JP2008524486A - ベーンポンプ - Google Patents

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    • F04C2270/701Cold start

Abstract

ベーンポンプが、内部にロータ(20)が配置されたポンプケーシング(10)を有しており、前記ロータが駆動軸(12)によって回転駆動され、ロータ(20)がその全周にわたって配分された複数の溝(24)を有しており、これらの溝が、ロータ(20)の回転軸線(13)に対して少なくともほぼ半径方向で延びており、当該の溝内で、ベーン形の圧送エレメントがそれぞれシフト可能にガイドされている。ロータ(20)は周壁(18)によって取り囲まれており、該周壁は、ロータの回転軸線(13)に対して偏心的に延びており、当該周壁には圧送エレメント(26)の半径方向外側の端部が当接している。ロータ(20)には、その回転軸線(13)の方向で見て、ポンプケーシング(10)のケーシング端壁(14,16)が隣接している。ロータ(20)の回転運動時に、圧送エレメント(26)により媒体が、吸込み領域(28,30)から該吸込み領域に対してロータの回転方向(21)でずらされた吐出し領域(32,34)へ圧送される。少なくとも一方のケーシング端壁(14,16)には、ロータ(20)の回転軸線(13)を取り囲む環状溝(38)が形成されており、該環状溝は、ロータ(20)の溝(24)に設けられたベーン(26)によって制限された内側領域(25)に対向位置しており且つ吐出し領域(32,34)と、ケーシング端壁(14,16)に設けられた接続溝(40)を介して接続されている。環状溝(38)は、ロータ(20)の回転軸線(13)に関して偏心的に延びている。

