JP6311599B2 - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像読取装置及び画像形成装置に関し、特に、原稿を読み取った画像が白紙であるか否かを判定する技術に関する。
コピー機、ファクシミリ装置、及び複合機等に備えられた画像読取装置においては、原稿の複写時等に白紙の原稿が読み取られると、画像形成機構により、白紙を示す画像が印刷されて記録紙が無駄になることがある。そのような記録紙の無駄をなくすために、読み取った原稿が白紙であるか否かを判定する機能を備えた画像形成装置がある。白紙判定機能を備えた画像形成装置で原稿の複写を実行すると、白紙と判定された原稿の印刷がスキップされ、記録紙の無駄をなくすことができる。
白紙判定には精度を要するため、白紙判定機能を備えた画像形成装置において白紙判定用の閾値が固定されていると、白紙でない原稿が白紙と誤って判定されて印刷がスキップされるおそれがある。そこで、下記特許文献1では、原稿の画像を読み取る画像読取装置に関して、ユーザーによる画像処理の設定を白紙判定(白紙検知)に反映させることで、正確に白紙判定ができるようにしている。
特開2012−80233号公報
どのような画像を白紙と認識するかの感覚は人それぞれであり、人によって白紙の判定基準は異なる。上記特許文献1に開示された技術によれば、固定された判定基準により白紙の判定はできるものの、様々なユーザーのそれぞれの感覚に応じた白紙判定を行うことまではできない。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、異なる感覚を有する様々なユーザーに適した白紙判定を可能にすることを目的とする。
本発明の一局面に係る画像読取装置は、原稿の画像を光学的に読み取る原稿読取部と、
ユーザーを識別するユーザー識別部と、
前記ユーザー別に白紙判定用の閾値を記憶する閾値記憶部と、
前記原稿読取部によって読み取られた画像に基づいて、当該画像が白紙を示すか否かの判定に用いる白紙判定用のパラメーター値を算出するパラメーター値算出部と、
前記パラメーター値算出部によって算出されたパラメーター値と、白紙を示す予め定められたパラメーター値との誤差を算出する誤差算出部と、
前記誤差算出部により算出された誤差が、前記ユーザー識別部によって識別されたユーザーについて前記閾値記憶部に記憶されている閾値よりも小さい場合に、前記原稿読取部によって読み取られた画像が白紙を示す画像であると判定する白紙判定部と、を備えたものである。
本発明によれば、異なる感覚を有する様々なユーザーに適した白紙判定が可能になる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構造を示す正面断面図である。 画像形成装置の主要内部構成を示す機能ブロック図である。 画像形成装置による原稿複写処理のフローチャートである。 画像形成装置による原稿複写処理の第2実施形態を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る画像読取装置及び画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構造を示す正面断面図である。
画像形成装置1は、本発明の一実施形態に係る画像読取装置を備えてなる。画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機である。画像形成装置1は、装置本体11に、操作部47、画像形成部12、定着部13、給紙部14、原稿給送部6、及び原稿読取部5等を備えて構成されている。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理についてユーザーから画像形成動作実行指示や原稿読取動作実行指示等の指示を受け付ける。操作部47は、ユーザーへの操作案内等を表示する表示部473を備えている。
画像形成装置1が原稿読取動作を行う場合、原稿給送部6により給送されてくる原稿、又は原稿載置ガラス161に載置された原稿の画像を原稿読取部5が光学的に読み取り、画像データを生成する。原稿読取部5により生成された画像データは内蔵HDD又はネットワーク接続されたコンピューター等に保存される。
