JP6301023B2 - 三相誘導電動機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転子スロットに二次導体が挿入されて成る三相誘導電動機に関する。
三相誘導電動機として、下記特許文献1には、磁極数が4極で毎極毎相の固定子スロット数が3、すなわち、固定子全体で36個の固定子スロット数を有する三相誘導電動機が開示されている。
特許第5615443号公報
三相誘導電動機を駆動するインバータに用いられるスイッチング素子として、従来では、珪素(シリコン:Si)を用いて形成されたスイッチング素子(以下「Si−SW素子」と表記)が主流であったが、最近では、炭化珪素(シリコンカーバイド:SiC)に代表されるワイドバンドギャップ半導体を用いて形成されたスイッチング素子(以下「WBG−SW素子」と表記)の使用が増えて来ている。
従来のSi−SW素子を備えたインバータ(以下、便宜的に「Siインバータ」と表記)では、Si−SW素子によるスイッチング損失が大きく、スイッチング回数の制限のため、モータに流入する電流波形に高調波成分が多く含まれていた。一方、WBG−SW素子を備えたインバータ(以下、便宜的に「WBGインバータ」と表記)では、WBG−SW素子によるスイッチング損失が小さいため、スイッチング回数の制限が取り払われ、従来よりもインバータ1周期あたりのスイッチング回数を増やすことができる。このため、三相誘導電動機に流出入する電流(以下「モータ電流」と称する)のリップルを小さくすることができ、モータ電流に含まれる高調波成分を小さくすることができる。
また、従来では、Si−SW素子に流れる電流が大きいとSi−SW素子での損失が大きくなり、モータ電流の電流値に制限があった。これに対し、WBG−SW素子では、導通損失が小さいためモータ電流の制限値が大幅に緩和されることになる。
WBGインバータを用いて三相誘導電動機を駆動する場合、上記の特徴があるため、三相誘導電動機における固定子スロットおよび回転子スロットの構成を大幅に変更または見直しすることが可能となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、WBGインバータで駆動する際の特徴を有効に発揮し得るように構成された三相誘導電動機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ワイドバンドギャップ半導体を用いて形成されたスイッチング素子を備えたインバータからの交流電力の供給を受けて回転駆動される三相誘導電動機である。三相誘導電動機は、型巻きコイルを挿入するためのオープンスロット構造の固定子スロットを有する固定子、および、二次導体が挿入される回転子スロットを有し、空隙を介して固定子の内側に配置される回転子を備える。回転子スロット数をN、固定子スロット数をN、極数をNとするときに、N≦N−N−6の関係を満足するようにN、NおよびNが設定されている。
本発明によれば、WBGインバータで駆動される三相誘導電動機において、固定子スロット数と回転子スロット数との関係を好ましい関係に設定できる、という効果を奏する。
本実施の形態に係る三相誘導電動機の断面図 本実施の形態の三相誘導電動機における固定子巻線の配列および端部の構成を示す図 本実施の形態の三相誘導電動機の固定子スロットにおけるコイル配置を示す図 本実施の形態の三相誘導電動機における固定子巻線の結線図 WBGインバータを用いて主電動機を駆動する車両駆動システムの一構成例を示す図 WBGインバータを用いた制御手法とSiインバータを用いた制御手法とを比較して説明する図 固定子スロット内に素線を周方向に2列で配列する構成を示す比較図
以下に、本発明に係る三相誘導電動機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本実施の形態に係る三相誘導電動機の断面図である。図1では、三相誘導電動機1におけるシャフト51の軸方向直交面の断面構造を示している。三相誘導電動機1の回転軸であるシャフト51は、例えば鉄道車両用の場合、継手(図示せず)および減速歯車(図示せず)を介して鉄道車両の車軸(図示せず)に連結されるように構成される。
三相誘導電動機1は、円筒構造の固定子2と、空隙18を介して固定子2の内側に配置される円筒構造の回転子5と、を備える。固定子2は固定子鉄心3を有する構造であり、回転子5はシャフト51に一体化された回転子鉄心6を有する構造である。
