JPH09262009A - 自走式施肥中耕機 - Google Patents
自走式施肥中耕機Info
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- JPH09262009A JPH09262009A JP7252096A JP7252096A JPH09262009A JP H09262009 A JPH09262009 A JP H09262009A JP 7252096 A JP7252096 A JP 7252096A JP 7252096 A JP7252096 A JP 7252096A JP H09262009 A JPH09262009 A JP H09262009A
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- JP
- Japan
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- fertilizer
- hopper
- self
- prime mover
- propelled
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- Soil Working Implements (AREA)
- Fertilizing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 安価に製造ができ、安全かつ適正に作業がで
きる自走式施肥中耕機を提供すること。 【解決手段】 耕耘刃8を、原動機3から変速機31を
介して回転駆動する回転軸32にクランク機構を介して
連結し、肥料ホッパー7内の下部に、該ホッパー7に対
して水平方向に軸支される撹拌棒71を設け、該撹拌棒
71を、前記回転軸32からの動力を減速機構を介して
ホッパーの外側から伝達するようにした。
きる自走式施肥中耕機を提供すること。 【解決手段】 耕耘刃8を、原動機3から変速機31を
介して回転駆動する回転軸32にクランク機構を介して
連結し、肥料ホッパー7内の下部に、該ホッパー7に対
して水平方向に軸支される撹拌棒71を設け、該撹拌棒
71を、前記回転軸32からの動力を減速機構を介して
ホッパーの外側から伝達するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば傾斜地茶園の茶
樹畝間を中耕作業するような,管理作業を行うのに適し
た自走式施肥中耕機に関する。
樹畝間を中耕作業するような,管理作業を行うのに適し
た自走式施肥中耕機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、傾斜地茶園の茶樹畝間を、肥料を
散布しながら中耕作業する自走式施肥中耕機として、例
えば実公平4−45460号公報記載の施肥中耕機が提
案されている。
散布しながら中耕作業する自走式施肥中耕機として、例
えば実公平4−45460号公報記載の施肥中耕機が提
案されている。
【0003】この従来例を図7,図8によって説明する
と、該自走式施肥中耕機aは、フレーム部材bと,肥料
を貯留するホッパーcと,前輪dと,駆動輪eと,原動
機fと,耕耘装置gとを備えている。また、ホッパーc
の底部には撹拌羽根hが設けられており、該撹拌羽根h
は撹拌主軸iによって回転駆動するようになっている。
該撹拌主軸iは、原動機fからの動力で回転する中継減
速ギヤ群jと噛合う平歯車kに連結されて回転するよう
に構成されている。さらに、前記撹拌主軸iの下方には
ベベルギヤlが設けられており、左右に対称的に設けた
クランクシャフトmに回転を伝達する。そして該クラン
クシャフトmの両端に設けられた耕耘刃nを回転駆動す
るようにしている。
と、該自走式施肥中耕機aは、フレーム部材bと,肥料
を貯留するホッパーcと,前輪dと,駆動輪eと,原動
機fと,耕耘装置gとを備えている。また、ホッパーc
の底部には撹拌羽根hが設けられており、該撹拌羽根h
は撹拌主軸iによって回転駆動するようになっている。
該撹拌主軸iは、原動機fからの動力で回転する中継減
速ギヤ群jと噛合う平歯車kに連結されて回転するよう
に構成されている。さらに、前記撹拌主軸iの下方には
