JP6304588B2 - スパウトおよびスパウト付きパウチ - Google Patents

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Description

本発明は、中空の円筒形状を有する筒部と、筒部の外周面に設けられたフランジ部と、を備えたスパウトに関する。また本発明は、スパウトが取り付けられたスパウト付きパウチに関する。
自立性袋、ガゼット型袋等の種々の形態からなる、プラスチック製の軟包装材から構成された袋容器(以下、パウチとも称する)が知られている。パウチは、例えば、ジュース類、果汁類、ゼリー状飲料、栄養ドリンク剤等の飲料品や、調味料、その他種々の飲食品などの、流動性を有する内容物を収容するために利用されている。
特に近年、これらのパウチにおいては、その開封を容易にし、かつ内容物の飲料を容易に、あるいは、内容物を注ぎやすくするために、パウチの上部にスパウトを取り付けてなるスパウト付きパウチが提案されている。スパウトは、パウチの内部に連通する貫通孔が形成された筒部を有している。また、パウチ内の内容物を一度では使い切らないような用途の場合、スパウトは、スパウトの貫通孔を封止するキャップが脱着され得るように構成されている。例えば特許文献1〜3は、キャップが螺着され得るよう構成されたスパウトが取り付けられたパウチを開示している。
特開2000−7002号公報 特許第4629428号公報 特許第4915087号公報
内容物が充填される前のパウチの搬送や位置決めを容易にするため、スパウトの筒部の外周面に、筒部の軸方向に直交する方向に延びるフランジ部が設けられることがある。この場合、消費者がキャップを開閉するとき、通常は消費者は、一方の手の指でスパウトのフランジ部を挟圧することによってパウチを保持し、他方の手でキャップを回転させる。一方、フランジ部の厚みは通常は指の寸法に比べて極めて小さいので、消費者がキャップを開閉するとき、フランジ部が消費者の指に食い込むことになり、このため消費者に対して痛みや不快感を生じさせることがある。このような痛みや不快感は、キャップが頻繁に開閉される場合により顕著になる。
本発明は、このような課題を効果的に解決し得るスパウトおよびスパウト付きパウチを提供することを目的とする。
本発明は、流動性を有する内容物を収容するパウチに取り付けられるスパウトであって、中空の円筒形状を有する筒部と、前記筒部の外周面に設けられたフランジ部と、を備え、前記フランジ部には、前記筒部に向かって窪んだ凹部が形成されている、スパウトである。
本発明によるスパウトにおいて、スパウトが取り付けられる前記パウチは、第1面と、前記第1面に対向する第2面と、を含み、前記フランジ部は、前記パウチの前記第1面側で延びる第1縁部と、前記パウチの前記第2面側で延びる第2縁部と、を含み、前記凹部は、前記第1縁部または前記第2縁部の少なくとも一方に形成されていてもよい。
本発明によるスパウトにおいて、前記凹部は、前記第1縁部または前記第2縁部の中央部に位置する第1部分と、前記第1部分の両端に接続され、前記第1縁部または前記第2縁部のうち直線状に延びる部分に合流する一対の第2部分と、を含み、前記凹部の前記第1部分および前記第2部分のいずれも、湾曲した部分を有していてもよい。
本発明は、第1面と、前記第1面に対向する第2面と、を含み、流動性を有する内容物を収容するパウチと、前記パウチに取り付けられたスパウトと、前記スパウトに着脱自在に取り付けられたキャップと、を備え、前記スパウトは、中空の円筒形状を有する筒部と、前記筒部の外周面に設けられたフランジ部と、を備え、前記フランジ部には、前記筒部に向かって窪んだ凹部が形成されている、スパウト付きパウチである。
本発明によれば、スパウトの筒部の外周面に設けられたフランジ部には、筒部に向かって窪んだ凹部が形成されている。このため、消費者がその手の指でフランジ部を挟圧する際に、フランジ部が消費者の指に食い込むことを抑制することができる。このため、キャップを開閉する際に消費者に対して痛みや不快感を生じさせてしまうことを抑制することができる。また、フランジ部に対して消費者が大きな挟圧力を加え易くなるため、キャップを開閉する作業を容易化することができる。
