JP6307619B2 - ベーンポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、ベーンを使用してポンプ動作を行うベーンポンプに関する。
従来、タンクから作動油などの流体を吸入して負荷回路へ吐出するポンプとして、カムリング内に回転可能に配設されたロータと、このロータの外径側部に形成された径方向に延びる複数のベーン収納溝に径方向に摺動可能に配設されたベーンにより、ポンプ動作を行うベーンポンプが知られている。このようなベーンポンプによれば、ベーン収納溝において、ベーンとロータとの間に形成されるアンダーベーン室に吸入圧及び吐出圧が周期的に導入される。吐出圧に圧力が生じた場合、ベーンは外径方向に飛び出してカムリングの内周面に押し当てられる。ロータがカムリング内で回転して、ロータとカムリングと各ベーンによって仕切られる容積が変化することにより、ロータとカムリングとの間に吸入口から導入される作動油などの流体が吸い込まれ、ロータとカムリングとの間から吐出口を通して高圧の吐出圧が吐き出されるポンプ動作がなされる。
また、ベーンポンプの制御方式として、ポンプの駆動に例えばサーボモータなどの可変速モータを用いて、ポンプの回転数を制御し、ベーンポンプの押しのけ容積分にポンプの回転数を乗じた流量を負荷装置へ吐出することにより、流量を制御する方式が知られている。このようなベーンポンプの制御方式によれば、負荷回路の圧力を上げるために必要な流量を制御して吐出することができる。また、ロータを極低速回転させて負荷回路やベーンポンプの内部漏れを補う流量を制御して吐出することにより、負荷回路の圧力を一定に保つことができる。
または、このようなベーンポンプの制御方式に関連する技術として、ベーンの内径側部に形成されたイントラベーン収納溝にイントラベーンを径方向に摺動自在に配設し、イントラベーン収納溝においてベーンとイントラベーンとの間に形成されるイントラベーン室にベーンを外径方向に付勢する圧縮コイルバネを配設して、低回転時においてもベーンをカムリングに対して確実に押し付けることができるようにしたベーンポンプが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2005−351117号公報
しかしながら、従来のベーンポンプにより上述の流量制御を行った場合、負荷回路の圧力を下げるには、負荷回路に圧力制御弁等を設けて対応するしかなく、仮にロータを逆回転させて負荷回路の圧力を下げようとすると、ベーンの上下間、即ちポンプ室とアンダーベーン室との間の圧力バランスが崩れてしまう。このように圧力バランスが崩れると、図8に示すように、正回転時に比べて実圧力の値は不安定となり、カムリングとベーンとが離間するという問題が生じる。また、この離間によれば、ベーンポンプの吐出側の高圧が吸入側のタンクへ流れ込むため、異音が発生し、また、ポンプとしての良好な容積変化が妨げられる。また、この離間によれば、カムリングやベーンの摩耗や破損が起きる可能性が高まる。
本発明の実施形態は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、逆回転時におけるカムリングとベーンとの離間を防ぐことにより、安定的に負荷回路の圧力制御を行うことができるベーンポンプを提供することをその目的とする。
上述した課題を解決するため、本実施形態のベーンポンプは、大円弧と小円弧とが含まれる内周面形状を有するカムリングと、前記カムリング内に回転自在に設けられたロータと、前記ロータの外径側部に形成された径方向に伸びる複数のベーン収納溝のそれぞれに対して、ロータ径方向に摺動自在に配設された複数のベーンと、前記カムリングと前記ロータと前記複数のベーンとにより画成されるポンプ室において容積が漸次増大する吸入区画に連通する吸入ポートと、前記ポンプ室において容積が漸次縮小する吐出区画に連通する吐出ポートとを備え、前記複数のベーン収納溝と前記複数のベーンと間に、前記吸入ポートまたは吐出ポートの圧力が導入されるアンダーベーン室が形成され、前記複数のベーンのそれぞれは、該ベーンの摺動方向のカムリング側端部において、前記ロータの正回転方向前側に位置する前端部と、前記ロータの正回転方向後側に位置する後端部とを有し、前記前端部と前記後端部との間から前記アンダーベーン室まで連通する連通孔が形成され、前記カムリングの内周面形状は、前記吸入区画と前記吐出区画との間に位置する予圧縮区間が、前記ロータの正回転方向における前記予圧縮区間の開始位置から終了位置まで、前記後端部が前記開始位置を通過する前に前記前端部のみが前記カムリングの内周面に当接する勾配により、容積が漸次縮小するように形成されることを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、逆回転時におけるカムリングとベーンとの離間を防ぐことにより、安定的に負荷回路の圧力制御を行うことができる。
