JP6301691B2 - サポート材およびサポート材付きワイヤハーネス - Google Patents
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Description
この発明により、棒部材をワイヤハーネスに容易に装着することができるとともに、プロテクタを装着する場合に比べて、ワイヤハーネスの重量が増加することを抑制することができる。
上記固定部材とは、テープや結束バンドなど、ワイヤハーネスに沿わせた状態を維持することができるものである。
なお、上記接続手段とは、棒部材同士を接続することができれば、例えば、接着剤、溶接、テープなどでもよい。
したがって、棒部材同士は、接続手段によって組み付けるように接続することができ、例えば、接着剤などを用いて接続する場合よりも、容易に接続作業を行うことができる。さらに、例えば、接着剤などのコストを削減することができる。
また、この発明は、複数の電線を束ねて構成したワイヤハーネスの外周に沿わせるとともに、沿わせた状態において、前記ワイヤハーネスに固定する固定部材を装着可能な複数本の棒部材で構成し、前記棒部材は、前記ワイヤハーネスの周方向に隣り合う他の前記棒部材と接続する接続手段を備え、前記接続手段を、挿嵌部と、該挿嵌部の挿嵌を許容する被挿嵌部とで構成し、前記棒部材に、前記挿嵌部と前記被挿嵌部とのうち少なくとも一方を形成するとともに、隣り合う前記棒部材に、前記挿嵌部と前記被挿嵌部とのうち少なくとも他方を形成し、前記挿嵌部と前記被挿嵌部とのうち少なくとも一方を、前記棒部材の周方向に一対形成するとともに、これら一対を、前記棒部材の周方向において、隣り合う前記棒部材と接続する方向に応じた所定角度に配設し、前記所定角度を識別する識別手段を備えたサポート材はであることを特徴とする。
なお、上記識別手段とは、棒部材に色を付与したり棒部材の表面に記号を付けたりすることを含む概念である。
この発明により、所定長さの棒部材を複数連結するだけで、所望の長さのサポート材を構成することができるため、形状を保持するワイヤハーネスの長さを適宜設定することができる。
この発明により、ワイヤハーネスと、該ワイヤハーネスに沿わせた棒部材とを、例えば、バンドクランプなどの固定部材で2箇所以上固定し、インパネリインフォースなどに形成した孔に係止する場合、バンドクランプ同士や孔同士の間隔にバラツキが生じても、固定部材装着部が長手方向に移動することによって、孔に対してバンドクランプを確実に挿通して係止することができる。
この発明により、棒部材をワイヤハーネスに容易に装着することができるとともに、プロテクタを装着する場合に比べて、ワイヤハーネスの重量が増加することを抑制することができる。
第1実施形態を、図1から図5を用いて説明する。
サポート材付きワイヤハーネス1Aは、3本の棒部材11Aで構成したサポート材10Aをワイヤハーネス20の長手方向Lに沿って配置し、サポート材10Aをワイヤハーネス20の外周に沿わせて、テープK1で固定して構成している。
なお、本実施形態におけるワイヤハーネス20は、図2および図4に示すように、インパネリインフォース30Aに搭載するインパネワイヤハーネスであり、主要な経路である幹線21から枝線22が分岐している。
なお、インパネリインフォース30Aは、上述するような構成に限らず、様々な形状、形態のインパネリインフォースであってもよい。
取付け作業は、棒部材11A同士を接続する接続作業と、サポート材10Aをワイヤハーネス20に固定する固定作業と、サポート材付きワイヤハーネス1Aをインパネリインフォース30Aに搭載する搭載作業とをこの順に行う。
サポート材10Aは、ワイヤハーネス20の幹線21に沿わせるとともに、沿わせた状態において、幹線21に固定するテープK1を巻きつけ可能な棒部材11Aで構成したことにより、棒部材11Aを幹線21に容易に装着することができるとともに、プロテクタを装着する場合に比べて、サポート材付きワイヤハーネス1Aの重量が増加することを抑制することができる。
ただし、以下で説明するサポート材付きワイヤハーネス1B,1Cの構成のうち、上述した第1実施形態におけるサポート材付きワイヤハーネス1Aと同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
第2実施形態を、図6から図8を用いて説明する。
図6(a)は、棒部材11Bと接続補助具15とを複数並べた状態の斜視図を示し、図6(b)は、棒部材11Bと接続補助具15とを複数並べた状態の正面図を示している。
サポート材付きワイヤハーネス1Bは、3本の棒部材11Bと、該棒部材11Bの間に配置された接続補助具15とで構成したサポート材10Bをワイヤハーネス20の長手方向Lに沿って配置し、サポート材10Bをワイヤハーネス20の外周に沿わせて、テープK1で固定して構成している。
この被挿嵌部12bは、長手方向Lに直交する断面において、図6(b)に示すように、棒部材11Bの中心に対して対向するように2つ配設されている。
なお、対向配置した各被挿嵌部12bと棒部材の中心とを結ぶ仮想線は、180°に限ることなく、所望する角度となるように配設してもよい。
取付け作業は、棒部材11B同士を接続する接続作業と、サポート材10Bをワイヤハーネス20に固定する固定作業と、サポート材付きワイヤハーネス1Bをインパネリインフォース30Aに搭載する搭載作業とをこの順に行う。
サポート材10Bおよびサポート材付きワイヤハーネス1Bは、上述した第1実施形態のような作用効果の他にも、以下のような作用効果を奏する。
第3実施形態を、図9および図10を用いて説明する。
サポート材付きワイヤハーネス1Cは、1本の棒部材11Cで構成したサポート材10Cをワイヤハーネス20の長手方向Lに沿って配置し、サポート材10Cをワイヤハーネス20の外周に沿わせて、バンドクランプK2で固定して構成している。
