JP6292567B2 - 型取付装置 - Google Patents

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本発明は、板金などを曲げ加工するプレスブレーキのような曲げ加工機に用いられる、パンチ(上型)やダイ(下型)などのプレス型を着脱自在に取り付け固定するための型取付装置に関する。
従来、この種の型取付装置として、ダイを支持するホルダ本体に前記ダイの一側面と当接自在な垂直状のダイ当接面を設け、該ダイ当接面と対向してダイの他側面に当接する締め板を、締付具を介して前記ホルダ本体に取り付けた金型支持装置がある(例えば、特許文献1参照)。
前記ホルダ本体の肩部には、前記締め板が長手方向に複数分割して戴置され、各締め板5には、前記締付具として複数のボルトが貫通する貫通孔が設けられている。複数のボルトをそれぞれ緩めることで、ダイが取り外し可能となり、ボルトをそれぞれ締め付けることで、ダイが締め板とホルダ本体で固定されるように構成している。
特開2002−219517号公報
しかし乍ら、このような従来の型取付装置では、ダイを着脱する度に複数のボルトをそれぞれ回転操作しなければならず、作業性に劣るという問題があった。
さらに、ダイの交換作業に時間を要するため、ダイの交換が頻繁に行われる場合には、稼働率が低下するという問題もあった。
本発明は、このような問題に対処することを課題とするものであり、簡素な構造及び簡単な操作でプレス型を着脱自在に取り付け固定すること、などを目的とするものである。
このような目的を達成するために本発明に係る型取付装置は、本体に設けられて第一挟持部を有する固定片と、前記本体と当接する揺動支点を有し、該揺動支点を中心として前記本体及び前記固定片の前記第一挟持部に対しプレス型の挟持方向へ揺動自在に設けられる可動片と、前記本体又は前記固定片と前記可動片とに亘って設けられ、前記固定片の前記第一挟持部と前記プレス型の前記挟持方向へ対向する前記可動片の第二挟持部との間に形成される前記プレス型の挟持スペースを、該プレス型の挟持長さよりも広い所定の間隔に維持する間隔保持手段と、前記可動片において前記揺動支点を挟んで前記第二挟持部と反対側の揺動基部と前記本体とに亘って前記プレス型の挟持方向へ往復動自在に設けられる操作手段と、を備え、前記操作手段は、前記本体を貫通して設けられ前記可動片の前記揺動基部に対し螺合するネジ部を有するネジ軸と、前記本体を挟んで前記可動片の前記揺動基部と反対側に設けられ前記ネジ軸の端部に取り付けられる取付部を有するハンドルレバーと、を備え、前記ハンドルレバーにより前記ネジ軸が回転した状態で、前記可動片の前記揺動基部前記本体から離隔移動するとともに、前記可動片の前記揺動支点を中心として前記可動片の前記第二挟持部が前記固定片の前記第一挟持部に向け接近移動して、前記プレス型の前記挟持スペースが前記挟持長さまで狭くなることを特徴とする。
前述した特徴を有する本発明は、操作手段で可動片の揺動基部を本体から離隔移動させることにより、可動片が揺動支点を中心として揺動し、第二挟持部を固定片の第一挟持部へ向け接近移動して、プレス型の挟持スペースが挟持長さまで狭くなる。この閉状態で挟持スペースにプレス型が取り付け固定可能となる。また、これと逆に操作手段で可動片の揺動基部を本体へ向け接近移動させることにより、可動片が揺動支点を中心として逆向きに揺動し、第二挟持部が固定片の第一挟持部から隔離移動し、間隔保持手段でプレス型の挟持スペースが挟持長さよりも広くなるように間隔維持される。この開状態で挟持スペースからプレス型の取り外しが可能となる。
したがって、簡素な構造及び簡単な操作でプレス型を着脱自在に取り付け固定することができる。
その結果、ダイを着脱する度に複数のボルトをそれぞれ回転操作する必要がある従来のものに比べ、作業性に優れるだけでなく、プレス型の交換作業を短時間で行えるため、プレス型の交換が頻繁に行われる場合でも、稼働率を高く維持できて、コストの低減化が図れる。
