JP6457677B1 - クランプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】前面側及び後面側の両方の締板体を同一の機構とし、且つ各締板体で拘束される金型の夫々の取外し、再組付を簡単に行えるクランプ装置を提供する。【解決手段】金型Xaのための固定支持体1と、固定支持体1の断面両側で、夫々の回動支点20a、20bを中心に回動し、金型Xaに係合することで前側及び後側のそれぞれの金型Xaをクランプ可能な前面側及び後面側の各締板体2a、2bと、該各締板体2a、2bの回動支点20a、20bよりクランプ部側に設けられた各弾性体3a、3bと、一方向に進退する進退体4と、該進退体4の一先端部に両側から接触し、その進退体4の進退方向に直交する方向であって、夫々が反対方向に移動するよう、進退体4の進退をその直交方向に変換し、且つ各締板体2a、2bの金型Xaの係合部の反対側に、変換された移動方向の各先端部が接触する変換器5と、上記進退体4を進退せしめる進退機構とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、鋼板の折り曲げ加工機械、所謂プレスブレーキ用の上金型クランプ装置に関する。
一般に、プレスブレーキ作業において、加工の対象製品は多種少量、且つ様々な製品形状であるため、各製品の加工に適応できる金型形状への変換が頻繁に行われている。特に金型に関しては、金型の断面形状や、必要な金型長さへの対応など、金型の交換作業は、プレスブレーキの生産性に大きく影響を及ぼす要因になっている。加えて、金型は、断面形状、長さによって、軽作業の範囲を超えるほどの重さもあり、金型の取付、取外しを行う上で、操作性、安全性への改善が強く求められてきた。また、全般的に使用されている多くの金型は、金型の前後方向における中心線に対して対象ではなく、従って様々な製品形状に対応するために、所謂「表付け」、「裏付け」が頻繁に行なわれている。
クランプ装置には、この「表付け」、「裏付け」を行うことができる機能が求められ、既存のクランプ装置も基本的には、これらの機能を有してきた(後述する特許文献1及び2参照)。
さらに、鋼板曲げ加工中において、クランプ装置と製品との干渉を可能な限り低減するため、干渉しているクランプ装置の構成部品の一部である前面側の締板体あるいは後面側の締板体を取外し、あるいは機械本体に対する「クランプ装置」の位置の変更など、加工対象製品の拡大を図ることも併せて強く求められてきた。
他方、プレスブレーキによる鋼板曲げ加工において加工される製品は、様々な形状を有しており、加工に用いられる金型に関しても金型形状、寸法など、標準化された金型、特殊金型などを含め、一般的に、非常に多岐にわたり製作、使用されてきている。特にパンチと称される上金型については、加工する製品によっては、標準化された金型高さでは、加工することができず、所謂「クランプ装置」との組合せを併用することにより、加工できるケースがあり、「クランプ装置」の形状は、標準化金型を補完することによって、特殊金型の製作を省き、経済的、且つプレスブレーキの汎用性を高める上で非常に効果的なプレスブレーキの装置の一部を構成している。そしてこの「クランプ装置」の機械本体に対する取付け位置は、必然的に製品形状、金型寸法、金型長さの組合せに応じて適切な位置に移動できることが求められ、従来技術においても一般的に移動することを可能とする機構が採用されてきた。しかしながら、任意の位置に移動することを可能としてきた従来技術においては、「クランプ装置」に金型を取付け、固定する機能は、各「クランプ装置」毎に設けられており、金型の取付け、取外しの都度、金型が取り付けられた「クランプ装置」のハンドル操作等を「クランプ装置」の個数分必要とし、非常に煩雑な操作を要していた。また、主として多種変量が一般的な業種においては、金型交換作業が頻繁におこなわれるため、金型クランプ力の均一化、作業の軽減を図るため、「クランプ装置」のハンドル操作等に代ってクランプ力に油圧力を用い、複数のクランプ装置を電気的な押しボタン操作によって一度に固定するクランプ装置も既に提供されてきた(下記特許文献2参照)。
特開平9−99321 特開平11−244945
しかしながら従来技術においては、クランプ装置を構成する前面側の締板体と後面側の締板体の機構が異なっていた事により、取外、再組み付けには、工具を用い少なからぬ時間を要していた。加えて、取り外した部品の散逸にも注意しなければならず、生産性を著しく低下させる要因になっていた。
また、従来技術おいては、クランプ装置を構成する前面側の締板体と後面側の締板体の機構が異なっていたことにより、金型の装着、取外し作業も異なり、煩雑になっていた。
特に、油圧を用いる上記特許文献2の構成は、金型の装着、取外しの際、クランプを完全に解放する機構ではなく、クランプ状態から締板体を半開きのような途中の位置まで回動させて、そのような中間開位置から、金型を真下からではなく、幅方向(横方向)から入れたり、逆に取り外したりする構成である。同公報の図1では、締板体の最下部にある爪のような部分が、金型の上部にある凹んだ部分に緩やかに引っかかった状態にあり、このような状態になった時に、金型を幅方向(横方向)から入れたり、逆に取り外す構成となっている。
