JP6299400B2 - 把手取り付け構造および自動取引装置 - Google Patents

把手取り付け構造および自動取引装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6299400B2
JP6299400B2 JP2014097566A JP2014097566A JP6299400B2 JP 6299400 B2 JP6299400 B2 JP 6299400B2 JP 2014097566 A JP2014097566 A JP 2014097566A JP 2014097566 A JP2014097566 A JP 2014097566A JP 6299400 B2 JP6299400 B2 JP 6299400B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
attached
handle member
attachment structure
automatic transaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014097566A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015215721A (ja
Inventor
須藤 育男
育男 須藤
隆司 岡田
隆司 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2014097566A priority Critical patent/JP6299400B2/ja
Publication of JP2015215721A publication Critical patent/JP2015215721A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6299400B2 publication Critical patent/JP6299400B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Description

本発明は、把手取り付け構造および自動取引装置に関するものである。
昨今、媒体を取り扱う媒体取扱装置が様々な場面において利用されている。媒体の例としては、紙幣、硬貨、通帳、カード、各種の券などが挙げられる。また、媒体取扱装置の例としては、金融機関の営業店カウンタに設置される窓口用現金処理機に代表される現金処理装置、紙幣を還流させる(リサイクルさせる)タイプのATMに代表される自動取引装置などが挙げられる。かかる媒体は、媒体取扱装置に収納されている媒体集積装置に集積され得る(例えば、特許文献1参照)。
このような媒体取扱装置の内部には、各種の媒体処理ユニットが収納されているのが一般的である。媒体処理ユニットの例としては、伝票処理ユニット、通帳処理ユニット、紙幣処理ユニット、硬貨処理ユニットなどが挙げられる。これらの媒体処理ユニットには、操作者によって媒体取扱装置から容易に引き出されることを可能にするために、把手取り付け構造が設けられているのが一般的である。
特開平8−63639号公報
しかしながら、把手取り付け構造の強度をさらに向上させるための技術が提供されるのが望ましい。
上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、把手部材と前記把手部材の被取り付け部材とを有する把手取り付け構造において、前記把手部材は、前記被取り付け部材が有する板状部材の少なくとも一部が挿入される空間を形成するとともに溝部を有する内側面を備え、前記被取り付け部材は、前記板状部材の少なくとも一の面からせり上がるように傾斜して形成されて前記溝部に係合する係合部と、前記一の面に設けられた突出部と、を備える、把手取り付け構造が提供される。
前記把手部材は、穴部をさらに備え、前記被取り付け部材は、前記穴部に嵌合する突起部をさらに備えてよい。
前記突出部は、前記係合部のせり上がり終了位置を基準として前記係合部のせり上がり開始位置とは反対側に設けられてよい。
上記問題を解決するために、本発明の別の観点によれば、媒体処理ユニットを有する自動取引装置において、前記媒体処理ユニットは、把手部材と前記把手部材の被取り付け部材とを有する把手取り付け構造を有し、前記把手部材は、前記被取り付け部材が有する板状部材の少なくとも一部が挿入される空間を形成するとともに溝部を有する内側面を備え、前記被取り付け部材は、前記板状部材の少なくとも一の面からせり上がるように傾斜して形成されて前記溝部に係合する係合部と、前記一の面に設けられた突出部と、を備える、自動取引装置が提供される。