ベベルギヤlが設けられており、左右に対称的に設けた
クランクシャフトmに回転を伝達する。そして該クラン
クシャフトmの両端に設けられた耕耘刃nを回転駆動す
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述した従来
の自走式施肥中耕機は、原動機からの動力を駆動輪,耕
耘刃及び撹拌羽根に伝達させることで、シンプル化を図
っているもの、動力伝達のために、多数のギヤを必要と
することから、製造コストが割高になってしまう問題点
が派生する。
の自走式施肥中耕機は、原動機からの動力を駆動輪,耕
耘刃及び撹拌羽根に伝達させることで、シンプル化を図
っているもの、動力伝達のために、多数のギヤを必要と
することから、製造コストが割高になってしまう問題点
が派生する。
【0005】また、撹拌羽根の回転動力をホッパー直下
の撹拌主軸から伝達するように構成しているため、肥料
がホッパーの直下には散布されずに、肥料散布にムラが
できてしまう問題点も派生する。
の撹拌主軸から伝達するように構成しているため、肥料
がホッパーの直下には散布されずに、肥料散布にムラが
できてしまう問題点も派生する。
【0006】本発明は上述の事情に対処するために提案
されたものであって、安価に製造ができ、安全かつ適正
に作業ができる自走式施肥中耕機を提供することを目的
とする。
されたものであって、安価に製造ができ、安全かつ適正
に作業ができる自走式施肥中耕機を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明による自走式施肥中耕機は、原動機によって駆
動される車輪を備える車体に、下部に肥料散布機構を設
けた肥料ホッパと、前記原動機からの動力伝達により駆
動する耕耘刃とを備え、車体後部にハンドルを設けた自
走式施肥中耕機において、上記耕耘刃は、上記原動機か
ら変速機を介して回転駆動する回転軸にクランク機構を
介して連結されており、上記肥料ホッパー内の下部に、
該ホッパーに対して水平方向に軸支される撹拌棒を設
け、該撹拌棒を、前記回転軸からの動力を減速機構を介
してホッパーの外側から伝達するようにしたことを特徴
とするものである。
に本発明による自走式施肥中耕機は、原動機によって駆
動される車輪を備える車体に、下部に肥料散布機構を設
けた肥料ホッパと、前記原動機からの動力伝達により駆
動する耕耘刃とを備え、車体後部にハンドルを設けた自
走式施肥中耕機において、上記耕耘刃は、上記原動機か
ら変速機を介して回転駆動する回転軸にクランク機構を
介して連結されており、上記肥料ホッパー内の下部に、
該ホッパーに対して水平方向に軸支される撹拌棒を設
け、該撹拌棒を、前記回転軸からの動力を減速機構を介
してホッパーの外側から伝達するようにしたことを特徴
とするものである。
【0008】また、上記ハンドル付近に操作レバーを設
け、該操作レバーを操作することによって、上記回転軸
の動力伝達を遮断すると共に上記肥料散布機構を閉塞す
るクラッチ機構を設けたことを特徴とする。
け、該操作レバーを操作することによって、上記回転軸
の動力伝達を遮断すると共に上記肥料散布機構を閉塞す
るクラッチ機構を設けたことを特徴とする。
【0009】さらに、上記肥料ホッパーを上記車体の前
部に搭載すると共に、該車体の中央部から後部にかけて
空間域が生起するように前記ホッパーをテーパー状に形
成し、前記空間域に上記原動機を搭載するようにしたこ
とを特徴とするものである。
部に搭載すると共に、該車体の中央部から後部にかけて
空間域が生起するように前記ホッパーをテーパー状に形
成し、前記空間域に上記原動機を搭載するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0010】
【作用】上記構成によると、回転軸からの動力を、クラ
ンク機構を介して耕耘刃に伝達し、また減速機構を介し
て撹拌棒に伝達しているため、簡単な動力伝達機構で、
耕耘刃及び撹拌棒を駆動することができる。そして、前
記撹拌棒は、ホッパーに対して水平に軸支されているこ
とから、動力伝達をホッパーの外側から行うことができ
るため、ホッパーの直下に適正に肥料散布が行える。
ンク機構を介して耕耘刃に伝達し、また減速機構を介し
