JP7029369B2 - ベーンポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、ベーンポンプに関する。
特許文献1には、回転駆動されるロータと、ロータのスリット内にて摺動運動をするベーンと、を備えたベーンポンプが記載されている。各ベーンは、その基端部を押圧するスリット底部の圧力と、ロータの回転に伴って働く遠心力とによって、スリットから突出する方向に付勢され、その先端部がカムリングの内周面に摺接する。ロータの回転に伴ってカムリングの内周面に摺接するベーンが往復動することにより、ポンプ室が拡縮し、ポンプ室に作動油が給排される。
特開平11-230057号公報
近年、ベーンポンプでは、回転速度の高速化が要望されている。しかしながら、特許文献1に記載のベーンポンプでは、ベーンポンプを高速で回転させると、ポンプ室に作動流体を吸い込む過程で、吸い込んだ作動流体の一部が再びポンプ室外に排出されてしまうおそれがある。このため、高速回転時において、ポンプ室内への作動流体の吸込量の低下を抑制し、ベーンポンプの容積効率を向上することが求められている。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ポンプ室内への作動流体の吸込量を増加させ、ベーンポンプの容積効率を向上することを目的とする。
本発明は、ベーンポンプであって、ロータと、ロータの外周面に開口する複数のスリットと、スリットに摺動自在に収装される複数のベーンと、ロータの回転に伴って複数のベーンの先端部が摺接する内周カム面を有するカムリングと、ロータ及びカムリングを挟むように配置される一対のサイド部材と、ロータ、カムリング、隣り合うベーン、一対のサイド部材によって画成されるポンプ室と、ポンプ室に吸い込まれる作動流体を導く吸込ポートと、ポンプ室から吐出される作動流体を導く吐出ポートと、を備え、吸込ポートは、ポンプ室の径方向外方において対向する内壁から突出するように設けられる突部を有することを特徴とする。
この発明では、ポンプ室内の作動流体の一部が吸込ポートに排出された場合に、排出された作動流体を吸込ポートの突部によってポンプ室へ導くことができるので、ポンプ室内への作動流体の吸込量を増加させることができる。その結果、ベーンポンプの容積効率を向上することができる。
本発明は、吸込ポートが、カムリングの外周に沿って設けられる湾曲部と、突部を介して湾曲部に接続される膨出部と、を有することを特徴とする。
この発明では、膨出部の内周に沿う流れを発生させ、スムーズにポンプ室に作動流体を導くことができる。
本発明は、吸込ポートが、ロータの回転方向前方側に膨出する膨出部である前側膨出部と、湾曲部と前側膨出部との間に設けられる突部である前側突部と、を有することを特徴とする。
この発明では、ポンプ室から排出され前側膨出部に流れ込んだ作動流体を前側突部によってポンプ室に向けて導くことができる。
本発明は、吸込ポートが、ロータの回転方向後方側に膨出する膨出部である後側膨出部と、湾曲部と後側膨出部との間に設けられる突部である後側突部と、を有することを特徴とする。
この発明では、ポンプ室から排出され後側突部によって後側膨出部に案内された作動流体を後側膨出部の内周面によってポンプ室に導くことができる。
本発明は、カムリングの外周面を支持する支持部材をさらに備え、吸込ポートが、カムリングに設けられカムリングの外周面から内周カム面に亘って貫通する第1凹部と、支持部材に設けられカムリングの第1凹部に連通する第2凹部と、を有し、突部が、第1凹部に設けられることを特徴とする。
この発明では、カムリングの第1凹部に突部が設けられるため、カムリングを支持する支持部材を簡素な構成とすることができる。
本発明は、カムリングの外周面を支持する支持部材をさらに備え、吸込ポートが、カムリングに設けられカムリングの外周面から内周カム面に亘って貫通する第1凹部と、支持部材に設けられカムリングの第1凹部に連通する第2凹部と、を有し、突部が、第2凹部に設けられることを特徴とする。
この発明では、カムリングを支持する支持部材の第2凹部に突部が設けられるため、カムリングを簡素な構成とすることができる。