図1は、本発明の実施の形態において、スパウトが取り付けられたスパウト付きパウチを示す正面図。 図2は、本発明の実施の形態によるスパウトを示す正面図。 図3は、本発明の実施の形態によるスパウトを示す側面図。 図4は、本発明の実施の形態によるスパウトを示す平面図。 図5は、本発明の実施の形態によるスパウトを示す縦断面図。 図6は、本発明の実施の形態によるスパウトを示す横断面図。 図7Aは、本発明の実施の形態の一変形例によるスパウトを示す横断面図。 図7Bは、図7Aに示すスパウトの凹部を拡大して示す横断面図。 図8は、本発明の実施の形態の一変形例によるスパウトを示す横断面図。 図9は、本発明の実施の形態の一変形例によるスパウトを示す横断面図。
以下、図1乃至図6を参照して、本発明の実施の形態について説明する。まず図1を参照して、スパウト付きパウチ10全体について説明する。図1は、本実施の形態によるスパウト付きパウチ10を示す正面図である。
スパウト付きパウチ
図1に示すように、スパウト付きパウチ10は、第1フィルム1によって形成された第1面11と第2フィルム2によって形成された第2面12とを含むパウチ10と、パウチ10の上部の中央部に取り付けられたスパウト30と、スパウト30に着脱自在に取り付けられたキャップ50と、を備えている。以下、パウチ10、スパウト30およびキャップ50についてそれぞれ説明する。
(パウチ)
パウチ10は、流動性を有する内容物を収容するためのものである。流動性を有する限りにおいて、本体部11の充填部12に充填される内容物が特に限られることはない。例えば、充填部12に充填されている内容物として、ジュース類、果汁類、ゼリー状飲料、栄養ドリンク剤等の飲料品や、液体状または粉末状の調味料、その他種々の飲食品等を挙げることができる。
パウチ10は例えば、第1面11と第2面12とが対向するように第1フィルム1および第2フィルム2を互いに熱溶着などによって接合することによって構成されている。第1フィルム1とは、パウチ10の表面(図1に示されている側の面)を構成するフィルムのことであり、第2フィルム2とは、パウチ10の裏面(表面の裏側にある面)を構成するフィルムのことである。図1において、第1フィルム1および第2フィルム2のうち熱溶着によって形成されたシール部が符号14で示されている。また、シール部14によって囲われた、内容物が収容される充填部が符号13で示されている。なおパウチ10の製造工程において、第1フィルム1および第2フィルム2は、互いに分離された別個のフィルムとして準備されてもよく、若しくは、一連のフィルムとして準備されてもよい。
内容物や気体を適切に密封することができる限りにおいて、パウチ10のタイプが特に限られることはない。例えばパウチ10は、第1フィルム1と第2フィルム2との間にマチが設けられる、いわゆるガセット式のパウチとして構成されていてもよい。そのようなマチは、パウチ10の底部に設けられていてもよく、若しくはパウチ10の側部に設けられていてもよい。本実施の形態においては、パウチ10が、その側部にマチが設けられたいわゆるサイドガセット式のパウチである例について説明する。この場合、パウチ10の両側部において、第1フィルム1と第2フィルム2との間にそれぞれ、二つ折りにされた第3フィルムおよび第4フィルムが挟み込まれる。これら第3フィルムおよび第4フィルムによって、マチ付きの側部が構成される。図1においては、二つ折りにされた第3フィルムおよび第4フィルムの折れ目がそれぞれ、符号3aおよび4aが付された点線で示されている。
図1に示すように、各フィルムを熱溶着することによって構成されるシール部14は、パウチ10の底部を構成する底部シール部16と、パウチ10の一方の側部に沿って上下方向に延びる第1側部シール部17と、パウチ10の他方の側部に沿って上下方向に延びる第2側部シール部18と、パウチ10の上部を構成する上部シール部15と、を含んでいる。このうち第1側部シール部17は、第1フィルム1および第3フィルム、並びに第2フィルム2および第3フィルムを互いに熱溶着することによって構成されたシール部である。また第2側部シール部18は、第1フィルム1および第4フィルム、並びに第2フィルム2および第4フィルムを互いに熱溶着することによって構成されたシール部である。また上部シール部15および底部シール部16は、第1フィルム1および第3フィルム、第2フィルム2および第3フィルム、並びに第1フィルム1および第2フィルム2を互いに熱溶着することによって構成されたシール部である。なお上部シール部15は、第1フィルム1とスパウト30とを熱溶着することによって構成された部分、および、第2フィルム2とスパウト30とを熱溶着することによって構成された部分をさらに含んでいる。
