JP6293548B2 - ショベル - Google Patents

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Description

本発明は、旋回減速機を有するショベルに関する。
ショベルは、上部旋回体を旋回駆動する旋回駆動装置が設けられている。この旋回駆動装置は、動力源(油圧モータ、電動モータ等)からの動力を旋回減速機(以下、単に減速機という)で減速し、増大させた出力トルクにより上部旋回体を旋回させる場合が多い。
この減速機としては、コンパクトである点、減速比の変更が容易である点等から太陽歯車を入力要素とし、遊星歯車の遊星キャリアを出力要素とした遊星歯車減速機が多用される。また、所定の減速比を得るために、複数の遊星歯車減速機を積層した多段式の減速機も多用されている(例えば、特許文献1)。
特開2013−227798号公報
ところで、遊星キャリアは軸受部材(ベアリング等)によりケースに軸承され、これにより遊星キャリアはスラスト方向(軸方向)への移動が規制されている。しかしながら、ショベルは過酷な環境下で使用されるものであり、作業時において下部走行体及び上部旋回体に大きな外力が印加されるおそれがある。
この外力が印加された場合、下方に配置された低速の遊星歯車減速機に設けられた低速側太陽歯車が、その上部に配置された高速の遊星歯車減速機に向けて移動付勢されることがある。この移動付勢力は、高速側の遊星キャリアを介して軸受部材に印可される。よってこの移動付勢力により、軸受部材が損傷するおそれがあるという問題点があった。
本発明のある態様の例示的な目的のひとつは、キャリア部材を軸承する軸受部材が損傷することを防止したショベルを提供することにある。
本発明のある態様によると、
太陽歯車と、遊星歯車と、内歯歯車と、前記遊星歯車を支持するキャリア部材とをケースの内部に設けた歯車減速機を、上部旋回体の回転軸方向に複数積層してなる減速機と、
複数積層された前記歯車減速機の内の一の歯車減速機の太陽歯車と、該太陽歯車と対向するよう積層された他の歯車減速機との間に設けられ、前記一の歯車減速機の太陽歯車が前記他の歯車減速機に向けて移動するのを規制する移動規制部とを有し、
前記移動規制部を前記ケースに設ける。
本発明のある態様によると、キャリア部材のスラスト方向への移動が規制され、軸受部材が損傷することを防止できる。
本発明の一実施形態であるショベルの側面図である。 本発明の一実施形態であるの駆動系の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による旋回駆動装置の構成を示すブロック図である。 旋回駆動装置の上面図である。 図4におけるV−V線に沿う断面図である。 旋回駆動装置の移動規制機構の近傍を拡大して示す断面図である。
次に、添付の図面を参照しながら、本発明の限定的でない例示の実施形態について説明する。
なお、添付の全図面の中の記載で、同一又は対応する部材又は部品には、同一又は対応する参照符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面は、特に指定しない限り、部材もしくは部品間の相対比を示すことを目的としない。従って、具体的な寸法は、以下の限定的でない実施形態に照らし、当業者により決定することができる。
また、以下説明する実施形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施形態に記述される全ての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1は、本発明のある実施形態であるショベルを示している。
ショベルは、下部走行体1の上部に旋回機構2を介して上部旋回体3が搭載されている。上部旋回体3は、エンジンルーム3a、ブーム4、アーム5、バケット6、及びキャビン10等が設けられている。
ブーム4は先端にアーム5が取り付けられており、アーム5は先端にバケット6が取り付けられている。ブーム4、アーム5、及びバケット6は、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9によりそれぞれ油圧駆動される。
キャビン10は、運転者に操作される操作装置26(図2参照)等が配設されている。また、エンジンルーム3aにはエンジン等の動力源が搭載されている。
