JP6312244B2 - 肥料散布機 - Google Patents

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Description

本発明は、化成肥料、有機肥料等の被散布物を貯留するホッパを備え、このホッパから落下させた被散布物を散布部によって拡散散布する肥料散布装置に関するもので、詳細には点検や残留肥料等の除去のためにホッパ部を解放するためのホッパ支持構造に関するものである。
肥料を貯留するホッパを備え、ホッパの底部に肥料落下口及び肥料落下量調整を可能とする散布量調整部を設け、その下方に落下させた肥料を拡散散布させる散布部を有したトラクタ等の走行車に装着して使用される肥料散布機は、ホッパ下方部に位置する散布量調整部や散布部には、肥料等が付着して堆積する場合や、肥料の付着により腐食等が起こるため、作業都度或いは定期的に肥料の取り除きや洗浄等の点検等メンテナンスを行う必要がある。この場合、ホッパ底部が解放されると効率よく作業ができる。このため、従来より知られている技術として、例えば、実開昭56−010324号公報(特許文献1)の「肥料散布機」の場合、ホッパを専用の工具を用いずに容易にホッパを取り外せる構造としたものが開示されている。また、実開昭58−052917号公報(特許文献2)の「肥料散布機」や、特開2008−245594号公報(特許文献3)の「肥料散布機のホッパの支持構造」では、ホッパを取り外さずに回動させてホッパ底部や散布量調整部の上面部を解放するように構成した肥料散布機が開示されている。
実開昭56−010324号公報 実開昭58−052917号公報 特開2008−245594号公報
特許文献1の「肥料散布機」は、肥料を貯留するホッパのフレームへの取付部が専用の工具を用いずに容易に取り外せる構造となっているが、取り外すにはホッパ部を持ち上げて取り外す必要があるため、重量が重いホッパの場合一人では容易に取り外しできない問題がある。
また、特許文献2の「肥料散布機」の場合、ホッパの背面にU型の金具を設け、この受け部である横部材をフレーム側に設けてホッパを反転自在とし、前面にホッパの反転を固定する止金具を設けている。ホッパの反転は容易に行えるが、ホッパの保持部が背面と前面の2カ所であり、肥料が投入されたときにホッパの膨らみ等を抑えて強度を保持するためには、ホッパの厚さをある程度厚くする必要があり、重量が重くなる問題がある。また、背面側に回動するため、保持するための横部材等をフレーム後方側に設ける必要があり、フレームの重量が重くなり製造コストも不利となる問題がある。さらに、背面側(進行方向後方側)にホッパが回動した状態となるため、散布量調整部や散布部の点検等を行う場合に、トラクタ側のフレームとホッパに挟まれた空間部において行わなければならず、容易に効率よく点検作業等を行うことができない問題がある。肥料散布機自体の重量が大きくなると、トラクタ等の走行車後方に装着して使用する場合、前輪側が軽くなり走行操舵に支障がでるため、ホッパに投入できる肥料の量も制限が出て効率よい作業が行えない問題がある。このため重量をできるだけ軽量に肥料散布機を構成する必要がある。
特許文献3の「肥料散布機のホッパ支持構造」の場合、ホッパを支持する支持部は散布状態側支持部と、これと離間した位置にありホッパが倒れた状態で支持される除去状態側支持部と、この間を案内する案内部を設けた構造となっている。第1形態の場合、ホッパを倒す動作に対して梃子の作用を与える支点部がホッパ下端部にあるため、切替時の案内部を移動させるときには比較的容易に切替が可能であるが、第2形態や第3形態の構成では梃子の作用を与える支点部が支持部7の部分にあり、案内部7C’を移動させるときはホッパを持ち上げる動作が必要であり、ホッパの重量を支えながら切替を行うこととなり、容易には切替を行えない問題がある。また、支持部7がホッパの左右方向の両側にあり、切替動作ごとに両側のロックハンドル81や蝶螺子8Kを操作する必要があり、煩わしい動作が必要な問題がある。
本発明の目的は、ホッパの解放が容易であり、散布量調整部や散布部の点検等がやりやすく、シンプルな構造で軽量な肥料散布機を提供することにある。
