JP6309397B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、乗物用シートに関し、詳しくは、ロアレールに対してアッパレールが電動でスライドする構成となっている乗物用シートに関する。
従来、この種の乗物用シートとして、例えば、特許文献1に開示されている技術が既に知られている。この技術では、駆動源を駆動させると、スクリューに対してナットが相対移動することで、ロアレールに対してアッパレールが電動でスライドする構成となっている。これにより、乗物用シートを簡便に電動でスライドさせることができる。
特開2013−79074号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、スクリューの前端は、アッパレールに固着された略L字状のブラケットに対して回転可能に組み付けられている。このブラケットは、軸部材を介してアッパレールに組み付けられている。そのため、軸部材の組み付け方向(この場合、上下方向)と、スクリューの前端の組み付け方向(この場合、前後方向)とが異なることとなる。したがって、ブラケットに嵩張りが必要となるため、結果として、パワースライド装置(ロアレールと、アッパレールと、アッパレールをロアレールに対して電動でスライドさせる電動駆動機構)が大きくなることがあった。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、駆動源を駆動させると、スクリューに対してナットが相対移動することで、ロアレールに対してアッパレールが電動でスライドする構成となっている乗物用シートにおいて、そのパワースライド装置を小型化することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、駆動源を駆動させると、スクリューに対してナットが相対移動することで、ロアレールに対してアッパレールが電動でスライドする構成となっている。スクリューの一端および/または他端は、ロアレールまたはアッパレールのいずれか一方のレールに軸部材を介して締結されたブラケットに固着されている。スクリューの一端および/または他端は、ロアレールまたはアッパレールのいずれか一方のレールにブラケットを締結する軸部材の軸方向と同方向を向くように折り曲げられている。ブラケットに対するスクリューの一端および/または他端の固着は、この折り曲げられたスクリューの一端および/または他端がブラケットを締結する軸部材の軸方向と同方向に軸芯が形成されている貫通孔に挿し込まれた状態で行われている。
請求項1の発明によれば、従来技術とは異なり、軸部材の組み付け方向(実施例において、上下方向)と、スクリューの一端および/または他端の組み付け方向(実施例において、上下方向)とが同一となる。したがって、ブラケットに嵩張りが不要となるため、結果として、パワースライド装置(ロアレールと、アッパレールと、アッパレールをロアレールに対して電動でスライドさせる電動駆動機構)を小型化できる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の乗物用シートであって、ロアレールまたはアッパレールのいずれか一方のレールには、ブラケットの貫通孔に対応するように挿込孔が形成されている。スクリューの一端および/または他端がブラケットに形成されている貫通孔に挿し込まれると、この挿し込まれたスクリューの一端および/または他端は、ロアレールまたはアッパレールのいずれか一方のレールに形成されている挿込孔にも挿し込まれる。また、請求項3に記載の発明は、ブラケットには、軸部材を介してロアレールおよび/またはアッパレールに締結可能な軸孔が形成されている。スクリューの一端および/または他端には、折り曲げ部が形成されている。ブラケットの貫通孔と軸孔とは、ロアレールおよび/またはアッパレールの幅方向中央部で、スクリューの軸方向において、同一直線上に位置するように配置されている。
請求項2の発明によれば、例えば、シートクッションからの大荷重がスクリューに作用しても、この作用した大荷重を、直に、ロアレールに逃がすことができる。したがって、この大荷重によるブラケットの変形等を防ぐことができる。
