JP6312388B2 - 移動型x線撮影装置 - Google Patents

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本発明は、病室等へ移動し、被検体にX線照射を行ってX線撮影を行う移動型X線撮影装置に関する。
X線撮影室に移動することの困難な重度の被検体等に対してX線撮影を行うため、病室等の被検体のベッドサイドに移動して、X線照射と被検体を透過したX線による画像生成とを行う移動型X線撮影装置が知られている。このような移動型X線撮影装置は、一般的に、病院内の通路や病室を移動するための台車部と、X線源を含むX線照射部と、X線照射部を被検体の上方に保持するためのアーム部と、台車部に立設してアーム部を支持するための支柱部とからなる。また、移動型X線撮影装置は、電源部と、電源部からの電気供給およびX線照射等の機器動作を制御するための制御部と有している。また、台車部(本体/筐体)にX線センサ(被検部を透過したX線を検出していわゆるX線画像を出力するためのセンサ)を収納するX線センサ収納部を具えた移動型X線撮影装置もある。
たとえば特許文献1は、可搬型のカセッテを収納するカセッテ収納部を有する移動型放射線撮影装置である。ここでは、カセッテ収納部内にカセッテが挿入される収納袋がセットされ、カセッテが収納された状態で収納袋が取り出せるようにした移動型放射線撮影装置の技術が開示されている。
特開2011−160913号公報
ところで、X線撮影に使用するX線センサは、被検部の近傍や、場合によっては被検部に接触して使用されるものであるにもかかわらず、複数の被検体に対して同一のX線センサが使用される。つまり、X線センサの複数の被検体間の共用により、一人の被検体が保持している菌を別の被検体に感染させてしまう危険性がある。そこで、一般的に、X線センサを1回の検査ごとに、気密性の高い素材からなるいわゆる「使い捨て」の収納袋に収納して使用する感染防止策がとられている。
上記特許文献1に開示される技術によれば、X線センサを収納袋に収納された状態で取り出すことができる。しかしながら、検査技師等のユーザがX線センサを手に持ちながら収納袋に収納する作業は、X線センサの重量が数Kgから十数Kgに及ぶため容易でなく、しばしばX線センサの落下などの危険が想定される。
本発明は、上記のような従来技術における課題を解決するためになされたものであり、収納袋にX線センサを収納する作業を行うことを容易にし、X線センサを安全に取扱うことが可能な移動型X線撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る移動型X線撮影装置は、X線を照射するX線照射部と、X線照射部とともに移動可能な台車部と、X線を検出するX線センサを載置するX線センサ載置部とを備え、X線センサ載置部は、少なくとも三方の開口を有している。
本発明によれば、収納袋にX線センサを収納する作業を行うことが容易となり、X線センサを安全に取扱うことが可能な移動型X線撮影装置を提供することができる。
本発明の移動型X線撮影装置の概略構成図である。 本発明の移動型X線撮影装置の概略構成図である。 本発明の移動型X線撮影装置がX線撮影を行っている状態を説明する図である。 本発明の移動型X線撮影装置のX線センサ載置部に載置されているX線センサにユーザが収納袋をかぶせている状態を説明する図である。 本発明の移動型X線撮影装置の実施例2を説明する図である。 本発明の移動型X線撮影装置の実施例3を説明する図である。 本発明の移動型X線撮影装置の実施例3を説明する図である。 本発明の移動型X線撮影装置の実施例3の判断・処理の流れを説明するフロー図である。 本発明の移動型X線撮影装置の実施例4を説明する図である。 本発明の移動型X線撮影装置の実施例4を説明する図である。 本発明の移動型X線撮影装置の実施例4の判断・処理の流れを説明するフロー図である。
<実施例1>
図1、図2に、本発明の移動型X線撮影装置の概略構成図を示す。
移動型X線撮影装置100は、筐体と複数の車輪101を含む台車部102と、X線源103を含むX線照射部104と、X線照射部104を被検体の上方に保持するためのアーム部105と、台車部102に立設してアーム部105を支持するための支柱部106と、X線照射部104等に電気供給を行う電源部(不図示)と、電源部107からの電気供給およびX線照射等の機器動作を制御するための制御部(不図示)と、被検体を透過したX線に基づくX線画像を表示するディスプレイ(不図示)を含む操作部110と、移動型X線撮影装置100を移動させるためにユーザが把持する把持部111と、台車部102を略水平に切り欠いた部分に構成され、X線センサ200を載置するためのX線センサ載置部112と、X線センサ200を収納して使用する感染防止用の収納袋を収容する収容部121とからなる。収容部121は、X線センサ載置部112の近傍に設置されており、複数の収納袋を収容することができる。ユーザは、収容部121から収納袋を引き出すことにより、収納袋を使用することができる。
