JP6303688B2 - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、記録ジョブ毎のインクコストを算出するために、各記録ジョブに配賦されるインク配賦量を算出する情報処理装置およびプログラムに関するものである。
従来、オフィス等で複数の人や複数の部門で印刷装置を共有する場合において、各印刷ジョブに対するインクコストを算出するために、印刷ジョブ以外で使用したインク使用量、つまりメンテナンスインクのインク使用量を、各印刷ジョブへ割り振ることで、印刷ジョブ毎に、印刷ジョブで使用したインク使用量と割り振られたインク使用量との合計インク使用量を算出するようにした印刷装置が知られている。例えば、この印刷装置では、メンテナンスインクのインク使用量を、割り振り対象となる複数の印刷ジョブに均等割りするか、或いは、割り振り対象となる各印刷ジョブのインク使用量の割合に応じて、複数の印刷ジョブに割り振っている。より具体的には、メンテナンスインクのインク使用量が1mlの場合に、ジョブAおよびジョブBに対し、均等に0.5mlずつ割り振り、或いは、ジョブAのインク使用量(2ml)およびジョブBのインク使用量(8ml)に応じて、ジョブAに対して0.2mlを割り振り、ジョブBには対して0.8mlを割り振っている(特許文献1参照)。
特開2010−184371号公報
このように、従来の印刷装置では、複数の印刷ジョブが終了した時点で、メンテナンスインクのインク使用量を、複数の印刷ジョブに割り振ることが可能である。しかしながら、従来の印刷装置では、ある印刷ジョブが終了した時点で、メンテナンスインクのインク使用量を、その印刷ジョブに適切に割り振ることを考慮したものではなかった。
本発明は、ある回の記録ジョブが終了した時点で、その回の記録ジョブに配賦されるインク配賦量を、適切に算出することができる情報処理装置およびプログラムを提供することを課題としている。
本発明の情報処理装置は、記録装置が実行した記録ジョブに配賦されるインク配賦量を、記録ジョブが終了する毎に算出するインク配賦量算出部を備え、インク配賦量算出部は、i回目(iは1以上の整数)の記録ジョブまでの各記録ジョブと各記録ジョブ以外の非記録ジョブにより消費されたインク量との累計値であるi回目の総消費量累計値を、i回目の記録ジョブまでの各記録ジョブにより消費されたインク量の累計値であるi回目の記録時消費量累計値で除算したi回目のインク配賦率に応じて、i回目のインク配賦量を算出することを特徴とする。
この場合、iが2以上の整数の場合、記録装置が実行したi回目の記録ジョブにより消費されたインク量であるi回目の記録時消費量をカウントする第1カウント部と、(i−1)回目の記録ジョブとi回目の記録ジョブとの間に記録装置が実行した、記録ジョブ以外の非記録ジョブにより消費されたインク量であるi回目の非記録時消費量をカウントする第2カウント部と、(i−1)回目の記録時消費量累計値と、(i−1)回目の総消費量累計値と、を記憶する消費量累計値記憶部と、(i−1)回目の記録時消費量累計値と、i回目の記録時消費量と、を加算した値に基づいて、i回目の記録時消費量累計値を算出し、(i−1)回目の総消費量累計値と、i回目の記録時消費量と、i回目の非記録時消費量と、を加算した値に基づいて、i回目の総消費量累計値を算出する消費量累計値算出部と、をさらに備え、インク配賦量算出部は、i回目のインク配賦率をi回目の記録時消費量に乗算した値に基づいて、i回目のインク配賦量を算出することが好ましい。
本発明のプログラムは、記録装置が実行した記録ジョブに配賦されるインク配賦量を、記録ジョブが終了する毎に算出するステップ、をコンピューターに実行させ、そのステップにおいて、i回目(iは1以上の整数)の記録ジョブまでの各記録ジョブと各記録ジョブ以外の非記録ジョブにより消費されたインク量との累計値であるi回目の総消費量累計値を、i回目の記録ジョブまでの各記録ジョブにより消費されたインク量の累計値であるi回目の記録時消費量累計値で除算したi回目のインク配賦率に応じて、i回目のインク配賦量を算出させることを特徴とする。
この構成によれば、i回目の記録時消費量累計値および総消費量累計値は、i回目の記録ジョブが終了した時点で算出可能である。そして、算出されたi回目の記録時消費量累計値に対するi回目の総消費量累計値の割合であるi回目のインク配賦率に基づいて、i回目のインク配賦量を算出する。そのため、i回目のインク配賦率、つまりi回目の記録ジョブまでの記録装置の稼動状況が反映されたi回目のインク配賦量を得ることができる。したがって、i回目の記録ジョブが終了した時点で、i回目の記録ジョブに配賦されるインク配賦量を、適切に算出することができる。
上記の情報処理装置において、累計上限値を記憶する累計上限値記憶部と、1より大きい数である基準除数を記憶する基準除数記憶部と、i回目の総消費量累計値が、累計上限値を超えるか否かを判定する累計上限判定部と、をさらに備え、消費量累計値算出部は、累計上限判定部によりi回目の総消費量累計値が累計上限値以下であると判定された場合には、i回目の記録時消費量およびi回目の総消費量累計値を補正せず、累計上限判定部によりi回目の総消費量累計値が累計上限値を超えると判定された場合には、i回目の記録時消費量累計値を、基準除数で除算した値に、i回目の総消費量累計値を、基準除数で除算した値に、それぞれ補正することが好ましい。
この構成によれば、i回目の総消費量累計値が累計上限値を超えた場合には、i回目の記録時消費量累計値およびi回目の総消費量累計値が、基準除数で除算した値にそれぞれ補正されるため、i回目の記録時消費量累計値および総消費量累計値が小さくなる。これにより、i回目より後の記録時消費量累計値は、i回目より後の記録時消費量がより強く反映された値となり、また、i回目より後の総消費量累計値は、i回目より後の記録時消費量および非記録時消費量がより強く反映された値となる。したがって、i回目より後のインク配賦率を、i回目より後の記録時消費量および非記録時消費量がより強く反映された値、つまり直近の記録装置の稼動状況がより強く反映された値、として得ることができる。
この場合、i回目の記録時消費量に基づいて、i回目の配賦対象量を算出する配賦対象量算出部と、i回目の非記録時消費量が、i回目の配賦対象量を超えるか否かを判定する配賦上限判定部と、をさらに備え、配賦対象量算出部は、配賦上限判定部によりi回目の非記録時消費量がi回目の配賦対象量以下であると判定された場合には、i回目の非記録時消費量を補正せず、配賦上限判定部によりi回目の非記録時消費量がi回目の配賦対象量を超えると判定された場合には、i回目の非記録時消費量をi回目の配賦対象量に補正することが好ましい。
この構成によれば、i回目の記録時消費量がさほど多くない割に、i回目の非記録時消費量が多かった場合には、i回目の非記録時消費量が、i回目の配賦対象量に補正される。そのため、i回目の記録時消費量がさほど多くない場合に、i回目の記録ジョブに配賦されるインク配賦量が過度に配賦されることを抑制することができる。
