JP6300343B2 - 柱脚金物及びそれを用いた柱脚構造 - Google Patents
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Description
表裏両面と厚さを有する板状に形成された底板部と、この底板部の上面の外形輪郭より中央側で上方に向かって高さを有する支持台部とを有し、この支持台部の上面に柱部材の下端部が接合される柱脚金物であって、
前記外形輪郭の隅部それぞれの位置に第1ボルト挿通孔が形成されると共に、
前記外形輪郭の辺部それぞれの長さ方向における前記第1ボルト挿通孔より中央寄りの2つの位置に第2ボルト挿通孔が形成され、
前記支持台部の前記第1ボルト挿通孔の中心位置から最短距離にある部分において、前記支持台部の側面と前記底板部の上面との間の隅部を埋める、前記第1ボルト挿通孔、及び前記第2ボルト挿通孔の中心に近づくような位置に形成された隅肉盛部を有し、
前記隅肉盛部は、
前記支持台部の前記第1ボルト挿通孔の中心位置から最短距離にある部分における所定の高さ位置から前記底板部の上面に向かって傾斜し、前記第1ボルト挿通孔の中心位置の方向に向かって突出する形状の第1の突出部と、
前記第1の突出部の前記第2ボルト挿通孔側の2つの部分と、前記支持台部の側面との間の隅部の2箇所の位置において、前記支持台部の所定の高さ位置から前記底板部の上面に向かって傾斜し、前記第2ボルト挿通孔の中心位置の方向に近づくようにそれぞれ形成された第2の突出部とを有することを特徴とするものである。
前記隅肉盛部は、前記第1ボルト挿通孔の中心位置から前記隅肉盛部までの最短距離の長さ寸法と、前記第2ボルト挿通孔の中心位置から前記支持台部の側面までの最短距離の長さ寸法が略同じ長さとなるように形成されたことを特徴とするものである。
前記隅肉盛部は、前記第1ボルト挿通孔の中心位置から前記隅肉盛部までの最短距離の長さ寸法と、前記第2ボルト挿通孔の中心位置から前記隅肉盛部までの最短距離の長さ寸法が略同じ長さとなるように形成されたことを特徴とするものである。
底板部の、1つの辺部の長さ方向の2箇所の位置に形成された前記第2ボルト挿通孔の2つの中心位置を通る直線と、前記1つの辺部に直角方向に隣接する他の辺部の長さ方向の2箇所の位置に形成された前記第2ボルト挿通孔の2つの中心位置を通る直線との交点の位置に前記第1ボルト挿通孔の中心位置が配置されたことを特徴とするものである。
底板部の、1つの辺部の長さ方向の2箇所の位置に形成された前記第2ボルト挿通孔の2つの中心位置を通る直線と、前記1つの辺部に直角方向に隣接する辺部の長さ方向の2箇所の位置に形成された前記第2ボルト挿通孔の2つの中心位置を通る直線との交点の位置よりも前記支持台部の中央部寄りにずれた位置に前記第1ボルト挿通孔の中心位置が配置されたことを特徴とするものである。
表裏両面と厚さを有する板状に形成された底板部と、この底板部の上面の外形輪郭より中央側で上方に向かって高さを有する支持台部とを有し、この支持台部の上面に柱部材の下端部が接合される柱脚金物を備えた柱脚構造であって、
前記柱脚金物は、
前記外形輪郭の隅部それぞれの位置に第1ボルト挿通孔が形成されると共に、
前記外形輪郭の辺部それぞれの長さ方向における前記第1ボルト挿通孔より中央寄りの2つの位置に第2ボルト挿通孔が形成され、
前記支持台部の前記第1ボルト挿通孔の中心位置から最短距離にある部分において、前記支持台部の側面と前記底板部の上面との間の隅部を埋める、前記第1ボルト挿通孔、及び前記第2ボルト挿通孔の中心に近づくような位置に形成された隅肉盛部を有し、
前記隅肉盛部は、
前記支持台部の前記第1ボルト挿通孔の中心位置から最短距離にある部分における所定の高さ位置から前記底板部の上面に向かって傾斜し、前記第1ボルト挿通孔の中心位置の方向に向かって突出する形状の第1の突出部と、
前記第1の突出部の前記第2ボルト挿通孔側の2つの部分と、前記支持台部の側面との間の隅部の2箇所の位置において、前記支持台部の所定の高さ位置から前記底板部の上面に向かって傾斜し、前記第2ボルト挿通孔の中心位置の方向に近づくようにそれぞれ形成された第2の突出部とを有することを特徴とするものである。
