JP6301437B1 - 乗客コンベア - Google Patents

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Abstract

【課題】建築物に生じる層間変位を無理なく吸収することができ、トラスに過大な圧縮力が作用するのを回避できる乗客コンベアを得ることにある。【解決手段】トラスと、トラスの一端に固定された第1のトラス支持アングルと、トラスの他端に固定された第2のトラス支持アングルと、少なくとも第1のトラス支持アングルと第1のアングル支持台との間を回動可能に連結する連結機構と、を備えている。連結機構は、第1のアングル支持台の上に固定され、トラスの長手方向に沿うガイド溝を有する軸受部材と、第1のトラス支持アングルに回動可能に連結されるとともに、軸受部材のガイド溝にトラスの長手方向に移動可能に嵌合された軸部材と、軸部材を軸受部材に固定する軸状の留め具と、を含む。留め具は、トラスの長手方向と交差する横向きの姿勢で軸部材と軸受部材との間に跨るとともに、留め具の少なくとも一箇所に他の部位よりも機械的強度が小さい折損予定部が設けられている。【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、エスカレータあるいは移動歩道のような乗客コンベアに関する。
乗客コンベアの一例であるエスカレータは、建屋の下階のフロアと上階のフロアとの間に跨るトラスと、トラスに沿って無端状に走行する多数の踏段と、を主要な要素として備えている。
この種のエスカレータでは、例えば地震によって下階のフロアと上階のフロアとの間に層間変位が生じた時に、層間変位に伴う過大な圧縮力がトラスに作用するのを防ぐ耐震化が推し進められている。
具体的には、フロアを支える梁等の支持材とトラスの端部との間に十分な隙間を設けたり、トラスの端部に固定されたトラス支持アングルと支持材の上のアングル支持台との間に十分な「かかり代」を確保することが行なわれている。これにより、トラスの端部が地震発生時の層間変位に対して支障なく追従し、トラスに圧縮力が作用するのを回避できる。
特開2015−78021号公報
しかしながら、極めて稀に発生する大規模地震となると、層間変位量が中規模地震あるいは小規模地震とは比較にならない程に増大する。このため、大規模地震が発生した場合、トラスの端部が層間変位に追従しきれなくなり、トラスに予期せぬ過大な圧縮力が作用することがあり得る。
本発明の目的は、建築物に生じる層間変位を無理なく吸収することができ、トラスに過大な圧縮力が作用するのを回避できるとともに、大規模地震発生時のトラスの落下を防止できる乗客コンベアを得ることにある。
実施形態によれば、乗客コンベアは、建築物が有する第1の床面と第2の床面との間に架け渡されたトラスと、前記トラスの長手方向に沿う一方の端部に固定され、前記建築物に設けられた第1のアングル支持台の上に予め決められた「かかり代」を有して載置された第1のトラス支持アングルと、前記トラスの長手方向に沿う他方の端部に固定され、前記建築物に設けられた第2のアングル支持台の上に予め決められた「かかり代」を有して載置された第2のトラス支持アングルと、少なくとも前記第1のトラス支持アングルと前記第1のアングル支持台との間を相対的に回動可能に連結する連結機構と、を備え、前記トラスの前記一方の端部と前記建築物との間、および前記トラスの前記他方の端部と前記建築物との間に夫々層間変位を吸収する隙間が設けられている。
前記連結機構は、前記第1のアングル支持台と前記第1のトラス支持アングルとの間に位置するように前記第1のアングル支持台の上に固定され、前記トラスの長手方向に延びるガイド溝を有する軸受部材と、前記第1のトラス支持アングルに回動可能に連結されるとともに、前記軸受部材の前記ガイド溝に前記トラスの長手方向に移動可能に嵌合された軸部材と、前記軸部材を前記軸受部材に固定する軸状の留め具と、を含む。
前記留め具は、前記トラスの長手方向と交差する横向きの姿勢で前記軸部材と前記軸受部材との間に跨るとともに、当該留め具の少なくとも一箇所に他の部位よりも機械的強度が小さい折損予定部が設けられている。さらに、前記軸受部材は、前記ガイド溝の前記トラスの側の端部を閉塞する障壁部を有し、当該障壁部が前記トラスの側から前記軸部材の外周面に当接されている。