本発明の実施形態に係る型取付装置の全体構成を示す説明図であり、(a)がプレス型の取り付け固定状態の縦断側面図、(b)がプレス型の取り外し可能状態の縦断側面図である。 プレス型の取り付け固定状態を示す正面図である。 同斜視図である。 本発明の他の実施例に係る型取付装置の全体構成を示す説明図であり、(a)がプレス型の取り付け固定状態の縦断側面図、(b)がプレス型の取り外し可能状態の縦断側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る型取付装置Aは、図1〜図4に示すように、板金などを曲げ加工するプレスブレーキのような曲げ加工機であり、その本体1に設けられる固定片2と可動片3との間に、パンチ(上型)やダイ(下型)などのプレス型Pを挟み込んで着脱自在に取り付け固定する。
詳しく説明すると、型取付装置Aは、本体1に設けられる固定片2と、本体1と当接する揺動支点3fを中心として本体1及び固定片2に対しプレス型Pの挟持方向へ揺動自在に設けられる可動片3と、本体1又は固定片2と可動片3とに亘り設けられて固定片2と可動片3との間に形成されるプレス型Pの挟持スペースSを挟持長さLよりも広い所定の間隔に維持する間隔保持手段4と、本体1と可動片3に亘りプレス型Pの挟持方向へ往復動自在に設けられて可動片3を揺動させるための操作手段5と、を主要な構成要素として備えている。
本体1は、プレス型PとしてダイP1を着脱自在に取り付け固定するホルダや、プレス型Pとしてパンチを着脱自在に取り付け固定するラムである。プレス型Pの基端側には、後述する固定片2と可動片3によって挟持される取付部P2が一体形成されている。プレス型Pの取付部P2は、その挟持方向の挟持長さをLとしている。
本体1の先端側には、プレス型Pの取付部P2において一側面と対向するように固定片2が一体的に設けられるか、又は、本体1と固定片2が一体形成されている。
固定片2は、プレス型Pの幅方向全長より長い板状に形成され、プレス型Pの取付部P2の一側面とプレス型Pの挟持方向へ対向する面に、第一挟持部2aを有している。
第一挟持部2aは、プレス型Pの取付部P2の一側面と当接する部位であり、両者の接触面積を広くするため面状に形成することが好ましいが、固定片2の対向面に部分的に突出するように形成することも可能である。
なお、プレス型Pの挟持方向を以下「X方向」といい、これと直交するプレス型Pの幅方向を以下「Y方向」といい、これらと直交するプレス型Pの長さ(高さ)方向を必要に応じて以下「Z方向」という。
可動片3は、固定片2と同様にプレス型Pの幅方向全長より長く、且つ本体1及び固定片2に沿ってZ方向へ連続する板状に形成される。
さらに、可動片3は、本体1と当接する揺動支点3fと、固定片2の第一挟持部2aとプレス型Pの挟持スペースSを挟んでX方向へ対向する第二挟持部3aと、を有している。
揺動支点3fは、本体1と対向する可動片3の内側面において本体1へ最も突出するよう形成され、Y方向へ直線状に連続するように一体形成されている。また、その他の例として、揺動支点3fをY方向へ断続的に形成することも可能である。
第二挟持部3aは、可動片3の先端側に、プレス型Pの取付部P2の他側面とプレス型Pの挟持方向へ対向するように形成されている。
間隔保持手段4は、本体1と可動片3とに亘って設けられるか、又は固定片2と可動片3とに亘って設けられ、揺動支点3fを本体1に当接させた状態で、固定片2の第一挟持部2aと可動片3の第二挟持部3aとの間に形成されるプレス型Pの挟持スペースSが、プレス型Pの挟持長さLよりも広い所定の間隔に維持されるように構成している。
それに加え、間隔保持手段4は、後述する操作手段5による可動片3の揺動と関係なく、揺動支点3fを本体1に当接させた状態を維持する機能も有している。
つまり、間隔保持手段4は、図示されるように、本体1及び可動片3の内部に亘って配置するか、又は図示しないが、固定片2と可動片3の外側に配置することも可能である。
