JP6302884B2 - 自発光感光性樹脂組成物、これより製造された色変換層を含む表示装置 - Google Patents

自発光感光性樹脂組成物、これより製造された色変換層を含む表示装置 Download PDF

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本出願は、優れた色変換特性と高い蛍光效率を確保して高品位の画質を実現できる自発光感光性樹脂組成物、これより製造された色変換層を含む表示装置に関するものである。
最近ディスプレイ産業は、CRT(Cathode−ray tube)からPDP(plasma display panel)、OLED(organic light−emitting diode)、LCD(liquid−crystal display)などで代弁される平板ディスプレイに急激な変化を遂げてきた。そのうち、LCDは、ほとんどすべての産業で使用される画像表示装置として広く利用されており、その応用範囲は持続的に拡がっている。
LCDは、バックライトユニットから発生した白色光が液晶セルを通過しながら透過率が調節されてレッド(Red)、グリーン(Green)、ブルー(Blue)のカラーフィルターを透過して出る3原色が混合してフルカラーを実現する。
バックライトユニットの光源としては、CCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp)を利用するが、この場合バックライトユニットがCCFLに常に電源を印加しなければならないので、消費電力が消耗する問題を引き起こす。また、既存CRTに比べて約70%水準の色再現率や、水銀の添加による環境汚染問題が短所として指摘されている。
上記問題点を解消するための代替品として、現在はLED(Light Emitting diode)を利用したバックライトユニットに対する研究が活発に行われている。LEDをバックライトユニットとして使用する場合、NTSC(National Television System Committee)色再現範囲仕様の100%を上回り、より鮮明な画質を消費者に提供することができる。
ここに、同種産業界においては、バックライト光源の效率を向上させるために、カラーフィルター及びLCDパネルの材料及び構造などの変更を通じて、方式が提案されている。
カラーフィルターは、顔料または染料を含んだ分散組成物を塗布後、パターニング工程を通じて各色の画素を形成するが、このような顔料及び染料はバックライト光源の透過效率を低下させる問題を引き起こす。上記透過效率の低下は、結果的に表示装置の色再現性を低めることとなり、結果的に高品質の画面実現を難しくする。
色再現性の低い問題は、カラーフィルターの光效率の増加を通じて解消することができ、そこに、カラーフィルターの厚さを増加させたり、それに積層または近接して色変換層(または光変換層)を導入する方式が提案されている。
図1は、表示装置内の色変換層の役割を示す模式図であり、図1のようにバックライト(1)から発生した光源は、色変換層(3)及びカラーフィルター(5)を通じて光效率を直接的に増加させることができる。
色変換層の組成として、これまでは染料や顔料が使われているが、このような染料及び顔料だけでは光效率の向上を期待しにくく、むしろ輝度の低くなる問題が発生する。そこで色変換層(3)の物質として蛍光物質の使用が提案された。
蛍光物質は、バックライト(1)から発する青色の光により励起され、上記青色光の波長を変化させて正面方向に光を出射して赤色のかった白色光または緑色のかった白色光など白色光を出射して、結果的に光效率を向上させる。
蛍光物質を有する色変換層に対する特許は、多数出願されていて、その中で大韓民国特許公開第2012−0048218号は、バックライトユニットと基板との間に配置されたり、またはシャッター部の上部に配置されて、青色または紫外線波長帯の入射光を所定の波長帯の光に変換する少なくとも一つの蛍光物質を有する光変換部を有する表示装置に言及している。
大韓民国特許公開第2013−0083807号は、光效率を向上させることができるバックライトユニットを具備した液晶表示装置を提案し、この時、光效率向上のために蛍光体、量子点(Quantum Dot)と、白色散乱体と、電気発光(Electroluminescence)物質及びフォトルミネッセンス(Photoluminesence)物質のような色変換物質の導入を提示している。
日本特許公開第2013−077825号は、白色発光ダイオード(LED)の輝度を向上させるために緑色発光蛍光体からなる色変換層を導入する方式を提示している。
これらの特許は、蛍光体などを含む色変換層の導入を通じて表示装置の品質向上を図っているが、この時、色変換層の形成方法を直接的に言及していなかったり、言及しても、溶媒に単純分散させた後、湿式コーティングする方式を提示している。
色変換層は、図1に示したように、カラーフィルターのレッド(R)及びグリーン(G)画素部にそれぞれ対応してパターンに形成されることができるが、この時、色変換層のための数百ミクロンの大きさの蛍光体は、溶媒に溶解されず、分散した状態のため、微細パターンの実現が難しく、厚さなどの物性の調節が難しい。
このような困難性は、感光性樹脂組成物を利用したフォトリソグラフィ方式を通じて微細パターンの実現ができることにより解消が可能になる。
通常の感光性樹脂組成物の場合、重合のために光開始剤が必ず使用されるが、上記光開始剤から生成されるラジカルにより蛍光体の蛍光效率を低下させるだけでなく、フォトリソグラフィ工程の中で行うポストベイキング工程において光開始剤により色変換層が黄変されるなどの新しい問題を引き起こしてきた。
大韓民国特許公開第2012−0048218号 大韓民国特許公開第2013−0083807号 日本国特許公開第2013−077825号
それで上記特定の光重合開始剤の使用による光效率低下と黄変による問題を解決するため、多角的に研究した結果、本出願人は、染料として蛍光染料と酸化防止剤を特定含有量で使用する場合、輝度に影響を与えず、上記問題点を解決することができることを確認して本発明を完成させた。
したがって、本発明の目的は、優れた色変換特性と高い蛍光效率を確保することができる自発光感光性樹脂組成物を提供することである。
また、本発明の他の目的は、上記自発光感光性樹脂組成物を含む色変換層を有して高品位の鮮明な画質を実現することができる表示装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は、色変換層形成のための組成物として、蛍光染料、酸化防止剤、アルカリ可溶性樹脂、光重合性化合物、光重合開始剤、及び溶剤を含むことを特徴とする。
また、本発明は、上記自発光感光性樹脂組成物で製造された色変換層を含む表示装置を特徴とする。
本発明による自発光感光性樹脂組成物は、カラーフィルターによる光效率低下と光開始剤による光效率低下及び黄変による問題を解消することができる。
上記自発光感光性樹脂組成物で製造された色変換層を導入した表示装置は、高い輝度を維持し、優れた色変換特性と高い光效率を確保して、高品位の鮮明な画質を実現することができる。
表示装置内の色変換層の役割を示す模式図。
本発明は、表示装置の色変換層に使用可能な自発光感光性樹脂組成物を提示する。
色変換層は、カラーフィルターの使用により惹起される低下された光效率を向上させるために上記カラーフィルターに接して位置し(図1参照)、カラーフィルターのレッド(R)、グリーン(G)パターンに対応するように微細パターンからなる。
特に、本発明においては色変換層の組成として蛍光染料と酸化防止剤を必修成分として含む感光性樹脂組成物を提示し、上記蛍光染料の自発放出による蛍光效率によって全体的な光效率が向上し、感光性樹脂組成物では微細パターンの形成が可能であり、酸化防止剤では感光性樹脂組成物の光開始剤による蛍光效率低下及び黄変現象を防止する效果を確保する。
上記蛍光染料及び酸化防止剤と共に本発明による自発光感光性樹脂組成物は、アルカリ可溶性樹脂、光重合性化合物、光重合開始剤、及び溶剤を含む。
以下、各組成を説明する。
色変換層に使用する蛍光染料は、所定の波長範囲を有する入射光内の特定波長領域の光を可視光に変換させることができ、蛍光特性を有するものであれば、本発明において限定せず、いずれでも使用可能である。
好ましくは、使用可能な蛍光染料は、クマリン系、ナフタルイミド系、キナクリドン系、シアニン系、キサンチン系、ピリジン系、低分子発光材料、高分子発光材料及びこれらの組合せからなる群より選択された1種を使用する。
具体的に、上記蛍光染料は、3−(2−ベンゾチアゾリル)−7−ジエチルアミノクマリン(クマリン6)、3−(2−ベンゾイミダゾリル)−7−ジエチルアミノクマリン(クマリン7)、及びクマリン135などを含むクマリン系蛍光染料;ソルベントイエロー(Solvent Yellow)43、ソルベントイエロー44などを含むナフタルイミド系蛍光染料;ジエチルキナクリドン(DEQ)などのキナクリドン系蛍光染料;4−ジシアノメチレン−2−メチル−6−(p−ジメチルアミノスチリル)−4H−ピラン(DCM−1(I))、DCM−2(II)、DCJTB(III)などを含むシアニン系蛍光染料;ロダミンB、及びロダミン6Gなどを含むキサンチン系蛍光染料;ピリジン1を含むピリジン系蛍光染料;4、4−ジフルオロ−1、3、5、7−テトラフェニル−4−ボラ−3a、4a−ジアザ−s−インダセン(IV)、ルモゲンFレッド、ナイルレッド(V)などの低分子発光材料;ポリフェニレン(polyphenylene)、ポリアリーレン(polyarylene)、ポリフルオレン(polyfluorene)などを含む高分子発光材料;及びこれらの組合せからなる群より選択された1種が可能である。好ましくは、蛍光染料としてクマリン系蛍光染料を使用し、その他の蛍光染料と組合わせて使用の際、青色光から赤色光への変換のような波長シフト幅が広い場合に非常に有效に使用することができる。