前記把手部材は、穴部をさらに備え、前記被取り付け部材は、前記穴部に嵌合する突起部をさらに備えてよい。
前記突出部は、前記係合部のせり上がり終了位置を基準として前記係合部のせり上がり開始位置とは反対側に設けられてよい。
前記自動取引装置は、複数の媒体処理ユニットを有し、前記複数の媒体処理ユニットそれぞれが有する把手取り付け構造は、同一形状の前記把手部材を有してよい。
前記自動取引装置は、複数の媒体処理ユニットを有し、前記複数の媒体処理ユニットそれぞれが有する把手取り付け構造は、同一色の前記把手部材を有してよい。
以上説明したように本発明によれば、把手取り付け構造の強度をさらに向上させるための技術を提供することが可能となる。
一般的な自動取引装置の背面から見た斜視図である。 一般的な把手取り付け構造の斜視図である。 被取り付け部材がより厚い場合における把手取り付け構造の断面図である。 被取り付け部材がより薄い場合における把手取り付け構造の断面図である。 取り付け過程における把手取り付け構造の断面図である。 取り付け完了時における把手取り付け構造の断面図である。 第1の実施形態に係る把手取り付け構造の斜視図である。 取り付け完了時における把手取り付け構造の断面Aにおける断面図である。 取り付け完了時における把手取り付け構造の断面Bにおける断面図である。 取り付け完了時における把手取り付け構造の断面Cにおける断面図である。 第1の実施形態に係る把手取り付け構造の変形例1の斜視図である。 第1の実施形態に係る把手取り付け構造の変形例2の斜視図である。 取り付け過程における把手取り付け構造の断面Aにおける断面図である。 取り付け過程における把手取り付け構造の断面Bにおける断面図である。 取り付け過程における把手取り付け構造の断面Cにおける断面図である。 取り付け完了時における把手取り付け構造の断面Aにおける断面図である。 取り付け完了時における把手取り付け構造の断面Bにおける断面図である。 取り付け完了時における把手取り付け構造の断面Cにおける断面図である。 取り付け完了時における把手取り付け構造の平面図である。 取り付け完了時における把手取り付け構造の側面図である。 係合部が把手部材に挿入される過程における把手取り付け構造の断面Aにおける断面図である。 係合部が把手部材に挿入される過程における把手取り付け構造の断面Cにおける断面図である。 第2の実施形態に係る把手取り付け構造の斜視図である。 係合部と突出部との位置関係の例を示す図である。 係合部が把手部材に挿入される過程における把手取り付け構造の断面Aにおける断面図である。 係合部が把手部材に挿入される過程における把手取り付け構造の断面Cにおける断面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットまたは数字を付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
まず、一般的な自動取引装置10について説明する。図1は、一般的な自動取引装置10の背面から見た斜視図である。まず、図1を参照しながら、一般的な自動取引装置10の基本的な構成について説明する。以下においては、自動取引装置10が顧客操作型端末であって紙幣を還流させる(リサイクルさせる)タイプのATM(automated teller machine)に適用される例を説明する。しかし、自動取引装置10はかかる例に限定されない。
また、自動取引装置10によって取り扱われる媒体は紙幣に限定されず、硬貨、通帳、カード、各種の券などであってもよい。自動取引装置10は、銀行、駅構内およびコンビニエンスストアなど、多様な場所に設置され得る。顧客は、この自動取引装置10に表示される表示画面において各種操作を行うことにより、入金、出金および残高照会などの取引を行うことができる。
図1を参照すると、自動取引装置10の背面に取り付けられている扉部12が開いており、自動取引装置10の本体11には、伝票処理ユニット13、通帳処理ユニット14、紙幣処理ユニット15および硬貨処理ユニット16が収納されていることが把握される。しかし、これらの処理ユニットは、媒体処理ユニットの例に過ぎない。したがって、自動取引装置10に収納される媒体処理ユニットの数や種類は特に限定されない。
また、図1を参照すると、通帳処理ユニット14には、被取り付け部材2が形成されており、被取り付け部材2に把手部材1が取り付けられることによって把手取り付け構造が形成される。かかる把手取り付け構造は、操作者が通帳処理ユニット14を容易に引き出すことを可能とする。同様に、図1を参照すると、紙幣処理ユニット15には、被取り付け部材2が形成されており、被取り付け部材2に把手部材1が取り付けられることによって把手取り付け構造が形成される。