画像形成装置1が画像形成動作を行う場合は、上記原稿読取動作により生成された画像データ、又はネットワーク接続されたコンピューターから受信した画像データ、又は内蔵HDDに記憶されている画像データ等に基づいて、画像形成部12が、給紙部14から給紙される記録媒体としての記録紙Pにトナー像を形成する。カラー印刷を行う場合、画像形成部12のマゼンタ用の画像形成ユニット12M、シアン用の画像形成ユニット12C、イエロー用の画像形成ユニット12Y、及びブラック用の画像形成ユニット12Bkは、それぞれに、上記画像データを構成するそれぞれの色成分からなる画像に基づいて、帯電、露光、及び現像の工程により感光体ドラム121上にトナー像を形成し、当該トナー像を一次転写ローラー126により中間転写ベルト125上に転写させる。
中間転写ベルト125上に転写される上記各色のトナー画像は、転写タイミングを調整して中間転写ベルト125上で重ね合わされ、カラーのトナー像となる。二次転写ローラー210は、中間転写ベルト125の表面に形成された当該カラーのトナー像を、中間転写ベルト125を挟んで駆動ローラー125aとのニップ部Nにおいて、給紙部14から搬送路190を搬送されてきた記録紙Pに転写させる。この後、定着部13が、記録紙P上のトナー像を、熱圧着により記録紙Pに定着させる。定着処理の完了したカラー画像形成済みの記録紙Pは、排出トレイ151に排出される。
給紙部14は、複数の給紙カセットを備える。ユーザーから記録紙のサイズが指定されると、当該サイズの記録紙が収容された給紙カセットのピックアップローラー145が回転駆動して、各給紙カセットに収容されている記録紙Pを上記ニップ部Nに向けて搬送する。
なお、画像形成装置1において、両面印刷を行う場合は、画像形成部12より一方の面に画像が形成された記録紙Pを、排出ローラー対159にニップされた状態とした後、当該記録紙Pを排出ローラー対159によりスイッチバックさせて反転搬送路195に送り、搬送ローラー対19により、上記ニップ部N及び定着部13に対して記録紙Pの搬送方向上流域に再度搬送する。これにより、画像形成部12により当該記録紙の他方の面に画像が形成される。
図2は、画像形成装置1の主要内部構成を示す機能ブロック図である。画像形成装置1は、制御ユニット10、操作部47、原稿給送部6、原稿読取部5、画像メモリー32、画像形成部12、定着部13、駆動モーター70、ファクシミリ通信部71、ネットワークインターフェイス部91、及びHDD92等を備える。
原稿読取部5は、制御ユニット10による制御の下、光照射部及びCCDセンサー等を有する読取機構163(図1)を備える。原稿読取部5は、光照射部により原稿を照射し、その反射光をCCDセンサーで受光することにより、原稿から画像を読み取る。
画像メモリー32は、原稿読取部5による読取で得られた原稿画像のデータを一時的に記憶したり、画像形成部12のプリント対象となるデータを一時的に保存する領域である。
ファクシミリ通信部71は、図略の符号化/復号化部、変復調部及びNCU(Network Control Unit)を備え、公衆電話回線網を用いてのファクシミリの送信を行うものである。
ネットワークインターフェイス部91は、LANボード等の通信モジュールから構成され、当該ネットワークインターフェイス部91に接続されたLAN等を介して、ローカルエリア内又はインターネット上のコンピューター20等と種々のデータの送受信を行う。なお、ネットワークインターフェイス部91は、特許請求の範囲におけるデータ取得部の一例となる。
HDD92は、原稿読取部5によって読み取られた原稿画像等を記憶する大容量の記憶装置である。
駆動モーター70は、画像形成部12の各回転部材及び搬送ローラー対19等に回転駆動力を付与する駆動源である。
制御ユニット10は、CPU(Central Processing Unit)、RAM、ROM及び専用のハードウェア回路等から構成され、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。制御ユニット10は、制御部100と、ユーザー識別部101と、閾値記憶部102と、パラメーター値算出部103と、誤差算出部104と、白紙判定部105と、紙種識別部106と、白紙情報取得部107と、閾値更新部108とを備える。
制御部100は、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。制御部100は、操作部47、原稿給送部6、原稿読取部5、画像メモリー32、画像形成部12、定着部13、駆動モーター70、ファクシミリ通信部71、ネットワークインターフェイス部91、及びHDD92等と接続され、これら各部の制御を行う。
