JP2019042802A - クランプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 加工対象製品と金型固定に供されてない前面側締板体あるいは後面側締板体との干渉が予測され、取り除く必要が生じた場合に工具等を用いることなく簡単作業で、締板体を取外し、再組付けに際しても同様に行うことが可能な締板体を有するクランプ装置を提供する。【解決手段】 金型の固定、取外しに際し、前面側および後面側締板体2a、2bの双方共、固定、中間位置、開位置を設定する関連機能を各締板体から別機構部に集約し、且つ各締板体を「クランプ装置」の固定支持体に装着する機構を単純化することによって、加工対象製品との干渉を取り除くために干渉する側の締板体を、工具などを用いることなく短時間で取外し、再組付けを可能とし、あるいは一つの締板体を前面側あるいは後面側へと付け替えて共用使用することも可能とすることによって加工対象製品の拡大を可能とし、曲げ加工順序における柔軟性の向上など、生産性の向上にも優れた効果を奏し得る。【選択図】 図2

Description

本発明は、鋼板の折り曲げ加工機械、所謂プレスブレーキ用の上金型クランプ装置(以下クランプ装置と称する)に関する。
一般に、プレスブレーキ作業において、加工の対象製品は多種少量、且つ様々な製品形状であるため、各製品の加工に適応できる金型形状への変換が頻繁に行われている。特に金型に関しては、金型の断面形状や、必要な金型長さへの対応など、金型の交換作業は、プレスブレーキの生産性に大きく影響を及ぼす要因になっている。加えて、金型は、断面形状、長さによって、軽作業の範囲を超えるほどの重さもあり、金型の取付、取外しを行う上で、操作性、安全性への改善が強く求められてきた。また、全般的に使用されている多くの金型は、金型の前後方向における中心線に対して対象ではなく、従って様々な製品形状に対応するために、所謂「表付け」、「裏付け」が頻繁に行なわれている。
クランプ装置には、この「表付け」、「裏付け」を行うことができる機能が求められ、既存のクランプ装置も基本的には、これらの機能を有してきた。
(特許文献1及び2参照)
さらに、鋼板曲げ加工中において、クランプ装置と製品との干渉を可能な限り低減するため、干渉しているクランプ装置の構成部品の一部である前面側の締板体あるいは後面側の締板体を取外し、あるいは機械本体に対するクランプ装置の位置の変更など、加工対象製品の拡大を図ることも併せて強く求められてきた。
特開平8−57542 特許第4750953
しかしながら従来技術における多くの場合は、上記特許文献1および2において例示されているように、上金型Xa、Xbを直接的に固定あるいは取外しに係るクランプ装置を構成する前面側締板体あるいは後面側締板体をクランプ装置の固定支持体に装着する機構として、固定支持体の上下方向中央部近傍に、凸状の球面座を有するネジ部材を螺設し、他方前面側締板体あるいは後面側締板体には凹状の球面座を設けることにより、これらの球面座を相互にかみ合わせることにより、前面側および後面側締板体がそれぞれ揺動可能な態様で支持され、加えて前面側締板体、あるいは後面側締板体の揺動を助成するための機構部品もそれぞれの締板体と固定支持体の間に設けられているので、既述ように加工対象製品とクランプ装置の金型固定に使用されてない締板体が干渉する場合において、干渉を取り除くために締板体を取外すには、上述の螺設されているネジ部材等を、工具を用いて取外す必要があり、仮に取り外した場合には、締板体および球面座を有する複数のネジ部材等の部品に分離されることになり、これらの部品の管理作業を伴うなど、非常に煩雑な作業を必要とするため、前面側締板体あるいは後面側締板体の取外しを行うことは、実用上課題を有していた。またプレスブレーキ本体の特性上、後面側締板体の操作は、作業者から目視できないクランプ装置の裏面となっているため、前面側締板体の作業に比較し、煩雑になっている等の課題も有していた。
本発明に係るクランプ装置は、上記従来技術の課題に鑑み、創案されたものであって、