本発明の実施例に係る車両用シートの全体斜視図である。 図1におけるパワースライド装置の拡大図である。 図2の分解図である。 図3の左のロアレールの拡大図である。 図4の分解図である。 図4の前端側の縦断面図である。 図4の後端側の縦断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜7を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、『乗物用シート』の例として、『車両用シート1』を説明することとする。また、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、自動車等の車両(図示しない)の内部に車両用シート1を配置した状態を基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。
まず、図1を参照して、車両用シート1の構成を説明する。この車両用シート1は、シートクッション2と、シートバック3と、パワースライド装置4とから構成されている。なお、これらシートクッション2と、シートバック3と、パワースライド装置4とのうち、シートクッション2とシートバック3は公知のものであるため、以下に、パワースライド装置4のみを説明することとする。
図2〜3に示すように、パワースライド装置4は、車両のフロア(いずれも図示しない)に組み付けられる左右のロアレール10、10と、この左右のロアレール10、10に対してスライド可能に組み付けられる左右のアッパレール20、20と、この左右のアッパレール20、20を左右のロアレール10、10に対して電動でスライドさせる電動駆動機構30とから構成されている。以下に、これら左右のロアレール10、10と、左右のアッパレール20、20と、電動駆動機構30とを個別に説明していく。
はじめに、ロアレール10から説明する。このロアレール10は、車両(図示しない)の前後方向に延びる長尺状に形成されている。このロアレール10の後端には、後述するように後ブラケット80を組み付けたとき、この組み付けた後ブラケット80の貫通孔82に対応する挿込孔12が形成されている。また、このロアレール10の両端(前後端)には、ボルト(図示しない)を挿し込み可能な挿込孔10d、10dが形成されている(図4参照)。これら挿込孔10d、10dは、このロアレール10を車両フロア(図示しない)に形成されている取付孔(図示しない)に対応するように形成されている。この取付孔における車両フロア側の反対側の縁には、ナット(図示しない)が固着されている。これにより、このロアレール10の挿込孔10d、10dにボルト(図示しない)を挿し込み、この挿し込んだボルトをナットに螺合させることで、このロアレール10を床フロアに締結できる。なお、このロアレール10は、左右に対を成すように形成されている。ロアレール10は、このように構成されている。
次に、アッパレール20を説明する。このアッパレール20も、上述したロアレール10と同様に、車両(図示しない)の前後方向に延びる長尺状に形成されている。このアッパレール20は、ロアレール10に対して長手方向に沿ってスライド可能に形成されている。また、このアッパレール20の上面には、後述するように、このアッパレール20の内部に組み付けられる後述するホルダー44の凹み44aに収納されるギヤサブアッセンブリ40のウォームギヤ40aにシャフト34の他端を締結させるための開口22が形成されている。
この開口22は、略T字状のカバー24によって覆われている。このとき、このカバー24を留めるビスB、Bは、アッパレール20を貫通して、このアッパレール20の内部に組み付けられる後述するホルダー44に留められている。すなわち、このビスB、Bによって、カバー24はアッパレール20の上面に組み付けられると共に、ホルダー44はアッパレール20の内部に組み付けられている。なお、このアッパレール20も、ロアレール10と同様に、左右に対を成すように形成されている。アッパレール20は、このように構成されている。
最後に、電動駆動機構30を説明する。この電動駆動機構30は、モータ32と、左シャフト34aと右シャフト34bとを有するシャフト34、左右のスクリュー36、36と、左右のナット38、38と、ウォームギヤ40aとホイールギヤ40bとをそれぞれ有する左右のギヤサブアッセンブリ40、40と、から構成されている。モータ32には、取付ブラケット32bを有する減速機ユニット32aが備えられている。この取付ブラケット32bは、後述する右のカバー24の先端にカシメによって締結されている。
左シャフト34aは、その一端が減速機ユニット32aに連結され、その他端が左のギヤサブアッセンブリ40のウォームギヤ40aに締結されている。一方、右シャフト34bも、左シャフト34aと同様に、その一端が減速機ユニット32aに連結され、その他端が右のギヤサブアッセンブリ40のウォームギヤ40aに締結されている。