この様な構成において、小型の幅方向に短い金型を抜け出させようとすれば、クランプ状態から締板体を上記中間開位置まで広げ、その金型だけ、こじって(ひねって)、下に抜き出せば良い。しかし、抜き出そうとする金型が幅方向に長い場合、困難と言わざるを得ない。しかも、同構成では、油圧のON−OFF操作のみによっているため、最大この中間開位置までしか広げることが出来ず、クランプ状態の完全解放は出来ない。従って、下方向から取り付け、抜き出しと言ったことは実用的ではない。また、仮に金型が幅方向に短い場合でも、抜き出そうとする数が多い場合、中間開位置にあり且つ幅方向に複数に分割して設けられた多くの締板体から、夫々の金型を、一度に抜くようにすることは簡単ではない。反対に金型を取付ける場合などは、もっと入れにくくなるので、実用的ではないと言った問題もある。
本発明は、以上のような問題に鑑み創案されたものであって、前面側の締板体及び後面側の締板体を基本的に同一の機構とした上で、且つ各締板体で拘束される金型の取外し、再組付けに際し、表付け(前面側)、裏付け(裏面側)を一つの構成を移動させるだけでできるようにし、且つ金型の取り付けや抜き出しを行う際にも、クランプ状態から、中間開位置、完全解放状態に、途中段階を分けて解放できる構成とすると共に、そのような一つの構成によって金型締結が可能にされた「クランプ装置」をさらに複数個連結し、連結されたその構成が簡単な機構により連動して、それらのクランプ装置による金型の取付け、取外し(金型のクランプ・開放)が行え、且つ機械本体に対して、加工する製品形状の必要性に応じて任意の位置へ移動可能な「クランプ装置」を提供せんとするものである。
本発明に係るクランプ装置は、
金型(Xa)、(Xb)を固定支持するための固定支持体(1)と、
該固定支持体(1)の断面両側で、夫々の回動支点(20a)、(20b)を中心に回動し、金型(Xa)、(Xb)の係合部に係合することで前側及び後側のそれぞれの金型(Xa)、(Xb)をクランプ可能な前面側及び後面側の各締板体(2a)、(2b)と、
上記前面側及び後面側の各締板体(2a)、(2b)の回動支点(20a)、(20b)よりクランプ部側に設けられた各弾性体(3a)、(3b)と、
一方向に進退する進退体(4)と、
上記進退体(4)の一先端部に両側から接触し、その進退体(4)の進退方向に直交する方向であって、該進退体(4)の先端と接触する両側の夫々が反対方向に移動するよう、進退体(4)の進退をその直交方向の移動に変換し、且つその直交方向の移動量が上記進退体(4)の進退量に応じて適宜調整できつつ、各締板体(2a)、(2b)の回動支点20a、20bを基点に金型(Xa)、(Xb)の係合部と上下方向反対側に、変換された移動方向の各先端部が直接乃至間接的に接触する変換器(5)と、
上記進退体(4)を進退せしめる進退機構(6)とを有し、
上記進退機構(6)により、上記進退体(4)が最大量押し込まれた時は、進退体(4)の先端と接触する変換器(5)の両側が広がるように上記変換器(5)により進退体(4)の移動を変換して、上記各弾性体(3a)、(3b)の弾性力に抗して各締板体(2a)、(2b)の係合部で金型(Xa)、(Xb)をクランプし、
上記進退機構(6)により、上記進退体(4)が中間量まで後退した中間開位置の状態の時は、進退体(4)の先端と接触する変換器(5)の両側が狭まるように上記変換器(5)により、その後退量分だけ移動量を変換して、上記各弾性体(3a)、(3b)の弾性力により各締板体(2a)、(2b)、夫々の回動支点(20a)、(20b)を中心に回動させ、各締板体(2a)、(2b)の係合部による金型(Xa)、(Xb)のクランプを中間開位置にセットすると共に、
加えて進退体(4)が最大量後退した時は、進退体(4)の先端と接触する変換器(5)の両側がさらに狭まるように上記変換器(5)により進退体(4)の移動を変換して、上記各弾性体(3a)、(3b)の弾性力により各締板体(2a)、(2b)、夫々の回動支点(20a)、(20b)を中心に回動させ、各締板体(2a)、(2b)の係合部による金型(Xa)、(Xb)のクランプを完全開放することを基本的特徴としている。
