JP6309396B2 - 連結具 - Google Patents

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Description

本発明は、シールドトンネルの覆工に用いられトンネル構造体となるセグメントの連結具に関する。
上下水道、共同溝、道路、鉄道等の管路として用いられるシールドトンネルは、シールド工法により形成される。
シールド工法では、例えば、地山に発進立坑と到達立坑とを構築し、発進立坑から到達立坑へ向けてシールド掘進機で地山を掘削しながら、シールド掘進機の後方で次々にセグメントを組み立てて、推進方向に連結することで筒状の覆工体を構築する。
この覆工体は、複数のセグメントをトンネル周方向及びトンネル軸方向に連結させることにより構築される。坑内で行われるこのセグメント同士の連結作業に要する作業量は大きいため、セグメント同士の連結が容易であることが要求されている。
この種の連結作業を簡易化することを目的とした連結具としては、例えば、特許文献1に記載された連結具が知られている。この特許文献1に記載された連結具は、コンクリート部材同士を連結するものであって、一方のコンクリート部材に設けられる雄継手と、他方のコンクリート部材に設けられる雌継手とを備えている。この雄継手は一方のコンクリート部材の連結面から突出する板状の連結片を有し、この連結片の先端部の両側は先端に向かうにつれて拡幅するように形成されている。また、雌継手は連結面に開口する開口部とこの開口部を介して雄継手の連結片が挿入される挿入室とを有し、この挿入室の両内側面は奥側に向うにつれて拡開するように形成されている。そして、雌継手は、この両内側面に沿ってそれぞれ設けられ前後方向に移動する係止部材と、各係止部材を奥側から前方に向かって付勢するスプリングとを備えて構成されている。
このように構成された特許文献1に記載の連結具では、雄継手の連結片が開口部を介して挿入され始めると、係止部材をスプリングの付勢力に抗して奥側へ移動させ、さらに連結片が挿入されて、両係止部材間の離間距離が連結片の先端拡幅部の幅より広くなると、スプリングが両係止部材を押して開口部側へ移動させ、両係止部材が連結片の先端拡幅部を係止する。特許文献1に記載の連結具は、このようにして、雄継手が雌継手に係止されることで、コンクリート部材同士を容易に連結している。
特許第4628515号公報
しかしながら、特許文献1に記載の連結具は、雌継手内に雄継手の挿入に追従して移動するスプリング及び係止部材を有する複雑な移動機構を備えて構成されているため、連結具のコストが高くなる。このため、特許文献1に記載の連結具を、複数のセグメントをトンネル周方向やトンネル軸方向に連結させる各連結具として適用すると、連結のためのコストが高くなり好ましくない。また、特許文献1に記載の連結具は、上記のように複雑な移動機構を備えているため、例えば、異物の混入や環境条件等によりその移動機構に不具合が生じて、連結具として機能しなくなる可能性がある。
本発明は、このような実状に鑑み、トンネル構造体となる先行セグメントと後行セグメントとを容易に且つ確実に連結できると共に、簡易な構造の連結具を提供することを目的とする。
上記課題に対し、本発明に係る連結具は、その一態様として、トンネル構造体となる先行セグメントと後行セグメントとを連結する雄継手及び雌継手からなる連結具において、前記雄継手は、前記後行セグメントの連結面から連結面鉛直方向に延伸する板状の延伸板部と、前記延伸板部の先端部の板幅方向両側から板幅方向にそれぞれ突出する鉤部と、を含み、前記雌継手は、前記先行セグメントの連結面側に設けられ前記雄継手を挿入可能に開口される開口部を有する方形筒状体と、前記方形筒状体内の開口幅方向両隅に沿って、互いに前記延伸板部の板幅より大きく離間して設けられ、前記鉤部と当接して前記雄継手を案内しつつ該雄継手をその板厚方向に弾性変形可能に傾斜形成される当接面を有する一対の案内部と、前記一対の案内部の雄継手挿入終端側の端面からなる係止部と、を含み、前記鉤部が前記一対の案内部を通過して前記係止部に係止されると共に、前記延伸板部が前記一対の案内部間に位置されることにより、前記各セグメントを連結する構成である。
本発明に係る連結具によると、先行セグメントの連結面に後行セグメントの連結面を近接させると、後行セグメントの連結面から連結面鉛直方向に延伸する板状の延伸板部、及び、延伸板部の先端部の板幅方向両側から板幅方向にそれぞれ突出する鉤部を含む雄継手が、雌継手の開口部を介して雌継手の方形筒状体内に挿入され始める。そして、雄継手の鉤部は、方形筒状体内の開口幅方向両隅に沿って互いに前記延伸板部の板幅より大きく離間して設けられた一対の案内部に傾斜形成された当接面に当接する。さらに、雄継手が挿入されると、雄継手は、一対の案内部の当接面に鉤部を当接させた状態で、一対の案内部に案内されつつ、板厚方向に弾性変形する。そして、鉤部が一対の案内部を通過して雄継手の弾性変形が解消されると、雄継手の鉤部が係止部に係止されると共に延伸板部が一対の案内部間に収容され、雄継手が雌継手に係止される。これにより、先行セグメントと後行セグメントを連結する。