ユーザー識別部101は、操作部47からユーザーにより入力されるユーザーID等に基づいてユーザーを識別する。例えば、画像形成装置1のユーザー管理が有効にされている場合、ユーザー識別部101は、ユーザー認証処理を通じてユーザーであるユーザーを識別する。
閾値記憶部102は、不揮発性メモリー等であり、ユーザー識別部101によって識別されるユーザー別に、白紙判定用の閾値を記憶している。
パラメーター値算出部103は、原稿読取部5によって読み取られた画像に基づいて、当該画像が白紙を示すか否かの判定に用いる白紙判定用のパラメーター値を算出する。
誤差算出部104は、パラメーター値算出部103によって算出されたパラメーター値と、予め定められた白紙を示すパラメーター値との誤差を算出する。
白紙判定部105は、誤差算出部104により算出された誤差と、ユーザー識別部101によって識別されたユーザーについて閾値記憶部102に記憶されている閾値とに基づいて、原稿読取部5によって読み取られた画像が白紙を示す画像であるか否かを判定する。例えば、白紙判定部105は、誤差算出部104により算出された誤差が、ユーザー識別部101によって識別されたユーザーについて閾値記憶部102に記憶されている閾値よりも小さい場合に、原稿読取部5によって読み取られた画像が白紙を示す画像であると判定する。
白紙判定用の上記パラメーター値としては、例えば、1ページ分の画像に対する白画素及び非白画素の総数、白画素の最大連続数、非白画素の最大連続数、画素輝度等が用いられる。予め定められた白紙を示すパラメーター値、及び閾値は、図略の不揮発性メモリー等に記憶されている。例えば、上記パラメーター値として、白画素の総数が用いられた場合は、予め定められた白紙を示すパラメーター値は、1ページの画素のほとんど全てが白画素であるような値が設定されている。そうすると、読み取り画像の白画素の総数と予め定められた白紙を示すパラメーター値の誤差が、閾値の範囲内で少ない場合は、白紙と判定される。一方、読み取り画像の白画素の総数と予め定められた白紙を示すパラメーター値の誤差が閾値の範囲より多い場合は、白紙でないと判定される。尚、予め定められた白紙を示すパラメーター値が小さく設定された場合には、読み取り画像の白画素の総数が、予め定められた白紙を示すパラメーター値より多くその誤差が閾値より多くなる場合があり、原稿が白紙であるにも関わらず白紙でないと判断される場合がある。このような誤った検知がされないように、予め定められた白紙を示すパラメーター値と、閾値を慎重に設定する必要がある。非白画素の総数、白画素の最大連続数、非白画素の最大連続数、画素輝度等なども同様に、予め定められた白紙を示すパラメーター値と、閾値を慎重に設定する必要がある。
紙種識別部106は、原稿の紙種を識別する。例えば、紙種識別部106は、原稿の複写処理が開始される前に、制御部100による制御の下で表示部473に原稿の紙種別を選択する画面を表示してユーザーに紙種別を選択してもらうことで、原稿の紙種を識別する。紙種識別部106による紙種の識別結果を用いた白紙判定を行うため、閾値記憶部102は、紙種別に白紙判定用の閾値を更に記憶している。紙種が選択されなかった場合は、基準紙種が選択されたものとみなす。従って、一般的な紙種一つは、基準紙種として記憶されている。
白紙情報取得部107は、表示部473に表示されている画像が白紙を示すか否かを示す情報の入力をユーザーから例えば操作部47の操作を介して取得する。すなわち、制御部100は、白紙判定部105によって上記白紙であるとの判定がされたとき、原稿読取部5によって読み取られた原稿の画像を表示部473に表示させ、このときに、白紙情報取得部107は、当該画像が白紙を示すか否かを示す情報の入力をユーザーから取得する。そして、制御部100は、白紙情報取得部107によって取得された当該情報が白紙ではないことを示す場合に、原稿読取部5によって読み取られた原稿の画像を画像形成部12に画像形成させる。なお、このように白紙情報取得部107がユーザーから取得した情報に基づいて画像形成を行うか否かを制御するのは、仮に白紙判定部105の判定結果が誤っていれば本来印刷すべき画像が印刷されないおそれがあるので、白紙判定部105によって原稿が白紙であると判定された場合には、ユーザーに最終的な判定を委ねるためである。
閾値更新部108は、白紙情報取得部107によって取得された上記情報の内容に応じて上記閾値を更新する。例えば、閾値更新部108は、白紙情報取得部107によって取得された上記情報が白紙を示す場合に、上記閾値を更に小さい値に更新する。また、閾値更新部108は、白紙情報取得部107によって取得された上記情報が白紙を示さない場合に、上記閾値を更に大きな値に更新する