この場合、配賦対象量算出部がi回目の配賦対象量を算出する際のパラメーターとなる設定値を、ユーザーが入力する操作を受け付ける設定値操作部と、設定値操作部から入力された設定値を記憶する設定値記憶部と、をさらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、ユーザーが、i回目の配賦対象量が適切に算出されるように、設定値を設定することができる。
この場合、配賦上限判定部によりi回目の非記録時消費量がi回目の配賦対象量以下であると判定された場合には、i回目の繰越対象量をゼロとして算出し、配賦上限判定部によりi回目の非記録時消費量がi回目の配賦対象量を超えると判定された場合には、i回目の非記録時消費量からi回目の配賦対象量を減算した値に基づいて、i回目の繰越対象量を算出する繰越対象量算出部と、(i−1)回目の次回繰越量を記憶する次回繰越量記憶部と、(i−1)回目の次回繰越量と、i回目の繰越対象量と、を加算した値に基づいて、i回目の追加量を算出する追加量算出部と、(i−1)回目の次回繰越量と、i回目の繰越対象量と、を加算した値から、i回目の追加量を減算した値に基づいて、i回目の次回繰越量を算出する次回繰越量算出部と、をさらに備え、インク配賦量算出部は、インク配賦率をi回目の記録時消費量に乗算した値と、i回目の追加量と、を加算した値に基づいて、i回目のインク配賦量を算出することが好ましい。
この構成によれば、i回目の非記録時消費量がi回目の配賦対象量を超えた場合には、その超えた分であるi回目の繰越対象量の一部を、i回目の追加量として、i回目の記録ジョブに配賦することができる。また、i回目の非記録時消費量がi回目の配賦対象量以下である場合も含め、(i−1)回目までの繰越対象量うち、追加量として(i−1)回目までの記録ジョブに配賦されていない残量である、(i−1)回目の次回繰越量の一部を、i回目の追加量として、i回目の記録ジョブに配賦することができる。これにより、1回目からi回目までのインク配賦量の累計値を、1回目からi回目までの記録ジョブにより消費された実際のインク量の累計値に近づけることができ、インク配賦量をより適切に算出することができる。
この場合、0以上1以下の数である第1追加率と、0以上1以下で且つ第1追加率より大きい数である第2追加率と、を記憶する追加率記憶部、をさらに備え、追加量算出部は、配賦上限判定部によりi回目の非記録時消費量がi回目の配賦対象量以下であると判定された場合には、(i−1)回目の次回繰越量と、i回目の繰越対象量と、を加算した値に、第1追加率を乗算した値に基づいて、i回目の追加量を算出し、配賦上限判定部によりi回目の非記録時消費量がi回目の配賦対象量を超えると判定された場合には、(i−1)回目の次回繰越量と、i回目の繰越対象量と、を加算した値に、第2追加率を乗じた値に基づいて、i回目の追加量を算出することが好ましい。
この構成によれば、i回目の非記録時消費量がi回目の配賦対象量以下である場合、つまり、i回目の繰越対象量がゼロである場合は、第2追加率よりも小さい第1追加率に基づいて、i回目の追加量が算出されるため、i回目の追加量が比較的小さい値となる。これに対し、i回目の非記録時消費量がi回目の配賦対象量を超える場合、つまり、i回目の繰越対象量がゼロより大きい場合は、第1追加率より大きい第2追加率に基づいて、i回目の追加量が算出されるため、i回目の追加量が比較的大きな値となる。これにより、i回目の次回繰越量が過大になることを抑制することができる。
この場合、第1追加率および第2追加率をユーザーが入力する操作を受け付ける追加率操作部と、追加率操作部から入力された第1追加率および第2追加率を記憶する設定値記憶部と、をさらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、ユーザーが、i回目の追加量が適切に算出されるように、第1追加率および第2追加率を設定することができる。
この場合、i回目のインク配賦量を、表示部および外部装置の少なくとも一方に出力する出力制御部、をさらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、ユーザーが、算出されたインク配賦量を、表示部および外部装置の少なくとも一方を介して、容易に把握することができる。
この場合、インク単価を記憶する単価記憶部と、インク単価を、i回目のインク配賦量に乗算した値に基づいて、i回目の記録ジョブに対するインクコストを算出するコスト算出部と、をさらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、i回目の記録ジョブが終了した時点で、i回目の記録ジョブに対するインクコストを、適切に算出することができる。
インクジェット記録装置に関して、メーカー、印刷業者および発注者を説明するための図である。 インクジェット記録装置の稼動状況の一例を示す図である。 比較例に係るインクコスト算出処理の算出結果を示す図である。 インクジェット記録装置のハードウェアの構成例を示す図である。 インクジェット記録装置の機能構成例を示す図である。 インクジェット記録装置によるインク配賦量算出処理の一例を示すフローチャートである。 インク配賦量算出処理において、累計上限値および基準除数を説明するための図である。 実施形態に係るインク配賦量算出処理の算出結果を示す図である。 コンピューターのハードウェアの構成例を示す図である。
以下、添付の図面を参照し、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置について説明する。
図1に示すように、インクジェット記録装置10は、メーカーから印刷業者に供給され、印刷業者において使用される。インクジェット記録装置10は、発注者からの注文に応じて、記録媒体に対して画像を記録する記録ジョブを行う。インクジェット記録装置10は、詳細は後述するが、記録ジョブごとに、インク配賦量を算出する。
なお、本実施形態では、インクジェット記録装置10が、「記録装置」と「情報処理装置」とを兼ねており、いわばインクジェット記録装置10に情報処理装置が内蔵された態様であるが、これに限定されるものではなく、本実施形態のインクジェット記録装置10と同様にしてインク配賦量を算出する情報処理装置が、インクジェット記録装置10とは別体に設けられた態様であってもよい。
インクジェット記録装置10においては、記録媒体にインクを吐出して画像を記録する記録ジョブ時にインクを消費するほか、各回の記録ジョブの前に、記録ジョブ以外の非記録ジョブとして、メンテナンス処理を行う。このメンテナンス処理は、吐出不良等を解消するために、インクジェットヘッド内やインク供給流路内のインクを排出するものである。