なお、図1には、紙幣処理ユニット15および通帳処理ユニット14に被取り付け部材2が形成されている例が示されているが、どの処理ユニットに被取り付け部材2が形成されるかは限定されない。したがって、自動取引装置10に収納されている1または複数の処理ユニットのうち、全部の処理ユニットに被取り付け部材2が形成されていてもよいし、一部の処理ユニットに被取り付け部材2が形成されていてもよい。
以上、図1を参照しながら、一般的な自動取引装置10の基本的な機能について説明した。続いて、図2〜図6を参照しながら、一般的な把手取り付け構造の構成例について説明する。図2は、一般的な把手取り付け構造の斜視図である。図2に示すように、一般的な把手取り付け構造は、把手部材1と把手部材1が取り付けられる被取り付け部材2とを備える。把手部材1は、底面が存在する袋形状であってもよいし、底面が存在しない筒型であってもよい。
把手部材1が有する内側面は、被取り付け部材2が有する板状部材の少なくとも一部が挿入される空間を形成する。すなわち、かかる空間に被取り付け部材2が有する板状部材の少なくとも一部が挿入されることによって、把手部材1を被取り付け部材2に取り付ける作業が行われる。把手部材1の材質は特に限定されないが、樹脂材料であってよい。また、把手部材1の内側面は、2つの溝部1aを有している。図2に示した例では、把手部材1の内側面が2つの溝部1aを有しているが、把手部材1の内側面が有する溝部1aの数は特に限定されない。
また、被取り付け部材2は、板状部材の少なくとも一の面からせり上がるように傾斜して形成されて溝部1aに係合する係合部2aを有する。被取り付け部材2の材質も特に限定されないが、板金材料であってよいし、樹脂材料であってもよい。図2に示した例では、被取り付け部材2が2つの係合部2aを有しているが、被取り付け部材2が有する係合部2aの数は特に限定されない。しかし、被取り付け部材2が有する係合部2aの数は、把手部材1の内側面が有する溝部1aの数と同数であればよい。また、係合部2aの傾斜度合いも特に限定されない。
被取り付け部材2の厚さも特に限定されない。図3は、被取り付け部材2の被取り付け部材2がより厚い場合における把手取り付け構造の断面図である。また、図4は、被取り付け部材2がより薄い場合における把手取り付け構造の断面図である。図3および図4を参照すると、被取り付け部材2の少なくとも一部が把手部材1の内側面によって形成される空間に挿入され、被取り付け部材2の係合部2aが把手部材1の溝部1aに係合している。
より具体的には、把手部材1の溝部1aの段差部分に被取り付け部材2の係合部2aの端部が係合することによって、把手部材1が被取り付け部材2から取り外されることが妨げられている。図3および図4に示したように、把手部材1の内側面によって形成される空間の高さと、被取り付け部材2の係合部2aのせり上がりの高さとは、同等の高さ(図3および図4においては「寸法F」として示されている高さ)となるように設定されるとよい。このように設定されていれば、把手部材1の溝部1aの段差部分に被取り付け部材2の係合部2aの端部が係合したときに、把手部材1が被取り付け部材2から取り外されることがより確実に妨げられ得る。
図5は、取り付け過程における把手取り付け構造の断面図である。図5を参照すると、把手部材1の内側面によって形成される空間への被取り付け部材2の挿入が開始されているが、係合部2aの端部が把手部材1の溝部1aの段差部分には到達していない。そのため、被取り付け部材2の係合部2aは、把手部材1の内側面に対して押圧を与えている。図5を参照すると、このような押圧が把手部材1の内側面に与えられた結果、把手部材1のうち係合部2aとの接触位置の周辺が変形していることが把握される。図5には、係合部2aからの押圧を受けている把手部材1の内側面がD面として示されている。
図6は、取り付け完了時における把手取り付け構造の断面図である。図6を参照すると、係合部2aの端部が把手部材1の溝部1aの段差部分(図6には、「E面」として示されている位置)に到達している。そのため、被取り付け部材2の係合部2aによる把手部材1の内側面に対する押圧が解除され、把手部材1に生じていた変形が解除される。このようにして係合部2aの端部が溝部1aの段差部分に係合することによって、把手部材1が被取り付け部材2から取り外されることが妨げられる。
以上、一般的な把手取り付け構造について説明した。このようにして操作者は、被取り付け部材2に把手部材1を容易に取り付けることが可能である。しかし、把手部材1の内側面によって形成される空間の厚みよりも、被取り付け部材2の厚みが小さくなるほど、把手部材1と被取り付け部材2との間に生じる隙間は大きくなってしまい、把手取り付け構造の強度が低下してしまうことが考えられる。特に、溝部1aの裏面に対して外部から力が与えられると、係合部2aが塑性変形してしまい、溝部1aへの係合部2aの係合が緩くなり、把手部材1から被取り付け部材2から容易に取り外されるようになってしまうことがある。
