JP6308343B2 - カテーテルの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、カテーテルの製造方法に関し、さらに詳しくは、脱落が高度に防止されたX線造影マーカを備えるカテーテルを生産性よく製造することができるカテーテルの製造方法に関する。
外科的手術が困難な部位の治療や低侵襲な治療を行う場合の治療手段として、カテーテルを用いた治療が広く行われている。体内に挿入したカテーテルの位置を確認する必要がある場合には、予めカテーテルにX線不透過材料で形成されたX線造影マーカを設けておいて、X線造影下でそのX線造影マーカの位置を確認することによって、カテーテルの位置を確認する手法が広く用いられている。
X線造影マーカを備えるカテーテルを用いる場合において、十分な配慮が必要な事項として、X線造影マーカの脱落の問題を挙げることができる。従来、カテーテルを構成するカテーテル管の外周面側にX線造影マーカを嵌め込んだ構造が広く採用されているが、そのような構造のカテーテルでは、体内において、X線造影マーカが体内壁や他の医療器具などに引っかかって、カテーテル管から脱落するおそれがある。
そこで、X線造影マーカの脱落を防止すべく、X線造影マーカを備えるカテーテルの構造について、種々の検討がなされている。例えば、特許文献1では、カテーテル管(カテーテルシャフト)を1つのチューブとその外周面側を被覆する被覆層で構成して、チューブと被覆層との境界面にX線造影マーカなどの位置確認用マーカを設けることが提案されている。この特許文献1に記載された構造のカテーテルでは、マーカが露出しないので、カテーテル管の外周面側にマーカを嵌め込む場合に比して、マーカの脱落が防止されているといえる。しかし、このカテーテルでは、チューブと被覆層との境界面にマーカが設けられているので、マーカが存在する部分において、チューブと被覆層とが剥離し易く、それに起因して、マーカが存在する部分においてカテーテル管が破損して、マーカが脱落するおそれがある。
また、特許文献2では、それぞれ樹脂製の内層および外層と、それらの間に設けられた金属などで形成された補強層とで形成されるカテーテル管にX線造影マーカ(X線不透過マーカ)を設けるにあたり、補強層と外層との間に、外層を形成する樹脂よりも硬度が高い樹脂で形成された中間層を配置し、その中間層と外層との間にX線造影マーカを配置することが提案されている。この特許文献2に記載された構造のカテーテルでは、X線造影マーカが露出しない上に、高い硬度を有する中間層にX線造影マーカがめり込むので、よりX線造影マーカの脱落が防止されているといえる。しかし、このカテーテルでは、中間層と外層が異なる硬度を有する材料で形成される必要があり、しかも、中間層と外層とを密着させる際に付与する接合圧力が不足するおそれがあることから、中間層と外層との密着力が不十分となるおそれがある。したがって、このカテーテルでも、中間層と外層との剥離に起因して、X線造影マーカが存在する部分においてカテーテル管が破損して、マーカが脱落するおそれがある。
特開平10−314312号公報 特開2011−19664号公報
そこで、本発明は、脱落が高度に防止されたX線造影マーカを備えるカテーテルを生産性よく製造することができるカテーテルの製造方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、熱可塑性樹脂製の外層、および外層の内側にある内層で形成され、外層内に埋設された筒状のX線造影マーカを備えるカテーテル管で構成されるカテーテルの製造方法であって、カテーテル管の内層を形成する部材である内層管に、熱可塑性樹脂製で筒状の溶着用部材を被せる第一の工程と、第一の工程で内層管に被せた溶着用部材上に、X線不透過材料で形成された筒状のX線造影マーカを被せる第二の工程と、第二の工程でX線造影マーカを被せた内層管に、熱可塑性樹脂製の熱収縮管であって、カテーテル管の外層を形成する部材である外層管を被せ、当該外層管を加熱することによって、外層管を熱収縮させて、その熱収縮力によって、内層管を締め付けて内層管と外層管とを接合させ、さらに外層管と溶着用部材とを熱溶着して、これらの間にX線造影マーカが埋まるように外層管と溶着用部材とを一体化させる第三の工程と、を有してなるカテーテルの製造方法が提供される。
上記のカテーテルの製造方法では、外層管および溶着用部材が、同一種の熱可塑性樹脂で形成されてなることが好ましい。
上記のカテーテルの製造方法では、カテーテルが、ステントデリバリー用カテーテルであることが好ましい。
