JP6312475B2 - 眼科装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被検眼に対して位置合わせを行って検眼などを行う眼科装置に関するものである。
眼科装置において、測定時間を短縮するために、被検眼と装置の作動距離を検出し、被検眼に対する装置の位置が所定距離以下になったときに装置移動速度を切り替える切替え手段を備えた眼科装置が良く知られている。特許文献1では、被検眼に対する装置の位置が所定距離以下になったときに上下駆動手段の移動速度を変更する構成が開示されている。
特開2003−220029号公報
特許文献1に開示される眼科装置では、駆動手段として所謂ラックアンドピニオンと称呼される駆動機構を用いている。当該駆動機構は比較的速度の速い駆動に好適であり、これを利用し位置合わせ時間の短縮が図られている。また、当該駆動機構に対して高速と低速との駆動モードを指定し、これを使い分けることで停止精度に対する要求に答えている。しかしながら、当該駆動機構は、その構成上ある程度以上の停止精度を得ることが難しく、昨今の被検眼の高精細な画像を得るためには改善が求められつつある。
本発明はこのような状況に鑑みて為されたものであって、測定ユニットと被検眼との位置合わせの際に要する時間の短縮と測定ユニットの停止精度の向上とを可能とする眼科装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一実施態様に係る眼科装置は、
被検者の被検眼を検眼する検眼手段と、
前記検眼手段を所定の方向に駆動する第一の駆動機構と、
前記第一の駆動機構を駆動する第一のモータと、
前記検眼手段を前記所定の方向に駆動し、前記第一の駆動機構の停止精度よりも高い停止精度を有する第二の駆動機構と、
前記第一のモータとは異なり前記第二の駆動機構を駆動する第二のモータと、
前記第一の駆動機構による駆動と前記第二の駆動機構による駆動を切り替える切り替え手段と、を備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の一実施態様に係る眼科装置の制御方法は、
被検者の被検眼を検眼する検眼手段前記検眼手段を所定の方向に駆動する第一の駆動機構と、前記第一の駆動機構を駆動する第一のモータと、前記検眼手段を前記所定の方向に駆動し、前記第一の駆動機構の停止精度よりも高い停止精度を有する第二の駆動機構と、前記第一のモータとは異なり前記第二の駆動機構を駆動する第二のモータと、を備える眼科装置の制御方法であって
前記第一の駆動機構による駆動と前記第二の駆動機構による駆動とを切り替える工程を含むことを特徴とする。
本発明に係る眼科装置によれば、被検眼と測定ユニットとの位置合わせを行う場合において、測定ユニットにおける移動速度を好適に変化させ、測定時間の短縮と停止精度の向上とを達成することが可能となる。
本発明の実施例1に係る眼科装置を表す全体図及び機能構成を示すブロック図である。 図1に示す眼科装置におけるZ方向駆動機構の全体構成を表す図である。 図2に示すZ方向駆動機構における第一のZ方向駆動機構1を表す図である。 図2に示すZ方向駆動機構における第二のZ方向駆動機構2を表す図である。 ナットの突起部とZ可動台溝部が係合している状態を表す図である。 クラッチ切り替えに伴う、Z可動台の移動速度の変化を表すグラフである。 実施例1に係る眼科装置により、駆動切り替えを行った後に眼圧測定及び眼屈折力測定する工程を示すフローチャートである。 図1に示す眼科装置におけるX方向駆動機構の全体構成を表す図である。 本発明の実施例2に係るZ方向駆動機構の全体構成を表す図である。 実施例2における第一のZ方向駆動機構1を表す図である。 実施例2における第二のZ方向駆動機構2を表す図である。 実施例2に係る眼科装置により、駆動切り替えを行った後に眼圧測定及び眼屈折力測定する工程を示すフローチャートである。
[実施例1]
(眼科装置の構成)
本実施形態にかかる眼科装置の全体的な構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態にかかる眼科装置の構成を模式的に示す側面図である。図1中の矢印Aは、検眼を行う検者(操作者)が位置する側を示し、矢印Bは、検眼を受ける被検者が位置する側を示す。
眼科装置1は、固定台(ベース)100と、X可動台102と、Y可動台125と、Z可動台107と、これら可動台各々を駆動する駆動機構と、検眼手段としての測定ユニット106とを有する。測定ユニット106には検眼手段として、眼圧を測定する眼圧測定手段(不図示)と眼屈折力を測定する眼屈折力測定手段(不図示)を備えている。眼圧測定手段は眼圧測定光束射出部131を有し、眼屈折力測定手段は眼屈折力測定光束射出部132を有している。なお、本実施例では眼圧測定手段と眼屈折力測定手段を用いて説明するが、眼軸長測定手段などその他の測定手段を用いても良い。