さらに、間隔保持手段4は、少なくとも本体1又は可動片3のいずれか一方に対してX方向へ移動自在に係止されることにより、挟持スペースSにプレス型Pの取付部P2を着脱する開状態では、挟持スペースSにおけるX方向の長さ寸法を、プレス型Pの挟持長さLよりも広くなるように間隔維持することが好ましい。
間隔保持手段4の具体例としては、図1〜図4に示されるように、本体1において固定片2が設けられる先端部1aに対し、ボルトなどからなる支軸4aをX方向へ遊嵌状に挿通して、支軸4aの頭部4bをX方向へ係止させることで抜け止めするとともに、可動片3において揺動支点3fと第二挟持部3aの間に形成される中間部3bに支軸4aのネジ部4cを螺着している。本体1の先端部1aには、支軸4aの軸部分よりも大径で頭部4bよりも小径な通孔1a1が開設されている。可動片3の中間部3bには、支軸4aのネジ部4cと螺合するネジ孔3c1が開設されている。
また、その他の例として図示しないが、可動片3の中間部3bから本体1の先端部1aへ向けて支軸4aを挿通して、可動片3の中間部3bに開設される通孔に支軸4aの頭部4bを係止させて抜け止めするとともに、本体1の先端部1aに開設されるネジ孔に支軸4aのネジ部4cを螺着したり、固定片2と可動片3の外側に間隔保持手段4としてストッパーを設けたりするなど、変更することも可能である。
操作手段5は、本体1において揺動支点3fとの当接部位を挟んで先端部1aとZ方向へ反対側に形成される固定基部1bと、可動片3において揺動支点3fを挟んで第二挟持部3aとZ方向へ反対側に形成される揺動基部3cとに亘ってX方向へ往復動自在に設けられ、可動片3の揺動基部3cを本体1の固定基部1bから離隔移動させることで、固定片2の第一挟持部2aに対しX方向へ向け可動片3の第二挟持部3aを、プレス型Pの挟持スペースSが挟持長さLまで狭くなるように接近移動させるように構成されている。
さらに、操作手段5は、本体1の固定基部1bを貫通して可動片3の揺動基部3cに対し螺合するネジ軸5aと、ネジ軸5aの端部に取り付けられるハンドルレバー5bと、を有することが好ましい。
詳しく説明すると、本体1の固定基部1bには貫通孔1b1が開設され、可動片3の揺動基部3cには、ネジ軸5aと螺合するネジ孔3c1が開設されている。
操作手段5の具体例としては、図1〜図4に示されるように、ネジ軸5aよりも大径な貫通孔1b1に対してネジ軸5aの中間部が遊嵌状に挿通され、ネジ軸5aの一端部に対して可動片3の揺動基部3cのネジ孔3c1をX方向へ往復動自在に螺合させ、本体1の固定基部1bの貫通孔1b1から外部に突出するネジ軸5aの他端部にハンドルレバー5bを一体的に取り付けている。ハンドルレバー5bの操作方向によって、ネジ軸5aが可動片3の揺動基部3cを本体1の固定基部1bから隔離移動させるように回転するか、又は可動片3の揺動基部3cを本体1の固定基部1bと接近移動させるように逆回転する。
また、その他の例として図示しないが、ネジ軸5aの他端部にハンドルレバー5bを着脱自在に取り付けるなど、変更することも可能である。
そして、揺動支点3fから間隔保持手段4までのZ方向への長さH1を、揺動支点3fから操作手段5までのZ方向への長さH2の複数倍に設定することが好ましい。
図1〜図4に示される例では、揺動支点3fから間隔保持手段4の中心位置までの長さH1を、揺動支点3fから操作手段5の中心位置までの長さH2の約3.0〜3.5倍に設定されている。
また、その他の例として図示しないが、揺動支点3fから間隔保持手段4までの長さH1を、揺動支点3fから操作手段5までの長さH2の3.6倍以上か、又は3.0倍未満に設定することも可能である。
このような本発明の実施形態に係る型取付装置Aによると、図1(a)に示されるように、操作手段5で可動片3の揺動基部3cを本体1(固定基部1b)から離隔移動させることにより、可動片3が揺動支点3fを中心として揺動し、第二挟持部3aを固定片2の第一挟持部2aへ向け接近移動して、プレス型Pの挟持スペースSが挟持長さLまで狭くなる。この閉状態で、挟持スペースSとなる可動片3の第二挟持部3aと固定片2の第一挟持部2aの間にプレス型Pが取り付け固定可能となる。