本発明のカテーテルの製造方法によれば、外層管と溶着用部材とが、外層管の熱収縮力によって強固に熱溶着されて一体化された部分に、X線造影マーカが埋設された構造のカテーテル管で構成されたカテーテルが得られる。したがって、X線造影マーカが露出せず、しかも、X線造影マーカが埋設された部分の層間の剥離が生じ難いので、X線造影マーカの脱落が高度に防止される。さらに、本発明のカテーテルの製造方法は、前述の特許文献1に開示されるような、内層管(チューブ)とその外周面側に配置される外層管(被覆層)との間にX線造影マーカを設けるという従来の手法に対して、内層管とX線造影マーカとの間にさらに溶着用部材を設けるという簡単な工程を付与するだけで、X線造影マーカの脱落が高度に防止することを可能とするものであり、カテーテルを生産性よく製造することが可能である。
図1は本発明の一実施形態に係るステントデリバリー用カテーテルの全体図である。 図2は本発明の一実施形態に係るステントデリバリー用カテーテルのカテーテル管(アウターシース)の断面図である。 図3は本発明の一実施形態において、カテーテル管を形成するための一連の工程を示す概略図である。
以下、本発明のカテーテルの製造方法を図面に示す実施形態に基づき説明する。まず、本発明のカテーテルの製造方法の一実施形態を適用して製造したカテーテルの一例として、本発明のカテーテルの製造方法の一実施形態により製造したステントデリバリー用カテーテルの実施形態について説明する。図1に示す本発明の実施形態に係るステントデリバリー用カテーテル1は、自己拡張型のステントを総胆管の狭窄部に留置するために用いられる医療用処置具であり、遠位端部を内視鏡を介して総胆管内に挿入して用いられる。
ステントデリバリー用カテーテル1は、患者の体内(管腔)に挿入される細長いカテーテル部2およびカテーテル部2の近位端側に接続され、体外側から体内のカテーテル部2を操作するための操作部3を概略備えている。なお、図1では、カテーテル部2の内部構造の理解を容易なものとするために、後述するアウターシース22が近位端側にスライド(移動)されてステント4が露出している状態を示している。
図1に示されるように、カテーテル部2は、遠位端および近位端を有するインナーチューブ21と、遠位端および近位端を有するアウターシース22と、インナーチューブ21の遠位端に設けられる先端チップ23と、アウターシース22の外周を覆うように、アウターシース22と同心状に配される最外管24とを備えている。先端チップ23には、遠位端側に向けて細くなるようなテーパが形成されている。また、インナーチューブ21およびアウターシース22の遠位端近傍には、それぞれX線造影マーカ25、26が取り付けられている。
インナーチューブ21には、ガイドワイヤーを挿通するための内腔が形成されている。ガイドワイヤーを体内に挿入して体外と体内との経路を確保した後、カテーテル部2を構成するインナーチューブ21の内腔内に挿通されたガイドワイヤーに沿ってカテーテル部2を押し込むことにより、カテーテル部2の遠位端近傍を体内の目的部位に挿入することができる。また、インナーチューブ21の遠位端側には、ステント配置部27が形成されており、ステント配置部27には、ステント4が配置されている。
本実施形態においては、インナーチューブ21は、ステント配置部27よりも近位端側で、インナーチューブ内層21bと該インナーチューブ内層21bを覆うように形成されたインナーチューブ外層21aとを備える二層構造とされている。そして、インナーチューブ内層21bの遠位端はインナーチューブ外層21aの遠位端より遠位端側に位置しており、これによってインナーチューブ外層21aの遠位端に段差が形成されている。そして、インナーチューブ外層21aの遠位端側には、X線不透過材料で形成された円筒状のX線造影マーカ25が装着されている。
X線造影マーカ25は、X線透視によって、その位置が検出されて体内における標識となるものであり、例えば金、白金、タングステンやこれらと他の金属(例えば、イリジウム)との合金などの金属材料や、硫酸バリウムや酸化ビスマスがブレンドされたポリマーなどにより形成される。また、本実施形態のX線造影マーカ25には、黒色のコーティングが施されている。X線造影マーカ25に黒などの視認性に優れた着色が施されることによって、体内における内視鏡カメラによる視認性が向上し、内視鏡カメラによる位置の確認も容易にすることができる。本実施形態のX線造影マーカ25は、インナーチューブ内層21bで形成された管の外径よりもわずかに大きい内径と、インナーチューブ21(インナーチューブ外層21aで形成された管)の外径と略同一の外径を有する円筒形状である。そして、その内腔にインナーチューブ内層21bが挿通されて、インナーチューブ外層21aの遠位端側に取り付けられることによって、X線造影マーカ25とインナーチューブ内層21bとの間で段差が形成されている。この段差は、ステント4を所定位置に留置する際に必要な操作であるアウターシース22の近位端側へのスライド操作の際に、ステント4がアウターシース22と共にステント配置部27から近位端側に移動してしまわないようにするためのストッパの役割を果たしている。