このように、ユーザーによる白紙か否かの判断結果をフィードバックして閾値を更新することにより、白紙判定部105における白紙判定の精度を向上させることができる。また、ユーザーによる上記白紙か否かの判断結果が以後の白紙判定に反映されるため、ユーザーに何度も判断結果の入力を強いることが低減され、ユーザーの操作利便性を向上させることができる。
制御部100は、白紙判定部105によって白紙でないと判定された、原稿読取部5によって読み取られた原稿の画像を画像形成部12に画像形成させる。更に、制御部100は、原稿が白紙ではない旨の情報が白紙情報取得部107によって取得された場合にも、原稿読取部5によって読み取られた原稿の画像を画像形成部12に画像形成させる。換言すると、白紙判定部105によって白紙であると判定され、かつ、白紙情報取得部107によっても原稿が白紙である旨の情報が取得された場合に、画像形成部12による画像形成が行われない。
なお、制御ユニット10は、HDD92にインストールされているコンピュータープログラムに従った動作により、制御部100と、ユーザー識別部101と、閾値記憶部102と、パラメーター値算出部103と、誤差算出部104と、白紙判定部105と、紙種識別部106と、白紙情報取得部107と、閾値更新部108として機能する。当該コンピュータープログラムにより上記不揮発性メモリーに閾値が記憶されることで、当該不揮発性メモリーが閾値記憶部102として機能する。但し、当該ユーザー識別部101と、閾値記憶部102と、パラメーター値算出部103と、誤差算出部104と、白紙判定部105と、紙種識別部106と、白紙情報取得部107と、閾値更新部108は、制御ユニット10によるコンピュータープログラムに従った動作によらず、それぞれハード回路により構成することも可能である。
なお、本実施形態に係る画像読取装置は、少なくとも、原稿読取部5と、ユーザー識別部101と、閾値記憶部102と、パラメーター値算出部103と、誤差算出部104と、白紙判定部105とを備えてなる。
次に、画像形成装置1による原稿複写処理の第1実施形態について説明する。図3は、画像形成装置1による原稿複写処理の第1実施形態を示すフローチャートである。
例えば、操作部47の操作によるユーザー認証及びユーザーからの紙種を示す情報の入力により、ユーザー識別部101及び紙種識別部106によりユーザー及び紙種の識別が行われる(S1)。ここで、紙種が選択されなかった場合は、基準紙種が選択されたものとみなす。
続いて、ユーザーは、原稿給送部6又は原稿載置ガラス161に原稿を載置して、操作部47を操作して原稿の読取及び複写を指示する。操作部47が当該指示を受け付けると制御部100は原稿読取部5を制御して、原稿給送部6又は原稿載置ガラス161に載置された原稿の画像の読取動作を開始させる(S2)。原稿読取部5によって読み取られた画像は画像メモリー32に一時的に記憶される。
パラメーター値算出部103は、前記原稿読取部5によって読み取られた画像に基づいて、当該画像が白紙を示すか否かの判定に用いる白紙判定用のパラメーター値を算出する(S3)。例えば、パラメーター値算出部103は、画像メモリー32から当該画像を読み出して、1ページ分の画像に対する白画素及び非白画素の総数、白画素の最大連続数、非白画素の最大連続数、画素輝度等の白紙判定用のパラメーター値を算出する。
誤差算出部104は、S3で算出された白紙判定用のパラメーター値と、予め記憶している白紙を示すパラメーター値との誤差Aを算出する(S4)。
白紙判定部105は、閾値記憶部102から、S1で取得されたユーザーに対応付けて記憶されている閾値Aを取得する(S5)。
なお、ステップS3及びS4とステップS5との順序は逆でもよい。あるいは、ステップS3は、ステップS1又はステップS2の直後に行ってもよい。
白紙判定部105は、誤差算出部104により算出された誤差Aが、ユーザー識別部101によって識別されたユーザーについて閾値記憶部102に記憶されている閾値Aよりも小さいか否かを判断し(S6)、この判断結果に応じて、原稿読取部5によって読み取られて画像メモリー32に一時的に記憶されている画像が白紙を示す画像であるか否かを判定する。
