JP6297826B2 - ライン状照明装置、および画像読取装置 - Google Patents

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本発明は、ライン状照明装置、および画像読取装置に関する。
近年、スキャナ等の画像読取装置において、光源である発光素子からの光を均一に読取媒体に出射する照明装置が知られている。この照明装置にLEDバーアレイ方式の光源を用い、回折素子を備えてライン方向の光量ムラの抑制を図った例として特許文献1や、光源と原稿面の間に拡散部材を配置することで照度分布の均一化を図った例として特許文献2が開示されている。
特開平10−322521号公報 特開2012−114777号公報
しかし、上記のいずれの方式でも主走査方向周辺部は片側からの光源しかないため、中央部に比較して光量が落ちる傾向にある。このため、有効照射範囲で光量ムラの無い照度分布を得るためにはLEDバーアレイを有効照射範囲よりも広く設計する必要が有り、照明装置の大型化の原因となっている。
そこで本発明は、照射範囲の光量ムラを抑え、且つ小型化を図った照明装置を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る照明装置は、読取装置に用いられる照明装置であって、主走査方向である第1方向に沿って一直線に光源が並ぶように配列される前記光源を中心に有する複数の発光素子と、該発光素子を保持する発光素子基板と、を備え、前記複数の発光素子は、平面視において長方形状をなし、前記配列の中央部においては、前記発光素子の長辺が前記第1方向に沿うように配置されており、前記配列の周辺部においては、少なくとも一部の前記発光素子が、当該発光素子の長辺が、前記第1方向と前記読取装置の副走査方向とでなす面において、前記第1方向に交差する第2方向に沿うように前記発光素子基板の両端近傍に配置されることで、前記中央部に比較して、前記周辺部の発光素子間隔を狭くなしたことを特徴とする。
好適には、前記第2方向の前記第1方向に対する角度は30〜90°であることを特徴とする。
更に好適には、前記発光素子基板の短辺と該短辺に最も近い前記発光素子との間隔が、前記短辺に最も近い前記発光素子と該発光素子に隣接する発光素子との間隔よりも小さいことを特徴とする。
更に好適には、前記発光素子基板の短辺に隣り合うように設けられる反射部材を、更に備えることを特徴とする。
更に好適には、前記複数の発光素子の光の出射方向に対向して配置される反射面を、更に備え、当該反射面に部分的に遮光部を設けることを特徴とする。
また、本発明のイメージセンサヘッドは上記の照明装置と、前記照明装置が出射する光が照射される読取媒体から反射された光を受光する受光素子と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の実施形態に係る読取装置は、上記に記載のイメージセンサヘッドと、該イメージセンサヘッドまたは前記読取媒体を副走査方向に駆動させる駆動部と、を備える。
本発明によれば、光量のばらつきを低減し、且つ小型化を図った照明装置、その照明装置を備えたイメージセンサヘッド、およびそれらを用いた画像読取装置を提供できる。
第1の実施形態に係る照明装置を用いたイメージセンサヘッドを示す概略斜視図である。 (a)は図1に示すイメージセンサヘッドを構成する受光素子基板の平面図、(b)は図1に示すイメージセンサヘッドを構成する照明装置の平面図である。 図1に示すI−I線断面図である。 図1に示すイメージセンサヘッドに読取媒体を搬送した状態を示す概略斜視図である。 第1の実施形態に係る読取装置を示す概略斜視図である。 第2の実施形態に係る読取装置を示す概略斜視図である。 (a),(b)は発光素子基板の端部を拡大して示す拡大平面図である。 (a),(b),(c)は第1の実施形態の変形例を示す平面図である。 第2の実施形態にかかる照明装置を示し、(a),(b),(c)は照明装置の端部を拡大して示す拡大平面図である。 第3の実施形態にかかる照明装置を示し、(a)は構成の概要図、(b),(c)は遮光部の形状の例を示す図である。
<第1の実施形態>
以下、本願発明について、図1から4を用いて説明する。なお、図に示すR1は主走査方向を示し、本発明の第1方向である。R3は副走査方向を示している。図4において、R4は、読取媒体23の搬送方向を示している。
本願発明の照明装置Zを用いた読取装置のイメージセンサヘッドXは、図1に示すように、ガラス板1と、発光素子基板3と、受光素子基板7と、放熱板11と、枠体13とを備えている。枠体13は受光素子基板7を覆うように配置されており、ガラス板1および発光素子基板3は枠体13の上面に配置されている。また、放熱板11は発光素子基板3の上面3a(図3参照)に配置されている。