インナーチューブ21は可撓性を有しており、その材料としては、ある程度の剛性と摺動性を有する熱可塑性樹脂が好適に用いられる。本実施形態においては、インナーチューブ内層21bを高剛性の熱可塑性樹脂で形成して、インナーチューブ外層21aは摺動性に優れる熱可塑性樹脂で形成している。また、本実施形態においては、インナーチューブ21に金属線の編組体を埋設している。インナーチューブ21には、剛性や摺動性の向上などのために、材料の表面にコーティングなどがなされていてもよい。インナーチューブ21の寸法は、通常、長さはアウターシース22と操作部3の長さを合計した程度であり、外径は0.5〜3.0mm程度である。
アウターシース22は、本発明のカテーテルの製造方法の特徴的な工程の一実施形態によって製造されたカテーテル管である。このアウターシース22は、インナーチューブ21(インナーチューブ外層21aで形成された管)の外径よりもわずかに大きい内径を有しており、その内側にインナーチューブ21が挿通されている。インナーチューブ21(インナーチューブ内層21bで形成された管)の外周面とアウターシース22の内周面との間には、ステント4が装着できるように所定の隙間が形成されている。アウターシース22の近位端は、操作部3に接続されている。アウターシース22は、操作部3を操作することにより、インナーチューブ21に対して軸方向にスライド(相対移動)可能である。
図2に示されるように、アウターシース22は、熱可塑性樹脂製の外層22aと、その内側にある熱可塑性樹脂製の内層22bと、アウターシース22の遠位端近傍部分において外層22aに埋設されたX線造影マーカ26と、アウターシース22の近位端側の部分において、内層22bと外層22aとの層間に埋設された編組体28とを備えている。
アウターシース22を構成する外層22aおよび内層22bは、アウターシース22を透かしてその内部にあるステント4を目視できるようにするために、透明な熱可塑性樹脂によって形成されることが好ましい。そのような熱可塑性樹脂の具体例としては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリアミド、ポリエーテルポリアミド、ポリエステルポリアミド、ポリテトラフルオロエチレンなどのフッ素系樹脂などの熱可塑性樹脂や、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系などの熱可塑性エラストマー樹脂を挙げることができ、これらのうち2種以上を組み合わせて使用することもできる。また、外層22aと内層22bとは同じ材料で形成してもよいし、異なる材料で形成してもよい。なお、本実施形態では、内層22bを熱可塑性樹脂によって形成したが、内層22bは他の材料で形成されていてもよい。
アウターシース22の遠位端部には、X線不透過材料で形成された円筒状のX線造影マーカ26が埋設されている。このX線造影マーカ26は、後述するように、本発明のカテーテルの製造方法の一実施形態によって、アウターシース22(外層22a)に埋設されたものであり、X線透視によって、その位置が検出されて体内における標識となるものである。そして、X線造影マーカ25、26の相対位置を確認することによって、インナーチューブ21とアウターシース22との相対位置を把握することが可能となり、その結果、ステント4が解放されたか否かを把握することが可能となる。なお、X線造影マーカ26を形成するX線不透過材料としては、X線造影マーカ25を形成する材料として例示したものと同じ材料を例示することができる。本実施形態のステントデリバリーカテーテル1では、X線造影マーカ26がアウターシース22に埋設されて露出してないことから、X線造影マーカの脱落が高度に防止されている。