第1の実施形態において、エスカレータの初期据え付け時の状態を示す側面図である。 第1の実施形態に係るエスカレータの半固定部の構造を示す平面図である。 第1の実施形態に係るエスカレータの半固定部の構造を示す断面図である。 図2のF4−F4線に沿う断面図である。 図4のF5−F5線に沿う断面図である。 第1の実施形態で用いる留めピンの側面図である。 大規模地震により第2の床面が第1の床面に近づくX方向に変位した時のトラス、第1のアングル支持台および第2のアングル支持台の相対的な位置関係を示すエスカレータの側面図である。 大規模地震により第2の床面が第1の床面から遠ざかる−X方向に変位した時のトラス、第1のアングル支持台および第2のアングル支持台の相対的な位置関係を示すエスカレータの側面図である。 大規模地震によりトラスが第2の床面に近づく−X方向に変位した時のトラス、第1のアングル支持台および第2のアングル支持台の相対的な位置関係を示すエスカレータの側面図である。 大規模地震に伴う層間変位により第1のトラス支持アングルが第1のアングル支持台から外れた状態を示すエスカレータの側面図である。 第2の実施形態に係るエスカレータの半固定部の構造を示す平面図である。 図11のF12−F12線に沿う断面図である。
[第1の実施形態]
以下、第1の実施形態について、図1ないし図10を参照して説明する。
図1は、乗客コンベアの一例であるエスカレータ1を開示している。エスカレータ1は、例えば商業施設あるいは交通機関のターミナルのような建築物2に据え付けられている。
エスカレータ1は、基礎構造体としてのトラス3を備えている。トラス3は、建築物2の上階のフロアを構成する第1の床面4と下階のフロアを構成する第2の床面5との間に架け渡されている。トラス3は、上側主弦部6、下側主弦部7および複数の縦桟8をボルトやピンで結合した骨組み構造体であって、上階側水平部10a、下階側水平部10bおよび傾斜部10cを備えている。
上階側水平部10aは、第1の床面4に連続するようにトラス3の長手方向に沿う一方の端部に位置されている。下階側水平部10bは、第2の床面5に連続するようにトラス3の長手方向に沿う他方の端部に位置されている。傾斜部10cは、上階側水平部10aと下階側水平部10bとの間を結んでいる。
図1に示すように、駆動装置11がトラス3の上階側水平部10aに支持されている。駆動装置11は、モータ12、駆動スプロケット13および駆動チェーン14を有している。モータ12が出力するトルクは、駆動チェーン14を介して駆動スプロケット13に伝達される。
従動スプロケット15がトラス3の下階側水平部10bに支持されている。踏段チェーン16が駆動スプロケット13と従動スプロケット15との間に巻き掛けられている。踏段チェーン16は、駆動スプロケット13がモータ12からトルクを受けて回転した時に、トラス3の内部を無端状に走行するようになっている。
複数の踏段17が踏段チェーン16に等間隔で連結されている。踏段17は、不特定多数の乗客が乗り込む要素であって、踏段チェーン16と一緒に走行する。これにより、踏段17に乗り込んだ乗客が上階のフロアから下階のフロア又は下階のフロアから上階のフロアに向けて搬送される。
図1に示すように、トラス3の右側部および左側部には、夫々欄干18(一方のみを図示)が設けられている。欄干18は、トラス3の右側部および左側部から立ち上がるとともに、トラス3の全長に亘って延びている。
手摺りベルト19が欄干18の外周部に装着されている。手摺りベルト19は、踏段17に乗り込んだ乗客が手で掴まる要素であって、踏段17と同期して無端状に走行するようになっている。
図1に示すように、第1のトラス支持アングル21がトラス3の上階側水平部10aの先端部に固定されている。第1のトラス支持アングル21は、上階側水平部10aの先端部からトラス3の長手方向に沿って水平に突出された水平部21aを有している。水平部21aは、第1の床面4を支える梁のような支持材22の上に張り出している。支持材22の端面とトラス3の上階側水平部10aの先端部との間には、トラス3の長手方向および幅方向に沿う層間変位を吸収するための第1の隙間L1が設けられている。
第2のトラス支持アングル23がトラス3の下階側水平部10bの先端部に固定されている。第2のトラス支持アングル23は、下階側水平部10bの先端部からトラス3の長手方向に沿って水平に突出された水平部23aを有している。水平部23aは、第2の床面5を支える梁のような支持材24の上に張り出している。支持材24の端面とトラス3の下階側水平部10bの先端部との間には、層間変位を吸収するための第2の隙間L2が設けられている。
図1に示すように、第1のトラス支持アングル21は、支持材22の上に固定された第1のアングル支持台25によって支持されている。第2のトラス支持アングル23は、支持材24の上に固定された第2のアングル支持台26によって支持されている。