また、上記蛍光染料はカラーインデックス(Colour Index)[The Society of Dyers[0119] and Colourists出版]でソルベント(Solvent)、アシッド(Acid)、ベーシック(Basic)、リアクティブ(Reactive)、ダイレクト(Direct)、ディスパルス(Disperse)またはバット(Vat)に分類されている染料などを挙げることができる。さらに具体的には下記のようなカラーインデックス(C.I.)番号の染料を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
C.I.ソルベントイエロー25、79、81、82、83、89;
C.I.アシッドイエロー7、23、25、42、65、76;
C.I.リアクティブイエロー2、76、116;
C.I.ダイレクトイエロー4、28、44、86、132;
C.I.ディスパルスイエロー54、76;
C.I.ソルベントオレンジ41、54、56、99;
C.I.アシッドオレンジ56、74、95、108、149、162;
C.I.リアクティブオレンジ16;
C.I.ダイレクトオレンジ26;
C.I.ソルベントレッド24、49、90、91、118、119、122、124、125、127、130、132、160、218;
C.I.アシッドレッド73、91、92、97、138、151、211、274、289;
C.I.アシッドバイオレット102;
C.I.ソルベントグリーン1、5;
C.I.アシッドグリーン3、5、9、25、28;
C.I.ベーシックグリーン1;
C.I.バットグリーン1
このような蛍光染料は、組成物全体の100重量%内で0.1〜10重量%、好ましくは、0.2〜5重量%で使用することができる。このような含有量は、高い光效率の確保と輝度低下問題を考慮して選定された範囲で、もし、上記範囲未満であれば、光效率を確保することができないため、本発明において得ようとする色変換特性を十分に確保することができず、反対に上記範囲を超過してもそれ以上の光效率向上を期待することができず、高費用により色変換フィルターの製作費用が増加するため、上記範囲内で適切に調節して使用する。
上記蛍光染料と共に本発明の特徴の酸化防止剤は、既に言及したように光重合開始剤による問題解決のために使用する。敷衍すれば、従来、色変換層を感光性樹脂組成物で製造時、光重合開始剤を必ず使用するが、このような光重合開始剤から発生するラジカルにより蛍光效率の低下を引き起こし、製作工程で行うベイキング工程により黄変を引き起こす。そこで本発明においては、酸化防止剤を使用することによりラジカルを制御することで、上記光重合開始剤による問題を解決することができる。
また、感光性樹脂組成物を用いて色変換層のパターンを形成する場合、露光工程を行うが、このとき、露光時使用されるマスクにより遮光された領域に存在する開始剤が回折により露光される場合、パターンエッジ部のパターンプロファイルの不良が頻繁に発生する。そこで、本発明による自発光感光性樹脂組成物にヒンダードフェノール系酸化防止剤を使用すれば、上記回折により発生したラジカルを效果的に捕獲してパターンエッジ部のパターンプロファイルの不良を效果的に防止することができる。
酸化防止剤としては、感光性樹脂組成物に使用される酸化防止剤であれば、いずれでも可能であり、本発明において特に限定されない。代表的に、ベンゾトリアゾール系化合物、ベンゾフェノン系化合物、チオエーテル系化合物、フェノール系化合物、リン系化合物、硫黄系化合物及びこれらの組合せからなる群より選択された1種が可能である。
より具体的に、ベンゾトリアゾール系酸化防止剤としては、2−[3−(2−H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシフェニル]エチルメタクリレート、2−[2’−ヒドロキシ−5’−メタクリルオキシエチルフェニル]−2H−ベンゾトリアゾールなどが可能で、ベンゾフェノン系酸化防止剤としては4−メタクリルオキシ−2−ヒドロキシベンゾフェノン、4−アクリルオキシ−2−ヒドロキシベンゾフェノン、または4−アリルオキシ−2−ヒドロキシベンゾフェノンなどが可能である。
チオエーテル系酸化防止剤の代表的な例としては、テトラキス[メタン−3−(ラウリルチオ)プロピオネート]メタン、ジステアリルチオジプロピオネート、ジラウリルチオジプロピオネートなどが可能である。
フェノール系酸化防止剤としては、スピロ環骨格を有するフェノール系化合物、その他フェノール系化合物、ヒンダードヒドロキシフェノール系化合物などが可能である。
一例において、上記スピロ環骨格を有するフェノール系化合物としては、3、9−ビス[2−〔3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ〕−1、1−ジメチルエトキシ]−2、4、8、10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカンが挙げられる。
上記その他のフェノール系化合物としては、トリス−(3、5−ジ―t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−イソシアヌレート、1、3、5−トリス(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ−2、6−ジメチルベンジル)−イソシアヌレート、N、N’−ヘキサメチレンビス(3、5−ジ―t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)、4、6−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾールなどを挙げることができる。
上記ヒンダードヒドロキシフェノール系化合物は、下記化学式1で示すことができる:
Figure 0006302884
(上記化学式1で、R〜Rは、それぞれ独立的に互いに同じか異なる、水素、C1〜C20のアルキル基、C3〜C8のシクロアルキル基、またはC4〜C20のモノまたはジアルキルプロピオネートであり、これらの中で少なくとも一つはt−ブチル基であり、1≦n≦4の整数である)
好ましくは、上記nが1の場合の化合物は、下記化学式2で示すことができる:
Figure 0006302884
(上記化学式2で、R〜Rは前述したとおりである)
具体的に、上記化学式2の化合物は、2−t−ブチルフェノール、2、6−ジ−t−ブチルフェノール、2、4−ジ−t−ブチルフェノール、2−sec−ブチルフェノール、2、6−ジ−sec−ブチルフェノール、2、4−ジ−sec−ブチルフェノール、2、6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、2−イソプロピルフェノール、2、6−ジイソプロピルフェノール、2、4−ジイソプロピルフェノール、2−t−オクチルフェノール、2、6−ジ−t−オクチルフェノール、2、4−ジ−t−オクチルフェノール、2−シクロペンチルフェノール、2、6−ジシクロペンチルフェノール、2、4−ジシクロペンチルフェノール、2−t−ブチル−p−クレゾール、2、6−ジ−t−アミルフェノール、2、4−ジ−t−アミルフェノール、6−t−ブチル−o−クレゾール、2、6−ジ−t−ドデシルフェノール、2、4−ジ−t−ドデシルフェノール、2−sec−ブチル−p−クレゾール、2、6−ジ−t−オクチルフェノール、2、4−ジ−t−オクチルフェノール、6−sec−ブチル−o−クレゾール、2−t−オクチル−p−クレゾール、2−t−ドデシル−p−クレゾール、2−t−ブチル−6−イソプロピルフェノール、6−t−オクチル−o−クレゾール、6−t−ドデシル−o−クレゾール、オクタデシル−3−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートなどを挙げることができる。
上記nが2以上の場合、bis−、tris−、またはtetrakis−構造を有し、上記R〜Rは、連結基(X)を通じて互いに対称に結合する。
一例として、nが2以上の場合の化合物は、下記化学式3で示すことができる:
Figure 0006302884
(上記化学式3において、R〜Rは前述したとおりであり、XはC1〜C6のアルキル、フェニル、ベンジル、O、またはSで、Lは単一結合またはC4〜C20のアルキルプロピオネートであることができる)
具体的に、nが2の化合物は、4、4’−ブチリデンビス(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、2、2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4、4’−チオ−ビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、1、6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2、2−チオ−ジエチレンビス[3−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]などを挙げることができる。
また、nが3の場合の化合物は、下記化学式4で表される:
Figure 0006302884
(上記化学式4において、R〜R、X及びLは化学式3で前述したとおりである)
具体的に、上記化学式4の化合物は、1、1、3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1、3、5−トリス(4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、1、3、5−トリメチル−2、4、6−トリス(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼンなどを挙げることができる。