メンテナンス処理には、特定の時間ごとに、自動的に実行されるタイマークリーニングと、手動で実行されるマニュアルクリーニングとが用意されている。マニュアルクリーニングに関しては、例えば、印刷業者と発注者との取り決めにより、各回の記録ジョブの前に、所定の回数、必ず実行される。一方、タイマークリーニングに関しては、特定の時間ごとに実行されるため、各回の記録ジョブの前に、実行されるとは限らない。
なお、本実施形態では、例えばホワイトインクのように、他の色のインクに比べ、色材が沈降しやすく、また稼働率が低いために、特にメンテナンス処理を行う必要があるインクを使用した場合を念頭においているため、各回の記録ジョブの前に、常にマニュアルクリーニングを実行しているが、そのようなインクを使用しない場合には、各回の記録ジョブの前に、常にマニュアルクリーニング処理を行う必要があるわけではない。
このメンテナンス処理により消費されたインク量に関して、どのようにして各回の記録ジョブに配賦するかが問題となる。この問題点を明らかにすべく、本実施形態のインクジェット記録装置10によるインク配賦量算出処理を説明する前に、まず、比較例について説明する。
比較例に係るインクコスト算出処理は、ある回の記録ジョブにより消費されたインク量、つまり記録時消費量に、その回の前に実行されたメンテナンス処理により消費されたインク量、つまり非記録時消費量を足した総インク量に対し、インク単価を掛けた値を、その回の記録ジョブに対するインクコストとして算出するものである。
比較例のインクコスト算出処理によると、同じ画像の印刷を発注した場合でも、記録ジョブの前にタイマークリーニングが発生するか否かにより、インクコストが異なることになる。タイマークリーニングが発生するか否かは、発注者が知る由もない事情であり、このようなインクコスト算出処理では、発注者に不信感、不公平感が生じてしまう。
図2および図3を参照して、より具体的に説明する。なお、ここに挙げる、タイマークリーニングやマニュアルクリーニングにより消費されるインク量は、単なる例示にすぎず、実際には、インクジェット記録装置10の機種、インクの種類等により、インク量が異なることは言うまでもない。これは、以降の説明においても同様である。
まず、インクコストを算出する前提として、インクジェット記録装置10の稼動状況について説明する。ここでは、16回の記録ジョブ(図2では「J」で示す)、つまり記録ジョブ#1〜記録ジョブ#16が実行された。記録ジョブ#2、記録ジョブ#6、記録ジョブ#10および記録ジョブ#14は、発注者Bが発注し、他の回の記録ジョブは、発注者Aが発注したものである。記録ジョブ#4、記録ジョブ#8、記録ジョブ#12、記録ジョブ#13および記録ジョブ#16は、画像Qを記録するものであり、他の回の記録ジョブは、画像Pを記録するものであった。画像Pを記録する記録ジョブによる記録時消費量は、2gであり、画像Qを記録する記録ジョブによる記録時消費量は、12gであった。
各回の記録ジョブの前には、2回ずつマニュアルクリーニング(図2では「M」で示す)が実行された。1回のマニュアルクリーニングにより消費されるインク量は、2.5gである。また、記録ジョブ#1、記録ジョブ#5、記録ジョブ#9および記録ジョブ#13の前には、タイマークリーニング(図2では「T」で示す)が実行された。1回のタイマークリーニングにより消費されるインク量は、10gである。そのため、記録ジョブ#1、記録ジョブ#5、記録ジョブ#9および記録ジョブ#13の非記録時消費量は、15g(=(2.5g×2)+10g)であり、他の回の記録ジョブによる非記録時消費量は、5g(=2.5g×2)である。また、インク単価は、10円/gであった。
以上の前提のもと、比較例に係るインクコスト算出処理により、インクコストを算出した結果を、図3の表の右欄に示す。この算出結果を見ると、同じ画像Pを記録する場合にも、記録ジョブ#2、記録ジョブ#3、記録ジョブ#6、記録ジョブ#7、記録ジョブ#10、記録ジョブ#11、記録ジョブ#14および記録ジョブ#15では、インクコストが70円となっているのに対し、直前にタイマークリーニングが入った記録ジョブ#1、記録ジョブ#5および記録ジョブ#9では、インクコストが170円となっている。同様に、同じ画像Qを記録する場合にも、記録ジョブ#4、記録ジョブ#8、記録ジョブ#12および記録ジョブ#16では、インクコストが170円であるのに対し、直前にタイマークリーニングが入った記録ジョブ#13では、インクコストが270円となっている。見方を変えると、画像Pを記録した記録ジョブ#1、記録ジョブ#5および記録ジョブ#9では、画像Qを記録した記録ジョブ#4、記録ジョブ#8、記録ジョブ#12および記録ジョブ#16に比べて、記録時消費量が少ないにもかかわらず、インクコストが同じ170円となっている。
そのため、例えば、発注者Aが、記録ジョブ#1と記録ジョブ#3とを比較すると、同じ画像Pであるにもかかわらず、インクコストが相違しているため、発注者Aに不信感が生じる。また、発注者Aが、記録ジョブ#1と記録ジョブ#4とを比較すると、異なる画像であるにもかかわらず、インクコストが同じであるため、やはり発注者Aに不信感が生じる。さらに、発注者Bは、4回とも画像Pを発注しており、そのインクコストはいずれも70円であったが、発注者Aが、発注者Bから、「当社は画像Pを4回発注したが、インクコストは毎回70円だった。」との情報を得ると、画像Pのインクコストが170円の場合もあった発注者Aには、不公平感が生じる。
これに対し、本実施形態のインクジェット記録装置10が実行するインク配賦量算出処理は、発注者に、このような不信感、不公平感が極力発生することのないようにするためのものである。
図4を参照して、インクジェット記録装置10のハードウェア構成例について説明する。インクジェット記録装置10は、インクジェットヘッド11と、メンテナンスユニット12と、通信インターフェース13と、操作デバイス14と、表示デバイス15と、コントローラー16とを備えている。
インクジェットヘッド11は、記録媒体に対し、インクを吐出する。
メンテナンスユニット12は、例えば、インクジェットヘッド11をキャッピングするキャップ部材、キャップ部材を介してインクジェットヘッド11を吸引する吸引ポンプなどにより構成される。メンテナンスユニット12は、インクジェットヘッド11内やインク供給流路内のインクを排出するメンテナンス処理を行う。
通信インターフェース13は、例えば、送受信回路によって構成される。通信インターフェース13は、情報処理端末などの外部装置と通信し、各種のデータを受信してコントローラー16に供給したり、コントローラー16から供給されたデータを送信したりする。なお、情報処理端末としては、パソコン、スマートフォン、タブレット端末などを例示することができる。
操作デバイス14は、例えば、操作ボタンによって構成される。操作デバイス14は、ユーザーからの操作を受け付ける。