本実施形態では、第1のトラス支持アングル21は、第1のアングル支持台25と協働して所謂半固定部Aを構成している。半固定部Aとは、小規模地震あるいは中規模地震では、第1のトラス支持アングル21を第1のアングル支持台25に対しトラス3の長手方向に移動不能に固定し、極めて稀に発生する大規模地震では、第1のトラス支持アングル21を第1のアングル支持台25に対し自由に移動可能な状態に保持する構造を有している。
第2のトラス支持アングル23は、第2のアングル支持台26と協働して所謂非固定部Bを構成している。非固定部Bとは、地震の規模に拘らず、第2のトラス支持アングル23を第2のアングル支持台26に対しトラス3の長手方向および幅方向に自由に移動可能な状態に保持する構造を有している。
本実施形態によると、トラス3の長手方向に沿う第1のトラス支持アングル21の水平部21aの長さS1は、トラス3の長手方向に沿う第2のトラス支持アングル23の水平部23aの長さS2よりも格段に短くなっている。
さらに、第1のトラス支持アングル21の水平部21aは、トラス3の長手方向に沿う十分な「かかり代」M1を有して第1のアングル支持台25の上に載置されている。同様に、第2のトラス支持アングル23の水平部23aは、トラス3の長手方向に沿う十分な「かかり代」M2を有して第2のアングル支持台26の上に載置されている。
「かかり代」M2は、前記第1の隙間L1に前記第2の隙間L2を加えた値よりも長くすることが望ましい。このため、第2のトラス支持アングル23の水平部23aの長さS2は、第1のトラス支持アングル21の水平部21aの長さS1を上回っている。言い換えると、第1のトラス支持アングル21の水平部21aの長さS1は、第2のトラス支持アングル23の水平部23aの長さS2よりも短い。
図2および図3に示すように、半固定部Aを構成する第1のアングル支持台25は、ベース27および一対のガイド板28a,28bを有している。
ベース27は、トラス3の幅方向に延びる細長い板状の要素であって、支持材22の上に溶接等の手段で固定されている。
一対のガイド板28a,28bは、夫々トラス3の幅方向に延びる細長い四角い形状を有している。ガイド板28a,28bは、ベース27の上にトラス3の幅方向に互いに間隔を存して配置されている。
具体的に述べると、一方のガイド板28aは、第1の床面4の側から見てベース27と第1のトラス支持アングル21の水平部21aの右端部との間に介在されている。一方のガイド板28aは、第1の床面4の側から見て水平部21aの右側方および第1の床面4に向けて張り出す外周部を有し、当該外周部の縁がベース27の上面に連続して溶接されている。
図2の中の符号W1は、一方のガイド板28aの外周部の縁に沿って形成された溶接ビードを示している。溶接ビードW1は、トラス3の長手方向および幅方向に沿うように連続して延びている。これにより、一方のガイド板28aは、トラス3の長手方向および幅方向のいずれの方向にも動かないようにベース27の上に強固に固定されている。
同様に、他方のガイド板28bは、第1の床面4の側から見てベース27と第1のトラス支持アングル21の水平部21aの左端部との間に介在されている。他方のガイド板28bは、第1の床面4の側から見て水平部21aの左側方および第1の床面4に向けて張り出す外周部を有し、当該外周部の縁がベース27の上面に連続して溶接されている。
図2の中の符号W2は、他方のガイド板28bの外周部の縁に沿って形成された溶接ビードを示している。これにより、他方のガイド板28bは、トラス3の長手方向および幅方向のいずれの方向にも動かないようにベース27の上に強固に固定されている。
各ガイド板28a,28bは、夫々ストッパ30a,30bを有している。ストッパ30aは、第1の床面4の側から見て一方のガイド板28aの右端部に位置されるとともに、ベース27の上で垂直に起立されている。ストッパ30aは、第1の床面4の側から見た時に、第1のトラス支持アングル21の水平部21aの右側縁に沿って延びている。
ストッパ30bは、第1の床面4の側から見て他方のガイド板28bの左端部に位置されるとともに、ベース27の上で垂直に起立されている。ストッパ30bは、第1の床面4の側から見た時に、第1のトラス支持アングル21の水平部21aの左側縁に沿って延びている。
第1のトラス支持アングル21を第1の床面4の側から見た状態では、ストッパ30aと第1のトラス支持アングル21の水平部21aの右側縁との間、およびストッパ30bと第1のトラス支持アングル21の水平部21aの左側縁との間には、夫々第1のトラス支持アングル21の移動を許容する間隙V1,V2が形成されている。
図2および図3に示すように、第1のトラス支持アングル21の水平部21aとガイド板28a,28bとの間に夫々高さ調整用のスペーサ32が介在されている。スペーサ32は、摺動板33および複数のシムプレート34を有している。