そしてnが4場合の化合物は、下記化学式5で表される:
Figure 0006302884
(上記化学式5において、R〜R、X及びLは化学式3で前述したとおりである)
具体的に、上記化学式5の化合物は、ペンタエリスリトール−テトラキス[3−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]を挙げることができる。
上記ヒンダードヒドロキシフェノール系化合物は、前述した化学式1の条件を満足するものに特に限定されない。
リン系酸化防止剤としては、3、9−ビス(2、6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノキシ)−2、4、8、10−テトラオキサ−3、9−ジホスファスピロ[5.5]ウンデカン、ジイソデシルペンタエリスリトールジフォスファイト、ビス(2、4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジフォスファイトなどのスピロ環骨格を有するフォスファイト化合物;2、2’−メチレンビス(4、6−ジ−t−ブチル−1−フェニルオキシ)(2−エチルヘキシルオキシ)ホスホラス、6−[3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロポキシ]−2、4、8、10−テトラ−t−ブチルジベンズ[d、f][1、3、2]ジオキサホスフェピン、トリフェニルフォスファイト、ジフェニルイソデシルフォスファイト、フェニルジイソデシルフォスファイト、4、4’−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t−ブチルフェニルジトリデシル)フォスファイト、オクタデシルフォスファイト、トリス(ノニルフェニル)フォスファイト、9、10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナントレン−10−オキサイド、10−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−9、10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナントレン−10−オキサイド、10−デシルオキシ−9、10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナントレン−10−オキサイド、トリス(2、4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト、サイクリックネオペンタンテトライルビス(2、4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト、サイクリックネオペンタンテトライルビス(2、6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト、2、2−メチレンビス(4、6−ジ−t−ブチルフェニル)オクチルフォスファイト、トリス(2、4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト、テトラキス(2、4−ジ−t−ブチルフェニル)[1、1−ビフェニル]−4、4’−ジイルビスホスホナイト、ビス[2、4−ビス(1、1−ジメチルエチル)−6−メチルフェニル]エチルエステル、ホスホン酸などが可能である。
硫黄系酸化防止剤としては、2、2−ビス({[3−(ドデシルチオ)プロピオニル]オキシ}メチル)−1、3−プロパンジイル−ビス[3−(ドデシルチオ)プロピオネート]、2−メルカプトベンズイミダゾール、ジラウリル−3、3’−チオジプロピオネート、ジミリスチル−3、3’−チオジプロピオネート、ジステアリル−3、3’−チオジプロピオネート、ペンタエリスリチル−テトラキス(3−ラウリルチオプロピオネート)などのチオエーテル構造を有する化合物;2−メルカプトベンズイミダゾールなどが可能である。
このような酸化防止剤は、組成物全体を100重量%として0.1〜10重量%、好ましくは、0.2〜7重量%で使用することができる。このような含有量は、光重合開始剤に、光效率低下及び黄変問題を解消し、輝度低下問題を考慮して選定された範囲として、特に光重合開始剤に対して特定範囲の重量比で使用する。好ましくは、酸化防止剤:光重合開始剤は、1:1.2〜1:5の重量比を有するように、光重合開始剤の含有量を超えないようにする。もし、酸化防止剤の含有量及び光重合開始剤との含有量比が上記範囲未満であれば、光效率を確保することができず、本発明で得ようとする色変換特性を十分に確保することができず、反対に上記範囲を超過するようになれば、輝度が低下される恐れがあるため、上記範囲内で適切に調節して使用する。
このような蛍光染料及び酸化防止剤と共に、本発明による自発光感光性組成物は、アルカリ可溶性樹脂を含む。
アルカリ可溶性樹脂は、光や熱の作用による反応性及びアルカリ溶解性を有し、蛍光染料の分散媒として作用し、これはフィルターの製造のための現像段階において使用されたアルカリ性現像液に溶解可能な結合剤樹脂であれば、いずれでも使用可能である。
好ましくは、上記アルカリ可溶性樹脂は、20〜200(KOHmg/g)の酸価を有するものを選定して使用する。酸価は、アクリル系重合体1gを中和するために必要な水酸化カリウムの量(mg)として測定される値で溶解性に関与する。樹脂の酸価が上記範囲に属すれば、現像液中の溶解性が向上して非露出部が容易に溶解されて感度が増加し、結果的に露出部のパターンが現像の時に残って残膜率(film remaining ratio)の改善される利点がある。
また、上記アルカリ可溶性樹脂は、色変換層として使用するための表面硬度向上のために分子量及び分子量分布度(Mw/Mn)の限定を考慮することができる。好ましくは重量平均分子量が3、000〜200、000、好ましくは5、000〜100、000になるようにし、分子量分布度は、1.5〜6.0、好ましくは1.8〜4.0の範囲を有するように直接重合するか購入して使用する。上記範囲の分子量及び分子量分布度を有するアルカリ可溶性樹脂は、既に言及した硬度の向上や高い残膜率だけでなく、現像液中の非露出部の溶解性が卓越であり、解像度を向上させることができる。
上記アルカリ可溶性樹脂は、カルボキシル基含有不飽和単量体の重合体、またはこれと共重合可能な不飽和結合を有する単量体との共重合体及びこれらの組合せからなる群より選択された1種を含む。
このとき、カルボキシル基含有不飽和単量体は、不飽和モノカルボキシル酸、不飽和ジカルボキシル酸、不飽和トリカルボキシル酸などが可能である。具体的に、不飽和モノカルボキシル酸としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、α−クロロアクリル酸、桂皮酸などを挙げることができる。不飽和ジカルボキシル酸としては、例えば、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸などを挙げることができる。不飽和多価カルボキシル酸は、酸無水物であってもよく、具体的には、マレイン酸無水物、イタコン酸無水物、シトラコン酸無水物などを挙げることができる。また、不飽和多価カルボキシル酸は、そのモノ(2−(メタ)アクリロイルオキシアルキル)エステルであってもよく、例えば、コハク酸モノ(2−アクリロイルオキシエチル)、コハク酸モノ(2−メタクリロイルオキシエチル)、フタル酸モノ(2−アクリロイルオキシエチル)、フタル酸モノ(2−メタクリロイルオキシエチル)などを挙げることができる。不飽和多価カルボキシル酸は、その両末端においてジカルボキシ基である重合体のモノ(メタ)アクリレートであってもよく、例えば、ω−カルボキシポリカプロラクトンモノアクリレート、ω−カルボキシポリカプロラクトンモノメタクリレートなどを挙げることができる。これらのカルボキシル基含有単量体は、それぞれ単独で、または2種以上を混合して使用することができる。
また、カルボキシル基含有不飽和単量体と共重合の可能な単量体は、芳香族ビニル化合物、不飽和カルボキシル酸エステル化合物、不飽和カルボキシル酸アミノアルキルエステル化合物、不飽和カルボキシル酸グリシジルエステル化合物、カルボキシル酸ビニルエステル化合物、不飽和エーテル類化合物、シアン化ビニル化合物、不飽和イミド類化合物、脂肪族共役ジエン類化合物、分子鎖の末端にモノアクリロイル基またはモノメタクリロイル基を有する巨大単量体、かさ高性単量体及びこれらの組合せからなる群より選択された1種が可能である。