(スパウト)
次にスパウト30について、図2乃至図6を参照して説明する。図2、図3および図4はそれぞれ、パウチ10に取り付けられておらず、かつキャップ50が取り付けられていない状態のスパウト30を示す正面図、側面図および平面図である。また図5は、パウチ10の第1面11および第2面12に沿う平面によってスパウト30を上下方向に切断した場合を示す縦断面図である。また図6は、スパウト30の後述する第1フランジ部33を水平方向に切断した場合を示す横断面図である。なお「上下方向」および「水平方向」という表現は、スパウト付きパウチ10を水平面上に直立させた場合を基準とした表現である。
スパウト30は、中空の円筒形状を有する筒部31と、筒部31の外周面に設けられたフランジ部と、を備えている。図4に示すように、筒部31には貫通孔31aが形成されており、この貫通孔31aを介して、パウチ10に収容された内容物が外部に注出される。本実施の形態において、スパウト30は、パウチ10に最も近接する第1フランジ部33と、第1フランジ部33よりもキャップ50側に位置する第2フランジ部35と、第2フランジ部35よりもキャップ50側に位置する第3フランジ部37と、を含んでいる。なお図示はしないが、筒部31の外周面に設けられるフランジの数が特に限られることはない。例えば、フランジの数は1や2であってもよく、若しくは4以上であってもよい。各フランジ33,35,37の厚みは、例えば0.3〜2.0mmの範囲内になっている。
次に、筒部31の軸方向に沿って見た場合の、すなわちスパウト付きパウチ10を上方から見た場合の各フランジ33,35,37の形状について説明する。図4に示すように、各フランジ33,35,37は、パウチ10の第1面11側で延びる第1縁部33a,35a,37aと、パウチ10の第2面12側で延びる第2縁部33b,35b,37bと、第1縁部33a,35a,37aと第2縁部33b,35b,37bとの間に延びる第3縁部33c,35c,37cおよび第4縁部33d,35d,37dと、を含んでいる。第1縁部33a,35a,37aおよび第2縁部33b,35b,37bはそれぞれ、パウチ10の上部シール部15が延びる方向と略平行に延びている。また第3縁部33c,35c,37cおよび第4縁部33d,35d,37dは、スパウト付きパウチ10を上方から見た場合にパウチ10の上部シール部15と交差するように延びている。なお、各縁部は、異なる方向に延びる複数の直線や曲線を含んでいてもよい。従って、ここで使用されている「平行」等の用語は、例えば第1縁部33a,35a,37aや第2縁部33b,35b,37bの各々の細部(後述する凹部など)を無視した場合の、全体的な延びる方向を表すものである。
第1縁部33a,35a,37aおよび第2縁部33b,35b,37bのうち、とくに第1フランジ部33の第1縁部33aおよび第2縁部33b、並びに第2フランジ部35の第1縁部35aおよび第2縁部35bは、消費者がキャップ50を開閉する際に消費者の手の指によって挟圧されることが想定されている部分である。図4および図6等に示すように、第1縁部33a,35aおよび第2縁部33b,35bから筒部31までの距離は、第3縁部33c,35cおよび第4縁部33d,35dから筒部31までの距離に比べて小さくなっていてもよい。これによって、キャップ50を開閉する際にスパウト30の筒部31をより安定に保持することができる。