ガラス板1は、主走査方向R1に長く形成されており、平面視して、矩形状をなしている。図1に示すように、ガラス板1は、主走査方向R1の両端部にて、枠体13の上面から突出した突出部13aに載置されている。ガラス板1としては、板ガラスを用いることができる。
照明装置Zは、図2(b)に示すように、発光素子5と発光素子基板3とを備えている。
発光素子基板3は、主走査方向R1に長く形成されており、平面視して、矩形状をなしている。発光素子基板3は、主走査方向R1の両端部にて、枠体13の上面から突出した突出部13aに隣接する領域に載置されている。図2(b)に示すように、発光素子基板3の下面3bには、発光素子5が、互いに所定の間隔をあけて複数配列されており、発光素子基板3は発光素子5を保持している。なお、図3に示すように、発光素子基板3は、発光素子5が搭載された下面3bが、枠体13の上面に対向するように載置されている。
発光素子基板3は、副走査方向R3において、ガラス板1の両側に配置されている。そのため、イメージセンサヘッドXの発光量を大きくすることができる。また、イメージセンサヘッドXは、ガラス板1の副走査方向R3の両側から発光素子5により光を出射することができるため、光量のばらつきを低減することができる。
発光素子基板3は、アルミナセラミックス、ガラスセラミックス、ガラスエポキシ、あるいは金属などの基板により形成することができる。また、発光素子基板3は、発光素子5から発熱する熱を効率よく逃がすために、熱伝導が高いものを用いることが好ましい。特に金属基板を用いることが好ましい。
照明装置Zは、読取媒体23(図4参照)に光を照射する機能を有しており、発光素子5を備えている。発光素子5は、平面視して、矩形状をなしており、一対の長辺5aと一対の短辺5bとを備えている。発光素子5としては、発光ダイオード(LED)を例示することができる。
発光素子5は内部に光源(不図示)を有しており、発光素子5の中心からの光量が等しくなるように構成されている。また、光源に電力を供給するために、電極(不図示)を備えている。電極は、一対の短辺5b上に位置するように、発光素子5の長手方向の両端部に設けられている。
発光素子5は、主走査方向R1に長辺5aが沿うように、発光素子基板3の下面3bに複数個設けられている。
図2(b)に示すように、発光素子基板3の上面3aには、放熱板11が発光素子5により生じた熱を放熱するために設けられている。放熱板11は、熱伝導率の高い材料により形成されており、金属、合金、サーメット、あるいは樹脂材料により形成されている。
放熱板11は、主走査方向R1に長く形成されており、平面視して、矩形状をなしている。放熱板11は、発光素子基板3の熱を効率よく放熱するために、平面視した面積が、発光素子基板3と同等以上であることが好ましい。そして、放熱板11は、図3に示すように、発光素子基板3の上面3a上に設けられていることから、放熱板11が、副走査方向R3において、ガラス板1と隣り合うように配置されている。
また、イメージセンサヘッドXは、図3,4に示すように、ガラス板1と放熱板11とが空間27をあけて離間した状態で配置されている。そのため、発光素子基板3の発熱に伴って、放熱板11に熱膨張が生じた場合においても、空間27があるため、ガラス板1に放熱板11が接触する可能性を低減することができ、ガラス板1が破損する可能性を低減することができる。
なお、ガラス板1と放熱板11との間に設けられた空間27には、接着剤、あるいは両面テープを配置してもよい。その場合においても、接着剤、あるいは両面テープが弾性変形することにより、ガラス板1が破損する可能性を低減することができる。
受光素子基板7は、枠体13に覆われた状態で配置されており、平面視して、矩形状をなしている。図2(a)に示すように、受光素子基板7の上面7aには、受光素子9が、互いに所定の間隔をあけて複数配列されており、受光素子基板7は受光素子9を保持している。受光素子基板7は、発光素子基板3と同様の材料により形成することができる。
受光素子9は、読取媒体23によって反射された反射光を光電変換し、電気信号に変換する機能を有している。受光素子9としては、固体撮像素子を例示することができ、CCDイメージセンサ、あるいはCMOSイメージセンサを例示することができる。