本発明の実施形態に係るベーンポンプの全体構成を示す断面図である。 図1の2−2線に沿って見た要部断面図である。 ベーンの斜視図である。 ベーンの正面、側面、上面及び底面を示す図である。 カムリングの内周面形状を示す概略図である。 展開したカムリングの内周面形状を示す概略図である。 本発明の実施形態に係るベーンポンプによる応答性を示すグラフである。 従来のベーンポンプによる応答性を示すグラフである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
まず、本発明の実施形態に係るベーンポンプについて説明する。図1は、本発明の実施形態に係るベーンポンプの全体構成を示す断面図である。図2は、図1の2−2線に沿って見た要部断面図である。
図1及び図2に示すように、ベーンポンプ10は、図示しない基台やフレームなどに固定される本体部12と、本体部12に対して着脱可能に連結されるカバー14と、本体部12とカバー14内に配設されるシャフト16とを備える。
図1に示すように、本体部12の貫通孔にはベアリング18が嵌め込まれ、このベアリング18によりシャフト16が軸支される。シャフト16の本体部側端部は、図示しない電動機に連結され、この電動機によりシャフト16は回転駆動される。
本体部12とカバー14によって形成される内部空間内には、カバー14側にウェアプレート20、本体部12側にプレッシャープレート22が収納され、ウェアプレート20とプレッシャープレート22との間に挟まれてカムリング24が収納される。さらに、内部空間内には、ロータ26とベーン28とが収納される。カムリング24、ウェアプレート20、プレッシャープレート22は、図示しないボルトによってカバー14と一体に組み付けられていると共に、カバー14内において、位置決めピン32によって位置決めされる。
ウェアプレート20には、吸入ポート40と連通する吸入溝201a、203、吐出ポート42と連通する吐出溝202a、204が形成されている。また、ウェアプレート20には、吸入溝201aに対してロータ26の径方向に対向した位置に吸入ポート40と連通する吸入溝201bが形成され、吐出溝202aに対してロータ26の径方向に対向した位置に吐出ポート42と連通する吐出溝202bが形成される。なお、吸入溝201b及び吐出溝202bは図1には図示されない。
プレッシャープレート22には、吸入ポート40と連通する吸入溝221a、223、吐出ポート42と連通する吐出溝222a、224が形成されている。また、プレッシャープレート22には、吸入溝221aに対してロータ26の径方向に対向した位置に吸入ポート40と連通する吸入溝221bが形成され、吐出溝222aに対してロータ26の径方向に対向した位置に吐出ポート42と連通する吐出溝222bが形成される。なお、吸入溝221b及び吐出溝222bは図1には図示されない。
図2に示すように、カムリング24は、楕円や偏心円形などの非円形断面輪郭の内部空間を有しており、その内部空間にロータ26が回転自在に配設される。ロータ26の内周面は、シャフト16の外周面と相対回転不可能にスプライン結合をしており、ロータ26は、シャフト16と一体的に回転する。また、カムリング24の内周面、ロータ26の回転方向に隣り合うベーン28、ロータ26の外周面、ウェアプレート20及びプレッシャープレート22によって、ロータ26の回転によりその容積が増減するポンプ室Pが画成される。
ロータ26の外径側部には、放射状に複数のベーン収納溝26aが形成されている。各ベーン収納溝26a内にはベーン28がロータ径方向に摺動自在に配設され、ベーン収納溝26aのそれぞれは、径方向に延在するとともに、ロータ26の軸方向に、ベーン28に対応した長さに亘って形成される。また、ベーン収納溝26aにおいて、その底部及び側面とベーン28の内径側端部とウェアプレート20、プレッシャープレート22とによって画成される空間はアンダーベーン室Uとなる。このアンダーベーン室Uは、ロータ26の回転によって、吸入溝201a、221a、201b、221bに隣接する位置に移動されると、吸入ポート40と連通して吸入ポート40の圧力が周期的に導入される。また、同様に、アンダーベーン室Uは、吐出溝202a、222a、202b、222bに隣接する位置に移動されると、吐出ポート42と連通して吐出ポート42の圧力が周期的に導入される。
また、アンダーベーン室Uには、弾性体である圧縮コイルバネ34が設けられている。この圧縮コイルバネ34は、ベーン28とベーン収納溝26aの底部との間に介挿され、一端がベーン収納溝26aの底部に支持され、他端がベーン28においてアンダーベーン室Uに臨む位置に支持される。圧縮コイルバネ34がベーン28をベーン収納溝26aの底部から常時離反する方向に押し付けることにより、ベーン28をカムリング24の内周面に押し付ける。このような圧縮コイルバネ34によれば、ベーン28がカムリング24の内周面において、その長径位置にある場合であっても、短径位置にある場合であっても、また、ロータ26の回転数が0に近い場合であっても、常にベーン28がカムリング24の内周面に押し付けられるため、ポンプ動作を確実に行うことができる。