X線センサ載置部112は、台車部102(本体/筐体)を略水平に切り欠いたものであって、少なくともその三方を開口している。具体的には、台車部102の後側面(把持部111側)及び左右側面を開口している。なお、左右側面を開口は、全て開口する必要はなく、一部閉ざされていてもよい。また、移動型X線撮影装置100は、X線センサ載置部112の開口を開閉する開閉扉113を有している。また、X線センサ載置部112は、X線センサ載置部112の開口からのX線センサの挿入を検知する検知機能、X線センサ載置部内部を滅菌する滅菌部を有していてもよい。なお、それぞれの機能については、後述する。制御部は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成され、ROMに格納されている各種制御プログラムを読み出してRAMに展開し、各部の動作を制御する。
図1、図2はX線撮影を行っていない状態(移動時または待機時)での概略構成図であり、X線センサ載置部112内にX線センサ200が載置されている。図1は移動型X線撮影装置100の側面を示す図であり、図2は移動型X線撮影装置100の後側面(背面)を示す図である。図2は、図1における移動型X線撮影装置100の右側面図である。
ここで、X線センサ200を載置するためのX線センサ載置部112は、X線センサ200を載せる台座部120を有している。台座部120上面は、X線センサ200に接触する。台座部120は錐台であり、例えば、角錐台である。具体的には、台座部120の上面よりも底面の方が広い角錐台である。また、台座部120の上面は、X線センサ200よりも小さい。台座部120の上面の面積は、X線センサ200の面積よりも小さいと言い換えることもできる。
台座部120の上面はX線センサ200よりも小さいため、X線センサ200を台座部120に載せると、X線センサ200の端部が台座部120から突出した状態となる。具体的には、図1に示すように、X線センサ200が台座部120に載せられ、X線センサ200の一端がX線センサ載置部112の壁面に接触し、X線センサ200の他端が台座部120から右側に突出した状態となる。また、図2に示すように、X線センサ200が台座部120に載せられた場合、X線センサ200の両端部が台座部120から突出した状態となる。
よって、ユーザはX線センサ200が突出した端部に収納袋の開口を掛けることができるため、X線センサ200を収納袋に収納することが容易になる。
また、X線センサ載置部112内にX線センサ200が載置された状態で、X線センサ載置部112の開口が開閉扉113により閉じられる。閉じられた開閉扉113によってX線センサ200がX線センサ載置部112の内部に固定される。よって、X線センサ200に衝撃を与えることなく、移動型X線撮影装置100を移動することができる。ユーザは、操作部110を用いて開閉扉113の開閉を操作する。制御部は、操作部110の操作に基づいて開閉扉113の開閉を制御する。
開閉扉113が閉じられている状態で、ユーザは把持部111を押しまたは牽引して、移動型X線撮影装置100を撮影場所(病室など)に移動させる。撮影場所に到着すると、ユーザは操作部110を操作して、開閉扉113を開ける。そして、X線センサ載置部112に載置されているX線センサ200を収納袋に収納してX線センサ載置部112から取り出し、被検体の被検部の下にあてがう。
そして、ユーザは、操作部110を用いて、被検体の被検部に対するX線照射の位置および向き、照射範囲、照射出力等の調整を行う。すなわち、支柱部106を伸縮し、またアーム部105を移動してX線照射部104を被検部の上方(被検部を挟んでX線センサ200の反対側)に保持させ、X線照射部104の照射方向を被検部およびX線センサを向くようにする。また、ユーザは、X線照射部104のコリメータにより照射範囲を調整する。
そして、ユーザは、操作部110のディスプレイにより照射出力を含む各種の値が適切かどうかを確認し、X線照射スイッチを操作してX線照射を開始する。
図3は、本発明の移動型X線撮影装置100でX線撮影を行っている状態を説明する図である。