金型(Xa、Xb)を固定支持するための固定支持体(1)と、
該固定支持体(1)の断面両側で、夫々の回動支点(20a、20b)を中心に回動し、金型(Xa、Xb)の係合部に係合することで前面側及び後面側のそれぞれの金型(Xa、Xb)をクランプ可能な前面側及び後面側各締板体(2a、2b)と、
上記前面側及び後面側各締板体(2a、2b)の回動支点(20a、20b)よりクランプ部側に設けられた各弾性体(3a、3b)と、
支え板(102)の溝部に設けられた一方向に進退する進退体(4)および該進退体(4)の進退を直交方向の移動に変換する変換器(5)を設け、且つ該進退体(4)の移動量を適宜調整できつつ、その移動量と弾性体(3a、3b)の反発力によって、前面側締板体(2a)および後面側締板体(2b)を時計方向若しくは反時計方向に回動され、前面側締板体(2a)および後面側締板体(2b)によって金型(Xa、Xb)を金型固定、若しくは金型取外しを行うことが可能なクランプ装置において、
固定支持体(1)の前面側および後面側の双方に、底部に段差を有する矩形状の溝(11a、11b)を設け、一方前面側締板体(2a)及び後面側締板体(2b)の双方には、下面に段差を有するサドル(21a、21b)を一体的に設け、且つこれらの段差部を相互にかみ合わせることにより、該かみ合い部をもって前面側締板体(2a)および後面側締板体(2b)の回動支点(20a、20b)を構成すると共に、これらの構成に加えて、自身を適宜回動することにより、上記のかみ合いの離脱を規制して、上記段差部によるかみ合いを外すことを可能とし、該かみ合いを外すことによって固定支持体(1)から前面側締板体(2a)もしくは後面側締板体(2b)を取外し、あるいは再度かみ合わせを行った後、自身を適宜回動することにより前面側締板体(2a)もしくは後面側締板体(2b)の回動支点(20a、20b)を再構成することを可能とする脱着ピン(24a、24b)を設けたことを基本的特徴としている。
本発明のクランプ装置においては、加工対象製品と金型のクランプに供されていない側の締板体とが干渉し、加工できない事態が予測される場合、干渉する締板体を、煩わしい工具類を用いることなく短時間で取外すことによって、対象製品の加工を行い、次いで加工後、該締板体を元の取付け状態へ短時間で復元することによって、再び金型のクランプに供する運用方法、即ち加工対象製品との干渉が予測される前面側あるいは後面側締板体(2a、2b)を固定支持体(1)から取外す場合において、固定支持体(1)に設けられた底部に段差を有する矩形状の溝(11a、11b)と前面側あるいは後面側締板体(2a、2b)に一体的に設けられている下面に段差を有するサドル(21a、21b)とがそれぞれの段差部で相互にかみ合い、前面側あるいは後面側締板体(2a、2b)の回動支点(20a、20b)を構成している状態において、該かみ合いの離脱を規制する脱着ピン(24a、24b)を適宜回動することにより、上記段差部におけるかみ合いを外すことが可能となり、従って前面側あるいは後面側締板体(2a、2b)は、固定支持体(1)から取外すことができるようになるし、他方、前面側あるいは後面側締板体(2a、2b)を固定支持体(1)へ装着する場合において、前面側あるいは後面側締板体(2a、2b)に一体的に設けられているサドル(21a、21b)を固定支持体(1)の溝(11a、11b)に挿入し、上記段差部においてかみ合いを構成した後、脱着ピン(24a、24b)を適宜回動することによって前面側あるいは後面側締板体(2a、2b)の回動支点(20a、20b)が復元される結果、前面側あるいは後面側締板体(2a、2b)が再び金型のクランプに供される状態に戻る、これら一連の運用方法や、あるいは後述する実施例に僅かな変更を加えることにより、予め前面側締板体(24a)のみを設けておき、後面側締板体で金型をクランプする必要が生じた場合には、前面側締板体(24a)を固定支持体(1)の前面側から取外し、固定支持体(1)の後面側へ付け替えて使用する運用方法など、加工対象製品の特性に応じた運用方法により、加工対象製品の拡大が図られ、曲げ加工順序における柔軟性を増すなど、生産性の向上に優れた効果を奏し得る。