上記構成によれば、上記進退機構(6)により、上記進退体(4)が最大量押し込まれた時は、進退体(4)の先端と接触する変換器(5)の両側が広がるように上記変換器(5)により進退体(4)の移動を変換して、上記各弾性体(3a)、(3b)の弾性力に抗して各締板体(2a)、(2b)の係合部で金型(Xa)、(Xb)をクランプすることになる。また、上記進退機構(6)により、上記進退体(4)が中間量まで後退した中間開位置の状態の時は、進退体(4)の先端と接触する変換器(5)の両側が狭まるように上記変換器(5)により、その後退量分だけ移動量を変換して、上記各弾性体(3a)、(3b)の弾性力により各締板体(2a)、(2b)、夫々の回動支点(20a)、(20b)を中心に回動させ、各締板体(2a)、(2b)の係合部による金型(Xa)、(Xb)のクランプを中間開位置にセットすることができることになる。加えて進退体(4)が最大量後退した時は、進退体(4)の先端と接触する変換器(5)の両側がさらに狭まるように上記変換器(5)により進退体(4)の移動を変換して、上記各弾性体(3a)、(3b)の弾性力により各締板体(2a)、(2b)、夫々の回動支点(20a)、(20b)を中心に回動させ、各締板体(2a)、(2b)の係合部による金型(Xa)、(Xb)のクランプを完全開放するようになる。そのため、進退体(4)と言う一つの構成を進退させるだけで、各締板体(2a)、(2b)の係合部で金型(Xa)、(Xb)をクランプしたり、逆の移動で中間開位置や完全解放と言った、該クランプの開放を行うことができ、該金型(Xa)、(Xb)のクランプ・開放が簡単にできるようになる。
他方、上記と同様なクランプ装置の構成を有すると共に(但し変換器(5)は第一の変換器(5)となる)、複数の上記金型(Xa)、(Xb)の並び方向に該クランプ装置の構成を複数並べて有すると共に、
更に、上記進退体(4)の進退に関し、該進退体(4)の上部に水平突出部(61)を有しており、この水平突出部(61)と係合する水平方向に延出するレール状突出部(62)を有する中間板(63)を有していて、この中間板(63)のレール状突出部(62)に沿って、上記進退体(4)の上部の水平突出部(61)が水平方向に移動可能であり、且つその構成によって、複数のクランプ装置の構成を水平に移動可能であり、加えて偏芯カム(64)の回転を上記中間板(63)の直線方向の進退に変換し、ひいては、上記進退体(4)の直線方向の進退に変換する構成を有する第二の変換器(60)を、進退体(4)を進退せしめる上記進退機構(6)として有しており、
加えて上記第二の変換器(60)の夫々の偏芯カム(64)を連動して回転させ、各進退体(4)が同時に進退する連動機構(7)とを更に備えることを特徴としている。
上記構成によれば、複数の上記金型(Xa)、(Xb)の並び方向に該クランプ装置の構成を複数並べて有している構成において、進退体(4)を進退せしめる進退機構(6)としての役割を持つ、第二の変換器(60)により、進退体(4)の進退に関し、偏芯カム(64)の回転が進退体(4)の直線方向の進退に変換されると共に、上記連動機構(7)の構成により、上記第二の変換器(60)の夫々の偏芯カム(64)が連動して回転せしめられ、各進退体(4)が同時に進退せしめられることで、複数横並びに並べられた夫々のクランプ装置のクランプ・開放を一度にしかも簡単にできるようになり、また進退体(4)の上部に水平突出部(61)を有しており、この水平突出部(61)と係合する水平方向に延出するレール状突出部(62)を有する中間板(63)を有していて、この中間板(63)のレール状突出部(62)に沿って、上記進退体(4)の上部の水平突出部(61)が水平方向に移動可能であり、且つその構成によって、複数のクランプ装置の構成を水平に移動可能であるため、こうした構成の採用により、機械本体に対して、上記クランプ装置につき、加工する製品形状の必要性に応じて、クランプ装置の夫々が任意の位置へ移動させることが可能となり、そのハンドリング性能は非常に高くなる。特に特許文献1に示すような、ラックアンドピニオンを用いて、前面側の締板体や後面側の締板体を開閉するような構成を有している構成では、複数の上記金型(Xa)、(Xb)の該クランプ装置の並びを、自由な位置にすることはできないのに対し、本構成では、前面側の締板体や後面側の締板体(2a)、(2b)を開閉するような構成と金型(Xa)、(Xb)の該クランプ装置の並びを、自由な位置にする構成とは別個であるので、その点で、大いに異なる。
1つ目の本発明のクランプ装置の構成によれば、上記進退機構(6)により、上記進退体(4)が最大量押し込まれた時は、進退体(4)の先端と接触する変換器(5)の両側が広がるように上記変換器(5)により進退体(4)の移動を変換して、上記各弾性体(3a)、(3b)の弾性力に抗して各締板体(2a)、(2b)の係合部で金型(Xa)、(Xb)をクランプすることになる。また、上記進退機構(6)により、上記進退体(4)が中間量まで後退した中間開位置の状態の時は、進退体(4)の先端と接触する変換器(5)の両側が狭まるように上記変換器(5)により、その後退量分だけ移動量を変換して、上記各弾性体(3a)、(3b)の弾性力により各締板体(2a)、(2b)、夫々の回動支点(20a)、(20b)を中心に回動させ、各締板体(2a)、(2b)の係合部による金型(Xa)、(Xb)のクランプを中間開位置にセットすることができることになる。加えて進退体(4)が最大量後退した時は、進退体(4)の先端と接触する変換器(5)の両側がさらに狭まるように上記変換器(5)により進退体(4)の移動を変換して、上記各弾性体(3a)、(3b)の弾性力により各締板体(2a)、(2b)、夫々の回動支点(20a)、(20b)を中心に回動させ、各締板体(2a)、(2b)の係合部による金型(Xa)、(Xb)のクランプを完全開放するようになる。そのため、進退体(4)と言う一つの構成を進退させるだけで、各締板体(2a)、(2b)の係合部で金型(Xa)、(Xb)をクランプしたり、逆の移動で中間開位置や完全解放と言った、該クランプの開放を行うことができ、前面側及び/又は裏面側で、該金型(Xa)、(Xb)のクランプ・開放が簡単にできるようになるという優れた効果を奏し得る。