図3には、移動型X線撮影装置100の他に、被検体P、寝台Bが図示されている。被検体PにあてがわれたX線センサ200は、X線照射部104より照射され被検部を透過したX線を検出して、X線画像を生成するため電気信号を出力する。この電気信号はX線センサ200内部、または、移動型X線撮影装置100の制御部で、以下のようにX線画像に生成される。すなわち、電気信号はアンプで増幅され、A/D変換によりディジタル画像に変換され、ゲイン補正、シェーディング補正、撮影部位に応じた階調処理、強調処理等の様々な画像処理が施され、X線画像に生成される。生成されたX線画像は、X線センサ200内の記憶手段または記憶媒体、もしくは、移動型X線撮影装置100内の記憶手段または記憶媒体に記憶される。つまりいずれの場合も、ひとつのX線センサに対して複数のX線画像を記憶することができ、同一のX線センサを複数のX線撮影に使用することが可能である。
最初のX線撮影の後、別の被検体P’に対してX線撮影をする際は以下のようにする。まず、ユーザは、X線センサ200を、最初の被検体Pの下から収納袋に収納したまま取り出し、次に収納袋からX線センサ200を取り出す。そして、ユーザは、X線センサ200をX線センサ載置部112内に載置する。被検体P’が別の場所にいる場合は、開閉扉113を閉じてアーム部105等を移動時の状態にし、ユーザは移動型X線撮影装置100を移動させる。別の撮影場所に到着すると、ユーザは操作部110を操作して開閉扉113を開け、X線センサ200を新たな収納袋に収納してX線センサ載置部112から取り出し、被検体P’にあてがう。このようにして被検体Pから別の被検体Pへの感染の危険性を低減することが可能となっている。
図4は、X線センサ載置部112に載置されているX線センサ200に対してユーザが収納袋122をかぶせている状態を示す、本発明の一実施態様に係る移動型X線撮影装置100の使用状態図である。
図において、X線センサ200はX線センサ載置部112内に略水平に載置されている。台車部102の後方面および左右側面を開口している。ユーザは、収納袋の左右を持ってその開口部分にX線センサ200の一端を入れ、そのまま台車前方に向けて収納袋122を移動させると、収納袋122内にX線センサ200を収納させることができる。つまり、ユーザは、X線センサ200に触れることなくX線センサ載置部112内に載置したまま収納袋122に収納することができる。また、ユーザは、X線センサ200が突出した端部に収納袋122の開口を掛けることができるため、X線センサ200を収納袋122に収納することが容易になる。つまり、衛生的かつ安全に作業を行うことが可能となる。
以上、本実施例の移動型X線撮影装置によれば、X線を照射するX線照射部104と、X線照射部104とともに移動可能な台車部102とを備え、台車部102は、X線を検出するX線センサ200を載置するX線センサ載置部112を有し、X線センサ載置部112は、少なくとも三方の開口を有している。よって、収納袋122にX線センサ200を収納する作業を行うことが容易となり、X線センサ200を衛生的かつ安全に取扱うことができる。
<実施例2>
実施例2として、X線センサ載置部112にX線センサ200の端部を固定する着脱可能なストッパ300を備える移動型X線撮影装置の例について図5を用いて説明する。X線センサ200は様々なサイズがある。図5の形態では、図1のX線センサ200より小さいサイズのX線センサ201を用いている。
台座部120の上面はX線センサ201よりも大きいため、X線センサ201を台座部120に載せると、X線センサ201の端部が台座部120から突出しない。そこで、X線センサ201の端部が台座部120から突出するように、ストッパ300を台座部120の上面に設置する。ストッパ300は棒状の部材であり、X線センサ200の一端を固定する部材である。ストッパ300は、X線センサ載置部112(台座部120上面)に対して取り外し可能である。
ストッパ300を設置した状態でX線センサ201を台座部120に載せると、X線センサ201の端部が台座部120から突出するようになる。具体的には、図5に示すように、X線センサ200が台座部120に載せられ、X線センサ200の一端がストッパ300に接触し、X線センサ200の他端が台座部120から右側に突出した状態となる。
なお、ストッパ300は、台座120上をスライドするスライド機構を有していてもよい。スライド機構によって、ユーザはX線センサ200のサイズに合わせてストッパ300をスライドすることができる。
よって、ユーザは、X線センサ200のサイズにかかわらず、X線センサ201が突出した端部に収納袋の開口を掛けることができるため、X線センサ201を収納袋に収納することが容易になる。
なお、上記では、ストッパ300が取り外し可能な例を示したが、台座部120の開口部側の一部が取り外し可能となっていてもよい。台座部120の一部が取り外されると、台座部120の上面をX線センサ201よりも小さくすることができる。よって、X線センサ201の端部が台座部120から突出するようになる。
<実施例3>
実施例3として、X線センサ載置部の開口近傍に開閉扉を有する移動型X線撮影装置の例について説明する。
