JP6302276B2 - 電気接点材料、電気接点対および遮断器 - Google Patents

電気接点材料、電気接点対および遮断器 Download PDF

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Description

本発明は、電気接点材料、電気接点対および遮断器に関し、特に、銀を基とする合金を用いて作製される電気接点材料、電気接点対および遮断器に関する。
発電所や変電所などの大型施設、あるいは、ビルディングや工場、一般家庭における配電盤において、電流の遮断を行うための遮断器または開閉器が利用されている。遮断器は、典型的には、固定接点および可動接点からなる一対の電気接点を有しており、固定接点に可動接点が接触している(閉じている)状態のときに電流が流れ、可動接点が固定接点から開放されたときに電流が遮断されるように構成されている。
遮断器に用いられる電気接点は、電気および熱の良導体であるとともに、接点を開放するときに生じるアーク放電によって溶融・蒸発しにくい材料から形成されることが求められる。そこで、良導体の材料と高融点・高沸点の材料とを組み合わせることで作製されるCu−W(銅−タングステン)材やAg−W(銀−タングステン)材などが一般に用いられている。Wの代りにMo(モリブデン)やWC(炭化タングステン)が用いられることもある。
遮断器には種々のタイプが存在し、送配電や受配電に使用される高圧・大電流回路においては、真空遮断器、ガス遮断器、空気遮断器などが主として利用されている。これらの遮断器では、電流遮断時に固定接点と可動接点との間で生じるアーク放電が短時間で消滅し易いように、真空バルブ式接点が用いられたり、あるいは、接点間にSF6ガスや空気流を供給する構成が採用されている。高圧・大電流用途ではアーク放電が継続し易いので、電流の遮断が適切に行われるように上記のような消弧対策が必須である。
一方で、低圧低電流を扱う家庭用のブレーカとして、配線用遮断器が用いられている。配線用遮断器は、通常、接点が大気に曝された状態で使用される。例えば、特許文献1および2に、配電盤に用いられる遮断器としてのブレーカが開示されている。より具体的には、特許文献1には、熱によって自動遮断が行われる遮断器が開示され、特許文献2には、電磁式の遮断器が開示されている。
接点が大気に曝されることがない真空遮断器やガス遮断器では、比較的多様な接点材料を使用することが可能であり、例えば、低コストで作製できるCu−W系接点を用いることができる。一方で、配線用遮断器のように大気中で接点の開閉が行われる遮断器では、酸化が生じにくい材料から接点を形成することが好ましく、実際に使用できる材料は制限される。例えば、上記のCu−W系接点は酸化しやすいので、大気中での使用が困難である。このため、配線用遮断器では、例えば、銀を基とする合金からなる接点材料、より具体的にはAg−WC(銀−炭化タングステン)系の接点材料などが広く一般に用いられていた。
なお、Ag−WC系の接点材料は、真空遮断器などにおいて用いられる場合もある。例えば、特許文献3には、Agマトリックス中に粒径の異なる2種のWC粒子を有する真空バルブ式接点が開示されている。
特開平5−28898号公報 特開平5−89764号公報 特開2008−019481号公報 特開昭57−35654号公報 特開平11−269579号公報 特開昭62−77439号公報 特開昭57−169046号公報
上記のようにAg−WC系接点は大気中において好適に使用される。ただし、銀を含んでいるので、銅などを基とする接点に比べて製造コストが高いという問題がある。特に、銀の価格が高騰している現在においては、銀の使用量を少しでも減らすことが求められている。
Ag−WC系接点における銀の使用量を低下させる技術としては、特許文献4に、銀−金属炭化物−ニッケル系接点を用いて、接点材料の耐アーク性や消耗特性を維持したまま銀の含有量を低減する技術が開示されている。より具体的には、特許文献4には、体積比で金属ニッケルを10〜40%、金属炭化物(例えばWCなど)を10〜40%含有する銀ベースの接点材料が記載されている。