また2つ目の本発明のクランプ装置の構成によれば、複数の上記金型(Xa)、(Xb)の並び方向に該クランプ装置の構成を複数並べて有している構成において、進退体(4)を進退せしめる進退機構(6)としての役割を持つ、第二の変換器(60)により、進退体(4)の進退に関し、偏芯カム(64)の回転が進退体(4)の直線方向の進退に変換されると共に、上記連動機構(7)の構成により、上記第二の変換器(60)の夫々の偏芯カム(64)が連動して回転せしめられ、各進退体(4)が同時に進退せしめられることで、複数横並びに並べられた夫々のクランプ装置のクランプ・中間開位置・完全開放位置を一度にしかも簡単にできるようになり、また進退体(4)の上部に水平突出部(61)を有しており、この水平突出部(61)と係合する水平方向に延出するレール状突出部(62)を有する中間板(63)を有していて、この中間板(63)のレール状突出部(62)に沿って、上記進退体(4)の上部の水平突出部(61)が水平方向に移動可能であり、且つその構成によって、複数のクランプ装置の構成を水平に移動可能であるため、こうした構成の採用により、機械本体に対して、加工する製品形状の必要性に応じて、クランプ装置の夫々が任意の位置へ移動させることが可能となり、そのハンドリング性能は非常に高くなるという優れた効果を奏し得る。
本発明の一実施例に係るプレスブレーキ用の上金型クランプ装置の正面図である。 本実施例構成が前面側の締板体2aにより前側金型Xaをクランプした状態を示す図1のA−A線断面図である。 本実施例構成が前面側の締板体2aにより前側金型Xaをクランプする状態を、また後面側の締板体2bは、締板体2bを取り外す過度的状態を示す図1のB−B線断面図である。 本実施例構成において、前面側の締板体2a(後面側締板体2b含む)の中間開位置の状態を示す図1のA−A線断面図である。 本実施例構成において、前面側の締板体2aを開放させ、金型Xaを開放した状態を示す図1のA−A線断面図である。 実施例2のケースを示し、複数の上記金型Xa、Xbの並び方向に、上記実施例1と同様なクランプ装置Ca、Cbの構成が連結された状態を示す正面図である。 第二の変換機60の構成を示す図6のC−C断面図である。 実施例2において、第二の変換器60の中心となる構成を示す、中間板63と偏芯カム64との係合状態を示す斜視図である。 偏芯カム64の詳細な説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1は、本発明の実施例に係るプレスブレーキ用の上金型クランプ装置の正面図である。また図2〜図5は、図1のA−A線断面図である。
これらの図面に示すように、本実施例の構成は、金型Xa、Xbを固定支持するための固定支持体1と、該固定支持体1の断面両側で、夫々の回動支点20a、20bを中心に回動し、金型Xa、Xbの係合部に係合することで前側及び後側のそれぞれの金型Xa、Xbをクランプ可能な前面側及び後面側の各締板体2a、2bと、上記前面側及び後面側の各締板体2a、2bの回動支点20a、20bよりクランプ部側に設けられた各弾性体3a、3bと、一方向に進退する進退体4と、上記進退体4の一先端部に両側から接触し、その進退体4の進退方向に直交する方向であって、該進退体4の先端と接触する両側の夫々が反対方向に移動するよう、進退体4の進退をその直交方向の移動に変換し、且つその直交方向の移動量が上記進退体4の進退量に応じて適宜調整できつつ、各締板体2a、2bの回動支点20a、20bを基点に金型Xa、Xbの係合部と上下方向反対側に、変換された移動方向の各先端部が直接乃至間接的に接触する変換器5と、上記進退体4を進退せしめる進退機構6(後述する実施例2で説明する)とを有している。
本実施例のクランプ装置は、図1及び図2に示す支え板102の上端部において、機械本体100の側面に対して、後述する図6及び図8に示す締付けボルト101及び変換基台65により、押圧、固定されている。図1のうち、中心部近傍が山形に上方に突出している部分が、前面側締板体2aであり、この部分により、前面側の金型Xaの取付け、取外しがなされる。前面側の締板体2aの山形上方突出部形状に合わせてその中心部近傍が凹状の部分を有する上側部分が機械本体100に固定される支え板102である。