測定ユニット106には、報知手段としてのモニタ127が設けられる。そして、モニタ127は、撮像した被検眼の画像や、測定ユニット106を操作や設定するためのメニューや、その他所定の情報を表示できる。
固定台100には、顎受け台112と、顎受け台112を駆動する顎受け台駆動手段113と、ジョイスティック101とが設けられる。顎受け台112は、検眼時において被検者の顎を載せる台である。顎受け台112は、顎受け台駆動手段113の供する駆動力によって、固定台100に対して上下方向(Y軸方向)に移動可能である。ジョイスティック101は、X可動台102とY可動台125とZ可動台107の操作のために使用される操作部材である。ジョイスティック101には、釦117が設けられる。
X可動台102は、固定台100に対して、検眼を受ける被検者から見て左右方向(この方向をX軸方向とする)に移動可能な構成を有する。固定台100には、X可動台駆動手段96(図1(a)参照)が設けられており。X可動台102は、該X可動台駆動手段96が発生させる駆動力によってX軸方向に移動する。詳細な説明は後述する。
Y可動台125は、固定台100に対して、検眼を受ける被検者から見て上下方向(この方向をY軸方向とする)に移動可能なY可動台駆動手段97を有する。該Y可動台駆動手段97は、Y可動台125とX可動台102との間に配置され、駆動力発生手段としてのモータ104とこのモータ104によって駆動し且つY可動台125を支持する。そして、Y可動台125は、モータ104の駆動力によってY軸方向に移動する。
ここで、本実施例に係る眼科装置の機能構成について図1(a)に示すブロック図を参照して説明する。本眼科装置は、本体制御部80により制御される。本体制御部80には、ジョイスティック101からのXZ軸駆動入力91及びY軸駆動入力、測定スイッチ116からの測定の開始等に関する入力、各可動台の位置等に関して各種位置センサか93らの入力、被検眼の画像信号を得る撮像素子94、及びメモリ95からの入力が為される。本体制御部80は、信号処理部81、演算部82及び判定部83を有する。信号処理部81は例えば撮像素子94により入力された画像信号を処理する等、被検眼画像の生成等を実行する。演算部82は、位置センサ93からの入力等に基づいて被検眼に対する測定ユニット106の位置の算出等を行なう。判定部83は、演算部82により算出された位置とメモリ95に予め記憶された閾値に基づいて後述する複数の駆動用モータの切り替えの要否の判定等を実行する。
本体制御部80は、モニタ127、測定ユニット106、顎受け台駆動手段113、X可動台駆動手段96、Y可動台駆動手段97、及びZ可動台駆動手段98に対して、これらの動作の指示を出力する。本実施例では、Z可動台駆動手段98として後述する第一のZ方向Aモータ117、第二のZ方向Bモータ122、及びZ方向クラッチ121等を有し、これらに対して制御信号を出力する。
次に、Z可動台107およびZ可動台を移動させるためのZ可動台駆動手段98について図1、図2を用いて説明する。
本実施例における可動手段としてのZ可動台107は、固定台100に対して、検眼を受ける被検者から見て前後方向(この方向をZ軸方向とする)に移動可能な構成を有する。Z可動台107の下方にはZサブ可動台115が設けられており、後述のモータ、ピニオンなどと共に第一の駆動手段としての第一のZ方向駆動機構1を構成している。Zサブ可動台115には第二の駆動手段としての第二のZ方向駆動機構2が配置されている。これら第一及び第二の駆動手段は、同一の所定の方向、ここではZ軸方向に測定ユニット106を駆動する。Z可動台107には測定ユニット106が支持されており、測定ユニット106の荷重を受けるためにY可動台125の保持部に保持されたガイド部材124が設けられている。ガイド部材124は、Y可動台125に対してZ可動台107をZ軸方向に摺動可能に支持する。
次に図3を用いて、第一のZ方向駆動機構1の構成について説明する。第一のZ方向駆動機構1は、Zサブ可動台115と、Z方向Aモータ117と、Z方向ピニオン118と、Y可動台125に配置されたZ方向ラック119と、で構成されている。Z方向Aモータ117は、Zサブ可動台115に配置されている。Z方向Aモータ117の回転は、ギアなどの駆動伝達手段(不図示)を介してZ方向ピニオン118に伝わる。Z方向ピニオン118はZ方向ラック119と噛み合っているため、Z方向Aモータが発生させる駆動力はZサブ可動台115を移動させる駆動力に変換される。
