JP6303721B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は,印刷装置に関する。さらに詳細には,印刷を実行するか否かを制御する技術に関するものである。
従来から,印刷装置において,印刷を実行するか否かを制御する技術が知られている。例えば,特許文献1では,ユーザが,印刷装置の特定の給紙口に対してパスワードを一時的に設定する。そして,印刷装置は,パスワードが設定されている間,当該パスワードが含まれない印刷ジョブについて,当該特定の給紙口からの印刷を制限する技術が開示されている。
特開2001−353933号公報
しかしながら,前記した従来の技術では,ユーザが任意のタイミングで認証情報を設定する形態では,ユーザが給紙トレイにシートをセットした後,ホストコンピュータに戻って当該ホストコンピュータから認証情報を設定することもある。その場合,シートをセットしてから認証情報を設定するまでの間に,他のユーザがシートをセットしたユーザよりも先にジョブを投入する可能性があり,当該他のユーザのジョブによってシートが使用されてしまう。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,印刷を実行するか否かを制御する印刷装置であって,他のユーザにシートが使用される可能性を低減できる技術を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた印刷装置は,給紙トレイと,前記給紙トレイ上のシートの有無に応じて出力信号が変化するセンサと,印刷部と,制御部とを備え,前記制御部は,前記センサの出力信号がシート無を示す信号値からシート有を示す信号値に変化したときに,認証情報を生成して記憶部に記憶する生成処理と,前記認証情報を通知する通知処理と,前記記憶部に前記認証情報が記憶されている状態で,前記給紙トレイ上のシートを用いるジョブを受け付けた場合に,受け付けたジョブが前記認証情報を含む第1のジョブであれば,前記印刷部に前記給紙トレイ上のシートを用いた前記第1のジョブの印刷を実行させ,受け付けたジョブが前記認証情報を含まない第2のジョブであれば,少なくとも前記記憶部に前記認証情報が記憶されている期間には,前記印刷部に前記給紙トレイ上のシートを用いた前記第2のジョブの印刷を実行させない第1の印刷制御処理とを実行することを特徴としている。
この印刷装置は,ユーザが給紙トレイにシートをセットすると,センサの信号が,シート無を示す信号値からシート有を示す信号値へ変化する。そして,印刷装置は,センサの出力信号が上記のように変化すると,認証情報を生成して記憶し,さらに当該認証情報を通知する。印刷装置は,認証情報が記憶されている状態では,当該認証情報が含まれる第1のジョブを受け付けた場合に印刷を行い,当該認証情報が含まれない第2のジョブを受け付けた場合に印刷を実行しない。このため,印刷装置は,給紙トレイにシートがセットされた直後から,当該給紙トレイのシートを用いた印刷の実行を制御することができる。その結果として,シートをセットした後,シートをセットしたユーザが印刷ジョブを投入するまでに,他のユーザにシートを使用される可能性を低減できる。
上記画像形成装置の機能を実現するための制御方法,コンピュータプログラム,および当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータで読取可能な記憶媒体も,新規で有用である。
本発明によれば,印刷を実行するか否かを制御する印刷装置であって,他のユーザにシートが使用される可能性を低減できる技術が実現される。
実施の形態にかかる複合機の概略構成を示す斜視図である。 図1に示した複合機の電気的構成を示すブロック図である。 第1の形態にかかる制限印刷処理の手順を示すフローチャートである。 第1の形態にかかるパスワード生成処理の手順を示すフローチャートである。 第1の形態にかかる給紙印刷処理の手順を示すフローチャートである。 第1の形態にかかるパスワード削除処理の手順を示すフローチャートである。 第2の形態にかかる制限印刷処理の手順を示すフローチャートである。 第3の形態にかかる制限印刷処理の手順を示すフローチャートである。
以下,本発明にかかる印刷装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,印刷機能と読取機能とを有する複合機(MFP)に本発明を適用したものである。
[MFPの全体構成]
実施の形態のMFP100は,図1に示すように,シートに画像を形成する画像形成部10と,原稿の画像を読み取る画像読取部20と,動作状況の表示やユーザによる入力操作を受け付ける操作パネル40とを備えている。操作パネル40は,液晶ディスプレイからなる表示部41と,スタートキー,ストップキー,テンキー等から構成されるボタン群42とを備えている。MFP100は,印刷装置の一例である。操作パネル40は,操作部の一例である。
画像形成部10の画像形成方式は,電子写真方式であっても,インクジェット方式であってもよい。また,画像形成部10は,カラー画像の形成が可能であっても,モノクロ画像専用であってもよい。画像読取部20も,カラー画像の読み取りが可能であっても,モノクロ読取専用であってもよい。画像形成部は,印刷部の一例である。
また,MFP100は,底部に位置し,装置本体に対して着脱可能であり,印刷前のシートを収容する給紙トレイ91と,上面に位置し,印刷後のシートを載置する排紙トレイ96とを有している。MFP100は,印刷を実行する際,給紙トレイ91上にあるシートを搬入し,印刷後のシートを排紙トレイ96に搬出する。
[MFPの電気的構成]