Description

背景技術
本発明は、請求項1の上位概念に記載のベーンポンプであって、内部にロータが配置されたポンプケーシングを有しており、前記ロータが駆動軸によって回転駆動され、ロータがその全周にわたって配分された複数の溝を有しており、これらの溝が、ロータの回転軸線に対して少なくともほぼ半径方向で延びており、当該の溝内で、ベーン形の圧送エレメントがそれぞれシフト可能にガイドされており、ロータを取り囲む、該ロータの回転軸線に対して偏心的に延びるポンプケーシングの周壁が設けられており、該周壁に圧送エレメントの半径方向外側の端部が当接しており、ロータに該ロータの回転軸線の方向でそれぞれ隣接する、ポンプケーシングのケーシング端壁が設けられており、ロータの回転運動時に、圧送エレメントによって媒体が吸込み領域から、該吸込み領域に対してロータの回転方向でずらされた吐出し領域へ圧送され、少なくとも一方のケーシング端壁に、ロータの周面の少なくとも一部にわたって延びる環状溝が設けられており、該環状溝が、ロータの溝に設けられた圧送エレメントにより制限された内側領域に対向位置しており、前記環状溝と駆動軸との間にシール領域が形成されている形式のベーンポンプから出発する。
このような形式のベーンポンプは、ドイツ連邦共和国特許出願公開第19952167号明細書に基づき公知である。この公知のベーンポンプは内部にロータが配置されたポンプケーシングを有しており、前記ロータは駆動軸によって回転駆動される。ロータはその全周にわたって配分された複数の溝を有しており、これらの溝は、ロータの回転軸線に対して少なくともほぼ半径方向で延びており、当該の溝内では、ベーン形の圧送エレメントがそれぞれシフト可能にガイドされている。ポンプケーシングはロータを取り囲む、該ロータの回転軸線に対して偏心的な周壁を有しており、この周壁にはベーンがその半径方向外側の端部で以て当接している。ポンプケーシングはロータの回転軸線の方向に、それぞれこのロータに隣接するケーシング端壁を有している。ロータの回転時に、周壁の偏心的な配置形式に基づいて、ベーン間に拡大する室と縮小する室とがそれぞれ形成され、これらの室の間に、圧送しようとする媒体が圧力増大下で、吸込み領域から該吸込み領域に対して周方向でずらされた吐出し領域へ圧送される。この場合、ベーンはロータ回転時の遠心力に基づいて周壁に接触した状態で保持されるが、特にベーンポンプの始動時の低い回転数においては、僅かな遠心力しか作用しないので、ベーンポンプは少量しか圧送しない。公知のベーンポンプでは、当該ベーンポンプと相俟って共通のポンプユニットを形成する別の圧送ポンプによって圧縮された媒体が、ロータの溝に設けられたベーンにより制限された内側領域に供給され、これにより、ベーンは遠心力に加えて付加的に、半径方向外側に向かって周壁に対して押圧されるということが規定されている。この場合、少なくとも一方のケーシング端壁に、ロータの周面の一部にわたって延在する環状溝が設けられており、この環状溝には、別の圧送ポンプにより圧縮された媒体が供給される。前記環状溝は、ロータと隣接するケーシング端壁とが、互いに小さな軸方向間隔をあけて配置されたシール領域によって駆動軸から分離されている。環状溝は、ロータの回転軸線に対して同心的に配置されているので、シール領域は一定の半径方向延在部を有している。この公知のベーンポンプの欠点は、ロータの周面の一部にわたってしか延在していない環状溝に基づき、ロータの溝の内側領域が、ロータの1回転の対応する部分にわたってしか圧力負荷されず、これにより、場合によってはベーンの小さな圧着力しか周壁に生ぜしめられないという点にある。更に、シール領域を介して、圧力下にある媒体の環状溝から駆動軸に対する漏れが生じる恐れがある。
発明の利点
これに対して請求項1の特徴部に記載の構成を有する本発明によるベーンポンプは、ロータの溝の内側領域の圧力負荷が、ロータの全周にわたって延在する環状溝によって強められているという利点を有している。更に、ロータの回転軸線に関する環状溝の偏心に基づき、環状溝と駆動軸との間のシール領域の半径方向延在部が、このシール領域の半径方向延在部の所望の拡大を、ロータの所定の周方向領域内で可能にし、これにより、環状溝からの漏れを減少させることができる。
実施例の説明
以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
図1〜3に示したベーンポンプは、殊に燃料、特にディーゼル燃料の圧送用に規定されている。この場合、このベーンポンプにより、燃料はリザーバタンクから高圧ポンプへ圧送される。ベーンポンプは高圧ポンプから分離されて配置されているか、高圧ポンプに取り付けられているか、又は高圧ポンプに組み込まれていてよい。ベーンポンプは、複数部分から形成されたポンプケーシング10と、このポンプケーシング10に突入している駆動軸12とを有している。ポンプケーシング10は2つのケーシング端壁14,16を有しており、これらのケーシング端壁14,16により軸方向で、つまり駆動軸12の回転軸線13の方向で、ポンプ室が制限される。このポンプ室は、周方向では周壁18によって制限され、この周壁18は、一方のケーシング端壁14,16と一体に、又はこれらのケーシング端壁14,16とは別個に形成されていてよい。
図1及び図3に示したように、ポンプ室内にはロータ20が配置されており、このロータ20は、例えば溝/キー継ぎ手22を介して駆動軸12と相対回動不能に結合されている。ロータ20は、その全周にわたって配分されて配置された、少なくともロータ20の回転軸線13に対してほぼ半径方向に延びる複数の溝24を有している。これらの溝24は、ロータ20の外周面から出発して回転軸線13に向かってロータ20内へ延びている。例えば4つの溝24が設けられているが、4つ未満又は4つ以上の溝24が設けられていてもよい。各溝24にはそれぞれディスク形の圧送エレメント26がシフト可能に配置されており、この圧送エレメント26は以下ベーンと呼ぶ。圧送エレメント26の半径方向外側の端部域は溝24から突出している。各ベーン26により、各溝24において半径方向内側に位置する内側領域25が制限される。