白紙判定部105は、誤差Aが閾値Aより以上であると判断した場合には(S6でNO)、当該画像が白紙を示す画像ではないと判定する。この場合、制御部100は、画像メモリー32に一時的に記憶されている当該画像に基づいて、画像形成部12により記録紙P上にトナー像を形成させ、定着部13により定着処理を行わせることで、当該画像を記録紙P上に形成させる(S8)。その後、処理は終了する。
一方、白紙判定部105は、誤差Aが閾値Aよりも小さいと判断した場合には(S6でYES)、S2で原稿読取部5によって読み取られた画像が白紙を示す画像であると判定し、制御部100は、原稿読取部5によって読み取られて画像メモリー32に一時的に記憶されている上記画像を破棄して、当該画像の画像形成をスキップする(S7)。すなわち、原稿読取部5によって読み取られた画像の画像形成は御なわれることなく処理が終了する。
以上のように、第1実施形態によれば、ユーザー別の閾値に応じた白紙判定が可能となり、異なる感覚を有する様々なユーザーに適した白紙判定が可能になる。
次に、画像形成装置1による原稿複写処理の第2実施形態について説明する。図4は、画像形成装置1による原稿複写処理の第2実施形態を示すフローチャートである。なお、第1実施形態と同様の処理は説明を省略する。
第2実施形態では、第1実施形態と同様にS6までの処理を行い、白紙判定部105が、誤差Aが閾値Aよりも小さいと判断した場合(S6でYES)に、それ以降の処理が第1実施形態とは異なる。
第2実施形態では、白紙判定部105は、誤差Aが閾値Aよりも小さいと判断した場合には(S6でYES)、更に、上記閾値Aから誤差Aを差し引いた差である差Bを算出する(S10:差B=閾値A−誤差A)。すなわち、差Bが大きいほど、原稿読取部5によって読み取られた画像は、白紙を示す画像に近い画像である。
ここで、白紙判定部105は、この差Bが、予め定められた一定量=閾値Bよりも小さいかを判断する(S11)。この閾値Bは、紙種別に閾値記憶部102に記憶されている値である。白紙判定部105は、閾値記憶部102から、S1で取得された紙種に対応付けて記憶されている閾値Bを取得して、当該S11での判定に用いる。
そして、白紙判定部105が、上記差Bが閾値B以上になっていると判断した場合(S11でNO)、すなわち、S2で原稿読取部5によって読み取られた画像が白紙を示す画像である確からしさが比較的高く、当該原稿読取部5によって読み取られた画像が白紙を示す画像であると判定した場合は、制御部100は、原稿読取部5によって読み取られて画像メモリー32に一時的に記憶されている上記画像を破棄して、当該画像の画像形成をスキップする(S7)。すなわち、原稿読取部5によって読み取られた画像の画像形成は行われることなく処理が終了する。
一方、白紙判定部105が、この差Bが閾値Bよりも小さいと判断した場合は(S11でYES)、すなわち、S2で原稿読取部5によって読み取られた画像が白紙を示す画像である確からしさが比較的低い場合は、制御部100は、表示部473に、S2で原稿読取部5によって読み取られた画像を表示させる(S12)。S2で原稿読取部5によって読み取られた画像が白紙を示す画像ではない蓋然性が依然として残っていると考えることができる。
この表示後、ユーザーによる操作部47の操作に基づいて、白紙情報取得部107が、表示部473に表示されている画像が白紙であることを示す情報を取得すると(S13でYES)、閾値更新部108は、白紙情報取得部107の取得した当該情報が、予め定められた回数以上同じ内容(すなわち、表示部473に表示されている画像が白紙であること)を示しているかを判断する(S14)。
ここで、閾値更新部108が、白紙情報取得部107の取得した当該情報が予め定められた回数n以上同じ内容を示すまでには至っていないと判断した場合は(S14でNO)、次回からS10で算出される差Bに予め定められた量αを加えて増加させるように設定を行う、又は、次回からS11で用いられる閾値Bを予め定められた量αだけ減少させる(S15)。なお、差Bに代えて誤差A(S6で用いられる)を同様に増加させ、閾値Bに代えて閾値A(S6で用いられる)を同様に減少させてもよい。
また、閾値更新部108が、白紙情報取得部107の取得した当該情報が予め定められた回数n以上同じ内容を示していると判断した場合は(S14でYES)、次回からS10で算出される差Bに予め定められた量α*c1(c1>1)を加えて増加させるように設定を行う、又は、次回からS11で用いられる閾値Bを予め定められた量α*c1(c1>1)だけ減少させる(S16)。なお、差Bに代えて誤差A(S6で用いられる)を同様に増加させ、閾値Bに代えて閾値A(S6で用いられる)を同様に減少させてもよい。
