JP6308552B2 - 空孔アシスト光ファイバ母材の製造方法 - Google Patents

空孔アシスト光ファイバ母材の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の空孔部を有する空孔アシスト光ファイバの光ファイバ母材の製造方法に関し、特に光ファイバの製造において長尺化を容易とする技術に関する。
一般に、光ファイバを用いた光通信では、コア部とクラッド部の屈折率差による全反射により、光信号がコア部に閉じ込められた状態で光ファイバ中を伝搬する。空孔アシスト光ファイバは、軸心に直交する断面のコア部周囲に複数個の空孔部を設けることにより、コア部とクラッド部の屈折率差による全反射とともに、空気とガラスの屈折率差を利用した全反射によって、光信号を伝搬する。前記複数個の空孔部を有する光ファイバは、従来の光ファイバと比べ、コア部と空孔部を包含するクラッド部との比屈折率差を大きくすることが可能なため、従来の光ファイバでは実現不可能な特性を実現できる(例えば、特許文献1参照)。
このような空孔部を有する光ファイバの製造方法としては、コア及びクラッド部が形成された光ファイバ母材をガラス透明化した後に孔を開けて線引きする方法が知られている。また、複数の石英管を用いて、空孔部を保持した状態でクラッド部を形成する方法(例えば、特許文献2参照)が提案されている。
ところで、前述した光ファイバ母材をガラス透明化した後に孔を開けて線引きする製造方法では、石英ガラスが非常に硬いため、クラッド部となる石英柱に空孔部を開ける際に超音波振動研削などの特殊な方法を用いる必要がある。しかし、孔を深く研削するために研削工具の長さを長くすると、高速回転に伴う軸ずれが生じ、研削できなくなってしまう。そのため、母材サイズの大型化、つまり光ファイバの長尺化が困難であるという問題があった。
また、特許文献2に記載の空孔を有する光ファイバ母材の製造方法では、光ファイバの外形となる石英管の内部及び光ファイバの空孔部となる石英管の外部に、クラッド部を形成するガラス微粒子を堆積する際に、光ファイバのコア部となる石英管近傍の温度が均一に加熱されないため、クラッド部を形成するガラス微粒子が均一に堆積しないという問題があった。
本発明は上記の事情に鑑み提案されたものであって、光ファイバ断面に複数の空孔部を有する空孔アシスト光ファイバを低損失かつ長尺に製造可能な光ファイバ母材を容易に得ることができる光ファイバ母材の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、光ファイバ母材の外形を形成する石英管内部に、光ファイバ母材のコア部及び空孔部を形成する石英管をそれぞれコア部及び空孔部に対応するよう配置し、各石英管を加熱しながら、石英管にガラス微粒子を堆積させることを特徴とする。より具体的には、MCVD(Modified Chemical Vapor Deposition)法またはPCVD(Plasma Chemical Vapor Deposition)法をベースとして、石英管を加熱しながらガラス粒子を堆積させて光ファイバ母材を生成する。
すなわち、
クラッド部内に複数の空孔部を包含した空孔アシスト光ファイバ母材の製造方法であって、
光ファイバ母材の外形となる第1の石英管の内部に当該第1の石英管の直径よりも小さい直径の第2の石英管を光ファイバ母材のコア部に対応するように配置する工程と、
前記第2の石英管の周囲に前記第1の石英管の直径よりも小さい直径の複数の第3の石英管を光ファイバ母材の空孔部に対応するように配置する工程と、
前記第1の石英管の外部、第2の石英管の内部及び第3の石英管の内部にそれぞれ、当該第1の石英管、第2の石英管及び第3の石英管を加熱するための器具を配置する工程と、
前記第1の石英管の外部から当該第1の石英管を加熱し、前記第2の石英管の内部から当該第2の石英管を加熱し、かつ前記第3の石英管の内部から当該第3の石英管を加熱しつつ、前記第1の石英管の内面、第2の石英管の外面及び第3の石英管の外面に光ファイバ母材のクラッド部となる第1のガラス微粒子を堆積する工程と、
前記第2の石英管の内部に配置した当該第2の石英管を加熱するための器具を取り外す工程と、
前記第1の石英管の外部から当該第1の石英管を加熱し、かつ前記第3の石英管の内部から当該第3の石英管を加熱しつつ、前記第1のガラス微粒子が外面に堆積された第2の石英管の内部に光ファイバ母材のコア部となる第2のガラス微粒子を堆積する工程とを含む
ことを特徴とする。
また、
クラッド部内に複数の空孔部を包含した空孔アシスト光ファイバ母材の製造方法であって、
光ファイバ母材の1つのコア部が形成された柱体状の母材または光ファイバ母材の1つのコア部及び当該コア部周囲のクラッド部の一部が形成された柱体状の母材を予め作製する工程と、
光ファイバ母材の外形となる第1の石英管の内部に当該第1の石英管の直径よりも小さい直径の第2の石英管を光ファイバ母材のコア部に対応するように配置する工程と、
前記第2の石英管の周囲に前記第1の石英管の直径よりも小さい直径の複数の第3の石英管を光ファイバ母材の空孔部に対応するように配置する工程と、
前記第1の石英管の外部、第2の石英管の内部及び第3の石英管の内部にそれぞれ、当該第1の石英管、第2の石英管及び第3の石英管を加熱するための器具を配置する工程と、
前記第1の石英管の外部から当該第1の石英管を加熱し、前記第2の石英管の内部から当該第2の石英管を加熱し、かつ前記第3の石英管の内部から当該第3の石英管を加熱しつつ、前記第1の石英管の内面、第2の石英管の外面及び第3の石英管の外面に光ファイバ母材のクラッド部となるガラス微粒子を堆積する工程と、
前記第1の石英管の外部、第2の石英管の内部及び第3の石英管の内部にそれぞれ配置した当該第1の石英管、第2の石英管及び第3の石英管を加熱するための器具を取り外す工程と、
前記ガラス微粒子が外面に堆積された第2の石英管の内部に前記光ファイバ母材の1つのコア部が形成された柱体状の母材または前記光ファイバ母材の1つのコア部及び当該コア部周囲のクラッド部の一部が形成された柱体状の母材を挿入する工程とを含む
ことを特徴とする。
なお、上記各空孔アシスト光ファイバ母材の製造方法において、ガラス粒子の堆積工程では、各石英管及び各石英管を加熱するための器具を、互いの相対的位置を維持しながら光ファイバ母材の中心を軸として相対的に同期回転させると好適である。