アウターシース22の近位端側における内層22bと外層22aとの層間には、複数本の線材を螺旋状に編組してなる管状の編組体28が埋設されている。この編組体28は、金属製の線材を複数本編組することにより構成され、全体として管状体をなす。編組体28において、各々の線材は、螺旋状に巻回された形状を有している。編組体28を構成する線材の材料は、例えば、金、銀、白金、銅、イリジウム、ニッケル、チタン、タングステン、鉄、アルミニウム、錫、亜鉛などの金属単体、ステンレス鋼、ニクロム鋼、ニッケル−チタン合金、チタン系合金などの合金が挙げられる。なかでも、加工性、強度、耐食性の観点より、SUS304、SUS316などのステンレス鋼を用いることが好ましい。なお、本実施形態では、アウターシース22の近位端側の部分にのみ編組体28を設けたが、編組体28の長さは特に限定されず、例えば、アウターシース22の全長に亘って編組体28を設けてもよい。また、本実施形態では、内層22bと外層22aとの層間に編組体28を設けたが、例えば、内層22bの層内に編組体28を埋設してもよく、さらに、アウターシース22に編組体28を設けなくてもよい。
図1に示される本実施形態のステントデリバリーカテーテル1に装着されるステント4は、収縮状態から自己の弾性力によって拡張する自己拡張型のステントであり、ニッケルチタン合金やコバルトクロム合金などの超弾性金属あるいは形状記憶金属等で構成される。
先端チップ23は、ステントデリバリーカテーテル1の挿入抵抗を低減し、体内への挿入を容易にする役割を果たしており、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリウレタン、ポリテトラフルオロエチレンなどのフッ素樹脂、およびポリエチレンなどのポリオレフィン樹脂を含む当分野で周知のあらゆる好適な材料から形成することができる。
最外管24は、操作部3から遠位端方向に、一定長さのアウターシース22の外周面を覆うように、アウターシース22と同心円状に配された管であり、その近位端側が操作部3におけるハウジング31の前方キャップ32の遠位端に固定されている。本実施形態において、最外管24は必ずしも必須ではないが、アウターシース22がカテーテル部2の最外層になると、ステント4の留置操作であるアウターシース22の近位端側へのスライドの際に、アウターシース22を手で保持することが不可能となる。なぜならば、近位端側に動こうとするアウターシース22を手で保持して、その位置で固定してしまうと、結果的にインナーチューブ21が体内壁に対して遠位端方向に移動してしまい、ステント4の留置位置がずれ易くなるからである。したがって、ステントデリバリー用カテーテル1を手で保持することを可能とし、ステント4の留置位置をずれ難くする観点からは、最外管24を設けることが好ましい。最外管24は、通常、長さがアウターシース22よりも500〜1500mm程度短く、内径がアウターシース22の外径よりも0.05〜1.0mm程度大きい寸法で設けられる。材料は特に限定はないが、合成樹脂を用いることができ、本実施形態においては熱可塑性樹脂が使用されている。
操作部3としては、駆動レバー33を操作してアウターシース22を近位端側に移動させる構成としたが、これには限定されず、例えば、手動操作によりインナーチューブに対してアウターシースを近位端側へ引くことによって、ステントを開放するような比較的簡易な構成としてもよい。要するに、アウターシースを軸方向に移動させて、ステントの規制および開放を行うことができれば、その構成は特に限定されない。
なお、図1に示す状態においては、ステント4とインナーチューブ21およびアウターシース22との位置関係を明確にするために、インナーチューブ21のステント配置部27上に拡張していない状態のステント4が示されているが、本実施形態のステント4は自己拡張型のステントであるので、図示のようにアウターシース22から解放されると、拡張してステント配置部27の外周面から離れた状態となる。
本実施形態のステントデリバリー用カテーテル1を用いて、自己拡張型のステント4を総胆管の狭窄部に留置する際の手技の一例を説明する。まず、常法にしたがって、患者の体内に内視鏡を挿入して、内視鏡の遠位端を十二指腸乳頭の近傍に到達させ、内視鏡のチャンネルを介して、ガイドワイヤーを十二指腸乳頭から総胆管の狭窄部まで挿入する。次に、そのガイドワイヤーをインナーチューブ21の内腔に挿通して、そのガイドワイヤーに沿わせて、ステントデリバリー用カテーテル1の遠位端部を十二指腸乳頭から総胆管の狭窄部に挿入し、X線造影によってX線造影マーカ25、26の位置を確認しながら、ステント4を配置したステント配置部27を、ステント4を留置すべき総胆管の狭窄部に位置させる。そして、操作部3の駆動レバー33を操作してアウターシース22を近位端側に移動させることによって、アウターシース22からステント4を解放させれば、ステント4が自己拡張して、総胆管の狭窄部にステント4が留置される。なお、本実施形態としては、自己拡張型のステントを総胆管の狭窄部に留置するためのステントデリバリー用カテーテル1について説明したが、ステントデリバリー用カテーテルを用いてステントを留置する体内の部位は特に限定されず、例えば、食道、十二指腸、小腸、大腸などの消化器管、尿管、尿道などの泌尿器管、気管あるいは血管など、あらゆる体腔にステントを留置することが可能である。