また、この閉状態から図1(b)に示されるように、これと逆に操作手段5で可動片3の揺動基部3cを本体1(固定基部1b)へ向け接近移動させることにより、可動片3が揺動支点3fを中心として逆向きに揺動し、第二挟持部3aが固定片2の第一挟持部2aから隔離移動し、間隔保持手段4でプレス型Pの挟持スペースSが挟持長さLよりも広くなるように間隔維持される。この開状態で、挟持スペースSとなる可動片3の第二挟持部3aと固定片2の第一挟持部2aの間からプレス型Pの取り外しが可能となる。
さらに、この開状態から図1(a)に示される閉状態に戻すには、操作手段5で可動片3の揺動基部3cを本体1(固定基部1b)から離隔移動させる。しかし、間隔保持手段4により揺動支点3fが本体1に当接するように間隔維持されているため、可動片3の全体が本体1(固定基部1b)から離れることはなく、揺動支点3fを中心として可動片3の全体が揺動し、第二挟持部3aを固定片2の第一挟持部2aへ向けて接近移動させる。
したがって、簡素な構造及び簡単な操作でプレス型Pを着脱自在に取り付け固定することができる。
その結果、プレス型Pの交換作業を短時間で行えるため、プレス型Pの交換が頻繁に行われる場合でも、稼働率を高く維持できて、コストの低減化が図れる。
特に、間隔保持手段4が、少なくとも本体1又は可動片3のいずれか一方に対してプレス型Pの挟持方向(X方向)へ移動自在に係止される場合には、操作手段5で可動片3の揺動基部3cを本体1(固定基部1b)から離隔移動させることにより、本体1(先端部1a)又は可動片3(中間部3b)のいずれか一方を間隔保持手段4がプレス型Pの挟持方向(X方向)へ移動し、可動片3の第二挟持部3aが揺動支点3fを中心として固定片2の第一挟持部2aへ向け接近するように揺動可能となる。
また、これと逆に操作手段5で可動片3の揺動基部3cを本体1(固定基部1b)へ向け接近移動させることにより、本体1(先端部1a)又は可動片3(中間部3b)のいずれか一方を間隔保持手段4がプレス型Pの挟持方向(X方向)へ移動し、可動片3の第二挟持部3aが揺動支点3fを中心として固定片2の第一挟持部2aから隔離するように揺動可能となるとともに、間隔保持手段4がプレス型Pの挟持方向(X方向)へ係止されることで、プレス型Pの挟持スペースSが挟持長さLよりも広くなるように間隔維持される。
したがって、プレス型Pの着脱に邪魔となることなく開方向へ揺動した可動片3を開状態に間隔維持することができる。
その結果、挟持スペースSにプレス型Pを簡単に取り付け固定することができて、作業性に優れる。
さらに、操作手段5が、本体1を貫通して可動片3の揺動基部3cに対し螺合するネジ軸5aと、ネジ軸5aの端部に取り付けられるハンドルレバー5bと、を有する場合には、ハンドルレバー5bを回転操作してネジ軸5aを回転させることにより、可動片3の揺動基部3cが本体1(固定基部1b)から隔離移動するように移動し、それに伴い揺動支点3fを中心として可動片3の第二挟持部3aが固定片2の第一挟持部2aへ向け接近するように揺動する。また、ハンドルレバー5bを逆方向へ回転操作してネジ軸5aを逆回転させることにより、可動片3の揺動基部3cが本体1(固定基部1b)と接近移動するように移動し、それに伴い揺動支点3fを中心として可動片3の第二挟持部3aが固定片2の第一挟持部2aから離隔するように揺動する。
したがって、プレス型Pの着脱操作を更に簡単にすることができる。
その結果、更に作業性に優れ、プレス型Pを速やかに着脱して交換することができる。
さらに、揺動支点3fから間隔保持手段4までの長さH1を、揺動支点3fから操作手段5までの長さH2の複数倍に設定した場合には、操作手段5の往復動による本体1(固定基部1b)からの可動片3の揺動基部3cの揺動量が、揺動支点3fを介して、本体1(固定基部1b)から離隔移動させることにより、間隔保持手段4による固定片2の第一挟持部2aからの可動片3の第二挟持部3aの揺動量に増幅される。