表裏両面と厚さを有する板状に形成された底板部と、この底板部の上面の外形輪郭より中央側で上方に向かって高さを有する支持台部とを有し、この支持台部の上面に柱部材の下端部が接合される柱脚金物であって、
前記外形輪郭の隅部それぞれの位置に第1ボルト挿通孔が形成されると共に、
前記外形輪郭の辺部それぞれの長さ方向における前記第1ボルト挿通孔より中央寄りの2つの位置に第2ボルト挿通孔が形成され、
前記支持台部の前記第1ボルト挿通孔の中心位置から最短距離にある部分において、前記支持台部の側面と前記底板部の上面との間の隅部を埋める、前記第1ボルト挿通孔、及び前記第2ボルト挿通孔の中心に近づくような位置に形成された隅肉盛部を有し、
前記隅肉盛部は、
前記支持台部の前記第1ボルト挿通孔の中心位置から最短距離にある部分における所定の高さ位置から前記底板部の上面に向かって傾斜し、前記第1ボルト挿通孔の中心位置の方向に向かって突出する形状の第1の突出部と、
前記第1の突出部の前記第2ボルト挿通孔側の2つの部分と、前記支持台部の側面との間の隅部の2箇所の位置において、前記支持台部の所定の高さ位置から前記底板部の上面に向かって傾斜し、前記第2ボルト挿通孔の中心位置の方向に近づくようにそれぞれ形成された第2の突出部とを有することにより、
その隅部を含めた全体の曲げ耐力を向上させることができると共に、その大型化や重量化、高額化を防止することができる柱脚金物、及びそれを用いた柱脚構造を提供することができる。
表裏両面と厚さを有する板状に形成された底板部と、この底板部の上面の外形輪郭より中央側で上方に向かって高さを有する支持台部とを有し、この支持台部の上面に柱部材の下端部が接合される柱脚金物を備えた柱脚構造であって、
前記柱脚金物は、
前記外形輪郭の隅部それぞれの位置に第1ボルト挿通孔が形成されると共に、
前記外形輪郭の辺部それぞれの長さ方向における前記第1ボルト挿通孔より中央寄りの2つの位置に第2ボルト挿通孔が形成され、
前記支持台部の前記第1ボルト挿通孔の中心位置から最短距離にある部分において、前記支持台部の側面と前記底板部の上面との間の隅部を埋める、前記第1ボルト挿通孔、及び前記第2ボルト挿通孔の中心に近づくような位置に形成された隅肉盛部を有し、
前記隅肉盛部は、
前記支持台部の前記第1ボルト挿通孔の中心位置から最短距離にある部分における所定の高さ位置から前記底板部の上面に向かって傾斜し、前記第1ボルト挿通孔の中心位置の方向に向かって突出する形状の第1の突出部と、
前記第1の突出部の前記第2ボルト挿通孔側の2つの部分と、前記支持台部の側面との間の隅部の2箇所の位置において、前記支持台部の所定の高さ位置から前記底板部の上面に向かって傾斜し、前記第2ボルト挿通孔の中心位置の方向に近づくようにそれぞれ形成された第2の突出部とを有することにより、
その隅部を含めた全体の曲げ耐力を向上させることができると共に、その大型化や重量化、高額化を防止することができる柱脚金物、及びそれを用いた柱脚構造を提供すること
ができる。
面の正方形状より少し大きい正方形状に形成されており、その各辺と直角方向の内側に幅を有する角環状の上面42gが形成されている。そして、この角環状の上面42gの上記幅の内側の辺より中央側には、図4に示すような、図中下方に凹んだ凹部42iが形成されている。
3 基礎コンクリート
4 鉄骨柱
6 柱脚金物
6a,6b ボルト挿通孔
6c 底板部
6d 上面
6f 支持台部
6g 上面
8 モルタル
10 アンカーボルト
12 ナット部材
14 主鉄筋
40,60 柱脚構造
42,62 柱脚金物
42a,42b,62a,62b ボルト挿通孔
42c,62c 底板部
42d,62d 上面
42e,62e 底面
42f,62f 支持台部
42g,62g 上面
42h,62h 側面
42i,62i 凹部
42j,62j 傾斜凹部
42m,62m 段差凹部
42n,62n 境界段差面
42q,62q 角部
44,64 隅肉盛部
44a,44b 半肉盛部
44c 肉盛端部
44t,44u,44v 稜辺部
48 座金
62k 隅部外形斜面
62p 隅部外形面
F 水平力
H,I,J,K,L,M 頂点
L1,L2,L3,L4 長さ
Claims (6)
- 表裏両面と厚さを有する板状に形成された底板部と、この底板部の上面の外形輪郭より中央側で上方に向かって高さを有する支持台部とを有し、この支持台部の上面に柱部材の下端部が接合される柱脚金物であって、