このように、鉤部が一対の案内部を通過したところで、雄継手の弾性変形が解消され、雄継手を雌継手に係止させることができる。これにより、雌継手に複雑な移動機構を設けることなく、雄継手を雌継手に確実に係止させることができる。
したがって、トンネル構造体となる先行セグメントと後行セグメントとを容易に且つ確実に連結できると共に、簡易な構造の連結具を提供することができる。
また、本発明に係る連結具によると、雄継手の鉤部は延伸板部の先端部の板幅方向両側から板幅方向にそれぞれ突出して形成され、各鉤部が一対の案内部を通過したところで、各鉤部を対応する係止部にそれぞれ係止させることができる。これにより、例えば、後行セグメントに対して、先行セグメントから引き離す方向への外力が加わって、雄継手を引き抜く力が作用したとしても、この雄継手の幅方向の両側に突設された各鉤部によってその引張方向の力を受けて、雄継手を雌継手に安定して係止させることができる。そして、この雄継手が雌継手に係止されているとき、雄継手には、単に引張方向(雄継手の延伸方向)の力が作用するだけであり、例えば、雄継手を板厚方向に曲げる力は発生しない。したがって、板状の雄継手を用いても、容易に十分な連結強度を発揮することができる連結構造を、簡易な構造で実現することができる。
本発明の第1実施形態における連結具の斜視図である。 上記実施形態における雄継手の概略構成を示す図である。 上記実施形態における雌継手の概略構成を示す図である。 図3に示す雌継手の断面図である。 上記実施形態における連結具の連結動作を説明するための図である。 図5に続く連結動作を説明するための図である。 セグメントリングを説明するための図である。 上記実施形態におけるセグメントの組立方法を示す図である。 本発明の第2実施形態における連結具の斜視図である。 第2実施形態における雌継手の概略構成を示す図である。 図10に示す雌継手の断面図である。 第2実施形態における連結具の連結動作を説明するための図である。 図12に続く連結動作を説明するための図である。 図13に示す連結完了時の連結具の断面図を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る連結具の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態における連結具100の概略構成を示す斜視図である。
図2(a)は後述する雄継手1の上面図であり、図2(b)は図2(a)に示すA−A矢視断面図である。図3(a)は後述する雌継手10の上面図であり、図3(b)は図3(a)のB矢視図である。図4(a)は図3(a)のC−C矢視断面図であり、図4(b)は図3(a)のD−D矢視断面図である。
前記連結具100は、図1に示すように、トンネル構造体となる先行セグメントPSと後行セグメントFSとを連結する雄継手1及び雌継手10からなるものである。
前記各セグメント(PS、FS)は、後述する図7のP1〜P8に示すように、それぞれ、湾曲した矩形状(略四角形状)に形成され、例えばコンクリートからなり、トンネル構造体の一部となるものである。後行セグメントFSに雄継手1が設けられ、先行セグメントPSに雌継手10が設けられる。
先行セグメントPSの連結面PS1に、後行セグメントFSの連結面FS1を近接させて、雌継手10に雄継手1を係止させることで、後行セグメントFSが先行セグメントPSに連結される。なお、この連結動作については、後に詳述する。
本実施形態において、先行セグメントPSの連結面PS1は、トンネル軸方向(図1参照)の露出側一側面、言い換えると、先行セグメントPSの長辺側一側面であり、後行セグメントFSの連結面FS1は、この連結面FS1に対向するトンネル軸方向の一側面、言い換えると、後行セグメントFSの長辺側一側面である。つまり、本実施形態においては、先行セグメントPSとは、既設のセグメントリング(後述する図7(b)参照)SL’を構成する複数のセグメントのうちの一部のことを示し、後行セグメントFSとは、この先行セグメントPSにトンネル軸方向から連結されるセグメントのことを示す。したがって、本実施形態において、連結具100はセグメントリング間の連結に用いるものである。
