組成物(以下、第2繊維柔軟剤組成物という)に関する。
本発明による繊維柔軟剤組成物は、前述したように、有機酸、発酵酢及び可溶化剤を含む。
本発明において有機酸は、脱臭剤及び洗剤残渣の除去の役目を行う。また、前記有機酸は、柔軟剤本然の(布を柔らかくし、触感を良好にする)役目を行う。このような有機酸の種類は、特に制限されず、例えば、クエン酸、酢酸、酒石酸、コハク酸、リンゴ酸及び乳酸よりなるグループから選択された1つ以上を含むことができる。
前記有機酸は、酸度が高いほど、優れた脱臭力を示し、pKa値が低いほど、水溶液上のpHが低いため、pKa値が低い有機酸を使用することが繊維柔軟剤の脱臭力を高めることができる。前記クエン酸のpKaは、3.1、リンゴ酸は、3.4及び酢酸は、4.8であるため、本発明においては、有機酸としてクエン酸を使用することが有利である。特に、クエン酸は、原材料費のコストが低いため、有機酸として使用するに適している。
前記有機酸の含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して1〜30重量%、5〜20重量%または8〜15重量%で含まれることができる。前記範囲内で優れた脱臭力を示し、洗剤残渣の除去に効率的である。有機酸の含量が30重量%以上でも優れた脱臭力を示すが、有機酸の含量が高くなるほど、すすぎ水のpHが低くなるため、30重量%以下で使用することが良い。
本発明において発酵酢は、強力な脱臭の役目を担当する。
このような発酵酢の種類は、特に制限されず、例えば、花発酵酢を使用できる。
本発明による繊維柔軟剤組成物は、前述した組成成分以外に、強力な脱臭の役目を担当する花発酵酢をさらに含むことができる。
前記花発酵酢は、花びらを水洗及び乾燥し、過量の酢及び糖水と混合し、3日〜7日間発酵させて得たものであることができる。
前記酢は、市販の醸造酢であることができ、花びら1重量部に対して5〜30重量部使用することが好ましい。また、前記糖水をブドウ糖、砂糖、果糖、オリゴ糖、または水飴等各種糖を含むものであることができる。前記糖水は、花抽出物をアルコール発酵させる役目をし、花びら1重量部に対して5〜30重量部を使用することが好ましい。
または、前記花発酵酢は、花の原物を滅菌し、100〜150℃で10〜30分間熱水抽出した後、前記の熱水抽出物と種酢及び糖水を混合した後、20〜40℃で72〜96時間発酵過程を経て得ることができる。
前記種酢は、伝統方式で製造された異味や異臭がない醸造酢から分離した野生酢菌を増殖させて発酵させたものを言い、前記種酢は、野生酢酸菌アセトバクター菌(Acetobacter sp.)によって製造され得るものであれば、すべて使用され得る。この際、前記種酢の添加量は、花熱水抽出物100重量%に対して5〜30重量%で添加され得る。前記種酢の添加量が5重量%未満の場合、前記熟成された花熱水抽出物の酢発酵を誘導しにくく、30重量%を超過する場合、添加量に比べて、酢発酵の効率がこれ以上増加しない。
前記糖水は、ブドウ糖、砂糖、果糖、オリゴ糖、または水飴等各種糖を含むものであることができる。前記糖水は、花熱水抽出物をアルコール発酵させる役目をし、花熱水抽出物100重量%に対して5〜30重量%で添加され得る。
前記方法を通じて製造された花発酵酢は、pHが2.70〜3.30、酸度が3〜7であることができる。
前記花発酵酢の製造に使用する花の種類は、制限なしに使用できる。一例として、桃の花、杏の花、アカシアの花、カモミールの花、ジャスミンの花または蓮の花等を使用できる。
前記花発酵酢の含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して0.001〜10重量%、0.05〜5重量%または0.1〜2重量%で含まれることができる。前記範囲内で殺菌力に優れており、臭いを容易に除去できる。
本発明において可溶化剤は、発酵酢等による酢臭いを緩和させて、繊維柔軟剤の香り満足度を向上させる。
このような可溶化剤としては、非イオン界面活性剤を使用でき、具体的に、エチレンオキシドが付加された脂肪酸及びエチレンオキシドが付加された脂肪アルコールを使用できる。