前記課題を解決するために請求項1の発明は、トラクタに連結可能に設けたメインフレームに、肥料を投入可能であるホッパと、ホッパ下方に設けられホッパ底部から落下させた肥料を拡散散布する散布部と、ホッパと散布部との間に設けられ肥料の落下量を調整する散布量調整部を設けた肥料散布機において、前記ホッパは、ホッパ底端部が前記散布量調整部のホッパ側受皿に嵌合されているとともに、ホッパ側面部が第1保持部と第2保持部と第3保持部の少なくとも3か所で前記メインフレームに保持されていて、前記第1保持部と前記第3保持部は前記ホッパを挟んで相対する位置に設けられていて、第1保持部は、ホッパ側面部に固着して取り付けられたホッパ側ブラケットを有していて、該ホッパ側ブラケットの下方部には回動支点軸を有していて、該回動支点軸によりトラクタ進行方向と平行の水平方向にホッパを保持してメインフレームに回動自在に連結されていて、前記回動支点軸の位置は、前記ホッパ下端部のホッパ側受皿へのホッパ挿入部が回動とともに抜けれる位置である前記ホッパ下端部に近い高さに設けられていて、前記第2保持部は相対して当接する当接部をメインフレーム側とホッパ側にそれぞれ接離可能に備え、前記第3保持部はメインフレーム側とホッパ側にそれぞれ設けられた係合部が係合及び係合解除可能であるとともに、係合解除を阻止する固定手段を備えていて、前記ホッパは前記第3保持部の前記固定手段を解除することにより第1保持部の回動支点軸を中心にトラクタ進行方向と直交する方向に回動可能で、前記ホッパは前記第1保持部側に略90度角回動することで前記ホッパを側方に回動させ倒した状態となることを特徴とした肥料散布機である。
本発明によれば、ホッパ側面部が第1保持部と第2保持部と第3保持部の少なくとも3か所でメインフレームに保持されていることにより、ホッパ内に投入された肥料の重量を十分に保持することが可能で、ホッパを軽量に構成できる。また、第3保持部の固定手段のみを解除することで第1保持部の回動支点軸を中心にトラクタ進行方向と直交する左右方向にホッパを回動可能である構成により、ホッパの解放が容易に行え、散布量調整部や散布部の点検等を行う場合に、側方や後方から行えるため容易に作業が行える。このような構成によってシンプルで軽量な肥料散布機が提供できる。
本発明の肥料散布機の右側面図である。 本発明の肥料散布機の断面した右側面図である。 本発明の肥料散布機の正面図である。 本発明の肥料散布機のホッパをトラクタ進行方向と直交する方向の側方に回動した状態の正面図である。 本発明の肥料散布機のホッパをトラクタ進行方向と直交する方向の側方に回動した状態の側面図である。
実施の一形態を、図1乃至図5に基づいて説明する。図1は、本発明の肥料散布機の右側面図である。肥料散布機1は、上方中央部に被散布物を貯留するホッパ3を備え、ホッパ3の底部開口から落下させた肥料等の被散布物をその下方部に位置させた散布部4により飛散散布させる。ホッパ3底部開口と散布部4との間には散布量調整部5が設けられ、散布部4に落下する被散布物の落下量を調節する構造となっている。これらはトラクタ(図示せず)に装着するための装着部を図1の左側前方部に設けたメインフレーム2により保持されている。装着部は、トラクタの後方に設けた装着用三点リンク(図示せず)に装着するため、トラクタロワリンク(図示せず)と連結する下方部左右に水平方向に突設するロワリンクピン20と中央部上方に設けたトラクタトップリンク(図示せず)と連結するための左右水平方向のトップリンクピン孔21を備えている。本例においては、図1の左側を前方部、右側を後方部という。
図2は、肥料散布機1の断面した右側面図である。ホッパ3は、下方が窄まった漏斗形状をなし、その上面は開口している。ホッパ3内には、被散布物としての肥料等が貯留される。ホッパ3の底部には、散布量調整部5が設けられ、散布量調整部5は複数の肥料落下口を設けたホッパ側受皿50と、ホッパ側受皿50下方面に当接するとともにホッパ3中心部を中心として水平周方向に摺動回動するシャッタ板51が設けられている。シャッタ板51は水平方向に摺動回動することでホッパ側受皿50の肥料落下口と重合して開口度合いを変化させ被散布物の落下量を調整する開口調整孔を有し、メインフレーム2前方部に設けられトラクタ運転席より操作できるシャッタ作動部52のシャッタレバー520の操作により調整可能に設けられている。シャッタ板51は、下方面中央部に当接させて設けたシャッタボス510により、ホッパ側受皿50とに挟持され回動自在に保持されている。
ホッパ側受皿50は、ホッパ3側に凹部の解放側を向け上方端部に水平方向の鍔部を有した皿状となっていて、メインフレーム2側に鍔部の一端が固定されて保持されている。また、ホッパ3の下端部は、ホッパ側受皿50の凹部立ち上がり部に嵌合できるように垂直方向の面を有したリング状部32が形成されて挿入されている。ホッパ3の上部の漏斗状形状の斜面の延長部のみを当接させるより、垂直方向のリング状面を設けることにより、肥料のホッパ側受皿50との接続部からの肥料の漏れが防止できる。