また、一つのセグメント(後述する図7(a)のP1〜P8)についてみると、各セグメントは、トンネル軸方向の一方の連結面側に雄継手1を有し、トンネル軸方向の他方の連結面側に雌継手10を有している。
前記雄継手1は、図1及び図2に示すように、後行セグメントFSに設けられ、板状の延伸板部2と鉤部3とを含んで構成され、全体として概略板状に形成されてなるものであり、後行セグメントFSのコンクリートと一体形成される。雄継手1は、例えば、ステンレス製等の鋼板を適宜加工して予め形成され、後行セグメントFSの厚み方向の略中央で、後行セグメントFSの周方向の適宜位置に位置するように配置される。また、雄継手1は図2(b)に示すように、その板面が後行セグメントFSの外周及び内周面と略平行となるように配置されている。
前記延伸板部2は、図2(a)に示すように、後行セグメントFSの連結面FS1から連結面鉛直方向に延伸してなるものである。この延伸板部2の先端部2aに、鉤部3が設けられている。一方、延伸板部2の基端部2bは、後行セグメントFSに固定されている。この基端部2bのうち後行セグメントFS内の最基端部2b1は、例えば、板幅方向両側に拡幅して形成されている。この拡幅形成された最基端部2b1が雄継手1に作用する引張力に抗するアンカーとなる。なお、アンカーは、最基端部2b1を拡幅して形成する構成に限らず、図示を省略するが、例えば、基端部2bの板面にU字状に屈曲させた鉄筋を最基端部2b1から突出するように溶接して構成してもよいし、基端部2bに板厚方向に貫通する貫通孔を設けこの貫通孔に鉄筋材を挿通させる構成としてもよい。
本実施形態において、延伸板部2の基端部2bは、後行セグメントFSの連結面FS1から内方に隔てた位置で後セグメントFSに固定される。つまり、延伸板部2の基端部2bは、連結面FS1から内方に隔てたその固定位置までは容易に、板厚方向に弾性変形できるように構成されている。
具体的には、図2(b)に示すように、基端部2bの連結面FS1側の上下面(板面)にそれぞれゴムやスポンジ等の弾性部材4を配置させる。つまり、連結面FS側では、基端部2bと後行セグメントFSのコンクリートとの間に弾性部材4が配置されている。なお、弾性部材4を設ける構成に限らず、単に、連結面FS側で、基端部2bの上下面とコンクリートとの間に単に隙間を設ける構成でもよい。
前記鉤部3は、延伸板部2の先端部2aの板幅方向両側から板幅方向にそれぞれ突出して形成されてなるものであり、例えば、基端部2bに向うにつれて拡幅するように形成されている。鉤部3の連結面FS1と対向する端面3aは、連結面FS1と平行になるように形成されている。この端面3aが後述する係止部13に当接する。
前記雌継手10は、図3及び図4に示すように、先行セグメントPSに設けられ、方形筒状体11と一対の案内部12,12と係止部13を含んで構成され、先行セグメントPSのコンクリートと一体形成される。
具体的には、雌継手10は、図3(a)及び図3(b)に示すように、雄継手1の配置位置に合わせて、先行セグメントPSの厚み方向の略中央で、先行セグメントPSの周方向の適宜位置に配置され、先行セグメントPS内に固定されている。
前記方形筒状体11は、先行セグメントPSの連結面PS1側に設けられ雄継手1を挿入可能に開口される開口部11aを有して、例えば、鋼材を適宜溶接して形成されてなるものである。
具体的には、方形筒状体11は、開口部11a側の端面が連結面PSと面一になるように先行セグメントPS内に固定されている。方形筒状体11は、有底筒状に形成され、開口部11a側から視てその開口長辺が先行セグメントPSの長辺方向に延在し、開口短辺が先行セグメントPSの厚み方向に延在し、雄継手1が挿入される方向である奥行き方向はトンネル軸方向と一致する。また、図示を省略するが、方形筒状体11の底部11bを、方形筒状体11の周壁11cより外方に突出するように形成し、アンカーとして機能させるように構成するとよい。雌継手10のアンカーの形式は、これに限らず、雄継手1と同様に、適宜位置に貫通孔形成したり鉄筋を溶接したりする等して適宜構成することができる。
前記一対の案内部12,12は、雄継手1を案内しつつ弾性変形させるものであり、方形筒状体11内の開口幅方向両隅に沿って、互いに延伸板部2の板幅(図1及び図2(a)参照)より大きく離間して設けられる。各案内部12は、言い換えると、方形筒状体11内の開口長辺方向両隅に沿って、トンネル軸方向に延在して設けられる。
また、各案内部12は、鉤部3と当接して雄継手1を案内しつつこの雄継手1をその板厚方向に弾性変形可能に傾斜形成される当接面12aをそれぞれ有する。
具体的には、各案内部12の当接面12aは、方形筒状体11の底部11bに向かうにつれ周壁11cから離れるように傾斜形成される。