摺動板33は、ガイド板28a,28bの上に摺動可能に重ねられている。シムプレート34は、第1のトラス支持アングル21の水平部21aと摺動板33との間に介在されている。さらに、複数の調整ボルト35が第1のトラス支持アングル21の水平部21aおよびシムプレート34を貫通して摺動板33にねじ込まれている。水平部21aの上に突出された調整ボルト35の中間部には、水平部21aの上面に突き当たるナット36がねじ込まれている。
このねじ込みにより、摺動板33およびシムプレート34が第1のトラス支持アングル21の水平部21aとガイド板28a,28bとの間で挟持されるとともに、調整ボルト35の緩み止めがなされている。
本実施形態では、シムプレート34の枚数を増減したり、あるいは厚さが異なるシムプレート34を選択することで、たとえ第1のアングル支持台25のベース27が傾いていても、第1のトラス支持アングル21を水平の姿勢に保つことが可能となる。
図2ないし図4に示すように、連結機構40が第1のトラス支持アングル21の水平部21aと第1のアングル支持台25のベース27との間に介在されている。連結機構40は、第1のトラス支持アングル21の幅方向に沿う中央に位置するように一対のガイド板28a,28bの間に配置されている。
連結機構40は、軸受部材41、ピボット軸42および留めピン43を主要な要素として備えている。図4および図5に示すように、軸受部材41は、例えばフラットな四角い板で構成され、第1のトラス支持アングル21の水平部21aとベース27との間に位置されている。
軸受部材41は、第1の部分41aおよび第2の部分41bを有している。第1の部分41aは、第1のトラス支持アングル21の水平部21aと第1のアングル支持台25のベース27との間に入り込んでいる。第2の部分41bは、第1のトラス支持アングル21の水平部21aの先端からトラス3とは反対側に張り出している。第2の部分41bは、ベース27の上で起立した先端面41cを有している。
本実施形態では、軸受部材41の外周縁がベース27の上面に連続して溶接されている。図2の中の符号W3は、軸受部材41の外周縁に沿って形成された溶接ビードを示している。溶接ビードW3は、トラス3の長手方向および幅方向に延びている。これにより、軸受部材41は、トラス3の長手方向および幅方向のいずれの方向にも動かないようにベース27の上に強固に固定されている。
図4および図5に示すように、軸受部材41は、スリット状のガイド溝45を備えている。ガイド溝45は、軸受部材41の第1の部分41aの中央部から第2の部分41bに向けてトラス3の長手方向に真っ直ぐに延びている。ガイド溝45は、軸受部材41を厚さ方向に貫通するとともに、第2の部分41bの先端面41cの中央部に開口されている。
このため、軸受部材41は、ガイド溝45を間に挟んで向かい合う一対の側壁部46a,46bを有している。ガイド溝45のトラス3の側の端部は、側壁部46a,46bの間に跨る障壁部47で閉塞されている。
図5に示すように、軸受部材41の側壁部46a,46bに夫々第1のピン孔49a,49bが形成されている。第1のピン孔49a,49bは、ガイド溝45の長手方向に沿う中央よりも障壁部47の方向に偏っている。第1のピン孔49a,49bは、トラス3の幅方向に沿って水平に延びているとともに、互いに同軸状に位置されている。
ピボット軸42は、軸部材の一例であって、第1のトラス支持アングル21の水平部21aと軸受部材41との間に跨るように垂直に起立されている。ピボット軸42は、外径が一定の円柱状の要素であり、当該ピボット軸42の外周面にねじ山および段差は存在しない。ピボット軸42の上端部は、水平部21aの先端部に開けた嵌合孔51に軸回り方向に回動可能に嵌合されている。そのため、ピボット軸42は、第1のトラス支持アングル21に連結されている。
さらに、ピボット軸42の下端部は、軸受部材41のガイド溝45に摺動可能に嵌合されているとともに、ベース27の上面に摺動可能に突き当てられている。したがって、ピボット軸42は、ガイド溝45の長手方向に移動可能である。
第2のピン孔52がピボット軸42の下端部に形成されている。第2のピン孔52は、ピボット軸42を径方向に貫通するとともに、ガイド溝45の内側で軸受部材41の第1のピン孔49a,49bに通じている。言い換えると、第1のピン孔49a,49bおよび第2のピン孔52は、トラス3の幅方向に沿って同軸状に一列に並んでいる。
留めピン43は、留め具の一例であって、外径が一定の円柱状に形成されている。図5に示すように、留めピン43は、軸受部材41の側壁部46a,46bとピボット軸42との間に跨るように、第1のピン孔49a,49bおよび第2のピン孔52に圧入されている。したがって、留めピン43は、起立したピボット軸42と直交するようにトラス3の幅方向に水平に延びている。