本発明の一実施例に係るプレスブレーキ用の上金型クランプ装置の正面図である。 本実施例の構成において、前面側の締板体2aにより前側金型Xaをクランプした状態を示す図1のA−A線断面図である。 本実施例の構成において、前面側締板体2aにより前側金型Xaをクランプする状態を、また後面側締板体2bは、締板体2bを取り外す過度的状態を示す図1のB−B線断面図である。 本実施例の構成において、前面側締板体2a、後面側締板体2bの中間開位置の状態を示す図1のA−A線断面図である。 本実施例の構成において、前面側締板体2aを開放させ、金型Xaを開放した状態を示す図1のA−A線断面図である。 本考実施例の構成において、クランプ装置から前面側締板体2aを取外した状態を示す立体図である。
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1は、本発明の実施例に係るプレスブレーキ用の上金型クランプ装置の正面図である。また図2、図4、図5は、図1のA−A線断面図である。
本実施例のクランプ装置は、図1及び図2に示す支え板102の上端部において、図2に示す機械本体100の側面に対して、変換基台65を介して、締付けボルト101により、押圧、固定されている。図1のうち、中心部近傍が山形に上方に突出している部分が、前面側締板体2aであり、この部分により、前面側の金型Xaを固定支持体1に押圧、解除することにより金型Xa、の取付け、取外しがなされる。前面側締板体2aの山形上方突出部形状に合わせてその中心部近傍が凹状の部分を有する支え板102の上側部分において機械本体100に固定されている。
これらの図面に示すように、本実施例は、金型Xa、Xbを固定支持するための固定支持体1と、該固定支持体1の断面両側で、夫々の回動支点20a、20bを中心に回動し、金型Xa、Xbの係合部に係合することによって前面側及び後面側のそれぞれの金型Xa、Xbをクランプする前面側及び後面側締板体2a、2bと、該前面側締板体及び後面側締板体2a、2bの回動支点20a、20bより下方の金型Xa、Xbをクランプする側に設けられた各弾性体3a、3bと、前面側締板体および後面側締板体2a、2bの回動に作用する一連の機構の一部を構成するところの一方向に進退する進退体4と、該進退体4の下方側先端部において両側から接触し、該進退体4の進退方向に直交する方向であって、該進退体4の先端と接触する両側の夫々が反対方向に移動するよう、該進退体4の進退をその直交方向の移動に変換し、且つその直交方向の移動量が該進退体4の進退量に応じて適宜調整され、各締板体2a、2bの回動支点20a、20bを基点に金型Xa、Xbの係合部と上下方向反対側に、変換された移動方向の各先端部が直接乃至間接的に接触する変換器5と、上記進退体4を上下方向に進退せしめる進退機構6などにより構成されている。尚、前述の進退体4は、上記図1の支え板102の左右方向中央部に設けられた溝部と固定支持体1との間に、上下方向に移動可能な態様で設けられている。
上記の進退体4の動作をより詳述すれば、進退体4の下方側先端部が変換器5の間隙(図2中5で囲んだ間隙になった部分)に出入可能な状態で尖通されており、該変換器5は、図2、図4、図5に示すように、上端に回動中心50a及び50bを有するカム板51a、51bで構成されると共に、該進退体4が下方に押し込まれるのに伴い、該進退体4の下方側先端部に設けられている斜面部とPa、Pbにおいて接している回動中心50a、50bを有するカム板51a、51bは、その夫々が回動中心50a、50bを回動中心として左右それぞれ反対方向に回動し、該カム板51a、51bの移動方向の各先端部において直接乃至間接的に各締板体2a、2bを回動支点20a、20bを中心に回動させ、前面側締板体および後面側締板体2a、2bの金型Xa、Xbとの係合部において前面側および後面側のそれぞれの金型Xa、Xbを固定支持体1に押圧、固定する方向へ移動する。