前面側の締板体2a及び後面側の締板体2bは、図2〜図5に示されるように、断面上部側が上に行くに従って固定支持体1の側面より離れるように広がった斜面部が設けられている。また、当該締板体2a、2bの上下方向中間近傍には、下面に凸状の段差を有したほぼ矩形に近いサドル21a、21bが図1における水平方向にそれぞれ各締板体2a、2bの全幅より少し短い長さで一体的に、当該締板体の側面から突出して設けられており、一方固定支持体1の両側面には上下方向おける同位置に、サドル21a、21bとかみ合うように、図1における水平方向に固定支持体の全幅にわたって、底部に凹状の段差を有する溝11a、11bが設けられており、この固定支持体1に設けられた溝11a、11bの開口部寸法は、各締板体2a、2bと一体的に構成されている前記サドル21a、21bの高さより僅かに広く、溝11a、11bにサドル21a、21bを一定量挿入可能な態様を成している。以上の構成により、各締板体2a、2bは、サドル21a、21bの先端部を溝11a、11b内に挿入し、溝11a、11bの底部に設けられた段差をサドル21a、21bの下面に設けられている凸状の突起部が超えたところで突起部の先端が溝11a、11bの底部に着床することにより、各締板体2a、2bは、溝11a、11bの段差部とサドル21a、21bの突起部とがかみ合う状態になり、このかみ合い部が金型固定、あるいは開放動作の際の各締板体2a、2bの回動中心20a、20bとしていることを特長としている。
即ち、これらの回動支点20a、20bを中心に、前面側の締板体2a及び後面側の締板体2bは、図2〜図5に示すように、回動可能になり、クランプしたり、それを開放したりできるようになっている(即ち、金型Xa、Xbをクランプしたり、開放できるようになっている)。また、各締板体2a、2bの図1における左右方向両端近傍には、一部が弓状に欠落している円筒が上述固定支持体1の各溝11a、11b内に突出する形状を有する脱着ピン24a、24bが回動自在に設けられており、この脱着ピン24a、24bの回動における姿勢において、例えば弓状に欠落している部分が溝11a、11bの下面側に向いている場合は、円筒の外周部がほぼ溝11a、11bの上面に接し、従って各締板体2a、2bの上昇を規制し、前記回動中心20a、20bを構成しているかみ合い部を保持するように機能し、また脱着ピン24a、24bを180度回動することにより弓状に欠落している部分が溝11a、11bの上面側に向いた場合には、脱着ピン24a、24bの上面及び溝11a、11bの上面との間に一定量の隙間が生ずることにより、各締板体2a、2bを上記のかみ合いを外すことが可能な位置まで上昇させた後、各締板体2a、2bを固定支持体1から水平方向へ離す方向へ移動させることにより、工具等を用いることなく、固定支持体と各締板体との係合を簡単に離脱させることが可能とされている。従って本実施例における締板体によると、加工対象製品と金型保持に供されない側の締板体との間で干渉し、加工が出来ない事象が予測される場合、この締板体を簡単に取り外せる機能も併せて有していることを示している。尚、各締板体2a、2bの左右方向の位置の再現性を図るため、各締板体2a、2bには、固定支持体1に設けられた別の溝に突出、挿入される部材が設けられている。
一方、図2〜図5に示すように、前面側の締板体2a及び後面側の締板体2bの上記回動支点20a、20bの下方に(締板体2a、2bの回動支点20a、20bより金型Xa、Xbと係合する側)は、ばね構造体で構成される弾性体3a、3bが設けられており、これらの弾性体3a、3bの弾発力により、前面側の締板体2a、後面側の締板体2bのクランプが開放された時、回動支点20a、20bより下方側開放されることになる。
さらに、前面側の締板体2a及び後面側の締板体2bの金型との係合面には、保持金具22a、22bが保持ボルト23a、23bと同列上に設けられている弾性体によって、各締板体から離れる方向への弾発力をうけながら、保持ボルト23a、23bによって突設されている。当該保持金具22a、22bは、金型Xa、Xbの着脱に際し、「クランプ装置」から金型の不意な脱落を防止、あるいは重い金型、長い金型の着脱に際し、各締板体を中間開位置に設定することによって、保持金具22a、22bと金型Xa、Xbに設けられた溝部201との係合が完全に外れていない状態、即ち図4に示す状態において、金型を水平方向へ移動させ、「クランプ装置」への挿入、引出しによる方法によって、金型の着脱をより安全に供する目的で設けられている。
上記進退体4は、上記図1の支え板102の左右方向中央部に設けられた溝と固定支持体1との間で、上下方向に移動可能な状態に設けられている。
この進退体4のもう一方の下方側先端部4が、上記変換器5の間隙(図2中5で囲んだ間隙になった部分)に出入可能な状態で尖通されている。この変換器5の構成は、図2〜図5に示すように、断面で見た場合、上端に回動中心50a及び50bを有して、該回動中心50a及び50bで左右各々の方向に回動するカム板51a、51bで構成されると共に、該進退体4が下方に押し込まれるのに伴い、該進退体4の一先端部に設けられている斜面部とPa、Pbにおいて接している回動中心50a、50bを有するカム板51a、51bは、その夫々が回動中心50a、50bを回動中心として左右それぞれ反対方向に移動し、カム板51a、51bの移動方向の各先端部において直接乃至間接的に各締板体2a、2bを回動支点20a、20bを中心に回動させ、前面側および後面側のそれぞれの金型Xa、Xbを固定する方向へ移動する。