次に、図4を用いて第二のZ方向駆動機構2の構成について説明する。第二のZ方向駆動機構2はZサブ可動台115に備えられており、Z方向B120と、切り替え手段としてのZ方向クラッチ121と、Z方向送りねじ122と、が設けられている。Z方向送りねじ122には、Z方向ナット123が備えられている。また、Z方向送りねじ122は、Zサブ可動台115に設けられた保持部により保持されている。Z方向Bモータ120とZ方向送りねじ122の間に設けられているZ方向クラッチ121は、本体制御部(不図示)からの作動信号により、Z方向Bモータ120の回転をZ方向送りねじ122に伝達する。
クラッチは一般的には電磁式クラッチやメカ式クラッチが知られているが、駆動を伝達、遮断する機構であれば他の方式でも構わない。
Z方向Bモータ120が回転駆動し、Z方向送りねじ122が回転するとその回転数と回転方向に応じてZ方向ナット123がZ方向に移動する。Z方向ナット123の上方には図4に示す通り突起形状123Aが設けられている。その突起形状123AとZ方向ナット123の上方に配置されているZ可動台107の溝部107Aとが、係合している(図5参照)。そのため、Z方向ナット123がZ方向送りねじ122上をZ方向に移動すると、Z可動台107もZ方向に移動する。
このように、本実施例では、ラックアンドピニオンを用いた第一の駆動手段としての第一のZ方向駆動機構1と、該第一のZ方向駆動機構1に設けられてZ方向送りねじ122を用いた第二の駆動手段としての第二のZ方向駆動機構2と、が駆動手段に配される。即ち、第一の駆動手段と第二の駆動手段とは停止精度において異なり、本例では第二の駆動手段のほうが高い停止精度を有する。これら駆動手段と、更には不図示の本体制御部からの信号により駆動手段を切り替える切り替え手段を有することにより、一方の駆動手段を駆動させることも可能となる。また、この切り替え手段を活用し、両駆動手段を同時に駆動させることも可能となる。
(駆動切替えの流れ)
第一のZ方向駆動機構1と第二のZ方向駆動機構2の切替えの流れについて実際の検眼で眼圧測定を行ったのちに眼屈折力を測定するフローに沿って説明する。図7は、当該フローについてのフローチャートである。
検者が釦116を押下して検眼を開始すると、本体制御部80における演算部82は被検眼に対する測定ユニット106の位置を確認する(ステップS1)。被検眼に対する測定ユニット106の位置は、本体内部から被検眼に光束が照射され被検眼角膜により反射された該光束を本体内部に備えられた撮像素子94により受光し、信号処理部81による信号処理の結果等にて確認する。ここで、検査ユニット106及び当該検査ユニット106から得られたデータに基づいて被検眼と測定ユニット106との位置関係を計測する演算部82等の構成は、本実施例での計測手段を構成する。
該測定ユニット106の位置検出ができたか否かをステップS2において確認する。被検眼角膜により反射された光束を撮像部により受光できず、被検者に対する測定ユニット106の位置が判断できないと判定部83において判定された場合には、受光できる位置 まで検者が測定ユニット106を近づけた後に再度測定を開始する。
被検眼角膜により反射された光束が撮像部により受光でき、被検者に対する測定ユニット106の位置が確認されると、ステップS3において被検眼と測定ユニット106と距離dが算出される。更に当該距離dとメモリ95に記憶された閾値Vdとの比較が、ステップS4において行われる。該ステップ4の比較工程は、計測手段による計測結果と閾値との大小を判定する判定手段として機能する。
距離dがあらかじめ本体に記憶された閾値Vdよりも大きく、従ってより精密な位置合わせが可能な範囲内にない場合には、フローはステップS5に進む。ステップS5では、第一のZ方向駆動機構1に設けられたZ方向Aモータ117と第二のZ方向駆動機構2に設けられたZ方向Bモータ120を略同時に駆動させる(図6、P1)。その時、本体制御部80からZ方向クラッチ121に作動信号は出力されないため、Z方向Bモータ120の回転はZ方向送りねじ122には伝達されずに空回りする。また、この時、Z方向Aモータ117の回転数は、Z方向送りねじ122を用いた第二のZ方向駆動機構2に設けられたZ方向Bモータ120がZ可動台107を最大速度で移動しうる回転数を超えるような回転数に設定されている。Z方向Bモータ120の最大回転数は、一般的には許容トルクなどのモータ仕様と送りねじなどの負荷との関係などにより決まる。
測定ユニット106の位置合わせ中は、被検眼に対する測定ユニット106の位置を確認する。このために、被検眼角膜により反射された光束を本体内部に備えられた撮像素子94で受光し、被検眼と測定ユニット106との距離dの算出、及び再算出されたdと閾値Vdとの比較が再び行われる(ステップS3及びS4)。距離dが依然閾値Vdよりも大きい場合には、フローは再びステップS5への移行を繰り返す。従って、Z方向Aモータ117の駆動を継続し、Z方向クラッチ121には作動信号は出力されない。そのため、ラックアンドピニオン駆動を用いた第一のZ方向駆動機構1によるZ可動台107移動が継続される(図6、P2)。