次に、本発明のカテーテルの製造方法の一実施形態として、上述のステントデリバリー用カテーテル1のX線造影マーカ26を備えるアウターシース22を製造する方法について、図3を参照しながら説明する。
まず、第一の工程では、図3(A)〜(C)に示されるように、アウターシース22(カテーテル管)の内層22bを形成する部材である内層管5に、熱可塑性樹脂製で筒状の溶着用部材6を被せる。
図3(A)に示されている内層管5は、アウターシース22(カテーテル管)の内層22bとなる管状の部材であり、内層管5の図示が省略されている近位端側においては、内層管5の外周面上に編組体28が設けられている。この内層管5の材料は、アウターシース22(カテーテル管)の内層22bを形成する材料であり、その種類は特に限定されないが、熱可塑性樹脂が好ましく用いられ、本実施形態では、アウターシース22を、ステントデリバリー用カテーテル1においてインナーチューブ21対して軸方向にスライド(相対移動)させやすくするために、摺動性に優れるポリテトラフルオロエチレン(PTFE)が用いられている。内層管5の内腔には、一連の工程(特に、後述する外層管7を熱収縮させて、その熱収縮力によって内層管5を締め付けて内層管5と外層管7とを接合する工程)において、その内腔が潰れることを防止するために、内層管5よりも長く、内層管5の内径と略同一かそれよりもわずかに小さな外径を有する丸棒状のマンドレル8が、内層管5の内腔の全長に亘って予め挿入さている。マンドレル8の材質は、外層管7を熱収縮させて、その熱収縮力によって内層管5を締め付けて内層管5と外層管7とを接合する工程において、内層管5の内腔を確保できるものであれば特に限定されないが、例えば、ステンレス鋼などの金属が好適である。
次に、図3(B)に示されるように、内層管5に、熱可塑性樹脂製で筒状の溶着用部材6を被せる。溶着用部材6は、外層管7と一体化されて、アウターシース22(カテーテル管)の外層22aとなる筒状の部材である。この溶着用部材6の長さは、特に限定されないが、埋設しようとするX線造影マーカ26の長さよりも長いものであることが好ましく、X線造影マーカ26の長さよりも1.0〜5.0mm長いものであることがより好ましい。溶着用部材6の内径(溶着用部材6を熱収縮管で形成した場合は熱収縮後の内径)は、特に限定されないが、内層管5の外径と略同一かそれよりもわずかに小さなものであることが好ましく、溶着用部材6の肉厚も、特に限定されないが、0.01〜0.05mmであることが好ましい。なお、溶着用部材6を被せる内層管5の位置は、アウターシース22(カテーテル管)において、X線造影マーカ26を設けることを所望する位置とする。
溶着用部材6の材料は、後の工程において外層管7と熱溶着可能なものであれば特に限定されないが、熱可塑性樹脂が好ましく用いられる。なかでも、外層管7との熱溶着をより容易にする観点からは、外層管7の材料と同一種の熱可塑性樹脂(基本となる化学的構造が同一なもの)であることが好ましく、外層管7の材料と実質的に同一の熱可塑性樹脂であることがより好ましい。本実施形態では、溶着用部材6は、外層管7と同一の材料である、熱可塑性のポリアミド系エラストマーで形成された円筒状の熱収縮管である。
本実施形態のように、溶着用部材6を熱収縮管で形成した場合には、図3(B)〜(C)に示されるように、溶着用部材6をその熱収縮温度以上に加熱することにより、溶着用部材6を熱収縮させて、内層管5の所望の位置に固定することができる。ただし、この溶着用部材6を熱収縮させる工程は必須ではなく、溶着用部材6は熱収縮管でなくともよい。
第二の工程では、図3(D)に示されるように、内層管5に被せた溶着用部材6上に、X線不透過材料で形成された筒状のX線造影マーカ26を被せる。X線造影マーカ26のサイズは、必要に応じて決定すればよく、特に限定されないが、通常、長さが0.5〜3.0mmの範囲で選択され、肉厚は0.01〜0.1mmの範囲で選択される。なお、X線造影マーカ26を被せる溶着用部材6の位置は、溶着用部材6上である限りにおいて特に限定されないが、溶着用部材6の軸方向中心位置とX線造影マーカ26軸方向中心位置とが略同一となるようにすることが好ましい。