なお、本実施形態に係るショベルは、旋回駆動装置に供給する電力を蓄積する蓄電装置を有する、いわゆるハイブリッド式のショベルを例に挙げている。しかしながら、本発明は、後述するメカニカルブレーキを採用したショベルであれば、例えば外部電源から充電電力が供給される電気駆動式ショベル、また油圧モータにより旋回機構2を駆動する油圧式のショベルについても適用が可能なものである。
図2は、ショベルの駆動系の構成を示すブロック図である。なお、図2において機械的動力系は二重線、高圧油圧ラインは太い実線、パイロットラインは破線、電気駆動・制御系は細い実線でそれぞれ示している。
ショベルの駆動系は、エンジン11、電動発電機12、メインポンプ14、パイロットポンプ15、コントロールバルブ17、操作装置26、コントローラ30、旋回駆動装置40、及び蓄電系等を有している。
エンジン11と電動発電機12は、変速機13の2つの入力軸にそれぞれ接続されている。変速機13の出力軸は、メインポンプ14及びパイロットポンプ15が接続されている。メインポンプ14及びパイロットポンプ15は、いずれも油圧ポンプである。
メインポンプ14には、高圧油圧ライン16を介してコントロールバルブ17が接続されている。また、パイロットポンプ15には、パイロットライン25を介して操作装置26が接続されている。
コントロールバルブ17は、ハイブリッド式ショベルにおける油圧系の制御を行う。よってコントロールバルブ17には、高圧油圧ラインを介して下部走行体用の油圧モータ1A,1B、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9等が接続されている。
電動発電機12は、インバータ18を介して蓄電系120と接続されている。蓄電系120は、蓄電器としてのキャパシタ(蓄電装置)を有している。また蓄電系120は、旋回駆動装置40と接続されている。
旋回駆動装置40は、旋回用電動機21、レゾルバ22、メカニカルブレーキ23、及び旋回減速機24等を有している。蓄電系120は、インバータ20を介して旋回用電動機21と接続されている。また旋回用電動機21の出力軸21bは、レゾルバ22及び旋回減速機24と接続されている。
旋回用電動機21は、上部旋回体3を旋回駆動するための旋回用電動モータとして機能する。またメカニカルブレーキ23は、上部旋回体3に機械的にブレーキを掛けるブレーキ装置として機能する。
操作装置26は、レバー26A、レバー26B、ペダル26Cを有している。レバー26A、レバー26B、及びペダル26Cは、油圧ライン27及び28を介して、コントロールバルブ17及び圧力センサ29にそれぞれ接続されている。また圧力センサ29は、電気系の駆動制御を行うコントローラ30に接続されている。
コントローラ30は、ハイブリッド式ショベルの駆動制御を行う主制御部としての制御装置である。コントローラ30は、CPU(Central Processing Unit)及び内部メモリを含む演算処理装置で構成される。このコントローラ30は、CPUが内部メモリに格納された駆動制御用のプログラムを実行することにより所定の駆動制御を実行する。
具体的には、コントローラ30は圧力センサ29から供給される信号を速度指令に変換し、この信号に基づき旋回用電動機21の駆動制御を行う。この際、圧力センサ29から供給される信号は、旋回機構2を旋回させるために運転者が操作装置26を操作した操作量を表す信号となる。
またコントローラ30は、電動発電機12の運転制御を行う。ここで電動発電機12の運転制御とは、電動(アシスト)運転又は発電運転の切り替えを行う制御をいう。
さらにコントローラ30は、蓄電系120に設けられたキャパシタの充放電制御を行う。具体的には、コントローラ30はキャパシタの充電状態、電動発電機12の運転状態、及び旋回用電動機21の運転状態に基づいて、蓄電系120の昇降圧コンバータの昇圧動作と降圧動作の切り替え制御を行う。
本実施形態では、電動発電機12の運転状態として、電動(アシスト)運転状態と、発電運転状態の二つの運転状態を有する。また旋回用電動機21の運転状態としては、力行運転と、回生運転の二つの運転状態を有する。なお、コントローラ30は、後述するようにキャパシタに充電する量(充電電流又は充電電力)の制御も行う。
上述の駆動系を有するショベルは、上部旋回体3を旋回駆動する際、インバータ20を介して供給される電力により旋回用電動機21を駆動する。旋回用電動機21の出力軸21bの回転力は、旋回減速機24を介して旋回駆動装置40の出力軸40Aに伝達される。
