JP6081268B2 - フィラワイヤガイド支持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フィラワイヤガイド支持装置に関するものである。
TIG溶接のフィラワイヤを溶接トーチの側面から供給するフィラワイヤガイド装置では、フィラ挿入角度、高さ等の偏心、偏角を調整できる調整機構を用いている(特許文献1)。特許文献1の例では、前記調整機構は、水平位置の調整を行うネジで、高さ等の調整ができるようにされている。
すなわち、ワイヤガイドを固着した第1保持台が第2保持台に固着されており、この第2保持台が水平ガイド枠に回転自在に装着されている水平位置調整ねじによりねじ固定されている。前記水平位置調整ねじの回動により前記第2保持台は水平方向に移動調節可能とされている。また前記水平ガイド枠は、垂直ガイド枠に回転自在に装着されている垂直位置調整ねじによりねじ固定されており、垂直位置調整ねじの回動により前記水平ガイド枠は垂直方向に移動調節可能とされている。前記垂直ガイド枠は溶接トーチのヘッドに固着されている。
実開平2−93078号公報
従来は、複雑な形状のワークに適用する場合、フィラワイヤガイド装置がワークと接触、干渉を避けるために、最適な溶接姿勢がとれなかったり、ワークとの軽微な干渉においても、フィラワイヤガイド装置の位置に狂いが生じ、調整作業のやり直しや溶接不良品を生産してしまう。
本発明の目的は、コンパクト化ができて、最適な溶接姿勢を取りやすくすることができるフィラワイヤガイド支持装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明のフィラワイヤガイド支持装置は、溶接トーチに対して取付アームを介してフィラワイヤガイドを支持するとともに前記フィラワイヤガイドの位置調整機構を備えたフィラワイヤガイド支持装置において、前記位置調整機構は、第1方向に沿って延びる第1長孔を有する前記取付アームと、前記第1長孔に対して第1方向に沿って位置調整可能に取り付けられるとともに、第1方向とは直交する第2方向へ沿って延びるガイドを有する調整部材と、前記フィラワイヤガイドに設けられて前記ガイドに対して前記第2方向に沿って位置調整可能に取り付けられるとともに、第2方向へ沿って延びる第2長孔を有する被取付部と、前記第1長孔と第2長孔が交差して配置された状態で、前記被取付部の第2方向への位置を調節固定するボルト部材とを含み、第1方向と第2方向が共通の仮想平面内に含まれるとともにいずれか一方が前記溶接トーチの軸心と同一方向としたものである。
また、前記位置調整機構は、第1方向及び第2方向と直交する第3方向における前記調整部材に対する前記被取付部の位置調整を、配置枚数または配置位置の組み合わせにより行うシムを備え、前記ボルト部材は、前記第2方向の位置調節後の固定と第3方向への位置調節後の固定を、前記シムと被取付部の前記調整部材への取り付け固定を行う共通のボルト部材にすることが好ましい。
また、前記第1長孔の下部には、前記第1長孔を形成している部位よりも外方に張り出した張出部が形成されていることが好ましい。
また、前記第2方向が前記溶接トーチの軸心が向く方向と同一方向であることが好ましい。
また、前記第1方向が前記溶接トーチの軸心が向く方向と同一方向としてもよい。
本発明のフィラワイヤガイド支持装置によれば、コンパクト化ができて、最適な溶接姿勢を取りやすくすることができる効果を奏する。
一実施形態のフィラワイヤガイド支持装置の斜視図。 一実施形態のフィラワイヤガイド支持装置の分解斜視図。 一実施形態のフィラワイヤガイド支持装置の部分断面図。
(実施形態の構成)
図1〜図3を参照して、本発明を具体化した一実施形態の位置調整機構を備えたフィラワイヤガイド支持装置(以下、単にフィラワイヤガイド支持装置という)を説明する。
図1に示すように、本実施形態のフィラワイヤガイド支持装置は、フィラワイヤガイド60を溶接トーチ10に対し取付アーム14及び調整部材30を介して支持するものである。以下、詳細に説明する。
図1、図2に示すように、溶接トーチ10のヘッド12には、金属製の取付アーム14の基端がヘッド12に対し抱くようにして配置されて、ねじ16の締め付けにより固着されている。
取付アーム14には一対のガイド突片18が、溶接トーチ10の軸心Oと直交する方向に延びるように設けられている。