本発明に係る空孔アシスト光ファイバ母材の製造方法によれば、光ファイバ断面に複数の空孔部を有する空孔アシスト光ファイバを低損失かつ長尺に製造可能な光ファイバ母材を容易に得ることができる。
光ファイバ母材の一例を示す断面図 第1の実施の形態に係る光ファイバ母材の製造工程の一例を示す概略図 第1の実施の形態に係る光ファイバ母材の製造工程の一例を示す概略図 第1の実施の形態に係る光ファイバ母材の製造工程の一例を示す概略図 第1の実施の形態に係る光ファイバ母材の製造工程の一例を示す概略図 第1の実施の形態に係る光ファイバ母材の製造工程の一例を示す概略図 第2の実施の形態に係る光ファイバ母材の製造工程の一例を示す概略図 第2の実施の形態に係る光ファイバ母材の製造工程の一例を示す概略図 第2の実施の形態に係る光ファイバ母材の製造工程の一例を示す概略図 第2の実施の形態に係る光ファイバ母材の製造工程の一例を示す概略図 第2の実施の形態に係る光ファイバ母材の製造工程の一例を示す概略図 第3の実施の形態に係る光ファイバ母材の製造工程の一例を示す概略図 第3の実施の形態に係る光ファイバ母材の製造工程の一例を示す概略図 第3の実施の形態に係る光ファイバ母材の製造工程の一例を示す概略図 第3の実施の形態に係る光ファイバ母材の製造工程の一例を示す概略図 第3の実施の形態に係る光ファイバ母材の製造工程の一例を示す概略図 第4の実施の形態に係る光ファイバ母材の製造工程の一例を示す概略図 第4の実施の形態に係る光ファイバ母材の製造工程の一例を示す概略図 第4の実施の形態に係る光ファイバ母材の製造工程の一例を示す概略図 第4の実施の形態に係る光ファイバ母材の製造工程の一例を示す概略図 第4の実施の形態に係る光ファイバ母材の製造工程の一例を示す概略図
以下、本発明に係る空孔アシスト光ファイバ母材の製造方法について図面を参照して説明する。
まず、本発明において製造対象となる空孔アシスト光ファイバ用の光ファイバ母材について図1を参照して説明する。図1は光ファイバ母材の一例を示す断面図である。
光ファイバ母材10は、図1に示すように、全体が断面円形となっており紙面を貫く方向に延在している。なお、光ファイバ母材の外形は、所望の光ファイバの外形を形成する形状であれば円形でなくても良い。光ファイバ母材10は、任意の屈折率分布(図1では円形)を有するコア部11と、コア部11よりも小さい屈折率を有するクラッド部12と、複数(図1では6個)の空孔部13とからなる。コア部11及びクラッド部12により主たる光の導波路構造が形成されている。
コア部11は光ファイバ母材10の中心(軸心)に配置されている。複数の空孔部13は、軸心のコア部11の周囲に配置されている。図1では複数の空孔部13は、それぞれ軸心から所定の距離をとるように配置されるとともに、隣り合う空孔部13は互いに等間隔をとるように配置されている。換言すれば、6個の空孔部13は、正六角形の各頂点に設けられ、光ファイバ母材10は対称構造となっている。なお、複数の空孔部13は単に軸心を囲む位置に配置して、光ファイバ母材10を非対称構造としても良い。また、6個の空孔部13を有する光ファイバ母材10としたが、6個に限らず2個以上の複数個の空孔部13を有する光ファイバ母材10であれば良い。
石英を主成分として用いる光ファイバにおいては、コア部11及びクラッド部12の何れかにドーパントを添加することにより、光の導波構造を形成することが可能である。また、コア部11及びクラッド部12の両方にドーパントを添加しても良い。なお、代表的なドーパントとしては酸化ゲルマニウム(GeO2)やフッ素(F)が挙げられるが、これら以外の化学物質をドーパントとすることも可能である。
本発明はこのような光ファイバ母材10の製造方法に係るものである。以下にその実施の形態を詳述する。
第1の実施の形態
本発明の第1の実施の形態に係る空孔アシスト光ファイバ母材の製造方法について、図2〜図6を参照して説明する。図2〜図6は第1の実施の形態に係る光ファイバ母材の製造工程の一例を示す概略図である。
本実施の形態に係る光ファイバの製造方法は、MCVD法をベースとした光ファイバ母材の製造方法である。まず最初に、光ファイバ母材とほぼ同じ大きさ(外径、長さ)である第1の石英管21を1本用意し、光ファイバ母材とほぼ同じ大きさ(長さ)であり、光ファイバ母材のコア部をなす第2の石英管22を1本用意する。さらに、光ファイバ母材とほぼ同じ大きさ(長さ)であり、光ファイバ母材の空孔部をなす第3の石英管23を6本用意する。第2の石英管22及び第3の石英管23は、第1の石英管21の直径よりも小さい直径を有する。
図2に示すように、第1の石英管21、第2の石英管22及び6本の第3の石英管23を、その長手方向が軸心C2と平行となるように配置する。具体的には、第2の石英管22は、図1で示した光ファイバ母材10のコア部11の形成位置に対応するよう軸心C2の位置に配置される。また、6本の第3の石英管23は、図1で示した光ファイバ母材10の空孔部13の形成位置に対応するよう軸心C2を囲むように配置されるとともに、第1の石英管21の内部に第2の石英管22を中心とした正六角形の各頂点をなす箇所に配置される。
複数の第3の石英管23は、軸心C2を囲むようにして対称に配置されるものに限らず、非対称に配置されたものでも良い。第3の石英管23の数量は光ファイバ母材の空孔部と同等の数量であり、6本に限らず、2本以上であれば良い。また、複数の第3の石英管23の直径は同一のものに限らず、光ファイバ母材を線引きして最終的に得られる空孔アシスト光ファイバの各空孔径に合うように、異なる直径の第3の石英管23を用いても良い。さらに、第1の石英管21の端部と第2の石英管22及び第3の石英管23の端部とが略同一平面上に配置される。また、各石英管21、22及び23は、軸心C2を中心として石英管21、22及び23の相対的位置を維持しながら軸心C2の周りに同期回転できるよう所定の支持具(図示省略)により支持される。
次に、図3に示すように、前記第1の石英管21を加熱するための器具として、第1の酸水素バーナー24を配置する。同様に、前記第2の石英管22及び前記第3の石英管23をそれぞれ加熱するための器具として、第2の石英管22及び第3の石英管23の内部に、それぞれ第1の電熱線25及び第2の電熱線26を配置する。
