JP6300647B2 - 窒化特性に優れる窒化用鋼 - Google Patents

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本発明は窒化を施して用いられる部品、特に歯車を代表とする動力伝達部品に適用される機械構造用部品に適した窒化用鋼に関する。
従来、歯車を代表とする動力伝達部品に用いられる機械構造用鋼の多くは、強度と靭性の両立が求められる。そのため、Cが0.2%前後のはだ焼鋼を浸炭焼入焼戻しすることで表層のみを硬化して使用される。しかしながら、浸炭処理は、一般的に鋼がオーステナイト化する温度である900℃以上の温度まで加熱し、鋼材への炭素拡散を行うため歪が発生し、部品の寸法制度が悪くなる。
一方、窒化処理は一般的に変態点以下である600℃以下で処理を施すため熱処理歪が小さく、寸法制度に優れる。そのため、窒化処理は、近年、浸炭焼入焼戻しに変わる表面硬化処理として注目されている。しかしながら、未だに短時間の窒化処理では浸炭焼入焼戻し並みの硬化層を得ることが困難であり、硬化層の深さを増加させるためには24時間を越える長時間の窒化処理が必要となる。
そこで、長時間の窒化による製造性を下げることなく、強度確保のために必要な硬さや硬化層の深さを得るためには、窒化特性を向上することで窒化効率を上げることが鋼材側において重要となる。窒化処理において、窒化物析出元素を添加することで、窒化物および炭窒化物をN拡散層内に析出させ、硬度を上昇させる。しかし、窒化物析出元素を多量に添加すると、N拡散を阻害するので、硬化層の深さが浅くなる。このため、添加元素の種類および添加量を最適化することが窒化特性の向上につながる。
このように、窒化した際には、添加元素による硬度上昇と硬化層減少は切り離せない関係である。しかしながら、合金元素によっては、その特性は異なるため、必要な強度に応じて合金元素を使い分ける必要がある。表面硬度上昇のためには、合金元素としてCr、Al、Mo、Vなどの窒化物析出元素の添加が有効で、特にCrは窒化物および炭窒化物を非常に形成しやすく硬度上昇に効果がある。しかし、CrはNの拡散を著しく阻害し、硬化層の深さが浅くなる。そこで、硬化層の深さが浅くなることを防ぐため、Cr添加と同時にMoやVを積極的に添加して硬化層の深さを改善しているものがある(例えば、特許文献1参照。)。さらに、窒化層の深さの減少を回避するために高周波焼入れと窒化処理を併用することで、硬化層の深さを改善しようとするものがある(例えば、特許文献2参照。)。
しかし、特許文献1の方法では、窒化前の組織には、検討が及んでおらず、MoやVの多量添加は素材コストの大幅な増加につながる。また、特許文献1の請求項では、硬化層を「Hv(ビッカース硬度)750で0.25mm以上であること」と規定している。ところで、この規定では、硬化層は浸炭処理以上の硬化層の深さであり、一般的な機械構造用鋼として使用する場合には、この硬化層の深さは過度なものである。さらに、特許文献2の方法では、高周波焼入れと合わせるために、C添加量を0.3%超〜0.6%と中炭素鋼同等程度としている。しかし、CはNの拡散を大きく妨げる元素であり、硬化層の深さの減少につながる問題がある。
特開平7−3392号公報 特開2011−208250号公報
そこで、本発明が解決しようとする課題は、窒化を施して用いられる鋼部品、特に歯車を代表とする動力伝達部品などの機械構造用鋼部品に対する、窒化処理で適切な硬化層の深さを得ることができる窒化用鋼を提供することである。
発明者らは、鋼を窒化する前の組織をマルテンサイト組織としてAl添加による硬度上昇の効果を最大限に活用することにより、該鋼からなる部品の窒化処理時にCrとAlの窒化物および炭窒化物の析出を制御することでCrの添加による硬化層の減少を抑え、MoやVの多量の添加あるいはその他の表面処理に頼ることなく、機械構造用鋼として使用に耐えうる、窒化特性に優れた鋼を製造可能であることを見出した。
