JP4094881B2 - プレスブレーキにおける上型ホルダ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はプレスブレーキにおける上型ホルダ装置に係り、さらに詳細にはプレスブレーキにおける上部テーブルに対して上型の着脱交換を容易に行うことのできるプレスブレーキにおける上型ホルダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プレスブレーキは、上部テーブル(上部エプロンと称することもある)と下部テーブル(下部エプロンと称することもある)とを上下に対向して備えた構成であって、上部テーブル又は下部テーブルの適宜一方をラムとして上下駆動する構成である。
【0003】
上記構成のごときプレスブレーキは、板状のワークの折曲げ加工を行うために、下部テーブルの上部には下型(ダイ)が装着されており、上部テーブルの下部には上型(パンチ)が装着されている。
【0004】
上記構成において、下型上にワークを位置決めした後に、上型と下型とを係合することにより上記ワークの折曲げ加工が行われ得るものである。
【0005】
ところで、プレスブレーキにおいては、例えばワークの折曲げ形状等の相違によって上型を交換するために、上部テーブルの下部に多数の上型ホルダ装置を装着し、この多数の上型ホルダ装置によって上型を上部テーブルに着脱交換可能に支持する構成である。
【0006】
従来の上型ホルダ装置としては、例えば特開平8−57542号公報、または特開平11−90535号公報のものが知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の例えば、特開平8−57542号公報で知られている上型ホルダ装置は、前面に設けられた操作レバーでホルダ本体の前面に取り付けられる上型を上型クランプでクランプし、ホルダ本体の後面に取り付けられる上型はボルト締めによりクランプしていて、操作レバーではホルダ本体の前面に取り付けられる上型のみしか上型クランプでクランプしていない。
【0008】
また、上述した従来の例えば、特開平11−90535号公報で知られている上型ホルダ装置は、ホルダ本体の後面に取り付けられる上型のみしか前面に設けられた操作レバーで上型クランプによりクランプしていない。
【0009】
したがって、ホルダ本体の前、後面に取り付けられる上型の両方を、前面に設けられた操作レバーで上型クランプによりクランプすることができなかったため、操作が面倒であると共に厄介であった。
【0010】
この発明は上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、前面に設けられた操作レバーでホルダ本体の前、後面に取り付けられる上型の両方をクランプまたはアンクランプをワンタッチでできるようにして、操作の手間を省くようにしたプレスブレーキにおける上型ホルダ装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、プレスブレーキにおける上部テーブルへ取付自在のホルダ本体の前後両面に、上型を前記ホルダ本体に備えた上型支持部へ押圧固定自在の前、後上型クランプを前後方向へ揺動可能に設け、前上型クランプの上部に回動可能に設けた操作レバーによって前端側を押圧自在の押圧制御部材を前記ホルダ本体に前後動自在に設けると共に前方側へ付勢して設けた構成のプレスブレーキにおける上型ホルダ装置において、前記押圧制御部材の後端側を前記後上型クランプの上部に当接・離反自在に設け、前記後上型クランプでもって上型を前記上型支持部へ押圧するときに前記前上型クランプが押圧固定される規制部材を、前記前上型クランプの後面との間に僅かな隙間を設けて前記上型支持部に備えていることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1,図2を参照するに、本実施例に係る上型ホルダ装置1は、プレスブレーキ(全体的構成は図示省略)における上部テーブル3の下部に着脱可能に装着されている。この上型ホルダ装置1は、上部テーブル3の下部に左右方向へ適宜間隔に多数装着して使用されるものである。
【0016】
すなわち、プレスブレーキにおける上型5は、左右方向(図1においては紙面に垂直な方向,図2においては左右方向)に長い1本物の場合や、長さ寸法の異なる複数の分割型を適宜に組合せて使用する場合もあり、どちらの場合にも容易に対応し得るように、上型ホルダ装置1は上部テーブル3に適宜間隔に多数装着されるものである。
【0017】