ここで、第1の石英管21、第2の石英管22及び第3の石英管23をそれぞれ加熱するための器具は、酸水素バーナーや電熱線でなくても良い。このとき、第1の酸水素バーナー24により第1の石英管21に対して火炎研磨処理を行っても良い。ここで、第1の酸水素バーナー24を矢印L2の方向に移動させても良い。また、予め火炎研磨処理を施した石英管を第1の石英管21、第2の石英管22及び第3の石英管23として用いても良い。
続いて、図4に示すように、第1の石英管21の軸方向端部側近傍に第2の酸水素バーナー(クラッド部原料供給手段)27を配置する。続いて、第1の石英管21、第2の石英管22、6本の第3の石英管23、第1の電熱線25及び6本の第2の電熱線26を、第1の石英管21の軸心C2を中心として軸心C2周りに同期回転させる一方、第2の酸水素バーナー27により、第1の石英管21の内部、第2の石英管22の外部及び第3の石英管23の外部に光ファイバ母材のクラッド部28となる第1のガラス微粒子27aを堆積させる。
上述したように第1の酸水素バーナー24、第1の電熱線25及び第2の電熱線26により、第1の石英管21、第2の石英管22及び第3の石英管23が加熱されているため、熱酸化により光ファイバ母材のクラッド部28のガラス層が形成される。ここで、第1の酸水素バーナー24により第1の石英管21が加熱されるとともに、第1の電熱線25及び第2の電熱線26により第2の石英管22及び第3の石英管23が加熱されることによって、第1のガラス微粒子27aを第1の石英管21の内面、第2の石英管22の外面及び第3の石英管23の外面へ均一かつ高速に堆積することが可能となる。
この際、第2の石英管22の内部22a及び第3の石英管23の内部23aに光ファイバ母材のクラッド部28となる第1のガラス微粒子27aが堆積することを防ぐため、第2の酸水素バーナー27が配置される第2の石英管22及び第3の石英管23の端部を、それぞれ第1の電熱線25及び第2の電熱線26を挿入した際に封止しておくことも可能である。
そして、第1の石英管21の内部に第1のガラス微粒子27aが所定量堆積すると、図5に示すように、第2の石英管22の内部に配置した第1の電熱線25及び第2の酸水素バーナー27を取り外す。このとき、第1の石英管21の外部に配置した第1の酸水素バーナー24及び第3の石英管23の内部に配置した第2の電熱線はそのまま配置しておく。
次に、図6に示すように、第2の酸水素バーナー27に代わって第3の酸水素バーナー(コア部原料供給手段)29が配置される。続いて、第1の石英管21、第2の石英管22、第3の石英管23及び第2の電熱線26を、第1の石英管21の軸心C2を中心として軸心C2周りに同期回転させる一方、第3の酸水素バーナー29により、第2の石英管22の内部に第2のガラス微粒子29aを堆積させる。
上述したように酸水素バーナー24及び第2の電熱線26により第1の石英管21及び第3の石英管23が加熱されているため、熱酸化により光ファイバ母材のコア部30のガラス層が形成される。なお、第3の酸水素バーナー29の原料ガス及び流量を調整することにより任意の屈折率分布(例えば、ステップ型、階段型、トレンチ型など)を有するコア部30を作製することが可能である。
そして、第2の石英管22の内部に第2のガラス微粒子29aを所定量堆積させることにより、クラッド部28及びコア部30が形成された複数個の空孔部を包含する空孔アシスト光ファイバを製造するための光ファイバ母材(例えば、図1参照)が得られる。この光ファイバ母材を線引きすることにより、断面内に複数個の空孔部を包含する光ファイバを得ることができる。
このように本実施の形態に係る空孔アシスト光ファイバ母材の製造方法によれば、光ファイバ母材の外形となる第1の石英管の内部に当該第1の石英管の直径よりも小さい直径の第2の石英管を光ファイバ母材のコア部に対応するように配置し、前記第1の石英管の直径よりも小さい直径の複数の第3の石英管を光ファイバ母材の空孔部に対応するように配置し、前記第1の石英管の外部、第2の石英管の内部及び第3の石英管の内部にそれぞれ当該第1の石英管、第2の石英管及び第3の石英管を加熱するための器具を配置し、前記第1の石英管の外部、第2の石英管の内部及び第3の石英管の内部から当該第1の石英管、第2の石英管及び第3の石英管を加熱しながら、前記第1の石英管の内面、第2の石英管の外面及び第3の石英管の外面に光ファイバ母材のクラッド部となる第1のガラス微粒子を堆積し、前記第2の石英管の内部に配置した当該第2の石英管を加熱するための器具を取り外した後、光ファイバ母材のコア部となる第2のガラス微粒子を堆積することにより光ファイバ母材を製造することとしたため、空孔アシスト光ファイバを製造する際にキャピラリを束ねて線引きする方法における光ファイバの軸心に直交する断面において複数個形成される空孔部間の距離などの加工精度の劣化、低損失化の困難性を低減できるといった効果を奏する。また、空孔部を形成する第3の石英管の直径を任意に設定することができるため、異なる空孔径を有する空孔アシスト光ファイバ用の母材を容易に作製することが可能となるといった効果を奏する。
また、孔開け作業が不要であるため、複数の空孔部を包含する光ファイバを低損失かつ長尺に製造するための光ファイバ母材を母材サイズの制限を受けることなく製造することが可能になり、複数の空孔部を包含する空孔アシスト光ファイバの大量生産が可能となるといった効果を奏する。
なお、上記実施の形態では各石英管21、22及び23、並びに各電熱線25及び26を同期回転しながらガラス微粒子を堆積させていたが、所望のガラス微粒子の堆積状態が得られる範囲内で各バーナーの個数・配置や回転形態等は不問である。例えば、上記実施の形態では各石英管21、22及び23、並びに各電熱線25及び26を同期回転しながらガラス微粒子を堆積させていたが、第1の酸水素バーナー24、第2の酸水素バーナー27及び第3の酸水素バーナー29を軸心C2を中心として回転させるようにしても良い。さらに、上記実施の形態では第1の酸水素バーナー24、第2の酸水素バーナー27及び第3の酸水素バーナー29をそれぞれ1つだけ用いているが、複数の第1の酸水素バーナー24、第2の酸水素バーナー27及び第3の酸水素バーナー29を設けても良い。特に多数の第1の酸水素バーナー24、第2の酸水素バーナー27及び第3の酸水素バーナー29を軸心C2を中心として周囲に配置すれば、各石英管、各バーナー及び電熱線を非回転とすることもできる。