続いて,MFP100の電気的構成について説明する。MFP100は,図2に示すように,CPU31と,ROM32と,RAM33と,NVRAM(Non Volatile RAM)34と,ASIC35とを有するコントローラ30を備えている。また,MFP100は,画像形成部10と,画像読取部20と,操作部40と,シートの有無に応じて出力信号が変化するシートセンサ38と,外部デバイスと接続するための通信インターフェース37とを備え,これらがCPU31によって制御される。
図2中のコントローラ30は,CPU31等,MFP100の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって,実際にMFP100に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
ROM32には,MFP100を制御するための制御プログラムであるファームウェアや各種設定,初期値等が記憶されている。RAM33およびNVRAM34は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいは画像データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。RAM33およびNVRAM34は,記憶部の一例である。
CPU31は,ROM32から読み出した制御プログラムや各種センサから送られる信号に従って,その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら,MFP100の各構成要素を制御する。CPU31は,制御部の一例である。なお,コントローラ30が制御部であってもよいし,ASIC35が制御部であってもよい。
通信インターフェース37は,他の装置との通信を可能にするハードウェアである。具体的な通信インターフェース37としては,例えば,有線LANインターフェース,無線LANインターフェース,シリアル通信インターフェース,ファクシミリインターフェースが該当する。MFP100は,画像形成部10に画像を形成させるジョブを,通信インターフェース37を介して外部デバイスから受信できる。
シートセンサ38は,給紙トレイ91上のシートの有無を判断するために利用するセンサである。シートセンサ38は,例えば発光素子と受光素子とで構成される光学センサであり,シートが有る状態では発光素子の光が遮蔽され,シートが無い状態では発光素子の光を受光素子が受光することで,受光素子からの出力値が変化するように構成される。なお,シートセンサ38は,光学センサに限るものではなく,シートの有無の判断に利用可能なものであればよい。例えば,シートの有無によって出力信号の出力値が変化する重量センサであってもよい。シートセンサ38は,センサの一例である。
[制限印刷機能]
続いて,MFP100の制御について説明する。MFP100は,給紙トレイ91上のシートを用いた印刷を制限する制限印刷機能を有している。制限印刷機能を有効とするか無効とするかは,操作パネル40への操作によって設定される。
制限印刷機能が有効な場合,MFP100は,給紙トレイ91上にシートがセットされるのを待つ。MFP100は,給紙トレイ91上にシートがセットされると,パスワードを生成し,そのパスワードをユーザに通知する。パスワードは,NVRAM34に一時的に記憶される。
ユーザは,MFP100が生成したパスワードを確認し,当該パスワードを付した印刷ジョブをMFP100に投入する。例えば,パーソナルコンピュータ(PC)やモバイルデバイス等の外部デバイスから,MPF100に対して印刷ジョブを送信する際,当該外部デバイスにパスワードを入力する。外部デバイスは,パスワードが入力されると,そのパスワードを印刷データのヘッダ領域に書き込み,その後に印刷データを送信する。すなわち,外部デバイスは,印刷ジョブにパスワードを付加する。
MFP100は,パスワードが記憶されている状態で印刷ジョブを受け付けると,給紙トレイ91のシートを用いる印刷ジョブを実行するか否かを制御する。すなわち,MFP100は,NVRAM34に記憶されているパスワードと一致するパスワードが付加されている印刷ジョブの場合には,当該印刷ジョブの印刷を許可し,付加されていない印刷ジョブの場合には,当該印刷ジョブの印刷を制限する。
すなわち,制限機能が有効な場合,シートをセットした際に発行されたパスワードを印刷ジョブに付加しない限り,印刷が実行されない。シートをセットしたユーザは,パスワードを把握しているため,当該パスワードを付加した印刷ジョブを投入できる。一方で,他のユーザは,パスワードを把握していないため,当該パスワードを付加した印刷ジョブを投入できない。そのため,MFP100では,あるユーザがシートをセットした後,当該ユーザが印刷ジョブを投入するまでの間に,他のユーザのジョブに割り込まれる可能性が,低減される。
[MFPの制御]
[第1の形態]
続いて,MFP100の制御として,前述した制限印刷機能を実現する制限印刷処理の手順について,図3のフローチャートを参照しつつ説明する。制限印刷処理は,制限印刷機能が有効に設定されてから,CPU31によって実行される。
制限印刷処理では,MFP100は先ず,給紙トレイ91上にシートが有るか否かを判断する(S111)。MFP100は,シートセンサ38の出力信号がシート有を示す信号値かシート無を示す信号値かに応じて,シートの有無を判断する。給紙トレイ91上にシートが無い場合には(S111:NO),MFP100は給紙トレイ91上にシートがセットされたか否かを判断する(S112)。給紙トレイ91上にシートがセットされたことは,シートセンサ38の出力信号がシート無を示す信号値からシート有を示す信号値に変化したことによって判断できる。給紙トレイ91上にシートがセットされていない間は(S112:NO),MFP100は給紙トレイ91にシートがセットされるのを待つ。