したがって、操作手段5の僅かな変位でプレス型Pを着脱するために必要な挟持スペースSが得られる。
その結果、操作性に優れ、プレス型Pを確実に着脱して交換することができる。
次に、本発明の各実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例1は、図1〜図3に示すように、プレス型Pとなるパンチ(上型)とV字型のダイ(下型)の間に板金を挟み込んで板金を曲げ加工するプレスブレーキにおいて、型取付装置Aの本体1がプレス型Pとしてダイを着脱自在に取り付け固定するためのホルダである場合を示すものである。
本体1となるホルダは、ベースBに固定され、ベースBはテーブル(図示しない)に取り付けられている。
さらに、実施例1では、図2及び図3に示されるように、可動片3とベースBがそれぞれ本体1の幅寸法(Y方向)と同じ幅寸法に形成され、ベースBに対して本体1と可動片3がそれぞれX方向へ面一状となるように組み付け、本体1の幅寸法(Y方向)中央位置に操作手段5を配置している。
また、実施例1の変形例として図示しないが、ベースB及び本体1を、それらの幅寸法が可動片3の幅寸法の複数倍となるように延長して形成し、ベースB及び本体1に対して複数個の可動片3をY方向へ隣り合うように並べて組み付け、それぞれの可動片3に操作手段5をY方向へ所定間隔毎に配置することも可能である。
図1〜図3に示される例では、図1(a)に示される閉状態において、本体1の外側面に形成される第一制止部1cに対し、ハンドルレバー5bの内側端面に形成される第一ストッパー5cを当接させることで、第一挟持部2aと可動片3の第二挟持部3aとの間のプレス型Pの挟持スペースSが、プレス型Pの挟持長さLと同じ間隔となるに維持されている。
図1(b)に示される開状態においては、本体1の先端部1aに開設された通孔1a1に対し、間隔保持手段4の支軸4aの軸線を傾斜させて、通孔1a1に形成される第二制止部1a2に対し、支軸4aの頭部4bに形成される第二ストッパー4dを当接させることで、プレス型Pの挟持スペースSが、プレス型Pの挟持長さLよりも広い所定の間隔に維持されている。
それに加えて、本体1の固定基部1bに開設された貫通孔1b1の方向に対し、操作手段5のネジ軸5aの軸線を傾斜させて、本体1の外側面の第一制止部1cに対し、ハンドルレバー5bの内側端面の第一ストッパー5cを当接させることで、プレス型Pの挟持スペースSが、プレス型Pの挟持長さLよりも広い所定の間隔に維持されている。
また、その他の例として図示しないが、本体1の第一制止部1c、ハンドルレバー5bの第一ストッパー5c、通孔1a1の第二制止部1a2、支軸4aの第二ストッパー4dを他の形状に変更したり、図1(b)に示される開状態では、通孔1a1の第二制止部1a2と支軸4aの第二ストッパー4dの当接か、又は本体1の第一制止部1cとハンドルレバー5bの第一ストッパー5cの当接のいずれか一方のみに変更したりすることも可能である。
このような本発明1の実施例に係る型取付装置Aによると、本体1がプレス型Pとしてパンチを着脱自在に取り付け固定するラムである場合に比べ、プレス型PとなるダイP1が重力で落下することないため、ラムよりも簡素な構造で取り付け固定することが可能となる。
したがって、ダイP1を取り付け固定するための最も簡素な構造のホルダを提供することができる。
その結果、コストダウンが図れ、故障の発生し難くて利便性に優れ、稼働率の低下を防止できるとともに、長期使用に伴うメンテナンスの軽減も図れるホルダを提供できるという利点がある。
さらに、図1〜図3に示される例では、スプリングなどの弾性体を用いていないため、装置全体の構造が簡素化してコストダウンを図れるとともに、故障が発生し難くなって利便性に優れるという利点がある。また、弾性体のように寿命が比較的に短い部品を必要としないため、部品交換の間隔が延長されて、稼働率の低下を防止できるとともに、長期使用に伴うメンテナンスの軽減も図れるという利点もある。