表示デバイス15は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイによって構成される。表示デバイス15は、ユーザーに対し、算出されたインクコストなどの各種情報を表示する。
コントローラー16は、例えば、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などにより構成される。コントローラー16のCPUは、ROMからプログラムをロードしてRAMを用いて実行し、インクジェット記録装置10の全体の動作を制御する。
図5を参照して、インクジェット記録装置10の機能構成例について説明する。図5に示す機能部のうちの少なくとも一部は、図4のコントローラー16により所定のプログラムが実行されることによって実現される。
インクジェット記録装置10は、カウント部20と、算出部30と、記憶部40と、判定部50と、操作部60と、出力制御部70とを備えている。
カウント部20は、第1カウント部21と、第2カウント部22とを備えている。
算出部30は、配賦対象量算出部31と、繰越対象量算出部32と、追加量算出部33と、次回繰越量算出部34、消費量累計値算出部35と、インク配賦量算出部36と、インクコスト算出部37とを備えている。
記憶部40は、設定値記憶部41と、追加率記憶部42と、累計上限値記憶部43と、基準除数記憶部44と、インク配賦量記憶部45と、次回繰越量記憶部46と、消費量累計値記憶部47とを備えている。
判定部50は、累計上限判定部51と、配賦上限判定部52とを備えている。
操作部60は、設定値操作部61と、追加率操作部62とを備えている。
図5を参照しつつ、図6のフローチャートに従って、インクジェット記録装置10が実行する処理について説明する。
i回目(iは1以上の整数)の記録ジョブが終了すると、第1カウント部21が、i回目の記録時消費量aiをカウントする(S1)。第1カウント部21は、例えば、i回目の記録ジョブにおけるインクジェットヘッド11の吐出回数をカウントし、その吐出回数にインク滴の液量を乗算することで、記録時消費量aiを算出する。
続いて、第2カウント部22が、i回目の非記録時消費量biをカウントする(S2)。第2カウント部22は、例えば、(i−1)回目の記録ジョブとi回目の記録ジョブとの間に実行された、マニュアルクリーニングおよびタイマークリーニングの回数をそれぞれカウントし、その回数に、1回のマニュアルクリーニングやタイマークリーニングにより消費されるインク量を乗算することで、i回目の非記録時消費量biを算出する。
続いて、配賦対象量算出部31が、数式(1)に基づいて、i回目の配賦対象量ciを算出する(S3)。
i=A1×ai+A2 ・・・(1)
A1:第1設定値
A2:第2設定値
数式(1)のパラメーターである第1設定値(A1)および第2設定値(A2)は、設定値操作部61により、ユーザーが任意に設定可能となっている。設定値操作部61により設定された第1設定値(A1)および第2設定値(A2)は、設定値記憶部41に記憶される。第1設定値(A1)および第2設定値(A2)の好ましい範囲は、インクジェット記録装置10の稼動状況等にもよるが、例えば、第1設定値(A1)は1以上2以下であり、第2設定値(A2)は0以上1以下である。ユーザーは、i回目の配賦対象量ciが適切に算出されるよう、経験則等に基づいて、第1設定値(A1)および第2設定値(A2)を設定する。本実施形態では、A1=1.5、A2=0.5に設定されている。
なお、ユーザーとは、例えば、印刷業者の担当者、或いは、メーカーの担当者である。
続いて、配賦上限判定部52が、i回目の非記録時消費量biがi回目の配賦対象量ciを超えたか否かを判定する(S4)。
ステップ4において、配賦上限判定部52が、i回目の非記録時消費量biがi回目の配賦対象量ci以下であると判定した場合には(S4;No)繰越対象量算出部32が、i回目の繰越対象量diをゼロとして算出する(S5)。
さらに、追加量算出部33が、数式(2−1)に基づいて、i回目の追加量eiを算出する(S6)。詳細は後述するが、算出されたi回目の追加量eiは、i回目のインク配賦量kiに加算される。
i=(fi-1+di)×R1 ・・・(2−1)
i:i回目の次回繰越量
R1:第1追加率
ここで、(i−1)回目の次回繰越量fi-1は、後述する次回繰越量記憶部46から読み出されたものである。
第1追加率R1は、後述する第2追加率R2と共に、追加率操作部62により、ユーザーが任意に設定可能となっている。
一方、ステップ4において、配賦上限判定部52が、i回目の非記録時消費量biがi回目の配賦対象量ciを超えたと判定した場合には(S4;Yes)、配賦対象量算出部31が、i回目の非記録時消費量biを、i回目の配賦対象量ciに補正する(S7)。このように、i回目の記録時消費量aiがさほど多くない割に、i回目の非記録時消費量biが多かった場合には、i回目の非記録時消費量biが、i回目の配賦対象量ciに補正される。そのため、i回目の記録時消費量aiがさほど多くない場合に、i回目のインク配賦量ki(後述する)が過度に配賦されることを抑制することができる。
この場合、さらに、繰越対象量算出部32が、数式(3)に基づいて、i回目の繰越対象量diを算出する(S8)。
i=bi−ci ・・・(3)
さらに、追加量算出部33が、数式(2−2)に基づいて、i回目の追加量eiを算出する(S9)。
i=(fi-1+di)×R2 ・・・(2−2)
R2:第2追加率
第2追加率R2は、上記の第1追加率R1と共に、追加率操作部62により、ユーザーが任意に設定可能となっている。追加率操作部62により設定された第1追加率R1および第2追加率R2は、追加率記憶部42に記憶される。第1追加率R1および第2追加率R2は、0以上1以下の数であり、第2追加率R2は、0以上1以下で、且つ、R1より大きい数である。ユーザーは、i回目の追加量eiが適切に算出されるよう、経験則等に基づいて、第1設定値(A1)および第2設定値(A2)を設定する。本実施形態では、R1=0.02、R2=0.2に設定されている。
このように、i回目の非記録時消費量biがi回目の配賦対象量ci以下である場合、つまり、i回目の繰越対象量diがゼロである場合は、第2追加率R2よりも小さい第1追加率R1に基づいて、i回目の追加量eiが算出されるため、i回目の追加量eiが比較的小さい値となる。これに対し、i回目の非記録時消費量biがi回目の配賦対象量ciを超える場合、つまり、i回目の繰越対象量diがゼロより大きい場合は、第1追加率R1より大きい第2追加率R2に基づいて、i回目の追加量eiが算出されるため、i回目の追加量eiが比較的大きな値となる。これにより、i回目の次回繰越量fiが過大になることを抑制することができる。これを卑近な例でたとえるならば、カードローンの返済において、ある月(記録ジョブに相当)に、所定の額をリボ払い(繰越対象量に相当)にした場合は、その月のリボ返済額(追加量に相当)を多くすることで、翌月に回すリボ残高(次回繰越量)が増えすぎないようにする、ということである。