これにより、ピボット軸42が軸受部材41に固定された状態に保持されるとともに、本実施形態では、軸受部材41の障壁部47がトラス3の側からピボット軸42の外周面に当接されている。
図5および図6に示すように、留めピン43は、一対の折損予定部53a,53bを有している。折損予定部53a,53bは、留めピン43の周方向に連続する環状の溝で規定されている。当該溝は、例えば留めピン43の中間部の外周面にバイトを用いた切削加工を施すことにより形成されている。
溝状の折損予定部53a,53bは、溝底の方向に進むに従い溝幅が減少する先細り状の断面形状を有している。留めピン43の径方向に沿う有効断面積は、折損予定部53a,53bに対応した箇所が折損予定部53a,53bを外れた箇所よりも小さい。留めピン43の折損予定部53a,53bの破壊強度は、溝幅および溝深さに応じて定まる。
本実施形態によると、折損予定部53a,53bは、留めピン43の軸方向に離れている。図5に最もよく示されるように、ピボット軸42が留めピン43を介して軸受部材41に固定された状態では、一方の折損予定部53aが軸受部材41の一方の側壁部46aとピボット軸42との境界に位置され、他方の折損予定部53bが軸受部材41の他方の側壁部46bとピボット軸42との境界に位置されている。
本実施形態では、例えば地震により第1のトラス支持アングル21と第1のアングル支持台25との間にトラス3の長手方向に沿う相対的な移動が生じると、留めピン43の折損予定部53a,53bにせん断荷重が作用する。せん断荷重が折損予定部53a,53bの破壊強度を上回った場合、留めピン43が折損予定部53a,53bで折れる。
この結果、軸受部材41に対するピボット軸42の固定が解除され、ピボット軸42が軸受部材41のガイド溝45に沿って移動可能な状態に移行する。
以上のような構成を有するエスカレータ1において、例えば地震により建築物2の第1の床面4と第2の床面5との間にトラス3の幅方向に沿う層間変位が生じた場合、起立したピボット軸42を中心として、トラス3の上階側水平部10aに固定された第1のトラス支持アングル21と第1のアングル支持台25とが相対的に回動する。
この結果、トラス3の幅方向に沿う層間変位量を吸収することができ、トラス3に過大な外力が作用するのを回避できる。
トラス3の幅方向に沿う層間変位に伴い、第1のトラス支持アングル21と第1のアングル支持台25との間の相対的な回動範囲が上限を上回ると、ガイド板28a,28bのストッパ30a,30bのいずれか一方が第1のトラス支持アングル21の水平部21aに突き当たる。これにより、第1のトラス支持アングル21と第1のアングル支持台25との相対的な回動が制限され、第1のトラス支持アングル21が建築物2に衝突するのを回避できる。
一方、建築物2の第1の床面4と第2の床面5との間にトラス3の長手方向に沿う層間変位が生じた場合、小規模地震又は中規模地震では、非固定部Bを構成する第2のトラス支持アングル23と第2のアングル支持台26とがトラス3の長手方向に沿って相対的に移動する。この移動により、トラス3の長手方向に沿う層間変位量を吸収することができ、トラス3に過大な圧縮力が作用するのを回避できる。
これに対し、極めて稀に発生する大規模地震にあっては、層間変位量が小規模地震又は中規模地震とは比較にならない程に増大する。このため、半固定部Aと非固定部Bとの間の距離が大きく縮まるのを避けられず、非固定部Bだけでは層間変位量を吸収することが困難となる。
本実施形態によると、半固定部Aと非固定部Bとの間の距離が大きく縮まることで、トラス3の第1のトラス支持アングル21が第1の床面4に近づく方向に強く押圧された場合、当該押圧力がピボット軸42から留めピン43を介して軸受部材41に伝わる。
ピボット軸42と軸受部材41との間に跨る留めピン43は、ピボット軸42と直交するようにトラス3の幅方向に水平に延びているとともに、留めピン43に形成された折損予定部53a,53bがピボット軸42と軸受部材41との境界に位置されている。
このため、ピボット軸42が第1の床面4の方向に押圧されると、ピボット軸42と軸受部材41との間に跨る留めピン43の折損予定部53a,53bにせん断荷重が作用する。せん断荷重が折損予定部53a,53bの破断荷重を上回ると、留めピン43が折損予定部53a,53bの箇所で折れる。