て撹拌棒に伝達しているため、簡単な動力伝達機構で、
耕耘刃及び撹拌棒を駆動することができる。そして、前
記撹拌棒は、ホッパーに対して水平に軸支されているこ
とから、動力伝達をホッパーの外側から行うことができ
るため、ホッパーの直下に適正に肥料散布が行える。
【0011】また、回転軸の動力伝達が遮断でき,さら
には肥料散布機構を閉塞できる一本の操作レバーを上記
ハンドルに設けているため、該操作レバーの単一操作を
行えば、耕耘刃及び撹拌棒の駆動の両方を停止すること
ができると共に、肥料散布の停止もできることから、操
作性が向上するようになる。
には肥料散布機構を閉塞できる一本の操作レバーを上記
ハンドルに設けているため、該操作レバーの単一操作を
行えば、耕耘刃及び撹拌棒の駆動の両方を停止すること
ができると共に、肥料散布の停止もできることから、操
作性が向上するようになる。
【0012】さらに、ホッパーをテーパ状に形成するこ
とで生起する空間域に原動機を搭載するように配置して
いることから、新たに原動機の設置スペースを設ける必
要性がなくなり、車体長を短くすることができるため、
茶畝間の旋回等が容易になり、作業性が向上するように
なる。
とで生起する空間域に原動機を搭載するように配置して
いることから、新たに原動機の設置スペースを設ける必
要性がなくなり、車体長を短くすることができるため、
茶畝間の旋回等が容易になり、作業性が向上するように
なる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1,図2は本発明の一実施例に係る自走式施肥
中耕機の側面図である。図に示すように、自走式施肥中
耕機1は、車体2にエンジン等の原動機3によって駆動
される左右一対の駆動輪4と,キャスタ機構を有する前
輪5と,肥料散布機構6を備えたホッパー7とが搭載さ
れており、さらに車体2の後部にハンドル21が設けら
れている。
する。図1,図2は本発明の一実施例に係る自走式施肥
中耕機の側面図である。図に示すように、自走式施肥中
耕機1は、車体2にエンジン等の原動機3によって駆動
される左右一対の駆動輪4と,キャスタ機構を有する前
輪5と,肥料散布機構6を備えたホッパー7とが搭載さ
れており、さらに車体2の後部にハンドル21が設けら
れている。
【0014】前記原動機3からの動力は、変速機31を
介して駆動輪4に伝達されると共に、回転軸32に伝達
されるようになっている。また前記変速機31内には遠
心クラッチ(図示せず)が設けてあり、前記ハンドル2
1に設けられるクラッチレバー22を操作することで、
原動機3からの動力伝達を遮断できるように構成されて
いる。さらに前記原動機3と変速機31との間にはクラ
ッチ機構35が設けてあり、後述する操作レバー66に
よって前記回転軸32への動力伝達を遮断できるように
なっている。また、前記原動機3の吸気口34はジャバ
ラ管33を介してハンドル21付近の上方に設けられて
おり、作業中に舞う土砂を吸い込まないようにしてあ
る。
介して駆動輪4に伝達されると共に、回転軸32に伝達
されるようになっている。また前記変速機31内には遠
心クラッチ(図示せず)が設けてあり、前記ハンドル2
1に設けられるクラッチレバー22を操作することで、
原動機3からの動力伝達を遮断できるように構成されて
いる。さらに前記原動機3と変速機31との間にはクラ
ッチ機構35が設けてあり、後述する操作レバー66に
よって前記回転軸32への動力伝達を遮断できるように
なっている。また、前記原動機3の吸気口34はジャバ
ラ管33を介してハンドル21付近の上方に設けられて
おり、作業中に舞う土砂を吸い込まないようにしてあ
る。
【0015】前記回動軸32にはクランク機構を介して
耕耘刃8が連結されている。前記クランク機構として
は、まず前記回動軸32に第1リンク棒81の一端が連
結されており、耕耘刃取付けブラケット82の上端に前
記第1リンク棒81の他端が回動自在に連結されてい
る。そして、該ブラケット82の下端に第2リンク棒8
3の一端が回動自在に連結されており、該第2リンク棒
の他端が前記変速機31のクランクケースに回動自在に
連結されている。そして前記耕耘刃取付けブラケット8
2に耕耘刃8が着脱自在に装着されており、前記回動軸
32が回転すると耕耘刃8は車体2の略中央付近でクラ