次に、ベーンの構成について説明する。図3は、ベーンの斜視図である。図4は、ベーンの正面、側面、上面及び底面を示す図である。図3において、便宜上、シャフトの軸方向をy方向、ベーンの摺動方向をz方向、y方向及びz方向に直交する方向をx方向とする。また、図4(a)はx方向から見たベーンの正面図であり、図4(b)はy方向から見たベーンの側面図であり、図4(c)はz方向におけるカムリング側から見たベーンの平面図であり、図4(d)はz方向におけるシャフト側から見たベーンの底面図である。
図3及び図4に示すように、ベーン28は、前端部281a、後端部281bを備え、また、端部溝282、切欠283、バネ受け部284、連通孔285、側部溝286が形成される。
前端部281a及び後端部281bは、いずれもz方向におけるカムリング24側端部に位置し、図4(b)に示すように、前端部281aはx方向においてロータ26の正回転方向前側に位置し、後端部282bはx方向においてロータ26の正回転方向後側に位置する。端部溝282は、図4(b)、(c)に示すように、z方向におけるカムリング24側端部において前端部281aと後端部281bとの間にy方向略全域に亘って形成される。切欠283は、図4(a)に示すように、y方向に所定間隔を空けて3つ設けられ、それぞれの切欠283はz方向におけるシャフト側端部に形成される。バネ受け部284は、図4(d)に示すように、3つの切欠283それぞれに対応して設けられ、それぞれのバネ受け部284は切欠283のz方向におけるカムリング24側端部において圧縮コイルバネ34の一端を支持可能に円形に形成される。連通孔285は、図4(c)、(d)に示すように、3つのバネ受け部284それぞれに対応して設けられ、それぞれの連通孔285はバネ受け部284から端部溝282まで貫通する円柱状の孔として形成される。側部溝286は、図4(b)〜(d)に示すように、ベーン28のy方向両端においてz方向略全域に亘って形成される。
前端部281a及び後端部281bは、ベーン28の回転位置に応じて、いずれか一方または両方がカムリング24の内周面に当接する。バネ受け部284には、圧縮コイルバネ34の復元力がかかるとともに、アンダーベーン室Uに導入される圧力の一部がかかる。
ウェアプレート20側の側部溝286とウェアプレート20とにより、アンダーベーン室Uからポンプ室Pへ流体を吐出する貫通孔が画成され、同様に、プレッシャープレート22側の側部溝286とプレッシャープレート22とにより、貫通孔が画成される。これらの貫通孔と連通孔285を介して、アンダーベーン室Uとポンプ室Pとが連通される。なお、カムリング24は、前端部281aまた後端部281bのいずれかが常に離間するように構成されているものとする。
次に、カムリングの内周面形状について説明する。図5は、カムリングの内周面形状を示す概略図である。図6は、展開したカムリングの内周面形状を示す概略図である。
図5に示すように、カムリング24の内周面形状は、大円弧と小円弧とこれらを接続するカム曲線により構成され、周期が180度の略楕円状に形成される。また、カムリング24の1周期をA〜A’点として説明すると、図6に示すように、このうち、A〜Y点はポンプ室Pを画成しない区間として形成され、Y〜S点は、シャフト16の軸中心16aからカムリング24の内周面までの距離、即ちポンプ室Pの容積が正回転方向に漸次増大して且つ吸入ポート40に開口する吸入区間として形成され、S〜P点はポンプ室Pの容積が正回転方向に漸次縮小して且つ吸入ポート40及び吐出ポート42のいずれにも開口しない予圧縮区間として形成され、P〜X’点はポンプ室Pの容積が正回転方向に漸次縮小して且つ吐出ポート42に開口する吐出区間として形成される。なお、吸入溝201a、221a、201b、221bは吸入区間に対応した位置に形成され、吐出溝202a、222a、202b、222bは吐出区間に対応した位置に形成される。
なお、従来のベーンポンプにおいては、予圧縮区間は、S〜P点にかけてポンプ室Pの容積が一定となるように形成されるが、カムリング24の予圧縮区間は、正回転時における予圧縮区間開始位置であるS点から、正回転時における予圧縮区間終了位置であるP点にかけて所定の条件を満たす勾配で漸次縮小するように形成される。ここで所定の条件とは、ベーン28の形状に関連し、具体的には、正回転時において、ベーン28の後端部281bがS点を通過する前に前端部281aのみがカムリング24に当接することである。前端部281aのみがカムリング24に当接する場合、予圧縮区間において、後端部281bがカムリング24から離間して、ベーン28の連通孔285がアンダーベーン室Uとポンプ室Pとを連通し、アンダーベーン室U内の流体がベーン28の回転方向の後ろ側のポンプ室Pへ吐出する。