従来の繊維柔軟剤は、陽イオン界面活性剤及び香料を含み、可溶化剤は、このような陽イオン界面活性剤及び香料を安定化するために使用され、前記可溶化剤として、脂肪アルコールにエチレンオキシドが付加された非イオン界面活性剤を使用した。この場合、陽イオン界面活性剤、香料及び非イオン界面活性剤が乳化粒子である小胞構造を形成し、安定性を維持した。
しかし、本発明のように、陽イオン界面活性剤の代わりに、有機酸及び発酵酢を使用する場合、繊維柔軟剤組成物の液性は、pH3未満の酸性を示し、前述した非イオン界面活性剤を使用する場合、酸触媒反応によって香成分が変形される恐れがあり、酢成分による異臭で香り満足度が低下し、商品性が劣る問題点が発生し得る。
したがって、本発明においては、酢成分による異臭を除去し、香り満足度を向上させ、繊維柔軟剤の安定性を向上させるために、可溶化剤として、エチレンオキシドが付加された脂肪酸及びエチレンオキシドが付加された脂肪アルコールの混合物を使用できる。
前記エチレンオキシドが付加された脂肪酸は、具体的に、炭素数10〜20の直鎖状または分岐状のアルキル基またはアルケニル基を有する脂肪酸にエチレンオキシドが付加された非イオン界面活性剤であることができ、より具体的に、硬化ひまし油EO付加物であることができる。
また、エチレンオキシドが付加された脂肪アルコールは、具体的に、炭素数10〜20の直鎖状または分岐状のアルキル基またはアルケニル基を有する脂肪アルコールにエチレンオキシドが付加された非イオン界面活性剤であることができ、より具体的に、ポリオキシエチレンアルキルエーテルであることができる。
前記可溶化剤の含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して1〜10重量%、2〜8重量%または3〜5重量%で含まれることができる。前記範囲内で酢臭いの除去効果に優れていて、香り満足度を高めることができ、繊維柔軟剤の安定性を高めることができる。
また、可溶化剤としエチレンオキシドが付加された脂肪酸及びエチレンオキシドが付加された脂肪アルコールの比率は、1:0.1〜1:5または1:0.3〜1:3であることができる。
また、本発明は、pKa値が3〜5であり、カルボキシル基を含有する有機酸を含むむら除去用繊維柔軟剤組成物(以下、第3繊維柔軟剤組成物という)に関する。また、本発明による繊維柔軟剤組成物は、陽イオン界面活性剤を含まないことを特徴とする。
本発明による繊維柔軟剤組成物は、前述したように、pKa値が3〜5であり、カルボキシル基を含有する有機酸を含む。
本発明においてpKa値が3〜5であり、カルボキシル基を含有する有機酸は、むら除去、脱臭剤及び洗剤残渣の除去の役目を行う。また、前記有機酸は、柔軟剤本然の(布を柔らかくし、触感を良好にする)役目を行う。このような有機酸の種類は、特に制限されず、例えば、クエン酸、酢酸、酒石酸、コハク酸、リンゴ酸及び乳酸よりなる群から選択された1つ以上を含むことができる。特に、クエン酸は、原材料費のコストが低いため、有機酸として使用するに適している。
前記有機酸の含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して1〜20重量%、5〜15重量%または8〜12重量%で含まれることができる。前記範囲内で優れたむら除去効果を示すことができる。有機酸の含量が20重量%以上でも、優れたむら除去効果を示すが、有機酸の含量が高くなるほど、すすぎ水のpHが低くなるため、20重量%以下で使用することが良い。
本発明の繊維柔軟剤組成物(第2または第3繊維柔軟剤組成物)に酢が追加に使用され得る。
酢は、主成分として酢酸を含有し、酸っぱくて、少し甘味がある調味料であって、酢酸、クエン酸及び各種アミノ酸等、数十個の有機酸が入っていて、新陳代謝を活発にさせ、体内老廃物を無くすのに役立つだけでなく、強力な防腐剤であり且つ強力な殺菌剤としての役目を行う。また、酢は、洗剤残渣の除去役目を行うことができる。
前記酢の含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して0.1〜10重量%、0.5〜5重量%または1〜3重量%で含まれることができる。前記範囲内で殺菌効果及び洗剤残渣を除去する効果を有する。
本発明による繊維柔軟剤組成物(第3繊維柔軟剤組成物)は、前述した組成成分以外に、強力な脱臭の役目を担当する花発酵酢をさらに含むことができる。前記花発酵酢は、前述した通りである。