本発明によれば、ポンプ室内への作動流体の吸込量を増加させ、ベーンポンプの容積効率を向上することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るベーンポンプの断面図である。 図2は、図1のII-II線に沿う断面図である。 図3は、サイドプレートの正面図である。 図4は、図2の一部を拡大して示す部分拡大図である。 図5は、変形例に係るベーンポンプの吸込ポートについて示す図である。 図6は、別の変形例に係るベーンポンプの吸込ポートについて示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るベーンポンプについて説明する。ベーンポンプは、車両に搭載される流体圧機器(例えば、パワーステアリング装置や変速機等)の流体圧供給源として用いられる。ここでは、作動流体として作動油が用いられるベーンポンプについて説明するが、作動水等の他の流体を作動流体として用いてもよい。
図1から図4を参照して本発明の一実施形態に係るベーンポンプ100について説明する。図1は、ベーンポンプ100の断面図である。図2は、図1のII-II線に沿う断面図である。
図1及び図2に示すように、ベーンポンプ100は、駆動シャフト10と、駆動シャフト10に連結され回転駆動されるロータ20と、ロータ20の外周面に開口する複数のスリット22と、スリット22に摺動自在に収装される複数のベーン30と、ロータ20及びベーン30を収容するカムリング40と、カムリング40の外周面を支持する支持部材であるポンプボディ50と、ポンプボディ50の開口を覆うようにポンプボディ50に装着されるポンプカバー60と、を備える。
駆動シャフト10は、ポンプボディ50及びポンプカバー60に回転自在に支持される。駆動シャフト10にエンジンまたは電動モータ(図示省略)の動力が伝わると、駆動シャフト10の回転駆動に伴ってロータ20が回転する。
以下において、ロータ20の回転軸に沿う方向を「軸方向」と称し、ロータ20の回転軸を中心とする放射方向を「径方向」と称し、ベーンポンプ100の作動時にロータ20が回転する方向を「回転方向」と称する。
ベーンポンプ100は、ロータ20及びカムリング40をポンプカバー60との間で軸方向に挟むサイドプレート70をさらに備える。ロータ20及びカムリング40は、ポンプカバー60とサイドプレート70とによって挟持される。つまり、ポンプカバー60及びサイドプレート70は、ロータ20及びカムリング40を挟むように配置される一対のサイド部材を構成する。
ポンプカバー60は、ロータ20及びカムリング40に当接する側面60aを有し、サイドプレート70は、ロータ20及びカムリング40に当接する側面70aを有する。ロータ20、カムリング40、隣り合うベーン30、第1サイド部材としてのポンプカバー60及び第2サイド部材としてのサイドプレート70によって、ポンプ室41が画成される。
図2に示すように、ロータ20には、外周面に開口部21を有するスリット22が所定間隔をおいて放射状に複数形成される。スリット22の開口部21は、ロータ20の外周から径方向外側に隆起した隆起部23に形成される。つまり、ロータ20の外周にはスリット22の数だけ隆起部23が形成される。
ベーン30は、各スリット22に摺動自在に挿入される。ベーン30の先端部31はカムリング40の内周カム面40aに対向する。ベーン30の基端部32はスリット22内に位置し、スリット22とベーン30とによって背圧室24が形成される。
ロータ20が回転すると、ベーン30に遠心力が生じる。この遠心力によって、ベーン30はスリット22から突出する方向に付勢される。ベーン30は、付勢された状態では、スリット22から突出し、ベーン30の先端部31がカムリング40の内周カム面40aに接する。
内周カム面40aは、ロータ20の回転に伴って複数のベーン30の先端部31が摺接する面であり、略長円形状に形成される。このため、ロータ20が回転すると、ベーン30がロータ20に対して径方向に往復動する。ベーン30の往復動に伴って、ポンプ室41は拡張と収縮とを繰り返す。
本実施形態に係るベーンポンプ100では、ロータ20が1回転する間に、ベーン30が2往復しポンプ室41が拡張と収縮とを2回繰り返す。つまり、ベーンポンプ100は、ポンプ室41が拡張する2つの拡張領域42a,42cと、ポンプ室41が収縮する2つの収縮領域42b,42dと、を回転方向に交互に有する。
図1に示すように、ポンプボディ50には、ロータ20、カムリング40及びサイドプレート70を収容する収容窪み部51が形成される。サイドプレート70は、収容窪み部51の底面51aに配置される。
収容窪み部51の底面51aには環状溝52が形成される。環状溝52とサイドプレート70とにより、ポンプ室41から吐出された作動油が流入する高圧室53が画成される。高圧室53は、吐出通路4を介して流体圧機器1(例えば、パワーステアリング装置や変速機等)に接続される。したがって、ポンプ室41から吐出された作動油は、高圧室53及び吐出通路4を通じて流体圧機器1に供給される。