図1より明らかなように、前記上型ホルダ装置1は、前記上部テーブル3に着脱可能に装着されるホルダ本体7と、このホルダ本体7の下部に一体に備えた上型支持部9へ前記上型5の上部5Uを押圧固定自在の前上型クランプ11と、この前上型クランプ11にクランプ力を付与するクランプ力付与手段13と、このクランプ力付与手段13によるクランプ力を前記前上型クランプ11へ伝達自在かつ解除自在のクランプ操作手段15と、前記上型5を押圧固定する方向へ前記前上型クランプ11を常に軽く押圧する押圧付勢手段17(図2参照)とを備えてなるものである。
【0018】
より詳細には、前記上型支持部9の前面には、取付ボルト37が水平に取付けられており、この取付ボルト37には前記前上型クランプ11が揺動自在に支持されている。上記ホルダ本体7は前後方向に厚肉のブロック部7Bの下部に薄肉の前記上型支持部9を一体に備えた形状をなしている。このホルダ本体7のブロック部7Bの前面(図1においては左側面)には複数のボルト19及びピン21(図2参照)によって上方向へ突出した取付板23が一体的に取付けられている。
【0019】
上記取付板23は、図2に示すように、下部中央部に末広がり状の切欠部を備えた態様をなしている。図1に示すように、前記取付板23の上方突出部を前記上部テーブル3の前面下部に当接し、上部テーブル3に螺着した締付ボルト25によりクランプジョー27を締付けて、取付板23の上方突出部を上部テーブル3へ押圧固定することにより、ホルダ本体7を上部テーブル3に取付けることができる。
【0020】
なお、本実施の形態においてはホルダ本体7と取付板23とを別個に設けて一体的に固定したが、ホルダ本体7と取付板23とを予め一体に設けることも可能である。すなわち、取付板23はホルダ本体7の1部と見做すことが可能なものである。
【0021】
前記ホルダ本体7の上下位置を調節するために、ホルダ本体7の上面と上部テーブル3の下面との間には楔部材29が左右方向へ位置調節自在に介在されており、この楔部材29には前記取付板23に設けた左右方向の長孔31を貫通した固定ボルト33が螺着されている。
【0022】
上記構成において、ホルダ本体7が落下しない程度に前記クランプジョー27を弱く締付けた状態に保持し、かつ固定ボルト33を緩めた状態において前記楔部材29を、図2において左右方向へ調節することにより、上部テーブル3に対してホルダ本体7を上下に微調節することができる。
【0023】
前記前上型クランプ11は、前記ホルダ本体7の左右方向の幅とほぼ同幅の板状の部材よりなるものであって、前記取付板23の末広がり状の切欠部に対応した部分には対応した形状の上方突出部が形成されており、前記上型支持部9との間に上型5の上部5Uを押圧固定すべく、前記ホルダ本体7に揺動可能に支持されている。
【0024】
より詳細には、前上型クランプ11の上下方向の中央部付近には複数の貫通孔11Hが設けられており、この貫通孔11Hを貫通して前記上型支持部9にワッシャ35を介して水平に螺着固定した取付ボルト37の頭部に揺動自在に支持されている。
【0025】
なお、前記前上型クランプ11の揺動が円滑に行われ得るように、前記取付ボルト37の頭部と貫通孔11Hとの当接部は球面状の接触面に形成されている。
【0026】
前記上型クランプ11の下端部には、前記上型5の上部に形成した左右方向の落下防止溝5Gを係止自在の係止突起11Pが上型支持部9の方向へ突出して形成されている。この係止突起11Pより僅かに上部には、前記上型5の上部5Uの傾斜面5Sに当接して上型5を前記上型支持部9へ押圧する押圧部材39が設けられている。
【0027】
この押圧部材39は円柱の周面の1部を平面に加工した形状をなしており、複数のネジ41を介して前上型クランプ11の下部に僅かに回動可能に取付けられている。
【0028】
また、前記係止突起11Pの上部で前記押圧部材39との間には、前記上型5の落下防止溝5Gに係合自在のクサビピース43が進退自在に設けられている。このクサビピース43は、前上型クランプ11との間に弾装したコイルスプリングなどのごとき弾性部材45の作用によって前記落下防止溝5Gに係合する方向へ常に付勢されている。
【0029】
上記付勢力によるクサビピース43の移動は、クサビピース43の1部が前記押圧部材39の1部に当接することによって規制されており、このクサビピース43の先端部上面には、前記落下防止溝5Gに対する係合離脱が容易に行われ得るように傾斜面43Sが形成されている。
【0030】
前記前上型クランプ11の下部に設けた前記押圧部材39でもって上型5を上型支持部9へ押圧固定するためのクランプ力を前上型クランプ11に付与する前記クランプ力付与手段13は、前記ホルダ本体7のブロック部7Bに設けた前後方向の穴7H内に内装されている。
【0031】