ステップ6またはステップ9において、i回目の追加量eiが算出された後、次回繰越量算出部34が、数式(4)に基づいて、次回繰越量fiを算出する(S10)。
i=fi-1+di−ei ・・・(4)
続いて、消費量累計値算出部35が、数式(5−1)に基づいて、i回目の記録時消費量累計値giを算出すると共に、数式(6−1)に基づいて、i回目の総消費量累計値hiを算出する(S11)。
i=ai+gi-1 ・・・(5−1)
i=ai+bi+hi-1 ・・・(6−1)
算出された、i回目の記録時消費量累計値giおよびi回目の総消費量累計値hiは、消費量累計値記憶部47に記憶される。なお、(i−1)回目の記録時消費量累計値gi-1および(i−1)回目の総消費量累計値hi-1は、消費量累計値記憶部47から読み出されたものである。つまり、(i−1)回目の記録時消費量累計値gi-1および(i−1)回目の総消費量累計値hi-1は、(i−1)回目の記録ジョブの後に実行されたインク配賦量算出処理において算出され、消費量累計値記憶部47に記憶されたものである。
続いて、累計上限判定部51が、i回目の総消費量累計値hiが累計上限値記憶部43から読み出された累計上限値Bを超えるか否かを判定する(S12)。本実施形態では、B=100[g]である。なお、上記の第1設定値(A1)等と同様に、累計上限値Bについても、ユーザーが任意に設定可能としてもよいが、「1×10^(記録時消費量の整数部の有効桁数)」とすることがより好ましい。例えば、想定される市場において、1回分の記録時消費量の最大量の整数部が3桁未満の消費量[g]の場合、記録時消費量累計値および総消費量累計値を、記録時消費量と同じ2桁の消費量[g]に補正することが、整数部の有効桁数を揃える観点でより好ましい。よって、累計上限値Bを、整数部の有効桁数が3桁である最小数、つまり100[g]とすることが、整数部の有効桁数を揃える観点でより好ましい。なお、想定される市場が不明な場合は、記録装置で適用され、ISO216のAシリーズで定める最大定型用紙の塗り潰し消費量を、1回分の記録時消費量の最大量としてもよい。
ステップ12において、累計上限判定部51が、i回目の総消費量累計値hiが累計上限値Bを超えると判定した場合(S12;Yes)、消費量累計値算出部35が、数式(5−2)に基づいて、i回目の記録時消費量累計値giを補正すると共に、数式(6−2)に基づいて、i回目の総消費量累計値hiを補正する(S13)。
i=(ai+gi-1)/C ・・・(5−2)
i=(ai+bi+hi-1)C ・・・(6−2)
C:基準除数
補正後、再び、累計上限判定部51が、i回目の総消費量累計値hiが累計上限値Bを超えるか否か判定する(S14)。つまり、i回目の総消費量累計値hiが累計上限値B以下となるまで、ステップ13を繰り返し実行する。
ここで、基準除数Cは、基準除数記憶部44から読み出されたものである。ここでは、C=10であるものとする。なお、基準除数Cについても、ユーザーが任意に設定可能としてもよいが、「1×10^(累計上限値の整数部の有効桁数−2)」とすることがより好ましい。例えば、想定される市場において、1回分の記録時消費量の最大量の整数部が3桁未満の消費量[g]の場合、記録時消費量累計値および総消費量累計値を、記録時消費量と同じ2桁の消費量[g]に補正することが、整数部の有効桁数を揃える観点でより好ましい。よって整数部の有効桁数を揃える観点、および情報処理演算において効率的な観点で、10の乗算値であることがより好ましい。
以上の点について、図7を参照して、より具体的に説明する。i回目の記録時消費量累計値giおよび総消費量累計値hiが大きくなるにつれて、i回目以後のインク配賦率への反映が小さくなるので、累計上限値Bは小さいほど好ましい。一方で、累計上限値Bが小さ過ぎると、i回目以後のインク配賦率への反映が大きくなり過ぎるので、累計上限値Bは、想定される記録時消費量の整数部の有効桁数と同じ有効桁数にすることが好ましい。また、基準除数Cが大き過ぎると、i回目以後のインク配賦率への反映が大きくなり過ぎるので、基準除数は、累計上限値の有効桁数よりも2桁小さいことが好ましい。
図7(a)は、累計上限値の設定がなく、基準除数C=1の場合である。この場合は、反映が常に小さくなっている。図7(b)は、累計上限値B=1000、基準除数C=10の場合である。つまり、累計上限値Bが、1×10^(記録時消費量の整数部の有効桁数)を満たさず、整数部4桁の最小数であり、基準除数Cが、1×10^(累計上限値の整数部の有効桁数−2)を満たしていない。この場合、補正直後の今回への反映が小さいが、次回への反映はできる。図7(c)は、累計上限値B=1000、基準除数C=100の場合である。つまり、累計上限値Bが、1×10^(記録時消費量の整数部の有効桁数)を満たさず、整数部4桁の最小数であり、基準除数Cが、1×10^(累計上限値の整数部の有効桁数−2)を満たしている。この場合、補正直後の今回への反映が小さいが、次回への反映は適正にできる。図7(d)は、累計上限値B=100、基準除数C=10の場合である。つまり、累計上限値Bが、1×10^(記録時消費量の整数部の有効桁数)を満たし、整数部3桁の最小数であり、基準除数Cが、1×10^(累計上限値の整数部の有効桁数−2)を満たしている。この場合、補正直後の今回への反映および次回への反映が適正にできる。図7(e)は、累計上限値B=10、基準除数C=10の場合である。つまり、累計上限値Bが、1×10^(記録時消費量の整数部の有効桁数)を満たさず、整数部2桁の最小数であり、基準除数Cが、1×10^(累計上限値の整数部の有効桁数−2)を満たしていない。この場合、補正直後の今回および次回への反映はできるが、インク配賦率が大きくなりすぎて、同じ記録時消費量に対して、インク配賦量が変動しすぎるので好ましくない。
このように、i回目の総消費量累計値hiが累計上限値Bを超えた場合には、i回目の記録時消費量累計値giおよびi回目の総消費量累計値hiが、基準除数Cで除算した値にそれぞれ補正されるため、i回目の記録時消費量累計値giおよび総消費量累計値hiが小さくなる。これにより、i回目より後の記録時消費量累計値は、i回目より後の記録時消費量がより強く反映された値となり、また、i回目より後の総消費量累計値は、i回目より後の記録時消費量および非記録時消費量がより強く反映された値となる。したがって、i回目より後のインク配賦率を、i回目より後の記録時消費量および非記録時消費量がより強く反映された値、つまり直近のインクジェット記録装置10の稼動状況がより強く反映された値、として得ることができる。また、i回目の記録時消費量累計値giおよびi回目の総消費量累計値hiを共通の基準除数Cで除算するため、i回目のインク配賦率(hi/gi)が変動することもない。