この実施例2は、図4(a)及び(b)に示すように、第二挟持部3aが形成される可動片3の先端側を、固定片2の第一挟持部2aが形成される本体1の先端側に向けX方向へ弾性的に付勢した構成が、図1〜図3に示した実施例1とは異なり、それ以外の構成は図1〜図3に示した実施例1と同じものである。
図4(a)及び(b)に示される例では、本体1の通孔1a1に対し、弾性体6を介して支軸4aがX方向へ弾性的に移動自在に挿通されている。
詳しく説明すると、弾性体6は、スプリングや板バネなどのバネ材で構成され、通孔1a1に凹状形成される第二制止部1a2と支軸4aの頭部4bとの間に介装することで、支軸4aを介して可動片3の先端側が常時、本体1の先端側に向けX方向へ弾性的に付勢されている。
このような本発明の実施例2に係る型取付装置Aによると、図4(b)に示される開状態において、本体1の先端部1aに開設された通孔1a1に対し、弾性体6を介して支軸4aの軸線が傾斜し、X方向へ圧縮変形した弾性体6を挟んで通孔1a1の第二制止部1a2に対し、支軸4aの頭部4bに形成される第二ストッパー4dが当接することで、プレス型Pの挟持スペースSが、プレス型Pの挟持長さLよりも広い所定の間隔に維持されている。
したがって、図1〜図3に示した実施例1に比べ、操作手段5(ハンドルレバー5b)の操作により、可動片3が揺動支点3fを中心としてスムーズに揺動し、プレス型Pを確実に着脱することができるという利点がある。
なお、前示実施例では、本体1がプレス型Pとしてダイを着脱自在に取り付け固定するためのホルダである場合を示したが、これに限定されず、本体1がプレス型Pとしてパンチを着脱自在に取り付け固定するラムであってもよい。
1 本体 2 固定片
2a 第一挟持部 3 可動片
3a 第二挟持部 3c 揺動基部
3f 揺動支点 4 間隔保持手段
5 操作手段 5a ネジ軸
5b ハンドルレバー H1 揺動支点から間隔保持手段までの長さ
H2 揺動支点から操作手段までの長さ L 挟持長さ
P プレス型 P1 ダイ
S 挟持スペース

Claims (4)

  1. 本体に設けられて第一挟持部を有する固定片と、
    前記本体と当接する揺動支点を有し、該揺動支点を中心として前記本体及び前記固定片の前記第一挟持部に対しプレス型の挟持方向へ揺動自在に設けられる可動片と、
    前記本体又は前記固定片と前記可動片とに亘って設けられ、前記固定片の前記第一挟持部と前記プレス型の前記挟持方向へ対向する前記可動片の第二挟持部との間に形成される前記プレス型の挟持スペースを、該プレス型の挟持長さよりも広い所定の間隔に維持する間隔保持手段と、
    前記可動片において前記揺動支点を挟んで前記第二挟持部と反対側の揺動基部と前記本体とに亘って前記プレス型の挟持方向へ往復動自在に設けられる操作手段と、を備え、
    前記操作手段は、前記本体を貫通して設けられ前記可動片の前記揺動基部に対し螺合するネジ部を有するネジ軸と、前記本体を挟んで前記可動片の前記揺動基部と反対側に設けられ前記ネジ軸の端部に取り付けられる取付部を有するハンドルレバーと、を備え、前記ハンドルレバーにより前記ネジ軸が回転した状態で、前記可動片の前記揺動基部前記本体から離隔移動するとともに、前記可動片の前記揺動支点を中心として前記可動片の前記第二挟持部が前記固定片の前記第一挟持部に向け接近移動して、前記プレス型の前記挟持スペースが前記挟持長さまで狭くなることを特徴とする型取付装置。
  2. 前記間隔保持手段が、少なくとも前記本体又は前記可動片のいずれか一方に対して前記プレス型の前記挟持方向へ移動自在に係止されることを特徴とする請求項1記載の型取付装置。
  3. 前記揺動支点から前記間隔保持手段までの長さを、前記揺動支点から前記操作手段までの長さの複数倍に設定したことを特徴とする請求項1又記載の型取付装置。
  4. 前記本体が、前記プレス型としてダイを着脱自在に取り付け固定するホルダであることを特徴とする請求項1、2又は3のいずれかに記載の型取付装置。
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