図1は、本実施の形態に係る三相誘導電動機1の好ましい構造を示している。図1において、固定子鉄心3は円筒形状を成し、内周部側には、48個のスロット3aが等角ピッチで、且つ、間欠的に形成されている。48個のスロット3aが形成されることによって48個のティース3bが形成される。固定子スロットを成すスロット3aには、コイル50が、ティース3bの1つまたは複数を内部に含むように巻装されて収納される。スロット3aに収納された複数のコイル50によって、固定子巻線4が構成される。
回転子鉄心6には、固定子鉄心3のスロット3aもしくはティース3bに対向するように、38個のスロット7が形成されている。回転子スロットであるスロット7には、二次導体が挿入される。
次に、本実施の形態の三相誘導電動機における固定子巻線の配列および結線について、図2から図4の図面を参照して説明する。図2は、本実施の形態の三相誘導電動機における固定子巻線の配列および端部の構成を示す図である。図3は、本実施の形態の三相誘導電動機の固定子スロットにおけるコイル配置を示す図である。図4は、本実施の形態の三相誘導電動機における固定子巻線の結線図である。
図2に示すように、三相誘導電動機1における固定子2の端部では、固定子鉄心3の各スロット3aに収納されたコイル50同士が、C字形状を成す第1〜第4のジョイントバーであるジョイントバー21〜24によって結線されている。ジョイントバー21はU相の結線に用いられ、ジョイントバー22はV相の結線に用いられ、ジョイントバー23はW相の結線に用いられ、ジョイントバー24は中性点の結線に用いられる。
上述のように、ジョイントバー21〜23はC字形状を成しており、ジョイントバー21〜23の端部間には間隙が形成される。ジョイントバー21〜23の各一端部は、ジョイントバー21〜23のそれぞれにおける間隙を利用して外径側に引き出され、引き出された部位は、口出線30として構成される。
固定子鉄心3に設けられたスロット3aは周方向に沿って等角ピッチで等間隔に配置されているが、これに対応してコイル50も周方向に沿って配置される。スロット3a内におけるコイル50の収納態様は、図3に示す通りである。図3に示すように、固定子鉄心3における一つのスロット3aには、コイル50が二層構造で収められている。すなわち、コイル50は、スロット3aの開口部側に位置する上口コイル50bと、スロット3aの底部側に位置する下口コイル50aとからなり、上口コイル50bおよび下口コイル50a共に、周方向に1列で配列された板状の4つの素線52で構成されている。
図2に戻り、ジョイントバー21〜24は互いに同軸的に配置されている。ジョイントバー24は、ジョイントバー21〜23に比べて、最も内径側に配置されている。
図2では、固定子スロット数が48個である場合に、極数を4、固定子巻線4の並列回路数を4とした構成例を示している。この構成例の場合、毎極毎相のスロット数は(総スロット数)/(相数×極数)=48/(3×4)=4となる。
この毎極毎相のスロット数に対応して、図2では、周方向に連続する4個のスロットのコイル50を組として極が構成される。具体的には、各相に応じて“U”、“Vバー”(Vの上部に横棒を付して表記、他のものも同じ)、“W”、“Uバー”、“V”、“Wバー”、“U”、“Vバー”、“W”、“Uバー”、“V”、“Wバー”で表された4個のコイルの組が極を構成している。なお、“Uバー”は“U”と比べてコイルの巻回方向が逆向きになっている。
したがって、例えば、U相については、“U”で表された連続する4個のスロット3aに収納されたコイルと、“Uバー”で表された連続する4個のスロット3aに収納されたコイルとが交互にかつ等間隔で周方向に配置されて合計4箇所に現れており、それぞれが極を構成している。なお、以上の説明は、V相およびW相についても当てはまる。
中性点同士を結線するジョイントバー24は、C字形状の板状金属部材を、結線箇所を除いて絶縁被覆したものである。ジョイントバー24は、コイル50の素線の端部と結線できるように固定子鉄心3の周方向に沿って延伸している。ジョイントバー24を用いることにより、コイル50の素線を引き回すことなく、コイル50の端部をその位置でジョイントバー24と結線することができる。ジョイントバー24は、結線箇所が周方向に分散した状態で一括して結線することを可能とする。結線箇所では、ジョイントバー24の絶縁被覆が除かれ、内部の金属部材とコイル50の素線の端部とが接触するようにして結線される。なお、図4では、周方向に配列されたコイル50(実線は下口コイル、点線は上口コイルを表す。)に対して、ジョイントバー21〜24とコイル50の結線構造を模式的に示しているが、この図4に示すように、ジョイントバー24とコイル50との結線箇所は、各相ごとに4箇所で合計12箇所である。