枠体13は、ガラス板1、発光素子基板3、受光素子基板7、および放熱板11を保持している。枠体13としては、樹脂材料、セラミックス、あるいは金属等により形成することができる。なお、発光素子5により出射された光が、互いに干渉しないように、枠体13の内面を粗くすることが好ましい。また、光を吸収するように、枠体13の内面に黒色塗料を塗布することが好ましい。
また、枠部材13は、ガラス板1、発光素子基板3、および放熱板11を保持しており、ガラス板1の表面1aの高さ位置が、放熱板11の表面11aの高さ位置よりも高い。そのため、図4に示すように、読取媒体23と放熱板11との間に空間25が生じることとなり、読取媒体23の搬送によって生じた気流を放熱板11に接触させることができる。それにより、放熱板11の放熱性を向上させることができる。
図3を用いて、イメージセンサヘッドXについて詳細に説明する。
図3に示すように、レンズ保持部材15が受光素子基板7を覆うように設けられており、枠体13がレンズ保持部材15を覆うように設けられ、レンズ保持部材15を収容している。レンズ保持部材15は、副走査方向R3の中央部に開口(不図示)を有しており、開口にレンズ17が配置されている。レンズ保持部材15の開口およびレンズ17は、受光素子9の上方に配置されている。
レンズ保持部材15の上面に、発光素子5と対向するように反射体19が載置されており、反射体19の反射面19aが、発光素子5と対向するように配置されている。レンズ保持部15の副走査方向R3の中央部には、拡散板21が設けられている。拡散板21は反射体19により反射された反射光を拡散している。そのため、主走査方向R1における光度のばらつきを小さくすることができる。
レンズ保持部材15は、枠体13と同様、樹脂材料、セラミックス、あるいは金属等により形成することができる。
レンズ17は、読取媒体23から反射した光を結像し、受光素子9に供給する。レンズ17としては、屈折率分布型レンズアレイを例示することができる。
反射体19は、上面に反射面19aを有しており、発光素子5から出射された光を、ガラス板1を介して読取媒体23に供給している。反射体19は、反射率を向上させるために、反射面19aに鏡面加工を施すことが好ましい。
拡散板21は、反射体19により反射された光を拡散する機能を有している。拡散板21によって反射体19により反射された光を拡散することにより、反射光を均一な光量でガラス板1から出射することができる。拡散板21は、図示していないが、主走査方向R1に延びるように設けられており、イメージセンサヘッドXの全域にわたって設けられている。
イメージセンサヘッドXは、下記の動作により、読取媒体23を読み取っている。
まず、イメージセンサヘッドXは、発光素子5を駆動させ、発光素子5から光を出射させる。発光素子5から出射された光は、下方へ進み、反射体19の反射面19aにより、副走査方向R3の中央部に向けて反射されることとなる。反射体19により反射された光は、拡散板21により、光の一部が拡散されながら、ガラス板1へ到達する。ガラス板1へ到達した光は、ガラス板1の表面1aに沿って通過する読取媒体23を照らすこととなる。
読取媒体23を照らした光は、読取媒体23により下方に向けて反射される。読取媒体23に反射された光は、ガラス板1を透過しつつ下方へ向けて進み、レンズ17により結像され、受光素子9に供給される。それにより、イメージセンサヘッドXは、光を介して読取媒体23の画像情報を電気信号に変換し、読取媒体23を読み取っている。
このように、イメージセンサヘッドXは、発光素子基板3の下方に反射体19が配置されている。そのため、発光素子5から出射された光は、反射体19により反射され、ガラス板1を介して読取媒体23に出射されることとなる。そのため、発光素子5から読取媒体23までの光路を長くすることができる。
図2(b)を用いて、発光素子基板3上の発光素子5の配置について説明する。
発光素子5は、発光素子基板3の主走査方向R1に対する中心線CL1に対して同数設けられている。そのため、イメージセンサヘッドXの主走査方向R1における光量を均一に近付けることができる。
発光素子5は、主走査方向R1に不均一な間隔で配置されており、その間隔を中心線CL1に最も近いものから端方向に向かってd1、d2、・・・・・dnとすると、以下の関係にあるものとする。
d1≧d2≧・・・≧dn
つまり、中心線CL1近傍では発光素子5の間隔を疎に、主走査方向R1の端に向かうに従って狭く、密に配置することで光量落ちを抑え、ムラのない照度分布を実現する。
特に周辺部(この図では左端)では片側にしか光源が無い為、光量が減少する。これを補う為に周辺部の発光素子間隔を狭く、密にすることで周辺に届く光量を増やし、中央部とのムラを少なくすることが出来る。