図3は、カムリング40側から見たサイドプレート70の正面図である。図1及び図3に示すように、サイドプレート70は、孔71を有する環状に形成される。孔71には駆動シャフト10が挿通する。
サイドプレート70には、ポンプ室41から吐出される作動油を高圧室53に導く2つの吐出ポート72が設けられる。図2に示すように、吐出ポート72は、各収縮領域42b,42dに位置する。
ポンプ室41が収縮領域42b,42dを通過する間、ポンプ室41は収縮する。ポンプ室41の収縮に伴ってポンプ室41内の圧力が上昇し、ポンプ室41内の作動油が吐出ポート72から高圧室53(図1参照)に吐出される。つまり、ポンプ室41内の作動油は、ポンプ室41が収縮領域42b,42dを通過する間に吐出ポート72から吐出される。このように、収縮領域42b,42dでは作動油が吐出されるので、収縮領域42b,42dは「吐出領域」とも呼ばれる。
ベーン30は、収縮領域42dから拡張領域42aへ移動するとき、及び収縮領域42bから拡張領域42cへ移動するときにスリット22内に最も押し込まれ、このときにポンプ室41の容積が最小となる。
図3に示すように、サイドプレート70には、高圧室53(図1参照)から背圧室24(図1及び図2参照)へ作動油を導く2つの背圧通路73が形成される。背圧通路73は、孔71を中心とする円弧形状を有し、拡張領域42a,42c(図2参照)に位置する。そのため、拡張領域42a,42cを通過する背圧室24には高圧室53から作動油が導かれる。拡張領域42a,42cを通過するベーン30は、背圧室24内の圧力によりスリット22(図2参照)から突出する方向に押圧される。
このように、ベーンポンプ100では、ベーン30は、ロータ20の回転によって生じる遠心力だけでなく、背圧室24内の圧力によっても、スリット22から突出する方向に付勢される。
図1及び図2に示すように、ポンプボディ50には、収容窪み部51から径方向外方に窪む凹部150が、各拡張領域42a,42cに対応して一つずつ設けられる。つまり、本実施形態では、一対の凹部150がポンプボディ50に設けられる。図1に示すように、収容窪み部51及び凹部150における軸方向端部の開口部は、ポンプカバー60により封止される。
ポンプカバー60は、ボルト(図示省略)によってポンプボディ50に締結される。ポンプカバー60には、ポンプボディ50に設けられた一対の凹部150同士を連通する環状溝65が設けられる。ポンプボディ50の軸方向端面とポンプカバー60の環状溝65とによって、低圧室61が画成される。低圧室61は、吸込通路3を介してタンク2に接続される。したがって、ベーンポンプ100の作動時には、タンク2内の作動油が吸込通路3及び低圧室61を通じてポンプ室41に導かれる。
図1及び図2に示すように、カムリング40には、その外周面から内周カム面40aに亘って貫通する凹部40c,40dが設けられる。凹部40cは、ポンプカバー60に接する側面に開口し、凹部40dは、サイドプレート70に接する側面に開口する。カムリング40の凹部40c及び凹部40dと、ポンプボディ50の凹部150とによって、低圧室61からポンプ室41に吸い込まれる作動油を導く吸込ポート180が画成される。
換言すれば、カムリング40に設けられる凹部40c,40dが、吸込ポート180の一部である第1凹部を構成し、ポンプボディ50に設けられ上記凹部40c,40dに連通する凹部150が吸込ポート180の一部である第2凹部を構成する。図2に示すように、各吸込ポート180は、各拡張領域42a,42cに位置する。
ポンプ室41が拡張領域42a,42cを通過する間、ポンプ室41は拡張する。ポンプ室41の拡張に伴ってポンプ室41内の圧力が低下し、吸込ポート180からポンプ室41に作動油が吸い込まれる。つまり、作動油は、ポンプ室41が拡張領域42a,42cを通過する間に吸込ポート180からポンプ室41に吸い込まれる。このように、拡張領域42a,42cでは作動油がポンプ室41に吸い込まれるので、拡張領域42a,42cは「吸込領域」とも呼ばれる。
図4を参照して吸込ポート180について詳しく説明する。図4は、図2の一部を拡大して示す部分拡大図である。吸込ポート180の一部を構成するカムリング40の凹部40c,40d(図1参照)は、それぞれ同様の構成であるので、以下では総称して凹部140と記す。
凹部140は、内周カム面40aからカムリング40の外周面に近づくほど、周方向の長さが大きくなるように形成される。凹部140の周方向両端面のうち、ロータ20の回転方向前方側の端面である前端面141は、内周カム面40aから径方向外方に延在する平面部141aと、平面部141aから外周面に向かってロータ20の回転方向前方側に傾斜する傾斜部141bと、を有する。凹部140の周方向両端面のうち、ロータ20の回転方向後方側の端面である後端面142は、内周カム面40aから径方向外方に延在する平面部142aと、平面部142aから外周面に向かってロータ20の回転方向後方側に傾斜する傾斜部142bと、を有する。