スパウト30には、上述の筒部31や各フランジ33,35,37以外にも様々な要素が設けられ得る。例えばスパウト30は、第1フランジ部33よりもパウチ10側の位置において筒部31の外周面に設けられた取付部41をさらに有していてもよい。図1および図3等から分かるように、取付部41は、パウチ10を構成する第1フィルム1および第2フィルム2に沿って延びる板状の部分として構成されている。この取付部41は、スパウト30をパウチ10に取り付ける際にパウチ10の第1フィルム1および第2フィルム2に対して熱溶着される。従って、このような取付部41を設けることにより、スパウト30のうちパウチ10に熱溶着される部分の面積を増加させることができる。また、取付部41は各フィルム1,2に沿って延びているので、取付部41と各フィルム1,2との間を熱溶着する作業が容易になる。従って、取付部41を設けることにより、パウチ10とスパウト30との間での熱溶着をより強固なものとすることができる。
また、キャップ50がスパウト30に螺着される場合、スパウト30の筒部31の外周面のうち第3フランジ部37よりもキャップ50側に位置する部分には、キャップ50の内周面に設けられたネジ山と係合するネジ山39が設けられている。
(キャップ)
次にキャップ50について、図1を参照して説明する。図1に示すように、キャップ50は、スパウト30の筒部31に対して脱着自在な第1部分51を含んでいる。脱着の方式が上述のように螺着である場合、第1部分51の内周面には、スパウト30の筒部31の上述のネジ山39と係合するネジ山(図示せず)が設けられている。
またキャップ50は、図1に示すように、第1部分51よりもパウチ10側に位置する第2部分52をさらに含んでいてもよい。第2部分52は、キャップ50の第1部分51の不正な開封を防止するためのものであり、いわゆるピルファープルーフバンドとして機能するものである。第2部分52が設けられる場合、第1部分51と第2部分52との間には、第1部分51と第2部分52とを結合する結合部53が設けられる。この結合部53が破断されているかどうかを確認することにより、キャップ50の不正な開封が生じていたかどうかを判断することができる。
またキャップ50が第2部分52を有する場合、スパウト30は、図2、図3や図5等に示すように、キャップ50の第2部分52を係止するためのラチェット部43をさらに有していてもよい。この場合、キャップ50の第2部分52の内周面には、ラチェット部43の外縁よりも筒部31側の位置まで突出した突出部が設けられていてもよい。この場合、キャップ50の第2部分52の突出部がスパウト30のラチェット部43によって係止されることにより、キャップ50から結合部53が破断され、キャップ50の不正な開封が生じていたかどうかを判断することができる。
ところで、キャップ50を開閉する際に消費者の手の指によって挟圧される第1フランジ部33および第2フランジ部35の厚みは、指の寸法に比べて極めて小さい。このため、消費者がキャップ50を開閉するとき、フランジ部33,35が消費者の指に食い込むことになり、このため消費者に対して痛みや不快感を生じさせることがある。この結果、キャップ50を開閉する際にフランジ部33,35を強く挟圧することが困難になる。このことは、キャップ50をスパウト30に螺着させる際にキャップ50の締めこみが不十分になってしまうことを導く。
このような課題を考慮し、本実施の形態においては、フランジ部33,35に、指の腹に沿った形状を有する凹部を形成することを提案する。なお第1フランジ部33および第2フランジ部35に形成される凹部の形状はいずれも略同一である。従って、ここでは、第1フランジ部33に形成される凹部34の形状についてのみ説明し、第2フランジ部35に形成される凹部36(図2参照)についての説明を省略する。
図6に示すように、第1フランジ部33の第1縁部33aおよび第2縁部33bにはそれぞれ、筒部31に向かって窪んだ凹部34が形成されている。各凹部34は、図6に示すように、第1縁部33aまたは第2縁部33bの中央部に位置する第1部分34aと、第1部分34aの両端に接続され、第1縁部33aまたは第2縁部33bのうち直線状に延びる部分に合流する一対の第2部分34bと、を含んでいる。