図3は、本発明の一実施形態であるショベルに搭載される旋回駆動装置40のブロック図である。旋回駆動装置40は、旋回用電動機21、レゾルバ22、メカニカルブレーキ23、旋回減速機24、及び出力軸40A等を有している。
旋回用電動機21は、電動モータである。旋回減速機24は、旋回用電動機21の出力軸側に接続されている。この旋回減速機24は、第1旋回減速機24−1及び第2旋回減速機24−2を有している。この第1旋回減速機24−1及び第2旋回減速機24−2は、それぞれ遊星歯車減速機で構成されている。
第1段の第1旋回減速機24−1は、旋回用電動機21に組み付けられている。また、第1旋回減速機24−1の出力軸となる遊星キャリア46には、メカニカルブレーキ23が設けられている。また第2段の第2旋回減速機24−2は、メカニカルブレーキ23を間に挟んで第1旋回減速機24−1に組み付けられている。そして、第2段の第2旋回減速機24−2の出力軸が旋回駆動装置40の出力軸40Aとなる。
なお、図示はしないが、旋回駆動装置40の出力軸40Aは旋回機構2に接続され、出力軸40Aの回転力により旋回機構2が駆動される。
次に、図5及び図6を参照しながら、旋回駆動装置40の具体的な構成について説明する。
なお、図5は旋回駆動装置40の断面図であり、図6は旋回駆動装置40のうち、メカニカルブレーキ23の近傍を拡大して示す断面図である。
図4に示すように、第1旋回減速機24−1は、太陽歯車42、遊星歯車44、遊星キャリア46、及び内歯歯車48等を有した遊星歯車減速機で構成される。この第1旋回減速機24−1は、第1ギヤケース50及び第2ギヤケース52の内部に収納されている。
太陽歯車42は、旋回用電動機21の出力軸21bに固定されている。この太陽歯車42には、本実施形態では3つの遊星歯車44がそれぞれ係合している。
各遊星歯車44は、遊星キャリア46に立設されたピン44aに回転可能に軸承されている。ピン44aの上端部には、遊星歯車44がピン44aから離脱するのを防止するフランジ状部44bが設けられている。このため、遊星歯車44は遊星キャリア46から離脱しないよう構成されている。
また各遊星歯車44は、第1ギヤケース50の内面に形成された内歯歯車48に係合している。内歯歯車48が形成された第1ギヤケース50は、旋回用電動機21のエンドプレート21aに固定されている。よって、内歯歯車48(第1ギヤケース50)は自ら回転することはできない。
一方、遊星キャリア46の下部は、第1旋回減速機24−1の出力軸となる。この出力軸となる遊星キャリア46は、第1ギヤケース50に固定された第2ギヤケース52に対し、ベアリング56を介して回転可能に軸承されている。
ベアリング56は、内輪56a、外輪56b、及びボール56c等を有している(図6参照)。内輪56aは遊星キャリア46に一体的に配設され、ベアリング56bは第2ギヤケース52に配設されている。また、ボール56cは内輪56aと外輪56bとの間に配設されている。これにより、遊星キャリア46は第2ギヤケース52に対して回転することができる。
また、ベアリング56の下部には、ベアリング56を遊星キャリア46に固定するベアリングカラー58が設けられている。さらに、上記構成とされた第1旋回減速機24−1は、潤滑油LB1により潤滑される。
以上のような構成の第1旋回減速機24−1において、旋回用電動機21の出力軸21bが回転して太陽歯車42が回転すると、遊星歯車44が回転(自転)する。遊星歯車44は第1ギヤケース50の内面に形成された内歯歯車48に係合している。よって、内歯歯車48が形成された第1ギヤケース50は、遊星歯車44の回転力により回転しようとする。
ところが第1ギヤケース50は、前記のように旋回用電動機21のエンドプレート21aに固定されているため回転することはできない。これに対して遊星キャリア46は、第2ギヤケース52に対して回転可能な構成とされている。
その結果、遊星歯車44の回転力は遊星キャリア46を回転させる力として作用し、これにより遊星キャリア46は回転する。これにより、旋回用電動機21の出力軸21bの回転は第1旋回減速機24−1で減速され、遊星キャリア46から出力される。
次に、第2旋回減速機24−2について説明する。第2旋回減速機24−2の太陽歯車82は、第1旋回減速機24−1の出力軸としての遊星キャリア46に接続されている。この太陽歯車82は、複数の遊星歯車84と係合している。さらに遊星歯車84は、第3ギヤケース54の内壁に形成された内歯歯車88と係合している。よって遊星歯車84は、太陽歯車82と内歯歯車88との間で自転しながら公転する。