本実施形態において、溶接トーチ10の軸心Oと直交する方向は、第1方向に相当する。
また、両ガイド突片18は、軸心Oと前記第1方向との両者に直交する方向において相互に並ぶように互いに平行に配置されている。
前記軸心Oと前記第1方向の両者に直交する方向は第2方向に相当する。
図2に示すように、なお、本実施形態では、第2方向は、軸心Oが向く方向と同一方向である。第1方向と第2方向とは共通の仮想平面Kに含まれる。
図2に示すように、両ガイド突片18の相対する内側面18aは平滑面となっている。また、各ガイド突片18には、溶接トーチ10の軸心と直交する方向(第1方向)へ延びる第1長孔としての長孔20が設けられている。
ガイド突片18において、前記内側面18aとは反対側の外側面18bは、前記内側面18aに対して平行に形成されるとともに平滑面となっている。また、外側面18bの上下両縁には、前記内側面18aとは反対側の方向に張出部22が張り出し形成されている。張出部22は、アーク溶接時に飛散するスパッタ等の粉じんが外側面18bに付着するのを防ぐためのものである。
各ガイド突片18の上下の張出部22間において、後述する締付部材40,42が、前記第1方向において往復移動自在に配置可能である。
図1、図2に示すように、両ガイド突片18間には、金属製の調整部材30が配置されている。図2に示すように、調整部材30は、各ガイド突片18に相対する一対の側壁31と、両側壁31間を連結する連結側壁32とにより断面コ字状に形成され、各側壁は溶接トーチ10の軸心Oが向く方向と同方向に延びるように設けられている。連結側壁32は、弾性を有している。
調整部材30は、前記断面コ字状に形成されることにより、第1方向とは直交する第2方向に延びるガイド溝30aを有する。ガイド溝30aは、ガイドに相当する。本実施形態では、第2方向は、軸心Oと同一方向である。
図2、図3に示すように、連結側壁32には、膨出部35が溶接トーチ10側に向かって膨出されている。また、図2に示すように各側壁31及び膨出部35の外側面33は、各ガイド突片18の内側面18aに摺接するように平滑面を有する。その平滑面を有する各側壁31及び膨出部35の外側面33には、各ガイド突片18の上下両面をそれぞれ摺接する一対の突部34が設けられている。
また、前記突部34間における各側壁31及び膨出部35の外側面33には、一対のボルト孔36が形成されている。すなわち、1つのボルト孔36は、側壁31を貫通してガイド溝30aに開口しているとともに、他の1つのボルト孔36の両端は、膨出部35の両外側面に開口している。
図1、図2に示すように、調整部材30は、一対の締付部材40、42を各ガイド突片18の外側面18bにそれぞれ配置した状態で、一対のボルト50を一方の締付部材40、一方の長孔20、調整部材30の各ボルト孔36、他方の長孔20に挿通して、締付部材42の一対の雌ねじ孔42aにねじ固定する。このことにより、ガイド突片18に対して位置調整可能に締め付け固定されている。
また、調整部材30は、ボルト50の締付部材42に対するねじ固定を解除することにより、ガイド突片18の長孔20が許容する範囲で、ガイド突片18において、第1方向に沿った位置調節が可能である。
また、ガイド突片18のうち、一方のガイド突片18上面には目盛19が設けられているとともに、その目盛19に対応するように調整部材30の突部34の外側面には指標37が設けられている。指標37と目盛19とにより、調整部材30の第1方向において目盛り合わせによる位置調整が可能である。
図2に示すように調整部材30において、一方の側壁31側の各突部34には、ボルト挿通孔38が形成されるとともに、他方の側壁31側の各突部34には、図3に示すようにボルト挿通孔38と同軸の雌ねじ孔39が形成されている。
また、図1、図2に示すように、フィラワイヤガイド60は、図示しないワイヤをガイドするガイドワイヤ本体62とガイドワイヤ本体62を調整部材30に取付けするための、被取付部64を有する。ガイドワイヤ本体62の上部には、コンジットチューブ61が連結されている。
ガイドワイヤ本体62は、金属製からなり、表面が削り出し加工されることにより、溶接トーチ10側の側部には、被取付部64が溶接トーチ10側に向かうように突出して形成されている。被取付部64は、図2に示すように、溶接トーチ10の軸心Oと同方向に延びるように設けられている。