前述した本発明による組成物は、陽イオン界面活性剤を含まなくても、むら除去効果に優れていて、繊維柔軟剤として容易に使用できる。
また、本発明は、花発酵酢を含む繊維柔軟剤組成物(以下、第4繊維柔軟剤組成物という)に関する。本発明の繊維柔軟剤組成物は、脱臭剤だけでなく、柔軟成分としての役目を担当する花発酵酢を含み、アンモニア、メチルメルカプタンの脱臭力に優れていることを特徴とする。
前記花発酵酢は、花びらを水洗及び乾燥し、過量の酢及び糖水と混合し、3日〜7日間発酵させて得たものであることができる。
前記酢は、市販の醸造酢であることができ、花びら1重量部に対して5〜30重量部使用することが好ましい。また、前記糖水をブドウ糖、砂糖、果糖、オリゴ糖、または水飴等各種糖を含むものであることができる。前記糖水は、花抽出物をアルコール発酵させる役目をし、花びら1重量部に対して5〜30重量部を使用することが好ましい。
または、前記花発酵酢は、花の原物を滅菌し、100〜150℃で10〜30分間熱水抽出した後、前記の熱水抽出物と種酢及び糖水を混合した後、20〜40℃で72〜96時間発酵過程を経て得ることができる。
前記種酢は、伝統方式で製造された異味や異臭がない醸造酢から分離した野生酢菌を増殖させて発酵させたものを言い、前記種酢は、野生酢酸菌アセトバクター菌(Acetobacter sp.)によって製造され得るものであれば、すべて使用され得る。この際、前記種酢の添加量は、花熱水抽出物100重量%に対して5〜30重量%で添加され得る。前記種酢の添加量が5重量%未満の場合、前記熟成された花熱水抽出物の酢発酵を誘導しにくく、30重量%を超過する場合、添加量に比べて、酢発酵の効率がこれ以上増加しない。
前記糖水は、ブドウ糖、砂糖、果糖、オリゴ糖、または水飴等各種糖を含むものであることができる。前記糖水は、花熱水抽出物をアルコール発酵させる役目をし、花熱水抽出物100重量%に対して5〜30重量%で添加され得る。
前記方法を通じて製造された花発酵酢は、pHが2.70〜3.30、酸度が、3〜7であることができる。
前記花発酵酢の製造に使用する花の種類は、制限なしに使用できる。一例として、桃の花、杏の花、アカシアの花、カモミールの花、ジャスミンの花または蓮の花等を使用できる。
前記花発酵酢の含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して0.001〜10重量%、0.05〜5重量%または0.1〜2重量%で含まれることができる。前記範囲内で殺菌作用及び臭いを除去する効果を有する。
また、本発明による繊維柔軟剤組成物(第1、第2、第3または第4繊維柔軟剤組成物)は、内容物の相安定性のためにエタノールをさらに含むことができる。
前記エタノールの含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して0.1〜10重量%、0.5〜8重量%または1〜7重量%で含まれることができる。前記範囲内で優れた内容物の相安定性効果を有する。
また、本発明による繊維柔軟剤組成物(第1、第2、第3または第4繊維柔軟剤組成物)は、香料を追加に使用できる。前記香料は、例えば、フロラール系香料、シトラス系香料等を含むことができるが、その他、繊維柔軟剤として使用できるものであれば、本発明の効果を阻害しない範囲内で制限なしに使用され得る。前記香料の含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して0.01〜5重量%または0.1〜3重量%で含まれることができる。
また、本発明による繊維柔軟剤組成物(第1、第2、第3または第4繊維柔軟剤組成物)は、香可溶化剤を追加に使用でき、香可溶化剤は、発酵酢等による酢臭いを緩和させて、繊維柔軟剤の香り満足度を向上させる。その含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して0.1〜10重量%または1〜7重量%で含まれることができる。
また、本発明による繊維柔軟剤組成物(第1、第2、第3または第4繊維柔軟剤組成物)は、酢臭い等の悪臭除去効果を向上させるために、植物抽出物をさらに含むことができる。前記植物抽出物は、柿の葉、緑茶及び陳皮よりなるグループから選択された1つ以上を含むことができる。