これにより、軸受部材41に対するピボット軸42の固定が解除され、ピボット軸42がガイド溝45に沿って障壁部47から遠ざかる方向に移動する。この結果、第1のトラス支持アングル21が第1の隙間L1に相当する分だけピボット軸42と一緒に第1の床面4に近づく方向に移動し、トラス3の長手方向に沿う層間変位量を吸収する。
したがって、大規模地震発生時においても、トラス3に過大な圧縮力が作用するのを回避でき、トラス3の座屈あるいは第1のトラス支持アングル21および第1のアングル支持台25の破損を防止することができる。
次に、大規模地震が発生した時のトラス3、第1のアングル支持台25および第2のアングル支持台26の相対的な位置関係について、図7ないし図10を加えて説明する。
エスカレータ1の初期据え付け時にあっては、図1に示すように、第1の床面4を支える支持材22の端面とトラス3の上階側水平部10aの先端部との間に第1の隙間L1が設けられている。同様に、第2の床面5を支える支持材24の端面とトラス3の下階側水平部10bの先端部との間に第2の隙間L2が設けられている。
さらに、第1のトラス支持アングル21と第1のアングル支持台25とで構成される半固定部Aにおいては、ピボット軸42が第1のトラス支持アングル21と第1のアングル支持台25の上の軸受部材41との間に架け渡されている。したがって、トラス3の非固定部Bでは、トラス3の長手方向に沿う第2のトラス支持アングル23の変位が拘束されていないのに対し、半固定部Aでは、トラス3の長手方向に沿う第1のトラス支持アングル21の変位がピボット軸42によって拘束された状態にある。
図7は、例えば大規模地震により第2の床面5が第1の床面4に近づくX方向に前記第1の隙間L1および第2の隙間L2の分だけ相対的に変位した状態を示している。すなわち、第2の床面5のX方向への変位量は、L1+L2となる。
大規模地震が発生すると、トラス3の非固定部Bでは、第2のトラス支持アングル23と第2のアングル支持台26とがトラス3の長手方向に沿って相対的に移動することで、トラス3の長手方向に沿う層間変位量を吸収する。
一方、トラス3の半固定部Aでは、既に述べたように第1のトラス支持アングル21がピボット軸42と一緒に第1の床面4に近づく方向に押圧される。これにより、ピボット軸42と直交する留めピン43にせん断荷重が加わり、留めピン43が折損予定部53a,53bの箇所で折れる。
この結果、軸受部材41に対するピボット軸42の固定が解除され、第1のトラス支持アングル21が第1の隙間L1を吸収するように軸受部材41のガイド溝45に沿って移動する。よって、トラス3に圧縮力が作用するのを回避できる。
図8は、図7の状態から第2の床面5が第1の床面4から遠ざかる−X方向に変位し、トラス3が第1の床面4と第2の床面5との間で第1の床面4の側に大きく片寄った状態を示している。
この状態では、第2のトラス支持アングル23と第2のアングル支持台26とがトラス3の長手方向に沿って相対的に移動することで、トラス3の長手方向に沿う層間変位量を吸収する。さらに、トラス3が第1の床面4の側に大きく片寄っていても、第2のトラス支持アングル23は、第2のアングル支持台26から脱落することなく第2のアングル支持台26の上に引っ掛かった状態を維持している。
図9は、トラス3が図8の状態から第2の床面5の方向に変位した様子を示している。図9に示すように、第1のトラス支持アングル21は、トラス3の動きに追従して第1の床面4から遠ざかる方向に移動する。このため、第1のトラス支持アングル21の水平部21aに連結されたピボット軸42にしても、トラス3の動きに追従して第1の床面4から遠ざかる方向に移動する。
この移動により、ガイド溝45に嵌合されたピボット軸42の下端部が軸受部材41の障壁部47に突き当たる。そのため、第1のトラス支持アングル21がトラス3の動きに追従して第1の床面4から遠ざかる方向に移動すると、軸受部材41の障壁部47がピボット軸42の動きを拘束する。
一方、図10は、第1のトラス支持アングル21がトラス3の動きに追従して第1の床面4から遠ざかる方向に自由に移動可能な比較例を示している。比較例によると、エスカレータ1のトラス3が図8の状態から第2の床面5の側に変位すると、トラス3の動きに追従して第1のトラス支持アングル21が第1の床面4から遠ざかる方向に移動する。
しかしながら、比較例では、第1の床面4から遠ざかる方向への第1のトラス支持アングル21の動きを拘束することができない。このため、第1の床面4と第2の床面5との間の層間変位量が増大すると、第1のトラス支持アングル21の水平部21aが第1のアングル支持台25から外れる。この結果、図10に矢印で示すように、エスカレータ1が落下する。