本実施形態では、第2旋回減速機24−2は3つの遊星歯車84を有している。この各遊星歯車84は、ピン84aを介して遊星キャリア86に回転可能に支持され、自転しながら公転することによって遊星キャリア86を回転させる。
各遊星歯車84は、遊星キャリア86に立設されたピン84aに回転可能に軸承されている。ピン84aの上端部には、遊星歯車84がピン84aから離脱するのを防止するフランジ状部84bが設けられている。このため、遊星歯車84は遊星キャリア86から離脱しないよう構成されている。
この遊星キャリア86は、第2旋回減速機24−2の出力軸を構成する。本実施形態では、第2旋回減速機24−2は最終段の減速器である。よって第2旋回減速機24−2の出力軸となる遊星キャリア86は、旋回減速機24の出力軸40Aとなる。上記の第2旋回減速機24−2は、潤滑油LB2により潤滑される。
上述の構成により、旋回駆動装置40は旋回用電動機21の出力軸21bの回転速度を減じて出力軸40Aのトルクを増大させる。
なお、本実施形態では旋回減速機24を第1旋回減速機24−1と第2旋回減速機24−2とにより構成される2段構成の減速装置構成としたが、旋回減速機24の減速機の段数は、これに限定されるものではなく旋回用電動機21の出力及び旋回機構2に必要されるトルク等に基づき、適宜設定することが可能である。
次に、メカニカルブレーキ23について説明する。
メカニカルブレーキ23は、ブレーキディスク60とブレーキプレート62を有するディスプレーサブレーキである。このメカニカルブレーキ23は、固定部である第2ギヤケース52と、出力軸である遊星キャリア46との間に設けられている。
ブレーキディスク60は、図6に示すように円盤形状を有しており、中央には遊星キャリア46が挿入される挿入孔65が形成されている。またこの挿入孔65の内周には、スプライン歯が形成されている。
遊星キャリア46の外周部(ブレーキディスク60が装着される部分)には、スプライン70が形成されている。このスプライン70は、遊星キャリア46の外周に上下方向(図中矢印Z1,Z2で示す方向)に延出するよう形成されている。
なお以下の説明において、遊星キャリア46に対して旋回用電動機21側を上側(矢印Z1方向側)といい、遊星キャリア46に対して旋回用電動機21側と反対側を下側(矢印Z2方向側)ということがある。
ブレーキディスク60に形成されたスプライン歯60aは、遊星キャリア46に形成されたスプライン70と係合(噛合)するよう構成されている。よって、ブレーキディスク60が遊星キャリア46に取り付けられた状態において、ブレーキディスク60と遊星キャリア46はスプライン接続された構造となる。
このようにブレーキディスク60と遊星キャリア46がスプライン接続された状態では、ブレーキディスク60は遊星キャリア46から回転半径方向外側に向けて延出した状態となる。またブレーキディスク60は、遊星キャリア46に対して回転はできないが、遊星キャリア46の軸方向(図5及び図6に矢印Z1,Z2方向)には移動可能な状態となる。
ブレーキプレート62は、ブレーキディスク60の上下両側に配設されている。ブレーキプレート62は、中央に穴が形成された円盤形状を有している。またブレーキプレート62の外周には、スプライン歯が形成されている。
第2ギヤケース52の環状の内壁部(ブレーキプレート62が装着される部分)には、スプライン72が形成されている。このスプライン72は、第2ギヤケース52の内壁に上記の軸方向(矢印Z1,Z2で示す方向)に延出するよう形成されている。
ブレーキプレート62に形成されたスプライン歯は、第2ギヤケース52に形成されたスプライン72と係合するよう構成されている。よって、ブレーキプレート62が第2ギヤケース52に取り付けられた状態において、ブレーキプレート62と第2ギヤケース52はスプライン接続された構造となる。
このようにブレーキプレート62と第2ギヤケース52がスプライン接続された状態では、ブレーキプレート62は第2ギヤケース52から回転半径方向内側に向けて延出した状態となる。またブレーキプレート62は、第2ギヤケース52に対して回転はできないが、遊星キャリア46の軸方向(矢印Z1,Z2方向)には移動可能な状態となる。
また、上側のブレーキプレート62の上部には、ピストン64が遊星キャリア46の軸方向(矢印Z1,Z2方向)に移動可能な状態で配置されている。ピストン64は、スプリング66により押圧されて常に上側のブレーキプレート62に押し付けられている。