反対に、変換器5における進退体4に接しているカム板のPa、Pb間を狭める方向、即ち進退体4を上方へ移動させることによって、弾性体3a、3bの弾発力が作用し、回動支点20a、20bを中心にこれらの締板体2a及び2bは、図4及び図5に示すように、金型Xa、Xbを開放できる方向にその下方部を開くことになる。
ここで、本実施例の進退体4は、特にその構成が上記のように限定されるわけではないが、それを上下方向に進退できる任意の進退機構(後述する実施例2では第二の変換器60の偏芯カム64等を進退機構6としている)により、進退体4の進退が可能となる。
以上説明した本実施例の構成によれば、上記進退機構で、進退体4が下方に押し込まれた時は、Pa、Pb間が広がるように上記変換器5による移動の変換がなされて、図2に示すように、上記各弾性体3a、3bの弾性力に抗して各締板体2a、2bの係合部により金型Xa、Xbがクランプされることになる。
反対に上記進退機構により、進退体4が後退した時は、Pa、Pb間が狭まるように上記変換器5によってその移動が変換されて、図4、図5に示すように、上記各弾性体3a、3bの弾性力により各締板体2a、2bは、夫々の回動支点20a、20bを中心に回動し、各締板体2a、2bの係合部における金型Xa、Xbのクランプが開放されるようになる。
そのため、進退体4と言う一つの構成を進退させるだけで、各締板体2a、2bの係合部で金型Xa、Xbを固定、開放を行うことができ、進退体4の移動を途中でとめる機能、即ち支え板102に設けられた中間停止ピン32を進退体4に設けられた中間停止溝31に挿入、離脱をさせることにより、該金型Xa、Xbの固定・中間位置及び全開位置を簡単に設定できる機能を有している。
他方、上記実施例1と同様なクランプ装置の構成を有すると共に(但し変換器5は第一の変換器5となる)、図6に示すように、複数の上記金型Xa、Xbの並び方向に、上記実施例1と同様なクランプ装置Ca、Cbの構成が複数並べて備えられているのが本実施例構成である。即ち、本実施例2の構成では、更に、上記進退体4の進退に関し、該進退体4の上部には、水平突出部61が設けられており、この水平突出部61と係合する水平方向に延出するレール状突出部62を有する中間板63が設けられていて、この中間板63のレール状突出部62に沿って、上記進退体4の上部の水平突出部61が水平方向に移動可能であり、且つその構成によって、複数のクランプ装置Ca、Cbが各々水平に移動可能であり、加えて偏芯カム64の回転を上記中間板63の直線方向の進退に変換し、ひいては、上記進退体4の直線方向の進退に変換する構成を有する第二の変換器60を、進退体4を進退せしめる上記進退機構6として有しており、さらに加えて上記第二の変換器60の夫々の偏芯カム64を連動して回転させ、各進退体4が同時に進退する連動機構7との構成が備えられている。
この第二の変換器60の構成と連動機構7の構成を、図6〜図9を使用して説明する。
図8は、第二の変換器60の中心となる構成を示す、中間板63と偏芯カム64との係合状態を示している。内側に反コ字状に凹みを有する変換基台65があり、その凹みの中に、進退体4の上部の水平突出部61と係合する水平方向に延出するレール状突出部62を有する中間板63が収納されている。この中間板63のレール状突出部62に沿って、上記進退体4の上部の水平突出部61が水平方向に移動可能であり、且つその構成によって、複数のクランプ装置Ca、Cbの夫々が水平方向に移動することを可能としている。
一方、図9に示すように、偏芯カム64の外円形状が収まる方が大きな丸い円形状になり、下方に伸びて上記中間板63に軸系合する側が小さな丸い円形状の、全体として!マークの上の部分のような二軸楕円形状をしたカムアーム64aの構成を有すると共に、上部の偏芯カム64の外周円の中心に対して偏芯した中心に設けられた軸孔部に貫通して、且つキーにより偏芯カム64と一体的に回動可能なロックシャフト66が設けられる構成を有している。そのため、このロックシャフト66の一端部に設けられている六角レンチ用の六角穴にレンチ(図示無し)を挿入し、回動することによって、上記の外周円と軸孔部との偏芯に伴って、上部の偏芯カム64がレンチ(図示無し)などで回動させられると、カムアーム64aは上下方向に移動し、それによってカムアーム64aの下方に軸着している中間板63が上下に移動できる構成になっている。よって、ロックシャフト66をレンチなどによって回すことで、カムアーム64aが上下に移動し、それに続いて、上記中間板63が上下動し、この中間板63のレール状突出部62に水平突出部61が係号した進退体4が上下に移動できるようになっている。