本実施形態によると、第1のアングル支持台25と第1のトラス支持アングル21との間に介在された連結機構40は、留めピン43が折れた状態において、トラス3が第1の床面4に近づく方向へのピボット軸42の移動を許容し、トラス3が初期の据え付け位置を超えて第2の床面5に近づく方向へのピボット軸42の移動を拘束するように構成されている。
具体的には、エスカレータ1の初期据え付け時においては、第1のアングル支持台25に溶接された軸受部材41の障壁部47がトラス3の側からピボット軸42の外周面に当接されている。
そのため、図8に示すように、第2の床面5が第1の床面4から遠ざかる−X方向に層間変位した状態において、トラス3が第1の床面4の側から第2の床面5に向けて変位しようとしても、軸受部材41の障壁部47が第1のトラス支持アングル21に追従するピボット軸42の動きを拘束する。
この結果、エスカレータ1の耐震化が強化され、エスカレータ1の落下を未然に防止することができる。
さらに、軸受部材41の障壁部47がピボット軸42の動きを拘束するので、トラス3の長手方向に自由に動き得る第2のトラス支持アングル23の水平部23aの長さS2よりも第1のトラス支持アングル21の水平部21aの長さS1を短くすることができる。よって、第1のトラス支持アングル21の小形化および軽量化が可能となる。
[第2の実施形態]
図11および図12は、第2の実施形態を開示している。第2の実施形態は、連結機構40の構成が前記第1の実施形態と相違している。それ以外のエスカレータ1の構成は第1の実施形態と同様である。そのため、第2の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成部分については同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
図11に示すように、四角い切り欠き部61が第1のトラス支持アングル21の水平部21aに形成されている。切り欠き部61は、軸受部材41の真上に位置されるとともに、水平部21aの先端に開口されている。切り欠き部61は、軸受部材41の周囲に広い作業スペースを確保し得るように、軸受部材41よりも大きな開口形状を有している。さらに、切り欠き部61は、水平部21aの先端とは反対側に位置された終端縁61aを有している。終端縁61aは、トラス3の幅方向に沿う直線状に形成されている。
図11および図12に示すように、連結機構40は、第1のトラス支持アングル21の水平部21aと軸受部材41との間に跨るピボット軸62を有している。ピボット軸62は、円柱状の軸部63と四角い支持板64とで構成されている。
軸部63は、垂直に起立されている。軸部63の上端部は、第1のトラス支持アングル21の切り欠き部61に入り込んでいる。軸部63の下端部は、前記第1の実施形態のピボット軸42と同様に、軸受部材41のガイド溝45に摺動可能に嵌合されているとともに、留めピン43を介して軸受部材41に固定されている。
このため、留めピン43は、軸部63と直交するようにトラス3の幅方向に水平に延びているとともに、留めピン43に形成された折損予定部53a,53bが軸部63と軸受部材41との境界に位置されている。
さらに、軸部63が留めピン43を介して軸受部材41に固定された状態では、軸受部材41の障壁部47がトラス3の側から軸部63の外周面に当接されている。
支持板64は、軸部63の上端部に位置されている。支持板64は、円形の嵌合孔65を有し、当該嵌合孔65に軸部63の上端部が軸回り方向に回動可能に嵌合されている。さらに、支持板64は、切り欠き部61の内側に位置されている。支持板64の一辺は、切り欠き部61の終端縁61aに溶接等の手段で強固に固定されている。
第2の実施形態において、大規模地震により第1のトラス支持アングル21が第1の床面4に向けて押圧された場合、当該押圧力がピボット軸62および留めピン43を介して軸受部材41に伝わる。
留めピン43に形成された折損予定部53a,53bは、軸部63と軸受部材41との境界に位置されているので、軸部63が押圧力を受けると、留めピン43の折損予定部53a,53bにせん断荷重が作用する。せん断荷重が折損予定部53a,53bの破断荷重を上回ると、留めピン43が折損予定部53a,53bの箇所で折れる。
これにより、軸部63と軸受部材41との固定が解除され、軸部63がガイド溝45に沿って障壁部47から遠ざかる方向に移動する。この移動により、トラス3の長手方向に沿う層間変位量が吸収される。
したがって、大規模地震発生時においても、トラス3に過大な圧縮力が作用するのを回避でき、前記第1の実施形態と同様に、トラス3の座屈あるいは第1のトラス支持アングル21および第1のアングル支持台25の破損を防止することができる。