第三の工程では、図3(E)〜(G)に示されるように、X線造影マーカ26を被せた内層管5に、熱可塑性樹脂製の熱収縮管であって、アウターシース22(カテーテル管)の外層22aを形成する部材である外層管7を被せ、この外層管7を加熱することによって、外層管7を熱収縮させて、その熱収縮力によって、内層管5を締め付けて内層管5と外層管7とを接合させて、さらに外層管7と溶着用部材6とを熱溶着して、これらの間にX線造影マーカ26が埋まるように外層管7と溶着用部材6とを一体化させる。
図3(E)に示されている外層管7は、溶着用部材6と一体化されて、アウターシース22(カテーテル管)の外層22aとなる部材であり、熱可塑性樹脂製の熱収縮管である。外層管7の長さは、埋設しようとするX線造影マーカ26の長さよりも長いものであれば特に限定されず、必要となる長さに応じて決定すればよい。本実施形態では、内層管5の長さと略同一の長さを有する外層管7を用いて、内層管5の全長に亘って外層管7を被せている。また、外層管7の内径は、熱収縮前の内径が、X線造影マーカ26の外径よりも大きく、また、熱収縮後の内径が、内層管5に接合可能なように内層管5の外径以下である限りにおいて特に限定されない。
外層管7は、熱可塑性樹脂製で、加熱により少なくとも径方向に収縮する熱収縮管である限りにおいて、いかなる熱可塑性樹脂で形成されていてもよい。この熱可塑性樹脂の具体例としては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリアミド、ポリエーテルポリアミド、ポリエステルポリアミド、ポリテトラフルオロエチレンなどのフッ素系樹脂などの熱可塑性樹脂や、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系などの熱可塑性エラストマー樹脂を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。なお、本実施形態では、外層管7として、熱可塑性のポリアミド系エラストマー樹脂製の熱収縮管を用いている。
X線造影マーカ26を被せた内層管5に外層管7を被せたら、外層管7をその熱収縮温度以上に加熱することにより熱収縮させて、図3(F)に示されるように、外層管7の熱収縮力によって内層管5を締め付けて内層管5と外層管7とを接合させる。なお、ここでいう接合とは、外層管7の熱収縮力による内層管5に対する締め付け力で外層管7と内層管5とが密着されていれば足り、外層管7と内層管5との間には、その他の接合力(例えば、溶着による接合力や接着による接合力など)が存在していても、存在していなくともよい。外層管7を加熱する手段は特に限定されず、例えば、オーブン、ヒーター付金型、ヒートガンなどを用いて加熱を行うことができる。
外層管7に対する加熱は、内層管5との接合のためのみではなく、図3(G)に示されるように、外層管7と溶着用部材6とを熱溶着して一体化するためにも行われる。通常は、単に内層管5と接合する部分より、溶着用部材6と熱溶着する部分の方が多くの熱量を要するので、溶着用部材6が存在する部分が、より高温および/またはより長時間加熱されるようにすることが好ましい。外層管7と溶着用部材6とが一体化されると、これらの間に存在するX線造影マーカ26が、この溶着部分に閉じ込められて埋設される。そして、外層管7と溶着用部材6とは、少なくとも外層管7の熱収縮力による締め付け力をかけられながら熱溶着されるので、強固に一体化され、これらの剥離が生じ難くなる。したがって、X線造影マーカ26は極めて脱落し難いものとなる。なお、図3(G)に示されるように、アウターシース22(カテーテル管)のX線造影マーカ26が埋設された部分は、溶着用部材6とX線造影マーカ26の肉厚に応じて、他の部分よりも外径が大きくなりやすいので、加熱下において、当該部に外層管7の熱収縮力以外の他の外力を加えることによって、当該部を整形して、アウターシース22(カテーテル管)が、その全長に亘って、略同一の外径を有するようにしてもよい。
以上のように図3(A)〜(G)に示される第一〜第三の工程が完了した後は、アウターシース22(カテーテル管)を冷却して、マンドレル8を抜去すれば、目的のX線造影マーカ26が埋設されたアウターシース22(カテーテル管)を得ることができる。得られたアウターシース22は、常法にしたがって、他の部材と組み合わせることによって、アウターシース22を備える目的のステントデリバリー用カテーテル1を製造することができる。