上述の進退体4の動作とは逆方向、即ち進退体4を上方へ移動させることによって、変換器5における進退体4に接しているカム板のPa、Pb間を狭まる方向に弾性体3a、3bの弾発力が作用し、従って図4及び図5に示すように、前面側締板体および後面側締板体2a、2bは、回動支点20a、20bを中心に金型Xa、Xbを開放する方向に回動し、その下方部を開くことになる。
ここで、本実施例の進退体4は、特にその構成が上記のように限定されるわけではないが、それを上下方向に進退させる進退機構6がクランプ装置の上方に設けられており、該進退機構6により進退体4の進退が行われる機構を有している。
以上説明を要約すれば、上記進退機構6で、進退体4が下方に押し込まれた時は、Pa、Pb間が広がるように上記変換器5による移動の変換がなされて、図2に示すように、上記各弾性体3a、3bの弾性力に抗して各締板体2a、2bの係合部により金型Xa、Xbがクランプされることになり、反対に上記進退機構6により、進退体4が後退した時は、Pa、Pb間が狭まるように上記変換器5によってその移動が変換されて、図4、図5に示すように、上記各弾性体3a、3bの弾性力により各締板体2a、2bは、夫々の回動支点20a、20bを中心に回動し、各締板体2a、2bの係合部における金型Xa、Xbのクランプが開放されるようになる。
そのため、進退体4と言う一つの構成を進退させるだけで、各締板体2a、2bの係合部で金型Xa、Xbを固定、解除を行うことができ、進退体4の移動を途中でとめる機能、即ち支え板102に設けられた中間停止ピン32(図2、4及び5を参照)を進退体4に設けられた中間停止溝31に挿入、離脱をさせることにより、該金型Xa、Xbの固定・中間位置及び全開位置を簡単に設定できる機能を有している。
さらに、前面側締板体及び後面側締板体2a、2bの金型との係合面には、保持金具22a、22bが保持ボルト23a、23bと同列上に設けられている弾性体によって、各締板体から離れる方向への弾発力をうけながら、保持ボルト23a、23bによって突設されている。該保持金具22a、22bは、金型Xa、Xbの着脱に際し、クランプ装置から金型の不意な脱落を防止し、あるいは重い金型、長い金型の着脱において、各締板体を中間開位置に設定することにより、保持金具22a、22bと金型Xa、Xbに設けられた溝部201との係合が完全に外れていない状態、即ち図4に示す状態において、金型を水平方向へ移動させ、クランプ装置への挿入、引出しによる方法によって、金型の着脱をより安全に供する目的で設けられている。
次に、本発明の主要部を構成する前面側締板体および後面側締板体2a、2bについて詳述する。
図2、図4、図5に示されるように、前面側締板体および後面側締板体2a、2bは、断面上部側が上に行くに従って固定支持体1の側面より離れるように広がった斜面部が設けられている。また、該締板体2a、2bの上下方向中間近傍には、下面に凸状の段差を有したほぼ矩形に近いサドル21a、21bが図1における水平方向にそれぞれ各締板体2a、2bの全幅より少し短い長さで一体的に、該締板体2a、2bの側面から固定支持体1に相対する側に突出して設けられており、一方図2において示されている固定支持体1の両側面には上下方向おける同位置に、サドル21a、21bとかみ合うように、図1における水平方向に固定支持体1の全幅にわたって、底部に凹状の段差を有する溝11a、11bが設けられており、該固定支持体1に設けられた溝11a、11bの開口部寸法は、各締板体2a、2bと一体的に構成されている前記サドル21a、21bの高さ寸法より僅かに広く、溝11a、11bにサドル21a、21bを一定量挿入可能な態様を成している。
以上の構成により、前面側締板体および後面側締板体2a、2bとそれぞれ一体的に構成されているサドル21a、21bを固定支持体1の溝11a、11b内に挿入し、溝11a、11bの底部に設けられた凸状の段差をサドル21a、21bの下面に設けられている凸状の突起部が超えたところで該突起部の先端が溝11a、11bの底部に当接するように設置することにより、前面側締板体および後面側締板体2a、2bは、固定支持体1の溝11a、11bの底部に設けられた段差部とサドル21a、21bの突起部とがかみ合う状態になり、このかみ合い部が金型固定、あるいは開放動作の際の各締板体2a、2bの回動中心20a、20bを構成していることを特長としている。
