JP6305174B2 - 光学機器 - Google Patents

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Description

本発明は、カメラによる撮像において用いられる光学機器に関し、特に光軸上の位置に対してレンズ等の光学素子の挿入と退避を可能とした光学機器に関する。
上記のような光学機器としては、例えば、撮影レンズ系の光軸上の位置に変倍レンズ(光学素子)を挿入および退避させることにより撮影倍率を可変するエクステンダ装置がある。また、このような光学機器には、ユーザが操作レバー等の操作部材を手動で回動操作するときの操作力によって光学素子を回動させることにより光軸上の位置に対する挿入と退避が行われるものがある。この手動操作方式の光学機器では、一般に、操作力を軽くするためにコイルばねにより光学素子をその挿入端と退避端に向けて付勢する一方、光学素子を保持する保持部材が挿入端や退避端で光学機器のケースに衝突したときの衝撃を緩和するロータリーダンパを用いる。
また、特許文献1には、コイルばねとロータリーダンパの代わりに板ばねを用いることで、変倍レンズの挿入および退避時における衝突音や振動の発生を防止したエクステンダ装置が開示されている。
特開2005−352395号公報
しかしながら、特許文献1にて開示されたエクステンダ装置を含む光学素子の挿入と退避が可能な従来の光学機器では、操作部材と光学素子とが常に一体となって回動する構成となっている。このため、操作部材が勢いよく操作された場合には、ロータリーダンパや板ばねが用いられているにもかかわらず、光学素子がケースに衝突してしまう。そして、この衝突による衝撃によって、光学機器において光学素子を保持する構造にがたが生じ、挿入端での光学素子の位置が変化して光学性能に影響を与える、
このような問題に対してギア列による減速機構を用いることも可能である。しかしながら、この場合、ケース内に減速機構を配置するスペースが必要となるため、光学機器の小型化に不向きである。また、挿入端と退避端に衝撃緩和用のゴム等の弾性材を貼り付けることも可能である。しかし、光学素子を保持する保持部材が弾性材に繰り返し衝突することで該弾性材が削れ、ゴミが発生したり光学素子の挿入端での位置がずれたりするといった問題が生ずる。
本発明は、操作部材が勢いよく操作された場合でも光学素子を保持する光学素子ユニットがその挿入端や退避端においてケース(本体)に強く衝突することを回避できるようにした小型の光学機器を提供する。
本発明の一側面としての光学機器は、本体と、光学素子を保持し、該本体に対して、光学素子を光路に挿入する挿入位置と光学素子を光路から退避させる退避位置とに回動可能な光学素子ユニットと、回動操作される操作部材と、該操作部材の回動操作角度範囲を第1の操作端と第2の操作端との間に制限するストッパと、光学素子ユニットを回動させる駆動機構とを有する。駆動機構は、回動操作される操作部材とともに回転する操作部材側係合部と、回動する光学素子ユニットとともに回転する光学素子側係合部と、光学素子ユニットを挿入位置に向かう方向および退避位置に向かう方向に付勢する付勢力を発生する付勢部材とを有する。そして、該駆動機構は、操作部材が第1および第2の操作端のうち一方の操作端から他方の操作端まで回動操作される間は、操作部材側係合部を光学素子側係合部に係合させて操作部材に加えられた操作力によって光学素子ユニットを挿入位置と退避位置のうち一方の位置から他方の位置に向かって該一方および他方の位置の間の中間位置まで回動させ、操作部材が他方の操作端まで回動操作された後は、操作部材側係合部と光学素子側係合部との係合を解除して付勢部材の付勢力によって光学素子ユニットを中間位置から他方の位置まで回動させることを特徴とする。
本発明では、操作部材の操作(操作力)によって光学素子ユニットが挿入位置または退避位置から中間位置に到達すると、それ以上の操作部材の操作がストッパにより阻止され、光学素子ユニットは付勢部材の付勢力によって退避位置または挿入位置まで回動される。このため、本発明によれば、操作部材が勢いよく操作されても、光学素子ユニットが本体に対して強く衝突することを回避することができる。
本発明の実施例1であるエクステンダユニットの構成を示す断面図。 実施例1のエクステンダユニットの斜視図。 実施例1のエクステンダユニットにおける変倍レンズの挿入/退避動作を示す図。 実施例1のエクステンダユニットにおける伝達機構の動きを説明する図。 本発明の実施例2であるエクステンダユニットの構成を示す断面図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1である光学機器としてのエクステンダユニット100の構成を示している。エクステンダユニット100は、不図示の交換レンズとカメラとの間に装着されて、交換レンズにより得られ撮影倍率よりも大きい撮影倍率での撮影を可能とする。また、図2には、該エクステンダユニット100を分解して示している。なお、図2以降の図では、説明のためにエクステンダユニット100の構成要素の一部を省略している。