シャッタ作動部52は、メインフレーム2に設けた進行方向と直交する水平方向のレバー回動支点軸を中心に前後に回動するシャッタレバー520と、シャッタレバー520の下方回動端とシャッタ板51とを連結するシャッタロッド521と、シャッタレバー520の回動量に比例したシャッタ板51のシャッタ開度目盛を設けシャッタレバー520をガイドするシャッタ開度目盛板522を備える。
シャッタレバー520は、側面視くの字状で中間屈折頂部近傍の回動支点孔がメインフレームに設けたレバー回動支点軸に嵌合されて前後に回動し、上方端部に作業者が操作する握り部を軸方向に出入可能に備え、下方回動端部にシャッタロッド521が回動自在に連結されている。シャッタロッド521の他方端はシャッタ板51の外周部に設けた連結板に連結されている。シャッタレバー520の上端部が肥料散布機1の前方側に引き下げられると、シャッタロッド521が後方側に押され、シャッタ板51がホッパ3中心部と同一に設けた駆動ケース6の出力軸61回転中心を中心に回動する。これに伴い、シャッタ板51の開口調整孔とホッパ側受皿50の肥料落下口が重合して開口し肥料が落下される。レバー回動支点軸より上方の上方握り部下方には、前記シャッタ開度目盛板522がメインフレーム2に固着されて設けてあり、作業者はシャッタ開度目盛板522に設けたシャッタ開度目盛の回動位置でシャッタ板51の回動位置及び開口量が確認できる。シャッタ作動部52は、この実施例では手動からなるが、手動によらず電動モータ等により作動させる構成としてもよい。電動作動の駆動によって動かす技術は既知のものであり、その説明を省略する。
散布量調整部5下方には、散布部4が設けられていて、散布量調整部5から落下した肥料を水平回転する散布板40により拡散散布する。散布板40の上面には、回転軸芯に対し放射状に配置され垂設された散布羽根41が複数設けられていて、落下した肥料等が飛散され遠心力により遠方まで散布される。また、散布板40の前方側(図2の左側)と上面側は散布部カバー42で覆われていて、後方側(図2の右側)に扇状に散布が行われる。
散布板40は、その下方に位置して設けられた駆動ケース6の出力軸61に散布板40に固着した散布板ボス400を介して取り付けられていて、駆動ケース6に走行車等から入力された動力で駆動される。駆動ケース6は、板金製のケースである駆動ケース本体66に、トラクタ等の走行車への装着部側の前方を向いて一端を突設して設けた入力軸60と、入力軸60と直交して上方を向けて一端を突設した出力軸61が設けられている。入力軸60は、駆動ケース本体66内において、内端部にベベルギヤ63を平行キー603によって固着していて、直交する出力軸61に同じく平行キー603によって固着されたベベルギヤ63と噛合している。また、ベベルギヤ63と隣接して設けた入力軸ベアリング600とさらにスペーサー602を挟んで設けた入力軸ベアリング600によって入力軸60は回転自在に保持されていて、駆動ケース本体66外側部はオイルシール601が設けられ密封されている。一方、出力軸61は、下方端部を駆動ケース本体66内の出力軸ベアリング610と、同じく上方部の前記ベベルギヤ63と隣接して設けた出力軸ベアリング610とで回転自在に保持されている。出力軸61の駆動ケース本体66からの突設基部は防塵カバー64によって被覆されている。
出力軸61の突出部には、前記散布板40の散布板ボス400が取付けられ、さらに、散布板40と散布部4を貫通した上方の端部にはホッパ3内に設けたアジテータ31が連結される。アジテータ31は、ホッパ3内の肥料等がホッパ側受皿50の肥料落下口から流下しやすいようにホッパ側受皿50に接近した位置で回転して肥料を撹拌移動させる。
駆動ケース本体66は、全体が板金製で成型されていて、入力軸60の回転軸芯を通る水平面で上下に分割されている。分割面にはそれぞれフランジ部62が形成され、該フランジ部62は上下に分割された駆動ケース本体66を圧着させるための締結部材用孔と駆動ケース本体66を肥料散布機1のメインフレーム2に固定するための固定用孔とを設けている。メインフレーム2の駆動ケース6の取付面は水平面を有した板金製で、駆動ケース本体66のフランジ部62から下方側へ突設した部分が干渉しないように切り欠かれた状態となっていて、下方側の駆動ケース本体66のフランジ部62の下方を向いた面が当接され、固定用孔とメインフレーム2側の孔とにボルトを挿通してナットで締め付けて固定される。