しかし、本発明者の検討によれば、特許文献4に記載の接点は、Niの含有量が10〜40%と比較的多くAgの含有量が少ないので、特に配線用遮断器の接点として用いる場合には、接触抵抗(接触時の電気抵抗)が高くなり接点が高温になりやすいことがわかった。また、Niの熱伝導率は90W/m・Kであり、Agの熱伝導率である430W/m・Kに比べてかなり低いので、Niの含有量が多いとNiに蓄積された熱が周囲のAgを溶融し、接点の消耗量を増加させやすい。
Ag−WC系接点にNiを添加する技術は他にも知られている。例えば、特許文献5には、配線用遮断器の接点として用いるAg−W/WC系材料にP(リン)を含有させるとともに、Niを任意に添加しても良いことが記載されている。ただし、特許文献5は、Ag−W/WC系材料にリン合金Ni−Pを添加しても良いことを一例として記載してはいるもののNiを必須とする接点を開示するものではない。
また、特許文献6には、真空バルブ接点において、Ag−WC系接点に粒径が0.2〜5.0μmのコバルトやニッケルを含有させる技術が記載されている。この技術において、コバルトやニッケルは、裁断特性を安定化させるために添加されている。ここで、裁断特性の安定化とは、真空遮断器における裁断現象(真空環境下での遮断時において、電流(アーク放電)が零点前に強制的に裁断され急激な電流変化が生じる現象)によって高サージ電圧を発生させないように、裁断電流値を小さく、かつ、ばらつきが少ないようにすることを意味する。このように特許文献6は、裁断特性の安定化のためにコバルトやニッケルを添加することを記載するものであり、配線用遮断器などの裁断特性を不要とする遮断器において、Ag−WC系接点にコバルトやニッケルを添加することを示唆するものではない。
以上に説明したように、Niを含有するAg−WC系接点材料はこれまでにも知られているが、組成比が最適化されておらず、また、大気中での使用を前提として、Niの添加によって接点性能を低下させずに低コスト化を図ることについては十分な検討がなされていなかった。
また、本発明者の検討の結果、可動接点としてNiを含有するAg−WC系接点を大気中で使用する場合において、固定接点の材料が適切に選択されていないと、消耗特性や耐アーク性が低下し得ることがわかった。
なお、可動接点と固定接点とを別の材料から形成することは従来から検討されており、例えば、可動接点にAg−WC接点を用い、固定接点にAg−WC−Gr接点を用いる方法が知られている(例えば、特許文献7)。ただし、特許文献7では、Niなどの鉄族元素とグラファイトGrとを含むAg−WC系接点が配線用遮断器の可動接点と固定接点の双方に用いられており、この場合には消耗性能や絶縁特性が低下する場合があった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、銀の使用量を抑えつつ接点性能の良好な電気接点、電気接点対、および、これらを備える遮断器を提供することをその目的とする。
本発明の実施形態による接点材料は、大気中で使用される電気接点材料であって、2.0vol%以上10.0vol%未満のニッケルと、20.0vol%以上50.0vol%以下の炭化タングステンと、残部の銀と、不可避不純物とからなる。
ある実施形態において、上記の接点材料は、前記ニッケルを5.0vol%以上9.0vol%以下含む。
本発明の実施形態による電気接点対は、大気中で開閉される第1の接点と第2の接点とからなり、前記第1の接点は、上記のAg−WC−Ni系電気接点材料からなり、前記第2の接点は、炭化タングステンと、グラファイトと、銀と不可避不純物とを含む電気接点材料からなる。
ある実施形態において、前記第2の接点に、前記銀が65体積%以上含まれている。
ある実施形態において、前記第2の接点は、ニッケルをさらに含む。
ある実施形態において、前記第2の接点は、金属炭化物をさらに含む。
ある実施形態において、前記金属炭化物は、炭化バナジウムを含む。
本発明の実施形態による遮断器は、上記の電気接点対を備えており、前記第1の接点から構成される可動接点と、前記第2の接点から構成される固定接点と、前記固定接点と前記可動接点とを開閉させる開閉機構とを備え、前記固定接点と前記可動接点と開閉させる動作が大気中で行われるように構成されている。