カムリング24の内周面形状を上述のように構成することによって、逆回転時、予圧縮区間において、ベーン28の後端部281bがカムリング24から離間して、アンダーベーン室Uとポンプ室Pとに圧力差が生じ、ベーン28が押し上げられる。このように逆回転時にベーン28が押し上げられることにより、図7に示すように、逆回転時における実圧力の値が安定し、カムリング24とベーン28との離間を防ぐことができる。また、このように離間が防止されることにより、この離間を起因とするベーンポンプ10の不具合が改善される。なお、S点からP点にかけての勾配は、上述の条件を満たしつつ、逆回転時において、ベーン28をカムリング24に当接する位置まで押し上げることができる最小限の勾配とすることが望ましく、このような勾配は、少なくとも、予圧縮区間におけるポンプ室Pの容積と、アンダーベーン室Uの容積とに基づいて、カムリング24のプロファイルとして算定されるものとする。より具体的には、アンダーベーン室U側からポンプ室P側へベーン28が押される力をFu、ポンプ室P側からアンダーベーン室U側へベーン28が押される力をFp、値が1以上の係数をEとした場合、Fu>=E×Fpとなるようにカムリングの勾配を設計することが望ましい。ここで、Fuはアンダーベーン室Uにかかる圧力に前記ベーン28にかかる圧縮コイルバネ34の復元力を加算したもの、Fpはポンプ室P側からベーン28にかかる圧力、Eは1つのベーン28に対して配設される圧縮コイルバネ34の復元力が大きくなるに従って大きくなる係数とする。
本発明の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 ベーンポンプ
24 カムリング
26 ベーン
40 吸入ポート
42 吐出ポート
281a 前端部
281b 後端部
285 連通孔

Claims (6)

  1. 大円弧と小円弧とが含まれる内周面形状を有するカムリングと、
    前記カムリング内に回転自在に設けられたロータと、
    前記ロータの外径側部に形成された径方向に伸びる複数のベーン収納溝のそれぞれに対して、ロータ径方向に摺動自在に配設された複数のベーンと、
    前記カムリングと前記ロータと前記複数のベーンとにより画成されるポンプ室において容積が漸次増大する吸入区画に連通する吸入ポートと、
    前記ポンプ室において容積が漸次縮小する吐出区画に連通する吐出ポートとを備え、
    前記複数のベーン収納溝と前記複数のベーンと間に、前記吸入ポートまたは吐出ポートの圧力が導入されるアンダーベーン室が形成され、
    前記複数のベーンのそれぞれは、該ベーンの摺動方向のカムリング側端部において、前記ロータの正回転方向前側に位置する前端部と、前記ロータの正回転方向後側に位置する後端部とを有し
    前記前端部と前記後端部との間から前記アンダーベーン室まで連通する連通孔が形成され、
    前記カムリングの内周面形状は、前記吸入区画と前記吐出区画との間に位置する予圧縮区間が、前記ロータの正回転方向における前記予圧縮区間の開始位置から終了位置まで、前記後端部が前記開始位置を通過する前に前記前端部のみが前記カムリングの内周面に当接し、前記ロータの逆回転時において、前記ベーンを前記カムリングの内周面に当接する位置まで押し上げることができる勾配により、容積が漸次縮小するように形成されることを特徴とするベーンポンプ。
  2. 前記予圧縮区間の勾配は、前記ロータの逆回転時において、前記ベーンを前記カムリングの内周面に当接する位置まで押し上げることができる最小限の勾配であることを特徴とする請求項1に記載のベーンポンプ。
  3. 前記予圧縮区間の勾配は、前記アンダーベーン室側から前記ポンプ室側へ前記ベーンが押される力である第1押圧力が、前記ポンプ室側からアンダーベーン室側へ前記ベーンが押される力である第2押圧力以上となるように設定されることを特徴とする請求項2に記載のベーンポンプ。
  4. 前記アンダーベーン室には、一端がベーン収納溝の底部に支持され、他端がベーンにおいてアンダーベーン室に臨む位置に支持される弾性体が介挿されていることを特徴とする請求項3に記載のベーンポンプ。
  5. 前記第1押圧力は前記アンダーベーン室にかかる圧力に前記ベーンにかかる前記弾性体の復元力を加えたものであることを特徴とする請求項4に記載のベーンポンプ。
  6. 前記予圧縮区間の勾配は、前記第1押圧力が、前記ベーンにかかる前記弾性体の復元力の大きさに基づく係数を乗じた前記第2押圧力以上となるように設定されることを特徴とする請求項5に記載のベーンポンプ。
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