給紙トレイ91上にシートが有る場合(S111:YES),あるいは給紙トレイ91上にシートがセットされた場合には(S112:YES),MFP100はパスワードを生成するパスワード生成処理を実行する(S101)。図4に,S101のパスワード生成処理の手順を示す。
パスワード生成処理では,MFP100は先ず,シートの種類を取得する(S121)。シートの種類は,給紙トレイ91に設定される属性としてNVRAM34に記憶されていてもよいし,制限印刷機能についての設定項目としてNVRAM34に記憶されていてもよい。MFP100は,その記憶されている情報を読み出す。また,給紙トレイ91上にセットされたシートのサイズあるいは厚さを取得可能なセンサをMFP100が備えている場合には,MFP100はそのセンサの出力信号に基づいてシートの種類を取得してもよい。なお,S121では,シートの具体的な種類を認識できなくてもよく,特定の種類のシートに該当するか否かを判断できる情報を取得できればよい。S121は,取得処理の一例である。
S121の後,MFP100はシートの種類が特定の種類に該当するか否かを判断する(S122)。給紙トレイ91上のシートを用いた印刷の制限は,光沢紙,ハガキ,OHPシート等,シートの価値が高い場合に実施することが望ましく,普通紙等,シートの価値が高くない場合に実施する必要性は低い。そこで,シートの種類が特定の種類に該当しなければ(S122:NO),MFP100はパスワードを生成することなく,パスワード生成処理を終了する。どの種類のシートを特定の種類とするかは,ユーザ設定であってもよいし,あらかじめ決められていてもよい。S122は,決定処理の一例である。
シートの種類が特定の種類に該当する場合には(S122:YES),MFP100はパスワードを生成する(S123)。S123では,例えば,乱数を発生させ,無作為に抽出された数値からなるパスワードを生成する。パスワードは,認証情報の一例である。S123の後は,MFP100は生成したパスワードをNVRAM34に記憶する(S124)。S123およびS124は,生成処理の一例である。
S124の後,MFP100は生成したパスワードをユーザに向けて通知する(S125)。通知方法は,操作パネル40の表示部41への表示でもよいし,音声メッセージでもよいし,メール送信でもよい。S125は,通知処理の一例である。S125の後は,パスワード生成処理を終了する。
図3の説明に戻り,S101の後,MFP100は給紙トレイ91上のシートを用いる印刷ジョブが有るか否かを判断する(S103)。印刷ジョブには,通信インターフェース37を介して外部デバイスから受信したものや,操作パネル40を介して受け付けるものがある。印刷ジョブが無い場合には(S103:NO),MFP100は給紙トレイ91上にシートが有るか否かを判断する(S106)。MFP100は,シートセンサ38がシート有を示す信号値を出力している間は,給紙トレイ91上にシートが有ると判断する。給紙トレイ91上にシートが有る場合には(S106:YES),S103に戻る。
給紙トレイ91上のシートを用いた印刷ジョブが有る場合には(S103:YES),MFP100は給紙トレイ91上のシートを用いた印刷を制御する給紙印刷処理を実行する(S104)。図5に,S104の給紙印刷処理の手順を示す。
給紙印刷処理では,MFP100は先ず,印刷ジョブの要求元の情報を取得する(S141)。印刷ジョブの要求元の情報としては,例えばIPアドレスやノード名が該当する。印刷ジョブの要求元の情報は,印刷データのヘッダ情報に付加されていれば,その情報を読み出される。また,印刷ジョブを受信した際の通信パケットから判断してもよい。また,印刷ジョブを操作パネル40の操作から受け付けた場合には,要求元を自装置とする。
S141の後は,MFP100はNVRAM34にパスワードが記憶されているか否かを判断する(S142)。すなわち,制限印刷機能が有効であっても,特定の種類のシートでなければパスワードが生成されない。そのため,制限機能用のパスワードを記憶しているか否かを改めて判断する。パスワードが記憶されていない場合には(S142:NO),MFP100は印刷ジョブを実行する(S144)。すなわち,給紙トレイ91からの給紙を開始し,画像形成部10に印刷ジョブの印刷を実行させる。
一方,パスワードが記憶されている場合には(S142:YES),MFP100は,印刷ジョブに,NVRAM34に記憶されているパスワードと一致するパスワードが有るか否かを判断する(S143)。具体的には,パスワードが印刷ジョブに付加されていなければ,否定判断となる。また,パスワードが印刷ジョブに付加されていても,当該パスワードがNVRAM34に記憶されているパスワードと一致しなければ,否定判断となる。つまり印刷ジョブにパスワードが有り,かつ当該パスワードがNVRAM34に記憶されているパスワードと一致する場合にのみ,肯定判断となる。
S143が否定判断の場合には(S143:NO),MFP100は印刷ジョブをキャンセルし(S151),さらに印刷ジョブの要求元に対して,印刷を拒否する旨の拒否通知を出力する(S152)。すなわち,NVRAM34に記憶されているパスワードが付加されていない印刷ジョブは,給紙トレイ91にシートをセットしたユーザ以外のユーザの印刷ジョブである可能性が高い。そのため,そのような印刷ジョブの実行を制限する。S151およびS152は,逆順であっても同時であってもよい。