ある実施形態において、上記の遮断器は、100V以上400V以下の電圧が印加されるように構成されている。
本発明の実施形態による接点材料によれば、銀の量を低減しながら、従来と同等以上の耐久性、接触抵抗の低さを実現できる。
本発明の実施形態に係る配線用遮断器を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明の実施形態による電気接点材料は、Niを含有するAg−WC系合金からなる接点材料(以下、Ag−WC−Ni系接点材料と呼ぶことがある)である。より具体的には、電気接点材料は、体積比で、2vol%以上10vol%未満のニッケル(Ni)と、20vol%以上50vol%以下の炭化タングステン(WC)と、残部の銀(Ag)および不可避不純物とからなる。この接点材料は、Agを基とする合金から形成されており、酸化されにいので、大気中においても好適に使用される。また、Agの量が低減されており、比較的安価に製造することができる。
Niの含有量を2vol%以上10vol%未満にした理由は、Niの含有量が2vol%未満であると、銀の使用量が相対的に多くなってコスト削減に寄与が少なく、かつ、遮断時の消耗が多くなるからである。また、Niの含有量が10vol%以上であると接触抵抗が増大する。Niの含有量のより好ましい範囲は、5vol%以上9vol%以下である。
また、WCの含有量を20vol%以上50vol%以下にした理由は、20vol%未満であると銀の使用量が相対的に多くなってコスト削減に寄与が少なく、かつ、遮断消耗が大きくなるからであり、50vol%超であると接触抵抗が際立って増大するからである。WCの含有量のより好ましい範囲は、30vol%以上45vol%以下である。
また、残部のAgは、40vol%以上78vol%以下含まれる。このような量のAgを含むので、接点性能を大幅に低下させることなくAgの使用量が低減される。Agの含有量のより好ましい範囲は、43vol%以上63vol%以下である。
なお、電気接点材料に含まれる不可避の不純物としては、例えば酸素が挙げられる。あるいは、不可避不純物として、0.1vol%未満の、Al、Si、Se、Te、Bi、Zn、Cd、In、Ca、Naなどの金属元素が含まれていても良い。また、Niの一部を置換するかたちで、Fe、Coなどの鉄族元素が不可避不純物として含まれていても良いが、その含有量は、Niを含む鉄族元素全体の8vol%未満であることが好ましい。
ただし、本明細書において、電気接点材料全体の2vol%以上含有されるGrや、0.1vol%以上含有されるPは、上記の不可避不純物に含めないものとする。
本発明の実施形態によるAg−WC−Ni系の電気接点材料において、WCの体積比率は、Niの体積比率に比べて十分に多い。このように、比較的少量のNiでも、接点の消耗を低下させ、接触抵抗を上昇させることなく、溶着性にも優れたものとすることできる。また、Agの含有量を低下させることができるので、コストを削減できる。
特に、上記のAg−WC−Ni接点を遮断器の可動接点として用いるとともに、固定接点をAg−WC−Gr系接点として用いたときに、接点の消耗性、耐アーク性、溶着の生じにくさなどの点において、良好な特性が得られることがわかった。ここで、Grはグラファイト(黒鉛)を意味しており、炭素(C)で構成されている。
また、固定接点として用いられるAg−WC−Gr系接点は、他の金属元素や金属炭化物を有意な量だけ含んでいても良く、特に、Niおよび/またはVC(炭化バナジウム)を含むものであって良い。Niの好適な含有量は、例えば、1vol%〜5vol%であり、VCの好適な含有量は、例えば、2vol%〜12vol%である。
固定接点として用いるAg−WC−Gr系接点において、Niを適切な量だけ添加することによって、接点の消耗量を低下させながら銀の量を減らしてコストを削減することができる。また、VCを適切な量だけ添加することによって、WCのみが含まれている場合よりも接点消耗量を低減させることができる。なお、VCの代わりに、あるいは、VCと共に、例えば、Mo2C、TiC、Cr32、TaC、NbCなどの金属炭化物を含有させた場合にも、接点消耗量を低減させ得る。