ンク運動するように構成されている。
耕耘刃8が連結されている。前記クランク機構として
は、まず前記回動軸32に第1リンク棒81の一端が連
結されており、耕耘刃取付けブラケット82の上端に前
記第1リンク棒81の他端が回動自在に連結されてい
る。そして、該ブラケット82の下端に第2リンク棒8
3の一端が回動自在に連結されており、該第2リンク棒
の他端が前記変速機31のクランクケースに回動自在に
連結されている。そして前記耕耘刃取付けブラケット8
2に耕耘刃8が着脱自在に装着されており、前記回動軸
32が回転すると耕耘刃8は車体2の略中央付近でクラ
ンク運動するように構成されている。
【0016】また前記前輪5には柱状の調整棒51が連
結されている。該調整棒51には複数の調整孔51aが
設けられており、車体2に固着される鞘管23にピン結
合されるようになっている。そして、該調整孔51aの
ピン結合位置を変えることで、前輪5の高さ調整ができ
るように構成されている。
結されている。該調整棒51には複数の調整孔51aが
設けられており、車体2に固着される鞘管23にピン結
合されるようになっている。そして、該調整孔51aの
ピン結合位置を変えることで、前輪5の高さ調整ができ
るように構成されている。
【0017】さらに前記ホッパー7は、図1,図2に示
すように、車体2の前部に搭載されており、その形状と
しては前部が車体2に対して垂直で、後部がテーパ状に
形成されており、側面視上、車体2の中央部から後部に
かけて空間域が生起するように形成されている。そのた
め、ホッパー上部の肥料投入口から投入された肥料はホ
ッパー下部に集まるようになっている。
すように、車体2の前部に搭載されており、その形状と
しては前部が車体2に対して垂直で、後部がテーパ状に
形成されており、側面視上、車体2の中央部から後部に
かけて空間域が生起するように形成されている。そのた
め、ホッパー上部の肥料投入口から投入された肥料はホ
ッパー下部に集まるようになっている。
【0018】また、図3に示すようにホッパー7の下部
には、肥料撹拌棒71及び肥料散布機構6が設けられて
いる。前記肥料撹拌棒71は、ホッパー7の下部に配設
されている漏斗状のホッパー受け73を水平に横断する
ように回転軸71aが軸支されており、該回転軸71a
の垂直方向に突出する撹拌羽根71bが固着されてい
る。また、前記回転軸71aの一端側には、前記ホッパ
ー受けの外側で第1スプロケット36が連結されてい
る。
には、肥料撹拌棒71及び肥料散布機構6が設けられて
いる。前記肥料撹拌棒71は、ホッパー7の下部に配設
されている漏斗状のホッパー受け73を水平に横断する
ように回転軸71aが軸支されており、該回転軸71a
の垂直方向に突出する撹拌羽根71bが固着されてい
る。また、前記回転軸71aの一端側には、前記ホッパ
ー受けの外側で第1スプロケット36が連結されてい
る。
【0019】ここで図2に示すように、前記原動機3か
らの動力で回転する回動軸32と第2スプロケット37
とにはチェン36aが巻装されており、歯車の径差によ
る第1段階の減速がされている。さらに、前記第2スプ
ロケット37の回転軸37’と前記第1スプロケット3
6とにもチェン37aが巻装されて、歯車の径差による
第2段階の減速が行われている。ここで第1スプロケッ
ト36とチェン37a及び第2スプロケット37とチェ
ン36aは、それぞれケース等で密閉にカバーされてい
る。すなわち、前記撹拌棒71は、前記原動機3によっ
て駆動する回動軸32からの動力を第1段階及び第2段
階の減速機構を経て伝達され回転駆動するように構成さ
れている。
らの動力で回転する回動軸32と第2スプロケット37
とにはチェン36aが巻装されており、歯車の径差によ
る第1段階の減速がされている。さらに、前記第2スプ
ロケット37の回転軸37’と前記第1スプロケット3
6とにもチェン37aが巻装されて、歯車の径差による
第2段階の減速が行われている。ここで第1スプロケッ
ト36とチェン37a及び第2スプロケット37とチェ
ン36aは、それぞれケース等で密閉にカバーされてい
る。すなわち、前記撹拌棒71は、前記原動機3によっ
て駆動する回動軸32からの動力を第1段階及び第2段