固定位置調節部16は、外径が棒部材11Cの約半分に縮径された縮径部16aと、外径が棒部材11Cと同等である筒状のバンド固定部16bとで構成されている。
したがって、バンド固定部16bは、縮径部16aに装着が可能であるとともに、縮径部16aに沿って移動が可能である。
アンカーK2bは、インパネリインフォース30Bに形成した後述するクランプ孔Hに挿通され、該クランプ孔Hに係止することで、サポート材付きワイヤハーネス1Cをインパネリインフォース30Bに固定する。
取付け作業は、サポート材10Cをワイヤハーネス20に固定する固定作業と、サポート材付きワイヤハーネス1Cをインパネリインフォース30Bに搭載する搭載作業とをこの順に行う。
サポート材10Cは、棒部材11Cに、バンドクランプK2の巻き付けを許容するとともに、棒部材11Cに対して長手方向Lに移動可能な固定位置調節部16を備えたことにより、インパネリインフォース30Bに形成したクランプ孔HにアンカーK2bを確実に挿通して係止することができる。
この発明の固定部材装着部は、実施形態の固定位置調節部16に対応し、
以下同様に、
電線は、被覆電線20aに対応し、
固定部材は、テープK1およびバンドクランプK2に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
なお、図11(a)から図11(c)は、断面形状を異形形状に形成した棒部材11Dの断面図を示し、図12(a)は、連結手段17を備えた棒部材11Eの斜視図を示し、図12(b)は、連結状態の棒部材11E,11Eにおける連結部分の縦断面図を示している。
この構成により、棒部材11Eを固定したい幹線21の長さに対して、棒部材11Eの長さが短い場合、棒部材11E同士は、図12(b)に示すように、連結凸部17aを連結凹部17bに挿嵌して、互いに連結するだけで、所望の長さに設定することができるため、棒部材11Eで固定したい幹線21の長さに対応する棒部材11Eを容易に得ることができる。
なお、上記識別手段19とは、識別記号19aの他にも、棒部材に色を付けたりしてもよく、端面と外面との一方のみに識別記号19aを形成してもよい。
10A〜10D…サポート材
11A〜11G…棒部材
12…接続手段
12a…挿嵌部
12b…被挿嵌部
13a〜13f…仮想線
14…芯棒
15…接続補助具
16…固定位置調節部
16a…縮径部
16b…バンド固定部
17…連結手段
17a…連結凸部
17b…連結凹部
18…分割補助部
20…ワイヤハーネス
20a…被覆電線
21…幹線
22…枝線
30A,30B…インパネリインフォース
31…リインフォース本体
32…ブレース
33…エクステンション
H…クランプ孔
K1…テープ
K2…バンドクランプ
K2a…バンド
K2b…アンカー
L…長手方向
θ1,θ2…所定角度
Claims (9)
- 複数の電線を束ねて構成したワイヤハーネスに沿わせるとともに、
沿わせた状態において、前記ワイヤハーネスに固定する固定部材を装着可能な棒部材で構成し、
前記棒部材に、該棒部材を所定長さに分割することを補助する分割補助部を備えた
サポート材。 - 前記ワイヤハーネスの外周に沿って、複数本の前記棒部材を沿わせるとともに、
複数本の前記棒部材のうち、前記ワイヤハーネスの周方向に隣り合う前記棒部材同士を接続する接続手段を備えた
請求項1に記載のサポート材。 - 前記接続手段を、挿嵌部と、該挿嵌部の挿嵌を許容する被挿嵌部とで構成し、
前記棒部材に、前記挿嵌部と前記被挿嵌部とのうち少なくとも一方を形成するとともに、
隣り合う前記棒部材に、前記挿嵌部と前記被挿嵌部とのうち少なくとも他方を形成した
請求項2に記載のサポート材。 - 前記挿嵌部と前記被挿嵌部とのうち少なくとも一方を、前記棒部材の周方向に一対形成するとともに、これら一対を、前記棒部材の周方向において、隣り合う前記棒部材と接続する方向に応じた所定角度に配設した
請求項3に記載のサポート材。 - 前記所定角度を識別する識別手段を備えた
請求項4に記載のサポート材。 - 複数の電線を束ねて構成したワイヤハーネスの外周に沿わせるとともに、
沿わせた状態において、前記ワイヤハーネスに固定する固定部材を装着可能な複数本の棒部材で構成し、
前記棒部材は、前記ワイヤハーネスの周方向に隣り合う他の前記棒部材と接続する接続手段を備え、
前記接続手段を、挿嵌部と、該挿嵌部の挿嵌を許容する被挿嵌部とで構成し、
前記棒部材に、前記挿嵌部と前記被挿嵌部とのうち少なくとも一方を形成するとともに、
隣り合う前記棒部材に、前記挿嵌部と前記被挿嵌部とのうち少なくとも他方を形成し、
前記挿嵌部と前記被挿嵌部とのうち少なくとも一方を、前記棒部材の周方向に一対形成するとともに、これら一対を、前記棒部材の周方向において、隣り合う前記棒部材と接続する方向に応じた所定角度に配設し、
前記所定角度を識別する識別手段を備えた
サポート材。 - 前記棒部材の間に、該棒部材同士を長手方向に連結する連結手段を備えた
請求項1から6のうちいずれか一項に記載のサポート材。 - 前記棒部材に、前記固定部材の装着を許容するとともに、前記棒部材に対して前記棒部材の長手方向に移動可能な固定部材装着部を備えた
請求項1から7のうちいずれか一項に記載のサポート材。 - 請求項1から8のうちいずれか一項に記載のサポート材を、前記ワイヤハーネスに沿わせて、前記固定部材で固定した
サポート材付きワイヤハーネス。
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2014
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