吸込ポート180の一部を構成するポンプボディ50の凹部150は、カムリング40の外周に沿って設けられる湾曲部181と、ロータ20の回転方向前方側に膨出する前側膨出部182と、湾曲部181と前側膨出部182との間に設けられる突部である前側突部185と、ロータ20の回転方向後方側に膨出する後側膨出部183と、湾曲部181と後側膨出部183との間に設けられる突部である後側突部186と、を有する。
つまり、前側膨出部182は前側突部185を介して湾曲部181に接続され、後側膨出部183は後側突部186を介して湾曲部181に接続される。前側突部185及び後側突部186は、ポンプ室41の径方向外方において対向する吸込ポート180の内壁180iから突出するように設けられる。
前側突部185及び後側突部186は、内壁180iから径方向内方に向かって突出している。前側突部185及び後側突部186の突出長さ(湾曲部181の底部から突部までの径方向長さ)Laは、例えば、カムリング40の外周面から湾曲部181の底部までの長さLbの1/5以上1/2以下に設定される。前側突部185及び後側突部186は、ポンプ室41から排出された作動油をポンプ室41に戻すために設けられる。
前側突部185は、吸込ポート180における回転方向前方側の端部に設けられ、後側突部186は、吸込ポート180における回転方向後方側の端部に設けられる。湾曲部181は、前側突部185と後側突部186との間、すなわち吸込ポート180における周方向中央に設けられる。
湾曲部181は、ロータ20の回転中心軸を中心とする円弧状に湾曲している。湾曲部181の一端(ロータ20の回転方向前端)から前側突部185の先端までは、上記湾曲部181に比べて曲率が大きい湾曲面185aとなっている。この湾曲面185aは、例えば、凹部150内の所定位置を中心とする円弧面である。同様に、湾曲部181の他端(ロータ20の回転方向後端)から後側突部186の先端までは、上記湾曲部181に比べて曲率が大きい湾曲面186aとなっている。この湾曲面186aは、例えば、凹部150内の所定位置を中心とする円弧面である。
前側膨出部182は、例えば、カムリング40の凹部140内の所定位置を中心とする円弧状に湾曲している。なお、前側膨出部182の曲率は、湾曲部181の曲率よりも大きい。前側膨出部182の一端(ロータ20の回転方向前端)は、カムリング40の凹部140の傾斜部141bに略一致するように配置される。前側膨出部182の他端(ロータ20の回転方向後端)は、前側突部185に接続される。前側膨出部182の他端(ロータ20の回転方向後端)から前側突部185の先端までは、上記前側膨出部182に比べて曲率が大きい湾曲面185bとなっている。この湾曲面185bは、例えば、凹部150内の所定位置を中心とする円弧面である。
後側膨出部183は、例えば、カムリング40の凹部140内の所定位置を中心とする円弧状に湾曲している。なお、後側膨出部183の曲率は、湾曲部181の曲率よりも大きい。後側膨出部183の一端(ロータ20の回転方向後端)は、カムリング40の凹部140の傾斜部142bに略一致するように配置される。後側膨出部183の他端(ロータ20の回転方向前端)は、後側突部186に接続される。後側膨出部183の他端(ロータ20の回転方向前端)から後側突部186の先端までは、上記後側膨出部183に比べて曲率が大きい湾曲面186bとなっている。この湾曲面186bは、例えば、凹部150内の所定位置を中心とする円弧面である。
このように、突部(前側突部185及び後側突部186)は、湾曲部181に接続される円弧状の湾曲面185a,186aと膨出部(前側膨出部182及び後側膨出部183)に接続される円弧状の湾曲面185b,186bとによって、略三角形断面を呈する。
図1及び図2を参照して、ベーンポンプ100の動作について説明する。
エンジン等の駆動装置(不図示)の動力によって駆動シャフト10が回転すると、ロータ20が図2において矢印Aで示す方向(図示時計回り)に回転する。ロータ20の回転に伴って、拡張領域42a,42cに位置するポンプ室41が拡張する。これにより、図1に示すように、タンク2内の作動油が、吸込通路3、低圧室61、吸込ポート180を通ってポンプ室41に吸い込まれる。また、図2に示すように、ロータ20の回転に伴って、収縮領域42b,42dに位置するポンプ室41が収縮する。これにより、図1に示すように、ポンプ室41内の作動油が、吐出ポート72を通って高圧室53に吐出される。高圧室53に吐出された作動油は、吐出通路4を通じて外部の流体圧機器1へと供給される。本実施形態に係るベーンポンプ100では、ロータ20が1回転する間に、各ポンプ室41が作動油の吸込、吐出を2度繰り返す。