図2に示すように、被取付部64において第1方向及び第2方向に対して直交する第3方向の両側面64aは、相互に平行でかつ切削加工されることにより平面を有している。前記被取付部64の両側面64aには、第2方向に延びる第2長孔としての長孔66が設けられている。
図3に示すように被取付部64は、調整部材30のガイド溝30aに対して、第2方向に沿って位置調節自在に嵌合されている。
被取付部64が調整部材30のガイド溝30aに対して嵌合した状態で、少なくとも一方の側面64aとガイド突片18の内側面18aとの間には複数又は単数のシム70が配置されている。厚みが同じ又は厚みの異なる複数枚、或いは単数のシム70が少なくとも一方の側面64aとガイド突片18の内側面18aとの間に挟まれることにより、調整部材30の第3方向での位置調整が可能である。また、シム70には、被取付部64の長孔66と同形状の長孔72が設けられている。
図1に示すようにフィラワイヤガイド60は、調整部材30がボルト50により両ガイド突片18に取り付けられている状態で、各ボルト挿通孔38、シム70の長孔72、被取付部64の長孔66にそれぞれボルト80を挿通して雌ねじ孔39にねじ固定することにより、連結側壁32の弾性に抗して、両側壁31が相互に被取付部64をシム70を介して挟むことにより固定されている。ボルト80はボルト部材に相当する。
なお、図3に示すように、長孔66に対しては、一対のボルト50のうち、ガイド溝30aに挿通するボルト50がボルト80の間に位置して挿通される。また、図3に示すように長孔66は、長孔20に対しては交差するように配置されている。
また、ボルト80の雌ねじ孔39に対するねじ固定を解除することにより、被取付部64をボルト80と長孔66の許容する範囲で被取付部64(フィラワイヤガイド60)の第2方向における位置調整が可能である。
図1、図2に示すようにガイドワイヤ本体62の側面には、目盛68が設けられ、目盛68に相対する調整部材30の側壁31には指標31aが設けられている。指標31aと目盛68とにより、フィラワイヤガイド60の第2方向において目盛り合わせによる位置調整が可能である。
両ガイド突片18の長孔20、調整部材30、締付部材40,42、被取付部64の長孔66、シム70及びボルト50、80等により、位置調整機構が構成されている。
(実施形態の作用)
上記のように構成されたフィラワイヤガイド支持装置の作用を説明する。
(第1方向の位置調整)
図1に示す状態で、軸心Oと直交する第1方向においてフィラワイヤガイド60を位置調整する場合は、ボルト50の締付部材42の雌ねじ孔42aに対する
ねじ固定を解除するように緩める。このようにしてボルト50のねじ固定を解除するように緩めると、締付部材40,42の両ガイド突片18に対する締め付け固定が解除される。この後、指標37を目盛19のいずれかに合わせるようにして、第1方向に調整部材30を移動した後、ボルト50を再び雌ねじ孔42aに対してねじ入れる。このボルト50を雌ねじ孔42aにねじ入れることにより、締付部材40,42の両ガイド突片18に対する締め付け固定が行われ、フィラワイヤガイド60の第1方向における位置調整が完了する。
(第2方向の位置調整)
図1に示す状態で、軸心Oと同一方向(第2方向)においてフィラワイヤガイド60を位置調整する場合は、ボルト80の雌ねじ孔39に対するねじ固定を解除するように緩める。このようにしてボルト80のねじ固定を解除するように緩めると、調整部材30の両側壁31間の挟み込みによる固定が解除される。
この後、指標31aに対してフィラワイヤガイド60の目盛68のいずれかに合わせるようにして、第2方向にフィラワイヤガイド60を移動した後、ボルト80を再び雌ねじ孔39にねじ込む。このボルト80を雌ねじ孔39にねじ込むことにより、連結側壁32の弾性に抗して、両側壁31が相互に被取付部64をシム70を介して挟むことにより固定し、フィラワイヤガイド60の第2方向における位置調整が完了する。
(第3方向の位置調整)