階の減速機構を経て伝達され回転駆動するように構成さ
れている。
【0020】さらに、前記肥料散布機構6は、肥料流下
口61と,調節シャッター62と,開閉シャッター63
と,下板64と,散布板65とで構成されている。前記
肥料流下口61は、前記ホッパー受け73の下部に設け
られ、撹拌棒71で撹拌された肥料が流下するようにな
っている。前記調節シャッター62は、図1に示すよう
に、バネ62aにより常に閉方向に付勢され、さらに
は、図4に示すように、調整ノブ62bによりワイヤ6
2cの牽引量を決め、調節シャッター62の開閉量を調
節している。
口61と,調節シャッター62と,開閉シャッター63
と,下板64と,散布板65とで構成されている。前記
肥料流下口61は、前記ホッパー受け73の下部に設け
られ、撹拌棒71で撹拌された肥料が流下するようにな
っている。前記調節シャッター62は、図1に示すよう
に、バネ62aにより常に閉方向に付勢され、さらに
は、図4に示すように、調整ノブ62bによりワイヤ6
2cの牽引量を決め、調節シャッター62の開閉量を調
節している。
【0021】また、開閉シャッター63は、前記調節シ
ャッター62と同様にバネ63aにより常に閉方向に付
勢されている。そして該シャッター63には、ワイヤ6
3bの一端が連結され、該ワイヤ63bの他端は車体2
に設けられる中継機構9に連結される。前記中継機構9
は、図5に示すように、車体2に回動自在に配設される
ワイヤ連結ブラケット91に前記ワイヤ63bの他端が
連結されている。また、該連結ブラケット91には、一
端が前記クラッチ機構35に連結され,該クラッチ機構
35を作動させるワイヤ35aの他端が連結されてい
る。さらには、該連結ブラケット91には、牽引ワイヤ
66cの一端が連結され、連結ワイヤ66cの他端はハ
ンドル21に設けられる操作レバー66に連結されてい
る。このような構成により、連結ブラケット91は、常
時はバネ63aの弾性力で引っ張れるワイヤ63bによ
り、図面上で下方向に付勢されるが、牽引ワイヤ66c
により引かれると上方向に回動し、前記ワイヤ63b及
びワイヤ35aは同時に引っ張れるようになる。その結
果、シャッタ63が開くと共に、原動機3の動力が回転
軸32に伝達されるようになる。
ャッター62と同様にバネ63aにより常に閉方向に付
勢されている。そして該シャッター63には、ワイヤ6
3bの一端が連結され、該ワイヤ63bの他端は車体2
に設けられる中継機構9に連結される。前記中継機構9
は、図5に示すように、車体2に回動自在に配設される
ワイヤ連結ブラケット91に前記ワイヤ63bの他端が
連結されている。また、該連結ブラケット91には、一
端が前記クラッチ機構35に連結され,該クラッチ機構
35を作動させるワイヤ35aの他端が連結されてい
る。さらには、該連結ブラケット91には、牽引ワイヤ
66cの一端が連結され、連結ワイヤ66cの他端はハ
ンドル21に設けられる操作レバー66に連結されてい
る。このような構成により、連結ブラケット91は、常
時はバネ63aの弾性力で引っ張れるワイヤ63bによ
り、図面上で下方向に付勢されるが、牽引ワイヤ66c
により引かれると上方向に回動し、前記ワイヤ63b及
びワイヤ35aは同時に引っ張れるようになる。その結
果、シャッタ63が開くと共に、原動機3の動力が回転
軸32に伝達されるようになる。
【0022】前記操作レバー66は、図6に示すよう
に、回動軸66aによりハンドルの前後方向に倒れるよ
うに構成され、操作レバー66に設けられた突片66b
にワイヤ66cの他端が接続されている。そして操作レ
バー66を手前に倒せば前記ワイヤ66cは引っ張れる
ようになり、逆に奥に倒せばワイヤ66cは戻されるよ
うになっている。そのため、レバー66を手前に倒せば
シャッタ63が開くと共に、原動機3の動力が回転軸3
2に伝達されるようになり、逆に奥に倒せばシャッタ6
3が閉じると共に、原動機3から回転軸32への動力伝
達を遮断するようになる。また、操作レバー66の近傍
には、該操作レバー66とは別にワンタッチレバー67
が設けられており、該レバーが手前に倒れている状態で
該ワンタッチレバー67の端部67aを指で押せば操作
レバー66は自動的に奥に倒れるようになっている。こ