ステップS4において、被検眼と測定ユニット106との距離dが前述した閾値Vdと同じ、もしくは小さい判断された場合には、フローはステップS6に進む。ステップS6では、本体制御部80からの指示により、Z方向Aモータ(z)117の回転数は下げられる(図6、P3)。その時、Z方向Aモータ117の駆動回転数は、Z方向送りねじ122を用いた第二のZ方向駆動機構2に備えられたZ方向Bモータ120のZ可動台107を移動しうる最大回転数よりも少ない回転数に設定される。略同時に、本体制御部はZ方向Bモータ120の回転数を第二のZ方向駆動機構2によるZ可動台107の移動速度が第一のZ方向駆動機構1によるZ可動台107の移動速度と略同速度になるように設定し、駆動信号を出力する。
Z方向Bモータ120の回転数が設定回転数まで達し、回転が安定したと判断されると、本体制御部80はZ方向クラッチ121を動作させるための作動信号を出力する。略同時に、Z方向Aモータ117へ停止信号を出力する。(ステップS7、図6、P4)これにより、Z可動台107を移動させるための駆動は、Z方向Aモータ117を備えた第一のZ方向駆動機構1からZ方向Bモータ120を備えた第二のZ方向駆動機構2に切り替わる。
本実施例によれば、Z方向クラッチ121を用いて駆動を切替えることで略同回転での駆動切替えが可能となり、切替え時のショック低減が可能となる。また、ラックアンドピニオン駆動から送りねじ駆動に切り替わることでより精密な位置合わせが可能になる。
その後、更に距離dの算出と検査における適正距離(合焦位置)Vaとの比較が行われ、位置合わせを継続する(ステップS8及びS9)。ステップS9にて被検眼に対する測定ユニット106の位置が正しい位置であると判断されると、本体制御部80からZ方向Bモータ120の停止信号が出力される(ステップS10)。これにより、Z方向Bモータ120の回転を停止して測定ユニット106による眼圧測定が可能となる。その後ステップS11にて眼圧測定を行い、あらかじめ設定された項目に応じた測定値が算出されてモニタ127にその結果が表示されて眼圧測定が完了する(図6、P5)。次に、ステップS12にて眼屈折力測定を行い、あらかじめ設定された項目に応じた測定値が算出されて表示部にその結果が表示されて、片眼の測定は完了する。
なお、本実施例ではZ方向Bモータ120を回転するタイミングは眼圧測定前とした。しかし、眼圧測定時あるいは眼屈折力測定時は、必要に応じて被検眼角膜で反射された光束を撮像部にて受光して、被検眼に対する測定ユニット106を確認し、その位置がずれた場合にはZ方向Bモータ120を必要な量だけ回転させて位置合わせを行っても良い。
次にもう一方の眼測定を行うために、左右眼の切替え動作を行う。
図8を用いてX可動台駆動手段96の構成について説明する。なお、X可動台駆動手段96についても前述したZ可動台駆動手段98と同様に、第一のX方向駆動機構11に設けられたX方向Aモータ217と第二のX方向駆動機構22に設けられたX方向Bモータ220を有する。従って、これら構成の詳細な説明については割愛し、これらによる切替え動作について説明する。まず、左右眼の切替え開始時には、X方向における閾値に対して測定ユニット106は大きく外れた位置に存在する。よってX方向Aモータ217及びX方向Bモータ220は、前述したZ可動台の場合のステップS4で閾値を超えると判定された場合と同様に、略同時に駆動される。また、本体制御部80からX方向クラッチ221への作動信号も出力されないため、X方向BモータB220の回転はX方向送りねじ222には伝達されずに空回りする。
また、ここで、X方向Aモータ217の回転数はX方向送りねじ222を用いた第二のX方向駆動機構2に設けられたX方向Bモータ220がX可動台207を最大速度で移動しうる回転数を超えるような回転数に設定されている。X方向Bモータ220の最大回転数は、一般的には許容トルクなどのモータ仕様と送りねじなどの負荷との関係などにより決まる。
左右眼切り替え中は、本体制御部80からの駆動信号に応じて、X方向Aモータ217が回転するが、Z方向の駆動と同様に被検眼に対する測定ユニット106の位置を確認しながらZ可動台107を必要に応じて移動させる。
なお、本実施例ではX方向駆動時に被検眼に対する測定ユニット106の位置を確認しながら移動させているが、あらかじめ本体に記憶された量だけZ可動台107を移動しながらX可動台102を移動させても良い。
測定ユニット106X方向の移動が完了すると、前述の通り、測定ユニット106位置とあらかじめ本体に記憶された閾値との比較が為される。この比較結果により、Z可動台107を移動させる場合と同様に、X方向Bモータ220、X方向Aモータ217、X方向クラッチ221を動作させる。その後、前述の通り、測定ユニット106の位置合わせを完了して眼圧測定と眼屈折力測定を行い測定が完了する。