前記のように、ブレーキディスク60及びブレーキプレート62は、いずれも遊星キャリア46の軸方向に移動可能である。そのため、ブレーキプレート62がピストン64により押圧されると、ブレーキディスク60は上下のブレーキプレート62により挟まれて押圧される。ブレーキディスク60がブレーキプレート62により挟まれて押圧されることにより、メカニカルブレーキ23にはブレーキディスク60の回転を阻止しようとするブレーキ力が発生する。
前記のように、ブレーキディスク60は遊星キャリア46に対して回転できない構成とされている。このため、ブレーキディスク60に作用するブレーキ力は、遊星キャリア46の回転を停止させるブレーキ力(制動力)となる。
ピストン64と第2ギヤケース52との間には、作動油が供給可能な油圧空間68が形成されている。また油圧空間68には、ブレーキ解除ポート69が接続されている。さらに、ピストン64と第2ギヤケース52との間にはOリング等のシール部材91が配置されており、油圧空間68内の作動油が漏れ出ないようシールしている。
ブレーキ解除ポート69は、操作装置26に接続されている。そして、パイロットポンプ15から操作装置26、油圧ライン27a(図2参照。)及びブレーキ解除ポート69を介して油圧空間68に油圧が供給されると、ピストン64は油圧により押し上げられる。これにより、ブレーキプレート62を押圧する力がなくなり、メカニカルブレーキ23はブレーキ解除された状態となる。
なお上記構成とされたメカニカルブレーキ23は、上部旋回体3の旋回時にはブレーキが解除され、上部旋回体3の停止時にはブレーキが作動した状態となるよう制御される。
ここで、上記構成とされた旋回駆動装置40において、第1ギヤケース50及び第2ギヤケース52内で遊星キャリア46を軸承するベアリング56に注目する。遊星キャリア46は、ベアリング56等で位置規制されることにより、第1ギヤケース50及び第2ギヤケース52内の所定装着位置に位置している。
しかしながら、ショベルは過酷な環境下で使用されるものである。よって、作業時において上部旋回体3及びこれに設けられた各構成物に大きな外力が印加された場合、この外力により第2旋回減速機24−2を構成する太陽歯車82が第1旋回減速機24−1に向けて(スラスト方向の上方向、矢印Z1方向)に移動付勢されることがある。
太陽歯車82は遊星キャリア46に接続されているため、太陽歯車82が矢印Z1方向に移動付勢されると、遊星キャリア46も移動付勢されてベアリング56に過大なスラスト荷重が発生し、ベアリング56が損傷するおそれがある。
本実施形態では移動規制部130を設け、この移動規制部130により太陽歯車82(遊星キャリア46)が移動した場合であっても、ベアリング56を保護するよう構成したものである。以下、移動規制部130について説明する。
図6に拡大して示すように、移動規制部130は第1ギヤケース50の底面部に固定されている。また移動規制部130は、第2旋回減速機24−2に設けられた太陽歯車82と対向する位置に配設されている。この配設位置は、第1旋回減速機24−1と第2旋回減速機24−2との境界位置でもある。
移動規制部130はスラストプレート132、スラストワッシャ136、及び固定用ボルト138等を有している。
スラストプレート132は、中央に遊星キャリア46の出力軸が挿通される穴が形成された環状の金属板である。このスラストプレート132は、後述するように太陽歯車82が移動した際に、その移動を規制できる所定の強度を有している。
またスラストプレート132は、第2ギヤケース52の底部に複数の固定用ボルト138(図6では1本のみ示す)を用いて固定される。この固定状態において、スラストプレート132は第2旋回減速機24−2の太陽歯車82と対向する。
スラストワッシャ136は、太陽歯車82とスラストプレート132との間に配設されている。スラストワッシャ136は、重力を含む太陽歯車82の下側への力を受ける。またスラストワッシャ136は、太陽歯車82とスラストプレート132との間の潤滑を行う。
なお、太陽歯車82とスラストプレート132との間に配設される軸受部材はスラストワッシャ136の限定されるものではなく、スラストベアリング等を用いることも可能である。
次に、上記の構成とされた移動規制部130の動作について説明する。
例えば、ショベルに外力が印加され、この外力により第2旋回減速機24−2を構成する太陽歯車82が第1旋回減速機24−1に向けて移動した場合を想定する。即ち、太陽歯車82が第1旋回減速機24−1に向けてスラスト方向(図中矢印Z1方向)に移動した場合を想定する。