れにより、茶畝間の旋回時など、操縦者がハンドル22
から手を放せない時などに便利である。
に、回動軸66aによりハンドルの前後方向に倒れるよ
うに構成され、操作レバー66に設けられた突片66b
にワイヤ66cの他端が接続されている。そして操作レ
バー66を手前に倒せば前記ワイヤ66cは引っ張れる
ようになり、逆に奥に倒せばワイヤ66cは戻されるよ
うになっている。そのため、レバー66を手前に倒せば
シャッタ63が開くと共に、原動機3の動力が回転軸3
2に伝達されるようになり、逆に奥に倒せばシャッタ6
3が閉じると共に、原動機3から回転軸32への動力伝
達を遮断するようになる。また、操作レバー66の近傍
には、該操作レバー66とは別にワンタッチレバー67
が設けられており、該レバーが手前に倒れている状態で
該ワンタッチレバー67の端部67aを指で押せば操作
レバー66は自動的に奥に倒れるようになっている。こ
れにより、茶畝間の旋回時など、操縦者がハンドル22
から手を放せない時などに便利である。
【0023】上述した構成により、ホッパー7の上部か
ら投入された肥料はホッパー7の下部に集められる。こ
の際、ホッパー7はテーパ形状をしていることから、肥
料はホッパー7の下部にいくほどその自重により塊にな
りやすいが、ホッパー下部に設けられている撹拌棒71
により適正にほぐされる。そして肥料は、自重落下によ
り肥料流下口に流下し、調節シャッター62の開閉量に
より、肥料散布量が適正に決められ、散布板65に落下
し、該散布板65により均等に圃場に散布されるように
なる。
ら投入された肥料はホッパー7の下部に集められる。こ
の際、ホッパー7はテーパ形状をしていることから、肥
料はホッパー7の下部にいくほどその自重により塊にな
りやすいが、ホッパー下部に設けられている撹拌棒71
により適正にほぐされる。そして肥料は、自重落下によ
り肥料流下口に流下し、調節シャッター62の開閉量に
より、肥料散布量が適正に決められ、散布板65に落下
し、該散布板65により均等に圃場に散布されるように
なる。
【0024】また、前記ホッパー7の形状により、車体
2の中央部から後部にかけて空間域ができるため、該空
間域に原動機3を搭載することができ、新たに原動機3
の設置スペースを設ける必要がないため、車体2の全長
を短くすることができる。そのため、茶畝間の旋回時に
機体の取り回しが容易になり作業性が向上する。
2の中央部から後部にかけて空間域ができるため、該空
間域に原動機3を搭載することができ、新たに原動機3
の設置スペースを設ける必要がないため、車体2の全長
を短くすることができる。そのため、茶畝間の旋回時に
機体の取り回しが容易になり作業性が向上する。
【0025】次に、上述のように構成される自走式施肥
中耕機1の作業形態について説明する。まずホッパー7
内に肥料を投入し、原動機3を駆動させて、作業者はハ
ンドル21を持って自走式施肥中耕機1を茶畝間で走行
させる。この際、原動機3からの動力は変速機31を介
して、駆動輪4及び回動軸32に伝達される。そして上
述したように、前記回動軸32の回転動力は、クランク
機構を介して耕耘刃8に伝達されると共に、第1段階及
び第2段階の減速機構を経てホッパー7内の撹拌棒71
に伝達される。そしてホッパー7の下部にて撹拌棒71
でほぐされた肥料は、肥料散布機構6により適正量を均
等に散布される。そして散布された肥料をクランク運動
する耕耘刃8で土と共に耕しながら自走する。
中耕機1の作業形態について説明する。まずホッパー7
内に肥料を投入し、原動機3を駆動させて、作業者はハ
ンドル21を持って自走式施肥中耕機1を茶畝間で走行
させる。この際、原動機3からの動力は変速機31を介
して、駆動輪4及び回動軸32に伝達される。そして上
述したように、前記回動軸32の回転動力は、クランク
機構を介して耕耘刃8に伝達されると共に、第1段階及
び第2段階の減速機構を経てホッパー7内の撹拌棒71
に伝達される。そしてホッパー7の下部にて撹拌棒71
でほぐされた肥料は、肥料散布機構6により適正量を均
等に散布される。そして散布された肥料をクランク運動
する耕耘刃8で土と共に耕しながら自走する。
【0026】また、茶畝間を移動するような場合には、
ハンドル21に設けられている操作レバー66を操作し