S143が肯定判断の場合には(S143:YES),MFP100は印刷ジョブの実行を開始する(S144)。すなわち,NVRAM34に記憶されているパスワードが付加されている印刷ジョブは,給紙トレイ91にシートをセットしたユーザの印刷ジョブである可能性が高い。そのため,MFP100はそのような印刷ジョブの実行を許可し,給紙トレイ91にあるシートから給紙させ,画像形成部10による印刷を開始させる。
その後は,MFP100は印刷を開始した印刷ジョブが完了したか否かを判断する(S145)。印刷ジョブが完了していない場合には(S145:NO),MFP100は印刷を中断するエラーが発生しているか否かを判断する(S161)。印刷を中断するエラーとしては,例えば,給紙トレイ91のシート無し,着色剤不足,シートジャムが該当する。エラーが発生していなければ(S161:NO),S145に移行して,MFP100は印刷ジョブが完了するまであるいはエラーが発生するまで,印刷を継続する。
一方,エラーが発生している場合には(S161:YES),MFP100は印刷を中断する(S162)。そして,MFP100は,エラーが発生し,印刷を中断した旨を,中断中の印刷ジョブの要求元に報知する(S163)。印刷ジョブの要求元は,S141で取得した情報に基づく。S163は,報知処理の一例である。これにより,印刷ジョブを投入したユーザによる早期の印刷再開が期待できる。また,中断直後は,中断中の印刷ジョブの要求元にのみ報知する。そのため,他のユーザを煩わせる可能性は低い。S162およびS163は,逆順であっても同時であってもよい。
S163の後,MFP100はエラーが解除されたか否かを判断する(S164)。エラーの解除は,例えば,エラーの原因が給紙トレイ91のシート無しであれば,印刷ジョブの印刷の中断後に,給紙トレイ91上に追加のシートが補充されたことに起因してシートセンサ38の出力信号がシート無を示す信号値からシート有を示す信号値へ変化したことによって判断できる。エラーが解除されていなければ(S164:NO),MFP100はS162にて印刷を中断してから一定時間が経過したか否かを判断する(S165)。一定時間としては,例えば10分が該当する。一定時間が経過していなければ(S165:NO),MFP100はエラーの解除あるいは一定時間の経過を待つ。
エラーが解除された場合には(S164:YES),S144に移行し,MFP100は印刷を再開する。例えば,シート無しが原因で中断中の場合には,シートがセットされたことを契機に印刷を再開する。また,シートジャムが原因で中断中の場合には,シートジャムの原因となったシートが取り除かれたことを契機に印刷を再開する。
なお,シート無しからの再開の場合や,残り1枚のシートでのシートジャムからの再開の場合は,エラー解除のためにシートがセットされる。そのため,シートセンサ38の出力信号がシート無を示す信号からシート有を示す信号に変化することになる。しかしながら,中断中は他のユーザの印刷ジョブが割り込む可能性は低い。そのため,パスワードの再生成を行わず,パスワードの再入力を行わせない方が,ユーザの手間が少ない。シート無しや,残り1枚のシートでのシートジャムは,所定の中断事由の一例である。
一方,印刷を中断してから一定時間が経過してもエラーが解除されていないと判断された場合には(S165:YES),MFP100は,エラーが発生し,印刷を中断した旨を,中断中の印刷ジョブの要求元以外にも報知する(S166)。例えば,MFP100が接続されるネットワークに,当該報知の命令をブロードキャストする。一定時間が経過してもエラーが解除されない場合には,印刷ジョブを投入したユーザがエラーに気付いていない可能性が高く,他のユーザに対する印刷制限が長期化して当該他のユーザの不満が大きくなる可能性が高い。そのため,エラーによる中断を広く報知し,エラー解除の可能性を高める。S166も,報知処理の一例である。
S166の後,エラーを解除したユーザが,シートをセットしたユーザと異なる可能性がある。また,その後に,当初にシートをセットしたユーザが直近に印刷ジョブを投入する可能性は低い。このことから,パスワードによる印刷制限を行わない方が好ましい。そこで,MFP100は,パスワードをNVRAM34から削除するパスワード削除処理を実行する(S167)。図6に,パスワード削除処理の手順を示す。なお,S167は,第1の削除処理の一例である。S166およびS167は,逆順であっても同時であってもよい。
パスワード削除処理では,MFP100は先ず,NVRAM34にパスワードが記憶されているか否かを判断する(S181)。パスワードが記憶されていれば(S181:YES),MFP100は当該パスワードをNVRAM34から削除する(S182)。S182の後,あるいはパスワードが記憶されていなければ(S181:NO),パスワード削除処理を終了する。
図5の説明に戻り,S167にてパスワードを削除した後,MFP100はエラーが解除されたか否かを判断する(S168)。エラーが解除されていなければ(S168:NO),MFP100はエラーの解除を待つ。
エラーが解除された場合(S168:YES),あるいはS152にて拒否通知を出力した後,あるいは印刷ジョブが完了した場合は(S145:YES),給紙印刷処理を終了する。なお,S142,S143,およびS144は,第1の印刷制御処理の一例である。
図3の説明に戻り,S104の後はS106に移行する。そして,給紙トレイ91上にシートが無い場合には(S106:NO),MFP100はパスワードをNVRAM34から削除するパスワード削除処理を実行する(S107)。S107は,前述したS167と同様の処理である。なお,MFP100は,シートセンサ38がシート無を示す信号値を出力している間は,給紙トレイ91上にシートが無いと判断する。S107の後,制限印刷処理を終了する。