より詳細には、図1に示されているように、クランプ力付与手段13は、調整ネジ47の位置を調節すべく調整ネジ47に螺合したナット部材49と、上記調整ネジ47とナット部材49との間に弾装した皿ばねのごとき強力な弾性部材51とを備えてなるものである。
【0032】
上記ナット部材49の先端は前記穴7Hの奥壁部に当接してあり、前記調整ネジ47は穴7H内に移動自在に設けられている。この調整ネジ47の先端面は、前記穴7Hの入口に位置調説自在に螺合したリングナット53に当接されており、かつ調整ネジ47の先端側に備えたピン状のプッシャー部47Pは上記リングナット53から外部(図1において左部)へ突出されている。
【0033】
前記クランプ力付与手段13によるクランプ力を前記前上型クランプ11へ伝達自在かつ解除自在の前記クランプ操作手段15は、前記前上型クランプ11の上部側に設けられている。
【0034】
より詳細には、上記クランプ操作手段15は、前上型クランプ11の上部に回動自在に設けられ、かつ前記プッシャー部47Pに対して進退自在の押圧制御部材として本実施の形態においては、前上型クランプ11の上部に押圧ネジ55が進退自在に螺合してあり、この押圧ネジ55の先端部が前記プッシャー部47Pに当接されている。
【0035】
したがって、前上型クランプ11に対して押圧ネジ55を緩める方向に回動すると、押圧ネジ55は前記プッシャー部47Pから離反する方向へ移動状態となる。逆に、押圧ネジ55を締め込むと、押圧ネジ55は、前記プッシャー部47Pを強力に押圧し、前記弾性部材51を圧縮する態様となる。よって、反力として上記弾性部材51の蓄勢力を付与されることとなる。
【0036】
前記押圧ネジ55を回動操作するために、押圧ネジ55には操作レバー57が着脱可能に取付けられている。すなわち、押圧ネジ55には係合孔55Hが設けられており、前記操作レバー57には上記係合孔55Hに係合離脱自在の係合ブロック59が一体的に取付けられている。そして、この係合ブロック59には係合孔55Hに設けた溝(図示省略)に係脱自在のボールプランジャ61が設けられている。このボールプランジャ61は、押圧ネジ55に対する係合ブロック59の相対的な回動を規制するためのものである。
【0037】
なお、前記係合孔55Hが、例えば長円形やギア形状などのように非円形である場合には、押圧ネジ55に対する係合ブロック59の相対的な回動を生じることがないので、前記ボールプランジャ61を省略することができる。
【0038】
前記構成により、操作レバー57を回動することにより、前記押圧ネジ55を回動操作することができるものである。
【0039】
すなわち操作レバー57は、前記前上型クランプ11が上型5をクランプするクランプ位置A(図2参照)と、前上型クランプ11が上型5を長手方向へ移動可能に支持するアンクランプ位置Bへ回動操作自在である。
【0040】
前記操作レバー57をクランプ位置A及びアンクランプ位置Bへ位置決め自在のストッパ部材63(図2参照)が前記取付板23に取付けられている。
【0041】
より詳細には、前記クランプ位置A及びアンクランプ位置Bと対応して前記取付板23にはスリット65が形成されており、このスリット65内に前記ストッパ部材63がピン67(図3参照)を介して枢支されている。
【0042】
したがって、前記ストッパ部材63は、前記操作レバー57の移動面、換言すれば取付板23の前面に対して出没自在である。なお、前記スリット65内に没入したストッパ部材63の引き起しが容易に行い得るように、スリット65の先端部に連通して穴23Hが取付板23に形成されている。また、ストッパ部材63を、取付板23から突出した状態及びスリット65に没入した状態に保持するために、ストッパ部材63の円弧状部分に設けた凹部と係脱自在のボールプランジャ69が前記取付板23に設けられている。
【0043】
前記上型5をクランプする方向へ前記前上型クランプ11を常に軽く押圧付勢する前記押圧付勢手段17は、前記前上型クランプ11の上部とホルダ本体7のブロック部7Bとの間に弾装したコイルスプリングのごとき弾性部材17S(図2参照)より構成されている。
【0044】
再び図1を参照するに、前記ホルダ本体7の後面(図1においての右側面)には、上型5の前後を反転して装着することができるように、後上型クランプ71が揺動自在に設けられている。
【0045】
より詳細には、前記上型支持部9の後面には、前記取付ボルト37に相当する取付ボルト73が水平に取付けられており、この取付ボルト73には前記後上型クランプ71が揺動自在に支持されている。そして、後上型クランプ71の上部に取付けたボルト75の頭部は前記クランプ力付与手段13における調整ネジ47の頭部47Hに当接・離反自在に設けられている。
【0046】