また、第2の石英管22及び第3の石英管23の内部にそれぞれ第1の電熱線25及び第2の電熱線26を配置する際に、第2の石英管22及び第3の石英管23の内部に第1のガラス微粒子27aが堆積しないように、第2の石英管22及び第3の石英管23の内部を蓋などにより密閉することも可能である。この場合、第1の電熱線25を取り外す工程において密閉用の蓋も取り外すことにより、後工程において第2の石英管22の内面に第2のガラス微粒子29aを堆積することが可能である。
第2の実施の形態
本発明の第2の実施の形態に係る空孔アシスト光ファイバ母材の製造方法について、図7〜図11を参照して説明する。図7〜図11は第2の実施の形態に係る光ファイバ母材の製造工程の一例を示す概略図である。
本実施の形態に係る光ファイバの製造方法は、MCVD法をベースとした光ファイバ母材の製造方法である。まず、光ファイバ母材の1つのコア部が形成された柱体状の母材または1つのコア部及び当該コア部周囲のクラッド部の一部が形成された柱体状の母材を1本用意する。光ファイバ母材を線引きして最終的に得られる空孔アシスト光ファイバのコアの所望の屈折率分布に対応して例えば、VAD(Vapor phase Axial Deposition)法、OVD(Outside Vapor Deposition)法、MCVD法、PCVD法などを用いて、任意の屈折率分布(例えば、ステップ型、階段型、トレンチ型など)を有するコア母材を作製することが可能である。また、コア部、またはコア部及びクラッド部が形成された柱体状の母材には、主にVAD法、OVD法、MCVD法及びPCVD法により作製される多孔質母材、並びに多孔質母材を脱水・透明化処理後に得られるガラス母材が挙げられるが、これら以外の母材を用いることも可能である。
次に、光ファイバ母材とほぼ同じ大きさ(外径、長さ)である第1の石英管31を1本用意し、光ファイバ母材とほぼ同じ大きさ(長さ)であり、光ファイバ母材のコア部をなす第2の石英管32を1本用意する。さらに、光ファイバ母材とほぼ同じ大きさ(長さ)であり、光ファイバ母材の空孔部をなす第3の石英管33を6本用意する。第2の石英管32及び第3の石英管33は、第1の石英管31の直径よりも小さい直径を有する。
図7に示すように、第1の石英管31、第2の石英管32及び6本の第3の石英管33を、その長手方向が軸心C3と平行となるように配置する。具体的には、第2の石英管32は、図1で示した光ファイバ母材10のコア部11の形成位置に対応するよう軸心C3の位置に配置される。また、6本の第3の石英管33は、図1で示した光ファイバ母材10の空孔部13の形成位置に対応するよう軸心C3を囲むように配置されるとともに、第1の石英管31の内部に第2の石英管32を中心とした正六角形の各頂点をなす箇所に配置される。
複数の第3の石英管33は、軸心C3を囲むようにして対称に配置されるものに限らず、非対称に配置されたものでも良い。第3の石英管33の数量は光ファイバ母材の空孔部と同等の数量であり、6本に限らず、2本以上であれば良い。また、複数の第3の石英管33の直径は同一のものに限らず、光ファイバ母材を線引きして最終的に得られる空孔アシスト光ファイバの各空孔径に合うように、異なる直径の第3の石英管33を用いても良い。さらに、第1の石英管31の端部と第2の石英管32及び第3の石英管33の端部とが略同一平面上に配置される。また、各石英管31、32及び33は、軸心C3を中心として石英管31、32及び33の相対的位置を維持しながら軸心C3の周りに同期回転できるよう所定の支持具(図示省略)により支持される。
次に、図8に示すように、前記第1の石英管31を加熱するための器具として、第1の酸水素バーナー34を配置する。同様に、前記第2の石英管32及び前記第3の石英管33をそれぞれ加熱するための器具として、第2の石英管32及び第3の石英管33の内部に、それぞれ第1の電熱線35及び第2の電熱線36を配置する。
ここで、第1の石英管31、第2の石英管32及び第3の石英管33をそれぞれ加熱するための器具は、酸水素バーナーや電熱線でなくても良い。このとき、第1の酸水素バーナー34により第1の石英管31に対して火炎研磨処理を行っても良い。ここで、第1の酸水素バーナー34を矢印L3の方向に移動させても良い。また、予め火炎研磨処理を施した石英管を第1の石英管31、第2の石英管32及び第3の石英管33として用いても良い。
続いて、図9に示すように、第1の石英管31の軸方向端部側近傍に第2の酸水素バーナー(クラッド部原料供給手段)37を配置する。続いて、第1の石英管31、第2の石英管32、6本の第3の石英管33、第1の電熱線35及び6本の第2の電熱線36を、第1の石英管21の軸心C3を中心として軸心C3周りに同期回転させる一方、第2の酸水素バーナー37により、第1の石英管31の内面、第2の石英管32の外面及び第3の石英管33の外面に光ファイバ母材のクラッド部38となるガラス微粒子37aを堆積させる。
上述したように第1の酸水素バーナー34、第1の電熱線35及び第2の電熱線36により、第1の石英管31、第2の石英管32及び第3の石英管33が加熱されているため、熱酸化により光ファイバ母材のクラッド部38のガラス層が形成される。ここで、第1の酸水素バーナー34により第1の石英管31が加熱されるとともに、第1の電熱線35及び第2の電熱線36により第2の石英管32及び第3の石英管33が加熱されることによって、ガラス微粒子37aを第1の石英管31の内面、第2の石英管32の外面及び第3の石英管33の外面へ均一かつ高速に堆積することが可能となる。
この際、第2の石英管32の内部32a及び第3の石英管33の内部33aに光ファイバ母材のクラッド部38となるガラス微粒子37aが堆積することを防ぐため、第2の酸水素バーナー37が配置される第2の石英管32及び第3の石英管33の端部を、それぞれ第1の電熱線35及び第2の電熱線36を挿入した際に封止しておくことも可能である。
そして、第1の石英管31内にガラス微粒子37aが所定量堆積すると、図10に示すように、第1の石英管31の外部に配置した第1の酸水素バーナー34、第2の石英管32の内部及び第3の石英管33の内部にそれぞれ配置した第1の電熱線35及び第2の電熱線36、並びに第2の酸水素バーナー37を取り外す。