本実施形態では、移動規制部130が太陽歯車82と対向する位置に配設されている。また移動規制部130は、第2ギヤケース52に固定されている。よって、太陽歯車82が矢印Z1方向に移動すると、太陽歯車82はスラストワッシャ136を介してスラストプレート132を押圧する。
しかしながら、スラストプレート132は第2ギヤケース52に強固に固定されている。またスラストプレート132の強度は、外力により太陽歯車82がスラストプレート132を押圧する押圧力に耐えうる強さに設定されている。
従って、太陽歯車82が移動しようとしても、この移動は移動規制部130により規制される。また太陽歯車82が移動規制されることにより、太陽歯車82が接続された遊星キャリア46の移動も規制される。よって遊星キャリア46を軸承するベアリング56にスラスト方向の荷重が発生することを抑制でき、ベアリング56に損傷が発生することを防止することができる。
上記した本実施形態においては、下段の第2旋回減速機24−2は各ギヤケース50,52に対して、又上段の第1旋回減速機24−1に対して拘束されているわけではない。下段の第2旋回減速機24−2はその構成上、外力等により太陽歯車82が単独で又は第2旋回減速機24−2(太陽歯車82,遊星歯車84,遊星キャリア86,内歯歯車88)が全体として上下する可能性がある。
しかしながら本実施形態では、上述のようにこの移動を移動規制部130で受けることができるため、接触によりベアリング56に損傷が発生することを防止できる。特に旋回減速機24が二段の構成で、下段が第2旋回減速機24−2のような構成である場合、本願発明は特に効果的である。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上記した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能なものである。
例えば、上記した実施形態ではスラストプレート132を固定用ボルト138で第1ギヤケース50に固定することにより移動規制部130を構成したが、第1ギヤケース50に一体的に移動規制部を形成することも可能である。
1 下部走行体
1A、1B 油圧モータ
2 旋回機構
3 上部旋回体
11エンジン
12 電動発電機
13 変速機
14 メインポンプ
15 パイロットポンプ
16 高圧油圧ライン
17 コントロールバルブ
18、20 インバータ
21 旋回用電動機
21a エンドプレート
21b 出力軸
22 レゾルバ
23 メカニカルブレーキ
24 旋回減速機
24−1 第1旋回減速機
24−2 第2旋回減速機
25 パイロットライン
26 操作装置
27a、28 油圧ライン
30 コントローラ
40 旋回駆動装置
40A 出力軸
42、82 太陽歯車
44、84 遊星歯車
44a、84a ピン
46、86 遊星キャリア
48、88 内歯歯車
50 第1ギヤケース
52 第2ギヤケース
54 第3ギヤケース
56 ベアリング
57 オイルシール
60 ブレーキディスク
61 潤滑油流路(欠歯部)
60a スプライン歯
62 ブレーキプレート
64 ピストン
66 スプリング
68 油圧空間
70、72 スプライン
120 蓄電系
130 移動規制部
132 スラストプレート
136 スラストワッシャ
138 固定用ボルト

Claims (4)

  1. 太陽歯車と、遊星歯車と、内歯歯車と、前記遊星歯車を支持するキャリア部材とをケースの内部に設けた歯車減速機を、上部旋回体の回転軸方向に複数積層してなる減速機と、
    複数積層された前記歯車減速機の内の一の歯車減速機の太陽歯車と、該太陽歯車と対向するよう積層された他の歯車減速機との間に設けられ、前記一の歯車減速機の太陽歯車が前記他の歯車減速機に向けて移動するのを規制する移動規制部とを有し、
    前記移動規制部は、前記ケースに設けられていることを特徴とするショベル。
  2. 前記移動規制部は、前記ケースに固定された板状部材であることを特徴とする請求項1に記載のショベル。
  3. 前記移動規制部と前記太陽歯車との間に滑り軸受部材を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のショベル。
  4. 前記滑り軸受部材は、スラストワッシャ又はスラストベアリングであることを特徴とする請求項3に記載のショベル。
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