前記上型支持部9の前面(図1において左側面)には規制部材77がネジ79により取り付けられている。しかも、前記規制部材77の前面と前上型クランプ11の後面との間には僅かな隙間αが設けられて取り付けられているものである。
【0047】
なお、その他の構成は前述した前上型クランプ11の構成と同一であるので、同一機能を奏する構成部には同一符号を付することとして詳細な説明を省略する。
【0048】
さて、以上のごとき構成において、操作レバー57をアンクランプ位置Bに回動した状態で、上型ホルダ装置1で前上型クランプ11と上型支持部9との間に上型5を挿入すると、押圧付勢手段17の作用によって前上型クランプ11は上型5をクランプする方向へ常に軽く押圧付勢されているので、前上型クランプ11の下部に設けた係止突起11Pが上型5に設けた落下防止溝5Gに係合し上型5の落下を防止して上型5を長手方向(左右方向)へ移動可能に支持した状態となる。この状態では、押圧ネジ55が押圧力付与手段13におけるプッシャー部47Pに当接はしているが、クランプ力は付与されていない。
【0049】
したがって、操作レバー57をアンクランプ位置Bに位置せしめた状態においては、上型5を左右方向に移動し、上型ホルダ装置1に対して上型5の左右方向の位置決めを行う。この場合、上型5が複数の分割型よりなるときは、各分割型を互いに当接し位置決めを行うこともできるものである。
【0050】
次に、上型ホルダ装置1におけるホルダ本体7の上型支持部9へ上型5を強力に押圧固定するには、操作レバー57をクランプ位置Aに回動位置決めする。操作レバー57をクランプ位置Aに位置せしめると、押圧ネジ55がクランプ力付与手段13のプッシャー部47Pを強力に押圧し、その反力によって前上型クランプ11が上型5を上型支持部9へ押圧固定する。
【0051】
なお、前記前上型クランプ11の下端部がホルダ本体7の上型支持部9から最も離反した状態にあるとき、前記クサビピース43の先端部が、前上型クランプ11の揺動中心である取付ボルト37を通る垂直面よりも前記上型支持部9の側に近接した位置に位置されている。
【0052】
したがって、前上型クランプ11が上型5を開放した状態におけるクサビピース43の先端部は、前上型クランプ11が上型5を固定するように回動するときには少し上昇して上型5の肩部が上型支持部9の下端面に当接する態様になる。
【0053】
この際、上型5の傾斜面5Sが押圧部材41を押圧するので、上型5の相対的な上昇により、上型クランプ11は図1において反時計回り方向へ回動されて、押圧ネジ55がクランプ力付与手段13のプッシャー部47Pを次第に押圧し、弾性部材51の蓄勢力を次第に増大する。したがって、前上型クランプ11は上型5を次第に強力に押圧固定することとなる。このとき、前記規制部材77の前面と上型クランプ11の後面との間には僅かな隙間αが設けられているから、前上型クランプ11の後面は規制部材77の前面に当接されない。
【0054】
そして、上型5の肩部が上型支持部9の下端面に当接すると、上型5は、前上型クランプ11によって上型支持部9へ強力に押圧固定されると共に、図1に示すように、クサビピース45が上型5の落下防止溝5Gに係合し、係合突起11Pと落下防止溝5Gとの遊び(間隙)を詰める形態となる。
【0055】
上述のごとく、クサビピース45が上型5の落下防止溝5Gに係合して係合突起11Pと落下防止溝5Gとの遊びを詰めた状態においては、前上型クランプ11による押圧固定を解除した場合であっても、上型5は自重でもって落下するようなことがないものである。
【0056】
上述のごとく、前上型クランプ11によって上型5を上型支持部9に強固に押圧固定して、下型との協働によってワークの折曲げ加工を行った後、上型5を取り外すには、操作レバー57をアンクランプ位置Bに回動位置決めする。そして、上型5を上型クランプ11等に対して取り外すことができる。
【0057】
また、上型ホルダ装置1で後上型クランプ71と上型支持部9との間に上型5を装着するには、操作レバー57をアンクランプ位置Bに回動した状態で、図4に示されているように、上型5の上部5Uを上型支持部9と後部上型クランプ77との間に挿入すると、押圧付勢手段17の作用によって上型クランプ11は上型5をクランプする方向へ常に軽く押圧付勢されているので、上型クランプ11の下部に設けた係止突起11Pが上型5に設けた落下防止溝5Gに係合する。
【0058】
この状態では、押圧ネジ55が押圧力付与手段13におけるプッシャー部47Pに当接し、調整ネジ47の頭部47Hがボルト75をわずかに押圧することで、上型5の落下を防止して上型5を長手方向(左右方向)へ移動可能に支持した状態となる。
【0059】