次に、図11に示すように、予め作製した光ファイバ母材の1つのコア部が形成された柱体状の母材または1つのコア部及び当該コア部周囲のクラッド部の一部が形成された柱体状の母材を、第2の石英管32の内部に挿入することにより、クラッド部38及びコア部39が形成された複数個の空孔部を包含する空孔アシスト光ファイバを製造するための光ファイバ母材(例えば、図1参照)が得られる。
ここで、クラッド部またはコア部となるガラス微粒子を堆積するための酸水素バーナーを配置し、第2の石英管32とコア部39との間の隙間にクラッド部またはコア部となるガラス微粒子を堆積することにより、光ファイバ母材を線引きする際のコア位置ずれを防止することも可能である。また、コア部が多孔質母材またはガラス微粒子で形成されている場合には、脱水・透明化処理を行うことにより複数個の空孔部を包含する光ファイバを製造するための光ファイバ母材を得ることができる。この光ファイバ母材を線引きすることにより、断面内に複数個の空孔部を包含する空孔アシスト光ファイバを得ることができる。
このように本実施の形態に係る空孔アシスト光ファイバ母材の製造方法によれば、第1の実施の形態に係る空孔アシスト光ファイバ母材の製造方法と同様、複数個の空孔部を包含する空孔アシスト光ファイバを低損失かつ長尺に製造可能な光ファイバ母材を容易に得ることができる。
なお、上記実施の形態では各石英管31、32及び33、並びに各電熱線35及び36を同期回転しながらガラス微粒子を堆積させていたが、所望のガラス微粒子の堆積状態が得られる範囲内で各バーナーの個数・配置や回転形態等は不問である。例えば、上記実施の形態では各石英管31、32及び33、並びに各電熱線35及び36を同期回転させていたが、第1の酸水素バーナー34及び第2の酸水素バーナー37を軸心C3を中心として回転させるようにしても良い。さらに、上記実施の形態では第1の酸水素バーナー34及び第2の酸水素バーナー37をそれぞれ1つだけ用いているが、複数の第1の酸水素バーナー34及び第2の酸水素バーナー37を設けても良い。特に多数の第1の酸水素バーナー34及び第2の酸水素バーナー37を軸心C3を中心として周囲に配置すれば、各石英管、各バーナー及び電熱線を非回転とすることもできる。
また、第2の石英管32及び第3の石英管33の内部にそれぞれ第1の電熱線35及び第2の電熱線36を配置する際に、第2の石英管32及び第3の石英管33の内部にガラス微粒子37aが堆積しないように、第2の石英管32及び第3の石英管33の内部を蓋などにより密閉することも可能である。この場合、第1の電熱線35を取り外す工程において密閉用の蓋も取り外すことにより、後工程において第2の石英管32の内部にコア部が形成された柱体状の母材を挿入することが可能である。
第3の実施の形態
本発明の第3の実施の形態に係る空孔アシスト光ファイバ母材の製造方法について、図12〜図16を参照して説明する。図12〜図16は第3の実施の形態に係る光ファイバ母材の製造工程の一例を示す概略図である。
本実施の形態に係る光ファイバの製造方法は、PCVD法をベースとした光ファイバ母材の製造方法である。まず、上記第1の実施の形態と同様に、光ファイバ母材とほぼ同じ大きさ(外径、長さ)である第1の石英管41を1本用意し、光ファイバ母材とほぼ同じ大きさ(長さ)であり、光ファイバ母材のコア部をなす第2の石英管42を1本用意する。さらに、光ファイバ母材とほぼ同じ大きさ(長さ)であり、光ファイバ母材の空孔部をなす第3の石英管43を6本用意する。第2の石英管42及び第3の石英管43は、第1の石英管41の直径よりも小さい直径を有する。
図12に示すように、第1の石英管41、第2の石英管42及び6本の第3の石英管43を、その長手方向が軸心C4と平行となるように配置する。具体的には、第2の石英管42は、図1で示した光ファイバ母材10のコア部11の形成位置に対応するよう軸心C4の位置に配置される。また、6本の第3の石英管43は、図1で示した光ファイバ母材10の空孔部13の形成位置に対応するよう軸心C4を囲むように配置されるとともに、第1の石英管41の内部に第2の石英管42を中心とした正六角形の各頂点をなす箇所に配置される。
複数の第3の石英管43は、軸心C4を囲むようにして対称に配置されるものに限らず、非対称に配置されたものでも良い。第3の石英管43の数量は光ファイバ母材の空孔部と同等の数量であり、6本に限らず、2本以上であれば良い。また、複数の第3の石英管43の直径は同一のものに限らず、光ファイバ母材を線引きして最終的に得られる空孔アシスト光ファイバの各空孔径に合うように、異なる直径の第3の石英管43を用いても良い。さらに、第1の石英管41の端部と第2の石英管42及び第3の石英管43の端部とが略同一平面上に配置される。また、各石英管41、42及び43は、軸心C4を中心として石英管41、42及び43の相対的位置を維持しながら軸心C4の周りに同期回転できるよう所定の支持具(図示省略)により支持される。
次に、図13に示すように、前記第2の石英管42を加熱するための器具として、第2の石英管42の内部に、マイクロ波プラズマを発生させる第1のキャビティ44aを配置する。ここで、第1のキャビティ44a及び第1のマイクロ波プラズマの発生源44bで第1のマイクロ波プラズマの発生器44を構成している。また、第1の石英管41及び第3の石英管43をそれぞれ加熱するための器具として、第1の石英管41の外部及び第3の石英管43の内部に、それぞれマイクロ波プラズマを発生させる第2のキャビティ45a及び第3のキャビティ45bを配置する。ここで、第2のキャビティ45a、第3のキャビティ45b及び第2のマイクロ波プラズマの発生源45cで第2のマイクロ波プラズマの発生器45を構成している。
このとき、マイクロ波プラズマにより第1の石英管41に対してプラズマ火炎による研磨処理を行っても良い。ここで、第1の石英管41の外部に配置された第2のキャビティ45aを矢印L4の方向に移動させても良い。また、予め火炎研磨処理を施した石英管を第1の石英管41、第2の石英管42及び第3の石英管43として用いても良い。
続いて、図14に示すように、第1の石英管41の軸方向端部側近傍に第1の酸水素バーナー(クラッド部原料供給手段)46を配置する。続いて、第1の石英管41、第2の石英管42、6本の第3の石英管43、第1のキャビティ44a、第2のキャビティ45a及び第3のキャビティ45bを、第1の石英管41の軸心C4を中心として軸心C4周りに同期回転させる一方、第1の酸水素バーナー46により、第1の石英管41の内部、第2の石英管42の外部及び6本の第3の石英管43の外部に光ファイバ母材のクラッド部となる第1のガラス微粒子46aを堆積させる。