なお,制限印刷処理では,前述したように,印刷中断中に給紙トレイ91にシートがセットされることがある。そのため,制限印刷処理の実行中に給紙トレイ91にシートがセットされた場合には,新たな制限印刷処理は実行せず,既に実行中の制限印刷処理を継続する。
この第1の形態の制限印刷処理では,MFP100は,シートセンサ38の出力信号がシート無を示す信号値からシート有を示す信号値へ変化すると,パスワードを生成して記憶する。さらに当該パスワードをユーザに通知する。MFP100は,パスワードが記憶されている状態では,当該パスワードが含まれる印刷ジョブ(第1のジョブ)を受け付けた場合に印刷を開始し,当該パスワードが含まれない印刷ジョブ(第2のジョブ)を受け付けた場合に印刷を実行しない。このため,MFP100は,給紙トレイ91にシートがセットされた直後から,当該給紙トレイ91のシートを用いた印刷の実行を制御することができる。その結果として,シートをセットした後,シートをセットしたユーザが印刷ジョブを投入するまでに,他のユーザにシートを使用される可能性を低減できる。
また,MFP100は,第1のジョブがシート無し等のエラーによって中断し,その後に当該エラーが解消された場合に,パスワードを生成せずに,当該印刷ジョブを再開する。中断中は他のユーザの印刷ジョブが割り込む可能性は低い。そのため,パスワードの再生成を行わずに印刷を再開する方がユーザの手間が少ない。
また,MFP100は,パスワードを削除する条件である削除条件を満たした場合に,パスワードをNVRAM34から削除する。パスワードを削除する条件を設けることで,長時間に渡って給紙トレイ91の利用が制限されることの低減が期待できる。
また,前述の削除条件には,第1のジョブが完了しているもしくは第1のジョブを受け付けていない状態であり,かつ,給紙トレイ91上にシートが無いこと,が含まれる。第1のジョブに対する処理が行われておらず,さらに給紙トレイ91上にシートが無い状態では,その給紙トレイ91の利用を制限する必要性が低い。そのため,パスワードを削除し,他のユーザの利用を促す。
また,前述の削除条件には,第1のジョブの印刷の中断後,所定時間以内に中断が解消しなかったこと,が含まれる。印刷の中断が長時間継続して他のユーザの利用を制限した場合には,他のユーザの不満が大きくなる。そのため,現在のパスワードを削除して印刷の制限を解き,ユーザの不満増大を抑える。
また,MFP100は,給紙トレイ91上にシートが有る状態で第1のジョブが完了した場合,シートセンサ38の出力信号がシート有を示す信号値からシート無を示す信号値に変化するまで,パスワードをNVRAM34に記憶する。第1のジョブが完了してもまだシートが残っている場合,続けて第1のジョブとなるジョブが投入される可能性がある。そのため,シートが無くなるまでパスワードを記憶し続け,他のユーザによるシートの使用を制限する。
また,MFP100は,給紙トレイ91上のシートの種類を取得し,取得されたシートの種類に応じて,パスワードを生成するか否かを決定する。シートの種類によって価値が異なる。このことから,シートの種類に応じてパスワードを生成するか否かを決定することで,シートの価値に応じた制御が可能になる。
また,MFP100は,第1のジョブの印刷が中断したことを契機に,第1のジョブの要求元に,中断した旨を報知する。第1のジョブの要求元にのみ中断を報知することで,他のユーザを煩わせることなく,早期の中断解除が期待できる。
また,MFP100は,第1のジョブの要求元に報知した後,一定時間が経過しても第1のジョブの印刷が再開されなかった場合に,第1のジョブの要求元以外にも,中断した旨を報知する。中断を広く報知することで,より早期の中断解除が期待できる。
[第2の形態]
続いて,制限印刷処理の別形態を,図7のフローチャートを参照しつつ説明する。第2の形態の制限印刷処理では,シートが無くなったことの他に,印刷ジョブが完了したことを条件として,パスワードを削除する。この点,印刷ジョブが完了し,かつシートが無くなったことを条件として,パスワードを削除する第1の形態とことなる。なお,第1の形態と同じ処理については,同じ符号を付して説明を省略する。
第2の形態の制限印刷処理では,MFP100は先ず,給紙トレイ91上にシートが有るか否かを判断する(S111)。給紙トレイ91上にシートが無い場合には(S111:NO),MFP100は給紙トレイ91上にシートがセットされたか否かを判断する(S112)。給紙トレイ91上にシートがセットされていない間は(S112:NO),MFP100は給紙トレイ91にシートがセットされるのを待つ。
給紙トレイ91上にシートが有る場合(S111:YES),あるいは給紙トレイ91上にシートがセットされた場合には(S112:YES),MFP100はパスワードを生成する(S101)。その後,MFP100は印刷ジョブの有無を判断し(S103),印刷ジョブが有れば(S103:YES),給紙印刷処理を実行する(S104)。
S104の後は,MFP100はS104にて印刷が実行されたか否かを判断する(S204)。印刷が実行された場合には(S204:YES),MFP100はパスワード削除処理を実行する(S205)。S205の処理は,給紙印刷処理中のS167と同様である。S205は,第1の削除処理の一例である。
S101にて生成されたパスワードが付加された印刷ジョブの印刷が実行されたことで,給紙トレイ91にセットしたシートの利用が完了したと見做すことができる。そのため,シートが無くなるのを待つまでもなくパスワードを削除することで,MFP100を利用し易くする。