図2に示すように、高圧室53に吐出された作動油の一部は、背圧室24に供給され、ベーン30の基端部32を内周カム面40aに向かって押圧する。したがって、ベーン30は、基端部32を押圧する背圧室24の流体圧力と、ロータ20の回転に伴って働く遠心力と、によってスリット22から突出する方向に付勢される。これにより、ベーン30の先端部31がカムリング40の内周カム面40aに摺接しながら回転するので、ポンプ室41内の作動油は、ベーン30の先端部31とカムリング40の内周カム面40aとの間から漏れることなく吐出ポート72から吐出される。
高速でロータ20を回転させる場合、吸込ポート180からポンプ室41に作動油を吸い込む過程で、ポンプ室41に吸い込まれた作動油の一部がポンプ室41外に排出されてしまうことがある。本実施形態では、吸込ポート180が、ポンプ室41外に排出された作動油を再びポンプ室41内に戻すように構成されている。以下、図4を参照して、ポンプ室41から吸込ポート180に排出され、吸込ポート180の突部(前側突部185、後側突部186)によって、再びポンプ室41に導かれる作動油の流れについて説明する。
図4に示すように、ロータ20が回転し、ポンプ室41が拡張すると、矢印Fa1及び矢印Fb1で模式的に示すように、吸込ポート180からポンプ室41に向かう流れ(以下、主流と呼ぶ)が発生する。
矢印Fa2は、ロータ20の回転により、吸込ポート180におけるロータ20の回転方向前方側において、ポンプ室41から径方向外方に排出される作動油の流れを模式的に示す。矢印Fa2で模式的に示すように、吸込ポート180の回転方向前方側において、ポンプ室41から作動油の一部が排出されると、排出された作動油は矢印Fa3で模式的に示すように、前側膨出部182に導かれる。前側膨出部182に導かれた作動油は、前側膨出部182の内周に沿って流れる。前側膨出部182に沿って流れる作動油は、前側突部185によって折り返される。
つまり、前側膨出部182及び前側突部185の湾曲面185bによって、ポンプ室41から径方向外方に排出された作動油の向きが反転するような、渦状の流れが発生する(矢印Fa3参照)。前側膨出部182に沿って流れ、前側突部185によって折り返された作動油は、吸込ポート180からポンプ室41に向かう主流(矢印Fa1)に合流し、ポンプ室41に戻される。
このように、ポンプ室41から排出され前側膨出部182に流れ込んだ作動油を前側突部185によってポンプ室41に向けて導くことができるので、ポンプ室41への吸込量を増加することができる。また、前側膨出部182の内周に沿う流れを発生させ、主流(矢印Fa1)に合流させることができるので、スムーズにポンプ室41に作動油を導くことができる。
矢印Fb2は、ロータ20の回転により、吸込ポート180における周方向中央において、ポンプ室41から径方向外方に排出される作動油の流れを模式的に示す。矢印Fb2で模式的に示すように、吸込ポート180の周方向中央において、ポンプ室41から作動油の一部が排出されると、排出された作動油は矢印Fb3で模式的に示すように、後側突部186によって折り返されるようにして後側膨出部183に導かれる。後側膨出部183に導かれた作動油は、後側膨出部183の内周に沿って流れる。
つまり、後側突部186の湾曲面186b及び後側膨出部183によって、ポンプ室41から径方向外方に排出された作動油の向きが反転するような、渦状の流れが発生する(矢印Fb3参照)。後側突部186によって折り返され、後側膨出部183に沿って流れる作動油は、吸込ポート180からポンプ室41に向かう主流(矢印Fb1)に合流し、ポンプ室41に戻される。
このように、ポンプ室41から排出され後側突部186によって後側膨出部183に案内された作動油を後側膨出部183の内周面によってポンプ室41に導くことができるので、ポンプ室41の吸込量を増加することができる。また、後側膨出部183の内周に沿う流れを発生させ、主流(矢印Fb1)に合流させることができるので、スムーズにポンプ室41に作動油を導くことができる。
上述した実施形態によれば、次の作用効果を奏する。
(1)本実施形態では、ポンプ室41から排出された作動油をポンプ室41に導く前側突部185及び後側突部186が、吸込ポート180におけるポンプ室41の径方向外方において対向する内壁180iから径方向内方に向かって突出するように設けられる。