イメージセンサヘッドXを備える読取装置Y1として、電子黒板を例にあげて図5を用いて説明する。
読取装置Y1は、イメージセンサヘッドXと、イメージセンサヘッドXを読取方向である副走査方向R3に駆動させる駆動部33と、制御部35とを備えている。
イメージセンサヘッドXのガラス板1の表面1a(図4参照)は、読取装置Y1の読取面31と対向するように配置されており、駆動部33が、イメージセンサヘッドXの上部に接続されている。
駆動部33は、読取装置Y1の読取面31上をイメージセンサヘッドXが副走査方向R3に移動するように設けられている。駆動部33は、読取装置Y1のガイドレール(不図示)上に車輪(不図示)が配置されるように構成されている。そして、モータ等の駆動機構(不図示)を駆動させることにより、イメージセンサヘッドXは、読取面31上を副走査方向R3へ駆動することができる。なお、駆動部33は、イメージセンサヘッドXの内部に組み込まれる構成としてもよい。
制御部35は、外部から送られた信号に基づき、駆動部33の駆動を制御する。制御部35は、CPU、あるいはマイクロコンピュータにより構成されており、駆動部33の回路に組み込まれている。なお、制御部35は、駆動部33の回路に組み込まれていなくてもよい。
読取装置Y1の読取面31に記載された画像等を読み取る方法について説明する。読取装置Y1は、1画素分の幅の1ラインの画像等を線状に読み取る。次に、制御部35は、駆動部33を動作させて、読取装置Y1がガイドレール上を1画素分隣に移動するように駆動部33を動作させる。そして、読取装置Y1は、読み取り位置にある画像等の読取媒体23を読み取る。この作動を複数回繰り返すことにより、画像等の全体を読み取る。
次に、読取装置の第2の実施形態であるイメージセンサ1を備える読取装置Y2について図6を用いて説明する。
読取装置Y2は、後述する各部材を備える本体41と、蓋42とにより構成されている。本体41は、内部に、イメージセンサヘッドXを備えるキャリッジ43と、キャリッジ43を固定するためのガイドレール44とを備えている。また、本体41は、内部に、ガイドレール44上を駆動させるためのステッピングモーター45と、ステッピングモーター45に接続された駆動ベルト46と、駆動制御を行なう制御部35とを備えている。そして、本体41の上面には原稿を載置するための原稿台47が設けられている。
読取装置Y2は、副走査方向R3にイメージセンサヘッドX(キャリッジ43)を移動させることにより、画像等を1画素分の幅ずつ1ラインごとに読み取る。なお、駆動部(不図示)は、上述したガイドレール44、ステッピングモーター45、駆動ベルト46および制御部35である。読取装置Y2としては、ファックス、スキャナまたはこれらの複合機をあげることができる。
なお、読取装置Y1,Y2として、イメージセンサヘッドXを駆動させる例を示したがこれに限られるものではない。イメージセンサヘッドXを複合機に固定し、駆動部33が、読取媒体23を主走査方向R1である搬送方向R4に駆動させる構成でもよい。
<第2の実施形態>
第1の実施形態の発光素子と同様の第1発光素子5とそれに対して傾斜した状態で配置される第2発光素子6とを組み合わせて配置することもできる。第2発光素子6は第1発光素子5と同様に発光ダイオード(LED)で同様の形状とすることができる。
第2発光素子6は、主走査方向R1と異なる第2方向R2に沿うように、発光素子基板3の下面3bに複数個設けられている。
第2発光素子6は、発光素子基板3の主走査方向R1の両端部に1つずつ配置されている。第1発光素子5は、第2発光素子6が設けられていない領域に配置されている。発光素子5,6は、発光素子基板3の主走査方向R1に対する中心線CL1に対して同数設けられている。また、第1発光素子5および第2発光素子6も発光素子基板3の主走査方向R1に対する中心線CL1に対して、同数設けられている。そのため、イメージセンサヘッドX1の主走査方向R1における光量を均一に近付けることができる。
図7に示すように、第2発光素子6は、発光素子基板3の副走査方向R3に対する中心線CL2対して、傾斜角θで傾斜した状態で配置されている。そのため、発光素子6の主走査方向R1に対する載置面積を小さくすることができる。つまり、光量を略同一としたまま、図7(b)に示すように、第2発光素子6の主走査方向R1に投影した長さW(以下、長さWと称する)が、第1発光素子5の主走査方向R1に投影した長さW(以下、長さWと称する)よりも短くなる。それにより、第2発光素子6は、第1発光素子5と同等の光量を確保しつつ、主走査方向R1に対する載置面積を小さくすることができる。