また、本実施形態において、一対の案内部12,12は、図3(b)に示すように、方形筒状体11内の四隅のうち一の対角位置に設けられる第1案内部121と、他の対角位置に設けられる第2案内部122とからなる。
より具体的には、各案内部121,122は、図4(a)及び図4(b)に示すように、長手方向断面(図3に示すC−C矢視断面及びD−D矢視断面)で視ると、直角三角形状に形成され、全体として楔状に形成されている。この各案内部121,122は、その雄継手挿入終端側の端面(周壁11cと直角の面)と底部11bとが離間するように連結面PS1側に寄せて配置され、例えば、周壁11cに溶接等により固定されている。各案内部121,122の後述する収容室11e側の端面と底部11bとの離間距離は、雄継手1の鉤部3のトンネル軸方向の長さより大きくなるように設定されている。
このように、一対の案内部121,122を方形筒状体11内に配置することにより、方形筒状体11内に、一対の案内部121,122の互いに対向する両端面間の領域である中間室11dと、方形筒状体11内の底部11b側にて中間室11dと連通すると共に、雄継手1の鉤部3を含む鉤部側端部を収容する収容室11eとが形成される。
前記係止部13は、一対の案内部121,122の雄継手挿入終端側の端面からなり、一対の案内部121,122を通過した鉤部3の端面3aと当接して、鉤部3を係止するものである。
このようにして、鉤部3が一対の案内部12,12(121,122)を通過して係止部13に係止されると共に、延伸板部2が一対の案内部12,12(121,122)間(つまり、中間室11d)に収容されることにより、各セグメント(PS、FS)を連結する連結具100が構成される。
次に、本実施形態における連結具100の連結動作について、坑口側にて後述するセグメントリングSL(図7(a)参照)と同じ構成のセグメントリングSL’(図7(b)参照)が既に組立てられており、その一部のセグメント(先行セグメントPS)に、図1に示すように、切羽側から後行セグメントFSを連結するものとして、図1、図5及び図6を参照して、以下に説明する。
図5(a)は雄継手1の挿入中の状態図、図5(b)は図5(a)に示すE1矢視方向から視たイメージ図である。図6(a)は連結完了の状態図、図6(b)は図6(a)に示すE2矢視方向から視たイメージ図である。なお、図1、図5及び図6において、先行セグメントPSのトンネル周方向に隣接する他のセグメントについては、図の明瞭化のため、図示を省略した。また、セグメントリングSLの組立方法については、後述する。
先行セグメントPSの雌継手10と、後行セグメントFSの雄継手1との位置を合わせた状態(図1参照)で、先行セグメントPSの連結面PS1に後行セグメントFSの連結面FS1を近接させると、雄継手1が雌継手10の開口部11aを介して方形筒状体11内に挿入され始める。そして、鉤部3は、第1案内部121及び第2案内部122にそれぞれ傾斜形成された当接面12aに当接する。
そして、図5(a)及び図5(b)に示すように、連結面(PS1,FS1)がさらに近づくと、雄継手1は、一対の案内部121,122の当接面12aに鉤部3を当接させた状態で、一対の案内部121,122に案内されつつ、板厚方向に弾性変形する。このとき、図5(b)に示すように、雄継手1は、第1案内部121側では板厚方向上側に弾性変形し、第2案内部122側では板厚方向下側に弾性変形する。つまり、雄継手1は、挿入方向の中心軸線Oを中心としてねじれるように弾性変形し、方形筒状体11の底部11bに近づくにつれ、その変形量が増加する。
さらに、図6(a)及び図6(b)に示すように、先行セグメントPSの連結面PS1に後行セグメントFSの連結面FS1が面接触したところで、鉤部3が一対の案内部121,122を通過することになる。このとき、図6(b)に示すように、雄継手1は、その弾性変形が解消されて、元の状態に戻る。これと同時に、雄継手1の鉤部3の端面3aが係止部13に当接し、鉤部3が係止部13に係止されると共に雄継手1の鉤部3を含む鉤部側端部が収容室11eに収容され、延伸板部2が中間室11dに収容される。これにより、雄継手1が雌継手10に係止される。このようにして、先行セグメントPSと後行セグメントFSを連結する。
次に、複数のセグメント(P1〜P8)を含んで構成されるセグメントリングSLの組立方法及び各セグメントについて、図7及び図8を参照して説明する。
図7(a)は、セグメントリングSLの正面図である。図7(b)は、セグメントリングSLの部分展開図であり、トンネル内側を紙面手前側としている。図8は、セグメントリングSLの組立方法を示す図であり、図8(a)〜図8(d)は、先行セグメントPSに、後行セグメントFSが連結具100等によって順次連結されていく状態をそれぞれ示す。