このうち第1部分34aは、筒部31に向かって曲率半径R1で凸となる、湾曲した部分(以下、湾曲部分とも称する)として構成されている。第1部分34aの形状や、曲率半径R1の具体的な値は、人の指の腹の一般的な曲率半径および寸法や、スパウト付きパウチ10の重量等に応じて適宜定められる。例えば、一方の第2部分34bから他方の第2部分34bまでの幅Wが5〜30mmの範囲内、より好ましくは8〜20mmの範囲内になり、第2縁部33bから凹部34の最深部までの深さDが0.5〜20mmの範囲内になるよう、第1部分34aの形状が定められる。また本実施の形態において、第2部分34bは、縁部33a,33bの直線状の部分と凹部34とが所定の角度で合流するよう構成されている。
以下、このような凹部を形成することによって得られる効果について説明する。本実施の形態によれば、フランジ部33,35に凹部34,36を形成することにより、消費者がその手の指でフランジ部33,35を挟圧する際に、フランジ部33,35が消費者の指に食い込むことを抑制することができる。このため、キャップ50を開閉する際に消費者に対して痛みや不快感を生じさせてしまうことを抑制することができる。また、フランジ部33,35に対して消費者が大きな挟圧力を加え易くなるため、キャップ50を開閉する作業を容易化することができる。また、キャップ50をスパウト30に螺着させる際に、キャップ50を十分に締めこむことができる。
変形例
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、必要に応じて図面を参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述した実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
上述の本実施の形態においては、第2部分34bが、縁部33a,33bの直線状の部分と凹部34とが所定の角度で合流するよう構成されている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図7Aおよび図7Bに示すように、第2部分34bは、外方に向かって(第1フランジ部33が存在しない側に向かって)曲率半径R2で凸となる、湾曲した部分(以下、湾曲部分とも称する)として構成されていてもよい。これによって、消費者の指が第2部分34bに接した際に生じ得る痛みや不快感を軽減することができる。曲率半径R2は、曲率半径R1よりも小さな値に設定され、例えば0.5〜2.0mmの範囲内に設定される。なお、一対の第2部分34bの湾曲部分における曲率半径R2は、同一の値であってもよく、互いに異なる値であってもよい。
また上述の本実施の形態においては、第1部分34aが湾曲部分からなる例を示したが、これに限られることはなく、第1部分34aは、直線状に延びる部分(以下、直線部分とも称する)をさらに含んでいてもよい。例えば図8に示すように、第1部分34aは、湾曲部分34cと、湾曲部分34cと一対の第2部分34bとの間にそれぞれ位置する直線部分34dと、を含んでいてもよい。また第1部分34aは、複数の湾曲部分と直線部分とを組み合わせることによって構成されていてもよい。例えば図9に示すように、第1部分34aは、第2部分34bに接続された一対の直線部分34dと、一対の直線部分34dの間に位置するとともに第2縁部33bと平行な方向に延びる直線部分34eと、一対の直線部分34dと直線部分34eとの間に位置する一対の湾曲部分34cと、を含んでいてもよい。この場合、各湾曲部分の曲率半径は、同一の値であってもよく、互いに異なる値であってもよい。
また上述の本実施の形態においては、第1フランジ部33の第1縁部33aおよび第2縁部33bの両方に凹部34が形成される例を示したが、これに限られることはなく、第1縁部33aまたは第2縁部33bのいずれか一方にのみ凹部34が形成されていてもよい。
また上述の本実施の形態においては、3つのフランジ部33,35,37のうちの第1フランジ部33および第2フランジ部35にそれぞれ凹部34および凹部36が形成される例を示したが、これに限られることはない。
例えば、第1フランジ部33と第2フランジ部35との間の間隔が広く、かつ、第1フランジ部33または第2フランジ部35のいずれか一方のみを指で挟圧することによってスパウト付きパウチ10を十分に安定に保持できる場合等は、第1フランジ部33または第2フランジ部35のうちのいずれか一方にのみ凹部34が形成されていてもよい。