そこで、本明細書においては、把手取り付け構造の強度をさらに向上させるための技術を主に提案する。なお、以下の説明において、上記した一般的な自動取引装置10が有する構成と同様の構成に対しては、一般的な自動取引装置10が有する構成に付された符号と同様の符号を付し、上記した一般的な自動取引装置10が有する構成と同様の構成の詳細な説明を省略する。
(第1の実施形態)
続いて、図7〜図22を参照しながら、第1の実施形態に係る把手取り付け構造の構成例について説明する。図7は、第1の実施形態に係る把手取り付け構造の斜視図である。図7に示すように、一般的な把手取り付け構造は、把手部材1と被取り付け部材2とを備える。把手部材1の内側面は、2つの溝部1aを有し、被取り付け部材2は、板状部材の少なくとも一の面(以下、単に「係合面」とも言う。)からせり上がるように傾斜して形成されて溝部1aに係合する係合部2aを有する。
被取り付け部材2は、係合面に設けられた突出部2cを有する。このように突出部2cが設けられることによって把手取り付け構造の強度をさらに向上させることが可能となる。特に、突出部2cが係合面に設けられることによって、溝部1aの裏面に対して外部から力が与えられても、係合部2aの塑性変形を妨げ、把手部材1から被取り付け部材2から取り外されることを妨げることが可能となる。突出部2cは、把手取り付け構造の強度を向上させるため、打ち出しや絞り加工によって形成されるのがよい。
なお、図7に示した例では、被取り付け部材2が2つの突出部2cを有しているが、被取り付け部材2が有する突出部2cの数は特に限定されない。また、突出部2cの位置も特に限定されない。しかし、図7に示したように、突出部2cは、係合部2aの近傍(例えば、2つの係合部2aそれぞれから数ミリメートル程度離れた位置)に設けられるのがよい。また、図7に示したように、2つの係合部2aが被取り付け部材2に対して線対称となる位置に設けられていれば、把手取り付け構造の強度がより均一に向上する。
また、図7に示すように、把手部材1は、穴部1bをさらに備え、被取り付け部材2は、穴部1bに嵌合する突起部2bをさらに備えてもよい。かかる構成によれば、被取り付け部材2に対して把手部材1がより安定して取り付けられるため、把手取り付け構造の強度がさらに向上することが期待される。なお、図7に示した例では、把手部材1が1つの穴部1bを有しているが、把手部材1が有する穴部1bの数は特に限定されない。被取り付け部材2が有する突起部2bの数は、穴部1bの数と同数であればよい。
また、穴部1bの位置も特に限定されない。しかし、図7に示したように、穴部1bは、把手部材1の内側面のうち奥の面に設けられるのがよい。そうすれば、被取り付け部材2の把手部材1への挿入が妨げられない。また、図7に示したように、穴部1bが2つの突出部2cから等距離となる位置に設けられていれば、把手取り付け構造の強度がより均一に向上する。被取り付け部材2の突起部2bの位置は、把手部材1の穴部1bに嵌合することが可能な位置であればよい。
なお、把手部材1は、穴部1bを有していなくてもよく、被取り付け部材2は、突起部2bを有していなくてもよい。ここで、図7には、把手取り付け構造の断面A、断面Bおよび断面Cが示されている。図8は、取り付け完了時における把手取り付け構造の断面Aにおける断面図である。図9は、取り付け完了時における把手取り付け構造の断面Bにおける断面図である。図10は、取り付け完了時における把手取り付け構造の断面Cにおける断面図である。
図8を参照すると、取り付け完了時には、係合部2aの端部が溝部1aの段差部分に係合することによって、把手部材1が被取り付け部材2から取り外されることが妨げられている。また、図9を参照すると、取り付け完了時には、被取り付け部材2の突起部2bは、把手部材1の穴部1bに嵌合している。これによって、被取り付け部材2に対して把手部材1がより安定して取り付けられるため、把手取り付け構造の強度がさらに向上することが期待される。
また、図10を参照すると、取り付け完了時には、被取り付け部材2の突出部2cが把手部材1の内側面によって形成される空間に挿入されている。このように突出部2cが設けられることによって把手取り付け構造の強度をさらに向上させることが可能となる。なお、突出部2cの高さは特に限定されないが、突出部2cと把手部材1との隙間は小さいほど、把手取り付け構造の強度を向上させることが可能になると考えられる。したがって、図10に示したように、突出部2cの先端が把手部材1の内側面に接する程度に突出部2cの高さが設定されているのがよい。