ポンプケーシング10の周壁18の内側は、ロータ20の回転軸線13に対して偏心的に、例えば円形又は別の形状に形成されている。図2に示したように、少なくとも一方のケーシング端壁14,16には吸込み領域が設けられており、この吸込み領域には少なくとも1つの吸込み開口28が開口している。吸込み領域において、有利には少なくとも一方のケーシング端壁14,16に、ロータ20の周方向で長く延びた、例えば腎臓形に湾曲された吸込み溝30が形成されており、この吸込み溝30に吸込み開口28が開口している。この吸込み開口28は吸込み溝30に、有利には該吸込み溝30の、ロータ20の回転方向とは逆向きの端部域に開口している。吸込み開口28は、リザーバタンクから通じる供給部と接続されている。少なくとも一方のケーシング端壁14,16には更に吐出し領域が設けられており、この吐出し領域には少なくとも1つの吐出し開口32が開口している。吐出し領域では、有利には少なくとも一方のケーシング端壁14,16に、ロータ20の周方向で長く延びた、例えば腎臓形に湾曲された吐出し溝34が形成されており、この吐出し溝34に吐出し開口32が開口している。この吐出し開口32は吐出し溝34に、有利には該吐出し溝34の、ロータ20の回転方向21を向いた端部域に開口している。吐出し開口32は、高圧ポンプに通じる流出部と接続されている。吸込み開口28、吸込み溝30、吐出し開口32及び吐出し溝34は、ロータ20の回転軸線13から半径方向で間隔をあけて、周壁18の内側付近に配置されている。ベーン26は、それぞれその半径方向外側の端部で以て周壁18の内側に接しており、ロータ20が回転方向21で回転運動すると、周壁18に沿って滑動する。ロータ20の回転軸線13に関して周壁18の内側が偏心的に形成されていることに基づき、ベーン26間にはそれぞれ可変の容積を有する室36が生ぜしめられる。吸込み溝30及び吸込み開口28は、ロータ20の回転方向21での回転運動時に室36の容積が拡大し、これにより当該の室36に燃料が満たされる周方向領域に配置されている。吐出し溝34及び吐出し開口32は、ロータ20の回転方向21での回転運動時に室36の容積が減少し、これにより当該の室36から燃料が吐出し溝34へ押し退けられ、更に、この吐出し溝34から吐出し開口32へ押し退けられる周方向領域に配置されている。
図2に示したように、少なくとも一方のケーシング端壁14,16には、ロータ20の全周にわたって延在する環状溝38が設けられており、この環状溝38は、接続溝40を介して吐出し溝34と接続されている。接続溝40の代わりに接続孔が設けられていてもよい。環状溝38と駆動軸12との間にはシール領域39が形成されており、このシール領域39では、ロータ20と隣接するケーシング端壁14,16との間に僅かな軸方向間隔しか存在していない。駆動軸12の周辺領域内では小さな圧力しか支配していないので、環状溝38と駆動軸12の周辺領域との間には圧力差が生じる。環状溝38は、ロータ20の回転軸線13に対して偏心的に延在しているので、シール領域39の半径方向の延在部sは、環状溝38の全周にわたって可変である。環状溝38は、例えば少なくともほぼ円形に延びており、この場合、当該環状溝38は、ロータ20の回転軸線13に関して、偏心を形成する間隔eだけずらされて配置された中心点Mを有している。有利には、環状溝38の偏心率eは、ポンプケーシング10の周壁18の内側の偏心率と少なくともほぼ同じ大きさであり且つ同じ向きである。有利には、環状溝38の中心点Mは、ロータ20の回転方向21で見て吸込み溝30と吐出し溝34との間に位置する周壁18の領域に向かって、回転軸線13に関してずらされて配置されている。環状溝38のこの偏心的な構成により、当該環状溝38の内側のシール領域39の半径方向の延在部s1は駆動軸12に対して、前記中心点Mが回転軸線13に関してずらされている側で拡大されている一方で、対向位置する側のシール領域39の半径方向の延在部s2は減少されている。環状溝38は円形に形成されているのではなく、回転軸線13に関して偏心的な延在部を有しているということが規定されていてもよい。この場合、シール領域39の半径方向延在部s1は、ロータ20の回転方向21で見て吸込み溝30と吐出し溝34との間の領域において、対向位置する領域におけるシール領域39の半径方向延在部s2よりも大である。
接続溝40は、例えば回転軸線13に関して半径方向で、又は半径線に対して傾斜して、吐出し溝34から内側に向かって延びていてよい。接続溝40は特に、ロータ20の回転方向21で環状溝38に接近するように延びていてよい。更に、接続溝40は渦巻き状に湾曲されて延びていてよい。接続溝40は、有利には一方では少なくともほぼ接線方向で吐出し溝34に開口しており且つ/又は他方では少なくともほぼ接線方向で環状溝38に開口している。有利には、接続溝40はロータ20の回転方向21とは反対の方向を向いた、吐出し溝34の端部域に開口している。環状溝38と吐出し溝34とを接続することにより、環状溝38内延いてはこの環状溝38と接続状態にあるロータ20の溝24の内側の端部域内を高められた圧力が支配しており、この高められた圧力によって、周壁18の内側に対するベーン26の当付け力が強められ、これにより、ベーンポンプの圧送性能が改良される。更に、接続溝40の湾曲された延在部に基づいて、ロータ20の回転運動時に当該接続溝40内に、環状溝38延いては溝24における更なる圧力増大を生ぜしめる牽引流が発生し、これにより、周壁18に対するベーン26の圧着力が更に高められる。特に、前記牽引流に基づいて、既にベーンポンプの始動時に環状溝38内で増圧が行われるので、ベーンポンプにより、既に始動時に十分な量の燃料が圧送される。更に、接続溝40の湾曲された延在部に基づいて、ロータ20の回転運動時にベーン26がほぼ接線方向で接続溝40にわたって運動し、これにより、ベーン26とケーシング端壁14,16との摩耗が少なく保持されるということが保証されている。
一方のケーシング端壁14;16にのみ、環状溝38及びこの環状溝38を吐出し溝34に接続する接続溝40が配置されているということが規定されているか、又は両ケーシング端壁14,16に、それぞれ環状溝38と接続溝40とが配置されていてよい。この場合、環状溝38と接続溝40とは互いに鏡像的に、ケーシング端壁14,16に配置されている。両ケーシング端壁14,16に各1つの環状溝38が配置されているが、接続溝40は一方のケーシング部分14;16にしか配置されていないということが規定されていてもよい。更に、一方のケーシング端壁14;16にのみ、吸込み溝30及び/又は吐出し溝34が形成されており、他方のケーシング端壁16;14は平滑に形成されているか、又は両ケーシング端壁14,16に各1つの吸込み溝30及び/又は吐出し溝34が形成されており、この場合、これらの吸込み溝30と吐出し溝34とは有利には互いに鏡像的に、ケーシング端壁14,16に配置されているということが規定されていてよい。但しこの場合、吸込み開口28及び吐出し開口32は一方のケーシング端壁14;16にしか設けられておらず、この場合、一方のケーシング端壁14には吸込み開口28が設けられており且つ他方のケーシング端壁16には吐出し開口32が設けられている。両ケーシング端壁14,16において、吸込み溝30及び吐出し溝34、並びに環状溝38及び接続溝40を鏡像的に配置した場合、ロータ20とベーン26とは、軸方向で見て両側が少なくともほぼ等しく負荷されているので、その結果、回転軸線13の方向でロータ20及びベーン26に対しては力が全く働かないか、又は僅かな力が働くに過ぎない。ケーシング端壁14,16における環状溝38及び接続溝40の深さは、例えば0.1〜2mmであり、この場合、有利には溝38,40の幅は、その深さよりも大である。
図3に示したベーンポンプのI−I線に沿った概略的な横断面図である。 図3に示したベーンポンプのII−II線に沿った横断面図である。 図1に示したベーンポンプのIII−III線に沿った縦断面図である。