このようにして、比較的Niの含有量が少ないAg−WC−Ni系接点と、Ag−WC−Gr系接点とを、開閉機における一対の接点として用いた場合に、大気中で開閉動作を行う場合であっても、良好な耐アーク性および耐消耗性を実現することができる。
この接点対は、大気中で使用され、例えば100V以上400V以下が印加される用途において、良好な特性を示すことが確認された。より具体的には、配線用遮断器において上記のAg−WC−Ni接点を可動接点として用い、上記のAg−WC−Gr系接点(特にNiおよび/VCをさらに含有するもの)を固定接点として用いることが好適であった。
以下、本発明の実施形態による電気接点対の製造方法の一例を説明する。ここでは、可動接点としてAg−WC−Ni系接点を用い、固定接点としてAg−WC−Gr−Ni−VC系接点を用いる場合を説明する。
まず、可動接点に用いるAg−WC−Ni合金を作製するために、Ag粉末、WC粉末、Ni粉末をそれぞれ所定の体積比率となる量で混合する。より具体的には、Ag粉末、WC粉末、Ni粉末は、体積比で、WCが全体の20vol%以上50vol%以下になるように、Niが全体の2vol%以上10vol%未満になるように、Agが全体の40vol%以上78vol%以下になるようにそれぞれの分量を調節する。
また、固定接点に用いるAg−WC−Gr−Ni−VC合金を作製するために、Ag粉末、WC粉末、Gr粉末、Ni粉末、VC粉末をそれぞれ適切な体積比率となる量で混合する。
なお、それぞれの粉末は、例えば、D50平均粒径が1.0μm〜2.0μmとなるように、公知の粉砕工程を経て得られたものであってよい。また、得られた混合粉末はいずれも、十分に乾燥させることが好ましい。
次に、公知のプレス装置を用いた粉末プレス工程によって、合金粉末を加圧・成形し、成形体を作製する。このとき公知の潤滑剤を添加しても良い。なお、成形体の作製は、HIP(熱間等方圧加圧法)や、CIP(冷間等方圧加圧法)によって行われても良い。
その後、Ag−WC−Ni成形体およびAg−WC−Gr−Ni−VC成形体を、公知の焼結装置を用いて焼結する。焼結条件は、例えば、Ag−WC−Ni成形体の焼結は、非酸化性雰囲気中で焼結温度750度〜850度で行えばよく、Ag−WC−Gr−Ni−VC成形体の焼結は、非酸化性雰囲気中で焼結温度800度〜920度で行えばよい。混合されたNiは焼結助剤として焼結工程を促進させるように機能し得る。
なお、可動接点用のAg−WC−Ni合金は、WC−Niのスケルトンを混合粉末の成形体を焼結することによって形成し、このWC−Niスケルトンに対してAgを溶浸することによって作製されてもよい。さらに、Ag−WC−Ni混合粉末の成形体を焼結して得たAg−WC−NiスケルトンにAgを溶浸することによって作製されてもよい。ただし、Ag−WC−Ni混合粉末のAg量は、最終的得ようとするAg−WC−Ni合金中のAg量より少ない。これらの溶浸工程は、例えば960℃超の任意の温度にて非酸化性雰囲気中で行われてよい。また、固定接点は、Ag−WC−Gr−Ni−VC合金を圧延または再プレスすることによって作製してもよい。圧延または再プレスを行う際の圧下率は、例えば、5〜15%程度に設定されてよい。
上記のようにして作製された焼結合金には、公知の切断、切削、研削等の機械加工や電気加工を施すことができ、これによって所定の形状、寸法の接点材料を得ることができる。
以下、上記のAg−WC−Ni系接点(可動接点)と、Ag−WC−Gr(−Ni−VC)系接点(固定接点)とを用いて構成される配線用遮断器の一例を説明する。
図1(a)および(b)は、本発明の実施形態による配線用遮断器100の模式的な構成を示す斜視図および断面図である。配線用遮断器100は、固定接点2と、可動接点4と、固定接点2に対する可動接点4の相対位置を変化させることができる開閉機構6とを備えている。配線用遮断器100はまた、固定接点2と可動接点4との近傍に設けられた消弧装置8を備えている。