また、本発明による繊維柔軟剤組成物(第1、第2、第3または第4繊維柔軟剤組成物)には、本発明の目的範囲内で少量の添加剤がさらに含まれることができる。前記添加剤としては、抗菌効果をさらに向上させるための抗菌成分であることができ、その他、色素、防腐剤、酸化防止剤、消泡剤等であることができる。添加剤の含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して0.01〜5重量%または0.1〜3重量%で含まれることができる。
また、本発明の組成物(第1、第2、第3または第4繊維柔軟剤組成物)は、それぞれの剤形に前記記載した成分以外に、一般的に繊維柔軟剤に配合される油分、水、界面活性剤、保湿剤、低級アルコール、増粘剤、キレート剤、色素、防腐剤等を必要に応じて適宜配合して使用できる。その含量は、特に制限されず、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して55〜90重量%または60〜85重量%で含まれることができる。
本発明による組成物(第1、第2、第3または第4繊維柔軟剤組成物)は、当業界に公知された方法を利用して、粉末化や顆粒化して使用でき、液体状態で製造して使用できる。
実施例1〜5
下記表1の含量(重量%)構成を有する繊維柔軟剤組成物を製造した。
まず、精製水にクエン酸、酢、花発酵酢を入れ、30分間撹拌した後、これにエタノール、香料、香可溶化剤及び消泡剤を溶解した溶液を投入し、30分間撹拌し、繊維柔軟剤組成物を製造した。
酢は、醸造酢(天然食品)を使用した。
また、花発酵酢は、ジャスミンの花びらを水洗し乾燥した後、花びら1重量部に対して酢15重量部及び糖水15重量部を前記乾燥した花びらと混合し、約7日間自然発酵過程を経て得たものを使用した。
比較例1〜10
下記表1の含量(重量%)構成を有する繊維柔軟剤組成物を製造した。
Figure 0006629220
実施例6〜7
下記表2の含量(重量%)構成を有する繊維柔軟剤組成物を製造した。
Figure 0006629220
比較例11
繊維柔軟剤組成物の代わりに、水を使用した。
比較例12
繊維柔軟剤組成物の代わりに、指標繊維柔軟剤を使用した。
前記指標繊維柔軟剤組成物は、韓国環境産業技術院の環境標識認証基準のうちEL306(繊維柔軟剤)内の試験方法においての指標繊維柔軟剤組成物と同一であった。
実験例1:クエン酸濃度別洗い/すすぎ水濁度実験
実施例1〜5及び比較例1〜10の繊維柔軟剤組成物に対して、すすぎ水pH、目視透明度及び濁度(NTU)を測定した。
この際、すすぎ水pHを得るための実験条件は、韓国環境産業技術院の環境標識認証基準のうちEL306(繊維柔軟剤)内の試験方法に準じ、試料の使用量は、0.67mL/Lである。また、クエン酸の濁度(NTU)は、HACH社2100AN Turbidimeterを利用して測定した。また、目視透明度は、目視で判別したが、透明な場合、O、少し濁っている場合、△、及び濁っている場合、×で判別した。
前記によって測定された結果を下記表3に記載した。
Figure 0006629220
前記表3に示されたように、クエン酸の含量が増加するほど、洗い/すすぎ水が透明になる傾向を示す。具体的に、クエン酸の含量が7.5重量%以上で繊維柔軟剤組成物のすすぎ水が透明になり、濁度が低くなることを確認できる。
また、クエン酸の含量が増加するほど、すすぎ水のpHが低くなることを確認できる。
実験例2:洗濯残物除去実験
実施例6と7及び比較例11〜12の繊維柔軟剤組成物を使用して洗剤残渣(炭酸カルシウム)除去実験を行った。
洗濯試験条件は、韓国環境産業技術院の環境標識認証基準のうちEL306(繊維柔軟剤)内の試験方法に準じ、試料の使用量は、0.67mL/Lであった。
使用された洗濯衣類は、白色標準綿布(10×10cm)3枚(炭酸カルシウム含量:0ppm)であり、使用された洗濯洗剤は、市中で容易に購入が可能な炭酸カルシウムが含有された粉末洗剤であった。
洗い/すすぎ後、洗剤残渣(炭酸カルシウム)の分析は、前記洗濯試験条件で進行された試験布を0.5g分取して、塩酸/フッ酸/硝酸/ホウ酸の混合液で酸処理した後、24時間抽出し、ICP(高周波誘導結合プラズマ)を利用して分析した。