一方,印刷が実行されていない場合,すなわちS101にて生成されたパスワードが付加された印刷ジョブを実行せずにS104が完了した場合には(S204:NO),まだ給紙トレイ91にシートをセットしたユーザが印刷ジョブを投入する前と見做すことができる。そのため,MFP100はパスワードを削除しない。
S205の後,あるいはS204でNOであった場合には,MFP100は給紙トレイ91上のシートの有無を判断する(S106)。シートが有れば(S106:YES),MFP100はS103に戻って,ジョブの有無を判断する。シートが無ければ(S106:NO),MFP100はパスワード削除処理を実行する(S107)。S107は,第1の削除処理の一例である。S107の後は,制限印刷処理を終了する。
この第2の形態では,パスワードの削除条件に,第1のジョブの印刷が完了したこと,が含まれる。第1のジョブの印刷が完了した場合には,給紙トレイ91の利用を制限する必要性が低くなる。そのため,パスワードを削除し,他のユーザの利用を促す。
[第3の形態]
続いて,制限印刷処理のさらなる別形態を,図8のフローチャートを参照しつつ説明する。第3の形態の制限印刷処理では,パスワードを生成した直後に操作パネル40からジョブが投入された場合,パスワードが無くても当該ジョブを実行する。この点,パスワードを生成した直後に操作パネル0から投入されたジョブを他のジョブと区別しない第1の形態と異なる。なお,第1の形態と同じ処理については,同じ符号を付して説明を省略する。
第3の形態の制限印刷処理では,MFP100は先ず,給紙トレイ91上にシートが有るか否かを判断する(S111)。給紙トレイ91上にシートが無い場合には(S111:NO),MFP100は給紙トレイ91上にシートがセットされたか否かを判断する(S112)。給紙トレイ91上にシートがセットされていない間は(S112:NO),MFP100は給紙トレイ91にシートがセットされるのを待つ。
給紙トレイ91上にシートが有る場合(S111:YES),あるいは給紙トレイ91上にシートがセットされた場合には(S112:YES),MFP100はパスワードを生成する(S101)。その後,パスワードを生成してから所定時間が経過したか否かを判断する(S302)。所定時間としては,例えば10秒であればよい。
所定時間が経過していない場合には(S302:NO),操作パネル40を介して受け付けられる特定のジョブを受け付けたか否かを判断する(S311)。特定のジョブとしては,例えば,コピージョブや,PCやフラッシュメモリ等の外部デバイスに記憶されている画像の中から印刷対象の画像を選択し,その画像を取得して印刷するダウンロード印刷ジョブないしダイレクト印刷ジョブが該当する。
所定時間が経過しても(S302:YES),特定のジョブも受け付けていないと判断された場合(S311:NO),MFP100は外部デバイスから送信された印刷ジョブの有無を判断し(S103),印刷ジョブが有れば(S103:YES),給紙印刷処理を実行する(S104)。
パスワードが生成されてから所定時間内に特定のジョブを受け付けたと判断された場合(S311:YES),MFP100は給紙トレイ91からシートを給紙し,当該特定のジョブの印刷を画像形成部10に実行させる(S312)。すなわち,パスワードを生成した後,直ぐに操作パネル40への操作によってジョブが投入された場合には,シートをセットしたユーザのジョブである可能性が高い。そのため,パスワードが無くてもそのジョブを実行する。S312は,第2の印刷制御処理の一例である。
S312の後は,MFP100はパスワード削除処理を実行する(S313)。S313の処理は,給紙印刷処理中のS167と同様である。S313は,第2の削除処理の一例である。特定のジョブが実行されたことで,給紙トレイ91にセットしたシートの利用が完了したと見做すことができる。そのため,シートが無くなるのを待つまでもなくパスワードを削除することで,MFP100を利用し易くする。
S313の後,あるいはS104の後,あるいはS103でNOであった場合には,MFP100は給紙トレイ91上のシートの有無を判断する(S106)。シートが有れば(S106:YES),MFP100はS103に戻って,ジョブの有無を判断する。シートが無ければ(S106:NO),MFP100はパスワード削除処理を実行する(S107)。S107の後は,制限印刷処理を終了する。
この第3の形態の制限印刷処理では,MFP100は,前記センサの出力信号がシート無を示す信号値からシート有を示す信号値に変化した後,所定時間以内に操作パネル40への操作に基づく印刷ジョブ(第3のジョブ)を受け付けた場合,当該第3のジョブの印刷を開始する。シートがセットされた後,直ぐに操作パネル40への操作によって印刷ジョブが投入された場合には,当該印刷ジョブが,シートをセットしたユーザのジョブである可能性が高い。そのため,ユーザにパスワードを入力させる手間を減らし,パスワードが無くても当該印刷ジョブを実行する。
また,MFP100は,第3のジョブの印刷を開始した場合,パスワードをNVRAM34から削除する。操作パネル40の操作に基づく第3のジョブが投入された場合には,その後に第1のジョブが投入される可能性は低い。そのため,パスワードを削除する。
なお,前述した第3の形態は,第1の形態に,パスワードを生成した直後に操作パネル40からジョブが投入された場合の処理(S302,S311〜313)を追加しているが,第2の形態に追加してもよい。すなわち,第3の形態の制限印刷処理のS104の後に,S104にて印刷が実行されたか否かを判断する処理(S204),およびパスワードを削除する処理(S205)を追加し,S205の後,あるいはS204がNOであった場合,あるいはS103がNOであった場合,あるいはS313の後,S106に移行する構成であってもよい。