図1において、200はエクステンダユニット100の基準軸であり、該エクステンダユニット100が交換レンズとカメラとの間に装着された際に交換レンズの光軸に一致する。以下の説明では、この基準軸200をエクステンダユニット100の光軸ともいい、該光軸200が延びる方向を光軸方向ともいう。
101はエクステンダユニット100の本体(ケース)としての固定筒であり、104は固定筒101に光軸200と平行な回動中心軸201回りで回動可能な回動筒である。回動筒104は、その内側にて、光学素子としての変倍レンズ群102を保持するレンズ保持筒103を保持している。変倍レンズ群102とレンズ保持筒103と回動筒104とによって光学素子ユニットが構成される。
回動筒104に一体に設けられた腕部104aには、回動中心軸201を中心として光軸200に平行に延びる第1のシャフト105がビス106によって一体に取り付けられている。この第1のシャフト105は、固定筒101に組み付けられた軸受け107によって回動中心軸201回りで回動可能に支持される。これにより、回動筒104は、第1のシャフト105(つまりは回動中心軸201)回りで固定筒101に対して回動可能に支持される。そして、回動筒104は、変倍レンズ群102をエクステンダユニット100の光軸200上、つまりは光路に挿入する位置(以下、挿入位置という)と、変倍レンズ群102を光路外に退避させる位置(以下、退避位置という)とに回動可能となる。
変倍レンズ群102は、光路に対して挿入されたときと退避したときとで交換レンズを含む撮影光学系の倍率(光学倍率)を変更するためのレンズ(群)である。
108は回動筒104の光路に対する挿入と退避を操作するための操作部材としての操作レバーである。操作レバー108に形成された凹部108aは、第2のシャフト109に形成された凸部109aと回転伝達可能に嵌合するとともにビス110により一体的に固定されている。第2のシャフト109は、固定筒101および回動筒104の外周を覆う外装環111に組み込まれた軸受け112によって回動中心軸201回りで回転可能に支持されている。
第1のシャフト105に光学素子側係合部として設けられた凸部105aと第2のシャフト109に操作部材側係合部として設けられた凹部109bとは同一軸上(回動中心軸201上)にて回転し、かつ凹部109bの回転を凸部105aに伝達するように係合可能である。これにより、操作レバー108の回動操作は、回動中心軸201回りで第2のシャフト109を介して第1のシャフト105に伝達され、回動筒104を回動させる。
また、第2のシャフト109には、該第2のシャフト109の回転可能な角度範囲(つまりは操作レバー108の回動操作角度範囲)を制限するための突起である挿入側ストッパ部109cと退避側ストッパ部109dとが一体に設けられている。また、固定筒101には、第2のシャフト109の挿入側ストッパ部109cが当接する挿入側ストッパ部101aと、第2のシャフト109の退避側ストッパ部109dが当接する退避側ストッパ部101bとが一体に設けられている。これらの挿入側ストッパ部101a,109cと退避側ストッパ部101b,109dは、操作レバー108の回動操作角度範囲を回動筒104の回動角度範囲よりも小さくするために設けられている。操作レバー108の回動位置のうち、挿入側ストッパ部101a,109c同士が当接する回動位置と退避側ストッパ部101b,109d同士が当接する回動位置のうち一方が第1の操作端に相当し、他方が第2の操作端に相当する。
本実施例では、操作レバー108の第1および第2の操作端の間の回動操作角度範囲を、回動筒104の挿入位置と退避位置との間の回動角度範囲の半分(中点までの回動角度範囲)よりも大きく設定している。
113は付勢部材としての回動ばねであり、回動筒104を挿入位置に向かう方向と退避位置に向かう方向とに付勢する付勢力を発生する。この回動ばね113と、上述した第1のシャフト105の凸部105aおよび第2のシャフト109の凹部109bとによって駆動機構が構成される。
114は固定筒101に設けられた第1のばね軸であり、ここに回動ばね113の一端が引っ掛けられている。115は回動筒104に設けられた第2のばね軸であり、ここに回動ばね113の他端が引っ掛けられている。回動ばね113と第1および第2のばね軸114,115とにより付勢機構が構成される。該付勢機構は、回動筒104がその回動角度範囲の中点を超えると、回動ばね113の付勢力の方向が回動筒104を挿入位置に付勢する方向と退避位置に付勢する方向との間で切り替わるように構成されている。