て、開閉シャッタを閉じて肥料散布を止め、クラッチ機
構35を作動させて回動軸32の回転駆動を停止させ、
撹拌棒71の駆動及び耕耘刃8の駆動を停止させた状態
で旋回させる。この時、操作レバー66の操作のみで撹
拌棒71及び耕耘刃8の駆動切換が行えるため、煩雑な
操作を省略することができるため、作業の安全性が向上
する。さらには車体全長が短いことから機体の取り回し
が楽になる。
ハンドル21に設けられている操作レバー66を操作し
て、開閉シャッタを閉じて肥料散布を止め、クラッチ機
構35を作動させて回動軸32の回転駆動を停止させ、
撹拌棒71の駆動及び耕耘刃8の駆動を停止させた状態
で旋回させる。この時、操作レバー66の操作のみで撹
拌棒71及び耕耘刃8の駆動切換が行えるため、煩雑な
操作を省略することができるため、作業の安全性が向上
する。さらには車体全長が短いことから機体の取り回し
が楽になる。
【0027】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので、
次に記載する効果を奏する。 (1)前記撹拌棒を、ホッパーに対して水平に軸支して
いることから、動力伝達をホッパーの外側から行うこと
ができるため、ホッパーの直下に適正に肥料散布が行え
る。 (2)回転軸の動力伝達が遮断でき,さらには肥料散布
機構を閉塞できる一本の操作レバーを上記ハンドルに設
けているため、該操作レバーの単一操作を行えば、耕耘
刃及び撹拌棒の駆動の両方を停止することができると共
に、肥料散布の停止もできることから、操作性が向上す
るようになる。 (3)ホッパーをテーパ状に形成することで生起する空
間域に原動機を搭載するように配置していることから、
新たに原動機の設置スペースを設ける必要性がなくな
り、車体長を短くすることができるため、茶畝間の旋回
等が容易になり、作業性が向上するようになる。
次に記載する効果を奏する。 (1)前記撹拌棒を、ホッパーに対して水平に軸支して
いることから、動力伝達をホッパーの外側から行うこと
ができるため、ホッパーの直下に適正に肥料散布が行え
る。 (2)回転軸の動力伝達が遮断でき,さらには肥料散布
機構を閉塞できる一本の操作レバーを上記ハンドルに設
けているため、該操作レバーの単一操作を行えば、耕耘
刃及び撹拌棒の駆動の両方を停止することができると共
に、肥料散布の停止もできることから、操作性が向上す
るようになる。 (3)ホッパーをテーパ状に形成することで生起する空
間域に原動機を搭載するように配置していることから、
新たに原動機の設置スペースを設ける必要性がなくな
り、車体長を短くすることができるため、茶畝間の旋回
等が容易になり、作業性が向上するようになる。
【図1】本発明の一実施例に係る自走式施肥中耕機の全
体を示す側面図である。
体を示す側面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る自走式施肥中耕機の全
体を示す側面図である。
体を示す側面図である。
【図3】肥料散布機構を示す説明図である。
【図4】調整ノブの説明図である。
【図5】中継機構の説明図
【図6】操作レバーの説明図である。
【図7】従来例の説明図である。
【図8】従来例の説明図である。
1 自走式施肥中耕機 2 車体 21 ハンドル 22 クラッチレバー 23 鞘管 3 原動機 31 変速機 32 回動軸 33 ジャバラ管 34 吸気口 35 クラッチ機構 35a ワイヤ 36 第1スプロケット 36a チェン 37 第2スプロケット 37’ 回動軸 4 駆動輪 5 前輪 51 調整棒 51a 調整孔 6 肥料散布機構 61 肥料流下口 62 調節シャッター 62a バネ 62b 調整ノブ 62c ワイヤ 63 開閉シャッター 63a バネ 63b ワイヤ 64 下板 65 散布板 66 操作レバー 66a 回動軸 66b 突片 66c 牽引ワイヤ 67 ワンタッチレバー 7 ホッパー 71 肥料撹拌棒 71a 回転軸 71b 撹拌羽根 73 ホッパー受け 8 耕耘刃 81 第1リンク棒 82 耕耘刃取付けブラケット 83 第2リンク棒 9 中継機構 91 ワイヤ連結ブラケット
Claims (3)
- 【請求項1】 原動機によって駆動される車輪を備える