Claims (5)

  1. ベーンポンプであって、内部にロータ(20)が配置されたポンプケーシング(10)を有しており、前記ロータが駆動軸(12)によって回転駆動され、ロータ(20)がその全周にわたって配分された複数の溝(24)を有しており、これらの溝が、ロータ(20)の回転軸線(13)に対して少なくともほぼ半径方向で延びており、当該の溝内で、ベーン形の圧送エレメントがそれぞれシフト可能にガイドされており、ロータ(20)を取り囲む、該ロータの回転軸線(13)に対して偏心的に延びるポンプケーシング(10)の周壁(18)が設けられており、該周壁に圧送エレメント(26)の半径方向外側の端部が当接しており、ロータ(20)に該ロータの回転軸線(13)の方向でそれぞれ隣接する、ポンプケーシング(10)のケーシング端壁(14,16)が設けられており、ロータ(20)の回転運動時に、圧送エレメント(26)によって媒体が吸込み領域(28,30)から、該吸込み領域に対してロータ(20)の回転方向(21)でずらされた吐出し領域(32,34)へ圧送され、少なくとも一方のケーシング端壁(14,16)に、ロータ(20)の周面の少なくとも一部にわたって延びる環状溝(38)が設けられており、該環状溝が、ロータ(20)の溝(24)に設けられた圧送エレメント(26)により制限された内側領域(25)に対向位置しており、前記環状溝と駆動軸(12)との間にシール領域(39)が形成されている形式のものにおいて、
    環状溝が、ロータ(20)の全周にわたって延びる環状溝(38)として形成されており、該環状溝(38)が吐出し領域(32,34)に、ケーシング端壁(14,16)に設けられた接続溝(40)を介して接続されており、環状溝(38)が、ロータ(20)の回転軸線(13)に関して偏心的に形成されていることを特徴とする、ベーンポンプ。
  2. 環状溝(38)が少なくともほぼ円形に延びており、当該環状溝(38)の中心点(M)がロータ(20)の回転軸線(13)に関して、ポンプケーシング(10)の周壁(18)の、ロータ(20)の回転方向(21)で見て吸込み領域(28,30)と吐出し領域(32,34)との間に位置する領域に向かってずらされて配置されている、請求項1記載のベーンポンプ。
  3. 環状溝(38)が、ロータ(20)の回転方向(21)で見て吸込み領域(28,30)と吐出し領域(32,34)との間に位置する周方向領域において、対向位置する周方向領域におけるよりも大きな、ロータ(20)の回転軸線(13)からの半径方向間隔をあけて延びている、請求項1記載のベーンポンプ。
  4. 環状溝(38)がロータ(20)の回転運動時に、該ロータの溝(24)に設けられたベーン(26)の行程に少なくともほぼ追従するように延在している、請求項1記載のベーンポンプ。
  5. 環状溝(38)の偏心(e)が、ポンプケーシング(10)の周壁(18)の偏心と少なくともほぼ等しい大きさ及び方向である、請求項1から4までのいずれか1項記載のベーンポンプ。
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