メインフレーム2の装着部によってトラクタに肥料散布機1を装着し、駆動ケース6の前方に突設した入力軸60にユニバーサルジョイント(図示せず)を連結し、これの他端をトラクタ(図示せず)に設けられたPTO軸(図示せず)に連結することによりトラクタ等の走行機からの動力が入力可能となる。入力軸60に入力されたトラクタからの回転動力は、入力軸60に固着されたベベルギヤ63を介して、直交して設けた出力軸61に伝達され、出力軸61に取付けられた散布板40を回転駆動する。駆動ケース6全体は、入力軸60前方部が解放された駆動ケースカバー65によって覆われて回転部を保護している。メインフレーム2の左右側方下方部にはそれぞれスタンド22が着脱可能に設けられていて、トラクタからの装着が外されたときに使用するもので、移動可能にキャスター輪が設けられている。
ホッパ3の下端部の垂直方向の面を有したリング状部32は、ホッパ側受皿50の凹部立ち上がり部に挿入されているとともに、ホッパ側面部が第1保持部7と第2保持部8と第3保持部9の3か所で前記メインフレーム2に保持されている。
図3は、本例の肥料散布機1の正面図を示したもので、トラクタへの装着側から見た状態の肥料散布機1の前方部を示している。第1保持部7は、図3に示すホッパ3左側側面部を保持していて、ホッパ3に固着して取り付けられたホッパ側ブラケット71の下方部に設けた回動支点軸70によりメインフレーム2に回動自在に連結されている。回動支点軸70は、トラクタ進行方向と平行の水平方向に設けられていて、ホッパ3は回動支点軸70を中心にトラクタ進行方向と直交する方向の側方に回動可能である。本例においては、略90度角回動可能である。回動支点軸70の位置は、ホッパ3下端部の前記リング状部32がホッパ側受皿50への挿入部がホッパ3回動とともに抜けれる位置に設ける。
第2保持部8は、ホッパ3前方側面部を保持していて、ホッパ3側に固着して取り付けられたホッパ側当接ブラケット800に、図3の状態で下方を向く水平の平面部を設け、これと相対して当接する平面部をメインフレーム2に設け、当接部80を構成してホッパ3及びホッパ3内に投入された肥料等の重量を支える。メインフレーム2側の当接面には上方に突設した丸棒状のガイドピン23が設けられ、相対するホッパ側当接ブラケット800の当接面にはガイドピン23が嵌合できるガイド孔が設けられていて、ホッパ側当接ブラケット800とメインフレーム2側が当接すると、ガイドピン23がガイド孔に嵌合され前後左右の位置決めピンとして作用する。当接部80は、本例のように平面部を形成せずに凹凸状に嵌合する等の互いに当接してホッパ3側の重量を支えれる形状であればよい。
第3保持部9は、図3に示すホッパ3右側側面部を保持していて、ホッパ3に固着して取り付けられたホッパ側係合ブラケット900と、これと係合するメインフレーム2側に固着されたフレーム側係合ブラケット901と、これらの係合を固定又は解除する固定手段であるハンドル91とで構成されている。ホッパ側係合ブラケット900は、ホッパ3側面への取付部から下方に垂設した進行方向と平行の面を備え、この面には、図3に示すホッパ3外方向に向けた水平方向の係合ピン902が突設されていて、係合ピン902外周には、前記ハンドル91のボス部に設けたネジ孔が螺合できるネジが設けてあり、ハンドル91は係合ピン902に螺合され保持されている。フレーム側係合ブラケット901には係合ピン902が上方より挿入できるU型の係合ミゾ903が設けられていて、係合ピン902がU型の係合ミゾ903に挿入された状態でハンドル91を回して締め付けると、ホッパ側係合ブラケット900とフレーム側係合ブラケット901が締め付けられ係合が固着された状態となり、ホッパ3及びホッパ3内に投入された肥料等の重量を支える。
第3保持部9のハンドル91の締め付けを緩めてホッパ側係合ブラケット900の係合ピン902がフレーム側係合ブラケット901のU型の係合ミゾ903との係合を解除可能状態にすると、ホッパ3は第3保持部9とホッパ3を挟んで対向する位置の第1保持部7の回動支点軸70を中心に第1保持部7側に回動可能となる。このように第3保持部9のハンドル91を操作するのみでホッパ3の解放が容易に行える。また、ホッパ3が片側側方に回動した状態となるため、散布量調整部5や散布部4の点検等が側方や後方側から容易に行える。