続いて、インク配賦量算出部36が、数式(7)に基づいて、i回目の追加前配賦量jiを算出する(S15)。
i=ai×(hi/gi) ・・・(7)
一方、ステップ12において、累計上限判定部51が、i回目の総消費量累計値hiが累計上限値B以下であると判定した場合には(S12;No)、i回目の記録時消費量累計値giおよびi回目の総消費量累計値hiを補正することなく、上記と同様に、数式(7)に基づいて、i回目の追加前配賦量jiを算出する(S15)。
続いて、インク配賦量算出部36が、数式(8)に基づいて、i回目のインク配賦量kiを算出する(S16)。
i=ei+ji ・・・(8)
このように、i回目の非記録時消費量biがi回目の配賦対象量ciを超えた場合には、その超えた分であるi回目の繰越対象量diの一部を、i回目の追加量eiとして、i回目の記録ジョブに配賦することができる。また、i回目の非記録時消費量biがi回目の配賦対象量ci以下である場合も含め、(i−1)回目までの各繰越対象量うち、追加量として(i−1)回目までの記録ジョブに配賦されていない残量である、(i−1)回目の次回繰越量fi-1の一部を、i回目の追加量eiとして、i回目の記録ジョブに配賦することができる。これにより、1回目からi回目までのインク配賦量の累計値を、1回目からi回目までの記録ジョブにより消費された実際のインク量の累計値に近づけることができ、インク配賦量をより適切に算出することができる。
算出されたi回目のインク配賦量kiは、インク配賦量記憶部45に記憶される。インク配賦量記憶部45は、各回のインク配賦量を記憶可能である。操作デバイス14や外部装置からの指示により、指定された記録ジョブに対応するインク配賦量を、インク配賦量記憶部45から読み出し、外部装置に出力する。外部装置では、インク単価が入力できるようになっており、入力されたインク単価とインク配賦量とに基づいて、記録ジョブに対するインクコストを外部装置にて算出できるようになっている。インクジェット記録装置10は、以上の処理を行った後、処理を終了する。
なお、インクジェット記録装置10において、操作デバイス14から入力されたインク単価に基づいて、或いは、あらかじめインクジェット記録装置10の単価記憶部に記憶させておいたインク単価に基づいて、インクコストを算出する構成であってもよい。
なお、出力制御部70は、算出したi回目のインク配賦量kiなどの算出結果を、上記の表示デバイス15に出力する。これにより、ユーザーが、算出結果を表示デバイス15を介して容易に把握することができる。
図8は、本実施形態のインクジェット記録装置10により、インク配賦量を算出した結果を示したものである。なお、図8には、便宜上、外部装置で算出されたインクコストについても併せて記載している。インク単価は10円/gとする。ここで、インクコストを算出する前提となる、インクジェット記録装置10の稼動状況については、上記した比較例の場合と同様である。また、インク配賦量等の単位として、[g]を用いたが、[ml]等の別の単位を用いることも可能である。以下、具体的に、記録ジョブ#3が終了した場合と、記録ジョブ#12が終了した場合とについて、説明する。
まず、記録ジョブ#3が終了した場合について説明する。
この場合、第1カウント部21が、3回目の記録時消費量a3を、2gとしてカウントする(S1)。続いて、第2カウント部22が、3回目の非記録時消費量b3を、5gとしてカウントする(S2)。続いて、配賦対象量算出部31が、数式(1)に基づいて、3回目の配賦対象量c3を、3.5gとして算出する(S3)。
3=A1×a3+A2=1.5×2+0.5=3.5[g]
この場合、配賦上限判定部52が、3回目の非記録時消費量b3(=5g)が3回目の配賦対象量c3(=3.5g)を超えたと判定するため(S4;Yes)、配賦対象量算出部31が、3回目の非記録時消費量b3(=5g)を、3回目の配賦対象量c3(=3.5g)に補正する(S7)。続いて、繰越対象量算出部32が、数式(3)に基づいて、3回目の繰越対象量d3を、1.5gとして算出する(S8)。
3=b3−c3=5−3.5=1.5[g]
さらに、追加量算出部33が、数式(2−2)に基づいて、3回目の追加量e3を、2.01gとして算出する(S9)。
3=(f2+d3)×R2=(8.56+1.5)×0.2=2.01[g]
3回目の追加量e3が算出された後、次回繰越量算出部34が、数式(4)に基づいて、次回繰越量f3を、8.05gとして算出する(S10)。
3=f2+d3−e3=8.56+1.5−2.01=8.05[g]
続いて、消費量累計値算出部35が、数式(5−1)に基づいて、3回目の記録時消費量累計値g3を、6gとして算出すると共に、数式(6−1)に基づいて、3回目の総消費量累計値h3を、16.5gとして算出する(S11)。
3=a3+g2=2+4=6[g]
3=a3+b3+h2=2+3.5+11=16.5[g]
この場合、累計上限判定部51が、3回目の総消費量累計値h3(=16.5g)が累計上限値B(=100g)以下であると判定するため(S12;No)、インク配賦量算出部36が、数式(7)に基づいて、3回目の追加前配賦量j3を、5.5gとして算出する(S15)。
3=a3×(h3/g3)=2×(16.5/6)=5.5[g]
続いて、インク配賦量算出部36が、数式(8)に基づいて、3回目のインク配賦量k3を、7.51gとして算出する(S16)。
3=e3+j3=2.01+5.5=7.51[g]
算出された3回目のインク配賦量k3が外部装置に出力され、外部装置が、3回目のインクコストm3を、75円として算出する。
続いて、記録ジョブ#12が終了した場合について説明する。
この場合、第1カウント部21が、12回目の記録時消費量a12を、12gとしてカウントする(S1)。続いて、第2カウント部22が、12回目の非記録時消費量b12を、5gとしてカウントする(S2)。続いて、配賦対象量算出部31が、数式(1)に基づいて、12回目の配賦対象量c12を、18.5gとして算出する(S3)。
12=A1×a12+A2=1.5×12+0.5=18.5[g]
この場合、配賦上限判定部52が、12回目の非記録時消費量b12(=5g)が12回目の配賦対象量c12(=18.5g)以下であると判定するため(S4;No)、繰越対象量算出部32が、12回目の繰越対象量d12を、0gとして算出する(S5)。
さらに、追加量算出部33が、数式(2−1)に基づいて、12回目の追加量e12を、0.28gとして算出する(S6)。
12=(f11+d12)×R1=(14.11+0)×0.02=0.28[g]
12回目の追加量e12が算出された後、次回繰越量算出部34が、数式(4)に基づいて、次回繰越量f12を、13.83gとして算出する(S10)。
12=f11+d12−e12=14.11+0−0.28=13.83[g]