これにより、S2で原稿読取部5によって読み取られた画像が白紙を示す画像である確からしさが比較的低い場合ではあるが、ユーザーにとっては、白紙を示す画像であると判断されるような画像が、次回からのS11での判定で、確実に白紙を示す画像と判定される可能性を高める。
この後、制御部100は、原稿読取部5によって読み取られて画像メモリー32に一時的に記憶されている上記画像を破棄して、当該画像の画像形成をスキップさせ(S7)、処理は終了する。
他方、上記表示後、白紙情報取得部107が、表示部473に表示されている画像が白紙ではないことを示す情報を取得したときは(S13でNO)、閾値更新部108は、白紙情報取得部107の取得した当該情報が、予め定められた回数以上同じ内容(すなわち、表示部473に表示されている画像が白紙ではない)を示しているかを判断する(S17)。
ここで、閾値更新部108が、白紙情報取得部107の取得した当該情報が予め定められた回数n以上同じ内容を示すまでには至っていないと判断した場合は(S17でNO)、次回からS10で算出される差Bから予め定められた量βを差し引いて減少させるように設定を行う、又は、次回からS11で用いられる閾値Bを予め定められた量βだけ増加させる(S18)。なお、差Bに代えて誤差A(S6で用いられる)を同様に減少させ、閾値Bに代えて閾値A(S6で用いられる)を同様に増加させてもよい。
また、閾値更新部108が、白紙情報取得部107の取得した当該情報が予め定められた回数n以上同じ内容を示していると判断した場合は(S17でYES)、次回からS10で算出される差Bから予め定められた量β*c2(c2>1)を差し引いて減少させるように設定を行う、又は、次回からS11で用いられる閾値Bを予め定められた量α*c2(c2>1)だけ増加させる(S19)。なお、差Bに代えて誤差A(S6で用いられる)を同様に減少させ、閾値Bに代えて閾値A(S6で用いられる)を同様に増加させてもよい。
これにより、S2で原稿読取部5によって読み取られた画像が白紙を示す画像である確からしさが比較的低い場合で、ユーザーにとって、白紙を示す画像ではないと判断されるような画像が、次回からのS11での判定で、確実に白紙を示す画像ではないと判定される可能性を高める。
この場合、S2で原稿読取部5によって読み取られた画像は白紙を示す画像ではないので、制御部100は、画像メモリー32に一時的に記憶されている当該画像に基づいて、画像形成部12により記録紙P上にトナー像を形成させ、定着部13により定着処理を行わせることで、当該画像を記録紙P上に形成させる(S8)。
以上のように、第2実施形態によれば、ユーザー及び原稿の紙種別に応じた白紙判定が可能となる。更に、ユーザーによる白紙確認結果をフィードバックして白紙判定用の閾値が更新されるため、白紙判定の精度を向上させることができる。すなわち、異なる感覚を有する様々なユーザーに適した白紙判定が可能になる。また、ユーザーによる確認結果が以後の白紙判定に反映されるため、ユーザーに何度も同じ確認を強いることがなくなり、ユーザーの利便性を向上させることができる。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明を、画像形成装置1を例にして、原稿読取部5によって読み取られた画像が白紙を示す画像か否かに応じて画像形成を行うか否かを制御する場合を説明しているが、本発明はこれに限定されず、画像読取装置であって、読み取った画像を保存する場合に、原稿読取部5によって読み取られた画像が白紙を示す画像か否かに応じて画像を保存するか否かを制御するものも本発明の一実施形態となり得る。
また、上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置の一実施形態として複合機を用いて説明しているが、これは一例に過ぎず、コピー機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置でもよい。
また、図1乃至図4を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
5 原稿読取部
10 制御ユニット
100 制御部
101 ユーザー識別部
102 閾値記憶部
103 パラメーター値算出部
104 誤差算出部
105 白紙判定部
106 紙種識別部
107 白紙情報取得部
108 閾値更新部
47 操作部
473 表示部
P 記録紙

Claims (8)