ここで、セグメントリング間、つまり、トンネル軸方向の連結は連結具100によって行われる。一方、トンネル周方向に隣接するセグメント間の連結は、例えば、断面T字状の係合部を有した雄継手200aと、図示を省略するが、この係合部が嵌合する係合溝を有する雌継手とを含んで構成される一般的な連結金具200によって行われる。雄継手200aは、セグメントのトンネル周方向の連結面から外方に突出して設けられ、雌継手は、セグメントのトンネル周方向の連結面側に開口し雄継手200aを挿入可能な挿入孔をさらに有する。雄継手200aの係合部が挿入孔に挿入された状態で、雄継手200aが雌継手に対してトンネル軸方向に沿って坑口側に移動すると、雄継手200aの係合部の頭部が雌継手の係合溝内をスライド移動して係合溝に嵌合される。このようにして、トンネル周方向に隣接するセグメント間の連結が行われる。
セグメントリングSLは、適宜個数(図7では、8ピース)に分割された各セグメント(P1〜P8)をリング状に連結して構成される。このセグメントリングSLは、既設のセグメントリングSL’の露出側一側面(各PS1)に沿って、複数の後行セグメントFSがトンネル周方向に順次組み立てられることにより構築される。
具体的には、P1〜P8は、それぞれ上述の後行セグメントFSに相当し、坑口側に雄継手1が設けられ、切羽側に雌継手10が設けられている。また、P1〜P7については、雄継手1は周方向に適宜間隔をあけて適宜個数(図7(b)では3個)設けられ、切羽側に雌継手10が雄継手1と合せた適宜位置に適宜個数(図7(b)では3個)設けられ、P8については、図示を省略したが、雄継手1及び雌継手10はそれぞれ1個ずつ設けられている。
また、P1のトンネル周方向側(短辺側の面)の両側面には、図示を省略したが上述の雄継手200aと係合する雌継手がトンネル軸方向に適宜間隔をあけて適宜個数(例えば2個)ずつ設けられている。
P2〜P7のトンネル周方向側(短辺側の面)の側面のうちのP1側の側面には、それぞれ、図7(b)に示すように、雄継手200aがトンネル軸方向に適宜間隔をあけて適宜個数(例えば、2個)設けられている。一方、P2〜P5のP8側の側面には、それぞれ、図示を省略したが、雄継手200aと係合する雌継手がトンネル軸方向に適宜間隔をあけて適宜個数(例えば2個)設けられている。また、P6とP8との間、及び、P7とP8との間の連結は、例えば、コッター等の一般的な連結金具を用いて行われる。
P1〜P5は、上面視(図7(b))で略矩形状に形成されている。
P6及びP7は、図示を省略したが、上面視で台形状、詳しくは、P8側の側面のみ傾斜させ、切羽側の側面を短辺の上底とし、坑口側を長辺の下底とする台形状になっている。また、この台形の斜辺が、P8に接触する連結面となる。
P8は、図示を省略したが、上面視で台形状、詳しくは、坑口側を短辺の上底とし、切羽側を長辺の下底とする等脚台形状になっている。
セグメントリングSLは、セグメントP1〜P8を、図示を省略したエレクターにより移動操作して、以下のように組立てることで構築される。
まず、図8(a)に示すように、後行セグメントFSとしてのP1をエレクターにより移動操作して、P1を先行セグメントPS(既設のセグメントリングSL’)のトンネル軸方向の一側に連結具100により連結する。
次に、図8(b)に示すように、P1のトンネル周方向の一側面に、P2のトンネル周方向の一側面を面接触させ、この状態で、図8(c)に示すように、P2を切羽側から坑口側にトンネル軸方向にエレクターにより移動させて、P2をP1のトンネル周方向の一側面に連結金具200により連結する。つまり、P2を、そのトンネル周方向の一側面を隣接するP1のトンネル周方向の一側面と面接触させつつ、トンネル軸方向に移動させるという一連の移動操作により、P2の位置決めと、P2のトンネル軸方向及びトンネル周方向に隣接するセグメント(既設のセグメントリングSL’及びP1)との連結が同時に完了する。
そして、図8(d)に示すように、P1のトンネル周方向の他側に、P2と同様にして、P3を連結させる。
その後、図示を省略したが、P2のP1と反対の側に、P4を連結させ、P3のP1と反対の側に、P5を連結させ、P4のP2と反対の側に、P6を連結させ、P5のP3と反対の側に、P7を連結させる。
最後に、P6とP7の間にP8を挿入して、P8を連結具100により既設のセグメントリングSL’に連結させる。そして、P6とP8との間、及びP7とP8との間を、コッター等により連結させる。
このようにして、セグメントリングSLが構築される。その後、このセグメントリングSLを先行セグメントPSとして、次のセグメントリングSLが組立てられる。このように、セグメントリングSLが坑口側から切羽側に向って順次構築されることにより、円筒状の覆工体(図示せず)が構築される。