次いで、図1における前面側締板体および後面側締板体2a、2bの左右方向両端近傍には回動自在に、一部が切欠かれている鍔状の形状を有する脱着ピン24a、24bが図3に示すように固定支持体1の両側面に設けられた底部に凹状の段差を有する溝11a、11b内に突出する態様で設けられており、該脱着ピン24a、24bの回動における姿勢において、図3に示す前面側締板体2a側で例示されているように、脱着ピン24aの鍔状の一部が欠落している部分が溝11a、11bの下面側に向いた状態では、鍔状の外周部の上部側が溝11a、11bの上面に当接するように構成されており、従って脱着ピン24aは上昇できない状態、即ち前面側締板体2aの上昇が規制され、前記回動中心20a、20bを構成しているかみ合い部を保持するように機能している。
同じく図3の後面側締板体2b側における例示においては、前記の状態に対し、脱着ピン24bが180度回動された状態を示し、鍔状の一部が欠落している部分が溝11a、11bの上面側に向いた状態となり、脱着ピン24bの上面と溝11bの上面との間に一定量の隙間を生ずることにより、脱着ピン24b、即ち後面側締板体2bを上記のかみ合いを外せる位置まで引き上げ、次いで後面側締板体2bを固定支持体1から水平方向へ離す方向へ移動させることによって、固定支持体1から後面側締板体2bとの係合を簡単に離脱させることが可能な構成を有している。
また再度装着する場合においても、離脱の場合と逆な手順を作業することによって可能であることを示している。尚、各締板体2a、2bの再組付けに際し、左右方向の位置の再現性を図るため、各締板体2a、2bの左右方向中央部に固定支持体1側に突出して設けられたセンターピン13a、13bと一方固定支持体1側に設けられたセンター溝12a、12とが相互に嵌め合わされることにより、各締板体2a、2bは高い再現性でもって固定支持体1へ装着することが可能としている。
本実施例のクランプ装置によれば、金型の固定、取外しに係る前面側および後面側締板体2a、2bの双方に対する操作、即ち固定、中間位置、開位置を設定する関連機能を締板体から別機構部に集約したことにより、締板体本体の機能の簡素化および各締板体をクランプ装置の固定支持体1に装着する機構の単純化が図られ、加工対象製品と金型のクランプに供されていない側の締板体とが干渉し、加工できない事態が予測される場合、干渉する締板体を、工具などを用いることなく短時間で取外すことによって、対象製品の加工を行い、加工後、簡単な作業により取外した締板体を復元する例、即ち加工対象製品との干渉が予測される前面側あるいは後面側締板体2a、2bを固定支持体1から取外す場合において、固定支持体1に設けられた底部に段差を有する矩形状の溝11a、11bと前面側あるいは後面側締板体2a、2bに一体的に設けられている下面に段差を有するサドル21a、21bとがそれぞれの段差部で相互にかみ合い、前面側あるいは後面側締板体2a、2bの回動支点20a、20bを構成している状態において、該かみ合いの離脱を規制する脱着ピン24a、24bを適宜回動することにより、上記段差部におけるかみ合いを外すことが可能となり、従って前面側あるいは後面側締板体2a、2bは、固定支持体1から取外すことができるようになるし、他方、前面側あるいは後面側締板体2a、2bを固定支持体1へ装着する場合において、前面側あるいは後面側締板体2a、2bに一体的に設けられているサドル21a、21bを固定支持体1の溝11a、11bに挿入し、上記段差部においてかみ合いを構成した後、脱着ピン24a、24bを適宜回動することによって前面側あるいは後面側締板体2a、2bの回動支点20a、20bが復元される結果、前面側あるいは後面側締板体2a、2bが再び金型のクランプに供される状態に戻る、これら一連の運用方法や、あるいは本実施例に僅かな変更を加えることにより、予め前面側締板体24aのみを設けておき、後面側締板体で金型をクランプする必要が生じた場合には、前面側締板体24aを固定支持体1の前面側から取外し、固定支持体1後面側へ付け替えて使用する運用方法など、加工対象製品の特性に応じた運用方法により、加工対象製品の拡大が図られ、曲げ加工順序における柔軟性を増すなど、生産性の向上に優れた効果を奏し得る。