また、U相同士を結線するジョイントバー21は、C字形状の板状金属部材を、結線箇所を除いて絶縁被覆したものである。ジョイントバー21は、コイル50の素線の端部と結線できるように固定子鉄心3の周方向に沿って延伸している。ジョイントバー21を用いることにより、コイル50の素線を引き回すことなく、コイル50の端部をその位置でジョイントバー21と結線することができる。このように、ジョイントバー21は、結線箇所が周方向に分散した状態で一括して結線することを可能とする。なお、結線箇所では、ジョイントバー21の絶縁被覆が除かれ、内部の金属部材とコイル50の素線の端部とが接触するようにして結線される。図4に示すように、この場合の結線箇所は4箇所である。なお、V相同士を結線するジョイントバー22およびW相同士を結線するジョイントバー23についても、ジョイントバー21と同様の構成および構造である。
次に、WBGインバータで駆動される三相誘導電動機において、固定子スロット数と回転子スロット数とに関する好ましい関係について説明する。
まず、回転子スロット数をN、固定子スロット数をN、極数をNとする。本実施の形態に係る三相誘導電動機では、これらのパラメータ、すなわち回転子スロット数N、固定子スロット数Nおよび極数Nの間に、次式に示す関係を満足することが要旨となる。
≦N−N−6 …(1)
上記(1)式が意味する技術的事項に関する説明の前に、本実施の形態に係る三相誘導電動機を駆動する際の駆動側の条件について説明する。
「発明が解決しようとする課題」の項でも説明したが、本実施の形態に係る三相誘導電動機は、WBGインバータからの交流電力の供給を受けて回転駆動される三相誘導電動機であって、WBGインバータで駆動する際の特徴を有効に発揮し得るように構成された三相誘導電動機である。
図5は、WBGインバータを用いて鉄道車両駆動用の三相誘導電動機(図5では「主電動機」と表記)を駆動する車両駆動システムの一構成例を示す図である。図5において、車両駆動システム61は、図示を省略した遮断器、フィルタコンデンサ、フィルタリアクトルを少なくとも含む入力回路62、スイッチング素子64a,65a,66a,64b,65b,66bを具備し、鉄道車両を駆動するための少なくとも1台以上の主電動機68を接続してなるWBGインバータとしてのインバータ63、およびインバータ63に具備されるスイッチング素子64a,65a,66a,64b,65b,66bをPWM制御するためのスイッチング信号U,V,W,X,Y,Zをそれぞれ生成して出力する制御部67を備えて構成される。
また、図5において、入力回路62の一端は集電装置71を介して架線70に電気的に接続され、他端は車輪73を介して大地電位であるレール72に電気的に接続されている。架線70から供給される直流電力または交流電力は、集電装置71を介して入力回路62の一端に入力されるとともに、入力回路62の出力端に生じた電力(直流電圧)がインバータ63に入力(印加)される。なお、図5では、架線70を直流架線として示しているが、架線70が交流架線であっても構わない。交流架線の場合、細部の設計事項は除き、入力回路62の前段に変圧器を設ける構成とすればよい。
インバータ63は、スイッチング素子64a,65a,66aで構成される正側アーム(例えばU相では64a)と、スイッチング素子64b,65b,66bで構成される負側アーム(例えばU相では64b)とがそれぞれ直列に接続されたレグを有している。すなわち、インバータ63には、3組(U相分、V相分、W相分)のレグを有する三相ブリッジ回路が構成されている。ここで、スイッチング素子64a,65a,66a,64b,65b,66bとしては、ワイドバンドギャップ半導体(SiC、GaN等)を用いたスイッチング素子を用いる。なお、図5の例では、レグ数が3(3相)である場合の構成例を示しているが、このレグ数に限定されるものではない。
インバータ63は、制御部67から出力されるスイッチング信号(PWM信号)U,V,W,X,Y,Zに基づいてスイッチング素子64a,65a,66a,64b,65b,66bをPWM制御することにより、入力回路62から入力された直流電圧を任意周波数および任意電圧の交流電圧に変換して出力する。ここで、スイッチング信号U,V,Wは、それぞれスイッチング素子64a,65a,66a(即ち正側アームのスイッチング素子)をPWM制御するための制御信号であり、同様に、スイッチング信号X,Y,Zは、それぞれスイッチング素子64b,65b,66b(即ち負側アームのスイッチング素子)をPWM制御するための制御信号である。なお、PWM制御を行うための制御部67の構成や、架線70からの電力を取り込んでインバータ63に供給する入力回路62の構成は公知であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