図1に示す状態で、軸心Oと同一方向(第2方向)においてフィラワイヤガイド60を位置調整する場合は、長孔66に挿通されているボルト50の締付部材42に対するねじ固定を解除するとともに一対のボルト80の雌ねじ孔39に対するねじ固定を解除する。これらのボルトのねじ固定を解除して、フィラワイヤガイド60と調整部材30とを分離する、なお、調整部材30は、もう一つのボルト50の締付部材42に対するねじ固定を解除をしていないため、両ガイド突片18に対しては移動不能であり、ガイド突片18に対する調整部材30の脱落が防止できる。
この分離した状態で、被取付部64と各調整部材30の内側面18a間に挟み込むシム70の積層枚数を変更したり、或いはシム70自体の厚みを変更した後、再び外したボルト50を締付部材42に対して締め付け固定するとともに、ボルト80を再び雌ねじ孔39に対してねじ込む。このボルト50の締付部材42に対する締め付け、及びボルト80の雌ねじ孔39へのねじ込みにより、連結側壁32の弾性に抗して、両側壁31が相互に被取付部64をシム70を介して挟み込むことにより固定し、フィラワイヤガイド60の第3方向における位置調整が完了する。
本実施形態のフィラワイヤガイド支持装置によれば、下記の特徴がある。
(1) 本実施形態のフィラワイヤガイド支持装置の位置調節機構は、第1方向に沿って延びる長孔20(第1長孔)を有する取付アーム14と、長孔20(第1長孔)に対して第1方向に沿って位置調整可能に取り付けられるとともに、第1方向とは直交する第2方向へ沿って延びるガイド溝30a(ガイド)を有する調整部材30を有する。
また、位置調整機構は、フィラワイヤガイド60に設けられるとともにガイド溝30a(ガイド)に対して第2方向に沿って位置調整可能に取り付けられるとともに、第2方向へ沿って延びる長孔66(第2長孔)を有する被取付部64と、長孔20(第1長孔)と長孔66(第2長孔)が交差して配置された状態で、被取付部64の第2方向への位置を調節固定するボルト80(ボルト部材)を含む。そして、第1方向と第2方向が共通の仮想平面内に含まれて第2方向が溶接トーチ10の軸心Oと同一方向にしたものである。
この結果、本実施形態によれば、長孔20(第1長孔)と長孔66(第2長孔)が交差して配置されるため、長孔部分を重複できる分、フィラワイヤガイド支持装置の溶接トーチからの出っ張りを少なくできる。このため、フィラワイヤガイド支持装置をコンパクト化ができて、最適な溶接姿勢を取りやすくすることができる。
また、本実施形態によれば、アーク溶接用トーチに適用して、例えば、コールドタンデムトーチ用のフィラワイヤガイドとして利用も可能である。
(2) また、本実施形態のフィラワイヤガイド支持装置の位置調整機構は、第1方向及び第2方向と直交する第3方向における調整部材30に対する被取付部64の位置調整を、配置枚数または配置位置の組み合わせにより行うシム70を備える。そして、ボルト80(ボルト部材)を、第2方向の位置調節後の固定と第3方向への位置調節後の固定を、シム70と被取付部64の調整部材30への取り付け固定を行う共通のボルト部材としている。この結果、ボルト80(ボルト部材)を第3方向での位置調節と、第2方向の位置調節に使用しているため、部品点数を少なくできる。
(3) また、フィラワイヤガイド支持装置は、ガイド突片18の長孔20(第1長孔)の下部には、長孔20(第1長孔)を形成している部位よりも外方に張り出した張出部22が形成されている。この結果、本実施形態によれば、アーク溶接時のスパッタ等の粉じんの長孔20及び外側面18bへの付着防止を行うことができ、アーク溶接において位置調整を行う部分(平滑面、平面等)が使用できなくなることを防ぐことが可能となる。この結果、アーク溶接環境下においても長期的に使用することができる。
すなわち、従来例では、フィラワイヤガイド装置をこのままアーク溶接用として使用した場合、スパッタ等が発生するアーク溶接においては、前記調整機構が露出することで調整機構が使用できなくなることがあり、メンテナンス、交換作業が頻発し、使用に耐えられない。特許文献1を例にすると、前記水平位置の調整及び垂直位置の調整を行う調整機構であるねじが露出されており、長期使用の耐性がない。
これに対して、本実施形態では、上記の張出部22、さらに、ガイド溝30aの内側面は露出することがないため、上記の問題はない。
(4) また、本実施形態のフィラワイヤガイド支持装置は、第2方向が溶接トーチ10の軸心が向く方向と同一方向としていることにより、上記(1)の効果を容易に実現できる構成とすることができる。