本実施例の駆動機構では、操作レバー108が第1および第2の操作端のうち一方の操作端から他方の操作端まで回動操作される間は、第2のシャフト109の凹部109bを第1のシャフト105の凸部105aに係合させる。これにより、操作レバー108の回動操作力によって回動筒104を挿入位置と退避位置のうち一方の位置から他方の位置に向かって中点を若干超える中間位置まで回動させる。また、操作レバー108が他方の操作端まで回動操作された後は、第2のシャフト109の凹部109bと第1のシャフト105の凸部105aとの係合を解除する。これにより、回動ばね113の付勢力によって回動筒104を中間位置から他方の位置まで回動させる。この駆動機構のより具体的な構成と動きについては後述する。
図3(a)〜(d)には、本実施例のエクステンダユニットを被写体側から見たときの操作レバー108の回動操作と回動筒104の回動との関係を示している。また、図4(a)〜(d)には、上述したストッパ部101a,101b,109c,109dによる操作レバー108の回動制限の様子を示している。なお、図4(a)〜(d)には、上述した駆動機構の構成と動きを併せて示しており、これらについては後に詳しく説明する。
回動筒104には、挿入側突き当て部104bと、退避側突き当て部104bとが一体に形成されている。固定筒101には、挿入位置に回動した回動筒104の挿入側突き当て部104bが当接する受け面としての挿入端101cと、退避位置に回動した回動筒104の退避側突き当て部104bが当接する受け面としての退避側回動端101dとが一体に形成されている。挿入端101cと退避端101dのそれぞれには、回動筒104の挿入側突き当て部104bと退避側突き当て部104bが衝突したときの衝撃を緩和するためのゴム116,117が貼り付けられている。
図3(a)(図4(a))に示す回動筒104が挿入位置にある挿入状態では、回動筒104は図1および図2に示した回動ばね113の挿入方向への付勢力によってその挿入状態が保持される。このとき、回動筒104の挿入側突き当て部104bは、固定筒101の挿入端101cに貼り付けられたゴム116に当接している。
挿入状態から図3(b)(図4(b))に示すように操作レバー108が反時計回り方向に回動操作されると、駆動機構を介して伝達された操作レバー108からの回動操作力によって回動筒104が回動ばね113の付勢力に抗して退避位置に向かって回動する。
そして、図3(c)(図4(c))に示すように回動筒104がその回動角度範囲の中点を超えると、前述したように回動ばね113の回動筒104に対する付勢方向が退避位置の方向に切り替わる。そして、回動筒104が中間位置に達すると、操作レバー108のそれ以上の反時計回り方向への回動操作は、図4(b)に示すように第2のシャフト109の退避側ストッパ部109dが固定筒101の退避側ストッパ部101bに当接することで制限(阻止)される。この状態を、以下の説明において、中間状態という。この中間状態からは、回動筒104は回動ばね113の付勢力のみで退避位置に向かって回動される。
こうして、図3(d)(図4(d))に示すように回動筒104が退避位置に到達して退避状態になると、退避側突き当て部104cが固定筒101の退避端101dに貼り付けられたゴム117に当接し、その後は回動ばね113の付勢力によって退避状態が保持される。
逆に、図3(d)に示す退避状態から操作レバー108が時計回り方向に回動操作されると、上述した駆動機構を介して伝達された操作レバー108からの回動操作力によって回動筒104が挿入端101bに向かって回動する。そして、回動筒104がその回動角度範囲の中点を超えると、回動ばね113の回動筒104に対する付勢方向が挿入位置の方向に切り替わる。こうして回動筒104が中間位置に達すると、操作レバー108のそれ以上の時計回り方向への回動は、第2のシャフト109の挿入側ストッパ部109cが固定筒101の挿入側ストッパ部101aに当接することで制限(阻止)される。この中間状態からは、回動筒104は回動ばね113の付勢力のみで挿入位置に向かって回動される。こうして、図3(a)に示すように回動筒104が挿入位置に到達すると、挿入側突き当て部104cが固定筒101の挿入端101dに貼り付けられたゴム117に当接し、その後は回動ばね113の付勢力によって挿入状態が保持される。
なお、本実施例では、被写体側から見たときに、挿入状態から反時計回り方向に操作レバー108が回動操作されると回動筒104が退避位置の方向に回動し、退避状態から時計回り方向に操作レバー108が回動操作されると回動筒104が挿入位置の方向に回動する。ただし、これは例であり、操作レバー108の回動操作方向と回動筒104の回動方向が上記の関係とは逆の関係であってもよい。
次に、図4(a)〜(d)を用いて伝達機構の構成と動きについて説明する。第2のシャフト109の凹部109bは、被写体側(光軸方向)から見て、その長手方向において中央を境とした両側に、該長手方向に対して直交する幅方向にてそれぞれ互いに対向する二対の面を有する。これら二対の面は、凹部109bの長手方向の両端から中央に向かって幅方向での間隔が狭くなる斜面として形成されている。該二対の面のうち第1対の面における幅方向一方の面と幅方向他方の面はそれぞれ、第2対の面における幅方向他方の面と幅方向一方の面に対して平行に延びている。