上述したように、WBGインバータでは、WBG−SW素子に流れる電流の導通損失が小さく、モータ電流の制限値が大幅に緩和されることになる。また、モータ電流を大きくできれば、主電動機68への印加電圧を小さくでき、主電動機68を搭載した車両駆動システムにおける全速度域に渡ってPWM制御のみでの制御可能となる。この点については、更に図6を参照して説明する。
図6は、WBGインバータを用いた制御手法(以下「本願手法」と称する)とSiインバータを用いた制御手法(以下「従来手法」と称する)とを比較して説明する図である。図6において、太実線で示す波形は本願手法を用いた場合の目標電流(電動機に対する目標電流、以下同じ)であり、太破線で示す波形は本願手法を用いた場合の目標電圧(電動機に対する目標電圧、以下同じ)である。一方、一点鎖線で示す波形は従来手法を用いた場合の目標電流であり、二点鎖線で示す波形は従来手法を用いた場合の目標電圧である。
従来手法による電動機制御では、図6に示すように、電動機の回転数がある設定値までは目標電流を一定とし、且つ、目標電圧を回転数に応じて比例的に増加させるPWM制御モードにて制御を行うが、回転数が当該設定値以上では、同期パルスモードなどの複数パルスモードの間においては目標電圧を一定に制御する制御モード(非PWM制御モード)にて制御を行っていた。
一方、本願手法では、電動機の最大回転数までの領域(全制御領域)において、目標電流を一定とし、且つ、目標電圧を回転数に応じて比例的に増加させるPWM制御モードにて制御を行う場合もある。この場合、目標電圧は従来手法に比して小さいが、目標電流を従来手法に比して大きな値としているので、従来と同等(もしくは同等以上)の所要トルクの確保が可能となっている。なお、この本願手法を採用すれば、例えば高速惰行時であっても回生ブレーキの使用が可能となるので、回生エネルギーを有効に活用することができて消費電力量の削減が可能になるのと共に、機械ブレーキの使用頻度を抑制することで機械ブレーキの摩耗を抑制することができ、機械ブレーキの寿命の延伸化が可能となる。
次に、上記(1)式が意味する内容について説明する。まず、インバータ駆動される三相誘導電動機において発生する高調波損失には、これに印加される電圧波形に含まれる高調波、すなわち高調波電圧によって発生する高調波損失(一般的にインバータ高調波損失と称される)と、電動機の機内で発生する空間高調波により発生する高調波損失(一般的に空間高調波損失と称される)とがある。一方、WBGインバータを用いるとインバータ高調波が小さくなるため、三相誘導電動機における高調波損失としては、空間高調波損失が支配的となる。
空間高調波損失は、一般的に、固定子のスロット部、ティース部のパーミアンス脈動によって発生する固定子スロット高調波と、固定子巻線がスロット内に格納されているため起磁力が階段状になることで発生する固定子起磁力高調波とに分類される。
固定子起磁力高調波は、毎極毎相のスロット数が2以上であれば一般的に小さい。このため、空間高調波損失の主となる空間高調波は、固定子スロット高調波となる。本実施の形態に係る三相誘導電動機も同様の構造であるが、特に、型巻きコイルを使用する場合には、コイルの挿入の工作性を向上する観点から、固定子スロットの開口部がオープンスロット構造となるので、固定子スロット高調波が特に大きくなる。
よって、WBGインバータを用いて制御される電動機は、回転子スロット数が固定子スロット数より少ないことが望ましい。その理由は、回転子スロット数が固定子スロット数より多ければ、固定子スロット高調波による磁束の脈動成分の多くを隣接する回転子スロット内の導体間で受けることになり、高調波損失が増加するためである。
なお、このような高調波損失を低減する目的で、回転子二次導体を軸方向にスキューする技術が知られているが、回転子スロットに挿入される二次導体が金属バーの場合、軸方向にスキューを付けることは難しい。このため、二次導体を軸方向にスキューしない構造の電動機において、回転子スロットに挿入される二次導体には、多くの高調波電流が誘起されてしまうことになる。
一方、電動機において発生する電磁振動および騒音は、固定子スロット数Nと回転子スロット数Nと極数Nとの関係に起因することが知られている。また、電動機の振動をモード解析すると、4次以下の小さいモード、すなわち固定子を4角形に変形させる4次モード、固定子を3角形に変形させる3次モード、固定子を楕円に変形させる2次モードで発生することが知られている。このため、電動機において発生する電磁振動および騒音を小さくするには、4次以下のモードの加振力を小さくすることが必要となる。このことを固定子スロット数N、回転子スロット数Nおよび極数Nで表すと、以下の関係式で表すことができる。