この左のスクリュー36を説明すると、左のスクリュー36の後端は、略90°折り曲げられた格好となっている(図5、7参照)。この折り曲げられた後端には、ネジ36aが形成されている。このように構成されている左のスクリュー36は、左のロアレール10の内部に固着されている。
ここで、図4〜7を参照して、この固着について詳述する。この左のスクリュー36の前端は、前ブラケット60とゴムダンパ70とを介して左のロアレール10の内部に固着されている。この前ブラケット60を説明すると、この前ブラケット60は、底片62と、貫通孔64aを有する立片64とから略L字状を成すように形成されている。
また、ゴムダンパ70は、その前面72と後面74との間を貫通する貫通孔70aを有する略四角形体から構成されている。この貫通孔70aは、左のスクリュー36の前端を挿し込み可能に形成されている。この前面72には、その下側が段差70bを介して凹みを成す凹面76が形成されている。この凹面76の凹み深さは、前ブラケット60の立片64の厚みより大きく設定されている。この凹面76には、その前側に向かって突出する円柱状の突部78が形成されている。
この突部78は、立片64の貫通孔64aに挿し込み可能に形成されている。また、この突部78の外周面には、その先端に向かって先細りを成すフック78aが周方向に沿って形成されている。これにより、立片64の貫通孔64aに突部78を挿し込むと、この挿し込んだ突部78のフック78aが立片64の貫通孔64aの縁に引っ掛かる。そのため、この挿し込んだ突部78を立片64の貫通孔64aから抜け難くできる。
このように形成されているゴムダンパ70の突部78を前ブラケット60の立片64の貫通孔64aに挿し込んで、この前ブラケット60にゴムダンパ70を組み付ける。このようにゴムダンパ70の突部78を前ブラケット60の立片64の貫通孔64aに挿し込むと、このゴムダンパ70の前面72より立片64の表面64bが凹みを成す位置に設定されることとなる。
一方、この左のスクリュー36の後端も、後ブラケット80を介して左のロアレール10の内部に固着されている。この後ブラケット80を説明すると、この後ブラケット80には、上下方向に貫通する貫通孔82が形成されている。この貫通孔82の内面には、左のスクリュー36のネジ36aに螺合可能なネジ82bが形成されている。また、この後ブラケット80には、左のロアレール10に組み付けるためのボルトB2を螺合させる軸孔84が形成されている。
この貫通孔82の軸芯82aと軸孔84の軸芯84aとは、同方向(この場合、上下方向)となるように設定されている。また、この貫通孔82と軸孔84とは、前後方向の同一直線上に位置するように設定されている。そして、この後ブラケット80の貫通孔82のネジ82bに左のスクリュー36のネジ36aを螺合させていく。このとき、このネジ36aが貫通孔82から僅かに突出するように螺合させていく。この螺合により、後ブラケット80に対して左のスクリュー36の後端が締結されることとなる。
一方、ゴムダンパ70の突部78が挿し込まれた前ブラケット60の底片62を左のロアレール10の内部の前側にかしめピンB1で締結する。また、その後、この締結させた前ブラケット60に組み付けられているゴムダンパ70の貫通孔70aに左のスクリュー36の前端を挿し込んでいく。最後に、前ブラケット60と同様に、この後ブラケット80を左のロアレール10の内部の後側にボルトB2で締結する。このようにして締結すると、左のスクリュー36の後端は、左のロアレール10の挿込孔12にも挿し込まれた状態となる(図7参照)。
図3に戻って、左のナット38は、左のスクリュー36に螺合した状態で組み付けられている。この左のナット38の外面には、左のギヤサブアッセンブリ40のホイールギヤ40bが組み付けられている。一方、右のナット38も、左のナット38と同様に、右のスクリュー36に螺合した状態で組み付けられている。この右のナット38の外面には、右のギヤサブアッセンブリ40のホイールギヤ40bが組み付けられている。
左のギヤサブアッセンブリ40のウォームギヤ40aは、上述したように、左シャフト34aの他端に締結されている。なお、この左のギヤサブアッセンブリ40のウォームギヤ40aとホイールギヤ40bとは、互いの回転方向が直交するように連結されている。一方、右のギヤサブアッセンブリ40のウォームギヤ40aも、左のギヤサブアッセンブリ40のウォームギヤ40aと同様に、上述したように、右シャフト34bの他端に締結されている。なお、この右のギヤサブアッセンブリ40のウォームギヤ40aとホイールギヤ40bとは、互いの回転方向が直交するように連結されている。