図6、7は、本実施例による移動型X線撮影装置100における、X線センサ載置部112の開口近傍を示す斜視図であり、図6は全ての開閉扉が閉じている状態、図7は全ての開閉扉が開いている状態を示している。
図において、開閉扉113a〜113cは上下方向に開閉する扉である。開閉扉113a〜113cは、それぞれ個別に開閉することができる。具体的には、開閉扉113aが台車部102の左側面の開口に設けられている。開閉扉113bが台車部102の後側面の開口に設けられている。開閉扉113cが台車部102の右側面の開口に設けられている。また、挿入検知部114a〜114cは、X線センサ200が挿入されたことを検知する機能を有し、それぞれの開口の近傍に設けられている。
図8は、本実施例による移動型X線撮影装置100が開閉扉の開閉を制御する判断・処理の流れを説明するフロー図である。
初期状態、すなわち、移動時や待機時など、本発明の移動型X線撮影装置100がX線撮影を行っていない状態では、全ての開口に対する開閉扉が閉じられている。移動時におけるX線センサ200のX線センサ載置部112からの脱落や、待機時におけるX線センサ200の持ち去りを防止するためである。ユーザにより、操作部110に対する所定の操作(機械式または電子式による解錠操作を含む)がなされると(S501)、制御部は全ての開閉扉113a〜113cを開くように制御する(S502)。これにより、ユーザが、X線センサ200を収納袋に収納して取り出すことが可能になる。
X線センサ200がX線撮影に使用された後、再びX線センサ載置部112に載置されるために、ユーザにより、台車部102の左右または後のいずれかの開口から挿入されると、その開口近傍の挿入検知部(114a、bまたはc)がこれを検知することとなる(S503)。そうすると、制御部は、X線センサ200の挿入が検知された開口以外の開口を開閉する開閉扉(113a、bまたはc)を閉じるように制御する(S504)。このことにより、ユーザが挿入しているX線センサ200が、挿入している開口以外の開口から脱落することを防止することができる。また、挿入検知部113がX線センサ200の挿入が終了したこと、すなわち、X線センサ200がX線センサ載置部112に載置されたことを検知したときは(S505)、その挿入された開口を開閉する開閉扉を閉じるように制御する(S506)。これにより、再び、すべての開閉扉が閉じられたこととなり、移動時におけるX線センサ200のX線センサ載置部112からの脱落や、待機時におけるX線センサ200の持ち去りを防止することができる。
<実施例4>
実施例4として、X線センサ載置部112の内部に紫外線照射部(滅菌部)を有する移動型X線撮影装置の例について説明する。
図9は、本実施例による移動型X線撮影装置100におけるX線センサ載置部112の内部の概略構成図である。X線センサ載置部112は天板601、底板602、X線センサ200を保持するボールガイド603、紫外線を照射する紫外線照射部604より構成される。ボールガイド603は天板601および底板602に設けられ、X線センサ200が載置されているときはX線センサ200に点接触してこれを保持している。また、X線センサ200が挿入または抜き去られるときは回転し、X線センサ200のX線センサ載置部112内の上下動を抑制しながら水平移動を円滑にする。紫外線照射部604は、たとえば数本〜十本程度の直管型紫外線灯を平行に配置したものであり、X線センサ載置部112に載置されたX線センサ200に対して紫外線を万遍なく照射する。細菌のDNA(Deoxyribonucleic acid)の吸収スペクトルである波長260nm付近の紫外線は、細菌DNAを損傷し増殖機能を奪うため、細菌を不活化する。すなわち、このような構成により、X線センサ200を移動型X線撮影装置100に載置しながら、紫外線照射部(滅菌部)による滅菌処理を行うことが可能となる。
図10は、本実施例による移動型X線撮影装置100に使用可能なX線センサ200の内部構成図である。X線センサ200は、紫外線により発電する紫外線発電部708と、紫外線発電部の発電を蓄電する蓄電部705とを有する。
図において、X線センサ200は、X線透過材によるケーシング701、被検体によるX線の散乱を除去するグリッド702、被検体を透過したX線を検出する変換パネル703、X線のバック散乱線を吸収する吸収板704、蓄電部705、X線センサ200内を制御するX線センサ制御部706、X線から電気信号に変換された情報を含む信号を記憶手段または記憶媒体もしくは外部に向けて出力するためのI/F(インタフェース)707、紫外線を受けて発電する紫外線発電部708より成る。
変換パネル703は、一般に、X線を感知して電荷を発生させるアモルファスセレン(a−Se)等の物質からなる光電変換層を行列状の薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor)のアレイの上に配置した構造を有し、発生した電荷を蓄積容量に蓄積した後、各行毎に薄膜トランジスタを順次オンにして、電荷を画像信号として読み出している。