そこで、本発明の課題を解決するための手段は、第1の手段では、質量%で、C:0.10〜0.40%、Si:0.10〜0.50%、Mn:0.50〜1.50%、P:0.030%以下、S:0.030%以下、Cr:0.50〜1.50%、Mo:0.05〜0.30%、Al:0.15〜0.80%、N:0.005〜0.030%を含有し、残部がFeおよび不可避不純物からなる鋼であり、当該鋼に焼入焼戻処理して窒化前の組織をマルテンサイト組織としたことを特徴とする窒化特性に優れる窒化用鋼である。
第2の手段では、第1の手段の化学成分に加えて、質量%で、V:0.05〜0.35%、Ti:0.05〜0.30%、Nb:0.03〜0.30%のうち1種又は2種以上を含有し、残部がFeおよび不可避不純物からなる鋼であり、当該鋼に焼入焼戻処理して窒化前の組織をマルテンサイト組織としたことを特徴とする窒化特性に優れる窒化用鋼である。
第3の手段では、第1の手段または第2の手段の当該鋼に焼入焼戻処理して窒化前の組織をマルテンサイト組織とした鋼は、該鋼からなる部品に窒化処理する際に、該窒化処理によるN拡散層内における長径が10nm以上100nm以下の窒化物および炭窒化物の中の、炭素および窒素を除く原子量比でAlを50%以上含むAl主体の窒化物および炭窒化物の析出物数をNAlとし、炭素および窒素を除く原子量比で、Crを50%以上含むCr主体の窒化物および炭窒化物の析出物数をNCrとするときの、これら窒化物および炭窒化物の析出物数の比であるNAl/NCrが0.2以上であり、その表面硬さが800Hv以上であり、有効硬化層の深さは0.25mm以上であることを特徴とする窒化特性に優れる窒化用鋼である。
本発明の窒化用鋼、および窒化用鋼を素材とした窒化部品は、窒化前の組織をマルテンサイト組織とし、さらに添加元素と析出窒化物および炭窒化物を制御することで、窒化特性を向上させ、素材コストの大幅な増加につながる高価な添加元素の多量の添加や製造コスト増となる窒化以外の表面硬化処理に頼ることなく、24時間以内の窒化処理においても機械構造用鋼としての使用に耐える表面硬度および硬化深さを有し、優れた耐摩耗特性を有することが可能である。
先ず、本発明の手段の窒化用鋼における化学成分の限定理由、鋼の窒化前の組織をマルテンサイト組織とする理由、およびAlの窒化物および炭窒化物並びにCrの窒化物および炭窒化物の析出物数の比の限定理由を以下に説明する。なお、化学成分の%は質量%で示す。
C:0.10〜0.40%
Cは鋼の芯部の強度に影響する元素であり、Cが0.10%未満では十分な芯部の硬さが得られず強度が低下するため、Cは0.10%以上とする。一方、Cが0.40%を超えるとNの拡散を阻害して鋼の窒化特性を低下するため、Cは0.40%以下とする。そこで、Cは0.10〜0.40%とし、好ましくは、Cは0.15〜0.38%とする。
Si:0.10〜0.50%
Siは脱酸に必要な元素であり、Siが0.10%未満では鋼の芯部の焼戻し軟化抵抗性が不足し窒化処理後の芯部の硬さが低下するため、Siは0.10%以上とする。一方、Siが0.50%を超えると素材硬さが増加し、被削性および鍛造性などの加工性が阻害あれるため、Siは0.50%以下とする。そこで、Siは0.10〜0.50%とし、好ましくは、Siは0.15〜0.40%とする。
Mn:0.50〜1.50%
Mnは鋼の焼入れ時の焼入性の確保に必要な元素であり、そのためにはMnが0.50%以上は必要である。一方、Mnは素材硬さが増加し、被削性および鍛造性などの加工性を阻害するため、Mnは1.50%以下とする。そこで、Mnは0.50〜1.50%とし、好ましくは、Mnは0.55〜1.00%とする。
P:0.30%以下
Pは鋼の脆化元素であり、疲労強度を下げるため、Pは0.030%以下とする。
S:0.30%以下
Sは鋼の冷間加工性を阻害する元素であり、また、Mnと結合し、MnSを生成することで疲労強度を低下するため、Sは0.030%以下とする。
Cr:0.50〜1.50%
Crは鋼の焼入性の確保に必要な元素であり、かつ窒化により表面硬度を大きく上昇させる元素であり、これらの効果を十分な効果を得るためには、Crは0.50%以上の添加が必要である。一方、Crが増加すると窒化物および炭窒化物を形成し、Nの拡散を大きく妨げ、硬化層の深さが低下するため、Crは1.50%以下とする。そこで、Crは0.50〜1.50%とし、好ましくは、Crは0.65〜1.30%とする。
