JPH08277786A - 回転ポンプ - Google Patents

回転ポンプ

Info

Publication number
JPH08277786A
JPH08277786A JP8016595A JP8016595A JPH08277786A JP H08277786 A JPH08277786 A JP H08277786A JP 8016595 A JP8016595 A JP 8016595A JP 8016595 A JP8016595 A JP 8016595A JP H08277786 A JPH08277786 A JP H08277786A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
impeller
rotated
engaging grooves
blades
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8016595A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Kushiro
達雄 久代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP8016595A priority Critical patent/JPH08277786A/ja
Publication of JPH08277786A publication Critical patent/JPH08277786A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)
  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 摩耗の発生が少なく、耐久性に優れていると
共に、振動や騒音の発生がなく、低トルクで効率のよい
回転ポンプを提供する。 【構成】 ケーシング1のロータ収納室2内に収納した
ロータ5に通路10と内周面で開口する係合溝11とを
設け、ロータ5内の偏心位置で回転可能となるインペラ
14に各係合溝11内へ係合する可撓性の羽根16を設
け、ロータ5とインペラ14の間に羽根16で仕切った
容積可変のポンプ室19を形成し、ロータ5を回転させ
るとインペラ14も回転し、吸引口3から吐出口4に向
けて流体を吐出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転ポンプ、更に詳
しくは、ロータとインペラを一体に回転させるようにし
たベーンポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般によく知られているベーンポ
ンプは、ケーシングに設けたポンプ室内にロータを偏心
回転するように収納し、ロータの周囲に複数のスリット
を放射状の配置で形成し、各スリット内にベーンをロー
タの半径方向に移動自在に収納し、ロータの回転時にベ
ーンの先端を遠心力でポンプ室の内周面に摺接させ、ポ
ンプ室の内周面とロータの間にベーンで区切って形成さ
れる容積室の回転と容積変化によって、流体を吸引口か
ら吐出口に圧送するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のベー
ンポンプは、運転時に、ベーンの先端がポンプ室の内周
面を圧接摺動するため、ベーンの先端に摩耗が生じやす
く、寿命が短いという問題がある。
【0004】また、摺動部分の発生が多いため、大きな
駆動トルクが必要となり、振動や騒音の発生も大きいと
いう問題がある。
【0005】そこで、この発明の課題は、摺動部分の発
生を極力少なくし、摩耗を防いで長寿命化を図ることが
でき、しかも、駆動トルクが小さく騒音や振動の発生も
少ない回転ポンプを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、吸引口及び吐出口が連通するケ
ーシングの内部に環状のロータを回転するよう組込み、
このロータに、半径方向に貫通する複数の通路と、内径
面で開口する複数の係合溝とを設け、前記ロータの内部
に、該ロータに対する偏心軸心を中心に回転するインペ
ラを設け、このインペラは外周に前記係合溝と等しい数
の羽根を突設し、各羽根を対応する係合溝に係合させ、
ロータとインペラを一緒に回転させるようにした構成を
採用したものである。
【0007】
【作用】ロータの内周面とインペラの間に、羽根で仕切
られた容積可変のポンプ室が形成され、各ポンプ室には
通路が連通しているので、ロータとインペラが一緒に回
転すると、ポンプ室は、通路を介して吸引口と連通する
間で容積が増大し、流体を吸引すると共に、通路を介し
て吐出口と連通する間は容積が減少し、流体を吐出す
る。
【0008】ロータとインペラは一緒に回転するので、
摺動部分の発生が少なく、インペラの耐久性を向上させ
ることができると共に、回転運動のみにて構成できるの
で、騒音や振動の発生が少なく、振動トルクも小さくて
すむ。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0010】図1乃至図3のように、ケーシング1に、
中央に位置する円形のロータ収納室2と、この収納室2
を挟んで両側に位置し、該収納室2と連通する吸引口3
及び吐出口4が設けられ、ロータ収納室2内に回転自在
となるよう収納したロータ5は、一方の端部に連成した
ボス部6に駆動軸7が結合され、ロータ収納室2の一方
端面はボス部6を回動自在に支持する蓋板8によって、
また、他方の端面は蓋板9によって各々閉鎖されてい
る。
【0011】前記ロータ5は、内外径が同心円の一端が
閉鎖された円筒状に形成され、その周囲には、半径方向
に貫通する複数の通路10と、内径面で開口する複数の
係合溝11とが、周方向に一定の間隔で交互の配置に設
けられている。
【0012】前記一方蓋板9のロータ5内に臨む面に、
ロータ5の軸心に対して上方に偏心する偏心軸12がロ
ータ5内の空間に突出するよう設けられ、この偏心軸1
2にスリーブ13を介してインペラ14が回転自在に取