より具体的に、上記共重合可能な単量体は、スチレン、α−メチルスチレン、o−ビニルトルエン、m−ビニルトルエン、p−ビニルトルエン、p−クロロスチレン、o−メトキシスチレン、m−メトキシスチレン、p−メトキシスチレン、o−ビニルベンジルメチルエーテル、m−ビニルベンジルメチルエーテル、p−ビニルベンジルメチルエーテル、o−ビニルベンジルグリシジルエーテル、m−ビニルベンジルグリシジルエーテル、p−ビニルベンジルグリシジルエーテル、インデンなどの芳香族ビニル化合物;メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、n−プロピルアクリレート、n−プロピルメタクリレート、i−プロピルアクリレート、i−プロピルメタクリレート、n−ブチルアクリレート、n−ブチルメタクリレート、i−ブチルアクリレート、i−ブチルメタクリレート、sec−ブチルアクリレート、sec−ブチルメタクリレート、t−ブチルアクリレート、t−ブチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、3−ヒドロキシプロピルアクリレート、3−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシブチルアクリレート、2−ヒドロキシブチルメタクリレート、3−ヒドロキシブチルアクリレート、3−ヒドロキシブチルメタクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリレート、アリルアクリレート、アリルメタクリレート、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート、シクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、フェニルアクリレート、フェニルメタクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、2−メトキシエチルメタクリレート、2−フェノキシエチルアクリレート、2−フェノキシエチルメタクリレート、メトキシジエチレングリコールアクリレート、メトキシジエチレングリコールメタクリレート、メトキシトリエチレングリコールアクリレート、メトキシトリエチレングリコールメタクリレート、メトキシプロピルレングリコールアクリレート、メトキシプロピルレングリコールメタクリレート、メトキシジプロピルレングリコールアクリレート、メトキシジプロピルレングリコールメタクリレート、イソボルニルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、ジシクロペンタジエニルアクリレート、ジシクロペンタジエチルメタクリレート、アダマンチル(メタ)アクリレート、ノルボルニル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルメタクリレート、グリセロールモノアクリレート、グリセロ−ルモノメタクリレートなどの不飽和カルボキシル酸エステル;2−アミノエチルアクリレート、2−アミノエチルメタクリレート、2−ジメチルアミノエチルアクリレート、2−ジメチルアミノエチルメタクリレート、2−アミノプロピルアクリレート、2−アミノプロピルメタクリレート、2−ジメチルアミノプロピルアクリレート、2−ジメチルアミノプロピルメタクリレート、3−アミノプロピルアクリレート、3−アミノプロピルメタクリレート、3−ジメチルアミノプロピルアクリレート、3−ジメチルアミノプロピルメタクリレートなどの不飽和カルボキシル酸アミノアルキルエステル化合物;グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレートなどの不飽和カルボキシル酸グリシジルエステル化合物;アセト酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ブチル酸ビニル、ベンゾ酸ビニルなどのカルボキシル酸ビニルエステル化合物;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、アリルグリシジルエーテルなどの不飽和エーテル化合物;アクリロニトリル、メタクリロニトリル、α−クロロアクリロニトリル、シアン化ビニリデンなどのシアン化ビニル化合物;アクリルアミド、メタクリルアミド、α−クロロアクリルアミド、N−2−ヒドロキシエチルアクリルアミド、N−2−ヒドロキシエチルメタクリルアミドなどの不飽和アミド類;マレイミド、ベンジルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミドなどの不飽和イミド化合物;1、3−ブタジエン、イソプレン、クロロプレンなどの脂肪族共役ジエン系;及びポリスチレン、ポリメチルアクリレート、ポリメチルメタクリレート、ポリ−n−ブチルアクリレート、ポリ−n−ブチルメタクリレート、ポリシロキサンの重合体分子鎖の末端にモノアクリロイル基またはモノメタクリロイル基を有する巨大単量体類;比誘電定数値を低めることができるノルボニル骨格を有する単量体、アダマンタン骨格を有する単量体、ロジン骨格を有する単量体などのかさ高性単量体が使用可能である。
このようなアルカリ可溶性樹脂は、組成物全体を100重量%として5〜85重量%、好ましくは7〜50重量%で使用することができる。このような含有量は、現像液に対する溶解度と、パターン形成などを多角的に考慮して選定された範囲で、上記範囲内で使用する場合、現像液に対する溶解性が十分でパターン形成が容易であり、現像時に露光部の画素部分の膜減少が防止されて、非画素部分の漏れ性が良好になる。
光重合性化合物は、光重合開始剤の作用で重合することができる化合物で、単官能単量体、2官能単量体、その外の多官能単量体などを使用することができる。
単官能単量体の具体的な例としては、ノニルフェニルカルビトールアクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、2−エチルヘキシルカルビトールアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、N−ビニルピロリドンなどを挙げることができる。2官能単量体の具体的な例としては、1、6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのビス(アクリロイルオキシエチル)エーテル、3−メチルペンタンジオールジ(メタ)アクリレートなどを挙げることができる。その外の多官能単量体の具体的な例としては、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートなどを挙げることができる。これらの中で2官能以上の多官能単量体の使用が好ましい。
このような光重合性化合物は組成物全体を100重量%として1〜50重量%、好ましくは、4〜20重量%で使用することができる。このような含有量は画素部の強度や平滑性が良好になる傾向などを多角的に考慮して選定された範囲で、もし、その含有量が上記範囲未満であれば強度及び平滑性が不足し、反対に上記範囲を超過する場合、高い強度によってパターニングが容易でない問題が発生するため、上記範囲内で適切に使用する。
光重合開始剤は、上記光重合性化合物の重合を開始するための化合物で、好ましくは本発明においてはアセトフェノン系化合物を使用する。
アセトフェノン系化合物は、ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、ベンジルジメチルケタール、2−ヒドロキシ−1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル[4−(1−メチルビニル)フェニル]プロパン−1−オンのオリゴマーなどが可能であり、これらの中で2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オンの使用が好ましい。
本発明による光重合開始剤は、自発光感光性樹脂組成物が高感度化されて露出時間が短縮され、これにより生産性の向上と共に高い解像度を維持できるようにその含有量を調節する。好ましくは、上記光重合開始剤は、組成物全体内で0.1〜40重量%、好ましくは0.5〜30重量%で使用する。もし、その含有量が上記範囲未満であれば重合速度が非常に遅く、反対に上記範囲を超過する場合、過度な反応により架橋反応が過ぎて導膜の物性がかえって低下することがあるため、上記範囲内で適切に使用する。
上記アセトフェノン系光重合開始剤はさらに他の光重合開始剤または光重合開始補助剤を組合わせて使用可能である。
組合せの可能な光重合開始剤は、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンジルジメチルケタールなどを含むベンゾイン系化合物;ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリル化ベンゾフェノン、4、4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、4、4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンなどを含むベンゾフェノン系化合物;2、4、6−トリクロロ−s−トリアジン、2−フェニル−4、6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(3’、4’−ジメトキシスチリル)−4、6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4’−メトキシナフチル)−4、6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−メトキシフェニル)−4、6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−トリル)−4、6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−ビフェニル−4、6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、ビス(トリクロロメチル)−6−スチリル−s−トリアジン、2−(ナフト1−イル)−4、6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−メトキシナフト1−イル)−4、6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2、4−トリクロロメチル(ピペロニル)−6−トリアジン、2、4−トリクロロメチル(4’−メトキシスチリル)−6−トリアジンなどを含むトリアジン系化合物;チオキサントン、2−クロロチオキサントン、2、4−ジエチルチオキサントン、2−メチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサンなどの硫黄化合物;2−エチルアントラキノン、オクタメチルアントラキノン、1、2−ベンズアントラキノン、2、3−ジフェニルアントラキノンなどのアントラキノン系化合物;アゾビスイソブチルニトリル、ベンゾイルパーオキサイド、クメンパーオキサイドなどの有機過酸化物;2−メルカプトベンゾオキサゾールや2−メルカプトベンゾチアゾールなどのチオール類化合物が可能である。