上記したように、穴部1bおよび突出部2cそれぞれの数は特に限定されない。したがって、例えば、穴部1bおよび突出部2cそれぞれの数は把手部材1の幅に応じて適宜に変更されてよい。例えば、把手部材1の幅がある程度より広い場合には、穴部1bおよび突出部2cそれぞれを複数にしてもよい。また、例えば、把手部材1の幅がある程度より狭い場合には、穴部1bおよび突出部2cを1つにしてもよい。
図11は、第1の実施形態に係る把手取り付け構造の変形例1の斜視図である。図11に示したように、把手部材1の幅がある程度より広い場合などには、把手部材1は2つの穴部1bを有していてよい。例えば、2つの穴部1bが把手部材1に対して線対称となる位置に設けられていれば、把手取り付け構造の強度がより均一に向上する。
また、上記したように、被取り付け部材2が有する突起部2bの数は、穴部1bの数と同数であってよく、突起部2bの位置は、把手部材1の穴部1bに嵌合することが可能な位置であってよい。また、図11に示したように、把手部材1の幅がある程度より広い場合などには、被取り付け部材2は2つの突出部2cを有していてよい。
図12は、第1の実施形態に係る把手取り付け構造の変形例2の斜視図である。図12に示したように、把手部材1の幅がある程度より狭い場合などには、把手部材1は1つの穴部1bを有していてよい。また、上記したように、被取り付け部材2が有する突起部2bの数は、穴部1bの数と同数であってよく、突起部2bの位置は、把手部材1の穴部1bに嵌合することが可能な位置であってよい。
また、図12に示したように、把手部材1の幅がある程度より狭い場合などには、被取り付け部材2は1つの突出部2cを有していてよい。このとき、図12に示したように、突出部2cと突起部2bとが、被取り付け部材2の中心軸に対して斜めとなる位置関係になっていれば、把手取り付け構造の強度がより均一に向上する。なお、図12に示した断面Aにおける断面図は、図8に示した断面図と同様であり、図12に示した断面Bにおける断面図は、図9に示した断面図と同様であり、図12に示した断面Cにおける断面図は、図10に示した断面図と同様である。
続いて、把手部材1が被取り付け部材2に取り付けられる過程における把手取り付け構造についてさらに詳細に説明する。図13は、取り付け過程における把手取り付け構造の断面Aにおける断面図である。図14は、取り付け過程における把手取り付け構造の断面Bにおける断面図である。図15は、取り過程における把手取り付け構造の断面Cにおける断面図である。
図13〜図15を参照すると、把手部材1の内側面によって形成される空間への被取り付け部材2の挿入が開始されているが、係合部2aの端部が把手部材1の溝部1aの段差部分には到達していない。そのため、被取り付け部材2の係合部2aは、把手部材1の内側面に対して押圧を与えている。このような押圧が把手部材1の内側面に与えられた結果、図13〜図15に示したように、把手部材1のうち係合部2aとの接触位置の周辺が変形する。
続いて、把手部材1の被取り付け部材2への取り付けが完了した時点における把手取り付け構造についてさらに詳細に説明する。図16は、取り付け完了時における把手取り付け構造の断面Aにおける断面図である。図17は、取り付け完了時における把手取り付け構造の断面Bにおける断面図である。図18は、取り付け完了時における把手取り付け構造の断面Cにおける断面図である。
把手部材1の取り付け完了時には、図16〜図18に示したように、係合部2aの端部が把手部材1の溝部1aの段差部分に到達している。そのため、被取り付け部材2の係合部2aによる把手部材1の内側面に対する押圧が解除され、把手部材1に生じていた変形が解除される。このようにして係合部2aの端部が溝部1aの段差部分に係合することによって、把手部材1が被取り付け部材2から取り外されることが妨げられる。
なお、図17を参照すると、取り付け完了時には、被取り付け部材2の突起部2bは、把手部材1の穴部1bに嵌合していることが把握される。また、図18を参照すると、取り付け完了時には、被取り付け部材2の突出部2cが把手部材1の内側面によって形成される空間に挿入されていることが把握される。
図19は、取り付け完了時における把手取り付け構造の平面図である。また、図20は、取り付け完了時における把手取り付け構造の側面図である。図20には、把手取り付け構造の外部から与えられる力の向きを示す矢印の例(矢印Hおよび矢印G)が示されている。例えば、矢印Gによって示される向きに外部から力が与えられた場合には、把手部材1からの押圧を被取り付け部材2の板状部材が直接受けるため、把手取り付け構造の十分な強度が確保される。
また、例えば、矢印Hによって示される向きに外部から力が与えられた場合には、把手部材1からの押圧を被取り付け部材2の突出部2cが直接受けるため、把手取り付け構造の十分な強度が確保される。矢印Gによって示される向きに外部から力が与えられた場合および矢印Hによって示される向きに外部から力が与えられた場合、把手部材1からの押圧を被取り付け部材2の突起部2bが直接受けるため、突起部2bも把手取り付け構造の強度を向上させ得る。