付けられている。
【0013】上記インペラ14は、スリーブ13に外嵌
する円筒部15の外周に係合溝11と等しい数の羽根1
6を周方向に一定の間隔で放射状に突設して形成され、
各羽根16は、円筒部15に連なる根元部分が厚肉で先
端に向けて薄くなり、かつ先端部に円形軸部17を有す
る断面形状を有し、各羽根16は対応する係合溝11内
に係合している。
【0014】インペラ14は、ロータ5の内部に偏心状
態で納まっているため、偏心方向に沿って位置する羽根
16は先端の円形軸部17が係合溝11の内端に当接す
る嵌合状態となり、偏心方向と反対側では円形軸部17
が係合溝11に対して最も浅く嵌合することになり、ロ
ータ5とインペラ14の偏心による羽根16と係合溝1
1の位相差により、両側に位置する羽根16には回転方
向に撓みが生じることになる。
【0015】従って、羽根16の撓みを可能とするイン
ペラ14を形成するため、ゴム又は同効の合成樹脂から
なる可撓性の材料を使用するか、又は図4(a)、
(b)に示す如く、比較的硬質の可撓性材料を用い、羽
根16の両側面に長さ方向に沿う所要数のスリット18
を施し、羽根16の撓み性を向上させた構造としてもよ
い。なお、係合溝11は、羽根16との干渉を防ぐた
め、開口側が広幅となる断面形状になっている。
【0016】前記ロータ5は、図1の矢印反時計方向に
回転すると、通路10は、吸引口3と連通する部分と、
吐出口4と連通する部分と、これらの部分の間でケーシ
ング1により密閉された部分とを移動することになると
共に、ロータ5の内周面と、該ロータ5の内部に偏心状
態で収納したインペラ14の円筒部15の間には、羽根
16で仕切られた容積可変のポンプ室19が形成され、
各ポンプ室19には通路10が連通している。
【0017】前記ケーシング1におけるロータ収納室2
の内周面で吸引口3と吐出口4の間には、ロータ5の外
周面に摺動するシール20が設けてあると共に、インペ
ラ14と蓋板9の間には環状のサイドプレート21を組
込み、インペラ14の両端部内周にシール、22、23
を設けている。
【0018】この発明の回転ポンプは上記のような構成
であり、ロータ5の駆動軸7をモータ等の駆動源と結合
した状態で、ロータ5を図1の反時計方向に回転させる
と、インペラ14は各羽根16と係合溝11の係合によ
って偏心軸12を中心に偏心回転する。
【0019】ロータ5とインペラ14の間に羽根16で
仕切られて形成されたポンプ室19は、最上部の位置か
ら下方に回転移行するとき容積が拡大し、吸引口3と通
路10を介して連通している間に流体を吸引する。
【0020】ポンプ室19が吸引口3と吐出口4間の下
部を移行する間は、流体が閉じ込められ、ポンプ室19
が下部から上方に回動移行する間は容積が縮小し、流体
を通路10から吐出口4に向け送り出すことになり、こ
のように、ロータ5とインペラ14の連続的な回転によ
り、図1に矢印で示す如く、吸引口3から吐出口4に流
体を圧送することになる。なお、インペラ14は、全て
の羽根16が係合溝11と係合しているので、従来の内
歯ギヤポンプのように、歯車間の空間に組込む三日月形
仕切板が不要になる。
【0021】前記インペラ14は、流体の吸引工程及び
圧縮工程時において、ポンプ室19内の減圧もしくは増
圧により、羽根16は係合溝11に対して必ず圧接し、
隣接するポンプ室19を互いに確実に遮断して効率の低
下発生を防ぐことができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、ロー
タとインペラが一体に回転するので、摺動部分の発生を
極力少なくすることができ、摩耗を防いで耐久性を向上
させることができると共に、回転部分のみによって構成
できるので、騒音や振動の発生も少なく、駆動トルクも
少なくてすむ。
【0023】また、インペラの羽根に可撓性を付与する
ことにより、ポンプ室の密閉性に優れ、吐出効率のよい
ポンプを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る回転ポンプの縦断正面図
【図2】図1の矢印II−IIに沿う縦断側面図
【図3】同上におけるロータとインペラの分解斜視図
【図4】(a)はインペラの他の例を示す正面図、
(b)は同上における羽根の拡大正面図
【符号の説明】
1 ケーシング 2 ロータ収納室 3 吸引口 4 吐出口 5 ロータ 10 通路 11 係合溝 12 偏心軸 14 インペラ 16 羽根 18 スリット 19 ポンプ室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸引口及び吐出口が連通するケーシング
    の内部に環状のロータを回転するよう組込み、このロー
    タに、半径方向に貫通する複数の通路と、内径面で開口
    する複数の係合溝とを設け、前記ロータの内部に、該ロ
    ータに対する偏心軸心を中心に回転するインペラを設
    け、このインペラは外周に前記係合溝と等しい数の羽根
    を突設し、各羽根を対応する係合溝に係合させ、ロータ
    とインペラを一緒に回転させるようにした回転ポンプ。
  2. 【請求項2】 インペラの羽根は、可撓性を有する請求
    項1記載の回転ポンプ。
JP8016595A 1995-04-05 1995-04-05 回転ポンプ Pending JPH08277786A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8016595A JPH08277786A (ja) 1995-04-05 1995-04-05 回転ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8016595A JPH08277786A (ja) 1995-04-05 1995-04-05 回転ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08277786A true JPH08277786A (ja) 1996-10-22