したがって、操作レバー57をアンクランプ位置Bに位置せしめた状態においては、上型5を左右方向に移動し、上型ホルダ装置1に対して上型5の左右方向の位置決めを行う。この場合、上型5が複数の分割型よりなるときは、各分割型を互いに当接し位置決めを行うこともできるものである。
【0060】
次に、上型ホルダ装置1におけるホルダ本体7の上型支持部9へ上型5を強力に押圧固定するには、操作レバー57をクランプ位置Aに回動位置決めする。操作レバー57をクランプ位置Aに位置せしめると、押圧ネジ55がクランプ力付与手段13のプッシャー部47Pを強力に押圧し、その反力によって上型クランプ11が規制部材77へ押圧固定すると共に調整ネジ47の頭部47Hがボルト75を押圧することで、後上型クランプ71が上型5を上型支持部9へ押圧固定する。このとき、規制部材77を設けていない場合には、調整ネジ47の頭部47Hがボルト75から逃げてしまうため、クランプでなく、アンクランプ状態に力が働くため、クランプできないのである。したがって、規制部材77を設けることによって、後上型クランプ71をクランプできるようにしたものである。
【0061】
上述のごとく、クサビピース44が上型5の落下防止溝5Gに係合して係合突起11Pと落下防止溝5Gとの遊びを詰めた状態においては、後上型クランプ71による押圧固定を解除した場合であっても、上型5は自重でもって落下するようなことがないものである。
【0062】
上述のごとく、後上型クランプ71によって上型5を上型支持部9に強固に押圧固定して、下型との協働によってワークの折曲げ加工を行った後、上型5を取り外すには、操作レバー57をアンクランプ位置Bに回動位置決めする。そして、上型5を後上型クランプ71等に対して取り外すことができる。
【0063】
同様にして、図5に示されているように、上型5を前上型クランプ11と上型支持部9との間および後上型クランプ71と上型支持部9との間に同時にクランプさせる場合には、図1で示したときと同様の作用でもってクランプさせることもできる。
【0064】
上記の説明で、前上型クランプ11と上型支持部9との間に上型5を挿入するときは、前入れまたは横入れで行われるが、後上型クランプ71と上型支持部9との間に上型5を挿入するときは、横入れのみで行われるものである。
【0065】
なお、本実施の形態は、前述したごとき実施の形態に限ることなく、適宜の変更を行うことにより、その他の態様でも実施し得るものである。
【0066】
例えば、前記クランプ力付与手段13としてはガススプリングを使用することも可能である。また押圧制御部材として押圧ネジ61に代えて、前記プッシャー部47Pとの当接部を3段階のカムに形成した円筒カムを採用することも可能である。
【0067】
【発明の効果】
以上のごとき実施例の説明より理解されるように、発明によれば、前面に設けられた操作レバーでホルダ本体の後面に取り付けられる上型のクランプまたはアンクランプを、操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る上型ホルダ装置の断面図で、図2におけるI−I線に沿った断面図で、前側に上型をクランプせしめる状態を示した図である。
【図2】この発明に係る上型ホルダ装置の正面図である。
【図3】図2におけるIII−III線に沿った断面図である。
【図4】上型ホルダ装置で後側に上型をクランプせしめる状態を示した図である。
【図5】上型ホルダ装置で前側および後側に上型をクランプせしめる状態を示した図である。
【符号の説明】
1 上型ホルダ装置
3 上部テーブル
5 上型
7 ホルダ本体
9 上型支持部
11 上型クランプ
11P 係止突起
13 クランプ力付与手段
15 クランプ操作手段
17 押圧付勢手段
43クサビピース
55 押圧ネジ(押圧制御部材)
57 操作レバー
63 ストッパ部材
71 後上型クランプ
77 規制部材
79 ネジ

Claims (1)

  1. プレスブレーキにおける上部テーブルへ取付自在のホルダ本体の前後両面に、上型を前記ホルダ本体に備えた上型支持部へ押圧固定自在の前、後上型クランプを前後方向へ揺動可能に設け、前上型クランプの上部に回動可能に設けた操作レバーによって前端側を押圧自在の押圧制御部材を前記ホルダ本体に前後動自在に設けると共に前方側へ付勢して設けた構成のプレスブレーキにおける上型ホルダ装置において、前記押圧制御部材の後端側を前記後上型クランプの上部に当接・離反自在に設け、前記後上型クランプでもって上型を前記上型支持部へ押圧するときに前記前上型クランプが押圧固定される規制部材を、前記前上型クランプの後面との間に僅かな隙間を設けて前記上型支持部に備えていることを特徴とするプレスブレーキにおける上型ホルダ装置。
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