以上に説明したように、第1の実施形態によれば、把手取り付け構造の強度をさらに向上させることが可能となる。したがって、第1の実施形態によれば、複数の被取り付け部材2の間において材質が異なっていたり、被取り付け部材2の厚みが異なっていたりしていても、被取り付け部材2ごとに把手部材1の形状を変更しなくて済むといった効果も奏し得る。例えば、複数の媒体処理ユニット(例えば、図1に示した紙幣処理ユニット15および通帳処理ユニット14)それぞれが有する把手取り付け構造が、同一形状の把手部材1を有するように設計できる。
このように、複数の媒体処理ユニットそれぞれが有する把手取り付け構造が同一形状の把手部材1を有することによって、操作者に把手部材1の場所を容易に把握させることが可能となる。また、同一形状の把手部材1を製造すればよいため、把手部材1の製造コストを低減することが可能となる。
また、例えば、複数の媒体処理ユニット(例えば、図1に示した紙幣処理ユニット15および通帳処理ユニット14)それぞれが有する把手取り付け構造が、同一色の把手部材1を有するように設計してもよい。このように、複数の媒体処理ユニットそれぞれが有する把手取り付け構造が同一色の把手部材1を有することによって、操作者に把手部材1の場所を容易に把握させることが可能となる。
ここで、第1の実施形態において、係合部2aが把手部材1に挿入される過程についてさらに詳細に説明する。図21は、係合部2aが把手部材1に挿入される過程における把手取り付け構造の断面Aにおける断面図である。また、図22は、係合部2aが把手部材1に挿入される過程における把手取り付け構造の断面Cにおける断面図である。例えば、図21を参照すると、係合部2aが把手部材1に挿入され始めているが、係合部2aが把手部材1の内側面を押圧する位置までは挿入されていない。
したがって、図22に示したように、突出部2cの端部(図22に「K部」として示されている部分)が把手部材1に衝突してしまう状況が起こり得る。そこで、第2の実施形態では、突出部2cの端部が把手部材1に衝突してしまう可能性を低減する技術を主に説明する。具体的には、第2の実施形態においては、係合部2aが把手部材1の内側面を押圧し始めてから、突出部2cが把手部材1に挿入され始めるようにする技術を提案する。
(第2の実施形態)
続いて、図23〜図26を参照しながら、第2の実施形態に係る把手取り付け構造の構成例について説明する。なお、以下の説明において、上記した第1の実施形態に係る把手取り付け構造が有する構成と同様の構成に対しては、第1の実施形態に係る把手取り付け構造が有する構成に付された符号と同様の符号を付し、上記した第1の実施形態に係る把手取り付け構造が有する構成と同様の構成の詳細な説明を省略する。
図23は、第1の実施形態に係る把手取り付け構造の斜視図である。図23に示すように、第2の実施形態に係る把手取り付け構造は、第1の実施形態に係る把手取り付け構造と同様に、把手部材1と被取り付け部材2とを備える。また、被取り付け部材2は係合部2aおよび突出部2cを有する。ここで、第2の実施形態においては、突出部2cは、係合部2aのせり上がり終了位置を基準として係合部2aのせり上がり開始位置とは反対側に設けられるようにする。図24を参照しながら、係合部2aと突出部2cとの位置関係の例についてさらに詳細に説明する。
図24は、係合部2aと突出部2cとの位置関係の例を示す図である。図24に示すように、突出部2cの端部(図22に「K部」として示されている部分)は、係合部2aのせり上がり終了位置(図24に「J部」として示されている部分の位置)を基準として係合部2aのせり上がり開始位置とは反対側に設けられるようにするとよい。図24を参照すると、K部とJ部とが離れていることが把握される。この例のようにK部とJ部とが離れている場合において係合部2aが把手部材1に挿入される過程についてさらに詳細に説明する。
図25は、係合部2aが把手部材1に挿入される過程における把手取り付け構造の断面Aにおける断面図である。また、図26は、係合部2aが把手部材1に挿入される過程における把手取り付け構造の断面Cにおける断面図である。例えば、図25を参照すると、係合部2aの端部が把手部材1に挿入されているため、係合部2aが把手部材1の内側面に対して押圧を与えている。このような押圧が把手部材1の内側面に与えられた結果、把手部材1のうち係合部2aとの接触位置の周辺が持ち上げられていることが把握される。