上記組合せの可能な光重合開始剤は、アセトフェノン系光重合開始剤1重量部に対して0.1〜0.5の重量部範囲で使用が可能である。
光重合開始補助剤は、重合效率を高めるために使用することができ、アミン系化合物、アルコキシアントラセン系化合物、及びチオキサントン系化合物などが可能である。
アミン系化合物としては、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、安息香酸2−ジメチルアミノエチル、4−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、N、N−ジメチルパラトルイジン、4、4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン(通称、ミヒラーズケトン)、4、4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、4、4’−ビス(エチルメチルアミノ)ベンゾフェノンなどを挙げることができ、この中でも4、4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンが好ましい。また、アルコキシアントラセン系化合物としては、例えば、9、10−ジメトキシアントラセン、2−エチル−9、10−ジメトキシアントラセン、9、10−ジエトキシアントラセン、2−エチル−9、10−ジエトキシアントラセンなどを挙げることができる。チオキサントン系化合物としては、例えば、2−イソプロピルチオキサントン、4−イソプロピルチオキサントン、2、4−ジエチルチオキサントン、2、4−ジクロロチオキサントン、1−クロロ−4−プロポキシチオキサントンなどを挙げることができる。上記光重合開始補助剤は、直接製造したり市販されているものを購入して使用することが可能であり、一例として商品名「EAB−F」[製造元:保土谷化学工業株式会社]シリーズなどを使用することができる。
このような光重合開始補助剤は、光重合開始剤1モル当り通常10モル以下、好ましくは0.01〜5モルの範囲内で使用することが好ましい。上記範囲内で光重合開始補助剤を使用する場合、重合效率を高めて生産性向上效果を期待することができる。
溶剤は、上記言及したとおりの組成を溶解または分散させることができるものであれば、いずれでも使用され、本発明において特に限定されない。代表としてアルキレングリコールモノアルキルエーテル類、アルキレングリコールアルキルエーテルアセテート類、芳香族炭化水素類、ケトン類、低級及び高級アルコール類、環状エステル類などを挙げることができる。より具体的に、上記溶剤としてエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテルなどのアルキレングリコールモノアルキルエーテル類;ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジプロピルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテルなどのジエチレングリコールジアルキルエーテル類;メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、メトキシブチルアセテート及びメトキシペンチルアセテートなどのアルキレングリコールアルキルエーテルアセテート類;ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレンなどの芳香族炭化水素類;メチルエチルケトン、アセトン、メチルアミルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類;エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノル、シクロヘキサノル、エチレングリコール、グリセリンなどのアルコール類;3−エトキシプロピオン酸エチル、3−メトキシプロピオン酸メチルなどのエステル類;γ−ブチロラクトンなどの環状エステル類などを挙げることができる。
上記の溶剤中、塗布性、乾燥性面において好ましくは、上記溶剤の中で沸点が100℃〜200℃の有機溶剤を挙げることができ、より好ましくは、アルキレングリコールアルキルエーテルアセテート類、ケトン類、3−エトキシプロピオン酸エチルや、3−メトキシプロピオン酸メチルなどのエステル類を挙げることができ、さらに好ましくは、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、シクロヘキサノン、3−エトキシプロピオン酸エチル、3−メトキシプロピオン酸メチルなどを挙げることができる。これらの溶剤(E)は、それぞれ単独で、または2種類以上混合して使用することができる。
このような溶剤は、組成物全体を100重量%として、これを満足するように残部として使用することができる。このような含有量は、組成の分散安定性及び製造工程においての工程容易性(例、塗布性)を考慮して選定された範囲である。言い換えれば、本発明による自発光感光性樹脂組成物は、湿式コーティングにより色変換フィルターを製造することができ、この時、湿式コーティング方法としてロールコーター、スピンコーター、スリットアンドスピンコーター、スリットコーター(ダイコーターと言う場合もある)、インクジェットなどの塗布装置を使用することができる。
さらに、本発明による自発光感光性樹脂組成物は、多様な目的により公知の添加剤をさらに含むことができる。このような添加剤としては、充填剤、他の高分子化合物、顔料分散剤、密着促進剤、紫外線吸収剤、凝集防止剤などの添加剤を並行することも可能である。これら添加剤は、1種または2種以上が可能であり、光效率などを考慮して組成物全体内で1重量%以下で使用することが好ましい。
充填剤としては、ガラス、シリカ、アルミナなどが可能であり、他の高分子化合物としては、エポキシ樹脂、マレイミド樹脂などの硬化性樹脂、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリエチレングリコールモノアルキルエーテル、ポリフルオロアルキルアクリレート、ポリエステル、ポリウレタンなどの熱可塑性樹脂などを挙げることができる。
顔料分散剤としては、市販される界面活性剤を利用することができ、例えば、シリコン系、フッ素系、エステル系、陽イオン系、陰イオン系、非イオン系、両性などの界面活性剤などを挙げることができる。これらは、それぞれ単独で、または2種以上を組合わせて使用することができる。上記の界面活性剤として、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルペエーテル類、ポリエチレングリコールジエステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、脂肪酸変性ポリエステル類、3級アミン変性ポリウレタン類、ポリエチレンイミン類などがあり、その外に、商品名としてKP(信越化学工業(株)製造)、ポリフロー(POLYFLOW)(共栄社化学(株)製造)、エフトップ(EFTOP)(トケムプロダクツ社製造)、メガファック(MEGAFAC)(大日本インキ化学工業(株)製造)、フルオラード(Flourad)(住友3M(株)製造)、アサヒガード(Asahi guard)、サーフロン(Surflon)(以上、アサヒガラス(株)製造)、ソルスポス(SOLSPERSE)(ゼネカ(株)製造)、EFKA(EFKAケミカルス社製造)、PB821(味の素(株)製造)などを挙げることができる。
密着促進剤として、例えば、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、2−(3、4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシランなどを挙げることができる。
紫外線吸収剤としては、具体的に2−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、アルコキシベンゾフェノンなどが可能であり、凝集防止剤としては、具体的にポリアクリル酸ナトリウムなどを挙げることができる。
前述したような自発光感光性組成物の製造は、本発明において特に限定せず、公知の感光性組成物の製造方法に従う。
このような自発光感光性組成物は、表示装置、好ましくは、別途の光源が要求される液晶表示装置の色変換層として好ましく適用が可能である。
色変換層への導入は、コーティング後フォトリソグラフィ方法を通じてパターニングしてカラーフィルターのR、Gに対応するパターンを形成することができる。フォトリソグラフィ方法は、本発明において特に限定せず、感光性樹脂組成物を利用した公知の方法であれば、いずれでも適用可能である。
一例において、パターニングされた色変換層は
a)自発光感光性組成物を基板表面に塗布する段階;
b)プレキュアにより溶媒を乾燥する段階(プリベーク);
c)得られた被膜の上にフォトマスクをつけて活性光線を照射して露光部を硬化させる段階;
d)アルカリ水溶液を用いて未露光部を溶解する現像工程を行う段階;及び
e)乾燥及びポストベークを行う段階を経て得ることができる。
上記基板は、ガラス基板やポリマー板が使用される。ガラス基板としては、特にソーダ石灰ガラス、バリウムストロンチウム含有ガラス、鉛ガラス、アルミノケイ酸ガラス、ホウケイ酸ガラス、バリウムホウケイ酸ガラスまたは石英などを使用することが望ましい。またポリマー板としては、ポリカーボネート、アクリル、ポリエチレンテレフタルレート、ポリエーテルスルフィドまたはポリスルフォンなどを挙げることができる。