なお、本説明では眼圧測定を行った後に眼屈折力測定を行ったが、眼屈折力測定を最初に行う場合、あるいは眼屈折力測定のみを行う場合も考えられる。この場合には、本体にあらかじめ記憶された被検眼に対する測定ユニット106の位置は、眼圧測定を行う場合のものよりも遠い位置に設定されていても良い。一般的には、眼圧測定において、被検眼に対する測定ユニット106の位置は眼屈折力時よりも近く、被検者が圧迫感を感じることがある。さらに、第一のZ方向駆動機構1により高速で測定ユニット106が被検眼に近づくと、より圧迫感を覚えたりすることがある。しかし、本実施例の如く、被検眼から遠くの位置で第一のZ方向駆動機構1による高速駆動から、第二のZ方向駆動機構2による中速駆動に切換えることで被検眼が圧迫感などを覚えることを回避できる。
また、本実施例では第一のZ方向駆動機構1としてラックアンドピニオンを用い、第二のZ方向駆動機構2として送りねじ駆動を用いた。ラックアンドピニオンは回転運動を直線運動に変換する場合に使用される事が多く、ラックの長さを長くすることで容易に移動ストロークを長くすることが可能であり、製作も容易である利点を有する。しかし、同様な駆動機構として、ベルト駆動などの駆動機構を用いても良い。一方、第二のZ方向駆動機構2として用いた送りねじは回転運動を直線運動に変換する場合に使用され、高精度の位置決めが必要とされる場合に用いられることが多い。しかし、送りねじは高精度位置決めが可能になる利点を持つ反面、送りねじの加工には高い加工精度が要求されるため、送りねじの長さを長くするとコストが増大する。さらに、送りねじを長くすると高精度の加工が困難になるため、送りねじを長くして移動ストロークを長くすることは容易ではない。そのため、本実施例のように高精度の位置決めを必要とする範囲のみを送りねじにて移動し、高精度の位置決めを必要としない範囲ではラックアンドピニオンにより移動させるような構成にすると、測定部の移動ストロークを長くすることが容易になる。また、駆動機構2としてはボールねじなど他の代替手段を用いても良い。
また、本実施例では第一の駆動手段と第二の駆動手段とが異なる構成を示しているが、これを同一の機構からなるものとしても良い。この場合、例えば送りねじのピッチを異ならせる、或いはラックアンドピニオンのピッチを異ならせる等により、これら駆動手段における停止精度を異ならせれば良い。
なお、以上のZ可動台駆動手段98に関して述べたことは、同様の構成を有するX可動台駆動手段96についても当てはまる。
本実施例では、測定時間を短縮する効果について述べたが、第一のZ方向駆動機構1等への駆動を遮断すると、手動での操作も可能になる。このため、必要に応じて電動による自動測定と手動によるマニュアル測定の切り替えも可能になり操作性が向上するという効果も得られる。
[変形例]
上述した実施例1では第一のZ方向駆動手段1と第二のZ方向駆動手段2とのそれぞれにモータを備えていたが、両駆動手段の駆動力として1つのモータのみを使用して実現する事も可能である。その実施例について、以下に変形例として説明する。
なお、機能構成等、駆動機構以外は発明の実施例1で説明したものと同一のため、ここでの説明を省略する。
図9は、Z可動台駆動手段を構成する、第一の駆動手段である第一のZ方向駆動機構3と、第二の駆動手段である第二のZ方向駆動機構4と、切り替え手段との全体を表したものである。
第二のZ方向駆動機構4は、図10に示す通り、Z方向モータ320と駆動伝達手段としてのAギア324と、切り替え手段としてのZ方向クラッチ321と、Z方向送りねじ322と、が設けられる。Z方向送りねじ322には、Z方向ナット323が設けられている。Z方向送りねじ322は、Zサブ可動台315に設けられた保持部により保持されている。Z方向モータ320とZ方向送りねじ322の間にはZ方向クラッチ321が設けられており、本体制御部80からの作動信号により、必要に応じてZ方向モータ320の回転をZ方向送りねじ322に伝達する。Aギア324は、Z方向モータ320の回転を、第一のZ方向駆動機構3に分配する機能を有する。
第一のZ方向駆動機構3は、図11に示す通り、第二のZ方向駆動機構4からの駆動伝達を受けるためのBギア325と、クラッチ機能を内包したZ方向変速機326と、Z方向ラック319と、Z方向ピニオン318と、がZサブ可動台315に備えられている。Z方向変速機326からZ方向ピニオン218へ駆動を伝達するために、Aかさ歯車327とBかさ歯車328が設けられている。Bかさ歯車328はZ方向ピニオン318と係合しており、Bかさ歯車328が回転するとZ方向ピニオン318も回転する。本実施例ではかさ歯車を使用したが、他の駆動伝達手段で代用しても良い。