かかる本実施形態による連結具100によれば、先行セグメントPSの連結面PS1に後行セグメントFSの連結面FS1を近接させると、後行セグメントFSの雄継手1が、雌継手10の開口部11aを介して雌継手10の方形筒状体11内に挿入され始める。そして、雄継手1の鉤部3は、方形筒状体11内の開口幅方向両隅に沿って互いに延伸板部2の板幅より大きく離間して設けられた一対の案内部12,12に傾斜形成された当接面12aに当接する。さらに、雄継手1が挿入されると、雄継手1は、当接面12aに鉤部3を当接させた状態で、一対の案内部12,12に案内されつつ、板厚方向に弾性変形する。そして、鉤部3が一対の案内部12,12を通過して雄継手1の弾性変形が解消されると、鉤部3が係止部13に係止されると共に延伸板部2が一対の案内部12,12間に収容され、雄継手1が雌継手10に係止される。これにより、先行セグメントPSと後行セグメントFSを連結する。
このように、鉤部3が一対の案内部12,12を通過したところで、雄継手1の弾性変形が解消され、雄継手1を雌継手10に係止させることができる。これにより、雌継手10に複雑な移動機構を設けることなく雄継手1を雌継手10に確実に係止させることができる。
したがって、トンネル構造体となる先行セグメントPSと後行セグメントFSとを容易に且つ確実に連結できると共に、簡易な構造の連結具100を提供することができる。
また、本発明に係る連結具100によると、雄継手1の鉤部3は延伸板部2の先端部の板幅方向両側から板幅方向にそれぞれ突出して形成され、各鉤部3が一対の案内部12,12を通過したところで、各鉤部3を対応する係止部13にそれぞれ係止させることができる。これにより、例えば、後行セグメントFSに対して、先行セグメントPSから引き離す方向への外力が加わって、雄継手1を引き抜く力が作用したとしても、この雄継手1の幅方向の両側に突設された各鉤部3によってその引張方向の力を受けて、雄継手1を雌継手10に安定して係止させることができる。そして、この雄継手1が雌継手10に係止されているとき、雄継手1には、単に引張方向(雄継手の延伸方向)の力が作用するだけであり、例えば、雄継手1を板厚方向に曲げる力は発生しない。したがって、板状の雄継手1を用いても、容易に十分な連結強度を発揮することができる連結構造を、簡易な構造で実現することができる。
また、本発明に係る連結具100によると、雄継手1は、その先端部の板幅方向両側から突出している鉤部3が、一対の案内部12,12に当接して案内されると、板厚方向へ弾性変形する構成である。すなわち、雄継手1の鉤部3は、雄継手1の弾性変形の方向(板厚方向)とは異なる方向(板幅方向)に突出して形成される構成である。
ここで、例えば、鉤部3を雄継手1の先端部の上面又は下面のいずれか一方面から板厚方向に突出して形成すると共に、方形筒状体11内の鉤部3に対応する一方の内面側に鉤部3と当接して雄継手1を板厚方向に弾性変形させる案内部を傾斜形成し、この一つの案内部を通過したところで、雄継手1の弾性変形を解消させて、鉤部3をこの案内部の雄継手挿入終端側の端面に係止させることも考えられる。つまり、鉤部3を雄継手1の板厚方向と同じ方向に突出させることも考えられる。しかし、この場合、雄継手1は振動等により板厚方向に弾性変形し易いため、この板厚方向に突出している鉤部3が案内部の端面からずれ易すく、雄継手1と雌継手10との間の係合が安定しない可能性がある。
一方、本発明に係る連結具100によると、上述したように、鉤部3は雄継手1の弾性変形の方向とは異なる方向に突出している上、案内部12,12は、方形筒状体11内の四隅のうち一の対角位置に設けられる第1案内部121と、他の対角位置に設けられる第2案内部122とからなる。つまり、雄継手1の上面側及び下面側に対応してそれぞれ設けられているため、雄継手1が雌継手10に係合した後、振動等により雄継手1が板厚方向に弾性変形したとしても、鉤部3を係止部13(一対の案内部の雄継手挿入終端側の端面)に常に当接させた状態を維持することができるため、雄継手1と雌継手10との間の係合を安定化させることができる。
さらに、この場合、雄継手1は、第1案内部121側では板厚方向上側に弾性変形し、第2案内部122側では板厚方向下側に弾性変形する構成、言い換えると、挿入方向の中心軸線Oを中心としてねじれるように弾性変形する構成である。このため、雄継手1を雌継手10に挿入させる際に、雌継手10の挿入方向の中心軸線に対する雄継手1の中心軸線Oの軸ずれを防止することができる。したがって、雄継手1と雌継手10との間の係合をより安定して行うことができる。