上述したように第1のキャビティ44a、第2のキャビティ45a及び第3のキャビティ45bにより、第2の石英管42、第1の石英管41及び第3の石英管43が加熱されているため、熱酸化により光ファイバ母材のクラッド部47のガラス層が形成される。ここで、第2のキャビティ45aだけでなく、第1のキャビティ44a及び第3のキャビティ45bを用いて、第1の石英管41、第2の石英管42及び第3の石英管43を加熱することによって、第1のガラス微粒子46aを第1の石英管41の内面、第2の石英管42の外面及び第3の石英管43の外面へ均一かつ高速に堆積することが可能となる。
この際、第2の石英管42の内部42a及び第3の石英管43の内部43aに光ファイバ母材のクラッド部47となる第1のガラス微粒子46aが堆積することを防ぐため、第1のキャビティ44a及び第3のキャビティ45bが配置される第2の石英管42及び第3の石英管43の端部を、第1のキャビティ44a及び第3のキャビティ45bを挿入した際に封止しておくことも可能である。
そして、第1の石英管41内に第1のガラス微粒子46aが所定量堆積すると、図15に示すように、第2の石英管42の内部に配置した第1のキャビティ44a及び第1のマイクロ波プラズマの発生源44b、並びに第1の酸水素バーナー46を取り外す。このとき、第1の石英管41の外部及び第3の石英管43の内部に配置した第2のキャビティ45a及び第3のキャビティ45bはそのまま配置しておく。
次に、図16に示すように、第1の酸水素バーナー46に代わって第2の酸水素バーナー(コア部原料供給手段)48が配置される。続いて、第1の石英管41、第2の石英管42、6本の第3の石英管43、第2のキャビティ45a及び第3のキャビティ45bを、第1の石英管41の軸心C4を中心として軸心C4周りに同期回転させる一方、第2の酸水素バーナー48により、第2の石英管42の内部に第2のガラス微粒子48aを堆積させる。
上述したように第2のキャビティ45a及び第3のキャビティ45bにより第1の石英管41及び第3の石英管43が加熱されているため、熱酸化により光ファイバ母材のコア部49のガラス層が形成される。なお、第2の酸水素バーナー48の原料ガス及び流量を調整することにより任意の屈折率分布(例えば、ステップ型、階段型、トレンチ型など)を有するコア部49を作製することが可能である。
そして、第2の石英管42の内部に第2のガラス微粒子48aを所定量堆積させることにより、クラッド部47及びコア部49が形成された複数個の空孔部を包含する光ファイバを製造するための光ファイバ母材(例えば、図1参照)が得られる。この光ファイバ母材を線引きすることにより、断面内に複数個の空孔部を包含する空孔アシスト光ファイバを得ることができる。
このように本実施の形態に係る空孔アシスト光ファイバ母材の製造方法によれば、第1〜第2の実施の形態に係る空孔アシスト光ファイバ母材の製造方法と同様、複数個の空孔部を包含する光ファイバを低損失かつ長尺に製造可能な光ファイバ母材を容易に得ることができる。
なお、上記実施の形態では各石英管41、42及び43、並びに各キャビティ44a、45a及び45bを同期回転しながらガラス微粒子を堆積させていたが、所望のガラス微粒子の堆積状態が得られる範囲内で各バーナーの個数・配置や回転形態等は不問である。例えば、上記実施の形態では各石英管41、42及び43、並びに各キャビティ44a、45a及び45bを同期回転させていたが、第1の酸水素バーナー46及び第2の酸水素バーナー48をそれぞれ軸心C4を中心として回転させるようにしても良い。さらに、上記実施の形態では第1の酸水素バーナー46及び第2の酸水素バーナー48をそれぞれ1つだけ用いているが、複数の第1の酸水素バーナー46及び第2の酸水素バーナー48を設けても良い。特に多数の第1の酸水素バーナー46及び第2の酸水素バーナー48を軸心C4を中心として周囲に配置すれば、各石英管や各キャビティを非回転とすることもできる。
また、第2の石英管42及び第3の石英管43内部にそれぞれ第1のキャビティ44a及び第3のキャビティ45bを配置する際に、第2の石英管42及び第3の石英管43の内部に第1のガラス微粒子46aが堆積しないように、第2の石英管42及び第3の石英管43の内部を蓋などにより密閉することも可能である。この場合、第1のキャビティ44aを取り外す工程において密閉用の蓋も取り外すことにより、後工程において第2の石英管42の内面に第2のガラス微粒子48aを堆積することが可能である。
第4の実施の形態
本発明の第4の実施の形態に係る空孔アシスト光ファイバ母材の製造方法について、図17〜図21を参照して説明する。図17〜図21は第4の実施の形態に係る光ファイバ母材の製造工程の一例を示す概略図である。
本実施の形態に係る光ファイバの製造方法は、PCVD法をベースとした光ファイバ母材の製造方法である。まず、光ファイバ母材の1つのコア部が形成された柱体状の母材または1つのコア部及び当該コア部周囲のクラッド部の一部が形成された柱体状の母材を1本用意する。光ファイバ母材を線引きして最終的に得られる空孔アシスト光ファイバのコアの所望の屈折率分布に対応して例えば、VAD法、OVD法、MCVD法、PCVD法などを用いて、任意の屈折率分布(例えば、ステップ型、階段型、トレンチ型など)を有するコア母材を作製することが可能である。また、コア部、またはコア部及びクラッド部が形成された柱体状の母材には、主にVAD法、OVD法、MCVD法及びPCVD法により作製される多孔質母材、並びに多孔質母材を脱水・透明化処理後に得られるガラス母材が挙げられるが、これら以外の母材を用いることも可能である。
次に、光ファイバ母材とほぼ同じ大きさ(外径、長さ)である第1の石英管51を1本用意し、光ファイバ母材とほぼ同じ大きさ(長さ)であり、光ファイバ母材のコア部をなす第2の石英管52を1本用意する。さらに、光ファイバ母材とほぼ同じ大きさ(長さ)であり、光ファイバ母材の空孔部をなす第3の石英管53を6本用意する。第2の石英管52及び第3の石英管53は、第1の石英管51の直径よりも小さい直径を有する。