この構成では、ロータ20が高速で回転し、ポンプ室41内の作動油の一部が吸込ポート180に排出された場合に、排出された作動油を吸込ポート180の突部(前側突部185及び後側突部186)によってポンプ室41へ導くことができるので、ポンプ室41内への作動油の吸込量を増加させることができる。その結果、ベーンポンプ100の容積効率を向上することができる。
(2)カムリング40を支持するポンプボディ50の凹部150に前側突部185及び後側突部186が設けられるため、カムリング40を簡素な構成とすることができる。
次のような変形例も本発明の範囲内であり、変形例に示す構成と上述の実施形態で説明した構成を組み合わせたり、上述の異なる実施形態で説明した構成同士を組み合わせたり、以下の異なる変形例で説明する構成同士を組み合わせることも可能である。
<変形例1>
上記実施形態では、ポンプボディ50の凹部150に、前側突部185及び後側突部186、並びに前側膨出部182及び後側膨出部183を設ける例について説明したが、本発明はこれに限定されない。図5に示すように、カムリング40の凹部240に前側突部285及び後側突部286、並びに前側膨出部282及び後側膨出部283が設けられていてもよい。
本変形例に係る吸込ポート280は、カムリング40の外周面から内周カム面40aに亘って貫通するように設けられた凹部240と、ポンプボディ50に設けられ凹部240に連通する凹部250と、を有する。
吸込ポート280は、ポンプボディ50に設けられる湾曲部281と、ロータ20の回転方向前方側に膨出する前側膨出部282と、湾曲部281と前側膨出部282との間に設けられる前側突部285と、ロータ20の回転方向後方側に膨出する後側膨出部283と、湾曲部281と後側膨出部283との間に設けられる後側突部286と、を有する。
前側突部285及び後側突部286は、カムリング40の凹部240に設けられる。前側突部285は、吸込ポート280の回転方向前方側のポンプ室41の径方向外方において対向する内壁280i、すなわち前側膨出部282の底面から突出するように設けられる。同様に、後側突部286は、吸込ポート280の回転方向後方側のポンプ室41の径方向外方において対向する内壁280i、すなわち後側膨出部283の底面から突出するように設けられる。
このような変形例によれば、上記実施形態で説明した(1)と同様の作用効果に加え、次の作用効果を奏する。
(3)カムリング40の凹部240に前側突部285及び後側突部286が設けられるため、カムリング40を支持するポンプボディ50を簡素な構成とすることができる。
<変形例2>
上記実施形態では、吸込ポート180に前側突部185及び後側突部186を設ける例について説明したが、本発明はこれに限定されない。ベーンポンプ100は、前側突部185及び後側突部186の一方を省略した構成とすることもできる。また、本発明は、吸込ポート180における回転方向前方側の端部及び回転方向後方側の端部に突部を設ける場合に限定されることもない。例えば、図6に示すように、吸込ポート380における周方向中央に突部384が一つだけ設けられるようにしてもよい。
本変形例に係る吸込ポート380は、カムリング40の外周面から内周カム面40aに亘って貫通するように設けられた凹部340と、ポンプボディ50に設けられ凹部340に連通する凹部350と、を有する。
吸込ポート380は、ロータ20の回転方向前方側に膨出する前側膨出部382と、ロータ20の回転方向後方側に膨出する後側膨出部383と、前側膨出部382と後側膨出部383との間に設けられる突部384と、を有する。換言すれば、前側膨出部382と後側膨出部383とは、突部384を介して接続される。
突部384は、ポンプボディ50の凹部350に設けられる。突部384は、吸込ポート380の径方向外方において対向する内壁380i、すなわち前側膨出部382の底面及び後側膨出部383の底面から突出するように設けられる。
このような変形例によれば、上記実施形態で説明した(1),(2)と同様の作用効果を奏する。
<変形例3>
上記実施形態で説明した突部(前側突部185及び後側突部186)は、湾曲部181に接続される円弧状の湾曲面185a,186aと膨出部(前側膨出部182及び後側膨出部183)に接続される円弧状の湾曲面185b,186bとによって、略三角形断面を呈する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。
突部185,186は、例えば、略台形断面を呈するように形成されてもよいし、矩形断面を呈するように形成されてもよい。突部185,186は、ポンプ室41から排出された作動油をポンプ室41に導くことのできる種々の形状とすることができる。