この時、塗布は、希望の厚さを得ることができるようにロールコーター、スピンコーター、スリットアンドスピンコーター、スリットコーター(ダイコーターと言う場合もある)、インクジェットなどの塗布装置を利用した湿式コーティング方法が可能である。
プリベークはオーブン、ホットプレートなどによって加熱することによって行われる。プリベークにおける加熱温度及び加熱時間は、使用する溶剤により適切に選択され、例えば、80〜150℃の温度で1〜30分間行われる。
またプリベーク後に行われる露光は、露光機により行われ、フォトマスクを通じて露光することによってパターンに対応した部分のみを感光させる。この時、照射する光は、例えば、可視光線、紫外線、X線及び電子線などが可能である。
露光後のアルカリ現像は、非露光部分の除去されない部分のレジスターを除去する目的で行われ、この現像により希望するパターンが形成される。このアルカリ現像に適した現像液としては、例えば、アルカリ金属やアルカリ土類金属の炭酸塩の水溶液などを使用することができる。特に、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウム等の炭酸塩を1〜3重量%含むアルカリ水溶液を用いて10〜50℃、好ましくは、20〜40℃の温度内で現像機または超音波洗浄機などを用いて行う。
ポストベークは、パターニングされた色変換層と基板との密着性を高めるために行い、80〜220℃において10〜120分の条件で熱処理を通じて行われる。ポストベークはプリベーク共に、オーブン、ホットプレートなどを用いて行う。
このような方法を通じて得られる色変換層は、高い輝度を維持し、優れた色変換特性と高い光效率を確保することができるように十分な大きさ、数〜数千マイクロメーター、好ましくは0.1〜100μm、さらに好ましくは1〜50μmの厚さで形成する。
上記色変換層は、光源とカラーフィルターの間の中であれば、どの位置でも可能であり、光源/色変換層/カラーフィルターの構成を基本とするが、色変換層がカラーフィルターと直接接したり、他の膜または基板が挿入された構造としても導入が可能である。
この時、光源はLED、冷陰極管、無機EL、有機EL蛍光灯または白熱灯などが利用されるが、好ましくは、LEDを光源にする液晶表示装置が可能である。
このような光源及び色変換層を具備する表示装置は、高い輝度を維持して優れた色変換特性と高い光效率を確保して高品位の鮮明な画質を実現することができる。
以下、本発明の理解を助けるために好ましい実施例を提示するが、下記実施例は、本発明を例示するのみであり、本発明の範疇及び技術思想範囲内で多様な変更及び修正が可能なことは当業者において明白なことであり、このような変形及び修正が添付された特許請求範囲に属することも当然である。また、以下において含有量を示す“%”及び“部”は特に言及しない限り質量基準である。
製造例1:アルカリ可溶性樹脂Aの製造
滴下ロートとして、ベンジルマレイミド74.8g(0.20モル)、アクリル酸43.2g(0.30モル)、ビニルトルエン118.0g(0.50モル)、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエイト4g、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)40gを投入後、撹拌混合して準備し、連鎖移動剤滴下槽として、n−ドデカンチオル6g、PGMEA24gを入れて撹拌混合したものを用意した。
以後、フラスコにPGMEA395gを導入してフラスコ内の雰囲気を空気から窒素にした後、撹拌しながらフラスコの温度を90℃まで昇温した。
引き継いでモノマー及び連鎖移動剤を滴下ロートから滴下を開始した。滴下は、90℃を維持しながら、それぞれ2時間進行して1時間後に110℃に昇温して3時間維持した後、ガス導入管を導入し、酸素/窒素=5/95(v/v)混合ガスのバブリングを開始した。
引き継いで、グリシジルメタクリレート28.4g[(0.10モル)、(本反応に使用したアクリル酸のカルボキシル基に対して33モル%)]、2、2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)0.4g、トリエチルアミン0.8gをフラスコ内に投入して110℃で8時間反応を継続し、固形分酸価が70mgKOH/gである樹脂Aを得た。
GPCにより測定したポリスチレン換算の重量平均分子量は、16、000であり、分子量分布(Mw/Mn)は2.3であった。
製造例2:アルカリ可溶性樹脂Bの製造
撹拌機、温度計還流冷却管、滴下ロート及び窒素導入管を具備したフラスコにプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート182gを導入し、フラスコ内の雰囲気を空気から窒素にした後、100℃に昇温後、ベンジルメタクリレート70.5g(0.40モル)、メタクリル酸45.0g(0.50モル)、イソサイクリック骨格のモノメタクリレート44.5g(0.10モル)及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート136gを含む混合物にアゾビスイソブチロニトリル3.6gを添加した溶液を滴下ロートから2時間にわたってフラスコに滴下して100℃でさらに5時間撹拌を継続した。
引き継いで、フラスコ内の雰囲気を窒素から空気にして、グリシジルメタクリレート30g[0.2モル、(本反応に使用したメタクリル酸のカルボキシル基に対して40モル%)]、トリスジメチルアミノメチルフェノール0.9g及びヒドロキノン0.145gをフラスコ内に投入して110℃で6時間反応を継続し、固形分酸価が99mgKOH/gである樹脂Bを得た。
GPCにより測定したポリスチレン換算の重量平均分子量は、28、000であり、分子量分布(Mw/Mn)は2.2であった。
製造例3:アルカリ可溶性樹脂Cの製造
撹拌機、温度計還流冷却管、滴下ロート及び窒素導入管を具備したフラスコにプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート182gを導入し、フラスコ内の雰囲気を空気から窒素にした後、100℃に昇温後、ベンジルメタクリレート70.5g(0.40モル)、メタクリル酸45.0g(0.50モル)、2−(2−メチル)アダマンチルメタクリレート22.0g(0.10モル)及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート136gを含む混合物にアゾビスイソブチロニトリル3.6gを添加した溶液を滴下ロートから2時間にわたってフラスコに滴下して100℃でさらに5時間撹拌を継続した。
引き継いで、フラスコ内の雰囲気を窒素から空気にして、グリシジルメタクリレート30g[0.2モル、(本反応に使用したメタクリル酸のカルボキシル基に対して40モル%)]、トリスジメチルアミノメチルフェノール0.9g及びヒドロキノン0.145gをフラスコ内に投入して110℃で6時間反応を継続し、固形分酸価が99mgKOH/gである樹脂Cを得た。
GPCにより測定したポリスチレン換算の重量平均分子量は、23、000であり、分子量分布(Mw/Mn)は2.3であった。
上記樹脂の重量平均分子量(Mw)及び数平均分子量(Mn)の測定に対しては、GPC法を用いて下記条件で行い、その時、得られた各数値の比を分子量分布(Mw/Mn)とした。
装置:HLC−8120GPC(東ソー(株)製造)
コラム:TSK−GELG4000HXL+TSK−GELG2000HXL(直列接続)
コラム温度:40℃
移動相溶剤:テトラヒドロフラン
流速:1.0ml/分
注入量:50μl
検出器:RI
測定試料濃度:0.6質量%(溶剤=テトラヒドロフラン)
較正用標準物質:TSK STANDARD POLYSTYRENE F−40、F−4、F−1、A−2500、A−500(東ソー(株)製造)
実施例1〜10及び比較例1〜:色変換層製造
混合機に溶剤を添加後、そこに染料、酸化防止剤にアルカリ可溶性樹脂、光重合性化合物、及び光重合開始剤を添加し、撹拌を通じて均一に混合して自発光感光性樹脂組成物を製造した。この時、組成物は下記表1の組成に従う。
上記得られた感光性樹脂組成物をスピンコーティング法でガラス基板の上に塗布した後、加熱板の上に置き、100℃の温度で3分間維持して薄膜を形成させた。
引き継いで上記薄膜の上に紫外線を照射した。この時、紫外線光源は、ウシオ電機(株)製の超高圧水銀ランプ(商品名USH−250D)を用いて大気雰囲気下で40mJ/cmの露光量(365nm)で光照射し、特別な光学フィルターは使用しなかった。
上記紫外線が照射された薄膜をpH12.5のKOH水溶液現像溶液にスプレー現像機を用いて60秒間現像後、220℃の加熱オーブンで20分間加熱してパターンを製造した。上記において製造された色変換層の厚さは3.0μmで形成した。
Figure 0006302884

1)クマリン6
2)LX−SERIES、現代ケミカル製品
3)オクタデシル−3−(3、5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、BASF製品
4)4、4’−ブチリデン−ビス(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、Sumitomo Chemical社製品
5)2、2−チオ−ジエチレンビス[3−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、BASF製品
6)1、1、3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、Addivant社(旧.Chemtura)製品