図17に示すように、第1の石英管51、第2の石英管52及び6本の第3の石英管53を、その長手方向が軸心C5と平行となるように配置する。具体的には、第2の石英管52は、図1で示した光ファイバ母材10のコア部11の形成位置に対応するよう軸心C5の位置に配置される。また、6本の第3の石英管53は、図1で示した光ファイバ母材10の空孔部13の形成位置に対応するよう軸心C5を囲むように配置されるとともに、第1の石英管51の内部に第2の石英管52を中心とした正六角形の各頂点をなす箇所に配置される。
複数の第3の石英管53は、軸心C5を囲むようにして対称に配置されるものに限らず、非対称に配置されたものでも良い。第3の石英管53の数量は光ファイバ母材の空孔部と同等の数量であり、6本に限らず、2本以上であれば良い。また、複数の第3の石英管53の直径は同一のものに限らず、光ファイバ母材を線引きして最終的に得られる空孔アシスト光ファイバの各空孔径に合うように、異なる直径の第3の石英管53を用いても良い。さらに、第1の石英管51の端部と第2の石英管52及び第3の石英管53の端部とが略同一平面上に配置される。また、各石英管51、52及び53は、軸心C5を中心として石英管51、52及び53の相対的位置を維持しながら軸心C5の周りに同期回転できるよう所定の支持具(図示省略)により支持される。
次に、図18に示すように、前記第2の石英管52を加熱するための器具として、第2の石英管52の内部に、マイクロ波プラズマを発生させる第1のキャビティ54aを配置する。ここで、第1のキャビティ54a及び第1のマイクロ波プラズマの発生源54bで第1のマイクロ波プラズマの発生器54を構成している。また、第1の石英管51及び第3の石英管53をそれぞれ加熱するための器具として、第1の石英管51の外部及び第3の石英管53の内部に、それぞれマイクロ波プラズマを発生させる第2のキャビティ55a及び第3のキャビティ55bを配置する。ここで、第2のキャビティ55a、第3のキャビティ55b及び第2のマイクロ波プラズマの発生源55cで第2のマイクロ波プラズマの発生器55を構成している。
このとき、マイクロ波プラズマにより第1の石英管51に対してプラズマ火炎による研磨処理を行っても良い。ここで、第1の石英管51の外部に配置された第2のキャビティ55aを矢印L5の方向に移動させても良い。また、予め火炎研磨処理を施した石英管を第1の石英管51、第2の石英管52及び第3の石英管53として用いても良い。
続いて、図19に示すように、第1の石英管51の軸方向端部側近傍に酸水素バーナー(クラッド部原料供給手段)56を配置する。続いて、第1の石英管51、第2の石英管52、6本の第3の石英管53、第1のキャビティ54a、第2のキャビティ55a及び第3のキャビティ55bを、第1の石英管51の軸心C5を中心として軸心C5周りに同期回転させる一方、酸水素バーナー56により、第1の石英管51の内部、第2の石英管52の外部及び6本の第3の石英管53の外部に光ファイバ母材のクラッド部となるガラス微粒子56aを堆積させる。
上述したように第1のキャビティ54a、第2のキャビティ55a及び第3のキャビティ55bにより、第2の石英管52、第1の石英管51及び第3の石英管53が加熱されているため、熱酸化により光ファイバ母材のクラッド部57のガラス層が形成される。ここで、第2のキャビティ55aだけでなく、第1のキャビティ54a及び第3のキャビティ55bを用いて、第1の石英管51、第2の石英管52及び第3の石英管53を加熱することによって、ガラス微粒子56aを第1の石英管51の内面、第2の石英管52の外面及び第3の石英管53の外面へ均一かつ高速に堆積することが可能となる。
この際、第2の石英管52の内部52a及び第3の石英管53の内部53aに光ファイバ母材のクラッド部57となるガラス微粒子56aが堆積することを防ぐため、第1のキャビティ54a及び第3のキャビティ55bが配置される第2の石英管52及び第3の石英管53の端部を、第1のキャビティ54a及び第3のキャビティ55bを挿入した際に封止しておくことも可能である。
そして、第1の石英管51内にガラス微粒子56aが所定量堆積すると、図20に示すように、第2の石英管52の内部、第1の石英管51の外部及び第3の石英管53の内部に配置した第1のキャビティ54a、第2のキャビティ55a及び第3のキャビティ55b、並びに酸水素バーナー56を取り外す。
次に、図21に示すように、予め作製した光ファイバ母材の1つのコア部が形成された柱体状の母材または1つのコア部及び当該コア部周囲のクラッド部の一部が形成された柱体状の母材を、第2の石英管52の内側に挿入することにより、クラッド部57及びコア部58が形成された複数個の空孔部を包含する光ファイバを製造するための光ファイバ母材(例えば、図1参照)が得られる。
ここで、クラッド部またはコア部となるガラス微粒子を堆積するための酸水素バーナーを配置し、第2の石英管52とコア部58との間の隙間にクラッド部またはコア部となるガラス微粒子を堆積することにより、光ファイバ母材を線引きする際のコア位置ずれを防止することも可能である。また、コア部が多孔質母材またはガラス微粒子で形成されている場合には、脱水・透明化処理を行うことにより複数個の空孔部を包含する光ファイバを製造するための光ファイバ母材を得ることができる。この光ファイバ母材を線引きすることにより、断面内に複数個の空孔部を包含する空孔アシスト光ファイバを得ることができる。
このように本実施の形態に係る空孔アシスト光ファイバ母材の製造方法によれば、第1〜第3の実施の形態に係る空孔アシスト光ファイバ母材の製造方法と同様、複数個の空孔部を包含する光ファイバを低損失かつ長尺に製造可能な光ファイバ母材を容易に得ることができる。
なお、上記実施の形態では各石英管51、52及び53、並びに各キャビティ54a、55a及び55bを同期回転しながらガラス微粒子を堆積させていたが、所望のガラス微粒子の堆積状態が得られる範囲内で各バーナーの個数・配置や回転形態等は不問である。例えば、上記実施の形態では各石英管51、52及び53、並びに各キャビティ54a、55a及び55bを同期回転させていたが、酸水素バーナー56を軸心C5を中心として回転させるようにしても良い。さらに、上記実施の形態では酸水素バーナー56を1つだけ用いているが、複数の酸水素バーナー56を設けても良い。特に多数の酸水素バーナー56を軸心C5を中心として周囲に配置すれば、各石英管や各キャビティを非回転とすることもできる。