<変形例4>
上記実施形態では、ポンプカバー60及びサイドプレート70が、ロータ20及びカムリング40を挟むように配置される一対のサイド部材を構成する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。ベーンポンプ100がポンプカバー60に取り付けられるサイド部材としてのサイドプレートをさらに備え、このサイドプレート及びポンプボディ50に取り付けられるサイドプレート70が、ロータ20及びカムリング40を挟むように配置される一対のサイド部材を構成してもよい。
<変形例5>
上記実施形態では、吸込ポート180からポンプ室41に径方向内方に向かって作動油が吸い込まれる例について説明したが、本発明はこれに限定されない。ポンプ室41に軸方向に沿って作動油が吸い込まれるように、ポンプボディ50及びサイドプレート70に、低圧室61とポンプ室41とを連通する通路を形成してもよい。
以上のように構成された本発明の実施形態の構成、作用、および効果をまとめて説明する。
ベーンポンプ100は、回転駆動されるロータ20と、ロータ20の外周面に開口する複数のスリット22と、スリット22に摺動自在に収装される複数のベーン30と、ロータ20の回転に伴って複数のベーン30の先端部31が摺接する内周カム面40aを有するカムリング40と、ロータ20及びカムリング40を挟むように配置される一対のサイド部材(ポンプカバー60、サイドプレート70)と、ロータ20、カムリング40、隣り合うベーン30、一対のサイド部材(ポンプカバー60、サイドプレート70)によって画成されるポンプ室41と、ポンプ室41に吸い込まれる作動流体を導く吸込ポート180,280,380と、ポンプ室41から吐出される作動流体を導く吐出ポート72と、を備え、吸込ポート180,280,380は、ポンプ室41の径方向外方において対向する内壁180i,280i,380iから突出するように設けられる突部185,285,186,286,384を有する。
この構成では、ポンプ室41内の作動流体の一部が吸込ポート180,280,380に排出された場合に、排出された作動流体を吸込ポート180,280,380の突部185,285,186,286,384によってポンプ室41へ導くことができるので、ポンプ室41内への作動流体の吸込量を増加させることができる。その結果、ベーンポンプ100の容積効率を向上することができる。
ベーンポンプ100は、吸込ポート180,280が、カムリング40の外周に沿って設けられる湾曲部181,281と、突部(前側突部185,285、後側突部186,286)を介して湾曲部181,281に接続される膨出部(前側膨出部182,282、後側膨出部183,283)と、を有する。
この構成では、膨出部(前側膨出部182,282、後側膨出部183,283)の内周に沿う流れを発生させ、スムーズにポンプ室41に作動流体を導くことができる。
ベーンポンプ100は、吸込ポート180,280が、ロータ20の回転方向前方側に膨出する膨出部である前側膨出部182,282と、湾曲部181,281と前側膨出部182,282との間に設けられる突部である前側突部185,285と、を有する。
この構成では、ポンプ室41から排出され前側膨出部182,282に流れ込んだ作動流体を前側突部185,285によってポンプ室41に向けて導くことができる。
ベーンポンプ100は、吸込ポート180,280が、ロータ20の回転方向後方側に膨出する膨出部である後側膨出部183,283と、湾曲部181,281と後側膨出部183,283との間に設けられる突部である後側突部186,286と、を有する。
この構成では、ポンプ室41から排出され後側突部186,286によって後側膨出部183,283に案内された作動流体を後側膨出部183,283の内周面によってポンプ室41に導くことができる。
ベーンポンプ100は、カムリング40の外周面を支持する支持部材(ポンプボディ50)をさらに備え、吸込ポート280が、カムリング40に設けられカムリング40の外周面から内周カム面40aに亘って貫通する第1凹部(凹部240)と、支持部材(ポンプボディ50)に設けられカムリング40の第1凹部(凹部240)に連通する第2凹部(凹部250)と、を有し、突部285,286が、第1凹部(凹部240)に設けられる。
この構成では、カムリング40の第1凹部(凹部240)に突部285,286が設けられるため、カムリング40を支持する支持部材(ポンプボディ50)を簡素な構成とすることができる。