そのような構成によって、進退体4は、上下に移動できる構成になっている。同時に中間板63のレール状突出部62に沿って、上記進退体4の上部の水平突出部61が水平方向に移動可能な状態になっている。以上のような構成によって、複数のクランプ装置Ca、Cbが、必要に応じて水平方向に自由に移動できるようになっている。
他方上記第二の変換器60の夫々の偏芯カム64を連動して回転させ、各進退体4が同時に進退する連動機構7の構成は、図6に示すように、カムアーム64a、中間板63及び変換基台65が、水平方向には移動できない構成となっていて、偏芯カム64の一つがレンチ(図示無し)等で回動されると、各偏芯カム64を連動して回転させるリンク機構70で構成されており、該連動機構7で、一つの偏芯カム64を回すことで、本実施例構成では、2つの偏芯カムの場合を例示しているが、2つ以上の偏芯カム64を1ヶ所のロックシャフト66で回動し、2つ以上のクランプ装置に亘って開閉できる構成が容易に実現可能であることは言うまでもない。
同時に上述のように、中間板63のレール状突出部62に沿って、上記進退体4の上部の水平突出部61が水平方向に移動可能であり、且つその構成によって、複数のクランプ装置Ca、Cbの構成を水平方向に移動可能な状態になっているため、各クランプ装置Ca、Cbは、中間板63の範囲内において水平方向の任意の位置に設けることが可能である。
上記構成によれば、複数の上記金型Xa、Xbの並び方向に該クランプ装置Ca、Cbの構成を複数並べて有している構成において、進退体4を進退せしめる進退機構6としての役割を持つ、第二の変換器60により、進退体4の進退に関し、偏芯カム64の回転が進退体4の直線方向の進退に変換されると共に、上記連動機構7の構成により、上記第二の変換器60の夫々の偏芯カム64が連動して回転せしめられ、各進退体4が同時に進退せしめられることで、複数横並びに並べられた夫々のクランプ装置Ca、Cbの固定・開放を一度にしかも簡単にできるようになり、また進退体4の上部に水平突出部61を有しており、この水平突出部61と係合する水平方向に延出するレール状突出部62を有する中間板63を有していて、この中間板63のレール状突出部62に沿って、上記進退体4の上部の水平突出部61が水平方向に移動可能であり、且つその構成によって、複数のクランプ装置Ca、Cbの構成を水平に移動可能であるため、こうした構成の採用により、機械本体100に対して、加工する製品形状の必要性に応じて、クランプ装置Ca、Cbの夫々が任意の位置へ移動させることが可能となり、そのハンドリング性能は非常に高くなるという優れた効果を奏し得る。
尚、本発明のクランプ装置は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明に係るクランプ装置は、プレスブレーキ用の上金型クランプ装置に限らず、鋼板の折り曲げ機械用の折り曲げ全般に使用することが可能である。
1 固定支持体
2a、2b 締板体
3a、3b 弾性体
4 進退体
4a 先端部
5 (第一の)変換器
6 進退機構
7 連動機構
11a、11b 溝
20a、20b 回動支点
21a、21b サドル
22a、22b 保持金具
23a、23b 保持ボルト
24a、24b 脱着ピン
31 中間停止溝
32 中間停止ピン
33 中間停止レバー
50a、50b 回動中心
51a、51b カム板
52 プッシュロッド
60 第二の変換器
61 水平突出部
62 レール状突出部
63 中間板
64 偏芯カム
64a カムアーム
65 変換基台
66 ロックシャフト
70 リンク機構
100 機械本体
101 締付ボルト
102 支え板
201 溝部
Xa、Xb 金型
Ca、Cb クランプ装置

Claims (2)

  1. 金型(Xa)、(Xb)を固定支持するための固定支持体(1)と、
    該固定支持体(1)の断面両側で、夫々の回動支点(20a)、(20b)を中心に回動し、金型(Xa)、(Xb)の係合部に係合することで前側及び後側のそれぞれの金型(Xa)、(Xb)をクランプ可能な前面側及び後面側の各締板体(2a)、(2b)と、
    上記前面側及び後面側の各締板体(2a)、(2b)の回動支点(20a)、(20b)よりクランプ部側に設けられた各弾性体(3a)、(3b)と、
    一方向に進退する進退体(4)と、
    上記進退体(4)の一先端部に両側から接触し、その進退体(4)の進退方向に直交する方向であって、該進退体(4)の先端と接触する両側の夫々が反対方向に移動するよう、進退体(4)の進退をその直交方向の移動に変換し、且つその直交方向の移動量が上記進退体(4)の進退量に応じて適宜調整できつつ、各締板体(2a)、(2b)の回動支点20a、20bを基点に金型(Xa)、(Xb)の係合部と上下方向反対側に、変換された移動方向の各先端部が直接乃至間接的に接触する変換器(5)と、
    上記進退体(4)を進退せしめる進退機構(6)とを有し、