また,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,MFPに限らず,プリンタ,コピー機,FAX装置等,印刷機能を備えるものであれば適用可能である。
また,実施の形態のMFP100は,給紙トレイを1つしか備えていないが,複数の給紙トレイを備えていてもよい。この場合,各給紙トレイに対応するパスワードを生成し,給紙トレイとパスワードとを関連付けて記憶する。そして,パスワードが記憶されている給紙トレイを利用する印刷ジョブを受け付けた場合に,その印刷ジョブにパスワードが付加されていなければ,印刷を実行しないように構成する。パスワードが記憶されている給紙トレイを利用しない印刷ジョブを受け付けた場合には,パスワードの有無に関係なく,当該印刷ジョブを実行する。これにより,複数の給紙トレイがある場合には,給紙トレイ別に印刷の実行可否を制御できる。
また,実施の形態では,シートの種類が特定の種類に該当する場合に,パスワードを生成して印刷を制限しているが,シートの種類に関係なくパスワードを生成して印刷を制限してもよい。
また,実施の形態では,パスワード生成した後,所定の条件を満たすことで制限印刷中にパスワードを自動的に削除しているが,パスワードの自動削除をしなくてもよい。すなわち,ユーザからのパスワードの削除指示の入力に応じてパスワードを削除するようにしてもよい。また,パスワードを生成してから所定時間内に印刷を開始できなかった場合に,当該パスワードの削除を要求してもよいし,自動的に削除してもよい。
また,実施の形態では,パスワードが記憶されている期間中に,当該パスワードが付加されていない印刷ジョブを受け付けると,当該印刷ジョブをキャンセルしているが,キャンセルしなくてもよい。すなわち,パスワードが記憶されている期間中の印刷が制限されていればよく,例えば,パスワードが削除されるまで印刷の実行を保留してもよい。また,パスワードが付加されていない印刷ジョブを,受け付けないように構成してもよい。
また,実施の形態では,印刷中断からの印刷再開時はパスワードを生成していないが,パスワードを再生成し,印刷を再開させるために当該パスワードの入力を求めるようにしてもよい。
また,実施の形態に開示されている処理は,単一のCPU,複数のCPU,ASICなどのハードウェア,またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また,実施の形態に開示されている処理は,その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体,または方法等の種々の態様で実現することができる。
10 画像形成部
20 画像読取部
38 シートセンサ
40 操作パネル
91 給紙トレイ
100 MFP

Claims (14)

  1. 給紙トレイと,
    前記給紙トレイ上のシートの有無に応じて出力信号が変化するセンサと,
    印刷部と,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    前記センサの出力信号がシート無を示す信号値からシート有を示す信号値に変化したときに,認証情報を生成して記憶部に記憶する生成処理と,
    前記認証情報を通知する通知処理と,
    前記記憶部に前記認証情報が記憶されている状態で,前記給紙トレイ上のシートを用いるジョブを受け付けた場合に,受け付けたジョブが前記認証情報を含む第1のジョブであれば,前記印刷部に前記給紙トレイ上のシートを用いた前記第1のジョブの印刷を実行させ,受け付けたジョブが前記認証情報を含まない第2のジョブであれば,少なくとも前記記憶部に前記認証情報が記憶されている期間には,前記印刷部に前記給紙トレイ上のシートを用いた前記第2のジョブの印刷を実行させない第1の印刷制御処理と,
    を実行し,
    前記第1の印刷制御処理では,所定の中断事由によって前記第1のジョブの印刷が中断し,その後に前記所定の中断事由が解消された場合に,前記生成処理にて認証情報を生成せずに,前記給紙トレイ上のシートを用いた前記第1のジョブの印刷を再開する,
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項に記載する印刷装置において,
    前記所定の中断事由は,前記給紙トレイにシートが無くなるものであり,
    前記制御部は,
    前記第1の印刷制御処理では,前記第1のジョブの印刷の中断後に,前記給紙トレイ上に追加のシートが補充されたことに起因して前記センサの出力信号がシート無を示す信号値からシート有を示す信号値へ変化した場合に,前記生成処理にて新たな認証情報を生成せずに,前記給紙トレイ上の追加のシートを用いた前記第1のジョブの印刷を再開することを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載する印刷装置において,
    前記制御部は,
    前記認証情報を削除する条件である削除条件を満たした場合に,前記認証情報を前記記憶部から削除する第1の削除処理を実行することを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項に記載する印刷装置において,
    前記削除条件には,前記第1の印刷制御処理での前記第1のジョブの印刷が完了したこと,が含まれることを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項に記載する印刷装置において,