前記実験結果を下記表4に示した。
Figure 0006629220
前記表4に示されたように、洗濯過程で衣類に残存する洗濯洗剤内の水不溶成分、すなわち洗剤残渣は、炭酸カルシウムを含む。このような炭酸カルシウムが残存する衣類を繊維柔軟剤で処理した後、繊維内の炭酸カルシウムの残存量を分析すれば、既存の繊維柔軟剤を使用する場合、前記炭酸カルシウムの除去効果がない一方で、本発明による繊維柔軟剤組成物において炭酸カルシウムの除去力に優れていることを確認でき、クエン酸の含量が高いほど、炭酸カルシウムの除去効率に優れていることを確認できる。
実験例3:汚染除去力評価
実施例6及び比較例11〜12の繊維柔軟剤組成物を使用して汚染除去力実験を行った。
汚染除去力実験は、標準汚染布を使用してKS M 2709洗濯試験法によって進行し、試料は、0.67mL/Lを使用した。
標準汚染布は、8×8cmサイズの日本国洗濯科学協会の湿式人工汚染布(一般汚染布)とオランダCFT b.v.社のC/BC−2−060(コーヒー汚染布)、C−BC−03(お茶汚染布)、E−164(草汁汚染布)及びE−116(タンパク質汚染布)人工汚染布を使用した。
汚染除去力は、Nippon Denshoku社のSpectro colormeter SA2000を使用して汚染布の変色度の差異を測定したが、差異値が大きいほど、汚染除去力効果に優れている。
前記実験結果を下記表5に示した。
Figure 0006629220
前記表5に示されたように、汚染除去力評価結果、コーヒー、お茶、草汁汚染で本発明による繊維柔軟剤組成物(クエン酸含有組成物)の効果に優れており、特に、葉緑素が含有されたお茶汚染の除去での効果に非常に優れていることを確認できる。これは、クエン酸の酸条件でお茶汚染葉緑素のマグネシウムイオン(Mg2+)が除去されるからである。
実験例4:脱臭力評価
実施例6及び比較例12の繊維柔軟剤組成物を使用して脱臭力評価実験を行った。
脱臭力は、ASTM D 1988試験法で検知管を使用して測定した。
試験試料は、標準使用量(0.67mL/L)と標準使用量の2倍(1.34mL/L)で希釈された液を試験試料として使用し、検知ポンプは、日本国ガステック社の検知ポンプを、検知管は、日本国ガステック社のアンモニア用(No.3La)及びアミン用(No.180)を使用した。また、標準悪臭は、1%アンモニア水溶液とトリメチルアミン水溶液を使用した。
200mL容量の密閉型測定容器の内部に試料溶液と標準悪臭溶液を混合及び10分間放置した後、容器内に存在する悪臭を検知ポンプで検知管の内部に吸入させて測定した。
前記測定結果を下記表6に示した。
Figure 0006629220
前記表6に示されたように、アンモニア、トリメチルアミンに対して既存の繊維柔軟剤組成物(既存柔軟剤)に比べて脱臭効果に優れていることを確認できる。
実施例8〜14
下記表7の含量(重量%)構成を有する繊維柔軟剤組成物を製造した。
まず、精製水にクエン酸、酢、花発酵酢、可溶化剤を入れ、30分間撹拌した後、これにエタノール、香料、香可溶化剤及び消泡剤を溶解した溶液を投入し、30分間撹拌し、繊維柔軟剤組成物を製造した。
また、酢は、醸造酢(天然食品)を使用した
また、花発酵酢は、ジャスミンの花びらを水洗し乾燥した後、花びら1重量部に対して酢15重量部及び糖水15重量部を前記乾燥した花びらと混合し、約7日間自然発酵過程を経て得たものを使用した。
比較例13〜18
下記表7の含量(重量%)構成を有する繊維柔軟剤組成物を製造した。
Figure 0006629220
前記実施例8〜14及び比較例13〜18で製造された繊維柔軟剤を利用して保管安定性及び酢臭い除去効果を測定し、下記表8に示した。
この際、保管安定性は、透明相、析出有無に対する目視判別で測定し、また、酢臭い除去力は、訓練された専門モニター要員の管能評価で測定した。
Figure 0006629220
前記表8に示されたように、ポリオキシエチレンアルキルエーテルと硬化ひまし油EO付加物をそれぞれ使用する場合には、保管安定性が悪くて、2つの成分を混合した実施例の繊維柔軟剤の保管安定性に優れているものと現われた。