<N−N−4 …(2)
なお、固定子スロット数と回転子スロット数の差が奇数であれば、軸系の振動を招くおそれがあり、負荷によっては大きな振動となる可能性がある。また、回転子を偏心させる電磁力の発生も考えられ、固定子スロット数Nと回転子スロット数Nとの差が奇数となることを避ける必要がある。この点を踏まえると、固定子スロット数Nと回転子スロット数Nとに係る好ましい関係式は、上記(2)を変形した上記(1)式となる。
≦N−N−6 …(1)(再掲)
上述した図1の構成では、N=38、N=48、N=4であり、(左辺)=38、(右辺)=48−4−6=38となり、上記(1)式を満足する。
次に、図1の構成を従来では採用して来なかった理由について、鉄道車両駆動用の主電動機(以下「鉄道用主電動機」と称する)を例として説明する。
鉄道用主電動機は、その速度範囲の広さから主に4極あるいは6極で構成するが、特に4極の構成が一般的である。また、鉄道用主電動機は、鉄道車両の床下にある台車内に筐体を収納しなければならないという艤装限界があった。このため、鉄道用主電動機は、固定子内径がφ250〜φ350[mm]程度の範囲に収めなければならなかった。なお、固定子内径に関する下限値(φ250)は、電動機出力からの要請である。
鉄道用主電動機が4極機である場合、毎極毎相の固定子スロット数を3に設定すると(固定子全体では36)、(1)式を満たす回転子スロット数は最大26となり、固定子内径がφ250〜φ350の範囲では回転子スロットピッチが30.2mm〜42.3mmとなる。ところが、回転子二次導体は金属製のバー、すなわち導体バーであり、このような広い範囲に導体バーを挿入すると、速度範囲の広い鉄道用主電動機では、遠心力により導体バーを支える回転子鉄心におけるスロット開口部の強度が問題となる。もちろん、回転子スロットピッチに対して小さい導体バーを採用することも考えられるが、小さい導体バーを採用すると、二次導体の抵抗が大きくなり、効率が悪化するという問題がある。よって、従来は固定子高調波損失の増加を許し、回転子スロット数を46とする構成を採用していた。一方、固定子スロットピッチは、固定子内径がφ250〜φ350の範囲で21.8mm〜30.5mmとなり、絶縁を考慮した型巻きコイルを挿入するのに適当なピッチであった。また、固定子電流に含まれる高調波による固定子コイルの素線に発生する損失は、固定子スロット幅が狭いほど大きくなるため、固定子スロット数を36(毎極毎相の固定子スロット数を3)とする構成が適当とされていた。
しかしながら、WBGインバータの出現により、固定子電流に含まれる高調波成分が小さくなれば、固定子スロットピッチを狭くしても大きな損失増加にはならないことが本願発明者らによって見出された。よって、毎極毎相の固定子スロット数を4(4極機なら48スロット、6極機なら72スロット)としてもインバータ高調波による損失増加は非常に小さく、上記(1)式で示される最大の回転子スロット数38(4極機の場合)を達成することができるようになった。回転子スロット数が38の場合、回転子スロットピッチは、固定子内径がφ250〜φ350の範囲では20.7mm〜28.9mmとなり、二次導体の面積を小さくすることなく、すなわち二次抵抗を高くすることなく、遠心力に対するスロット開口部の強度の低下を抑止することができる。
なお、4極機で毎極毎相のスロット数が6の場合、固定子2の総スロット数は、4×6×3=72となる。総スロット数が72の場合、固定子内径がφ250〜φ350の範囲では、回転子スロットピッチが10.9mm〜15.3mmとなる。よって、スロット幅は5mm〜8mm程度となり、絶縁厚さを考慮すると導体断面積を稼ぐことが難しくなり、これ以上のスロット幅の縮小は銅損の増大を招くことになり好ましくない。よって、固定子スロット数Nと、極数Nと、相数mとの間には、次式で示す関係を満足することが好ましい。
4≦{N/(mN)}≦6 …(3)
なお、上述した絶縁厚さであるが、印加電圧によって必要な絶縁厚さが決まっており、絶縁厚さを必要以上に薄くすることは困難である。よって、スロット幅が細くなってもスロット幅が広い場合と同様の絶縁厚さが必要になり、導体の断面積は相対的に小さくなる。
以上説明したように、本実施の形態に係る三相誘導電動機によれば、回転子スロット数をN、固定子スロット数をN、極数をNとするときに、上記(1)式の関係を満足するように構成されているので、WBGインバータで駆動する際の特徴を有効に発揮することが可能となる。この構成により、三相誘導電動機に流出入する電流のリップルを小さくしてモータ電流に含まれる高調波成分を小さくすることができる。また、モータ電流の制限値を緩和して大きくすることができ、三相誘導電動機への印加電圧を小さくできるので、駆動システムにおける全速度域に渡ってPWM制御のみでの制御が可能となり、インバータ制御を簡素化することができる。