    前記削除条件には,前記第1のジョブが完了しているもしくは前記第1のジョブを受け付けていない状態であり,かつ,前記給紙トレイ上にシートが無いこと,が含まれることを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1または請求項2に記載する印刷装置において,
    前記制御部は,
    前記給紙トレイにシートが有る状態で前記第1のジョブが完了した場合,前記センサの出力信号がシート有を示す信号値からシート無を示す信号値に変化するまで,前記認証情報を前記記憶部に記憶することを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項に記載する印刷装置において,
    前記制御部は,
    前記給紙トレイにシートが有る状態で前記第1のジョブが完了した後,前記センサの出力信号がシート有を示す信号値からシート無を示す信号値に変化するまでに,新たに前記第1のジョブを受信した場合,前記印刷部に前記給紙トレイ上のシートを用いた前記第1のジョブの印刷を実行させることを特徴とする印刷装置。
  8. 請求項または請求項に記載する印刷装置において,
    前記制御部は,
    前記給紙トレイにシートが有る状態で前記第1のジョブが完了した後,前記センサからの出力信号がシート有を示す信号値からシート無を示す信号値に変化した場合,前記認証情報を前記記憶部から削除することを特徴とする印刷装置。
  9. 請求項1から請求項のいずれか1つに記載する印刷装置において,
    前記制御部は,
    前記給紙トレイ上のシートの種類を取得する取得処理と,
    前記取得処理にて取得されたシートの種類に応じて,前記認証情報を生成するか否かを決定する決定処理と,
    を実行することを特徴とする印刷装置。
  10. 請求項1から請求項のいずれか1つに記載する印刷装置において,
    入力操作を受け付ける操作部を備え,
    前記制御部は,
    前記センサの出力信号がシート無を示す信号値からシート有を示す信号値に変化した後,第1の時間以内に前記操作部への操作に基づくジョブである第3のジョブを受け付けた場合,前記印刷部に前記第3のジョブの印刷を実行させる第2の印刷制御処理を実行することを特徴とする印刷装置。
  11. 請求項10に記載する印刷装置において,
    前記制御部は,
    前記印刷部に前記第3のジョブの印刷を実行させた場合,前記認証情報を前記記憶部から削除する第2の削除処理を実行することを特徴とする印刷装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1つに記載する印刷装置において,
    前記制御部は,
    前記第1のジョブの印刷が中断したことを契機に,前記第1のジョブの要求元に,中断した旨を報知する報知処理を実行することを特徴とする印刷装置。
  13. 給紙トレイと,
    前記給紙トレイ上のシートの有無に応じて出力信号が変化するセンサと,
    印刷部と,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    前記センサの出力信号がシート無を示す信号値からシート有を示す信号値に変化したときに,認証情報を生成して記憶部に記憶する生成処理と,
    前記認証情報を通知する通知処理と,
    前記記憶部に前記認証情報が記憶されている状態で,前記給紙トレイ上のシートを用いるジョブを受け付けた場合に,受け付けたジョブが前記認証情報を含む第1のジョブであれば,前記印刷部に前記給紙トレイ上のシートを用いた前記第1のジョブの印刷を実行させ,受け付けたジョブが前記認証情報を含まない第2のジョブであれば,少なくとも前記記憶部に前記認証情報が記憶されている期間には,前記印刷部に前記給紙トレイ上のシートを用いた前記第2のジョブの印刷を実行させない第1の印刷制御処理と,
    前記認証情報を削除する条件である削除条件を満たした場合に,前記認証情報を前記記憶部から削除する第1の削除処理と,
    を実行し,
    前記削除条件には,前記第1のジョブの印刷の中断後,所定時間以内に中断が解消しなかったこと,が含まれる,
    ことを特徴とする印刷装置。
  14. 給紙トレイと,
    前記給紙トレイ上のシートの有無に応じて出力信号が変化するセンサと,
    印刷部と,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    前記センサの出力信号がシート無を示す信号値からシート有を示す信号値に変化したときに,認証情報を生成して記憶部に記憶する生成処理と,
    前記認証情報を通知する通知処理と,
    前記記憶部に前記認証情報が記憶されている状態で,前記給紙トレイ上のシートを用いるジョブを受け付けた場合に,受け付けたジョブが前記認証情報を含む第1のジョブであれば,前記印刷部に前記給紙トレイ上のシートを用いた前記第1のジョブの印刷を実行させ,受け付けたジョブが前記認証情報を含まない第2のジョブであれば,少なくとも前記記憶部に前記認証情報が記憶されている期間には,前記印刷部に前記給紙トレイ上のシートを用いた前記第2のジョブの印刷を実行させない第1の印刷制御処理と,
    前記第1のジョブの印刷が中断したことを契機に,前記第1のジョブの要求元に,中断した旨を報知する報知処理と,
    を実行し,
    前記報知処理では,前記第1のジョブの要求元に報知した後,第2の時間が経過しても前記第1のジョブの印刷が再開されなかった場合に,前記第1のジョブの要求元以外にも,中断した旨を報知する,
    ことを特徴とする印刷装置。
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