固定接点2は、筺体表面に配置された電源側端子12に接続されており、可動接点4は同様に筺体表面に配置された負荷側端子14に接続されている。配線用遮断器100において、固定接点2と可動接点4とが接触する状態(閉状態)のとき、電源側端子12と負荷側端子14との間に電流が流れ、固定接点2と可動接点4とが離れた状態(開状態)のとき、電源側端子12と負荷側端子14との間に電流が流れない。
開閉機構6は、上記の閉状態/開状態を切り替えることができるように、可動接点4を固定接点2に対して移動させるように構成されている。開閉機構6は、人手によるハンドル16の操作に応じて開状態と閉状態とを切り替えるように動作しても良いし、熱や電気的/磁気的な異常に応じて自動的に固定接点2から可動接点4を開放するように動作してもよい。
配線用遮断器100において、電流を遮断する際には、開閉機構6が可動接点4を固定接点2から離すように動作することで接点対2、4を開状態にする。このとき、消弧装置8は、アークが発生させた磁束によって、消弧装置8の切欠きの奥のほうへアークを引き伸ばす。これにより、アーク抵抗が大きくなり、アーク電圧が維持できなくなるのでより容易に消弧することができる。
配線用遮断器100において、可動接点4は上記のAg−WC−Ni系接点から構成されており、固定接点2は上記のAg−WC−Gr系接点から構成されている。固定接点2として用いるAg−WC−Gr系接点は、VCおよび/またはNiを含有していても良い。これらの固定接点2および可動接点4(以下、接点対2、4と称することがある)は、大気中に暴露された状態で使用され、開閉機構6による接点対2、4の開放動作もまた大気中で行われる。接点対2、4は、いずれも銀を基とする合金から形成されているので、大気中での使用においても酸化による接点性能の低下が防止される。
また、固定接点2としてAg−WC−Gr(−Ni−VC)系接点を用い、可動接点4としてAg−WC−Ni系接点を用い、それぞれ異なる材料からなる接点を組み合わせて使用することによって、Agの消費量を低減して製造コストを削減しながら、接点としての性能を落とさずに接点消耗量を抑制することができる。
以上、実施形態による例示的な配線用遮断機100を説明したが、図1(a)および(b)は模式図であり、配線用遮断器は図示する以外の種々の形態を有していて良いことは言うまでもない。また、本発明の実施形態による遮断器は、配線用遮断器に限られず、大気中に接点が暴露された状態で使用される種々の遮断器であってよい。
(実施例1)
下記の表1は、固定接点をAg−WC−Gr(−VC)系合金とし、可動接点をAg−WC−Ni系接点とした場合の実施例E1〜E16と比較例C1〜C8の組成をそれぞれ示すものである。表1の「接点材質」の欄に示す数字は、全て体積比率(vol%)を示している。
Figure 0006302276
表1に示すように、全ての実施例E1〜E16および比較例C1〜C8について、固定接点の組成は、WC(7.0vol%)、VC(10.0vol%)、Gr(13.0vol%)、Ni(0vol%)、Ag(70.0vol%)で共通している。また、実施例E1〜E16および比較例C1〜C8は、Ag−WC−Ni系合金から形成される可動接点において、WC、Ni、および、Agの組成比がそれぞれ異なっている。
ここで、実施例E1〜E4、比較例C1およびC2は、WCを20.0vol%含み、Niを0.5〜12.0vol%の範囲でそれぞれ異なる分量だけ含み、残部がAgであるAg−WC−Ni系合金を可動接点として用いた例である。より詳細には、実施例E1〜E4は、それぞれ、2.0vol%、5.0vol%、7.0vol%、および、9.8vol%のNiを含むものである。一方、比較例C1およびC2は、それぞれ0.5vol%および12.0vol%のNiを含むものであり、本発明の実施形態によるNi含有量(2.0vol%以上10.0vol%未満)の範囲から外れている。