このように構成されている左右のギヤサブアッセンブリ40、40は、左右のハウジング50、50にそれぞれ保持されている。ここで、これら左右のハウジング50、50について説明する。なお、これら左右のハウジング50、50およびその組み付け構造は、左右において対称であるため、左のハウジング50を説明することで、右のハウジング50の説明を省略することとする。
左のハウジング50は、左のケース52と右のケース54とから構成されている。これら左右のケース52、54は、半割構造となっており、ビスB1、B1によって組み付け可能となっている。これら左右のケース52、54には、このビスB1、B1を挿し込み可能な貫通孔52c、52cと、このビスB1、B1に螺合する雌ネジを有するビス孔54c、54cが形成されている。そのため、このビスB1、B1を介して、これらを組み付けると、上述した左のギヤサブアッセンブリ40を保持可能な左のハウジング50が出来上がる。なお、出来上がった左のハウジング50に左のスクリュー36を挿し込み可能な貫通孔が形成されるように、これら左右のケース52、54には、予め、半円状の切欠52a、52b、54a、54bが形成されている。なお、これら左右のケース52、54は、射出成形によって剛性を有する合成樹脂からそれぞれ一体を成すように形成されている。
これら左右のケース52、54とから構成されている左のハウジング50は、左のギヤサブアッセンブリ40のウォームギヤ40aとホイールギヤ40bとを挟み込んだ状態で左のダンパゴム42を介してU字状の左のホルダー44の凹み44aに収納されている。
そして、この左のハウジング50が収納された左のホルダー44は、上述したように、左のアッパレール20の内部に組み付けられている。このように組み付けられると、開口22から左のギヤサブアッセンブリ40のウォームギヤ40aが突出するため、左シャフト34aの他端をこの突出したウォームギヤ40aに締結できる。電動駆動機構30は、このように構成されている。これら左右のロアレール10、10と、左右のアッパレール20、20と、電動駆動機構30とからパワースライド装置4は構成されている。
続いて、このパワースライド装置4を備えた車両用シート1の動作を説明する。モータ32を駆動させると、左右のシャフト34(左シャフト34a、右シャフト34b)と左右のギヤサブアッセンブリ40(左のウォームギヤ40a、左のホイールギヤ40bと、右のウォームギヤ40a、右のホイールギヤ40b)とを介して左右のナット38、38が回転する。これにより、この回転した左右のナット38、38が左右のスクリュー36、36に対して移動するため、左右のロアレール10、10に対して左右のアッパレール20、20を電動でスライドできる。
本発明の実施例に係る車両用シート1は、上述したように構成されている。この構成によれば、スクリュー36の後端は、ロアレール10の後端にボルトB2を介して締結された後ブラケット80に挿し込まれる格好で固着されている。このスクリュー36の後端は、ロアレール10の後端に後ブラケット80を締結するボルトB2の軸方向と同方向を向くように90°折り曲げられている。なお、ロアレール10に対するスクリュー36の後端の固着は、この折り曲げられたスクリュー36の後端が後ブラケット80を締結するボルトB2を挿し込む軸孔84の軸芯84aと同方向に軸芯82aが形成されている貫通孔82に挿し込まれた状態で行われている。そのため、従来技術とは異なり、ボルトB2の組み付け方向(この場合、上下方向)と、スクリュー36の後端の組み付け方向(この場合、上下方向)とが同一となる。したがって、後ブラケット80に嵩張りが不要となるため、結果として、パワースライド装置(ロアレール10と、アッパレール20と、アッパレール20をロアレール10に対して電動でスライドさせる電動駆動機構30)4を小型化できる。
また、この構成によれば、ロアレール10の後端には、後ブラケット80の貫通孔82に対応するように挿込孔12が形成されている。スクリュー36の後端が後ブラケット80に形成されている貫通孔82に挿し込まれると、この挿し込まれたスクリュー36の後端は、ロアレール10の後端に形成されている挿込孔12にも挿し込まれることとなる。そのため、例えば、シートクッション2からの大荷重がスクリュー36に作用しても、この作用した大荷重を、直に、ロアレール10に逃がすことができる。したがって、この大荷重による後ブラケット80の変形等を防ぐことができる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、『乗物用シート』の例として、『車両用シート1』を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、『乗物用シート』は、各種の乗物のシート、例えば、『船舶のシート』、『飛行機のシート』、『鉄道車両のシート』等であっても構わない。