以下、第1対の面のうち幅方向一方の面と第2対の面のうち幅方向他方の面をまとめて第1の平行面(第1の操作部材側係合面)といい、第1対の面のうち幅方向他方の面と第2対の面のうち幅方向一方の面をまとめて第2の平行面(第2の操作部材側係合面)という。第1および第2の平行面は、回動中心軸201回り、つまりは同一軸回りにおいて互いに異なる方向に傾いている。
このように二対の面が形成された凹部109bの内側には、第1のシャフト105の凸部105aが挿入されている。凸部105aは、凹部109bの各対の面間において最も狭い間隔とほぼ同じ幅で一対の外面(平面)が平行に延びるように形成されている。以下、凸部105aの一対の外面のうち一方を第1の面といい、他方を第2の面という。
図4(a)に示す挿入状態では、凸部105aの第1の面が凹部109bにおける第1の平行面に近接している。この状態から、図4(b)に示すように、操作レバー108の回動操作とともに凹部109bが反時計回り方向に回転すると、凹部109bの第1の平行面が凸部105aの第1の面に当接し、図4(c)に示す中間状態まで該第1の面を押す。これにより、第1のシャフト105が反時計回り方向に回転し、これと一体に連結された回動筒104が回動ばね113の付勢力に抗して退避位置に向かって回動する。
そして、中間状態にて前述したように回動ばね113の付勢方向が退避位置の方向に切り替わり、回動筒104が該回動ばね113の付勢力によって退避位置の方向に回動する。このとき、上述したように、第2のシャフト109のそれ以上の回転は、退避側ストッパ部101b,109dの当接によって阻止される。これにより、凸部105aの第1の面が凹部109bの第1の平行面から離れ、回動筒104が退避位置に到達すると、図4(d)に示すように、凸部105aの第2の面が凹部109bの第2の平行面に近接する。
一方、図4(d)に示す退避状態から操作レバー108の回動操作とともに凹部109bが時計回り方向に回転すると、凹部109bの第2の平行面が凸部105aの第2の面に当接し、中間状態まで該第2の面を押す。これにより、第1のシャフト105が時計回り方向に回転し、これと一体に連結された回動筒104が回動ばね113の付勢力に抗して挿入位置に向かって回動する。
そして、中間状態にて前述したように回動ばね113の付勢方向が挿入位置の方向に切り替わり、回動筒104が該回動ばね113の付勢力によって挿入位置の方向に回動する。このとき、上述したように、第2のシャフト109のそれ以上の回転は、挿入側ストッパ部101a,109cの当接によって阻止される。これにより、凸部105aの第2の面が凹部109bの第2の平行面から離れ、図4(a)に示すように、凸部105aの第1の面が凹部109bの第1の平行面に近接する。
このような駆動機構を備えることで、回動筒104はその回動角度範囲の中点を超えた中間位置までは操作レバー108からの回動操作力によって回動されるが、該中間位置に到達した後は回動ばね113の付勢力のみで回動される。また、中間状態からの操作レバー108の回動操作は、ストッパ部101a,109c,101b,109dによって阻止される。このため、勢いよく操作レバー108が回動操作されても、中間状態以降はその回動操作が回動筒104に伝達されず、回動筒104の挿入端101cや退避端101dへの強い衝突を回避することができる。
次に、本発明の実施例2について図5を用いて説明する。本実施例の基本的な構成は実施例1と同じであり、ここでは実施例1と異なる部分についてのみ説明する。
本実施例では、実施例1よりもさらに回動筒104が固定筒101の挿入端101cおよび退避端101dへの衝突の強度を緩和するために、回動筒104の回動に対して抵抗(減速効果)を与えるロータリーダンパ118を備えている。
ロータリーダンパ118は、固定筒101に取り付けられている。該ロータリーダンパ118の凸部118aは、第1のシャフト105の凹部105bに対して回転伝達可能に嵌合(係合)している。このため、回動中心軸201を中心として、第1のシャフト105からロータリーダンパ118に回転が伝達される。
実施例1で説明したように、回動筒104がその回動角度範囲の中点を超えて中間位置に達した後は、操作レバー108のそれ以上の操作は阻止され、回動筒104は回動ばね113の付勢力のみで回動される。このため、操作レバー108が勢いよく操作されるような場合が想定されたとしても、ロータリーダンパ118が有すべき減速効果は回動ばね113の付勢力のみに対して設定すればよい。したがって、ロータリーダンパ118によって、回動筒104の挿入端101cおよび退避端101dへの衝突の強度を確実に緩和することができる。