また、実施例E5〜E8、比較例C3およびC4は、WCを30.0vol%含み、Niを0.5〜12.0vol%の範囲でそれぞれ異なる分量だけ含み、残部がAgであるAg−WC−Ni系合金を可動接点として用いる例である。より詳細には、実施例E5〜E8は、それぞれ、2.0vol%、5.0vol%、7.2vol%、および、9.8vol%のNiを含むものである。一方、比較例C3およびC4は、それぞれ0.5vol%および12.0vol%のNiを含むものであり、本発明の実施形態によるNi含有量(2.0vol%以上10.0vol%未満)の範囲から外れている。
また、実施例E9〜E12、比較例C5およびC6は、WCを40.0vol%含み、Niを0.5〜12.0vol%の範囲でそれぞれ異なる分量だけ含み、残部がAgであるAg−WC−Ni系合金を可動接点として用いる例である。より詳細には、実施例E9〜E12は、それぞれ、2.0vol%、5.0vol%、7.0vol%、および、9.8vol%のNiを含むものである。一方、比較例C5およびC6は、それぞれ0.5Vol.%および12.0Vol.%のNiを含むものであり、本発明の実施形態によるNi含有量(2.0vol%以上10.0vol%未満)の範囲から外れている。
また、実施例E13〜E16、比較例C7およびC8は、WCを50.0vol%含み、Niを0.5〜12.0vol%の範囲でそれぞれ異なる分量だけ含み、残部がAgであるAg−WC−Ni系合金を可動接点として用いる例である。より詳細には、実施例E13〜E16は、それぞれ、2.0vol%、5.0vol%、7.0vol%、および、9.8vol%のNiを含むものである。一方、比較例C7およびC8は、それぞれ0.5vol%および12.0vol%のNiを含むものであり、本発明の実施形態によるNi含有量(2.0vol%以上10.0vol%未満)の範囲から外れている。
表1の右側に、各接点対の評価結果を示す。ここでは、遮断消耗(mm3)、開閉消耗(mm3)、抵抗値(mΩ)、および、体積単価(\(日本円)/cm3)の4項目についての評価を示している。
ここで、「遮断消耗」とは、比較的頻度が低く(例えば数回)、大きな電流(事故電流)を遮断する場合の消耗である。表1には、電圧230V、ピーク電流2500Aで5回の電流遮断操作を行った場合の接点消耗量を記載している。 また、「開閉消耗」とは、比較的小さい電流を繰り返し(例えば数万回)遮断する場合の接点消耗量である。表1には、230V、100Aの電流を流した状態で1万回の電流遮断操作を行った場合の接点消耗量を記載している。上記の「遮断消耗」および「開閉消耗」の値は、小さいほど接点消耗が少なかったことを意味し、すなわち、消耗特性に優れていることを意味する。
また、「抵抗値」は、接点の電気特性や発熱特性に関連する項目であり、抵抗値が小さい方が接点としての使用に適している。「抵抗値」が大きい場合、接点の温度が上昇し、ブレーカの収容部分が溶融するおそれがあり、著しい場合はブレーカが焼損する。例えば室温より80〜100℃以上の温度上昇が生じないような抵抗値であることが好ましい。ただし、僅かな抵抗値の差は、さほど接点性能に影響を与えるものではない。
また、「体積単価」は、単位体積当たりの原価コストを表しており、この値が小さいほど安価に製造できることを意味している。
下記の表2は、表1の右側に記載の評価結果を相対評価として示すものである。表2において、遮断消耗(mm3)、開閉消耗(mm3)、抵抗値(mΩ)、および、体積単価(¥/cm3)の4項目は、基準例Sの評価結果を1.000としたときの相対値(基準値に対する比率)として記載されている。なお、表1および表2に示すように、基準例Sは、Niを含まないAg−WC接点を可動接点として用いて、実施例E1〜E16や比較例C1〜C8と同様に、WC(7.0vol%)、VC(10.0vol%)、Gr(13.0vol%)、Ag(70.0vol%)含む接点を固定接点として用いた例である。
Figure 0006302276
表1および表2に示すように、実施例E1〜E4(可動接点のWC含有量が20.0vol%)において、可動接点の遮断消耗が、Niを含まない基準例Sの場合と比べて十分に改善されることがわかる。また、基準例Sと比較して略同等の抵抗値を有していることがわかる。なお、体積単価については、基準例Sよりも僅かに高くなっているが、これは基準例SのWC含有量(30.0vol%)に比べて実施例E1〜E4のWC含有量(20.0vol%)が少なく、相対的にAgの使用量が増えていることに起因している。WCの量が基準例Sと同等である実施例E5〜E8では、基準例Sに比べて体積単価が低下している。