また、第1フランジ部33および第2フランジ部35を指で挟圧する際に指が同時に第3フランジ部37にも接する場合等は、第3フランジ部37にも凹部が形成されていてもよい。
その他にも、筒部31の外周部に設けられるフランジ部の数や、凹部が形成されるフランジ部の数については、様々なバリエーションが考えられる。
また上述の本実施の形態においては、第1フランジ部33のうち、パウチ10の第1面11側にある第1縁部33aおよびパウチ10の第2面12側にある第2縁部33bに凹部が形成される例を示したが、これに限られることはない。消費者がキャップ50を開閉する際に、第1縁部33aおよび第2縁部33bではなく第3縁部33cおよび第4縁部33dが指によって挟圧されることが想定される場合、第3縁部33cおよび第4縁部33dに凹部が形成されていてもよい。
また上述の本実施の形態においては、スパウト30がパウチ10の上部の中央部に取り付けられる例を示した。しかしながら、パウチ10に収容されている内容物を適切に注出することができる限りにおいて、スパウト30が取り付けられる位置が特に限られることはない。例えばスパウト30は、図示はしないが、パウチ10の上部と側部との間の角部においてパウチ10に取り付けられていてもよい。
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
10 パウチ
11 第1面
12 第2面
30 スパウト
31 筒部
33 第1フランジ部
33a 第1縁部
33b 第2縁部
34 凹部
34a 第1部分
34b 第2部分
34c 湾曲部分
34d 直線部分
35 第2フランジ部
36 凹部
37 第3フランジ部
39 ネジ山
41 取付部
43 ラチェット部
50 キャップ
51 第1部分
52 第2部分
53 接続部

Claims (3)

  1. 流動性を有する内容物を収容するパウチに取り付けられるスパウトであって、
    中空の円筒形状を有する筒部と、
    前記筒部の外周面に設けられた第1フランジ部と、
    前記第1フランジ部よりも、前記スパウトに取り付けられるキャップ側に位置する第2フランジ部と、
    前記第2フランジ部よりも前記キャップ側に位置する第3フランジ部と、を備え、
    前記第1フランジ部及び前記第2フランジ部には、前記筒部に向かって窪んだ凹部が形成されており
    前記パウチは、第1面と、前記第1面に対向する第2面と、を含み、
    前記第1フランジ部及び前記第2フランジ部は、前記パウチの前記第1面側で延びる第1縁部と、前記パウチの前記第2面側で延びる第2縁部と、を含み、
    前記凹部は、前記第1縁部および前記第2縁部の両方に形成されている、スパウト。
  2. 前記凹部は、前記第1縁部または前記第2縁部の中央部に位置する第1部分と、前記第1部分の両端に接続され、前記第1縁部または前記第2縁部のうち直線状に延びる部分に合流する一対の第2部分と、を含み、
    前記凹部の前記第1部分および前記第2部分のいずれも、湾曲した部分を有する、請求項に記載のスパウト。
  3. 第1面と、前記第1面に対向する第2面と、を含み、流動性を有する内容物を収容するパウチと、
    前記パウチに取り付けられたスパウトと、
    前記スパウトに着脱自在に取り付けられたキャップと、を備え、
    前記スパウトは、中空の円筒形状を有する筒部と、前記筒部の外周面に設けられた第1フランジ部と、前記第1フランジ部よりも前記キャップ側に位置する第2フランジ部と、前記第2フランジ部よりも前記キャップ側に位置する第3フランジ部と、を備え、
    前記第1フランジ部及び前記第2フランジ部には、前記筒部に向かって窪んだ凹部が形成されており
    前記パウチは、第1面と、前記第1面に対向する第2面と、を含み、
    前記第1フランジ部及び前記第2フランジ部は、前記パウチの前記第1面側で延びる第1縁部と、前記パウチの前記第2面側で延びる第2縁部と、を含み、
    前記凹部は、前記第1縁部および前記第2縁部の両方に形成されている、スパウト付きパウチ。
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