7)ペンタエリスリトール−テトラキス[3−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、BASF製品
8)6−[3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロポキシ]−2、4、8、10−テトラ−t−ブチルジベンゾ[d、f][1、3、2]ジオキサホスフェピン、Sumitomo Chemical社製品
9)製造例1で製造された樹脂
10)製造例2で製造された樹脂
11)製造例3で製造された樹脂
12)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、日本化薬(株)製品
13)2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オン、Ciba Specialty Chemical社製品
14)プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート

Figure 0006302884
1)クマリン6
2)LX−SERIES、現代ケミカル製品
3)オクタデシル−3−(3、5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、BASF製品
4)4、4’−ブチリデン−ビス(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、Sumitomo Chemical社製品
5)2、2−チオ−ジエチレンビス[3−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、BASF製品
6)1、1、3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、Addivant社(旧.Chemtura)製品
7)ペンタエリスリトール−テトラキス[3−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、BASF製品
8)6−[3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロポキシ]−2、4、8、10−テトラ−t−ブチルジベンゾ[d、f][1、3、2]ジオキサホスフェピン、Sumitomo Chemical社製品
9)製造例1で製造された樹脂
10)製造例2で製造された樹脂
11)製造例3で製造された樹脂
12)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、日本化薬(株)製品
13)2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オン、Ciba Specialty Chemical社製品
14)プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート

実験例1:色変換層の発光強度測定
上記実施例及び比較例において得られた色変換層の蛍光效率増加可否を確認するため、量子効率測定器(QE−1000、大塚社製)を用いて発光PLを測定した。得られた結果は下記表3に示し、その時、測定された発光強度が高いほど蛍光效率が高いことを意味する。
Figure 0006302884
上記表3に示したように、本発明により蛍光染料と酸化防止剤とを同時に使用する場合、蛍光效率が高くなることが分かる。
また、酸化防止剤と光重合開始剤との含有量比が制御された場合でも蛍光效率の変化が意味ありげに発生することを確認した。
実験例2:色変換層のテーパー性及び直進性評価
上記実施例及び比較例において得られた組成物で製造されたカラーフィルターを対象にテーパー(taper)性及びパターン直進性を画素表面の形状をSEM(10、000倍率)で観察し、その結果を下記表4に示した。この時、テーパー性及びパターン直進性は下記に従う。
<テーパー性>
○:パターンプロファイル(Pattern profile)良好
X:パターンプロファイル(Pattern profile)不良
<直進性>
○:パターンエッジ(Pattern edge)部の直進性偏差が1μm以下
X:パターンエッジ(Pattern edge)部の直進性偏差が1μm超過
Figure 0006302884
上記表4を参照すると、本発明による感光性組成物でパターンを形成する場合、パターンのテーパー性及び直進性がより優れることが分かる。
本の発明による自発光感光性樹脂組成物は、表示装置の色変換層へ導入され、高い水準の色再現性及び輝度を維持して高品位の鮮明な画質を実現することができる。
1:基板
3:色変換層
5:カラーフィルター

Claims (17)

  1. カラーフィルタ、色変換層、および青色バックライトがこの順番で積層された表示装置に色変換層を形成するための自発光感光性樹脂組成物であって、
    ここに前記色変換層はフォトリソグラフィー法によってレッド(R)パターンおよびグリーン(G)パターンに対応する各々のパターンとして形成され、かつ、カラーフィルタのブルー(B)パターンに対応するパターンについては形成されず、
    ここに前記自発光感光性樹脂組成物が
    色変換層形成のための組成物として、
    組成物全体を100重量%として、これを満足するように、
    蛍光染料0.1〜10重量%、
    酸化防止剤0.1〜10重量%、
    アルカリ可溶性樹脂5〜85重量%、
    光重合性化合物1〜50重量%、
    光重合開始剤0.1〜40重量%、及び
    残部として溶剤を含み、
    前記自発光感光性樹脂組成物は、酸化防止剤:光重合開始剤を1:1.2〜1:3.9の重量比で含むことを特徴とする、自発光感光性樹脂組成物。
  2. 前記蛍光染料は、クマリン系、ナフタルイミド系、キナクリドン系、シアニン系、キサンチン系、ピリジン系、低分子発光材料、高分子発光材料及びこれらの組合せからなる群より選択された1種を含むことを特徴とする、請求項1に記載の自発光感光性樹脂組成物。
  3. 前記酸化防止剤は、
    2−[3−(2−H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシフェニル]エチルメタクリレート、及び2−[2’−ヒドロキシ−5’−メタクリルオキシエチルフェニル]−2H−ベンゾトリアゾールを含むベンゾトリアゾール系化合物;
    4−メタクリルオキシ−2−ヒドロキシベンゾフェノン、4−アクリルオキシ−2−ヒドロキシベンゾフェノン、及び4−アリルオキシ−2−ヒドロキシベンゾフェノンを含むベンゾフェノン系化合物;
    テトラキス[メタン−3−(ラウリルチオ)プロピオネート]メタン、ジステアリルチオジプロピオネート、及びジラウリルチオジプロピオネートを含むチオエーテル系化合物;
    3、9−ビス[2−〔3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ〕−1、1−ジメチルエトキシ]−2、4、8、10−テトラオクサスピロ[5.5]ウンデカンを含むスピロ環骨格を有するフェノール系化合物;
    トリス−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−イソシアヌレート、1、3、5−トリス(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ−2、6−ジメチルベンジル)−イソシアヌレート、N、N'−ヘキサメチレンビス(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナムアミド)、4、6−ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾールを含むその他のフェノール系化合物;
    3、9−ビス(2、6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノキシ)−2、4、8、10−テトラオキサ−3、9−ジホスファスピロ[5.5]ウンデカン、ジイソデシルペンタエリスリトールジフォスファイト、及びビス(2、4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジフォスファイトのスピロ環骨格を有するフォスファイト化合物;
    2、2'−メチレンビス(4、6−ジ−t−ブチル−1−フェニルオキシ)(2−エチルヘキシルオキシ)ホスホラス、6−[3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロポキシ]−2、4、8、10−テトラ−t−ブチルジベンズ[d、f][1、3、2]ジオキサホスフェピン、トリフェニルフォスファイト、ジフェニルイソデシルフォスファイト、フェニルジイソデシルフォスファイト、4、4'−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t−ブチルフェニルジトリデシル)フォスファイト、オクタデシルフォスファイト、トリス(ノニルフェニル)フォスファイト、9、10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナントレン−10−オキサイド、10−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−9、10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナントレン−10−オキサイド、10−デシルオキシ−9、10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナントレン−10−オキサイド、トリス(2、4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト、サイクリックネオペンタンテトライルビス(2、4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト、サイクリックネオペンタンテトライルビス(2、6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト、2、2−メチレンビス(4、6−ジ−t−ブチルフェニル)オクチルフォスファイト、トリス(2、4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト、テトラキス(2、4−ジ−t−ブチルフェニル)[1、1−ビフェニル]−4、4'−ジイルビスホスホナイト、ビス[2、4−ビス(1、1−ジメチルエチル)−6−メチルフェニル]エチルエステル、及びホスホン酸を含むリン系化合物;