前記外形輪郭の隅部それぞれの位置に第1ボルト挿通孔が形成されると共に、
前記外形輪郭の辺部それぞれの長さ方向における前記第1ボルト挿通孔より中央寄りの2つの位置に第2ボルト挿通孔が形成され、
前記支持台部の前記第1ボルト挿通孔の中心位置から最短距離にある部分において、前記支持台部の側面と前記底板部の上面との間の隅部を埋める、前記第1ボルト挿通孔、及び前記第2ボルト挿通孔の中心に近づくような位置に形成された隅肉盛部を有し、
前記隅肉盛部は、
前記支持台部の前記第1ボルト挿通孔の中心位置から最短距離にある部分における所定の高さ位置から前記底板部の上面に向かって傾斜し、前記第1ボルト挿通孔の中心位置の方向に向かって突出する形状の第1の突出部と、
前記第1の突出部の前記第2ボルト挿通孔側の2つの部分と、前記支持台部の側面との間の隅部の2箇所の位置において、前記支持台部の所定の高さ位置から前記底板部の上面に向かって傾斜し、前記第2ボルト挿通孔の中心位置の方向に近づくようにそれぞれ形成された第2の突出部とを有する
ことを特徴とする柱脚金物。 - 前記隅肉盛部は、前記第1ボルト挿通孔の中心位置から前記隅肉盛部までの最短距離の長さ寸法と、前記第2ボルト挿通孔の中心位置から前記支持台部の側面までの最短距離の長さ寸法が略同じ長さとなるように形成された
ことを特徴とする請求項1に記載の柱脚金物。 - 前記隅肉盛部は、前記第1ボルト挿通孔の中心位置から前記隅肉盛部までの最短距離の長さ寸法と、前記第2ボルト挿通孔の中心位置から前記隅肉盛部までの最短距離の長さ寸法が略同じ長さとなるように形成された
ことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の柱脚金物。 - 底板部の、1つの辺部の長さ方向の2箇所の位置に形成された前記第2ボルト挿通孔の2つの中心位置を通る直線と、前記1つの辺部に直角方向に隣接する他の辺部の長さ方向の2箇所の位置に形成された前記第2ボルト挿通孔の2つの中心位置を通る直線との交点の位置に前記第1ボルト挿通孔の中心位置が配置された
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の柱脚金物。 - 底板部の、1つの辺部の長さ方向の2箇所の位置に形成された前記第2ボルト挿通孔の2つの中心位置を通る直線と、前記1つの辺部に直角方向に隣接する辺部の長さ方向の2箇所の位置に形成された前記第2ボルト挿通孔の2つの中心位置を通る直線との交点の位置よりも前記支持台部の中央部寄りにずれた位置に前記第1ボルト挿通孔の中心位置が配置された
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の柱脚金物。 - 表裏両面と厚さを有する板状に形成された底板部と、この底板部の上面の外形輪郭より中央側で上方に向かって高さを有する支持台部とを有し、この支持台部の上面に柱部材の下端部が接合される柱脚金物を備えた柱脚構造であって、
前記柱脚金物は、
前記外形輪郭の隅部それぞれの位置に第1ボルト挿通孔が形成されると共に、
前記外形輪郭の辺部それぞれの長さ方向における前記第1ボルト挿通孔より中央寄りの2つの位置に第2ボルト挿通孔が形成され、
前記支持台部の前記第1ボルト挿通孔の中心位置から最短距離にある部分において、前記支持台部の側面と前記底板部の上面との間の隅部を埋める、前記第1ボルト挿通孔、及び前記第2ボルト挿通孔の中心に近づくような位置に形成された隅肉盛部を有し、
前記隅肉盛部は、
前記支持台部の前記第1ボルト挿通孔の中心位置から最短距離にある部分における所定の高さ位置から前記底板部の上面に向かって傾斜し、前記第1ボルト挿通孔の中心位置の方向に向かって突出する形状の第1の突出部と、
前記第1の突出部の前記第2ボルト挿通孔側の2つの部分と、前記支持台部の側面との間の隅部の2箇所の位置において、前記支持台部の所定の高さ位置から前記底板部の上面に向かって傾斜し、前記第2ボルト挿通孔の中心位置の方向に近づくようにそれぞれ形成された第2の突出部とを有する
ことを特徴とする柱脚構造。
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