通常、クランプ装置は、プレスブレーキ即ち機械本体100において、複数個から大型機では数十個も使用される場合があり、前述のように本考案の個々のクランプ装置に設けられている進退体4の上下方向の進退に関しても、複数個の進退体4を連動して上下方向に進退させる進退機構6がクランプ装置の上方に設けられているが、本発明とは直接的な関連性がないことから当該部分の記述を省略している。
尚、本考案のクランプ装置は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、例えば、予め後面側締板体を設けることなく、前面側締板体のみ設け、後面側締板体が必要とされた場合に、前面側締板体を後面側に付け変えて使用することなど本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本考案に係るクランプ装置は、プレスブレーキ用の上金型クランプ装置に限らず、鋼板の折り曲げ機械用の折り曲げ全般に使用することが可能である。
1 固定支持体
2a、2b 締板体
3a、3b 弾性体
4 進退体
5 変換器
6 進退機構
11a、11b 溝
12a、12b センター溝
13a、13b センターピン
20a、20b 回動支点
21a、21b サドル
22a、22b 保持金具
23a、23b 保持ボルト
24a、24b 脱着ピン
31 中間停止溝
32 中間停止ピン
33 中間停止レバー
50a、50b 回動中心
51a、51b カム板
52 プッシュロッド
65 変換基台
100 機械本体
101 締付ボルト
102 支え板
201 溝部
Xa、Xb 金型

Claims (1)

  1. 金型(Xa、Xb)を固定支持するための固定支持体(1)と、
    該固定支持体(1)の断面両側で、夫々の回動支点(20a、20b)を中心に回動し、金型(Xa、Xb)の係合部に係合することで前面側及び後面側のそれぞれの金型(Xa、Xb)をクランプ可能な前面側及び後面側各締板体(2a、2b)と、
    上記前面側及び後面側各締板体(2a、2b)の回動支点(20a、20b)よりクランプ部側に設けられた各弾性体(3a、3b)と、
    支え板(102)の溝部に設けられた一方向に進退する進退体(4)および該進退体(4)の進退を直交方向の移動に変換する変換器(5)を設け、且つ該進退体(4)の移動量を適宜調整できつつ、その移動量と弾性体(3a、3b)の反発力によって、前面側締板体(2a)および後面側締板体(2b)を時計方向若しくは反時計方向に回動され、前面側締板体(2a)および後面側締板体(2b)によって金型(Xa、Xb)を金型固定、若しくは金型取外しを行うことが可能なクランプ装置において、
    固定支持体(1)の前面側および後面側の双方に、底部に段差を有する矩形状の溝(11a、11b)を設け、一方前面側締板体(2a)及び後面側締板体(2b)の双方には、下面に段差を有するサドル(21a、21b)を一体的に設け、且つこれらの段差部を相互にかみ合わせることにより、該かみ合い部をもって前面側締板体(2a)および後面側締板体(2b)の回動支点(20a、20b)を構成すると共に、これらの構成に加えて、自身を適宜回動することにより、上記のかみ合いの離脱を規制して、上記段差部によるかみ合いを外すことを可能とし、該かみ合いを外すことによって固定支持体(1)から前面側締板体(2a)もしくは後面側締板体(2b)を取外し、あるいは再度かみ合わせを行った後、自身を適宜回動することにより前面側締板体(2a)もしくは後面側締板体(2b)の回動支点(20a、20b)を再構成することを可能とする脱着ピン(24a、24b)を設けたことを特徴とするクランプ装置。
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