    2、2−ビス({3−(ドデシルチオ)プロピオニル]オキシ}メチル)−1、3−プロパンジイル−ビス[3−(ドデシルチオ)プロピオネート]、2−メルカプトベンズイミダゾール、ジラウリル−3、3'−チオジプロピオネート、ジミリスチル−3、3'−チオジプロピオネート、ジステアリル−3、3'−チオジプロピオネート、及びペンタエリスリチル−テトラキス(3−ラウリルチオプロピオネート)を含む硫黄系化合物;及び
    これらの組合せからなる群より選択された1種を含むことを特徴とする、請求項1に記載の自発光感光性樹脂組成物。
  4. 前記酸化防止剤は、ヒンダードヒドロキシフェノール系化合物であることを特徴とする、請求項1に記載の自発光感光性樹脂組成物。
  5. 前記ヒンダードヒドロキシフェノール系化合物は、下記化学式1で表されることを特徴とする、請求項に記載の自発光感光性樹脂組成物。
    Figure 0006302884
    (上記化学式1において、R〜Rは、それぞれ独立的に互いに同じか異なり、水素、C1〜C20のアルキル基、C3〜C8のシクロアルキル基、またはC4〜C20のモノまたはジアルキルプロピオネートであり、これらの中で少なくとも一つはt−ブチル基であり、1≦n≦4の整数である。)
  6. 前記化学式1の化合物は、下記化学式2〜5で表される化合物のいずれか一つであることを特徴とする、請求項に記載の自発光感光性樹脂組成物。
    Figure 0006302884
    Figure 0006302884
    Figure 0006302884

    Figure 0006302884
    (前記化学式2〜5において、R〜Rは前述したとおりであり、
    XはC1〜C6のアルキル、フェニル、ベンジル、O、Sであり、Lは単一結合またはC4〜C20のアルキルプロピオネートであり得る)
  7. 前記化学式2の化合物は、2−t−ブチルフェノール、2、6−ジ−t−ブチルフェノール、2、4−ジ−t−ブチルフェノール、2−sec−ブチルフェノール、2、6−ジ−sec−ブチルフェノール、2、4−ジ−sec−ブチルフェノール、2、6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、2−イソプロピルフェノール、2、6−ジイソプロピルフェノール、2、4−ジイソプロピルフェノール、2−t−オクチルフェノール、2、6−ジ−t−オクチルフェノール、2、4−ジ−t−オクチルフェノール、2−シクロペンチルフェノール、2、6−ジシクロペンチルフェノール、2、4−ジシクロペンチルフェノール、2−t−ブチル−p−クレゾール、2、6−ジ−t−アミルフェノール、2、4−ジ−t−アミルフェノール、6−t−ブチル−o−クレゾール、2、6−ジ−t−ドデシルフェノール、2、4−ジ−t−ドデシルフェノール、2−sec−ブチル−p−クレゾール、2、6−ジ−t−オクチルフェノール、2、4−ジ−t−オクチルフェノール、6−sec−ブチル−o−クレゾール、2−t−オクチル−p−クレゾール、2−t−ドデシル−p−クレゾール、2−t−ブチル−6−イソプロピルフェノール、6−t−オクチル−o−クレゾール、6−t−ドデシル−o−クレゾール、またはオクタデシル−3−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートであり、
    前記化学式3の化合物は、4、4'−ブチリデンビス(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、2、2'−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4、4'−チオ−ビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、1、6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、または2、2−チオ−ジエチレンビス[3−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]であり、
    前記化学式4の化合物は、1、1、3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1、3、5−トリス(4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、または1、3、5−トリメチル−2、4、6−トリス(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼンであり、
    前記化学式5の化合物は、ペンタエリスリトール−テトラキス[3−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]であることを特徴とする、請求項に記載の自発光感光性樹脂組成物。
  8. 前記アルカリ可溶性樹脂は、20〜200(KOHmg/g)の酸価を有することを特徴とする、請求項1に記載の自発光感光性樹脂組成物。
  9. 前記アルカリ可溶性樹脂は、カルボキシル基含有不飽和単量体の重合体、またはこれと共重合可能な不飽和結合を有する単量体との共重合体;及びこれらの組合せからなる群より選択された1種を含むことを特徴とする、請求項1に記載の自発光感光性樹脂組成物。
  10. 前記カルボキシル基含有不飽和単量体は、不飽和モノカルボキシル酸、不飽和ジカルボキシル酸、不飽和トリカルボキシル酸、及びこれらの組合せからなる群より選択された1種を含むことを特徴とする、請求項に記載の自発光感光性樹脂組成物。
  11. 前記共重合の可能な単量体は、芳香族ビニル化合物、不飽和カルボキシル酸エステル化合物、不飽和カルボキシル酸アミノアルキルエステル化合物、不飽和カルボキシル酸グリシジルエステル化合物、カルボキシル酸ビニルエステル化合物、不飽和エーテル類化合物、シアン化ビニル化合物、不飽和イミド類化合物、脂肪族共役ジエン系化合物、分子鎖の末端にモノアクリロイル基またはモノメタクリロイル基を有する巨大単量体、かさ高性単量体及びこれらの組合せからなる群より選択された1種を含むことを特徴とする、請求項に記載の自発光感光性樹脂組成物。
  12. 前記光重合性化合物は、ノニルフェニルカルビトールアクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、2−エチルヘキシルカルビトールアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、N−ビニルピロリドン、1、6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのビス(アクリロイルオキシエチル)エーテル、3−メチルペンタンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、及びこれらの組合せからなる群より選択された1種を含むことを特徴とする、請求項1に記載の自発光感光性樹脂組成物。
  13. 前記光重合開始剤は、ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、ベンジルジメチルケタール、2−ヒドロキシ−1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル[4−(1−メチルビニル)フェニル]プロパン−1−オンのオリゴマー及びこれらの組合せからなる群より選択された1種のアセトフェノン系化合物を含むことを特徴とする、請求項1に記載の自発光感光性樹脂組成物。
  14. 前記自発光感光性樹脂組成物は、さらにベンゾイン系化合物、ベンゾフェノン系化合物、トリアジン系化合物、硫黄化合物、アントラキノン系化合物、有機過酸化物、チオール類化合物及びこれらの組合せからなる群より選択された1種以上の光重合開始補助剤を含むことを特徴とする、請求項1に記載の自発光感光性樹脂組成物。
  15. 前記溶剤は、アルキレングリコールモノアルキルエーテル類、アルキレングリコールアルキルエーテルアセテート類、芳香族炭化水素類、ケトン類、低級及び高級アルコール類、環状エステル類、及びこれらの組合せからなる群より選択された1種を含むことを特徴とする、請求項1に記載の自発光感光性樹脂組成物。
  16. 前記自発光感光性樹脂組成物は、充填剤、他の高分子化合物、顔料分散剤、密着促進剤、紫外線吸収剤、凝集防止剤及びこれらの組合せからなる群より選択された1種を含むことを特徴とする、請求項1に記載の自発光感光性樹脂組成物。
  17. 基板上部に請求項1〜16のいずれか1項による自発光感光性樹脂組成物で製造された色変換層を含む表示装置。
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