また、第1発光素子5と第2発光素子6とは、同じ構成を有しており、中心に黒丸で示す光源を有しており、第1発光素子5の光源と、第2発光素子6の光源とが中心線CL2上に配置されている。そのため、発光素子5,6から出射される光量が、副走査方向R3にばらつきが生じることを低減しつつ、発光素子5,6が主走査方向R1に載置される領域を小さくすることができる。
さらにまた、発光素子5,6は、短辺5b,6b上に電極が設けられている。そして、主走査方向R1の中央部に第1発光素子5が複数個配置され、主走査方向R1の両端部に第2発光素子6がそれぞれ配置されている。そのため、隣り合う第1発光素子5の電極同士を電気的に接続した場合に、発光素子基板3の配線が、主走査方向R1に沿った配線となる。それゆえ、発光素子基板3上に設けられた配線を簡易な構成とすることができる。
つまり、発光素子を第2発光素子のみ用いて照明装置を構成すると、発光素子基板の配線が、主走査方向R1に蛇行し複雑な形状となる。
これに対して、照明装置Z1は、イメージセンサヘッドXの主走査方向R1における中央部に第1発光素子5が複数個配置され、主走査方向R1の両端部に第2発光素子6がそれぞれ配置されているため、主走査方向R1に第2発光素子6が載置される領域を小さくしつつ、発光素子基板3の配線をある程度簡易な構成とすることができる。
また、第2発光素子6が、発光素子基板3の主走査方向R1における両端部に配置されていることから、光量の不足が生じやすい発光素子基板3の主走査方向R1における両端部の第2発光素子6の密度を高くすることができる。つまり、第2発光素子6は、長さWに比べて長さWが小さいため、発光素子基板3の主走査方向R1における両端部に多く配置することができる。それにより、照明装置Z1は、イメージセンサヘッドXの主走査方向R1における両端部の光量不足を低減することができる。
また、第2発光素子6は、長さW5に比べて長さW6が短いので、発光素子基板3の短
辺3cと、光源との距離を短くすることができる。つまり、第2発光素子6の光源と発光
素子基板3の短辺3cとの距離が、第1発光素子5の光源と発光素子基板3の短辺との距
離よりも小さくすることができる。それにより、光源を発素子基板3の短辺3cに近付
けることができる。その結果、端部の光量が不足する可能性を低減することができ、光量
のばらつきを抑えることができる。
第2発光素子6の傾斜角θは、第2発光素子6の長辺6aと、中心線CL2とのなす角であり、30〜90°であることが好ましい。第2発光素子6の傾斜角θが、30〜90°であることにより、光量に対する長さWを短くすることができる。
図8を用いて照明装置Z1の変形例について説明する。図8(a)に示す照明装置Z1は、イメージセンサヘッドXの主走査方向R1における発光素子基板3の両端に配置された第2発光素子6と、その隣に配置された第2発光素子16とを備えている。このように、イメージセンサヘッドXの主走査方向R1における発光素子基板3の両端部に複数の第2発光素子6,16を設けてもよい。この場合においても、光量のばらつきを低減することができる。
また、第2発光素子6,16は、主走査方向R1に対する中心線CL1を中心に、線対称に配置することが好ましい。これにより、主走査方向R1における光量のばらつきを低減することができる。さらにまた、第2発光素子6,16ごとに、傾斜角θを変更してもよい。
具体的には、照明装置Z1は、イメージセンサヘッドXの主走査方向R1における両端部の光量が、隣り合う発光素子5,6の数が少なくなるため、主走査方向R1の両端部に向かうにつれて低下する場合がある。そのため、主走査方向R1における発光素子基板3の両端に位置する第2発光素子6の傾斜角θが、第2発光素子16の傾斜角θよりも大きいことが好ましい。それにより、照明装置Z1は、イメージセンサヘッドXの主走査方向R1における光量のばらつきを低減することができる。
また、図8(b)に示す照明装置Z1は、イメージセンサヘッドXの主走査方向R1における発光素子基板3の両端に配置された第1発光素子5と、その隣に配置された第2発光素子16とを備えている。このように、主走査方向R1における発光素子基板3の両端に必ずしも第2発光素子5(図8(a)参照)を配置しなくてもよい。この場合においても、発光素子5,6の主走査方向R1における配置領域を小さくすることができる。
第2発光素子16の傾斜角θは90°に近いほど配置領域を小さくする効果は高くなる。図8(c)は第2発光素子16の傾斜角θが0°にした場合と90°にした場合の配置の比較例で、第2発光素子16の傾斜角θを90°にした場合のほうが0°の場合より、第2発光素子16の長辺6aと短辺6bの長さの差分および短辺6bが接続される電極パッド(不図示)の分、主走査方向R1の長さを短くできる。