一方、把手部材1のうち係合部2aとの接触位置の周辺が持ち上げられた段階において、突出部2cは把手部材1の入口に差し掛かったところである。したがって、図26に示すように、係合部2aの端部によって把手部材1が持ち上げられたときに、突出部2cが把手部材1に挿入され始めるため、突出部2cの端部(図26に「K部」として示されている部分)と把手部材1とに隙間が生じ、突出部2cと把手部材1とが衝突する可能性を低減することが可能となる。
以上に説明したように、第2の実施形態によれば、突出部2cと把手部材1とが衝突する可能性を低減することが可能となる。突出部2cと把手部材1とが衝突する可能性を低減することによって、被取り付け部材2に把手部材1を取り付けやすくなるといった効果を奏し得る。さらに、突出部2cと把手部材1とが衝突する可能性を低減することによって、突出部2cおよび把手部材1が摩耗してしまう可能性を低減することが可能となるといった効果も奏し得る。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
また、上述した実施形態は、自動取引装置10が顧客操作型端末であって紙幣を還流させる(リサイクルさせる)タイプのATMに適用される場合を例として説明した。しかし、自動取引装置10は、かかる例に限定されない。例えば、自動取引装置10は、金融機関の受付窓口員などのオペレータによる操作に基づいて金銭の取引を実行する職員操作型端末に適用されてもよい。例えば、職員操作型端末は、金融機関の営業店などに設置される窓口用現金入出金機(TCR:Teller Cash Recycler)であってもよい。
1 把手部材
1a 溝部
1b 穴部
2 被取り付け部材
2a 係合部
2b 突起部
2c 突出部
10 自動取引装置
11 本体
12 扉部
13 伝票処理ユニット
14 通帳処理ユニット
15 紙幣処理ユニット
16 硬貨処理ユニット

Claims (8)

  1. 把手部材と前記把手部材の被取り付け部材とを有する把手取り付け構造において、
    前記把手部材は、
    前記被取り付け部材が有する板状部材の少なくとも一部が挿入される空間を形成するとともに溝部を有する内側面を備え、
    前記被取り付け部材は、
    前記板状部材の少なくとも一の面からせり上がるように傾斜して形成されて前記溝部に係合する係合部と、
    前記一の面に設けられた突出部と、
    を備える、把手取り付け構造。
  2. 前記把手部材は、穴部をさらに備え、
    前記被取り付け部材は、前記穴部に嵌合する突起部をさらに備える、
    請求項1に記載の把手取り付け構造。
  3. 前記突出部は、前記係合部のせり上がり終了位置を基準として前記係合部のせり上がり開始位置とは反対側に設けられる、
    請求項1に記載の把手取り付け構造。
  4. 媒体処理ユニットを有する自動取引装置において、
    前記媒体処理ユニットは、
    把手部材と前記把手部材の被取り付け部材とを有する把手取り付け構造を有し、
    前記把手部材は、
    前記被取り付け部材が有する板状部材の少なくとも一部が挿入される空間を形成するとともに溝部を有する内側面を備え、
    前記被取り付け部材は、
    前記板状部材の少なくとも一の面からせり上がるように傾斜して形成されて前記溝部に係合する係合部と、
    前記一の面に設けられた突出部と、
    を備える、自動取引装置。
  5. 前記把手部材は、穴部をさらに備え、
    前記被取り付け部材は、前記穴部に嵌合する突起部をさらに備える、
    請求項4に記載の自動取引装置。
  6. 前記突出部は、前記係合部のせり上がり終了位置を基準として前記係合部のせり上がり開始位置とは反対側に設けられる、
    請求項4に記載の自動取引装置。
  7. 前記自動取引装置は、複数の媒体処理ユニットを有し、
    前記複数の媒体処理ユニットそれぞれが有する把手取り付け構造は、同一形状の前記把手部材を有する、
    請求項4に記載の自動取引装置。
  8. 前記自動取引装置は、複数の媒体処理ユニットを有し、
    前記複数の媒体処理ユニットそれぞれが有する把手取り付け構造は、同一色の前記把手部材を有する、
    請求項4に記載の自動取引装置。
JP2014097566A 2014-05-09 2014-05-09 把手取り付け構造および自動取引装置 Active JP6299400B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014097566A JP6299400B2 (ja) 2014-05-09 2014-05-09 把手取り付け構造および自動取引装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014097566A JP6299400B2 (ja) 2014-05-09 2014-05-09 把手取り付け構造および自動取引装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015215721A JP2015215721A (ja) 2015-12-03