続いて、消費量累計値算出部35が、数式(5−1)に基づいて、12回目の記録時消費量累計値g12を、54gとして算出すると共に、数式(6−1)に基づいて、12回目の総消費量累計値h12を、100.5gとして算出する(S11)。
12=a12+g11=12+42=54[g]
12=a12+b12+h11=12+5+83.5=100.5[g]
この場合、累計上限判定部51が、12回目の総消費量累計値h12(=100.5g)が累計上限値B(=100g)を超えると判定するため(S12;Yes)、消費量累計値算出部35が、数式(5−2)に基づいて、12回目の記録時消費量累計値g12を、5.4gに補正すると共に、数式(6−2)に基づいて、12回目の総消費量累計値h12を、10.05gに補正する(S13)。
12=(a12+g11)/C=(12+42)/10=5.4[g]
12=(a12+b12+h11)C=(12+5+83.5)/10=10.05[g]
続いて、インク配賦量算出部36が、数式(7)に基づいて、12回目の追加前配賦量j12を、22.33gとして算出する(S15)。
12=a12×(h12/g12)=12×(10.05/5.4)=22.33[g]
続いて、インク配賦量算出部36が、数式(8)に基づいて、12回目のインク配賦量k12を、22.62gとして算出する(S16)。
12=e12+j12=0.28+22.33=22.62[g]
算出された12回目のインク配賦量k12が外部装置に出力され、外部装置が、12回目のインクコストm12を、226円として算出する。
以上のようにして算出されたインクコストの算出結果を見ると、同じ画像Pを記録した記録ジョブ#1、記録ジョブ#2、記録ジョブ#3、記録ジョブ#5、記録ジョブ#6、記録ジョブ#7、記録ジョブ#9、記録ジョブ#10、記録ジョブ#11、記録ジョブ#14および記録ジョブ#15に関しては、インクコストが72〜85円の間に収まっている。また、同じ画像Qを記録した記録ジョブ#4、記録ジョブ#8、記録ジョブ#12、記録ジョブ#13および記録ジョブ#16に関しては、インクコストが225〜258円の間に収まっている。
そのため、例えば、発注者Aが、同じ画像Pを記録した記録ジョブ#1と記録ジョブ#3とを比較すると、インクコストが78円、75円と略同額であり、納得感が得られる。また、発注者Aが、画像Pを記録した記録ジョブ#1と画像Qを記録した記録ジョブ#4とを比較すると、記録時消費量の多い画像Qの方がインクストが高くなっているので、納得感が得られる。さらに、発注者Aが、発注者Bから、「当社は画像Pを4回発注したが、いずれもインクコストは70円台だった。」との情報を得た場合にも、発注者Aは、「俺も画像Pを7回発注したが、だいたいそれくらいの金額だった。」と答えることができ、発注者Aに不公平感が生じることもない。
以上のように、本実施形態のインクジェット記録装置10によれば、i回目の記録時消費量累計値giおよび総消費量累計値hiは、i回目の記録ジョブが終了した時点で算出可能である。そして、算出されたi回目の記録時消費量累計値giに対するi回目の総消費量累計値hiの割合であるi回目のインク配賦率(hi/gi)に基づいて、i回目のインク配賦量kiを算出する。そのため、i回目のインク配賦率(hi/gi)、つまりi回目の記録ジョブまでのインクジェット記録装置10の稼動状況が反映されたi回目のインク配賦量kiを得ることができる。また、同じ記録時消費量aiであっても、稼働状況に応じて、インク配賦量kiに反映できることがわかる。したがって、i回目の記録ジョブが終了した時点で、i回目の記録ジョブに配賦されるインク配賦量kiを、適切に算出することができる。
なお、本実施形態では、記録ジョブが終了する度に、インク配賦量算出処理を実行する態様について説明したが、これに限定されるものではなく、各回の記録時消費量および非記録時消費量を記憶しておくことで、複数回の記録ジョブについてまとめてインク配賦量算出処理を実行するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、記録装置として、インクジェット記録装置10を用いたが、インクを消費するものであれば特に限定されるものではない。
上述した一連のインク配賦量算出処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピューターにインストールされる。ここで、コンピューターには、専用のハードウェアに組み込まれたコンピューターや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
図9を参照して、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピューターのハードウェアの構成例について説明する。
コンピューターにおいて、CPU101、ROM102およびRAM103は、バス104により相互に接続されている。バス104には、さらに、入出力インターフェース105が接続されている。入出力インターフェース105には、入力部106、出力部107、記憶部108、通信部109およびドライブ110が接続されている。
入力部106は、タッチパネル、キーボード、マウスなどからなる。出力部107は、ディスプレイ、スピーカーなどからなる。記憶部108は、ハードディスクや不揮発性のメモリーなどからなる。通信部109は、ネットワークインターフェースなどからなる。ドライブ110は、光ディスク、半導体メモリーなどに代表されるリムーバブルメディア111を駆動する。
以上のように構成されるコンピューターでは、CPU101が、例えば、記憶部108に記憶されているプログラムを入出力インターフェース105およびバス104を介してRAM103にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピューターが実行するプログラムは、例えば、リムーバブルメディア111に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネットといった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
1:インクジェット記録装置

Claims (11)

  1. 記録装置が実行した記録ジョブに配賦されるインク配賦量を、前記記録ジョブが終了する毎に算出するインク配賦量算出部を備え
    前記インク配賦量算出部は、i回目(iは1以上の整数)の前記記録ジョブまでの各記録ジョブと各記録ジョブ以外の非記録ジョブにより消費されたインク量との累計値であるi回目の総消費量累計値を、i回目の前記記録ジョブまでの各記録ジョブにより消費されたインク量の累計値であるi回目の記録時消費量累計値で除算したi回目のインク配賦率に応じて、i回目の前記インク配賦量を算出することを特徴とする情報処理装置。