ベーンポンプ100は、カムリング40の外周面を支持する支持部材(ポンプボディ50)をさらに備え、吸込ポート180,380が、カムリング40に設けられカムリング40の外周面から内周カム面40aに亘って貫通する第1凹部(凹部140,340)と、支持部材(ポンプボディ50)に設けられカムリング40の第1凹部(凹部140,340)に連通する第2凹部(凹部150,350)と、を有し、突部185,186,384が、第2凹部(150,350)に設けられる。
この構成では、カムリング40を支持する支持部材の第2凹部(凹部150,350)に突部185,186,384が設けられるため、カムリング40を簡素な構成とすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
20・・・ロータ、22・・・スリット、30・・・ベーン、31・・・先端部、40・・・カムリング、40a・・・内周カム面、40c・・・凹部(第1凹部)、40d・・・凹部(第1凹部)、41・・・ポンプ室、50・・・ポンプボディ(支持部材)、60・・・ポンプカバー(サイド部材)、70・・・サイドプレート(サイド部材)、72・・・吐出ポート、100・・・ベーンポンプ、140,240,340・・・凹部(第1凹部)、150,250,350・・・凹部(第2凹部)、180,280,380・・・吸込ポート、180i,280i,380i・・・内壁、181,281・・・湾曲部、182,282,382・・・前側膨出部(膨出部)、183,283,383・・・後側膨出部(膨出部)、185,285・・・前側突部(突部)、186,286・・・後側突部(突部)、384・・・突部

Claims (6)

  1. 回転駆動されるロータと、
    前記ロータの外周面に開口する複数のスリットと、
    前記スリットに摺動自在に収装される複数のベーンと、
    前記ロータの回転に伴って前記複数のベーンの先端部が摺接する内周カム面を有するカムリングと、
    前記ロータ及び前記カムリングを挟むように配置される一対のサイド部材と、
    前記ロータ、前記カムリング、隣り合う前記ベーン、前記一対のサイド部材によって画成されるポンプ室と、
    前記ポンプ室に吸い込まれる作動流体を導く吸込ポートと、
    前記ポンプ室から吐出される作動流体を導く吐出ポートと、を備え、
    前記吸込ポートは、前記ポンプ室の径方向外方において対向する内壁から突出するように設けられる突部を有する
    ことを特徴とするベーンポンプ。
  2. 請求項1に記載のベーンポンプにおいて、
    前記吸込ポートは、
    前記カムリングの外周に沿って設けられる湾曲部と、
    前記突部を介して前記湾曲部に接続される膨出部と、を有する
    ことを特徴とするベーンポンプ。
  3. 請求項2に記載のベーンポンプにおいて、
    前記吸込ポートは、
    前記ロータの回転方向前方側に膨出する前記膨出部である前側膨出部と、
    前記湾曲部と前記前側膨出部との間に設けられる前記突部である前側突部と、を有する
    ことを特徴とするベーンポンプ。
  4. 請求項2または請求項3に記載のベーンポンプにおいて、
    前記吸込ポートは、
    前記ロータの回転方向後方側に膨出する前記膨出部である後側膨出部と、
    前記湾曲部と前記後側膨出部との間に設けられる前記突部である後側突部と、を有する
    ことを特徴とするベーンポンプ。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のベーンポンプにおいて、
    前記カムリングの外周面を支持する支持部材をさらに備え、
    前記吸込ポートは、
    前記カムリングに設けられ前記カムリングの外周面から前記内周カム面に亘って貫通する第1凹部と、
    前記支持部材に設けられ前記カムリングの前記第1凹部に連通する第2凹部と、を有し、
    前記突部は、前記第1凹部に設けられる
    ことを特徴とするベーンポンプ。
  6. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のベーンポンプにおいて、
    前記カムリングの外周面を支持する支持部材をさらに備え、
    前記吸込ポートは、
    前記カムリングに設けられ前記カムリングの外周面から前記内周カム面に亘って貫通する第1凹部と、
    前記支持部材に設けられ前記カムリングの前記第1凹部に連通する第2凹部と、を有し、
    前記突部は、前記第2凹部に設けられる
    ことを特徴とするベーンポンプ。
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