JP6299400B2 true JP6299400B2 (ja) 2018-03-28

Family

ID=54752559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014097566A Active JP6299400B2 (ja) 2014-05-09 2014-05-09 把手取り付け構造および自動取引装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6299400B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS497651U (ja) * 1972-04-21 1974-01-23
JPS5721806U (ja) * 1980-07-14 1982-02-04
JPS5838034U (ja) * 1981-09-07 1983-03-12 アイワ株式会社 回動部材の枢支装置
JPS606275U (ja) * 1983-06-24 1985-01-17 株式会社ケンウッド 板状部材の仮止め構造
JPS60192062U (ja) * 1984-05-25 1985-12-20 株式会社日立製作所 紙幣支払装置
JP3230363B2 (ja) * 1994-02-25 2001-11-19 富士通株式会社 取引装置における操作パネル用開閉部の構造
JPH0844932A (ja) * 1994-07-29 1996-02-16 Oki Electric Ind Co Ltd 金融自動化機器
JP5634361B2 (ja) * 2011-09-13 2014-12-03 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 電気装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015215721A (ja) 2015-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6052059B2 (ja) 媒体集積装置及び媒体処理装置
JP5471366B2 (ja) 媒体処理装置
JP6299400B2 (ja) 把手取り付け構造および自動取引装置
JP2015156138A (ja) 商品販売データ処理装置
US9738475B2 (en) Medium conveying device and medium transaction device
JP7191587B2 (ja) 筐体装置
JP6459756B2 (ja) 媒体収納装置及び媒体取引装置
JP6102642B2 (ja) 媒体処理装置および自動取引装置
KR101314397B1 (ko) 금융자동화기기의 카드 반송 및 회수장치 및 카드 반송 및 회수방법
US11055971B1 (en) Bendable anti-skimming plate for a card reader
WO2015163341A1 (ja) 媒体取扱装置及び自動取引装置
JP5508990B2 (ja) 紙葉取扱装置
US10789818B2 (en) Operation panel structure and automatic teller machine including operation panel structure
JP6737750B2 (ja) 自動取引装置、自動取引装置の制御方法、及び、プログラム
EP2333729B1 (en) Automatic transaction device
JP5418169B2 (ja) 媒体処理装置
JP2010198160A (ja) 自動取引装置および自動取引方法
JP5298818B2 (ja) 施錠機構
JP6375693B2 (ja) 現金取扱装置
JP2016062235A (ja) 紙葉類繰出機構および紙葉類処理装置
JP6478791B2 (ja) 自動取引装置
JP7314578B2 (ja) 自動取引装置
JP4904820B2 (ja) 自動販売機
JP6503639B2 (ja) 現金取扱装置
JP5337063B2 (ja) 現金自動取引装置および現金自動取引システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6299400

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150