特に、2つの成分の混合比率がポリオキシエチレンアルキルエーテルが80〜65重量%であり、硬化ひまし油EO付加物が20〜35重量%であるときの保管安定性に優れているもの現われた。
また、アルキル組成は、炭素数10〜20で最も効果的であり、前記組成に柿の葉、緑茶、陳皮等の複合植物抽出物を追加するとき、酢臭いの除去に効果的であることを確認できる。
実施例15〜22
下記表9の組成及び含量を有する繊維柔軟剤組成物を製造した。
まず、精製水に有機酸、酢、花発酵酢を入れ、30分間撹拌した後、これにエタノール、香料、香可溶化剤及び消泡剤をあらかじめ溶解させた溶液を投入し、30分間撹拌し、繊維柔軟剤組成物を製造した。
また、pKa値が3〜5である、カルボキシル基含有有機酸として、クエン酸(pKa3.14)、酒石酸(pKa3.22)、リンゴ酸(pKa3.40)、乳酸(pKa3.86)、コハク酸(pKa4.20)、酢酸(pKa4.76)を使用した。
また、酢は、醸造酢(天然食品)を使用した。
また、花発酵酢は、ジャスミンの花びらを水洗し乾燥した後、花びら1重量部に対して酢15重量部及び糖水15重量部を前記乾燥した花びらと混合し、約7日間自然発酵過程を経て得たものを使用した。
比較例19
繊維柔軟剤組成物の代わりに、水を使用した。
比較例20
繊維柔軟剤組成物の代わりに、指標繊維柔軟剤を使用した。
前記指標繊維柔軟剤組成物は、韓国環境産業技術院の環境標識認証基準のうちEL306(繊維柔軟剤)内の試験方法においての指標繊維柔軟剤組成物と同一であった。
比較例21
下記表9の組成及び含量を有する繊維柔軟剤組成物を製造した。
まず、精製水に陽イオン界面活性剤を入れ、30分間撹拌した後、これにエタノール、香料、香可溶化剤及び消泡剤をあらかじめ溶解させた溶液を投入し、30分間撹拌し、繊維柔軟剤組成物を製造した。
陽イオン界面活性剤は、TEA Ester Quaternary(INCI Name:dihydrogenated palmoylethyl hydroxyethylmonium methosulfate、active 90%)を使用した。
Figure 0006629220
実験例5:洗濯後のむら除去力測定
前記製造された実施例及び比較例の繊維柔軟剤組成物を使用して洗濯後のむら除去力を評価した。
標準汚染布は、8*8cmサイズのオランダCFT b.v.社のC−BC−03(お茶汚染布)、E−164(草汁汚染布)人工汚染布を使用し、洗濯洗剤は、LG生活健康社のテックを使用した。
むら除去力試験は、標準汚染布を使用してKS M 2709洗濯試験法によって進行し、撹拌時間は、洗濯機のすすぎ時間を勘案して3分、試料は、0.67mL/Lを使用した。
むら除去力データは、Nippon Denshoku社のSpectro colormeter SA2000を使用して汚染布の変色度の差異を測定し、値が大きいほど効果が良いものである。
むら除去力の測定結果を下記表10に示した。
Figure 0006629220
前記表10に示されたように、水または指標繊維柔軟剤ですすいだ比較例19及び20の場合と陽イオン界面活性剤を使用した比較例21の場合に比べて、pKa値が3〜5である、カルボキシル基含有有機酸を使用した実施例15〜22の組成物の場合、草汁とお茶汚染に対するむら除去力が顕著に優れていることを確認できた。
実施例23〜28及び比較例22〜25
下記表11の含量(重量%)構成を有する繊維柔軟剤組成物(実施例23〜28及び比較例22〜25)を製造した。
酢は、市中で販売される天然発酵した果実(リンゴ)(ottogi社)、穀物(玄米)(ottogi社)、バルサミコ酢(daesang社)を購入して使用した。
花発酵酢は、花びらを水洗し乾燥した後、花びら1重量部に対して酢15重量部及び糖水15重量部を前記乾燥した花びらと混合し、約7日間自然発酵過程を経て得たものを使用した。
繊維柔軟剤を製造するために、精製水に花発酵酢を入れた後、30分間撹拌し、これにエタノール、香料、添加剤をあらかじめ溶解した溶液を投入し、30分撹拌して製造した。
前記添加剤として香可溶化剤(5重量%)と消泡剤(0.5重量%)の混合を使用した。
Figure 0006629220
実験例6:脱臭力の調査
脱臭力試験は、ASTM D1988に記載された検知管、検知ポンプを使用して測定し、悪臭源は、アンモニアとメチルメルカプタンを使用した。