第一のZ方向駆動機構3はBギア325により駆動を入力されると、本体制御部(不図示)から出力された信号に応じてZ方向変速機326が駆動を伝達したり、遮断したりする。伝達する際は、本体制御部80から出力された信号に応じて任意のギア比が選択可能であるため、Z方向ピニオン318は任意の回転数に選択され、結果としてラックアンドピニオンによる移動速度も任意に選択可能である。
Z方向変速機326は、入力された駆動回転数を任意の駆動回転数に無段階に変換する機構部品であり、一般的にはベルトなどの伝達駆動手段を用いた無段階式変速機などがよく知られているがその他の方式の変速機でも良い。
(駆動切替えの流れ)
第一のZ方向駆動機構3と第二のZ方向駆動機構4との切替えの流れについて実際の検眼で眼圧測定を行ったのちに眼屈折力を測定するフローに沿って説明する。図12は、当該フローについてのフローチャートである。
検眼を開始すると、本体制御部80における演算部82は被検眼に対する測定ユニット106の位置を確認する(ステップS101)。被検眼に対する測定ユニット106の位置は、本体内部から被検眼に光束が照射され被検眼角膜により反射された該光束を本体内部に備えられた撮像素子84により受光し、信号処理部81による信号処理の結果等にて確認する。
該測定ユニット106の位置検出ができたか否かをステップS102において確認する。被検眼角膜により反射された光束を撮像部により受光できず、被検者に対する測定ユニット106の位置が判断できないと判定部83において判定された場合には、受光できる位置まで検者が測定ユニット106を近づけた後に再度測定を開始する。
被検眼角膜により反射された光束を撮像部により受光でき、被検者に対する測定ユニット106の位置が確認されると、ステップS103において被検眼と測定ユニット106との距離dが算出される。続いて、ステップS104において、距離dとあらかじめメモリ95に記憶された閾値Vdとの比較が為される。距離dが閾値Vdよりも大きい場合には、フローはステップS105に進みZ方向モータ320を駆動させる。その時、本体制御部80からZ方向クラッチ321には作動信号は出力されないため、Z方向モータ320の回転はZ方向送りねじ322には伝達されない。一方、Aギア324とBギア325を介して、駆動力はZ方向変速機326まで伝達される。この時、本体制御部80からはZ方向変速機326に作動信号が出力されているため、Z方向ピニオン318が回転し、測定ユニット106はZ方向への移動を開始する。
測定ユニット106の位置合わせ中は、被検眼に対する測定ユニット106の位置を確認する。このために、被検眼角膜により反射された光束を常に本体内部に備えられた撮像素子94で受光し、被検眼と測定ユニット106との距離dの算出、及び再算出されたdと閾値Vdとの比較が再び行われる(ステップS103及びS104)。距離dが依然閾値Vdよりも大きい場合には、フローは再びステップS105への移行を繰り返す。従って、Z方向モータ320の駆動を継続し、Z方向クラッチ321には信号は出力されず、Z方向変速機326には信号が出力された状態が維持される。これにより、ラックアンドピニオン駆動を用いた第二のZ方向駆動機構4によるZ可動台107移動が継続される。
被検眼と測定ユニット106との距離dが前述した閾値Vdと同じ、もしくは小さいと判断された場合には、フローはステップS106に進む。S106では、本体制御部80からの指示によりZ方向モータ320の回転数は下がる。その時、Z方向モータ320の駆動回転数は、第一のZ方向駆動機構3によるZ可動台107の移動速度と第二のZ方向駆動機構4によるZ可動台107の移動速度が略同速度になるように設定される。
Z方向モータ320の回転数が設定回転数まで達し、回転が安定したと判断されると、本体制御部80はZ方向クラッチ321を動作させるための信号を出力する(ステップS107)。略同時に、Z方向変速機326への信号を遮断する。これにより、Z可動台107を移動させるための駆動は、第一のZ方向駆動機構3から第二のZ方向駆動機構4に切り替わる。
本実施例によれば、クZ方向ラッチ321とZ方向変速機326を併用して駆動を切替えることで略同回転での駆動切替えが可能となり、切替え時のショック低減が可能となる。
その後、更に距離dの算出と検査における適正距離(合焦位置)Vaとの比較が行なわれ、位置合わせを継続する(ステップS108及びS109)。ステップS109にて被検眼に対する測定ユニット106の位置が正しい位置であると判断されると、本体制御部80からZ方向モータ320の停止信号が出力される(ステップS110)。これにより、Z方向モータ320の回転は停止する。その後、ステップS111にて眼圧測定を行い、あらかじめ設定された項目に応じた測定値が算出されて表示部にその結果が表示されて眼圧測定が完了する。次にステップS112にて眼屈折力測定を行い、あらかじめ設定された項目に応じた測定値が算出されて表示部にその結果が表示されて、片眼の測定は完了する。