本例の肥料散布機1で肥料を散布する場合は、トラクタの後方に設けた装着用三点リンク(図示せず)に装着部を連結して装着する。装着は、トラクタロワリンク(図示せず)と下方部左右に水平方向に突設するロワリンクピン20と連結する。また、トラクタトップリンク(図示せず)と中央部上方に設けた左右水平方向のトップリンクピン孔21にピンを挿入して連結する。トラクタの装着用三点リンクはトラクタに乗車した作業者がトラクタのレバーを操作して肥料散布機1を上下に昇降できる。肥料散布機1を装着後、トラクタPTO軸と肥料散布機1の駆動ケース6の入力軸60とをユニバーサルジョイント(図示せず)等の動力伝達軸により連結して動力の取り出しを可能にする。
シャッタ作動部52のシャッタレバー520を操作して、ホッパ側受皿50の肥料落下口を閉じた後、ホッパ3の上方の解放部より肥料を投入する。
肥料の散布圃場にて、トラクタのPTO軸を回転させ散布部4を駆動する。トラクタの走行速度を決め、その速度時に所定の散布量が散布部4に落下するように、シャッタ開度目盛板522に合わせてシャッタ作動部52のシャッタレバー520を前方に回動させ、ホッパ側受皿50の肥料落下口を所定量開放する。解放と同時にトラクタを走行させ散布作業を行う。
散布作業終了後にホッパ3底部のホッパ側受皿50や散布部4に付着や残留している肥料等を排除するため洗浄等を行う場合、第3保持部9のハンドル91の締め付けを緩めて、第1保持部7側にホッパ3を回動させ倒すと、散布量調整部5や散布部4及びホッパ3底部が解放され作業が容易に行える。
本発明は、トラクタ等の走行車に装着されて使用される肥料散布機に適用できる。
1 肥料散布機
2 メインフレーム
20 ロワリンクピン
21 トップリンクピン孔
22 スタンド
3 ホッパ
31 アジテータ
32 リング状部
4 散布部
40 散布板
400 散布板ボス
41 散布羽根
42 散布部カバー
5 散布量調整部
50 ホッパ側受皿
51 シャッタ板
510 シャッタボス
52 シャッタ作動部
520 シャッタレバー
521 シャッタロッド
522 シャッタ開度目盛板
6 駆動ケース
60 入力軸
600 入力軸ベアリング
601 オイルシール
602 スペーサー
603 平行キー
61 出力軸
610 出力軸ベアリング
62 フランジ部
63 ベベルギヤ
64 防塵カバー
65 駆動ケースカバー
66 駆動ケース本体
7 第1保持部
70 回動支点軸
71 ホッパ側ブラケット
8 第2保持部
80 当接部
800 ホッパ側当接ブラケット
9 第3保持部
90 係合部
900 ホッパ側係合ブラケット
901 フレーム側係合ブラケット
902 係合ピン
903 係合ミゾ
91 ハンドル(固定手段)

Claims (1)

  1. トラクタに連結可能に設けたメインフレームに、肥料を投入可能であるホッパと、ホッパ下方に設けられホッパ底部から落下させた肥料を拡散散布する散布部と、ホッパと散布部との間に設けられ肥料の落下量を調整する散布量調整部を設けた肥料散布機において、
    前記ホッパは、ホッパ底端部が前記散布量調整部のホッパ側受皿に嵌合されているとともに、ホッパ側面部が第1保持部と第2保持部と第3保持部の少なくとも3か所で前記メインフレームに保持されていて、前記第1保持部と前記第3保持部は前記ホッパを挟んで相対する位置に設けられていて、第1保持部は、ホッパ側面部に固着して取り付けられたホッパ側ブラケットを有していて、該ホッパ側ブラケットの下方部には回動支点軸を有していて、該回動支点軸によりトラクタ進行方向と平行の水平方向にホッパを保持してメインフレームに回動自在に連結されていて、前記回動支点軸の位置は、前記ホッパ下端部のホッパ側受皿へのホッパ挿入部が回動とともに抜けれる位置である前記ホッパ下端部に近い高さに設けられていて、前記第2保持部は相対して当接する当接部をメインフレーム側とホッパ側にそれぞれ接離可能に備え、前記第3保持部はメインフレーム側とホッパ側にそれぞれ設けられた係合部が係合及び係合解除可能であるとともに、係合解除を阻止する固定手段を備えていて、前記ホッパは前記第3保持部の前記固定手段を解除することにより第1保持部の回動支点軸を中心にトラクタ進行方向と直交する方向に回動可能で、前記ホッパは前記第1保持部側に略90度角回動することで前記ホッパを側方に回動させ倒した状態となることを特徴とした肥料散布機。
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