また、本実施形態において、延伸板部2の基端部2bは、後行セグメントFSの連結面FS1から内方に隔てた位置で後セグメントFSに固定される構成とした。これにより、延伸板部2の基端部2bは連結面FS1から内方に隔てた位置までは容易に弾性変形できるようになる。つまり、雄継手1の板厚方向の変位を拘束する範囲が短くなるため、雄継手1の鉤部3が一対の案内部12,12を通過するとき、雄継手1を容易に弾性変形させることができる。
図9は、本発明の第2実施形態による連結具100の概略構成を示す図である。
図10(a)は雌継手10の上面図であり、図10(b)は図10(a)のB’矢視図である。図11(a)は図10(a)のC’−C’矢視断面図であり、図11(b)は図10(a)のD’−D’矢視断面図である。第1実施形態と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。また、セグメントリングSLの組立方法については、第1実施形態と同じであるため説明を省略する。
本実施形態において、雌継手10は、図10(a)に示すように、雄継手1の配置位置に合わせて、先行セグメントPSの周方向の適宜位置に配置され、先行セグメントPS内に固定されている。また、雌継手10は、図10(b)に示すように、先行セグメントPSの厚み方向の略中央に、一対の案内部12,12が位置するように配置されている。
本実施形態において、一対の案内部12,12は、図10(b)に示すように、方形筒状体11内の四隅のうち一の隅位置に形成される第3案内部123と、方形筒状体11内の四隅のうち第3案内部123と同一側の他の隅位置に設けられる第4案内部124とからなる。
具体的には、第3案内部123は、第1実施形態の第1案内部121と同じものからなるものであり、第4案内部124は、図10(b)及び図11(a)に示すように、第2案内部122を上下反転させて、第3案内部123が設けられている先行セグメントPSの厚み方向一方側(図では下側)の周壁11cの内面に配置されてなるものである。
つまり、各案内部123,124は、周壁11cの内面に、先行セグメントPSの厚み方向一方側(図では下側)に寄せ、且つ、雄継手挿入終端側の端面と底部11bとが離間するように連結面PS1側に寄せて、溶接等により固定され、それぞれ、楔状に形成されている。
また、本実施形態においては、図11に示すように、各案内部123,124の当接面12aと平行に対向する傾斜面14aを有するガイド部材14が、方形筒状体11の周壁11cの内面に設けられている。このガイド部材14は、断面直角三角形状に形成される。雄継手1は、弾性変形しつつ一対の案内部123,124に案内されているとき、このガイド部材14と一対の案内部123,124との間の領域を通過する。
次に、本実施形態における連結具100の連結動作について、図9、図12〜図14を参照して、以下に簡単に説明する。
図12(a)は雄継手1の挿入中の状態図、図12(b)は図12(a)に示すF1−F1矢視断面図である。図13(a)は連結完了の状態図、図13(b)は図13(a)に示すF2−F2矢視断面図である。図14(a)は図13(a)に示すG1−G1矢視断面図、図14(b)はG2−G2矢視断面図、図14(c)はG3−G3矢視断面図である。
先行セグメントPSの雌継手10と、後行セグメントFSの雄継手1との位置を合わせた状態(図9参照)で、先行セグメントPSに後行セグメントFSを近接させ、雄継手1を方形筒状体11内に挿入する。鉤部3は、各案内部123,124の当接面12aに当接する。そして、図12(a)に示すように、連結面(PS1,FS1)がさらに近づくと、雄継手1は、図12(b)に示すように、当接面12aに鉤部3を当接させた状態で、一対の案内部123,124に案内されつつ、板厚方向に弾性変形する。このとき、雄継手1は、板厚方向上側に弾性変形し、当接面12aと傾斜面14aとの間に位置する。つまり、雄継手1は、板厚方向一方向に弾性変形し、方形筒状体11の底部11bに近づくにつれ、その変形量を増加させつつ、当接面12aと傾斜面14aの間の領域内を移動する。
さらに、図13(a)及び図13(b)に示すように、先行セグメントPSの連結面PS1に後行セグメントFSの連結面FS1が面接触したところで、鉤部3が一対の案内部123,124を通過して、雄継手1は、その弾性変形が解消されて元の状態に戻る(図13及び図14(a)〜図14(c)参照)。これと同時に、雄継手1の鉤部3の端面3aが係止部13に当接し、鉤部3が係止部13に係止されると共に、図14(b)に示すように、雄継手1の延伸板部2が一対の案内部123,124の間の領域(中間室11d)に収容され、図14(c)に示すように、雄継手1の鉤部3を含む鉤部側端部が収容室11eに収容される。これにより、雄継手1が雌継手10に係止され、先行セグメントPSと後行セグメントFSを連結する。