以上のような本実施形態のカテーテルの製造方法によれば、外層管7と溶着用部材6とが、外層管7の熱収縮力によって強固に熱溶着されて一体化された部分に、X線造影マーカ26が埋設された構造のアウターシース22(カテーテル管)で構成されたステントデリバリー用カテーテル1が得られる。したがって、X線造影マーカ26が露出せず、しかも、X線造影マーカが埋設された部分の層間(外層管7および溶着用部材6)の剥離が生じ難いので、X線造影マーカ26の脱落が高度に防止される。しかも、内層管とその外周面側に配置される外層管との間にX線造影マーカを設けるという従来の手法に対して、内層管5とX線造影マーカ26との間にさらに溶着用部材6を設けるという簡単な工程を付与するだけで、X線造影マーカ26の脱落が高度に防止することが可能となり、アウターシース22(カテーテル管)を生産性よく製造することが可能である。さらに、本実施形態のように、溶着用部材6を被せる部分における内層管5の外周面上に編組体28のような補強部材が存在しなくとも、X線造影マーカ26の脱落が高度に防止することが可能なので、X線造影マーカ26が埋設される位置のアウターシース22(カテーテル管)に編組体28のような補強部材を設ける必要がなく、例えば、アウターシース22(カテーテル管)の遠位端部にX線造影マーカ26を設ける場合に、アウターシース22(カテーテル管)の遠位端部に補強部材を有さない構造を採用して、アウターシース22(カテーテル管)の遠位端部の柔軟性を確保することも可能となる。
なお、以上説明した実施形態では、アウターシース22などを備えるステントデリバリー用カテーテル1を製造する場合について述べたが、本発明のカテーテルの製造方法で製造されるカテーテルの種類は特に限定されず、X線造影マーカを備えるカテーテル管を備えてなるカテーテルであれば、どのような種類のカテーテルを製造する場合に対しても適用することができる。また、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上述した実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
1…ステントデリバリー用カテーテル
2…カテーテル部
21…インナーチューブ
21a…インナーチューブ外層
21b…インナーチューブ内層
22…アウターシース
22a…外層
22b…内層
23…先端チップ
24…最外管
25、26…X線造影マーカ
27…ステント配置部
28…編組体
3…操作部
31…ハウジング
32…前方キャップ
33…駆動レバー
4…ステント
5…内層管
6…溶着用部材
7…外層管
8…マンドレル

Claims (4)

  1. 遠位端および近位端を有し、熱可塑性樹脂製の外層、および外層の内側にある内層で形成され、外層内に埋設された、長さが0.5〜3.0mmの筒状のX線造影マーカを遠位端近傍に備えるカテーテル管で構成されるカテーテルの製造方法であって、
    カテーテル管の内層を形成する部材である熱可塑性樹脂製の内層管の遠位端近傍のX線造影マーカが備えられるべき部分に、熱可塑性樹脂製で筒状の溶着用部材を内層管に直接接するように被せる第一の工程と、
    第一の工程で内層管に被せた溶着用部材上に、X線不透過材料で形成された筒状のX線造影マーカを被せる第二の工程と、
    第二の工程でX線造影マーカを被せた内層管に、溶着用部材を形成する熱可塑性樹脂と同一の熱可塑性樹脂製の熱収縮管であって、カテーテル管の外層を形成する部材である外層管を被せ、当該外層管を加熱することによって、外層管を熱収縮させて、その熱収縮力によって、内層管を締め付けて内層管と外層管とを接合させ、さらに外層管と溶着用部材とを熱溶着して、これらの間にX線造影マーカが埋まるように外層管と溶着用部材とを一体化させる第三の工程と、
    を有してなるカテーテルの製造方法。
  2. 溶着用部材の長さが、X線造影マーカの長さよりも1.0〜5.0mm長いものである請求項1に記載のカテーテルの製造方法。
  3. カテーテル管が、さらに、溶着用部材よりも近位端側であって、内層と外層との層間に埋設された編組体を備える請求項1または2に記載のカテーテルの製造方法。
  4. カテーテルが、ステントデリバリー用カテーテルである請求項1〜のいずれかに記載のカテーテルの製造方法。
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