メチルメルカプタンは、ベンゼンに0.1濃度%の試薬級を使用し、アンモニアは、水に0.05%濃度で希釈して悪臭源として使用した。使用したガス吸入ポンプは、GV−100S AIR Sampling Pump、Gastec co.(日本国)を、ガス検知管は、Gastec Detector tube No.71(Methylmercaptan)、Gastec Detector tube No.3La(Ammonia)を使用した。
脱臭率評価は、250mLの容器に精製水または試料原液を一定量投入した後、悪臭溶液を投入して密封し、10分後にガス吸入ポンプで検知管を吸入し、検出される悪臭濃度を記載し、脱臭率の計算は、次のように計算した:
Figure 0006629220
Figure 0006629220
表12に示されたように、実験結果、酢または花発酵酢を含まない比較例22では、アンモニアとメチルメルカプタンの脱臭力がほとんどなく、花発酵酢を使用した場合、一般酢を使用した場合よりアンモニア及びメチルメルカプタンの脱臭力に優れていた。

Claims (21)

  1. 花発酵酢含み、
    前記花発酵酢は、水洗及び乾燥した花びらまたは花抽出物を酢または種酢、及び糖水と混合して発酵させて得たものである繊維柔軟剤組成物。
  2. 前記花は、桃の花、杏の花、アカシアの花、カモミールの花、ジャスミンの花及び蓮の花よりなるグループから選択された1つ以上である、請求項に記載の繊維柔軟剤組成物。
  3. 前記花発酵酢は、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して0.001〜0重量%で含まれる、請求項1に記載の繊維柔軟剤組成物。
  4. 前記発酵は、3日〜7日間遂行される、請求項に記載の繊維柔軟剤組成物。
  5. 前記酢は、花びら1重量部に対して5〜30重量部混合される、請求項に記載の繊維柔軟剤組成物。
  6. 前記種酢は、花抽出物100重量%に対して5〜30重量%混合される、請求項1に記載の繊維柔軟剤組成物。
  7. 前記糖水は、花びら1重量部に対して5〜30重量部を使用されるか、花抽出物100重量%に対して5〜30重量%使用される、請求項1に記載の繊維柔軟剤組成物。
  8. 有機酸をさらに含む、請求項1に記載の繊維柔軟剤組成物。
  9. 前記有機酸は、クエン酸、酢酸、酒石酸、コハク酸、リンゴ酸及び乳酸よりなるグループから選択される1つ以上である、請求項8に記載の繊維柔軟剤組成物。
  10. 前記有機酸は、pKa値が3〜5であり、カルボキシル基を含有する、請求項8に記載の繊維柔軟剤組成物。
  11. 前記有機酸は、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して1〜30重量%で含まれる、請求項8に記載の繊維柔軟剤組成物。
  12. 前記有機酸は、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して7.5〜20重量%で含まれる、請求項8に記載の繊維柔軟剤組成物。
  13. 洗濯時に洗い/すすぎ水の濁度(NTU)が0.05〜9である、請求項8に記載の繊維柔軟剤組成物。
  14. 洗濯時に洗い/すすぎ水のpHが4.5以上である、請求項8または13に記載の繊維柔軟剤組成物。
  15. 陽イオン界面活性剤を含まない、請求項1、8または10に記載の繊維柔軟剤組成物。
  16. 香料及びエタノールをさらに含む、請求項1、8、10または13に記載の繊維柔軟剤組成物。
  17. 可溶化剤をさらに含む、請求項8に記載の繊維柔軟剤組成物。
  18. 前記可溶化剤が、非イオン界面活性剤である、請求項17に記載の繊維柔軟剤組成物。
  19. 前記可溶化剤が、硬化ひまし油EO付加物である、請求項17に記載の繊維柔軟剤組成物。
  20. 可溶化剤は、繊維柔軟剤組成物100重量%に対して1〜10重量%で含まれる、請求項17に記載の繊維柔軟剤組成物。
  21. 植物抽出物をさらに含む、請求項1、13または17に記載の繊維柔軟剤組成物。
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