Family

ID=13710716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8016595A Pending JPH08277786A (ja) 1995-04-05 1995-04-05 回転ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08277786A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009014661A1 (en) * 2007-07-20 2009-01-29 Borgwarner Inc. Articulated vane pump having multiple vanes to drive an outer rotor and provide an increased contact ratio
WO2009014651A1 (en) * 2007-07-20 2009-01-29 Borgwarner Inc. Articulated vane pump with conjugate action provided by a cam profile
CN101660525A (zh) * 2009-09-21 2010-03-03 齐运生 平动环转子泵
CN102828950A (zh) * 2012-09-21 2012-12-19 浙江东海瑞普科技有限公司 一种芯隔泵
CN109185039A (zh) * 2018-09-28 2019-01-11 浙江大学 一种高性能多叶片马达

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009014661A1 (en) * 2007-07-20 2009-01-29 Borgwarner Inc. Articulated vane pump having multiple vanes to drive an outer rotor and provide an increased contact ratio
WO2009014651A1 (en) * 2007-07-20 2009-01-29 Borgwarner Inc. Articulated vane pump with conjugate action provided by a cam profile
CN101660525A (zh) * 2009-09-21 2010-03-03 齐运生 平动环转子泵
CN101660525B (zh) * 2009-09-21 2016-04-13 齐运生 平动环转子泵
CN102828950A (zh) * 2012-09-21 2012-12-19 浙江东海瑞普科技有限公司 一种芯隔泵
CN102828950B (zh) * 2012-09-21 2016-01-13 浙江东海瑞普科技有限公司 一种芯隔泵
CN109185039A (zh) * 2018-09-28 2019-01-11 浙江大学 一种高性能多叶片马达
CN109185039B (zh) * 2018-09-28 2020-04-10 浙江大学 一种高性能多叶片马达

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0708888B1 (en) A pump with twin cylindrical impellers
US5660536A (en) High capacity simplified sea water pump
JPH08277786A (ja) 回転ポンプ
WO2004036046A1 (ja) ベーン式真空ポンプ
KR970062340A (ko) 로터형 펌프
US7566212B2 (en) Vane pump with blade base members
EP0639714B1 (en) Turbine pump
JPS61268894A (ja) ベ−ン型圧縮機
US4822265A (en) Pump rotor
EP0502684A1 (en) Rotary positive displacement pump
JP6031311B2 (ja) 可変容量型ベーンポンプ
JP2567842B2 (ja) 可変容量型ベ−ンポンプ
KR200276901Y1 (ko) 로터형 진공펌프
KR20060098105A (ko) 정역 회전이 가능한 로터리 펌프
CN212615352U (zh) 旋叶泵
JPH021997B2 (ja)
GB2125485A (en) Rotary positive-displacement fluid-machines
EP1485576B1 (en) Variable-delivery central-vane rotary pump, particularly for oil
WO2007037718A1 (fr) Machine rotative trochiforme (et variantes)
KR100471323B1 (ko) 오일펌프용 펌핑수단의 개선구조
KR0133996Y1 (ko) 베인펌프
KR0124759Y1 (ko) 베인형 유체압축기
KR200334542Y1 (ko) 베인펌프
KR20050043375A (ko) 베인식 진공펌프의 구조
KR20000042630A (ko) 헬리컬 블레이드형 펌프

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051215

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060110

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060516