さらに、トラス3が第1の床面4から第2の床面5に向けて変位すると、軸受部材41の障壁部47がトラス3に追従する軸部63の動きを拘束する。よって、第1のトラス支持アングル21は、第1のアングル支持台25の上に止まり、エスカレータ1の落下を防止できる。
加えて、第2の実施形態では、第1のトラス支持アングル21の水平部21aに切り欠き部61を設けたことで、第1のトラス支持アングル21と第1のアングル支持台25との間に入り込む軸受部材41の周囲が切り欠き部61を通じて広く開放される。
この結果、例えばエスカレータ1を据え付ける現場での作業性、あるいは折れた留めピン43を交換する際の作業性が向上するといった利点がある。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
前記第1の実施形態によると、第2のトラス支持アングルは、第2のアングル支持台と協働して非固定部を構成しているが、これに限定されるものではない。例えば、第2のトラス支持アングルと第2のアングル支持台との間に連結機構を介在させ、大規模地震発生時に第2のトラス支持アングルを第2のアングル支持台に対し移動可能な状態に保持する半固定部を構成するようにしてもよい。
すなわち、半固定部は、トラスの長手方向に沿う一方の端部および他方の端部の少なくともいずれか一方に設ければよく、トラスに対する半固定部の位置に特に制約はない。
さらに、実施形態に係る乗客コンベアは、エスカレータに特定されるものではなく、水平又は傾斜して配置された移動歩道であっても同様に実施可能である。
2…建築物、3…トラス、4…第1の床面、5…第2の床面、21…第1のトラス支持アングル、23…第2のトラス支持アングル、25…第1のアングル支持台、26…第2のアングル支持台、40…連結機構、41…軸受部材、42,62…軸部材(ピボット軸)、43…留めピン、45…ガイド溝、47…障壁部、53a,53b…折損予定部、L1,L2…隙間(第1の隙間、第2の隙間)、M1,M2…かかり代。

Claims (5)

  1. 建築物が有する第1の床面と第2の床面との間に架け渡されたトラスと、
    前記トラスの長手方向に沿う一方の端部に固定され、前記建築物に設けられた第1のアングル支持台の上に予め決められた「かかり代」を有して載置された第1のトラス支持アングルと、
    前記トラスの長手方向に沿う他方の端部に固定され、前記建築物に設けられた第2のアングル支持台の上に予め決められた「かかり代」を有して載置された第2のトラス支持アングルと、
    少なくとも前記第1のトラス支持アングルと前記第1のアングル支持台との間を相対的に回動可能に連結する連結機構と、を具備し、
    前記トラスの前記一方の端部と前記建築物との間、および前記トラスの前記他方の端部と前記建築物との間に夫々層間変位を吸収する隙間が設けられた乗客コンベアであって、
    前記連結機構は、
    前記第1のアングル支持台と前記第1のトラス支持アングルとの間に位置するように前記第1のアングル支持台の上に固定され、前記トラスの長手方向に延びるガイド溝を有する軸受部材と、
    前記第1のトラス支持アングルに回動可能に連結されるとともに、前記軸受部材の前記ガイド溝に前記トラスの長手方向に移動可能に嵌合された軸部材と、
    前記軸部材を前記軸受部材に固定する軸状の留め具と、を含み、
    前記留め具は、前記トラスの長手方向と交差する横向きの姿勢で前記軸部材と前記軸受部材との間に跨るとともに、当該留め具の少なくとも一箇所に他の部位よりも機械的強度が小さい折損予定部が設けられ、
    前記軸受部材は、前記ガイド溝の前記トラスの側の端部を閉塞する障壁部を有し、当該障壁部が前記トラスの側から前記軸部材の外周面に当接された乗客コンベア。
  2. 前記第1のアングル支持台と前記第1のトラス支持アングルとの間に予め決められた値を上回る大きさの荷重が作用した状態では、前記留め具が前記折損予定部で折損し、前記軸部材が前記軸受部材の前記ガイド溝に沿って移動可能な状態に移行する請求項1に記載の乗客コンベア。
  3. 前記留め具は、外径が一定のピンであり、前記折損予定部は、前記ピンの周方向に連続する溝で規定された請求項2に記載の乗客コンベア。
  4. 前記留め具の前記折損予定部が前記軸受部材と前記軸部材との境界に位置された請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の乗客コンベア。
  5. 前記留め具に径方向に沿うせん断荷重が作用した状態において、前記留め具が前記折損予定部に対応した位置で折損する請求項1に記載の乗客コンベア。
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