    上記進退機構(6)により、上記進退体(4)が最大量押し込まれた時は、進退体(4)の先端と接触する変換器(5)の両側が広がるように上記変換器(5)により進退体(4)の移動を変換して、上記各弾性体(3a)、(3b)の弾性力に抗して各締板体(2a)、(2b)の係合部で金型(Xa)、(Xb)をクランプし、
    上記進退機構(6)により、上記進退体(4)が中間量まで後退した中間開位置の状態の時は、進退体(4)の先端と接触する変換器(5)の両側が狭まるように上記変換器(5)により、その後退量分だけ移動量を変換して、上記各弾性体(3a)、(3b)の弾性力により各締板体(2a)、(2b)、夫々の回動支点(20a)、(20b)を中心に回動させ、各締板体(2a)、(2b)の係合部による金型(Xa)、(Xb)のクランプを中間開位置にセットすると共に、
    加えて進退体(4)が最大量後退した時は、進退体(4)の先端と接触する変換器(5)の両側がさらに狭まるように上記変換器(5)により進退体(4)の移動を変換して、上記各弾性体(3a)、(3b)の弾性力により各締板体(2a)、(2b)、夫々の回動支点(20a)、(20b)を中心に回動させ、各締板体(2a)、(2b)の係合部による金型(Xa)、(Xb)のクランプを完全開放することを特徴とするクランプ装置。
  2. 金型(Xa)、(Xb)を固定支持するための固定支持体(1)と、
    該固定支持体(1)の断面両側で、夫々の回動支点(20a)、(20b)を中心に回動し、金型(Xa)、(Xb)の係合部に係合することで前側及び後側のそれぞれの金型(Xa)、(Xb)をクランプ可能な前面側及び後面側の各締板体(2a)、(2b)と、
    上記前面側及び後面側の各締板体(2a)、(2b)の回動支点(20a)、(20b)よりクランプ部側に設けられた各弾性体(3a)、(3b)と、
    一方向に進退する進退体(4)と、
    上記進退体(4)の一先端部に両側から接触し、その進退体(4)の進退方向に直交する方向であって、該進退体(4)の先端と接触する両側の夫々が反対方向に移動するよう、進退体(4)の進退をその直交方向の移動に変換し、且つその直交方向の移動量が上記進退体(4)の進退量に応じて適宜調整できつつ、各締板体(2a)、(2b)の回動支点20a、20bを基点に金型(Xa)、(Xb)の係合部と上下方向反対側に、変換された移動方向の各先端部が直接乃至間接的に接触する第一の変換器(5)と、
    上記進退体(4)を進退せしめる進退機構(6)とを有し、
    上記進退機構(6)により、上記進退体(4)が最大量押し込まれた時は、進退体(4)の先端と接触する第一の変換器(5)の両側が広がるように上記第一の変換器(5)により進退体(4)の移動を変換して、上記各弾性体(3a)、(3b)の弾性力に抗して各締板体(2a)、(2b)の係合部で金型(Xa)、(Xb)をクランプし、
    上記進退機構(6)により、上記進退体(4)が中間量まで後退した中間開位置の状態の時は、進退体(4)の先端と接触する第一の変換器(5)の両側が狭まるように上記第一の変換器(5)により、その後退量分だけ移動量を変換して、上記各弾性体(3a)、(3b)の弾性力により各締板体(2a)、(2b)、夫々の回動支点(20a)、(20b)を中心に回動させ、各締板体(2a)、(2b)の係合部による金型(Xa)、(Xb)のクランプを中間開位置にセットすると共に、
    加えて進退体(4)が最大量後退した時は、進退体(4)の先端と接触する第一の変換器(5)の両側がさらに狭まるように上記第一の変換器(5)により進退体(4)の移動を変換して、上記各弾性体(3a)、(3b)の弾性力により各締板体(2a)、(2b)、夫々の回動支点(20a)、(20b)を中心に回動させ、各締板体(2a)、(2b)の係合部による金型(Xa)、(Xb)のクランプを完全開放するクランプ装置であって、
    複数の上記金型(Xa)、(Xb)の並び方向に該クランプ装置の構成を複数並べて有すると共に、
    更に、上記進退体(4)の進退に関し、該進退体(4)の上部に水平突出部(61)を有しており、この水平突出部(61)と係合する水平方向に延出するレール状突出部(62)を有する中間板(63)を有していて、この中間板(63)のレール状突出部(62)に沿って、上記進退体(4)の上部の水平突出部(61)が水平方向に移動可能であり、且つその構成によって、複数のクランプ装置の構成を水平に移動可能であり、加えて偏芯カム(64)の回転を上記中間板(63)の直線方向の進退に変換し、ひいては、上記進退体(4)の直線方向の進退に変換する構成を有する第二の変換器(60)を、進退体(4)を進退せしめる上記進退機構(6)として有しており、
    加えて上記第二の変換器(60)の夫々の偏芯カム(64)を連動して回転させ、各進退体(4)が同時に進退する連動機構(7)とを更に備えることを特徴とするクランプ装置。
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