上記各実施例では、光軸200と平行な回動中心軸201上に伝達機構を配置した場合について説明したが、必ずしも回動中心軸201上に伝達機構を配置する必要はない。
また、上記各実施例では、回動筒104の回動角度範囲の中点を境として同一の回動ばね113の付勢方向が挿入位置の方向と退避位置の方向とで切り替わる場合について説明した。しかし、回動筒104を挿入位置の方向に付勢する付勢部材と退避位置の方向に付勢する付勢部材とを別々に設けてもよい。この場合、例えば、回動筒104の回動角度範囲の中点を境として一方の付勢部材の付勢力が他方の付勢部材の付勢力より大きくなるように構成すればよい。
また、上記各実施例では、回動筒104の回動角度範囲の中点を境として回動ばね113の付勢方向が切り替わったり操作レバー108のそれ以上の回動操作が阻止されたりする場合について説明した。しかし、必ずしも中点を境とする必要はなく、中点以外の位置を境としてもよい。
さらに、上記各実施例では、変倍レンズ群を光路に対して挿入および退避させるエクステンダ装置について説明したが、本発明は、光学フィルタ等、変倍レンズ群以外の光学素子を光路に対して挿入および退避させる光学機器において用いることができる。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
100 エクステンダユニット
101 固定筒
102 変倍レンズ群
104 回動筒
105 第1のシャフト
105a 凸部
108 操作レバー
109 第2のシャフト
109a 凸部
113 回動ばね

Claims (6)

  1. 本体と、
    光学素子を保持し、前記本体に対して、前記光学素子を光路に挿入する挿入位置と前記光学素子を前記光路から退避させる退避位置とに回動可能な光学素子ユニットと、
    回動操作される操作部材と、
    該操作部材の回動操作角度範囲を第1の操作端と第2の操作端との間に制限するストッパと、
    前記光学素子ユニットを回動させる駆動機構とを有し、
    前記駆動機構は、
    回動操作される前記操作部材とともに回転する操作部材側係合部と、
    回動する前記光学素子ユニットとともに回転する光学素子側係合部と、
    前記光学素子ユニットを前記挿入位置に向かう方向および前記退避位置に向かう方向に付勢する付勢力を発生する付勢部材とを有し、
    前記操作部材が前記第1および第2の操作端のうち一方の操作端から他方の操作端まで回動操作される間は、前記操作部材側係合部を前記光学素子側係合部に係合させて前記操作部材に加えられた操作力によって前記光学素子ユニットを前記挿入位置と前記退避位置のうち一方の位置から他方の位置に向かって該一方および他方の位置の間の中間位置まで回動させ、
    前記操作部材が前記他方の操作端まで回動操作された後は、前記操作部材側係合部と前記光学素子側係合部との係合を解除して前記付勢力によって前記光学素子ユニットを前記中間位置から前記他方の位置まで回動させることを特徴とする光学機器。
  2. 前記中間位置は、前記光学素子ユニットの回動角度範囲の中点を超えた位置であることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
  3. 前記操作部材側係合部と前記光学素子側係合部は同一の軸上にて回転し、
    前記操作部材側係合部は、
    前記操作部材が前記第1の操作端から前記第2の操作端まで回動操作されるときに前記光学素子側係合部の第1の面と係合する第1の操作部材側係合面と、
    前記操作部材が前記第2の操作端から前記第1の操作端まで回動操作されるときに前記光学素子側係合部の第2の面と係合する第2の操作部材側係合面とを有し、
    前記第1および第2の操作部材側係合面は、前記軸回りにおいて互いに異なる方向に傾いていることを特徴とする請求項1または2に記載の光学機器。
  4. 前記付勢部材は、前記操作部材が前記他方の操作端まで回動操作されたときに、前記付勢力の方向が前記光学素子ユニットを前記中間位置から前記挿入位置に付勢する方向と前記退避位置に付勢する方向との間で切り替わるように設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の光学機器。
  5. 前記光学素子ユニットの回転に対して抵抗を与えるロータリーダンパを有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の光学機器。
  6. 前記光学素子は、前記光路に対して挿入されたときと退避したときとで光学倍率を変更するレンズであることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の光学機器。

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