車体に、下部に肥料散布機構を設けた肥料ホッパと、前
記原動機からの動力伝達により駆動する耕耘刃とを備
え、車体後部にハンドルを設けた自走式施肥中耕機にお
いて、 上記耕耘刃は、上記原動機から変速機を介して回転駆動
する回転軸にクランク機構を介して連結されており、 上記肥料ホッパー内の下部に、該ホッパーに対して水平
方向に軸支される撹拌棒を設け、該撹拌棒を、前記回転
軸からの動力を減速機構を介してホッパーの外側から伝
達するようにしたことを特徴とする自走式施肥中耕機。 - 【請求項2】 上記ハンドル付近に操作レバーを設け、
該操作レバーを操作することによって、上記回転軸の動
力伝達を遮断すると共に上記肥料散布機構を閉塞するク
ラッチ機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の自
走式施肥中耕機。 - 【請求項3】 上記肥料ホッパーを上記車体の前部に搭
載すると共に、該車体の中央部から後部にかけて空間域
が生起するように前記ホッパーをテーパー状に形成し、
前記空間域に上記原動機を搭載するようにしたことを特
徴とする請求項1,2記載の自走式施肥中耕機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7252096A JPH09262009A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 自走式施肥中耕機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7252096A JPH09262009A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 自走式施肥中耕機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09262009A true JPH09262009A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=13491696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7252096A Pending JPH09262009A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 自走式施肥中耕機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09262009A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104663094A (zh) * | 2015-03-06 | 2015-06-03 | 柳州美纳机械有限公司 | 施肥机 |
WO2017041767A1 (zh) * | 2015-09-13 | 2017-03-16 | 杨丁香 | 生态园林多功能播种药物释放一体机 |
CN108323255A (zh) * | 2018-01-17 | 2018-07-27 | 储昭汉 | 一种高效农业翻地营养补充一体机 |
CN111530906A (zh) * | 2020-05-08 | 2020-08-14 | 默晓辉 | 一种土壤修复装置 |
CN111670623A (zh) * | 2020-06-29 | 2020-09-18 | 黑龙江省农业科学院土壤肥料与环境资源研究所 | 一种自动化肥料定量施肥装置的定量控制机构 |
CN115989727A (zh) * | 2023-03-23 | 2023-04-21 | 安徽农业大学 | 一种大豆玉米种植土壤施肥用开沟装置及使用方法 |
-
1996
- 1996-03-27 JP JP7252096A patent/JPH09262009A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115989727B (zh) * | 2023-03-23 | 2023-05-23 | 安徽农业大学 | 一种大豆玉米种植土壤施肥用开沟装置及使用方法 |
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