このように配置することで発光素子の配置密度を上げると同時に、発光素子基板3の主走査方向R1の小型化を図ることができる。
なお、発光素子基板3は、平面視して長方形状をなしている例を示したがこれに限定されるものではない。発光素子基板3は、正方形状、あるいは円形状であってもよい。また、ガラス板1(図1参照)を備えるイメージセンサヘッドX1を例示したが、イメージセンサヘッドX1はガラス板1を備えていなくともよい。
<第3の実施形態>
図9を用いて照明装置Z2について説明する。照明装置Z2は、発光素子基板3上に配置された発光素子105,106の配置が照明装置Z1と異なっており、その他の点は同様である。なお、同一の部材については同一の符号を付しており、以下、同様とする。
第2発光素子106は、発光素子基板3の主走査方向R1における両端部に配置されており、第2方向R2に傾斜している。第2方向R2は、主走査方向R1と直交するように設けられており、第2方向R2と副走査方向R3は同じ方向となっている。反射ミラー29が、発光素子基板3の短辺3cに隣り合うように配置されている。
照明装置Z2は、第2方向R2が第1方向R1に対して直交する構成である。そのため、第2発光素子106の長さW106がさらに短くなり、第2発光素子106の長さW106をさらに小さくすることができる。また、第2発光素子106が、主走査方向R1に対して直交するように配置されていることから、第1発光素子105と第2発光素子106との間隔(以下、間隔P106と称する)を短くすることができる。それにより、発光素子105,106の配置の自由度を向上させることができる。
照明装置Z2は、間隔P106が、隣り合う第1発光素子105同士の間隔(以下、間隔P105と称する)よりも小さい構成である。そのため、第1発光素子105により、均一な光量分布を生み出しつつ、第2発光素子106により、主走査方向R1の両端部における光量を増加させることができる。それにより、主走査方向R1における照明装置Z2の全体の光量分布が、均一に近付くことになる。
このように、照明装置Z2は、同一の部材からなる第1発光素子105および第2発光素子106を用いて、部分的に第1発光素子105および第2発光素子106の密度を容易に変えることができる。
ここで、光量の少ない部位に、光量の大きな発光素子を配置することにより、光量の分布を均一に近付けた場合、光量の大きな発光素子は、他の発光素子に比べて多くの熱量を発生する。そのため、主走査方向R1の温度分布にばらつきが生じることとなり、照明装置に熱応力が生じて破損する可能性がある。
しかしながら、照明装置Z2は、同一の部材からなる第1発光素子105および第2発光素子106を用いるため、発生する熱量がほぼ均一であり、温度分布にばらつきが生じにくい。そのため、照明装置Z2に熱応力が生じて破損する可能性を低減することができる。
照明装置Z2は、発光素子基板3の短辺3cと第2発素子106との間隔(以下、間隔P103と称する)が、間隔P106よりも小さい構成である。そのため、主走査方向R1の両端部の光量が不足する可能性を低減することができる。
また、第2発光素子106の電極(不図示)は、発光素子基板3の上面3aに設けられたパッド(不図示)に電気的に接続されている。パッドは、電気的な接続の信頼性を高めるために、電極よりも大きく作成されている。そのため、平面視して、パッドは、第2発光素子106から突出している。
照明装置Z2は、第2発光素子106の電極(不図示)が短辺106bの下方に設けられ、第2発光素子106の長辺106aが発光素子基板3の短辺3cに対向する構成である。そのため、パッドが発光素子基板3の短辺3c側に設けられないこととなる。その結果、第2発光素子106を発光素子基板3の短辺3cにさらに近付けることができる。
照明装置Z2は、反射ミラー29が、発光素子基板3の短辺3cに設けられた構成である。図9(c)に示すように、反射ミラー29は、発光素子基板3の厚み方向に延びるように設けられている。反射ミラー29は、主走査方向R1から入射する光を反射し、反射ミラー29から反射された光が、照明装置Z2から出射されることとなる。特に、間隔P103が小さい場合に、第2発光素子06からの光を反射ミラー29が効率よく反射することができ、好ましい。
これによって、従来は発光素子5,6から出射され、枠体13で吸収、散乱され読取媒体23に到達していなかった一部の光を効率良く反射させて原稿面に到達させることにより周辺光量の低下を抑えることができる。
以上のように、主走査方向X2の両端部における光量を増加させることができ、照明装置Z2の光量のばらつきを低減することができる。