また、Niの量が0.5vol%である比較例C1では、Niの量が少なすぎるために、実施例E1〜E4の場合とは異なり、可動接点の遮断消耗の改善がほとんど見込めないことがわかる。他方、Niの量が12.0vol%と比較的多い比較例C2では、抵抗値が1mΩを上回り、基準例Sの1.5倍以上にまで上昇しており、接点性能が顕著に低下することが分かる。比較例C2のように、Niの量が10vol%以上である場合、抵抗値が高くなることで接点は高温になりやすい。また、熱伝導度が比較的低いNiを多く含むことで熱が逃げにくくなり溶着などの問題も発生しやすくなると考えられる。
表1および表2に示すように、実施例E5〜E8および比較例C3、C4(可動接点のWC含有量が30.0vol%)においても、実施例E1〜E4、比較例C1、C2と同様の結果が得られており、実施例E5〜E8においても特に可動接点の遮断消耗が大幅に抑制されていることがわかる。また、実施例E5〜E8では、WCの含有量が実施例E1〜E4より多くAgの含有量が比較的少ないので体積単価を低減できる。なお、実施例E5〜E8では抵抗値が僅かに増加する場合があるが、接点としては許容できる範囲である。
同様の結果が、実施例E9〜E12および比較例C5、C6(可動接点のWC含有量が40.0vol%)の場合、また、実施例E13〜E16および比較例C7、C8(可動接点のWC含有量が50.0vol%)の場合についても得られている。
WCの含有量が増え、Agの含有量が減るほど、体積単価が低下しかつ消耗特性が向上する傾向がある。その一方で、Agの含有量が減れば、抵抗値は増加する傾向がある。したがって、WCおよびAgの量を、用途に応じて適切に選択することが好ましい。配線用遮断器などの可動接点として用いる場合において、実用的な観点からは、WCの含有量は30.0〜45.0vol%程度、Agの含有量は43.0〜63.0vol%程度であることが好適である。そのなかでも特に、WCの含有量が35.0〜45.0vol%の範囲で、Niの含有量が5.5〜8.5vol%の範囲のとき(実施例E11など)、コスト削減効果と性能向上のバランスが良く、好適な可動接点材料となることが確認された。
(実施例2)
実施例2では、可動接点として実施例の範囲のAg−WC−Ni系接点を用いるとともに、固定接点の組成を変更して実施例1と同様の評価試験を行った。下記の表3および表4に結果を示す。
Figure 0006302276
Figure 0006302276
表3は、実施例E17〜E31、E32〜E35、E36〜E39、E40〜E42の組成および評価結果(上記実施例1と同様の遮断消耗、開閉消耗、抵抗値および体積単価)を示す。なお、表3において、前記の表1と同様に、接点材質の欄には体積比(vol%)を記載し、遮断消耗および開閉消耗の欄には消耗した体積(mm3)を記載し、抵抗値は電気抵抗値(mΩ)を記載し、体積単価は単位体積当たりのコスト(\/cm3)を記載している。
また、表4は、前記の表2と同様に、基準例S(表1および表2に記載)の結果を1.000としたときの相対的な評価結果を示している。
実施例E17〜E31では、可動接点として、39.8vol%のWC、7.0vol%のNi、53.2vol%のAgを含む接点(実施例E11における可動接点に近い組成)を用いている。この可動接点に対して、表3および表4に示す各組成比を有する固定接点を用いて試験を行っている。
例えば、実施例E17は、6.5vol%のWC、3.4vol%のVC、10.9vol%のGr、2.2vol%のNi、および、残部のAgを含む接点を固定接点として用いた例である。また、実施例E19は、実施例E17に近い組成比を有し、かつ、Niを含まないバージョンの固定接点を用いた例である。いずれの接点でも良好な特性が実現できていることがわかる。