また、紫外線発電部708は、紫外線により発生した電荷を集積して起電力を生じさせる、いわゆる「太陽電池」である。
ところで、たとえばアモルファスセレン(a−Se)のバンドギャップは2.0eVであるから、波長620nm以下の紫外線を吸収する。したがって、ケーシング701の全部または一部が紫外線を透過するものにして、変換パネル703を紫外線発電部708に共用することも可能である。
図11に、本実施例による移動型X線撮影装置100において、X線センサ載置部112に載置されたX線センサ200に対して、紫外線照射による滅菌と充電とを同時に行う判断・処理の流れを説明するフロー図を示す。
ユーザによりX線センサ200がX線センサ載置部112に載置されたことを検知すると(S801)、制御部は全ての開閉扉を閉じるように制御する(S802)。そして、紫外線照射部604より紫外線照射を開始する(S803)。また、制御部のタイマーTの計時を開始する(S804)。十分な滅菌をするために必要な、所定の時間T1が経過すると(S805)、紫外線照射を終了する(S806)。このことにより、X線センサ200の滅菌と充電とを、共通の機構・構成により同時に行うことのできる移動型X線撮影装置を提供することが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、ユーザは、X線センサをX線センサ載置部内に載置したまま収納袋に収納することができる。また、ユーザは、X線センサを、挿入している開口以外の開口から脱落することを防止しながら、X線センサ載置部に載置させることができる。また、X線センサの滅菌と充電とを、共通の機構・構成により同時に行うことが可能となる。そこで、X線撮影に使用するX線センサの衛生的かつ安全な取扱いをすることが可能な移動型X線撮影装置を提供することができることとなる。

Claims (12)

  1. X線を照射するX線照射部と、
    前記X線照射部とともに移動可能な台車部とを備え、
    前記台車部は、X線を検出するX線センサを載置するX線センサ載置部を有し、
    前記X線センサ載置部は、少なくとも三方の開口を有し、前記開口近傍にそれぞれ開閉扉を備えることを特徴とする移動型X線撮影装置。
  2. 前記X線センサ載置部は、前記台車部を略水平に切り欠いたものであり、前記台車部の後側面及び左右側面を開口していることを特徴とする請求項1記載の移動型X線撮影装置。
  3. 前記X線センサ載置部は、前記X線センサを載置する錐台の台座部を有していることを特徴とする請求項1記載の移動型X線撮影装置。
  4. 前記X線センサを前記台座部に載置すると、前記X線センサの端部が前記台座部から突出した状態となることを特徴とする請求項3記載の移動型X線撮影装置。
  5. 前記X線センサを収納して使用する感染防止用の収納袋を収容する収容部を備え、前記収容部は、前記X線センサ載置部の近傍に設置されていることを特徴とする請求項1記載の移動型X線撮影装置。
  6. 前記X線センサ載置部の開口近傍にそれぞれ、X線センサの前記X線センサ載置部への挿入を検知する挿入検知部を備えることを特徴とする請求項1に記載の移動型X線撮影装置。
  7. 前記X線センサ載置部の開口近傍にそれぞれ開閉扉を備え、前記挿入検知部が前記X線センサの挿入を検知したときは、当該挿入検知部の近傍の開口以外の開口に位置する開閉扉を閉じるように制御する制御部を備えることを特徴とする請求項に記載の移動型X線撮影装置。
  8. 前記X線センサ載置部は、前記X線センサ載置部の内部を滅菌する滅菌部を有していることを特徴とする請求項1に記載の移動型X線撮影装置。
  9. 前記X線センサ載置部は、前記X線センサの端部を固定する着脱可能なストッパを備えることを特徴とする請求項1に記載の移動型X線撮影装置。
  10. 前記台座部の一部が取り外し可能であることを特徴とする請求項3記載の移動型X線撮影装置。
  11. 前記X線センサは、紫外線により発電する紫外線発電部と、前記紫外線発電部の発電を蓄電する蓄電部とを有することを特徴とする請求項1に記載の移動型X線撮影装置。
  12. X線を照射するX線照射部と、
    前記X線照射部とともに移動可能な台車部とを備え、
    前記台車部は、X線を検出するX線センサを載置するX線センサ載置部を有し、
    前記X線センサ載置部は、少なくとも三方の開口を有し、前記X線センサを載置する錐台の台座部を有していることを特徴とする移動型X線撮影装置。
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