また、本実施の形態に係る三相誘導電動機を鉄道用主電動機として用いた場合には、固定子スロット数Nと、極数Nと、相数mとの間に上記(3)式の関係を満足するように構成することが好ましい。
なお、鉄道用主電動機では、省保守性の観点から外気と遮断する部材で覆われている全閉型が多く採用されている。全閉形の主電動機では、電動機の内部を密閉する構造上、外気を直接電動機内部へ取り込んで冷却ができないため、機内の温度も高くなる。よって、耐熱性の高いWBG−SW素子にて駆動される本実施の形態に係る技術は、全閉型の三相誘導電動機に用いて好適である。
また、WBGインバータの特徴の一つとして高調波損失が小さくなることについて説明したが、この特徴は裏を返せば、基本波による損失が従来の素子と比較して大きくなるという特徴となる。よって、基本波による損失が増加しない配慮が必要となる。図7は、この配慮を説明するための比較図である。図3では、本実施の形態に係るコイル配置として、固定子スロットであるスロット3a内にコイル50を構成する素線52を周方向に1列で配列する構成を示したが、図7では、比較例として、スロット3a内にコイル50を構成する素線52を周方向に2列で配列する構成を示している。なお、図7において、図3と同等の構成部には同一の符号を付して示している。
固定子スロットであるスロット3a内の素線52は、絶縁部分を除いてできる限り広くとる方が損失が小さくなる。スロット内に2列以上の素線52がある場合、図7に示すように、列間に絶縁部54が存在し、1列配列よりも導体断面積が小さくなってしまう。よって、WBGインバータを使用する場合には、1列配列の採用が有効であると言える。
なお、上記の一部の説明では、本実施の形態に係る三相誘導電動機を鉄道用主電動機として用いる場合について説明したが、鉄道車両用の以外の用途に用いてもよいことは言うまでもない。
また、以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 三相誘導電動機、2 固定子、3 固定子鉄心、3a スロット(固定子スロット)、3b ティース、4 固定子巻線、5 回転子、6 回転子鉄心、7 スロット(回転子スロット)、18 空隙、21 ジョイントバー(第1のジョイントバー:U相結線用)、22 ジョイントバー(第2のジョイントバー:V相結線用)、23 ジョイントバー(第3のジョイントバー:W相結線用)、24 ジョイントバー(第4のジョイントバー:中性点結線用)、30 口出線、50 コイル、50a 下口コイル、50b 上口コイル、51 シャフト、52 素線、54 絶縁部、61 車両駆動システム、62 入力回路、63 インバータ、64a,65a,66a,64b,65b,66b スイッチング素子、67 制御部、68 主電動機、70 架線、71 集電装置、72 レール、73 車輪。

Claims (6)

  1. ワイドバンドギャップ半導体を用いて形成されたスイッチング素子を備えたインバータからの交流電力の供給を受けて回転駆動される三相誘導電動機であって、
    型巻きコイルを挿入するためのオープンスロット構造の固定子スロットを有する固定子と、
    二次導体が挿入される回転子スロットを有し、空隙を介して前記固定子の内側に配置され、前記二次導体が軸方向にスキューされない構造の回転子と、
    を備え、
    前記回転子スロット数をN、前記固定子スロット数をN、極数をNとするときに、以下の(1)式の関係を満足するように構成されていることを特徴とする三相誘導電動機。
    ≦N−N−6 …(1)
  2. 前記三相誘導電動機は、鉄道車両駆動用の主電動機として用いられることを特徴とする請求項1に記載の三相誘導電動機。
  3. 前記三相誘導電動機は、全閉型であることを特徴とする請求項に記載の三相誘導電動機。
  4. 毎極毎相の前記固定子スロット数が4以上且つ6以下であることを特徴とする請求項またはに記載の三相誘導電動機。
  5. 前記固定子スロット数が48、前記回転子スロット数が38および前記極数が4であることを特徴とする請求項に記載の三相誘導電動機。
  6. 前記型巻きコイルを構成する素線が周方向に1列であることを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の三相誘導電動機。
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