また、実施例では、『スクリューの一端および/または他端』の例として、『スクリュー36の後端』を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、『スクリュー36の前端』であっても構わない。もちろん、『スクリュー36の後端および前端』であっても構わない。その場合でも、実施例と同様の作用効果を得ることができる。このことは、ロアレール10やアッパレール20においても同様である。
また、実施例では、貫通孔82と軸孔84とは、前後方向の同一直線上に位置するように設定されている形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、貫通孔82と軸孔84とは、左右方向の同一直線上に位置するように設定されている形態でも構わない。もちろん、これら貫通孔82と軸孔84とは、どちらが前後であっても構わないし、どちらが左右であっても構わない。
また、実施例では、『カシメ』の例として、『スピンカシメ』を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、『バーリングカシメ』、『プレスカシメ』等、公知のカシメであれば、どのようなカシメであっても構わない。
また、実施例では、左右のスクリュー36、36は、左右のロアレール10、10の内部に固着され、左右のナット38、38は、左右のアッパレール20、20の内部に回転可能に組み付けられている形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、左右のスクリュー36、36は、左右のアッパレール20、20の内部に固着され、左右のナット38、38は、左右のロアレール10、10の内部に回転可能に組み付けられていても構わない。この場合、モータ32の駆動によって左右のナット38、38を回転させることとなる。
1 車両用シート(乗物用シート)
10 ロアレール
12 挿込孔
20 アッパレール
32 モータ(駆動源)
36 スクリュー
38 ナット
80 後ブラケット(ブラケット)
82 貫通孔
82a 軸芯
84 軸孔
84a 軸芯
B2 ボルト(軸部材)


Claims (3)

  1. 駆動源を駆動させると、スクリューに対してナットが相対移動することで、ロアレールに対してアッパレールが電動でスライドする構成となっており、
    スクリューの一端および/または他端は、ロアレールまたはアッパレールのいずれか一方のレールに軸部材を介して締結されたブラケットに固着されている乗物用シートであって、
    スクリューの一端および/または他端は、ロアレールまたはアッパレールのいずれか一方のレールにブラケットを締結する軸部材の軸方向と同方向を向くように折り曲げられており、
    ブラケットに対するスクリューの一端および/または他端の固着は、この折り曲げられたスクリューの一端および/または他端がブラケットを締結する軸部材の軸方向と同方向に軸芯が形成されている貫通孔に挿し込まれた状態で行われている乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    ロアレールまたはアッパレールのいずれか一方のレールには、ブラケットの貫通孔に対応するように挿込孔が形成されており、
    スクリューの一端および/または他端がブラケットに形成されている貫通孔に挿し込まれると、
    この挿し込まれたスクリューの一端および/または他端は、ロアレールまたはアッパレールのいずれか一方のレールに形成されている挿込孔にも挿し込まれる乗物用シート。
  3. 請求項1〜2のいずれかに記載の乗物用シートであって、
    ブラケットには、軸部材を介してロアレールおよび/またはアッパレールに締結可能な軸孔が形成されており、
    スクリューの一端および/または他端には、折り曲げ部が形成されており、
    ブラケットの貫通孔と軸孔とは、ロアレールおよび/またはアッパレールの幅方向中央部で、スクリューの軸方向において、同一直線上に位置するように配置されている乗物用シート。
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