かかる本実施形態による連結具100によれば、第1実施形態と同様に、鉤部3が一対の案内部12,12を通過したところで、雄継手1の弾性変形が解消され、雄継手1を雌継手10に係止させることができる。これにより、雌継手10に複雑な移動機構を設けることなく雄継手1を雌継手10に確実に係止させることができる。したがって、トンネル構造体となる先行セグメントPSと後行セグメントFSとを容易に且つ確実に連結できると共に、簡易な構造の連結具100を提供することができる。そして、板状の雄継手1を用いても、容易に十分な連結強度を発揮することができる連結構造を、簡易な構造で実現することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態についてそれぞれ説明したが、本発明は上記各実施形態に制限されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形及び変更が可能である。
例えば、上記各実施形態において、連結具100は、セグメントリング間、つまり、セグメントのトンネル軸方向の連結面間の連結に適用する場合で説明したが、これに限らず、セグメントのトンネル周方向の連結面間の連結に適用してもよい。
また、セグメント(PS,FS)は、コンクリート製であるものとして説明したが、これに限らず、鋼製セグメントや合成セグメントでもよい。
また、各案内部12,12は、図1及び図9に示すように、その連結面PS1側端部が連結面PS1と面一になる位置まで寄せて配置した場合で示したが、雄継手挿入終端側の端面(係止部13)と底部11bとの離間距離を鉤部3のトンネル軸方向の長さより大きく確保可能であれば、これに限らず、連結面PS1側端部が連結面PS1より内方の位置するように配置してもよい。これにより、雄継手1の挿入導入部を確保することができ、雄継手1をよりスムーズに雌継手10内に挿入することができる。
1・・・・・・・雄継手
2・・・・・・・延伸板部
2b・・・・・・基端部
3・・・・・・・鉤部
10・・・・・・雌継手
11・・・・・・方形筒状体
11a・・・・・開口部
12,12・・・一対の案内部
12a・・・・・当接面
13・・・・・・係止部
100・・・・・連結具
121・・・・・第1案内部
122・・・・・第2案内部
123・・・・・第3案内部
124・・・・・第4案内部
PS・・・・・・先行セグメント
PS1・・・・・連結面
FS・・・・・・後行セグメント
FS1・・・・・連結面

Claims (5)

  1. トンネル構造体となる先行セグメントと後行セグメントとを連結する雄継手及び雌継手からなる連結具において、
    前記雄継手は、
    前記後行セグメントの連結面から連結面鉛直方向に延伸する板状の延伸板部と、
    前記延伸板部の先端部の板幅方向両側から板幅方向にそれぞれ突出する鉤部と、
    を含み、
    前記雌継手は、
    前記先行セグメントの連結面側に設けられ前記雄継手を挿入可能に開口される開口部を有する方形筒状体と、
    前記方形筒状体内の開口幅方向両隅に沿って、互いに前記延伸板部の板幅より大きく離間して設けられ、前記鉤部と当接して前記雄継手を案内しつつ該雄継手をその板厚方向に弾性変形可能に傾斜形成される当接面を有する一対の案内部と、
    前記一対の案内部の雄継手挿入終端側の端面からなる係止部と、
    を含み、
    前記鉤部が前記一対の案内部を通過して前記係止部に係止されると共に、前記延伸板部が前記一対の案内部間に収容されることにより、前記各セグメントを連結する連結具。
  2. 前記一対の案内部は、前記方形筒状体内の四隅のうち一の対角位置に設けられる第1案内部と、他の対角位置に設けられる第2案内部とからなる、請求項1に記載の連結具。
  3. 前記一対の案内部は、前記方形筒状体内の四隅のうち一の隅位置に形成される第3案内部と、前記方形筒状体内の四隅のうち前記第3案内部と同一側の他の隅位置に設けられる第4案内部とからなる、請求項1に記載の連結具。
  4. 前記延伸板部の基端部は、前記後行セグメントの前記連結面から内方に隔てた位置で該後セグメントに固定される、請求項1〜3のいずれか1つに記載の連結具。
  5. 前記先行セグメントの前記連結面は、トンネル軸方向の露出側一側面であり、
    前記後行セグメントの前記連結面は、トンネル軸方向の一側面である、請求項1〜4のいずれか1つに記載の連結具。
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