(5) また、従来は、ワイヤガイドは、金属製のパイプ材を曲げ加工することにより、先端側を湾曲状に形成している。しかし、パイプを曲げ加工すると、スプリングバックの影響があり、加工精度が得にくい問題があるとともに、アーク溶接を行うとアークの熱影響による形状維持の確保ができにくい問題がある。これに対して、本実施形態では、フィラワイヤガイド60のガイドワイヤ本体62はワイヤガイドを削り出し加工で形成しているため、上記の問題はない。また、基端側の側面(取付面)の加工、すなわち、被取付部64も削り出しているため、強度の確保もできる。
(6) また、本実施形態では、目盛19,68と指標37,31aとを有するためも目盛合わせによる位置調整を簡単に行うことができ、溶接条件出しを定量的に行うことができ、調整作業を向上させることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、下記のように構成してもよい。
・ 前記実施形態では、取付アーム14に長孔20を有するガイド突片18を設けたが、フィラワイヤガイド60の溶接トーチ10側に長孔20を有するガイド突片18を設けてもよい。この場合は、取付アーム14のガイド突片18の代わりに被取付部64を取付アーム14のフィラワイヤガイド60側に設けるものとする。このようにしても、前記実施形態と同様の効果を奏することができる。この場合、第1方向が溶接トーチ10の軸心Oが向く方向と同一方向となる。
・ 調整部材30は、金属製の鍛造品でもよいし、樹脂成形品でもよい。
・ ガイドワイヤ本体62は、金属製の鍛造品でもよいし、樹脂成形品でもよい。
10…溶接トーチ、14…取付アーム、18…ガイド突片、18a…内側面、
20…長孔(第1長孔)、22…張出部、
30…調整部材、30a…ガイド溝(ガイド)、
31…側壁、40、42…締付部材、50…ボルト、
60…フィラワイヤガイド、62…ガイドワイヤ本体、
64…被取付部、66…長孔(第2長孔)、
70…シム、72…長孔、
80…ボルト(ボルト部材)。

Claims (5)

  1. 溶接トーチに対して取付アームを介してフィラワイヤガイドを支持するとともに前記フィラワイヤガイドの位置調整機構を備えたフィラワイヤガイド支持装置において、
    前記位置調整機構は、
    第1方向に沿って延びる第1長孔を有する前記取付アームと、
    前記第1長孔に対して第1方向に沿って位置調整可能に取り付けられるとともに、第1方向とは直交する第2方向へ沿って延びるガイドを有する調整部材と、
    前記フィラワイヤガイドに設けられて前記ガイドに対して前記第2方向に沿って位置調整可能に取り付けられるとともに、第2方向へ沿って延びる第2長孔を有する被取付部と、
    前記第1長孔と第2長孔が交差して配置された状態で、前記被取付部の第2方向への位置を調節固定するボルト部材とを含み、
    第1方向と第2方向が共通の仮想平面内に含まれるとともにいずれか一方が前記溶接トーチの軸心と同一方向であるフィラワイヤガイド支持装置。
  2. 前記位置調整機構は、
    第1方向及び第2方向と直交する第3方向における前記調整部材に対する前記被取付部の位置調整を、配置枚数または配置位置の組み合わせにより行うシムを備え、
    前記ボルト部材は、前記第2方向の位置調節後の固定と第3方向への位置調節後の固定を、前記シムと被取付部の前記調整部材への取り付け固定を行う共通のボルト部材である請求項1に記載のフィラワイヤガイド支持装置。
  3. 前記第1長孔の下部には、前記第1長孔を形成している部位よりも外方に張り出した張出部が形成されている請求項1または請求項2に記載のフィラワイヤガイド支持装置。
  4. 前記第2方向が前記溶接トーチの軸心が向く方向と同一方向である請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載のフィラワイヤガイド支持装置。
  5. 前記第1方向が前記溶接トーチの軸心が向く方向と同一方向である請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載のフィラワイヤガイド支持装置。
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