なお、本実施例ではZ方向モータ320を回転するタイミングは眼圧測定前とした。しかし、眼圧測定時あるいは眼屈折力測定時は、必要に応じて被検眼角膜で反射された光束を撮像部にて受光して、被検眼に対する測定ユニット106を確認し、その位置がずれた場合にはZ方向モータ320を必要な量だけ回転させて位置合わせを行っても良い。以上で片眼の測定が完了する。
次にもう一方の眼測定を行うために、左右眼の切替え動作を行う。ここで、実施例1で述べた駆動切り替えの流れの中で、述べたようにX可動台駆動手段とZ可動台駆動手段の構成は同じである。本実施例でも同様であり、X可動台駆動手段においても、送りねじの駆動力となるモータとラックアンドピニオンの駆動力となるモータを1つに集結している。更に、前述したZ可動台駆動手段における駆動切り替えの通り、送りねじを用いた駆動手段には駆動を分配するためのギアを追加し、ラックアンドピニオンを用いた駆動手段には駆動を伝達するためのギアと減速機を用いた点において同様である。従って、ここでの再度の詳細な説明は省略する。
位置合わせ時間の短縮に関しては、先にも述べたように、測定ユニットの上下駆動等の際の駆動速度を変更することが有効である。しかし、実際の被検眼の測定時間においては、位置合わせの時間よりも左右眼測定の切替え時間の方が長い場合もある。また、左右眼測定の切替え時間を短縮させるために、切り替えている途中のモータ回転速度を速めることはできる。しかし、例えば送りねじ駆動のように、駆動させるための負荷トルクが大きい場合は、モータ回転数により切替え時間を短縮させるには許容トルクの大きいモータを使用する必要がある。このため、実際にはコストやスペースの制約から、そのようなモータを採用することが困難な場合がある。
以上述べたように、速い駆動速度で測定ユニットを駆動することが好適な場合には、停止精度的には劣るが速度の点で有利なラックアンドピニオン方式を採用している。また、停止精度が重要な場合にはこの点で好適であるが駆動速度で劣る送りねじ方式を採用している。そしてこれら両方式を組み合わせることにより、位置合わせに要する時間を短く維持しつつ停止精度を高めることを可能としている。これらの組み合わせは、同時に先に述べたモータの必要トルクの点でもメリットがあり、送りねじの駆動モータの駆動トルクが小さく、駆動速度が比較的低速であってもこれを用いることが可能となる。よって、被検眼に対する測定ユニットの位置が遠い場合は、移測定ユニットの移動速度を好適に変化させることが可能となり、測定時間を短縮することが可能になる。
[その他の実施例]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 ベース
101 ジョイスティック
102 X可動台
106 測定ユニット
107 Z可動台
115 Zサブ可動台
116 釦
117 Z方向Aモータ
118 ピニオン
119 ラック
120 Z方向Bモータ
121 クラッチ
122 送りねじ
207 X可動台
215 Xサブ可動台
217 X方向Aモータ
218 ピニオン
219 ラック
220 X方向Bモータ
221 クラッチ
222 送りねじ

Claims (14)

  1. 被検者の被検眼を検眼する検眼手段と、
    前記検眼手段を所定の方向に駆動する第一の駆動機構と、
    前記第一の駆動機構を駆動する第一のモータと、
    前記検眼手段を前記所定の方向に駆動し、前記第一の駆動機構の停止精度よりも高い停止精度を有する第二の駆動機構と、
    前記第一のモータとは異なり前記第二の駆動機構を駆動する第二のモータと、
    前記第一の駆動機構による駆動と前記第二の駆動機構による駆動を切り替える切り替え手段と、を備えることを特徴とする眼科装置。
  2. 前記被検眼と前記検眼手段との位置関係を計測する計測手段を更に備え
    前記切り替え手段は、前記計測手段による計測結果に応じて前記第一の駆動機構による駆動と前記第二の駆動機構による駆動とを切り替えることを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
  3. 前記計測手段による前記計測結果と閾値との大小を判定する判定手段を更に備え
    前記切り替え手段は、前記計測結果が前記閾値より小さいと判定された場合に前記第一の駆動機構による駆動と前記第二の駆動機構による駆動を切り替えることを特徴とする請求項に記載の眼科装置。
  4. 前記被検者から見て前後方向に前記検眼手段を駆動させた場合であって、前記計測結果が前記閾値より小さいと判定された場合に、前記切り替え手段は前記第一の駆動機構による駆動ら前記第二の駆動機構による駆動への切り替えを実行することを特徴とする請求項に記載の眼科装置。