  2. iが2以上の整数の場合、
    前記記録装置が実行したi回目の前記記録ジョブにより消費されたインク量であるi回目の記録時消費量をカウントする第1カウント部と、
    (i−1)回目の前記記録ジョブとi回目の前記記録ジョブとの間に前記記録装置が実行した、前記記録ジョブ以外の非記録ジョブにより消費されたインク量であるi回目の非記録時消費量をカウントする第2カウント部と、
    (i−1)回目の前記記録時消費量累計値と、(i−1)回目の前記総消費量累計値と、を記憶する消費量累計値記憶部と、
    (i−1)回目の前記記録時消費量累計値と、i回目の前記記録時消費量と、を加算した値に基づいて、i回目の前記記録時消費量累計値を算出し、(i−1)回目の前記総消費量累計値と、i回目の前記記録時消費量と、i回目の前記非記録時消費量と、を加算した値に基づいて、i回目の前記総消費量累計値を算出する消費量累計値算出部と、をさらに備え、
    前記インク配賦量算出部は、i回目の前記インク配賦率をi回目の前記記録時消費量に乗算した値に基づいて、i回目の前記インク配賦量を算出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 累計上限値を記憶する累計上限値記憶部と、
    1より大きい数である基準除数を記憶する基準除数記憶部と、
    i回目の前記総消費量累計値が、前記累計上限値を超えるか否かを判定する累計上限判定部と、をさらに備え、
    前記消費量累計値算出部は、前記累計上限判定部によりi回目の前記総消費量累計値が前記累計上限値以下であると判定された場合には、i回目の前記記録時消費量およびi回目の前記総消費量累計値を補正せず、前記累計上限判定部によりi回目の前記総消費量累計値が前記累計上限値を超えると判定された場合には、i回目の前記記録時消費量累計値を、前記基準除数で除算した値に、i回目の前記総消費量累計値を、前記基準除数で除算した値に、それぞれ補正することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. i回目の前記記録時消費量に基づいて、i回目の配賦対象量を算出する配賦対象量算出部と、
    i回目の前記非記録時消費量が、i回目の前記配賦対象量を超えるか否かを判定する配賦上限判定部と、をさらに備え、
    前記配賦対象量算出部は、前記配賦上限判定部によりi回目の前記非記録時消費量がi回目の前記配賦対象量以下であると判定された場合には、i回目の前記非記録時消費量を補正せず、前記配賦上限判定部によりi回目の前記非記録時消費量がi回目の前記配賦対象量を超えると判定された場合には、i回目の前記非記録時消費量をi回目の前記配賦対象量に補正することを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記配賦対象量算出部がi回目の前記配賦対象量を算出する際のパラメーターとなる設定値を、ユーザーが入力する操作を受け付ける設定値操作部と、
    前記設定値操作部から入力された前記設定値を記憶する設定値記憶部と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記配賦上限判定部によりi回目の前記非記録時消費量がi回目の前記配賦対象量以下であると判定された場合には、i回目の繰越対象量をゼロとして算出し、前記配賦上限判定部によりi回目の前記非記録時消費量がi回目の前記配賦対象量を超えると判定された場合には、i回目の前記非記録時消費量からi回目の前記配賦対象量を減算した値に基づいて、i回目の前記繰越対象量を算出する繰越対象量算出部と、
    (i−1)回目の次回繰越量を記憶する次回繰越量記憶部と、
    (i−1)回目の前記次回繰越量と、i回目の前記繰越対象量と、を加算した値に基づいて、i回目の追加量を算出する追加量算出部と、
    (i−1)回目の前記次回繰越量と、i回目の前記繰越対象量と、を加算した値から、i回目の追加量を減算した値に基づいて、i回目の前記次回繰越量を算出する次回繰越量算出部と、をさらに備え、
    前記インク配賦量算出部は、前記インク配賦率をi回目の前記記録時消費量に乗算した値と、i回目の前記追加量と、を加算した値に基づいて、i回目の前記インク配賦量を算出することを特徴とする請求項4または5に記載の情報処理装置。
  7. 0以上1以下の数である第1追加率と、0以上1以下で且つ前記第1追加率より大きい数である第2追加率と、を記憶する追加率記憶部、をさらに備え、
    前記追加量算出部は、前記配賦上限判定部によりi回目の前記非記録時消費量がi回目の前記配賦対象量以下であると判定された場合には、(i−1)回目の前記次回繰越量と、i回目の前記繰越対象量と、を加算した値に、前記第1追加率を乗算した値に基づいて、i回目の前記追加量を算出し、前記配賦上限判定部によりi回目の前記非記録時消費量がi回目の前記配賦対象量を超えると判定された場合には、(i−1)回目の前記次回繰越量と、i回目の前記繰越対象量と、を加算した値に、前記第2追加率を乗じた値に基づいて、i回目の前記追加量を算出することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記第1追加率および前記第2追加率をユーザーが入力する操作を受け付ける追加率操作部と、
    前記追加率操作部から入力された前記第1追加率および前記第2追加率を記憶する設定値記憶部と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. i回目の前記インク配賦量を、表示部および外部装置の少なくとも一方に出力する出力制御部、をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. インク単価を記憶する単価記憶部と、
    前記インク単価を、i回目の前記インク配賦量に乗算した値に基づいて、i回目の前記記録ジョブに対するインクコストを算出するコスト算出部と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 記録装置が実行した記録ジョブに配賦されるインク配賦量を、前記記録ジョブが終了する毎に算出するステップ、をコンピューターに実行させ、
    前記ステップにおいて、i回目(iは1以上の整数)の前記記録ジョブまでの各記録ジョブと各記録ジョブ以外の非記録ジョブにより消費されたインク量との累計値であるi回目の総消費量累計値を、i回目の前記記録ジョブまでの各記録ジョブにより消費されたインク量の累計値であるi回目の記録時消費量累計値で除算したi回目のインク配賦率に応じて、i回目の前記インク配賦量を算出させることを特徴とするプログラム。
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