<第4の実施形態>
図10を用いて照明装置Z3について説明する。図10(a)は、発光素子5,6と反射面19aの配置による発光素子5,6の出射光の光線を示している。
第1、第2および第3の実施形態によって周辺光量を増加させ、中央部分との照度ムラを低減することが可能であるが、発光素子の配置パターンによっては周辺光量が増加しすぎたり、任意の部分で照度ムラが生じたりする場合がある。その為、図10(b)および図10(c)に示すように反射面19a上に遮光部41,42を設けることで選択的に一部の光量を抑え、全体としてムラの少ない照度分布を実現できる。
遮光部41,42は、遮光部41のような方形や遮光部42のような円形等、様々な形状が考えられるが、反射面19a上の反射面積を調整できるものであれば良い。
また、遮光部41,42を反射面19a上へ設ける方法として、例えばシルク印刷のような方法で形成することが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、照明装置Zを用いたイメージセンサヘッドXおよび読取装置Y1,Y2について説明したが、照明装置Z1,X2またはX3を用いたイメージセンサヘッドXおよび読取装置Y1,Y2としてもよい。また、実施形態X,X1,X2,X3を任意に組み合わせてもよく、これらを組み合わせたものも、本明細書に記載されているものとみなす。
X イメージセンサヘッド
Y1、Y2 読取装置
Z,Z1,Z2,Z3 照明装置
1 ガラス板
1a (ガラス板の)表面
3 発光素子基板
3a (発光素子基板の)上面
3b (発光素子基板の)下面
5,105、205 第1発光素子
5a、105a、205a (第1発光素子の)長辺
5b、105b、205b (第1発光素子の)短辺
6,106、206 第2発光素子
6a、106a、206a (第2発光素子の)長辺
6b、106b、206b (第2発光素子の)短辺
7 受光素子基板
7a (受光素子基板の)上面
9 受光素子
11 放熱板
11a (放熱板の)表面
13 枠体
13a 突出部
15 レンズ保持部材
17 レンズ
19 反射体
19a 反射面
21 拡散板
23 読取媒体
25,27 空間
29 反射ミラー
31 読取面
33 駆動部
41,42 遮光部

Claims (7)

  1. 読取装置に用いられる照明装置であって、
    主走査方向である第1方向に沿って一直線に光源が並ぶように配列される前記光源を中心に有する複数の発光素子と、
    該発光素子を保持する発光素子基板と、を備え、
    前記複数の発光素子は、平面視において長方形状をなし、
    前記配列の中央部においては、前記発光素子の長辺が前記第1方向に沿うように配列されており、
    前記配列の周辺部においては、少なくとも一部の前記発光素子が、当該発光素子の長辺が、前記第1方向と前記読取装置の副走査方向とでなす面において、前記第1方向に交差する第2方向に沿うように配列されることで、前記中央部に比較して、前記周辺部の発光素子間隔を狭くなしたことを特徴とする照明装置。
  2. 前記第2方向の前記第1方向に対する角度は30〜90°であることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記発光素子基板の前記第1方向の端部である短辺と該短辺に最も近い前記発光素子との間隔が、前記短辺に最も近い前記発光素子と該発光素子に隣接する発光素子との間隔よりも小さいことを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記発光素子基板の短辺に隣り合うように設けられる反射部材を、更に備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の照明装置。
  5. 前記複数の発光素子の光の出射方向に対向して配置される反射面を、更に備え、
    当該反射面に部分的に遮光部を設けることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の照明装置と、
    前記照明装置が出射する光が照射される読取媒体から反射された光を受光する受光素子と、を備えることを特徴とするイメージセンサヘッド。
  7. 請求項6に記載のイメージセンサヘッドと、
    前記イメージセンサヘッドまたは前記読取媒体を副走査方向に駆動させる駆動部と、を備えることを特徴とする読取装置。
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