  5. 前記第一のモータと前記第二のモータとは略同時に駆動を開始し、
    前記計測結果が前記閾値より小さいと判定された場合に、前記第一のモータが前記第一の駆動機構を駆動する際の駆動力が減少するように前記第一のモータは制御され、前記切り替え手段は前記第一のモータによる第一の伝達様式から前記第二のモータによる第二の伝達様式に切り替えることを特徴とする請求項3又は4に記載の眼科装置。
  6. 前記切り替え手段は、前記第一の駆動機構と前記第二の駆動機構とを共に駆動させて、前記第一の駆動機構による前記検眼手段の駆動速度と前記第二の駆動機構による前記検眼手段の駆動速度とが略同速度となる場合に、前記第一の駆動機構による駆動から前記第二の駆動機構による駆動の切り替えを実行することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の眼科装置。
  7. 被検者の被検眼を検眼する検眼手段と、
    前記検眼手段を所定の方向に駆動する第一の駆動機構と、
    前記検眼手段を前記所定の方向に駆動し、前記第一の駆動機構の停止精度より高い停止精度を有する第二の駆動機構と、
    第一の伝達機構を介して前記第一の駆動機構に伝達されて前記第一の駆動機構を駆動し、第二の伝達機構を介して前記第二の駆動機構に伝達されて前記第二の駆動機構を駆動する駆動力を供給する駆動源と、
    前記駆動力を前記第一の駆動機構に伝達するための前記第一の伝達機構の使用と、前記駆動力を前記第二の駆動機構に伝達するための前記第二の伝達機構の使用とを切り替える切り替え手段と、を備えることを特徴とする眼科装置。
  8. 前記被検眼と前記検眼手段との距離が閾値以下であるか否かを判定する判定手段と、
    前記距離が前記閾値以下であると判定された場合に、前記第一の伝達機構の使用から前記第二の伝達機構の使用に切り替えるように前記切り替え手段を制御する制御手段と、を更に備えることを特徴とする請求項7に記載の眼科装置。
  9. 左右の被検眼において一方の被検眼から他方の被検眼への前記被検眼の切り替えをする場合に、切り替えられた後の前記被検眼と前記検眼手段との距離が閾値以下であるか否かを判定する判定手段と、
    前記距離が前記閾値以下であると判定された場合に、前記第一の伝達機構の使用から前記第二の伝達機構の使用に切り替えるように前記切り替え手段を制御する制御手段と、を更に備えることを特徴とする請求項7に記載の眼科装置。
  10. 前記第一の伝達機構はクラッチ機能を有する伝達機構であり、
    前記第二の伝達機構はクラッチであり、
    前記切り替え手段は、前記第一の伝達機構により設定された前記第一の駆動機構が前記検眼手段を駆動する第一の駆動速度が前記第二の駆動機構が前記検眼手段を駆動する第二の駆動速度と同じ速度の際に、前記第一の伝達機構の使用から前記第二の伝達機構の使用に切り替えることを特徴とする請求項7乃至9の何れか一項に記載の眼科装置。
  11. 前記第一の駆動機構はラックアンドピニオンを有し、前記第二の駆動機構は送りねじを有し、前記切り替え手段はクラッチを有することを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の眼科装置。
  12. 被検者の被検眼を検眼する検眼手段と、前記検眼手段を所定の方向に駆動する第一の駆動機構と、前記第一の駆動機構を駆動する第一のモータと、前記検眼手段を前記所定の方向に駆動し、前記第一の駆動機構の停止精度よりも高い停止精度を有する第二の駆動機構と、前記第一のモータとは異なり前記第二の駆動機構を駆動する第二のモータと、を備える眼科装置の制御方法であって、
    前記第一の駆動機構による駆動と前記第二の駆動機構による駆動とを切り替える工程を含むことを特徴とする眼科装置の制御方法。
  13. 被検者の被検眼を検眼する検眼手段と、前記検眼手段を所定の方向に駆動する第一の駆動機構と、前記検眼手段を前記所定の方向に駆動し、前記第一の駆動機構の停止精度より高い停止精度を有する第二の駆動機構と、第一の伝達機構を介して前記第一の駆動機構に伝達されて前記第一の駆動機構を駆動し、第二の伝達機構を介して前記第二の駆動機構に伝達されて前記第二の駆動機構を駆動する駆動力を供給する駆動源と、を備える眼科装置の制御方法であって、
    前記駆動力を前記第一の駆動機構に伝達するための前記第一の伝達機構の使用と、前記駆動力を前記第二の駆動機構に伝達するための前記第二の伝達機構の使用とを切り替える工程を含むことを特徴とする眼科装置の制御方法。
  14. 請求項12又は13に記載の眼科装置の制御方法の各工程をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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