また、第2の石英管52及び第3の石英管53内部にそれぞれ第1のキャビティ54a及び第3のキャビティ55bを配置する際に、第2の石英管52及び第3の石英管53の内部にガラス微粒子56aが堆積しないように、第2の石英管52及び第3の石英管53の内部を蓋などにより密閉することも可能である。この場合、第1のキャビティ54bを取り外す工程において密閉用の蓋も取り外すことにより、後工程において第2の石英管52の内部にコア部が形成された柱体状の母材を挿入することが可能である。
本発明に係る空孔アシスト光ファイバ母材の製造方法によれば、複数個の空孔部を包含する光ファイバを精度良く長尺に製造可能な光ファイバ母材を得ることができる。その結果、通信産業などで有益に利用することができる。
10:光ファイバ母材、11:コア部、12:クラッド部、13:空孔部
21:第1の石英管、22:第2の石英管、23:第3の石英管、24:第1の酸水素バーナー、25:第1の電熱線、26:第2の電熱線、27:第2の酸水素バーナー、28:クラッド部、29:第3の酸水素バーナー、30:コア部
31:第1の石英管、32:第2の石英管、33:第3の石英管、34:第1の酸水素バーナー、35:第1の電熱線、36:第2の電熱線、37:第2の酸水素バーナー、38:クラッド部、39:コア部
41:第1の石英管、42:第2の石英管、43:第3の石英管、44:第1のマイクロ波プラズマの発生器、45:第2のマイクロ波プラズマの発生器、46:第1の酸水素バーナー、47:クラッド部、48:第2の酸水素バーナー、49:コア部
51:第1の石英管、52:第2の石英管、53:第3の石英管、54:第1のマイクロ波プラズマの発生器、55:第2のマイクロ波プラズマの発生器、56:酸水素バーナー、57:クラッド部、58:コア部
特開2005−338436号公報 特開2011−20861号公報

Claims (4)

  1. クラッド部内に複数の空孔部を包含した空孔アシスト光ファイバ母材の製造方法であって、
    光ファイバ母材の外形となる第1の石英管の内部に当該第1の石英管の直径よりも小さい直径の第2の石英管を光ファイバ母材のコア部に対応するように配置する工程と、
    前記第2の石英管の周囲に前記第1の石英管の直径よりも小さい直径の複数の第3の石英管を光ファイバ母材の空孔部に対応するように配置する工程と、
    前記第1の石英管の外部、第2の石英管の内部及び第3の石英管の内部にそれぞれ、当該第1の石英管、第2の石英管及び第3の石英管を加熱するための器具を配置する工程と、
    前記第1の石英管の外部から当該第1の石英管を加熱し、前記第2の石英管の内部から当該第2の石英管を加熱し、かつ前記第3の石英管の内部から当該第3の石英管を加熱しつつ、前記第1の石英管の内面、第2の石英管の外面及び第3の石英管の外面に光ファイバ母材のクラッド部となる第1のガラス微粒子を堆積する工程と、
    前記第2の石英管の内部に配置した当該第2の石英管を加熱するための器具を取り外す工程と、
    前記第1の石英管の外部から当該第1の石英管を加熱し、かつ前記第3の石英管の内部から当該第3の石英管を加熱しつつ、前記第1のガラス微粒子が外面に堆積された第2の石英管の内部に光ファイバ母材のコア部となる第2のガラス微粒子を堆積する工程とを含む
    ことを特徴とする空孔アシスト光ファイバ母材の製造方法。
  2. 前記第1及び第2のガラス微粒子堆積する工程では、前記第1の石英管、第2の石英管及び第3の石英管、並びに前記第2の石英管の内部に配置した当該第2の石英管を加熱するための器具及び第3の石英管の内部に配置した当該第3の石英管を加熱するための器具を、互いの相対的位置を維持しながら光ファイバ母材の中心を軸として相対的に同期回転させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の空孔アシスト光ファイバ母材の製造方法。
  3. クラッド部内に複数の空孔部を包含した空孔アシスト光ファイバ母材の製造方法であって、
    光ファイバ母材の1つのコア部が形成された柱体状の母材または光ファイバ母材の1つのコア部及び当該コア部周囲のクラッド部の一部が形成された柱体状の母材を予め作製する工程と、
    光ファイバ母材の外形となる第1の石英管の内部に当該第1の石英管の直径よりも小さい直径の第2の石英管を光ファイバ母材のコア部に対応するように配置する工程と、
    前記第2の石英管の周囲に前記第1の石英管の直径よりも小さい直径の複数の第3の石英管を光ファイバ母材の空孔部に対応するように配置する工程と、
    前記第1の石英管の外部、第2の石英管の内部及び第3の石英管の内部にそれぞれ、当該第1の石英管、第2の石英管及び第3の石英管を加熱するための器具を配置する工程と、
    前記第1の石英管の外部から当該第1の石英管を加熱し、前記第2の石英管の内部から当該第2の石英管を加熱し、かつ前記第3の石英管の内部から当該第3の石英管を加熱しつつ、前記第1の石英管の内面、第2の石英管の外面及び第3の石英管の外面に光ファイバ母材のクラッド部となるガラス微粒子を堆積する工程と、
    前記第1の石英管の外部、第2の石英管の内部及び第3の石英管の内部にそれぞれ配置した当該第1の石英管、第2の石英管及び第3の石英管を加熱するための器具を取り外す工程と、
    前記ガラス微粒子が外面に堆積された第2の石英管の内部に前記光ファイバ母材の1つのコア部が形成された柱体状の母材または前記光ファイバ母材の1つのコア部及び当該コア部周囲のクラッド部の一部が形成された柱体状の母材を挿入する工程とを含む
    ことを特徴とする空孔アシスト光ファイバ母材の製造方法。
  4. 前記ガラス微粒子堆積する工程では、前記第1の石英管、第2の石英管及び第3の石英管、並びに前記第2の石英管の内部に配置した当該第2の石英管を加熱するための器具及び第3の石英管の内部に配置した当該第3の石英管を加熱するための器具を、互いの相対的位置を維持しながら光ファイバ母材の中心を軸として相対的に同期回転させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の空孔アシスト光ファイバ母材の製造方法。
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