  1. 原稿の画像を光学的に読み取る原稿読取部と、
    ユーザーを識別するユーザー識別部と、
    前記ユーザー別に白紙判定用のユーザー別閾値を記憶する閾値記憶部と、
    前記原稿読取部によって読み取られた画像に基づいて、当該画像が白紙を示すか否かの判定に用いる白紙判定用のパラメーター値を算出するパラメーター値算出部と、
    前記パラメーター値算出部によって算出されたパラメーター値と、白紙を示す予め定められたパラメーター値との誤差を算出する誤差算出部と、
    前記誤差算出部により算出された誤差が、前記ユーザー識別部によって識別されたユーザーについて前記閾値記憶部に記憶されているユーザー別閾値よりも小さい場合に、前記原稿読取部によって読み取られた画像が白紙を示す画像であると判定する白紙判定部と、を備えた画像読取装置。
  2. 原稿の紙種を識別する紙種識別部を更に備え、
    前記閾値記憶部は、前記紙種別に、前記白紙判定用の紙種別閾値を記憶し、
    前記白紙判定部は、前記誤差が前記ユーザー別閾値よりも小さいという条件に加えて、更に、前記ユーザー別閾値に対する前記誤差算出部により算出された誤差の差が、前記紙種識別部によって識別された紙種について前記閾値記憶部に記憶されている紙種別閾値以上であるという条件を満たした場合に、前記原稿読取部によって読み取られた画像が白紙を示す画像であると判定する請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 求項2に記載の画像読取装置と、
    前記原稿読取部によって読み取られた画像のトナー像を記録紙上に形成する画像形成動作を行う画像形成部と、
    前記記録紙上のトナー像を、熱圧着により前記記録紙に定着させる定着部と、
    前記白紙判定部によって前記白紙ではないとの判定がされた場合には、前記原稿読取部によって読み取られた画像を前記画像形成部に画像形成させ、前記白紙判定部によって前記白紙であるとの判定がされた場合には前記画像形成部に前記画像の画像形成を行わせない制御部と、を備えた画像形成装置。
  4. 各種情報を表示する表示部を更に備え、
    前記制御部は、前記白紙判定部によって前記白紙であるとの判定がされたとき、前記原稿読取部によって読み取られた画像を前記表示部に表示させ、
    更に、前記表示部に表示されている画像が白紙を示すか否かを示す情報の入力をユーザーから取得する白紙情報取得部を備え、
    前記制御部は、前記白紙判定部によって前記白紙であるとの判定がされているとき、前記白紙情報取得部によって取得された前記情報が白紙を示す場合にのみ、前記原稿読取部によって読み取られた画像を前記画像形成部に画像形成させず、前記白紙情報取得部によって取得された前記情報が白紙を示さない場合に、前記原稿読取部によって読み取られた画像を前記画像形成部に画像形成させる請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記白紙情報取得部によって取得された前記情報が白紙を示す場合に、前記紙種別閾値を更に小さい値に更新する閾値更新部を更に備えた請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記白紙情報取得部によって取得された前記情報が白紙を示さない場合に、前記紙種別閾値を更に大きな値に更新する閾値更新部を更に備えた請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記閾値更新部は、前記白紙情報取得部によって取得された前記情報の内容が予め定められた回数以上連続して同じである場合、前記紙種別閾値の更新量を大きくする請求項5又は請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 請求項1に記載の画像読取装置と、
    前記原稿読取部によって読み取られた画像のトナー像を記録紙上に形成する画像形成動作を行う画像形成部と、
    前記記録紙上のトナー像を、熱圧着により前記記録紙に定着させる定着部と、
    前記白紙判定部によって前記白紙ではないとの判定がされた場合には、前記原稿読取部によって読み取られた画像を前記画像形成部に画像形成させ、前記白紙判定部によって前記白紙であるとの判定がされた場合には前記画像形成部に前記画像の画像形成を行わせない制御部と、を備えた画像形成装置。
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