Mo:0.05〜0.30%
Moは鋼を窒化した際に、窒化物および炭窒化物の析出により硬度を向上させる元素であり、この効果を十分な効果を得るためには、Moは0.05%以上の添加が必要である。さらに、Moは窒素拡散の阻害に対する影響が小さいため、硬化層の深さの減少防止のためにも有効な元素である。一方、Moが増加すると素材コストが大幅に増加するため、Moは0.30%以下とする。そこで、Moは0.05〜0.30%とし、好ましくは、Moは0.10〜0.25%とする。
Al:0.15〜0.80%
Alは鋼を窒化した際に、窒化物および炭窒化物の析出により硬度を大きく上昇させる元素であり、この効果を十分な効果を得るためには、Alは0.15%以上の添加が必要である。一方、Alが増加すると製造性が低下するため、Alは0.80%以下とする。そこで、Alは0.15〜0.80%とし、好ましくは、Alは0.30〜0.70%とする。
N:0.005〜0.030%
Nは窒化物および炭窒化物を形成する元素であり、窒化物および炭窒化物を形成することでピンニング効果により、結晶粒の粗大化を防止する。これらの効果を十分に発揮するためには、Nは0.005%以上が必要である。一方、Nが過剰に添加されると、窒化物の析出量が増加して鋼の被削性が低下するため、Nは0.030%を以下とする。そこで、Nは0.005〜0.030%とする。
V:0.05〜0.30%
Vは鋼を窒化した際に窒化物および炭窒化物の析出により硬度を向上させるために有効な元素で、さらに窒素拡散を阻害する影響が小さいので硬化層の深さの減少を防止するためにも有効な元素である。それらの効果を得るためには、Vは0.05%以上が必要である。一方、Vは添加量を0.30%より多くすると素材コストが大幅に増加するため、Vは0.30%以下とする。そこで、Vは0.05〜0.30%とし、好ましくは、Vは0.08〜0.25%とする。
Ti:0.05〜0.30%
Tiは鋼を窒化した際に窒化物および炭窒化物の析出により硬度を向上させる元素で、その効果を得るためには、Tiは0.05%以上が必要である。一方、Tiは添加量を0.30%より多くすると素材コストが大幅に増加するため、Tiは0.30%以下とする。そこで、Tiは0.05〜0.30%とし、好ましくは、Tiは0.10〜0.25%とする。
Nb:0.03〜0.30%
Nbは鋼を窒化した際に窒化物および炭窒化物の析出により硬度を向上させる元素で、その効果を得るためには、Nbは0.03%以上が必要である。一方、Nbは添加量を0.30%より多くすると素材コストが大幅に増加するため、Nbは0.30%以下とする。そこで、Nbは0.03〜0.30%とし、好ましくは、Nbは0.06〜0.20%とする。
鋼の窒化前の組織:マルテンサイト組織
鋼の窒化前の組織であるミクロ組織がフェライトであると、Al窒化物による析出強化が十分に果たされない。そのため、鋼の窒化前に鋼に鍛造加工や切削加工等の加工を施しその上で焼入焼戻しを行なって、表面からNを拡散させようとする深さに到るまでの間の表面層を予めマルテンサイト組織としておく必要がある。そこで、鋼の窒化前の組織をマルテンサイト組織とする。
Alの窒化物および炭窒化物の析出物数およびCrの窒化物および炭窒化物の析出物数の比:NAl/NCrが0.2以上
Alの窒化物および炭窒化物並びにCrの窒化物および炭窒化物の析出物数の比は、Crの窒化物および炭窒化物に対してAlの窒化物および炭窒化物の比を多くすることで、窒素拡散による阻害を軽減することが可能である。この軽減効力を十分に発揮させるためには、窒化後の拡散層内における、長径が10nm以上100nm以下の析出物数の比で、窒化物中および炭窒化物中の原子量比でAlを50%以上含むAl主体の窒化物および炭窒化物の析出物数のNAlと原子量比でCrを50%以上含むCr主体の窒化物および炭窒化物の析出物数のNCrの析出物数比が0.2以上である必要がある。そこで、Alの窒化物および炭窒化物の析出物数並びにCrの窒化物および炭窒化物の析出物数の比はNAl/NCrが0.2以上とし、好ましくはNAl/NCrが0.3以上とする。