また、実施例E22は、7.0vol%のWC、10.0vol%のVC、13.0vol%のGr、2.0vol%のNi、および、残部のAgを含む固定接点を用いた例である。さらに、実施例E18は、実施例E22に近い組成比を有し、かつ、Niを含まないバージョンの固定接点を用いた例である。いずれの接点でも良好な特性が実現できていることがわかる。
実施例E17〜E20の接点のように、例えばWCを6〜8vol%程度含み、VCを3〜10vol%程度含むような固定接点を用いる場合において、十分に良好な特性が得られることが確認された。また、これらの固定接点では、Agが65vol%以上含まれており、可動接点の銀含有量(53.2vol%)よりも多いが、このような接点対の組み合わせにおいて良好な結果が得られることがわかった。
なお、固定接点は、実施例E18およびE19に示すように、Niを含まなくても良く、またNiを含む場合であっても、Ag−WC−Ni系可動接点の含有量(7vol%)よりも十分に少ない量(3vol%以下)であってもよい。また、実施例E25に示すように、VCを含まないAg−WC−Gr−Ni接点も固定接点として好適に利用できる。
実施例E32〜E35は、可動接点として、30.0vol%のWC、5.0vol%のNi、65.0vol%のAgを含む接点(実施例E6における可動接点)を用いた場合であり、実施例E36〜E39は、可動接点として、50.0vol%のWC、7.0vol%のNi、43.0vol%のAgを含む接点(実施例E15における可動接点)を用いた場合である。それぞれの可動接点に対して、表3および表4に示す種々の組成比のAg−WC−Gr−Ni−VC系固定接点を組み合わせて用いた場合にも良好な結果が得られていることがわかる。
また、実施例E40〜E42では、可動接点として、40.0vol%のWC、7.0vol%のNi、53.0vol%のAgを含む接点(実施例E11における可動接点)を用いた場合において、固定接点として、VCおよびNiを含まないAg−WC−Gr系接点を用いた場合である。この場合には、固定接点の遮断消耗が増加する傾向はあるが、可動接点の消耗特性および抵抗値は良好であり、接点対として使用し得ることがわかる。ただし、固定接点の消耗特性を向上させるためには、固定接点がVCおよびNiのうちの少なくともいずれか一方を含むことが好ましい。
本発明の実施形態による接点材料は、配線用遮断器などの大気中で使用される遮断器において電気接点として好適に用いられる。
2 固定接点
4 可動接点
6 開閉機構
8 消弧装置
12 電源側端子
14 負荷側端子
16 ハンドル
100 配線用遮断器

Claims (8)

  1. 大気中で使用される電気接点材料であって、2.0vol%以上10.0vol%未満のニッケルと、20.0vol%以上50.0vol%以下の炭化タングステンと、残部の銀と、不可避不純物とからなり、
    前記ニッケルを5.0vol%以上9.0vol%以下含む、電気接点材料。
  2. 大気中で開閉される第1の接点と第2の接点とからなる電気接点対であって、
    前記第1の接点は、請求項に記載の電気接点材料からなり、
    前記第2の接点は、炭化タングステンと、グラファイトと、銀と不可避不純物とを含む電気接点材料からなる電気接点対。
  3. 前記第2の接点において、前記銀が65体積%以上含まれている請求項に記載の電気接点対。
  4. 前記第2の接点は、ニッケルをさらに含む、請求項またはに記載の電気接点対。
  5. 前記第2の接点は、金属炭化物をさらに含む、請求項からのいずれかに記載の電気接点対。
  6. 前記金属炭化物は、炭化バナジウムを含む、請求項に記載の電気接点対。
  7. 請求項からのいずれかに記載の電気接点対を備える遮断器であって、
    前記第1の接点から構成される可動接点と、
    前記第2の接点から構成される固定接点と、
    前記固定接点と前記可動接点とを開閉させる開閉機構と
    を備え、
    前記固定接点と前記可動接点と開閉させる動作が大気中で行われる遮断器。
  8. 100V以上400V以下の電圧が印加されるように構成されている、請求項に記載の遮断器。
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