以下に、本発明の実施例について記載する。表1に示すNo.1〜21の本発明例鋼およびNo.22〜27の比較例鋼のそれぞれの化学成分からなる鋼を100kg真空溶解炉で溶製した。次いで、これらの鋼を1250℃で直径32mmに鍛伸した後、950℃で2時間の焼ならしを行った。その後、880℃から焼入れし、焼戻しを630℃で行った後に、560℃で20時間のガス窒化を実施した。なお、表1においては、ガス窒化を行う前の組織を窒化前組織として示している。
Figure 0006300647
表1の各鋼の表面からの硬さ分布をJIS Z 2244に準拠してビッカース硬度計にて測定し、表1に示す各実施例鋼および各比較例鋼の表面硬さと有効硬化層の深さを表2に記載する。この場合、表2において、表面硬さは、表面から0.05mmの深さ位置における硬さとし、有効硬化層の深さは、550Hvの硬さを有する深さと規定して表2に記載する。また、同様に窒化処理を実施した際の表面から0.1mmの深さの位置において、100μm2中の長径が10nm以上で、かつ100nm以下の範囲のAl主体の窒化物および炭窒化物の析出物数とCr主体の窒化物および炭窒化物の析出物数との比をTEM(透過型電子顕微鏡)を用いて観測した結果についても表2に記載する。
Figure 0006300647
一般的な機械構造用鋼としての使用を考え、表面硬さが800Hv以上、有効硬化層の深さが0.25mm以上である鋼を本発明による鋼材とする。比較例鋼のNo.24は、表面硬度が469Hvと低く、有効硬化層の基準である550Hv未満であったため有効硬化層の深さを記載していない。比較例鋼のNo.26およびNo.27は窒化前の組織がフェライト+パーライト組織であり、これらは共に表面硬さが800Hv未満で、さらにNo.26は有効硬化層深さが0.19mmで十分でなく、析出物比も0.1で十分でない。

Claims (2)

  1. 質量%で、C:0.10〜0.40%、Si:0.10〜0.50%、Mn:0.50〜1.50%、P:0.030%以下、S:0.030%以下、Cr:0.50〜1.50%、Mo:0.05〜0.30%、Al:0.15〜0.80%、N:0.005〜0.030%を含有し、残部がFeおよび不可避不純物からなる鋼であり、当該鋼に焼入焼戻処理してマルテンサイト組織とした鋼は、該鋼からなる部品に窒化処理する際、該窒化処理によるN拡散層内における長径が10nm以上100nm以下の窒化物および炭窒化物の中の、炭素および窒素を除く原子量比でAlを50%以上含むAl主体の窒化物および炭窒化物の析出物数をNAlとし、炭素および窒素を除く原子量比で、Crを50%以上含むCr主体の窒化物および炭窒化物の析出物数をNCrとするときの、これら窒化物の析出物数の比であるNAl/NCrが0.2以上であり、その表面硬さが800Hv以上であり、有効硬化層の深さは0.25mm以上であることを特徴とする窒化特性に優れる窒化用鋼。
  2. 請求項1の化学成分に加えて、質量%で、V:0.05〜0.35%、Ti:0.05〜0.30%、Nb:0.03〜0.30%のうち1種又は2種以上を含有し、残部がFeおよび不可避不純物からなる鋼であり、当該鋼に焼入焼戻処理してマルテンサイト組織とした鋼は、該鋼からなる部品に窒化処理する際、該窒化処理によるN拡散層内における長径が10nm以上100nm以下の窒化物および炭窒化物の中の、炭素および窒素を除く原子量比でAlを50%以上含むAl主体の窒化物および炭窒化物の析出物数をNAlとし、炭素および窒素を除く原子量比で、Crを50%以上含むCr主体の窒化物および炭窒化物の析出物数をNCrとするときの、これら窒化物の析出物数の比であるNAl/NCrが0.2以上であり、その表面硬さが800Hv以上であり、有効硬化層の深さは0.25mm以上であることを特徴とする窒化特性に優れる窒化用鋼。
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